JP2014145535A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機に多量の冷媒が寝込んでしまう状態であるかどうかを判断し、その判断結果に応じて電磁弁を適切に開閉することで、圧縮機停止中における消費電力を削減することができる冷凍サイクル装置を得る。
【解決手段】圧縮機1と圧縮機1の吸入側に設けられた気液分離機8とを接続する冷媒吸入配管15aに、通電により閉じられて圧縮機1への冷媒の流入を阻止する電磁弁18を設け、圧縮機1の停止中、圧縮機温度が外気温度よりも低く、且つ、予測外気温度が外気温度よりも高い間は、電磁弁18を閉とし、それ以外の間は電磁弁18を開とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関する。
従来の空気調和機においては、圧縮機の停止時、圧縮機内で冷凍機油(潤滑油)が冷媒に溶け込んだ状態、いわゆる寝込み状態を発生することがある。寝込み状態が発生すると、次回の圧縮機の起動時に冷媒と一緒に潤滑油が殆ど圧縮機外に流出し、圧縮機内での潤滑不良が発生し、圧縮機に潤滑油が戻る前に軸の焼付けを起こしてしまうおそれがある。
そこで、特許文献1には、圧縮機の吸入口前に電磁弁を設け、圧縮機停止時に電磁弁を閉じ、圧縮機が再び起動した際に電磁弁を開く制御方法を用い、圧縮機停止中の圧縮機への冷媒流入を阻止する対策が開示されている。
特開2008−20089号公報(要約)
しかしながら、特許文献1に開示されている制御方法では、圧縮機停止後から再び圧縮機が起動するまで、電磁弁を閉じる指令を常に出し続けている。このため、圧縮機へ冷媒が流入しにくい状態であっても、つまり電磁弁を閉じる必要が無い間も、指令を出し続けることになり、無駄なエネルギを消費しているおそれがあった。
本発明はこのような点を鑑みなされたもので、圧縮機に多量の冷媒が寝込んでしまう状態であるかどうかを判断し、その判断結果に応じて電磁弁を適切に開閉することで、圧縮機停止中における消費電力の削減が可能な冷凍サイクル装置を得ることを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び気液分離機を備え、これらが冷媒配管で接続されて冷媒が循環するように構成された冷媒回路と、圧縮機と圧縮機の吸入側に設けられた気液分離機とを接続する冷媒吸入配管に設けられ、通電により閉じられて圧縮機への冷媒の流入を阻止する電磁弁と、外気温度を検出する外気温度検出手段と、圧縮機の温度を検出する圧縮機温度検出手段と、制御装置とを備え、制御装置は、外気温度検出手段の検出値に基づいて未来の外気温度を予測する温度予測部と、圧縮機の停止中、外気温度検出手段、温度予測部及び圧縮機温度検出手段のそれぞれにより得られた温度に基づいて電磁弁を開閉するか否かを繰り返し判断し、判断結果に基づいて電磁弁を開閉する電磁弁制御部とを備え、電磁弁制御部は、圧縮機温度検出手段の検出値が外気温度検出手段の検出値よりも低く、且つ、温度予測部の予測値が外気温度検出手段の検出値よりも高い間は電磁弁を閉とし、それ以外の間は電磁弁を開とするものである。
本発明では、圧縮機の停止中、圧縮機温度検出手段の検出値が外気温度検出手段の検出値よりも低く、且つ、温度予測部の予測値が外気温度検出手段の検出値よりも高い間、つまり圧縮機に多量の冷媒が寝込んでしまう状態にある間は、電磁弁へ通電して電磁弁を閉じ、それ以外の場合には電磁弁への通電を停止して電磁弁を開く。つまり、圧縮機へ溜まり込む冷媒がそれ程、多くなく、電磁弁を閉じる必要がない間は、電磁弁への通電は行わず電磁弁を開いておくようにしたので、無駄な電力消費を省くことができ、消費電力の低減が可能となる。
本発明の一実施の形態における冷凍サイクル装置を搭載した空気調和機の冷媒循環経路図である。 図1の温度予測部における温度予測方法の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る空気調和機の圧縮機停止時の制御を示すフローチャートである。 外気温度及び圧縮機温度の変化に伴う電磁弁及び拘束通電の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
[空気調和機の全体構成]
