JP2006266618A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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数馬 阪井
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Abstract

【課題】 オイルチョークが発生することや、オイルが冷却器に溜まることを防止しつつ、冷凍サイクル装置での冷却性能の低下を回避すること。
【解決手段】 圧縮機1は密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮機14、17を備え、冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、第2の回転圧縮機17で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイルセパレータ2と、分離されたオイルを第2の回転圧縮機17の吸入側に戻すためのオイルリターン回路18と、このオイルリターン回路に設けられた第1の電磁開閉弁20と、第2の回転圧縮機17の運転開始時点から所定時間経過したことをタイマ22Aが計時したときに第1の電磁開閉弁20を開放するマイコン(制御装置)21とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、HFCやCO等の冷媒を用いた冷凍サイクル装置に関する。詳述すれば、第1及び第2の回転圧縮手段を備えた圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置に関する。
従来のこの種の冷凍サイクル装置としては、圧縮機、膨張弁あるいはキャピラリチューブなどの減圧装置及び蒸発器を順次接続し、圧縮機は密閉容器に収納された第1及び第2の回転圧縮手段を備え、第1の回転圧縮手段にて圧縮された中間圧の冷媒ガスを中間冷却回路を通過させ冷却し、更に第2の回転圧縮手段に吸い込んで圧縮する。このような冷凍サイクルにおいて、オイル吐出量が多い圧縮機では、圧縮機自身の機構により圧縮機自身のオイル吐出量の低減を図っている。このため、圧縮機自身の容積が大きくなり、例えば、冷蔵庫において圧縮機などを配置する機械室のスペースを低減することが困難になるという問題があった。
また、負荷変動により一時的にオイルが圧縮機から多量に吐出されると、絞り手段として使用されているキャピラリチューブあるいは膨張弁にてオイルチョークが発生する、即ち減圧装置がオイルにて閉塞される、或いはオイルが冷却器に溜まり、冷凍サイクル装置の冷却性能が低下するという問題があった。
このような問題を回避するために、第2の回転圧縮手段にて圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、分離されたオイルを圧縮機内に戻すためのオイルリターン回路とを備えた遷臨界冷凍サイクル装置である冷凍サイクルが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−108687号公報
しかしなら、特許文献1に開示された冷凍サイクル装置においても、第2の回転圧縮手段の吐出側にてオイル分離手段にてオイルを分離し、オイルリターン回路を介して連続的に第2の回転圧縮装置の吸い込み側に戻した場合には、オイルがオイル分離手段に溜まっていないとき、あるいは溜まっているオイルの量が少ないときに、高圧の第2の回転圧縮手段の吐出側からオイルリターン回路を介して第2の回転圧縮装置の吸い込み側に至る冷媒回路が形成され、第2の回転圧縮手段の吐出側の圧力が高くなり、例えば一時的に冷却性能が低下するという問題が発生する。
そこで本発明は、オイルチョークが発生することや、オイルが冷却器に溜まることを回避しつつ、上述せる問題点を解消することを目的とする。
このため第1の発明は、圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記第2の回転圧縮手段の運転開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器にて熱交換された空気の温度を検出する温度検出器と、この温度検出器の検出温度に基づき前記第1及び第2の回転圧縮手段の運転開始及び停止を制御すると共に前記第2の回転圧縮手段の運転開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
第3の発明は、圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器に付着した霜を除く除霜手段と、この除霜手段による除霜運転の開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
第4の発明は、圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器に付着した霜を除く除霜手段と、前記冷却器の着霜状況を把握する把握手段と、この把握手段により前記冷却器に着霜したことが把握されると前記除霜手段による除霜運転を開始するように制御すると共にこの除霜運転の開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
