JP2015007485A - 冷凍装置の圧縮機の容量制御方法および容量制御装置 - Google Patents

冷凍装置の圧縮機の容量制御方法および容量制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷凍装置をヒートポンプとして利用する際、凝縮器側の負荷の変動に応じて、圧縮機の効率的な運転を可能とする圧縮機の容量制御方法および装置を提供する。
【解決手段】圧縮機18と、凝縮器22と、電子膨張弁24と、蒸発器16とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置において、凝縮器22により外部熱媒を所望に加熱する用途に用いる場合の圧縮機18の容量制御方法において、少なくとも冷凍装置の負荷運転中に、圧縮機18からの冷媒吐出圧力Poutを監視しながら、冷媒吐出圧力Poutが、高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、圧縮機18の容量を低減させ、冷媒吐出圧力Poutが第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、圧縮機18の容量を増大させ、冷媒吐出圧力Poutが第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機18の容量を維持する冷凍装置の圧縮機18の容量制御方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置の圧縮機の容量制御方法および容量制御装置に関し、より詳細には、冷凍装置をヒートポンプとして利用する際、凝縮器側の負荷の変動に応じて、圧縮機の効率的な運転を可能とする冷凍装置の圧縮機の容量制御方法および容量制御装置に関する。
従来、圧縮機と、凝縮器と、電子膨張弁と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置をチラーとして利用する際、圧縮機の冷媒吸込み圧力に応じて、圧縮機の容量制御を行っていた。
より詳細には、圧縮機の冷媒吸込み圧力が低圧カット値より高いロードダウン値に達したら、たとえば、圧縮機の回転数を下げることにより圧縮機の容量を低減、すなわち冷媒吐出流量を減少させ、一方、圧縮機の冷媒吸込み圧力がロードダウン値より高いロードアップ値に達したら、圧縮機の容量を増大、すなわち冷媒吐出流量を増大させ、それにより、蒸発器における負荷の変動に応じて、圧縮機の圧縮比をなるべく小さく維持することにより、圧縮機の効率的な運転を行っていた。
しかしながら、冷凍装置をヒートポンプとして利用する際には、凝縮器における負荷の変動に応じて、このような圧縮機の容量制御を行っていなかったことに起因して、以下のような技術的問題が生じていた。
より詳細には、冷凍装置の能力制御運転中、機械的負担が冷凍運転サイクルの成り行きとなる場合において、たとえば、凝縮器における負荷が低減すると、それに応じて、圧縮機の冷媒吐出圧力が増大し、圧縮比が増大する。一方、凝縮器における負荷が増大すると、それに応じて、圧縮機の冷媒吐出圧力が低減し、圧縮比が低減し、たとえば、凝縮器において外部熱媒を所望温度まで加熱することが困難となる。
以上のように、冷凍装置をヒートポンプとして利用する際には、負荷変動に応じて、圧縮機の効率的な運転が行われていなかった。
特に、冷凍装置をヒートポンプとして利用する場合は、冷凍装置をチラーとして利用する場合に比べて、外部熱負荷条件の変動が大きいことから、凝縮器への外部熱媒の流入温度の変動幅が大きい傾向にある。
この点、特許文献1は、チラーおよびヒートポンプのいずれの用途にも用いる冷凍装置において、圧縮機の容量制御を行うのに、圧縮機の冷媒吸込圧力および冷媒吐出圧力の両方を監視して、冷媒吸込圧力に対して下限値、一方冷媒吐出圧力に対して上限値をそれぞれ設定する点を開示する。
しかしながら、特許文献1においては、圧縮機あるいは電動機への機械的負担を一定に保持するのに、冷媒吸込圧力には下限を設ける一方、冷媒吐出圧力には上限を設け、それぞれの範囲内において、圧縮機の容量制御を行っている。
換言すれば、特許文献1は、機械的負担が冷凍運転サイクルの成り行きとなる場合において、外部負荷の変動に応じて、圧縮機の無駄な運転をなくし、いかに効率的な運転をするかについては、なんらの開示も示唆もしていない。
特開平10−292949号公報
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、冷凍装置をヒートポンプとして利用する際、凝縮器側の負荷の変動に応じて、圧縮機の効率的な運転を可能とする圧縮機の容量制御方法および装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る冷凍装置の圧縮機の容量制御方法は、
圧縮機と、凝縮器と、電子膨張弁と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置において、凝縮器により外部熱媒を所望に加熱する用途に用いる場合の圧縮機の容量制御方法において、