図1は、本発明の一実施の形態における冷凍サイクル装置を搭載した空気調和機の冷媒循環経路図である。図1で示されるように、本実施の形態にかかわる空気調和機は、室外機22及び室内機21を備えている。
室外機22は、圧縮機1、油分離機3、四方切替弁4、室外熱交換器5、気液分離機8、第1静止弁9、第2静止弁14、毛細管17及び電磁弁18を有し、これらが冷媒配管によって接続された構成を有している。
室内機21は、減圧装置としての膨張弁10及び室内熱交換器12を備えており、これらが冷媒配管によって構成されている。そして、圧縮機1、油分離機3、四方切替弁4、室外熱交換器5、気液分離機8、第1静止弁9、膨張弁10、室内熱交換器12、第2静止弁14及び電磁弁18が順次配管で接続されて冷媒を循環させる冷媒サイクルが形成されている。ここで、冷媒には、例えば溶融性能が類似であるR410A/R32冷媒を使用することができる。
次に、室外機22及び室内機21に備えられた各機器について説明する。
[室外機22]
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にして冷媒回路に搬送するものである。圧縮機1内には潤滑油(図示せず)が貯蓄されており、潤滑油により圧縮機1内の潤滑が行われている。
圧縮機1には、圧縮機1の吐出側から四方切替弁4の方向への冷媒及び潤滑油の流れを許可し、四方切替弁4から圧縮機1の吐出側方向への冷媒及び潤滑油の流れを阻止する逆止弁20が設けられている。図1には圧縮機1内に逆止弁20が設けられた構成を図示しているが、圧縮機1と油分離機3との間の配管に逆止弁20を設けた構造としてもよい。
また、圧縮機1には、圧縮機1の停止中に圧縮機1を加熱する加熱装置19が設けられている。加熱装置19は、ここでは圧縮機1を駆動するモータの巻線で構成され、圧縮機1が運転しない程度の電圧をモータに印加するいわゆる拘束通電を行うことで、モータ巻線を発熱させ、その発熱を利用して圧縮機内の冷媒を加熱する。
また、圧縮機1の吸入側には、冷媒吸入配管15aを介して気液分離機8が接続されており、圧縮機1の吐出側には、冷媒吐出配管15bを介して油分離機3が接続されている。
気液分離機8は、第1静止弁9から流入してきた気液二相冷媒を液冷媒と気体冷媒とに分離する。気液分離機8で分離された気体冷媒は、潤滑油と共に冷媒吸入配管15aを通過し、圧縮機1に流入する。
油分離機3は、圧縮機1から吐出された冷媒から潤滑油を分離する。油分離機3には圧縮機1に潤滑油を戻すための油戻し回路16の一端が接続され、油戻し回路16の他端は毛細管17を介して冷媒吸入配管15aに接続されている。この構成により、油分離機3で分離した潤滑油は油戻し回路16の毛細管17を通過し、冷媒吸入配管15aを流れる冷媒と合流して圧縮機1に戻される。これにより、圧縮機1内の潤滑油不足に起因した圧縮機1の焼き付き等が防止されるようになっている。
四方切替弁4は、油分離機3の下流側に設けられており、暖房運転モード時における冷媒の流れと冷房運転モード時における冷媒の流れとを切り替えるものである。
室外熱交換器5は、冷房運転時には凝縮器として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能し、空気と冷媒との間で熱交換を行うものである。
電磁弁18は、通電しない状態で開いており、通電すると閉じる仕様となっている。電磁弁18は、圧縮機1の運転時には常時、開とされ、圧縮機1の停止時には、後述の外気温度センサ6及び圧縮機温度センサ2の検出値に基づいて開閉される。電磁弁18の圧縮機停止時の開閉制御については後述する。また、電磁弁18は、冷媒吸入配管15aの油戻し回路16との合流点Pより圧縮機1側に設置されている。
また、室外機22には、各種の温度センサが設けられている。各温度のセンサの検出値は後述の制御装置30に入力されて、運転制御に用いられている。
各温度のセンサとして具体的には、室外空気の温度を検出するための外気温度センサ6が設けられている。外気温度センサ6は、外気温度検出手段を構成している。また、室外熱交換器5には、その伝熱管温度を検出するための室外液管温度センサ7が設けられている。また、圧縮機1の胴体上部には、吐出冷媒温度又は圧縮機停止中の圧縮機1の圧縮機温度を検出するための圧縮機温度センサ2が設けられている。圧縮機温度センサ2は、圧縮機温度検出手段を構成している。