第5の発明は、圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器に付着した霜を除く除霜手段と、この除霜手段による前回の除霜から所定時間毎に除霜運転を行なうように制御すると共にこの除霜運転の開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の回転圧縮手段を備えた圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒が循環する冷凍サイクル装置において、オイルチョークが発生することや、オイルが冷却器に溜まることを防止しつつ、冷凍サイクル装置での冷却性能の低下を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は例えば家庭用の冷蔵庫に設けられた冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。図1に記載されている冷媒回路Rにおいて、HFCやCO等の冷媒を用いることができるが、本実施形態ではCOを用いる。
前記冷媒回路Rは、冷媒を吸入圧縮し高温高圧にする密閉型の圧縮機1、オイル分離手段であるオイルセパレータ2、凝縮装置であるディップコンデンサ3、フィンチューブコンデンサ4、除霜水を蒸発させるための底フィンチューブコンデンサ5、フレームパイプコンデンサ6、減圧装置である第1のキャピラリチューブ7、冷却器である冷凍用蒸発器8、第1の逆止弁10、減圧装置である第2のキャピラリチューブ11、冷却器である冷蔵用蒸発器12、第2の逆止弁13等を有している。
前記圧縮機1は、図示しない駆動源により駆動される第1の回転圧縮手段である第1の回転圧縮機14、マフラー15、底プレートコンデンサ16及び第2の回転圧縮手段である第2の回転圧縮機17とを備えている。この圧縮機1の能力に応じ、前記オイルセパレータ2の容積は定まる。
そして、前記第1のキャピラリチューブ7と冷凍用蒸発器8と第1の逆止弁10との直列回路と、前記第2のキャピラリチューブ11と冷蔵用蒸発器12と第2の逆止弁13との直列回路とが前記フレームパイプコンデンサ6と圧縮機1内の第1の回転圧縮機14との間で並列接続されている。
また、前記冷媒回路Rにはオイルセパレータ2にて冷媒から分離されたオイルを圧縮機1内の第2の回転圧縮機17の冷媒吸い込み側に戻すためのオイルリターン回路18が接続され、このオイルリターン回路18の途中には第1の電磁開閉弁20が設けられている。更に、前記第1のキャピラリチューブ7の吸い込み側の配管には第2の電磁開閉弁9が設けられ、前記第2のキャピラリチューブ11の吸い込み側の配管には第3の電磁開閉弁19が設けられている。
21は図示しない制御装置としてのCPU、各種データを記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、プログラムを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)及びタイマ22A、22B、22Cなどを備えたマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)であり、このマイコン21に前記第1の電磁開閉弁20、第2の電磁開閉弁9及び第3の電磁開閉弁19が接続されると共に、冷凍室の温度を検出する温度センサ(以下、「第1の温度センサ」という)23、冷蔵室の温度を検出する温度センサ(以下、「第2の温度センサ」という)24、冷凍用蒸発器8の温度を検出する温度センサ(以下、「第3の温度センサ」という)25、冷蔵用蒸発器12の温度を検出する温度センサ(以下、「第4の温度センサ」という)26、例えばシーズヒータなどの加熱体である冷凍用蒸発器8の除霜装置(以下、「第1の除霜装置」という)27及び冷蔵用蒸発器12の除霜装置(以下、「第2の除霜装置」という)28が接続されている。
そして、マイコン21のCPUは、予め設定されRAMに格納された冷凍室の設定温度、冷蔵室の設定温度、冷凍用蒸発器8の除霜終了温度、冷蔵用蒸発器12の除霜終了温度、第1〜第4の温度センサ23、24、25、26が検出した温度、及びタイマ22A、タイマ22B、22Cの動作に基づき、ROMに格納された制御プログラムにより、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転及び停止、第1の電磁開閉弁20、第2の電磁開閉弁9及び第3の電磁開閉弁19の開閉、第1の除霜装置27及び第2の除霜装置28への通電及び非通電を制御する。
次に、冷凍サイクル装置の動作について説明する。冷蔵庫の運転時、冷凍室の温度を検出する第1の温度センサ23及び冷蔵室の温度を検出する第2の温度センサ24の検出温度に基づき、マイコン21が動作し、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に運転信号あるいは停止信号を出力し、各回転圧縮機14、17の運転及び停止が制御され、いわゆる冷凍サイクル運転が制御される。
即ち、前記第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17が運転を停止していて、冷凍室及び冷蔵室の温度が上昇し、第1の温度センサ23及び第2の温度センサ24の検出温度が設定されている各上限温度に達した場合には、マイコン21が動作し、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に運転信号を出力すると共に、第2の電磁開閉弁9及び第3の電磁開閉弁19に開信号を出力する。