少なくとも冷凍装置の負荷運転中に、圧縮機からの冷媒吐出圧力を監視しながら、冷媒吐出圧力が、高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吐出圧力が第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吐出圧力が第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持する、構成としている。
以上の構成を有する冷凍装置の圧縮機の容量制御方法によれば、少なくとも冷凍装置の負荷運転中に、圧縮機からの冷媒吐出圧力を監視しながら、冷媒吐出圧力が、高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、凝縮器における外部熱媒に対する負荷が減少したものと判定し、圧縮機の容量を低減させることにより、圧縮機の無駄な稼働を回避し、冷媒吐出圧力が第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、凝縮器における外部熱媒に対する負荷が増大したものと判定し、圧縮機の容量を増大させることにより、凝縮器により外部熱媒を所望に加熱し、冷媒吐出圧力が第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持することにより、冷凍装置をヒートポンプとして利用する際、凝縮器側の負荷の変動に応じて、圧縮機の効率的な運転が可能となる。
また、前記第1閾値および/または前記第2閾値は、凝縮器における外部負荷変動幅および/または外部負荷変動に対して前記冷凍装置に要求される負荷追従性により決定するのがよい。
さらに、冷媒吸込圧力が低圧カット値より高い第3閾値より低い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吸込圧力が第3閾値より大きい第4閾値より高い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吸込圧力が第3閾値と第4閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持するのでもよい。
さらに、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第6閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値と第6閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持するのでもよい。
加えて、前記圧縮機の容量の低減段階は、冷媒吐出圧力が第1閾値より高い場合、冷媒吸込圧力が第3閾値より低い場合、および凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合の少なくともいずれかを満たすことを条件に実行され、
前記圧縮機の容量の増大段階は、冷媒吐出圧力が第2閾値より低い場合、冷媒吸込み圧力が第4閾値より高い場合、および凝縮器への外部熱媒流入温度が第6閾値より低い場合のすべてを満たすことを条件に実行されるのでもよい。
また、前記圧縮機の容量の低減段階の実行後、第1所定時間経過するまで、圧縮機の容量制御を保留し、第1所定時間後に圧縮機の容量制御を再開する段階を有し、前記圧縮機の容量の増大段階の実行後、第2所定時間経過するまで、圧縮機の容量制御を保留し、第2所定時間後に圧縮機の容量制御を再開する段階を有するのがよい。
さらに、前記圧縮機の容量の低減段階において、圧縮機の容量を低減するための条件を満たす判定の実行後、第3所定時間経過後に、圧縮機の容量を低減したり、前記圧縮機の容量の増大段階において、圧縮機の容量を増大するための条件を満たす判定の実行後、第4所定時間経過後に、圧縮機の容量を増大するのでもよい。
さらにまた、第3所定時間経過後における圧縮機の容量の低減段階において、第3所定時間経過後における圧縮機の容量を低減するための条件と実測値との偏差に応じて、圧縮機の容量の低減割合を定め、第4所定時間経過後における圧縮機の容量の増大段階において、第4所定時間経過後における圧縮機の容量を増大するための条件と実測値との偏差に応じて、圧縮機の容量の増大割合を定めるのでもよい。
さらに、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合について、冷媒吐出圧力が第1閾値より高い場合、および冷媒吸込圧力が第3閾値より低い場合それぞれに対してよりも長くなるように、前記第1所定時間を設定するのがよい。
上記課題を解決するために、本発明に係る冷凍装置の圧縮機の容量制御装置は、
圧縮機と、凝縮器と、電子膨張弁と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置における圧縮機の容量制御装置において、
前記圧縮機の容量を可変とする圧縮機容量可変手段と、
前記圧縮機の冷媒の吐出位置に設けた圧力センサーと、
前記圧力センサーにより検出された冷媒吐出圧力に応じて、前記圧縮機容量可変手段に対して圧縮機の容量を可変とする圧縮機容量制御手段とを有し、
前記圧縮機容量制御手段は、冷媒吐出圧力が高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吐出圧力が第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吐出圧力が第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持する、構成としている。