[室内機21]
室内熱交換器12は、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能し、空気と冷媒との間で熱交換を行うものである。
膨張弁10は、冷媒を減圧して膨張させるものである。
また、室内機21には、各種の温度センサが設けられている。各温度のセンサの検出値は後述の制御装置30に入力されて、運転制御に用いられている。
各温度のセンサとして具体的には、室内熱交換器12の液側の伝熱管温度を検出する室内液管温度センサ11と、室内熱交換器12のガス側の伝熱管温度を検出する室内ガス管温度センサ13とが設けられている。
空気調和機には更に、冷凍サイクル全体を制御する制御装置30が設けられている。なお、図1には制御装置30を室外機22に設けた例を示したが、室外機22と室内機21に分けて構成し、互いに連携処理を行う構成にしてもよい。
制御装置30はマイクロコンピュータで構成され、CPU、RAM及びROM等を備えている。ROMには制御プログラム及び後述の図3のフローチャートに対応したプログラムが記憶されている。この制御装置30は各種温度センサと電気的に接続されており、また、四方切替弁4、電磁弁18、膨張弁10の動作を制御するためにそれぞれと電気的に接続されている。
制御装置30は、各温度センサで得られた検出値に基づいて圧縮機運転中の圧縮機1の容量制御及び膨張弁10の開度制御を行うと共に、本発明の特徴的な制御である、圧縮機停止中の電磁弁18及び加熱装置19の制御を行う。
以下、制御装置30における本発明の特徴的な制御を行う機能的な構成部分について説明する。
制御装置30は、温度予測部31と、電磁弁制御部32と、加熱制御部33とを備えている。
温度予測部31は、外気温度センサ6の検出値に基づいて、未来(”A”時間後)の外気温度を予測する動作を行う。具体的には図2に示すように、ある一定の”A”時間間隔で外気温度センサ6の検出値をサンプリングする。そして、”2A”時間前の時刻t2、”A”時間前の時刻t1、現時刻t0のそれぞれの外気温度センサ6の検出値T2、T1、T0から、前後の検出値間の傾斜の関係を基に、現時刻より”A”時間後の時刻tpreの温度Tpreを予測する。
電磁弁制御部32は、圧縮機1の停止中の外気温度センサ6の検出値、温度予測部31の予測値、及び圧縮機温度センサ2の検出値に基づいて電磁弁18を開閉するか否かを判断し、判断結果に応じて電磁弁18の開閉を制御する。この判断の詳細については後述する。
加熱制御部33は、圧縮機1が運転しない程度の電圧を圧縮機駆動用のモータに印加する制御、すなわち拘束通電を行う部分である。
以上のように構成された空気調和機において圧縮機1が停止すると、空気調和機の冷媒回路内では、最も温度の低い箇所で冷媒が凝縮して溜まり込んでいく。圧縮機1が停止した状態において冷媒回路内で最も温度の低い箇所は、圧縮機1の場合もあれば室外熱交換器5の場合もある。つまり、圧縮機1の停止中に冷媒が溜まり込む箇所は、圧縮機1に限らず、室外熱交換器5の場合もある。
圧縮機1内に冷媒が溜まり込んだ場合には、上述したように潤滑油が冷媒に寝込んでしまい、次回の圧縮機1の起動時に冷媒と一緒に潤滑油が圧縮機外に流出し、圧縮機1内での潤滑不良を招くおそれがある。このため、電磁弁18を閉じて圧縮機1内に冷媒が溜まり込むのを阻止する必要がある。
しかし、室外熱交換器5側に冷媒が溜まり込む場合には、電磁弁18を閉じる必要がなく、電磁弁18を開いておいて問題ない。つまり、室外熱交換器5よりも圧縮機1へ多くの冷媒が溜まり込んでいく状況の場合には電磁弁18を閉じ、それ以外の場合には圧縮機1の停止中であっても電磁弁18を開く。このように電磁弁18を開閉することで、圧縮機1へ溜まり込む冷媒がそれ程、多くない状況にもかかわらず、無駄に電磁弁18を閉じておくことによる無駄な電力消費を省くことができ、消費電力の低減が可能となる。
冷媒が溜まり込むのが圧縮機1となるのか室外熱交換器5となるのかは、外気温度が影響する。この点について以下に説明する。