そして、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転時、第1の回転圧縮機14から吐出された冷媒ガスは、底プレートコンデンサ16に流れ、後述する除霜運転により生じて除霜水皿(図示せず)に溜まった除霜水と熱交換し蒸発を促進し、温度低下した冷媒ガスが第2の回転圧縮機17に吸い込まれる。
そして、第2の回転圧縮機17から吐出された高温高圧の冷媒ガスは、オイルセパレータ2にてオイルが分離され、ディップコンデンサ3、フィンチューブコンデンサ4、底フィンチューブコンデンサ5及びフレームパイプコンデンサ6を順次流れ、凝縮した冷媒が第2及び第3の電磁開閉弁9、19を介して第1及び第2のキャピラリチューブ7、11に流れる。この間、底フィンチューブコンデンサ5にて、上記除霜水皿に溜まった除霜水と熱交換し、更に蒸発を促進し、凝縮される。
そして、第1及び第2のキャピラリチューブ7、11にて圧力が低下した液冷媒が冷凍用蒸発器8及び冷蔵用蒸発器12に流れ、図示しない冷気循環用の冷凍用送風機及び冷蔵用送風機の運転により冷凍用蒸発器8及び冷蔵用蒸発器12を循環する冷気と熱交換され蒸発し、温度が低下した冷気が冷凍室及び冷蔵室に循環し、冷凍室及び冷蔵室が冷却される。
また、前記冷凍用蒸発器8、冷蔵用蒸発器12から流出した冷媒ガスは第1の逆止弁10、第2の逆止弁13を通過して、第1の回転圧縮機14に吸い込まれる。そして、前記第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転による冷凍室又は冷蔵室への冷気循環により、冷凍室又は冷蔵室の温度が低下し第1の温度センサ23又は第2の温度センサ24の検出温度が設定されているそれぞれの下限温度まで低下すると、マイコン21が動作し、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に停止信号を、また第2の電磁開閉弁9又は第3の電磁開閉弁19に閉信号を出力し、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17が運転を停止すると共に第2の電磁開閉弁9又は第3の電磁開閉弁19が閉じる。
この場合、冷凍室又は冷蔵室のいずれかがそれぞれの下限温度まで低下した場合に、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転を継続させ、対応する第2の電磁開閉弁9又は第3の電磁開閉弁19を閉じるようにしてもよい。
そして、冷凍室及び冷蔵室の両者が設定されているそれぞれの下限温度まで低下すると、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17を停止させると共に第2の電磁開閉弁9及び第3の電磁開閉弁19を閉じる。
やがて、冷凍室又は冷蔵室の温度が上昇し、第1の温度センサ23又は温度センサ24の検出温度が設定されている各上限温度に達した場合には、マイコン21が動作し、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に運転信号を出力すると共に、第2の電磁開閉弁9又は第3の電磁開閉弁19に開信号を出力する。
即ち、冷凍室の温度が上昇した場合には第2の電磁開閉弁9が開き、冷蔵室の温度が上昇した場合には第3の電磁開閉弁19が開き、冷媒が冷凍用蒸発器8あるいは冷蔵用蒸発器12に流れ、冷凍室又は冷蔵室に冷気が循環して冷却される。このように、冷媒が冷凍用蒸発器8あるいは冷蔵用蒸発器12のいずれか一方に流れ、双方に冷媒が流れるときより負荷が小さいときは、マイコン21により第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転能力は小さく制御され、例えば回転数が小さく制御され、圧縮機1から吐出される冷媒量は少なくなる。
以上、説明したように、第1の温度センサ23、第2の温度センサ24の検出温度に基づき、即ち負荷に応じてマイコン21が動作して第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転、停止及び第2の電磁開閉弁9や第3の電磁開閉弁19の開閉が制御され、冷凍室や冷蔵室が設定温度に保たれる。
前記第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転開始後、後述するように所定時間経過した以降は、第1の電磁開閉弁20は閉じるため、第2の回転圧縮機17の運転により、冷媒と共に吐出されたオイルは、オイルセパレータ2にて冷媒分離され、このオイルセパレータ2に溜まる。このため、第2の回転圧縮機17のオイル吐出量が多い場合や、負荷の変動により一時的にオイルが多量に吐出された場合にも、第1及び第2のキャピラリチューブ7、11でのオイルチョークの発生を回避できると共に、オイルが冷凍用蒸発器8あるいは冷蔵用蒸発器12に溜まる状態を回避でき、冷却性能が低下することを回避できる。
そして、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17が停止し、冷凍サイクル運転が停止しているとき、第1の温度センサ23あるいは第2の温度センサ24の検出温度の上昇により、マイコン21が第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に運転信号を出力したときには、第1の電磁開閉弁20に開信号を出力し、更にタイマ22Aが時間計時を開始する。このため、各回転圧縮機14、17が運転を開始すると共に、第1の電磁開閉弁20は開き、オイルセパレータ2に溜まったオイルはオイルリターン回路18を介して第2の回転圧縮機17の吸い込み側に戻される。