また、前記圧縮機容量制御手段は、さらに、冷媒吸込圧力が低圧カット値より高い第3閾値より低い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吸込圧力が第3閾値より大きい第4閾値より高い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吸込圧力が第3閾値と第4閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持するのでもよい。
さらに、凝縮器への外部熱媒流入温度を検出する温度センサーを有し、
前記圧縮機容量制御手段は、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第6閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値と第6閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持するのがよい。
また、前記圧縮機容量制御手段は、インバータ制御手段であり、インバータの周波数により、圧縮機の回転数を制御して、圧縮機からの冷媒吐出流量を制御するのでもよい。
本発明に係る冷凍装置の圧縮機の容量制御装置および容量制御方法の実施形態を図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図1において、冷凍装置10は、概略的には、圧縮機18の吐出側に一端が接続された冷媒配管11の他端が、凝縮器22、電子膨張弁24を介して蒸発器16の1次側流路入口に接続され、1次側流路出口に一端が接続された冷媒配管11の他端が、圧縮機18の吸入側に接続され、冷媒回路を構成している。冷媒については、たとえば、フロン系として、R22およびR23、非フロン系として、アンモニア冷媒および二酸化炭素冷媒を用いてもよい。
蒸発器16は、乾式の蒸発器として構成され、蒸発器16の内部に冷媒回路と接続された熱交換管(図示せず)が配設され、胴側に冷媒ガスが充満するようにして、排水の熱回収をすることにより、冷媒を加熱している。
より詳細には、冷媒と管外の排水とが熱交換し、排水が冷媒液を加熱することにより、蒸発器16の出口で冷媒が乾きガスとなって圧縮機18に吸引され、一方温水の排水が冷水として排出されるようにしている。
圧縮機18は、たとえば、容量制御式の往復圧縮機または回転あるいは遠心圧縮機が用いられる。特に、往復式圧縮機であれば、潤滑剤をクランク室等の低圧チャンバーに戻し、スクリュー圧縮機であれば、圧縮機ケーシングの低圧域又は中間圧域に戻すようにする。冷媒回路における圧縮機18の駆動用モータ70には、インバータ装置72を設けて駆動用モータ70を回転数制御できるようにしてある。
インバータ装置72には、制御装置74が接続され、以下に記載するように、圧縮機10の容量制御を行うようにしている。
制御装置74は、冷媒吐出圧力Poutが高圧カット値PHより低い第1閾値(冷媒吐出圧力ロードダウン値P1)より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吐出圧力Poutが第1閾値より小さい第2閾値(冷媒吐出圧力ロードアップ値P3)より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吐出圧力Poutが第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持するようにしている。
具体的には、図2に示すように、インバータ装置72による圧縮機18の回転数の調整により、圧縮機18のフル運転に対して、25%(ステップ1)、50%(ステップ2)、75%(ステップ3)、および100%(ステップ4)の4段階において運転可能とし、以下に説明するように、ロードダウンおよびロードアップの際、それぞれ、ロードダウン条件およびロードアップ条件を満たす場合には、現状の運転状況(たとえば、ステップ3)に対して、ロードダウンであれば、1ステップ低減してステップ2として、一方、ロードアップであれば、1ステップ増大してステップ4とするようにしてある。
なお、冷媒吐出圧力ロードアップ値P3および冷媒吐出圧力ロードダウン値P4それぞれの設定については、冷凍装置10の運転前に予め設定しておく必要があるが、そのために、たとえば、冷凍装置10の試運転を行い、その運転結果に基づいて、これらの設定値を適宜設定するのでよい。
この場合、圧縮機18を保護するために、保護回路(図示せず)により、冷媒吐出圧力Poutが高圧カット値PH以上となった場合、あるいは冷媒吸込圧力Pinが低圧カット値PL以下となった場合には、圧縮機18を強制的に停止するようにしてあるが、冷媒吐出圧力ロードダウン値P4は、少なくとも高圧カット値PHより低く設定される。