室外熱交換器5は、冷媒を室外機空気と熱交換させる熱交換器であるため、空気と接触する表面の面積が大きい。また、室外熱交換器5はアルミ又は銅等の熱伝導率が比較的高い金属からなる部材で構成されていることが多く、その熱容量が比較的小さい。このため、外気温度が変化するときに室外熱交換器5の温度も同様に変化する性質がある。
一方、圧縮機1の質量は室外熱交換器5に比べて大きく、圧縮機1の表面積は室外熱交換器5の表面積に比べて小さい。また、圧縮機1を構成する部材は熱伝導率が比較的低い鋼や鋳鉄からなるものが多い。従って、圧縮機1の熱容量は室外熱交換器5に比べて大きいことが多い。このため、圧縮機1は、室外熱交換器5よりも外気温度の影響を受け難く、圧縮機1の温度変化は外気温度に遅れて追従することになる。
よって、夜中から昼過ぎ等、外気温度が上昇傾向にある間は、圧縮機1の温度は室外熱交換器5の温度よりも低くなり、逆に、昼過ぎから夜中等、外気温度が下降傾向にある間は、圧縮機1の温度は室外熱交換器5の温度よりも高くなる。
以上を踏まえ、電磁弁18及び加熱装置19の制御原理について以下に説明する。
圧縮機1の停止中、冷媒は上述したように最も温度の低い箇所で凝縮し、溜まり込んでいく。このため、圧縮機1の停止直後等、圧縮機温度がまだ外気温度よりも十分に高い間は、圧縮機1よりも室外熱交換器5の方が温度が低い。つまり室外熱交換器5側に冷媒が溜まり込みやすいため、電磁弁18を開いたままとする。
そして、圧縮機1の停止後、外気によって圧縮機1が冷やされ、圧縮機温度が外気温度よりも低くなり、且つ外気温度が上昇傾向にある間は、室外熱交換器5に比べて圧縮機1に冷媒が溜まりやすい状態であるといえる。このため、電磁弁18を閉じ、冷媒が圧縮機1内に溜まり込んでいくのを阻止する。なお、電磁弁18は、冷媒吸入配管15aにおいて油戻し回路16との合流点Pより圧縮機1側に設置されているため、電磁弁18を閉じることで、油分離機3で分離された潤滑油の圧縮機1への流入も阻止できる。よって、潤滑油が圧縮機1内の冷媒に寝込むのを防止できる。
また、圧縮機1の停止後、上記以外の間(外気によって圧縮機1が冷やされ、圧縮機温度が外気温度よりも低くなり、且つ外気温度が上昇傾向にある間以外の間)、つまり外気温度が低下し続けている間は、外気温度の影響を受けやすい室外熱交換器5の温度の方が圧縮機1よりも低く、圧縮機1側に溜まり込む冷媒は多くないと推測できる。よって、この間は電磁弁18を開いておく。
ここで、電磁弁18を開くタイミングは、外気温度が低下し始めたときとしてもよいが、外気温度が低下し続ける場合、圧縮機1内の冷媒は、圧縮機1から流出して室外熱交換器5に流れ込むことになるため、以下のタイミングとすることが好ましい。
すなわち、電磁弁18を開く前の圧縮機1内では、冷媒に潤滑油が寝込んだ状態にある。このため、電磁弁18を開くと、潤滑油が寝込んだ冷媒がそのまま圧縮機1から流出することになり、圧縮機1が潤滑油不足となる可能性がある。よって、電磁弁18を開く前に、電磁弁18を閉じたまま加熱装置19を駆動し、つまり拘束通電を”B”時間行い、圧縮機1を加熱して冷媒を蒸発させる。これにより、潤滑油が寝込んだ状態の冷媒が圧縮機1から流出することを抑えることができる。
そして、拘束通電後、電磁弁18を開く。
以上により電磁弁18及び加熱装置19の制御原理が明らかになったところで、制御装置30による具体的な制御の流れについて説明する。
図3は、本発明の一実施の形態に係る空気調和機の圧縮機停止時の制御を示すフローチャートである。
圧縮機1が停止されると、制御装置30は電磁弁18を開いたままの状態で(S1)、外気温度センサ6の検出値と、外気温度センサ6の検出値より求めた”A”時間後の予測値と、圧縮機温度センサ2の検出値とを監視し、条件1が成立するか否かを判断する(S2)。
具体的には、制御装置30は、圧縮機温度センサ2の検出値と、外気温度センサ6の検出値とを所定時間毎にサンプリングしており、最新の検出値を比較する。つまり、最新の圧縮機温度と外気温度とを比較し、最新の圧縮機温度が外気温度よりも低い場合、条件1の1つ目の条件aが成立すると判断する。