制御装置74には、遅延タイマーおよび再開タイマー(いずれも図示せず)が接続され、制御装置74による圧縮機の容量制御を実行するタイミングを設定しており、遅延タイマーにおいては、制御装置74において、圧縮機18をロードアップまたはロードダウンすべきと判定した後、所定時間経過後にロードアップまたはロードダウンを実行するように所定時間を設定し、一方、再開タイマーにおいては、制御装置74において、圧縮機18をロードアップまたはロードダウンを実行した後、所定時間経過後にロードアップまたはロードダウンをすべきかを再度判定するように所定時間を設定している。これは、冷凍装置の特性として、圧縮機18の回転数を増減させた後、冷媒吐出圧力Poutあるいは冷媒吸込み圧力の変動として現われるのに、時間遅れが生じることを考慮してものである。
圧縮機18の下流側には油分離器42が設けられ、油分離器42で分離された潤滑剤は圧縮機18に戻される。油分離器42の下流側には、順に凝縮器22及び受液器が設けられ、受液器の下流側には、運転の開始時又は停止時に冷媒回路12の開閉を行なう電磁弁(図示せず)と、膨張弁24とが設けられている。
凝縮器22は、蒸発式、水冷式又は空冷式でもよく、外部熱媒体が凝縮器22において所望に加熱されるようにしており、凝縮器22への入口側に流入温度Tinを検出する温度センサ66が設置されている。
圧縮機18の上流側の冷媒配管11には、冷媒吸込圧力Pinを検出する圧力センサ64、圧縮機18の下流側の冷媒配管11には、冷媒吐出圧力Poutを検出する圧力センサ62が設けられ、後に説明するように、能力制御運転中において、冷媒吐出圧力Poutを常時監視することにより、圧縮機18の容量制御を行うようにしている。
電子膨張弁24には、従来既知の過熱度コントローラ(図示せず)が付設され、後に説明するように、運転中に検出される検出過熱度が、目標過熱度(目標過熱度)となるように、過熱度コントローラが、たとえばPID制御により、電子膨張弁24の開度を調整するようにしてある。
蒸発器16において、冷媒液は熱交換されて冷媒ガスとして気化し、冷媒配管11を経て圧縮機18に吸入されるが、その際、液圧縮防止の観点から、運転状態の過熱度(検出過熱度)が目標過熱度になるように調整している。
運転モードは、起動ロードダウン運転、準備運転、能力制御運転、および停止準備運転の4つに分かれ、高圧カットオフあるいは低圧カットオフについては、計装電源オンにより常時監視しているが、圧縮機の容量制御は、負荷運転である能力制御運転でのみ行っている。
能力制御運転に至るまでの過度運転に相当する起動ロードダウン運転、準備運転については、圧縮機に対して所定回転数を設定したうえで、所定運転条件を充足しない限り、次の運転モードに移行しないようにしている。
より詳細には、起動ロードダウン運転から準備運転への移行は、タイマー(図示せず)による時間設定により、準備運転から能力制御運転への移行は、タイマーによる時間設定に加え、冷媒吸込み圧力が所定値以上に達することを条件としており、これは、冷凍サイクルが蒸発器16において、負荷をある程度吸熱できる状態となっていて、能力制御運転に移行させるのが適当か否かを判定するためである。
以下では、能力制御運転へ移行後における圧縮機の容量制御方法について、説明する。
図3に示すように、ステップ1およびステップ2それぞれにおいて、ロードアップ判定およびロードダウン判定を行う。
ロードアップ判定において、冷媒吐出圧力Poutの測定値が冷媒吐出圧力ロードアップ値P3未満の場合には、ステップ3に行き、冷媒吐出圧力ロードアップ値P3以上の場合には、現時点においてロードアップの必要なしとして、初期の圧力監視状態に戻る。
次いで、ステップ3において、ロード判定を行う。すなわち、現在のロードがどのステップにあるかを確認する。この場合、現在のロードがステップ4(最高ステップ)にある場合には、初期の圧力監視状態に戻る。
次いで、ステップ4において、遅延タイマーTM1をスタートして、時間間隔T1の経過後に、ロードを1ステップ上げるロードアップを行う。
次いで、ステップ5において、再開タイマーTM3をスタートして、時間間隔T2の経過後に、ステップ1または2に戻り、ロードアップ判定およびロードダウン判定を行う。
一方、ロードダウン判定において、冷媒吐出圧力Poutの測定値が冷媒吐出圧力ロードダウン値P1以上の場合には、ステップ6に行き、冷媒吐出圧力Poutの測定値が冷媒吐出圧力ロードダウン値P1未満の場合には、現時点においてロードダウンの必要なしとして、初期の圧力監視状態に戻る。
次いで、ステップ6において、ロード判定を行う。すなわち、現在のロードがどのステップにあるかを確認する。この場合、現在のロードがステップ1(最低ステップ)にある場合には、圧縮機を停止する。
次いで、ステップ7において、遅延タイマーTM2をスタートして、時間間隔T3の経過後に、ロードを1ステップ下げるロードダウンを行う。
次いで、ステップ8において、再開タイマーTM4をスタートして、時間間隔T4の経過後に、ステップ1または2に戻り、ロードアップ判定およびロードダウン判定を行う。
以上のように、能力制御運転開始後、常時、冷媒の吐出圧力を監視したうえで、ロードアップ判定を満たす場合には、ロードを1ステップ上げ、ロードダウン判定を満たす場合には、ロードを1ステップ下げ、ロードアップ判定およびロードダウン判定いずれも満たさない場合には、ロードを維持し、以て、冷凍装置10をヒートポンプとして利用する場合に、凝縮器22における外部熱媒体の負荷の変動に応じて、圧縮機18の効率的な運転が可能となる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る冷凍装置の圧縮機18の容量制御において、冷媒吐出圧力Poutの時間変化を示すグラフである。図4に示すように、冷凍装置10の運転開始後、立ち上げ運転において、冷媒吐出圧力Poutは増大し、能力制御運転中において、圧縮機18の容量制御を行うことにより、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードダウン値P1以上となることにより、遅延タイマーTM3による時間間隔T3経過後、容量を1ステップ低減し、再開タイマーTM4の時間間隔T4経過後、ロードアップ判定およびロードダウン判定を行い、容量を保持している。
次いで、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードアップ値P2未満となることにより、遅延タイマーTM1による時間間隔T1経過後、容量を1ステップ増大し、再開タイマーTM2の時間間隔T2経過後、ロードアップ判定およびロードダウン判定を行い、再度ロードアップ判定(ロードアップ2)がなされ、さらに容量を1ステップ増大し、同じような判定を繰り返すことにより(ロードアップ3)、容量保持に至っている。
以上の構成を有する冷凍装置の圧縮機18の容量制御方法によれば、少なくとも冷凍装置の負荷運転中に、圧縮機18からの冷媒吐出圧力Poutを監視しながら、冷媒吐出圧力Poutが、高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、凝縮器22における外部熱媒に対する負荷が減少したものと判定し、圧縮機18の容量を低減させることにより、圧縮機18の無駄な稼働を回避し、冷媒吐出圧力Poutが第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、凝縮器22における外部熱媒に対する負荷が増大したものと判定し、圧縮機18の容量を増大させることにより、凝縮器22により外部熱媒を所望に加熱し、冷媒吐出圧力Poutが第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機18の容量を維持することにより、冷凍装置をヒートポンプとして利用する際、凝縮器22側の負荷の変動に応じて、圧縮機18の効率的な運転が可能となる。
以下、本発明の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。以下の説明において、第1の実施形態と同様な構成要素には同様な参照番号を付することにより、その説明は省略し、本実施形態の特徴について、詳細に説明する。
本実施形態の特徴は、冷凍装置としては、圧縮機18を2基並列に接続するとともに、凝縮器22A,過冷却器22Bを2基直列に接続した点にあり、圧縮機18の容量制御については、ロードダウン条件およびロードアップ条件にある。
冷凍装置については、図5に示すように、圧縮機18A,Bを2基並列に接続するとともに、凝縮器22A,過冷却器22Bを2基直列に接続しており、これは、冷媒を凝縮させるだけでなく、外部熱媒入口温度近くまで顕熱も下げて大きな過冷却を得ることにより、冷凍サイクルの効率向上を図るためである。
次に、圧縮機18の容量制御については、第1の実施形態においては、能力制御運転中において、冷媒吐出圧力Poutの変化に基づいて、ロードダウン条件、およびロードアップ条件を定めていたが、本実施形態においては、能力制御運転中において、冷媒吐出圧力Poutのみならず、冷媒吸込圧力Pinおよび凝縮器22における外部熱媒の流入温度Tinそれぞれの変化に基づいて、ロードダウン条件、およびロードアップ条件を定めており、制御装置74により、このようなロードダウン条件、およびロードアップ条件に基づいて、圧縮機18の容量制御を行うようにしている。
より詳細には、図6に示すように、ロードダウン条件については、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードダウン値P1より高い場合(III)、冷媒吸込圧力Pinが冷媒吸込圧力ロードダウン値P2より低い場合(IV)、および凝縮器22への外部熱媒流入温度Tinが外部熱媒流入温度ロードダウン値T1より高い場合(VI)の少なくともいずれかを満たすことを条件に実行され、ロードアップ条件については、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードアップ値P3より低い場合(I)、冷媒吸込み圧力が冷媒吸込圧力ロードアップ値P4より高い場合(II)、および凝縮器22への外部熱媒流入温度Tinが外部熱媒流入温度ロードアップ値T2より低い場合(V)のすべてを満たすことを条件にしている。
ロードダウン条件について、条件(I)ないし(III)のいずれかが満たされる場合とする一方、ロードアップ条件について、条件(I)ないし(III)のすべてが満たされる場合とするのは、ロードダウン条件については、1つの条件でも満たしている状態で放置すると冷凍装置10への機械的負担が大きく、たとえば損傷を引き起こす可能性が高いためであり、一方、ロードアップ条件については、ロードダウン条件に比べて、比較的機械的負担が少なく、また容量制御のハンチングを抑制する観点からも全ての条件が満たされる必要があるからである。
これにより、第1の実施形態における圧縮機18の容量制御に比べて、外部熱媒の入口温度により検知できる凝縮器22における外部負荷変動をより早期に検知して容量制御に反映できる点や、蒸発器16における外部負荷の変動にも対応可能な点で、技術的に有利である。