また、制御装置30は、外気温度センサ6の検出値を所定時間毎にサンプリングしており、最新の外気温度センサ6の検出値である最新の外気温度と外気温度センサ6の検出値より求めた”A”時間後の予測値である予測外気温度とを比較する。そして、制御装置30は、”A”時間後の予測外気温度が最新の外気温度よりも高い場合、つまり、外気温度が上昇すると予測した場合、条件1の2つ目の条件bが成立したと判断する。上記2つの条件a、bが同時に成立した場合(S2:Yes)、制御装置30は電磁弁18を閉とし(S3)、同時に成立しない場合は(S2:No)、ステップS1に戻り、電磁弁18を開いたままの状態とする。
以上のステップS1、S2の処理により、圧縮機停止直後で圧縮機温度が外気温度よりも高い場合にはステップS2の判断でNoとなり、電磁弁18を開いたままの状態が継続される。その後、圧縮気温が外気温度よりも低下し、且つ外気温度が上昇することが予測される場合、電磁弁18が閉じられ、圧縮機1への冷媒の流入が阻止されることになる。
制御装置30は、条件1が成立して電磁弁18を閉じた場合、続いて条件2が成立するか否かを判断する(S4)。具体的には、外気温度センサ6の検出値を所定時間毎にサンプリングし、最新の外気温度センサ6の検出値である最新の外気温度と外気温度センサ6の検出値より求めた”A”時間後の予測値である予測外気温度とを比較する。
そして、制御装置30は、”A”時間後の予測外気温度が最新の外気温度より高い場合、つまり条件2が成立しない間は(S4:No)、電磁弁18を閉じたままとする。一方、制御装置30は、”A”時間後の予測外気温度が最新の外気温度以下の場合、つまり外気温度が下降するか又は現在の外気温度が続くと予測した場合、条件2が成立したと判断する(S4:Yes)。制御装置30は条件2が成立したと判断した場合、加熱制御部33により加熱装置19を駆動する。すなわち、圧縮機1を加熱するために圧縮機1のモータへの拘束通電を”B”時間、行う。そして、拘束通電後、制御装置30は電磁弁18を開とする(S1)。
以上のステップS3〜S5の処理により、外気温度が下降するか又は現在の外気温度が続くと予測されるまでの間は、電磁弁18を閉じた状態が継続され、外気温度が下降するか又は現在の外気温度が続くと予測されると、拘束通電による圧縮機1の加熱後、電磁弁18が開かれることになる。
ここで、圧縮機1の停止後において外気温度が変化している場合を例に、電磁弁18の開閉動作及び拘束通電の動作を説明する。
図4は、外気温度及び圧縮機温度の変化に伴う電磁弁及び拘束通電の制御タイミングを示すタイミングチャートである。図4の温度のグラフにおいて実線は外気温度、点線は圧縮機温度を示している。
図4に示すように、外気温度は一日の間で変化していく。例えば、上述したように昼過ぎから夜中時刻tbにかけては外気温度が次第に低下していき、夜中から昼過ぎ時刻tdにかけては外気温度は次第に上昇していく。そして再び昼過ぎから夜中にかけて外気温度が再び低下していく。
以上のような外気温度の変化があるなか、圧縮機温度は時刻taまでは圧縮機1が運転中であるため高温を維持している。そして、圧縮機1が停止されると圧縮機温度は次第に低下していく。そして圧縮機温度が外気温度まで低下するなか、時刻tbで外気温度が上昇し始めると、その影響を受けて圧縮機温度もやや遅れて上昇する。そして、制御装置30は、時刻tcで圧縮機温度が外気温度よりも低く且つ外気温度が上昇傾向にあることを検知し、つまり上記の条件1の成立を検知し、電磁弁18を閉じる。
その後、外気温度は上昇を続けるため、制御装置30は時刻tdで上記の条件2の成立を検知し、電磁弁18を閉じたままで加熱装置19を駆動して拘束通電を”B”時間行い、”B”時間経過後の時刻teで拘束通電を停止すると共に電磁弁18を閉じる。拘束通電を行うことで圧縮機温度は時刻td以降、上昇を続ける。そして、時刻tdで拘束通電が終了すると、圧縮機温度は外気温度の低下に伴い低下する。
(実施の形態の効果)
本実施の形態では、圧縮機1の停止中に室外熱交換器5よりも圧縮機1の方へ多くの冷媒が溜まり込んでいく状態にあるときには電磁弁18を閉じて圧縮機1への冷媒の流入を阻止し、それ以外の状態の時には電磁弁18を開いておく。つまり、圧縮機1へ溜まり込む冷媒がそれ程、多くなく、電磁弁18を閉じる必要がない間は、電磁弁18への通電は行わず電磁弁18を開いておくようにしたので、無駄な電力消費を省くことができ、消費電力の低減が可能となる。