さらに、図6に示すように、ロードダウン条件における再開タイマーの時間間隔について、凝縮器22への外部熱媒流入温度Tinが外部熱媒流入温度ロードダウン値T1より高い場合(VI)の再開タイマーの設定時間間隔について、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードダウン値P1より高い場合(III)、および冷媒吸込圧力Pinが冷媒吸込圧力ロードダウン値P2より低い場合(IV)それぞれに対してよりも長くなるように、時間間隔を設定する。
ロードアップ条件について、条件(I)、(II)および(V)それぞれに対して、再開タイマTM3により同じ時間間隔を設定するのに対して、ロードダウン条件について、条件(III)、(IV)および(VI)それぞれに対して、異なる時間間隔を設定するのは、それぞれの反応速度や、機械的な負担、あるいは危険性が異なるためであり、特に、凝縮器22への外部熱媒流入温度Tinが外部熱媒流入温度ロードダウン値T1より高い場合(VI)の再開タイマーの設定時間間隔について、最も長い時間間隔を設定するのは、 外部熱媒の保有量にもよるが、通常は、前回の容量制御の結果が現在値には反映されるまので時間遅れが最も長いと想定されるためである。この場合、たとえば、条件(VI)の再開タイマーの設定時間間隔は、数分に対して、条件(III)、(IV)のそれは、数秒、数十秒である。
冷媒吸込圧力ロードダウン値P1、冷媒吸込圧力ロードアップ値P2、外部熱媒流入温度ロードダウン値T1および外部熱媒流入温度ロードアップ値T2については、第1の実施形態と同様に、冷凍装置10の試運転の際に決定すればよく、その場合、冷媒吸込圧力ロードアップ値P2は、少なくとも低圧カット値PLより高い。
なお、図6に示すように、ロードアップ条件およびロードダウン条件、およびそれに応じた再開タイマーによる時間間隔の設定が第1の実施形態と異なる以外は、圧縮機18の容量制御のフロ―としては、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
図7は、このようなロードダウン条件およびロードアップ条件に基づいて、能力制御運転中において圧縮機18の容量制御を行っている場合の、冷媒吐出圧力Pout、冷媒吸込み圧力および凝縮器22の外部熱媒の流入温度Tinそれぞれの時間変化を示すグラフである。
図7に示すように、能力制御運転中において、圧縮機18の容量制御を行うことにより、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードアップ値P3より低い場合(I)、冷媒吸込み圧力が冷媒吸込圧力ロードアップ値P4より高い場合(II)、および凝縮器22への外部熱媒流入温度Tinが外部熱媒流入温度ロードアップ値T2より低い場合(V)のすべてを満たすことにより、遅延タイマーTM1による時間間隔T1経過後、容量を1ステップ増大し、再開タイマーTM3の時間間隔T2経過後、ロードアップ判定およびロードダウン判定を行い、再度ロードアップ判定(ロードアップ2)がなされ、さらに容量を1ステップ増大し、同じような判定を繰り返すことにより(ロードアップ3)、容量保持に至っている。
次いで、冷媒吐出圧力Poutが冷媒吐出圧力ロードダウン値P1より高い場合(III)、冷媒吸込圧力Pinが冷媒吸込圧力ロードダウン値P2より低い場合(IV)、および凝縮器22への外部熱媒流入温度Tinが外部熱媒流入温度ロードダウン値T1より高い場合(VI)の少なくともいずれかを満たすことにより、遅延タイマーTM3による時間間隔T1経過後、容量を1ステップ低減し、ロードアップの場合と同様に、このような判定を繰り返すこと(ロードダウン2および3)により、容量保持に至っている。
変形例として、ロードダウン条件およびロードアップ条件に基づいて、ロードダウンあるいはロードアップする場合、冷媒吐出圧力Pout、冷媒吸込圧力Pinおよび外部熱媒流入温度Tinの測定値のロードダウン条件およびロードアップ条件に対する偏差を算出して、この偏差に応じて、どのぐらいロードダウンあるいはロードアップするかを決定してもよい。
より詳細には、第1の実施形態および本実施形態においては、ロードダウン条件およびロードアップ条件を満たしさえすれば、測定値との偏差に係わらず、圧縮機18の容量を一律に1ステップ増減させていたが、たとえば、ロードアップの際、偏差が大きい場合には、それだけロードアップの緊急性および必要性があることから、1ステップでなく数ステップ増大させ、逆に偏差が小さい場合には、ロードアップの緊急性および必要性が小さいことから、通常どおり、1ステップ増大させてもよい。この場合、偏差の判定は、遅延タイマーによる時間設定後に判定するのがよい。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、本実施形態においては、単元の冷凍装置として説明したが、それに限定されることなく、二元、多元冷凍装置に対しても適用可能である。
たとえば、本実施形態においては、圧縮機18の容量制御について、ロードアップおよびロードダウンの際、それぞれの条件を満たす場合、容量を1ステップ増減しているところ、ステップによる刻み幅(%)を25%と固定のものとして説明したが、それに限定されることなく、たとえば、凝縮器22における負荷は低下は速いが上昇は遅い等負荷側の特性がある場合に、それに応じて、ステップ間で刻み幅を可変とするのでもよい。