また、本実施の形態では、圧縮機1の停止中において圧縮機1よりも室外熱交換器5の方へ多くの冷媒が溜まり込んでいく状態の場合には電磁弁18を開くが、その際に既に潤滑油が寝込んでいる状態の冷媒を圧縮機1内から流出することを防ぐため、以下の制御を行っている。すなわち、電磁弁18を開く前に、加熱装置19を駆動して圧縮機1を加熱し、冷媒を蒸発させている。このため、本実施の形態によれば、圧縮機1の停止中において圧縮機1から冷媒が流出する状況の場合に、潤滑油が寝込んでいる状態の冷媒が圧縮機1から流出することを防ぐことができ、圧縮機1が潤滑油不足となるのを防止できる。
なお、上記では、空気調和機が四方切替弁4の切り替えにより冷房運転と暖房運転の両方が可能な構成となっているが、冷房運転又は暖房運転が可能であればよい。また、冷媒回路の構成は図1の構成に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、冷凍サイクル装置が搭載された装置として空気調和機を例に挙げて説明したが、これに限られたものではなく、他に例えば冷凍機又は給湯機であってもよい。
1 圧縮機、2 圧縮機温度センサ、3 油分離機、4 四方切替弁、5 室外熱交換器、6 外気温度センサ、7 室外液管温度センサ、8 気液分離機、9 第1静止弁、10 膨張弁、11 室内液管温度センサ、12 室内熱交換器、13 室内ガス管温度センサ、14 第2静止弁、15a 冷媒吸入配管、15b 冷媒吐出配管、16 油戻し回路、17 毛細管、18 電磁弁、19 加熱装置、20 逆止弁、21 室内機、22 室外機、30 制御装置、31 温度予測部、32 電磁弁制御部、33 加熱制御部、P 合流点。

Claims (3)

  1. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び気液分離機を備え、これらが冷媒配管で接続されて冷媒が循環するように構成された冷媒回路と、
    前記圧縮機と前記圧縮機の吸入側に設けられた前記気液分離機とを接続する冷媒吸入配管に設けられ、通電により閉じられて前記圧縮機への冷媒の流入を阻止する電磁弁と、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    前記圧縮機の温度を検出する圧縮機温度検出手段と、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記外気温度検出手段の検出値に基づいて未来の外気温度を予測する温度予測部と、
    前記圧縮機の停止中、前記外気温度検出手段、前記温度予測部及び前記圧縮機温度検出手段のそれぞれにより得られた温度に基づいて前記電磁弁を開閉するか否かを繰り返し判断し、判断結果に基づいて前記電磁弁を開閉する電磁弁制御部とを備え、
    前記電磁弁制御部は、
    前記圧縮機温度検出手段の検出値が前記外気温度検出手段の検出値よりも低く、且つ、前記温度予測部の予測値が前記外気温度検出手段の検出値よりも高い間は前記電磁弁を閉とし、それ以外の間は前記電磁弁を開とする
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記圧縮機を加熱する加熱装置を更に備え、
    前記制御装置は、
    前記圧縮機の停止中に前記電磁弁を閉から開にする際、開にする前に前記加熱装置を駆動し、前記圧縮機内の冷媒を蒸発させてから前記加熱装置を停止させる加熱制御部を備え、
    前記電磁弁制御部は、
    前記加熱装置の停止後に前記電磁弁を閉から開にする
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記冷媒回路は更に、
    前記圧縮機から吐出された冷媒から潤滑油を分離する油分離機を備え、
    前記油分離機には、前記圧縮機に潤滑油を戻すための油戻し回路の一端が接続され、前記油戻し回路の他端は毛細管を介して前記冷媒吸入配管に接続されており、
    前記電磁弁は、前記冷媒吸入配管において前記油戻し回路と接続する合流点より前記圧縮機側に設置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷凍サイクル装置。
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