たとえば、本実施形態においては、ロードアップおよびロードダウンいずれの場合も、ロード(容量)の変更は、予め容量を段階的に複数のステップに定めたうえで、1ステップ増減させる場合を説明したが、それに限定されることなく、ロードアップおよびロードダウンそれぞれの判定の場面における条件充足の程度に応じて、一度に複数ステップの増減をしてもよいし、あるいは段階的でなく、連続的に増減させてもよい。
本発明の第1実施形態に係る冷凍装置の全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係る冷凍装置の圧縮機18の容量制御のフロ―を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る冷凍装置の圧縮機18の容量制御のステップを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る冷凍装置の圧縮機18の容量制御において、冷媒吐出圧力Poutの時間変化を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る冷凍装置の全体構成図で、図1と同様な図である。 本発明の第2実施形態に係る冷凍装置の圧縮機18の容量制御のフロ―を示す図で、図2と同様な図である。 本発明の第2実施形態に係る冷凍装置の圧縮機18の容量制御において、冷媒吐出圧力Pout、冷媒吸込圧力Pinおよび凝縮器22の外部熱媒の流入温度Tinそれぞれの時間変化を示すグラフで、図4と同様な図である。
PH 高圧カットオフ値
PL 低圧カットオフ値
P1 冷媒吐出圧力ロードダウン値
P2 冷媒吸込圧力ロードダウン値
P3 冷媒吐出圧力ロードアップ値
P4 冷媒吸込圧力ロードアップ値
T1 外部熱媒流入温度ロードダウン値
T2 外部熱媒流入温度ロードアップ値
10 冷凍装置
11 冷媒配管
12 冷媒回路
16 蒸発器
18 圧縮機
22 凝縮器
24 電子膨張弁
42 油分離器
44 受液器
46 アキュムレータ
62 圧力センサー
64 圧力センサー
66 温度センサー
70 電動機
72 インバータ装置
74 制御装置



Claims (14)

  1. 圧縮機と、凝縮器と、電子膨張弁と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置において、凝縮器により外部熱媒を所望に加熱する用途に用いる場合の圧縮機の容量制御方法において、
    少なくとも冷凍装置の負荷運転中に、圧縮機からの冷媒吐出圧力を監視しながら、冷媒吐出圧力が、高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吐出圧力が第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吐出圧力が第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持すること、を特徴とする、冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  2. 前記第1閾値および/または前記第2閾値は、凝縮器における外部負荷変動幅および/または外部負荷変動に対して前記冷凍装置に要求される負荷追従性により決定する、請求項1に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  3. さらに、冷媒吸込圧力が低圧カット値より高い第3閾値より低い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吸込圧力が第3閾値より大きい第4閾値より高い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吸込圧力が第3閾値と第4閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持する、請求項1または請求項2に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  4. さらに、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第6閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値と第6閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持する、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  5. 前記圧縮機の容量の低減段階は、冷媒吐出圧力が第1閾値より高い場合、冷媒吸込圧力が第3閾値より低い場合、および凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合の少なくともいずれかを満たすことを条件に実行され、
    前記圧縮機の容量の増大段階は、冷媒吐出圧力が第2閾値より低い場合、冷媒吸込み圧力が第4閾値より高い場合、および凝縮器への外部熱媒流入温度が第6閾値より低い場合のすべてを満たすことを条件に実行される、請求項4に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  6. 前記圧縮機の容量の低減段階の実行後、第1所定時間経過するまで、圧縮機の容量制御を保留し、第1所定時間後に圧縮機の容量制御を再開する段階を有し、前記圧縮機の容量の増大段階の実行後、第2所定時間経過するまで、圧縮機の容量制御を保留し、第2所定時間後に圧縮機の容量制御を再開する段階を有する、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  7. 凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合について、冷媒吐出圧力が第1閾値より高い場合、および冷媒吸込圧力が第3閾値より低い場合それぞれに対してよりも長くなるように、前記第1所定時間を設定する、請求項6に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  8. さらに、前記圧縮機の容量の低減段階において、圧縮機の容量を低減するための条件を満たす判定をした後、第3所定時間経過後に、圧縮機の容量を低減する、請求項6に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  9. さらに、前記圧縮機の容量の増大段階において、圧縮機の容量を増大するための条件を満たす判定をした後、第4所定時間経過後に、圧縮機の容量を増大する、請求項6または請求項8記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  10. 第3所定時間経過後における圧縮機の容量の低減段階において、第3所定時間経過後における圧縮機の容量を低減するための条件と実測値との偏差に応じて、圧縮機の容量の低減割合を定め、第4所定時間経過後における圧縮機の容量の増大段階において、第4所定時間経過後における圧縮機の容量を増大するための条件と実測値との偏差に応じて、圧縮機の容量の増大割合を定める、請求項8または請求項9に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御方法。
  11. 圧縮機と、凝縮器と、電子膨張弁と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置における圧縮機の容量制御装置において、
    前記圧縮機の容量を可変とする圧縮機容量可変手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吐出位置に設けた圧力センサーと、
    前記圧力センサーにより検出された冷媒吐出圧力に応じて、前記圧縮機容量可変手段に対して圧縮機の容量を可変とする圧縮機容量制御手段とを有し、
    前記圧縮機容量制御手段は、冷媒吐出圧力が高圧カット値より低い第1閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吐出圧力が第1閾値より小さい第2閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吐出圧力が第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持すること、を特徴とする、冷凍装置の圧縮機の容量制御装置。
  12. 前記圧縮機容量制御手段は、さらに、冷媒吸込圧力が低圧カット値より高い第3閾値より低い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吸込圧力が第3閾値より大きい第4閾値より高い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吸込圧力が第3閾値と第4閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持する、請求項11に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御装置。
  13. さらに、凝縮器への外部熱媒流入温度を検出する温度センサーを有し、
    前記圧縮機容量制御手段は、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第6閾値より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、凝縮器への外部熱媒流入温度が第5閾値と第6閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持する、請求項11に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御装置。
  14. 前記圧縮機容量制御手段は、インバータ制御手段であり、インバータの周波数により、圧縮機の回転数を制御して、圧縮機からの冷媒吐出流量を制御する、請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の冷凍装置の圧縮機の容量制御装置。
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