そして、各回転圧縮機14、17が運転を開始すると共に、第1の電磁開閉弁20が開いた後、所定時間、例えば予め設定された所定時間である5秒間経過すると、タイマ22Aはカウントアップし、マイコン21は第1の電磁開閉弁20に閉信号を出力する。このため、第1の電磁開閉弁20は、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17が運転を開始してから5秒経過後に閉じ、オイルセパレータ2に溜まったオイルの第2の回転圧縮機17の吸い込み側への戻し動作は終了する。
この結果、冷凍室あるいは冷蔵室の負荷による第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転状況により、オイルの吐出量が少ない場合や、多い場合に関係なく、即ちオイルセパレータ2にて分離し溜まっているオイルの量の多い、少ないに関係なく、オイルセパレータ2に溜まっているオイルは、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転開始時に短時間(例えば、5秒間)のみ戻される。従って、連続的にオイルが戻され、特に、オイルセパレータ2に溜まっているオイルの量が少ないときに、第2回転圧縮機17の吐出側と吸い込み側との間で、オイルリターン回路18を介して冷媒戻り回路が形成されることを防止でき、この結果、第2の回転圧縮機17の吐出圧力が大幅に高くなることを防止でき、冷却性能が低下することを回避できる。
以上のように、この第1の実施形態によれば、第2の回転圧縮機17で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイルセパレータ2にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮機17の吸入側に戻すためのオイルリターン回路18に設けられた第1の電磁開閉弁20を、前記第2の回転圧縮機17の運転開始時点から所定時間だけ開放するようにマイコン21が制御する。
次に、冷凍用蒸発器8又は冷蔵用蒸発器12の除霜運転の開始時点から所定時間だけ前記第1の電磁開閉弁20を開放するように、マイコン21が制御する第2の実施形態について、以下説明する。
上述したように、冷凍サイクルの運転が制御され、冷凍室、冷蔵室の温度が設定温度に保たれているときに、冷凍用蒸発器8、冷蔵用蒸発器12の前回の除霜運転の開始又は終了から所定時間が経過し、タイマ22Bが所定時間経過を計時すると、マイコン21は動作し、除霜運転が開始される。
即ち、前回の除霜からタイマ22Bが所定時間経過したことを計時すると、マイコン21は第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に停止信号を強制的に出力すると共に、第1の除霜装置27及び第2の除霜装置28に通電開始信号を出力し、各除霜装置は通電され発熱し冷凍用蒸発器8及び冷蔵用蒸発器12は加熱されると共に前記第1の電磁開閉弁20を開くように制御し、またタイマ22Cは時間計時を開始する。このため、除霜運転が行われ、上記冷凍サイクルの運転時に冷凍用蒸発器8及び冷蔵用蒸発器12に生じた霜が次第に溶け、除霜運転により生じた除霜水は除霜水皿(図示せず)に溜まる。
また、前記第1の電磁開閉弁20は開くので、オイルセパレータ2に溜まったオイルはオイルリターン回路18を介して第2の回転圧縮機17の吸い込み側に戻される。
そして、第1の電磁開閉弁20が開いた後、所定時間、例えば予め設定された所定時間である5秒間が経過して前記タイマ22Cからカウントアップ信号を受けたマイコン21は、第1の電磁開閉弁20に閉信号を出力する。このため、第1の電磁開閉弁20は、除霜運転が開始してから5秒経過後に閉じ、オイルセパレータ2に溜まったオイルの第2の回転圧縮機17の吸い込み側への戻し動作は終了する。
この結果、冷凍室あるいは冷蔵室の負荷による第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17の運転状況により、オイルの吐出量が少ない場合や、多い場合に関係なく、即ちオイルセパレータ2にて分離し溜まっているオイルの量の多い、少ないに関係なく、オイルセパレータ2に溜まっているオイルは、除霜運転の開始時に短時間(例えば、5秒間)のみ戻される。従って、連続的にオイルが戻され、特に、オイルセパレータ2に溜まっているオイルの量が少ないときに、第2回転圧縮機17の吐出側と吸い込み側との間で、オイルリターン回路18を介して冷媒戻り回路が形成されることを防止でき、この結果、第2の回転圧縮機17の吐出圧力が大幅に高くなることを防止でき、冷却性能が低下することを回避できる。
そして、第3の温度センサ25、第4の温度センサ26が冷凍用蒸発器8、冷蔵用蒸発器12の温度が所定温度以上になったことを検出すると、マイコン21が動作し第1の除霜装置27、第2の除霜装置28に通電停止信号を出力すると共に、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17に運転信号を出力し、除霜運転が終了する。この結果、各除霜装置27、28は非通電になり、発熱が停止すると共に、第1の回転圧縮機14及び第2の回転圧縮機17は運転を開始する。
前記除霜運転開始した後、所定時間経過した以降は、前記第1の電磁開閉弁20は閉じるため、第2の回転圧縮機17の運転により、冷媒と共に吐出されたオイルは、オイルセパレータ2にて冷媒分離され、このオイルセパレータ2に溜まる。このため、第2の回転圧縮機17のオイル吐出量が多い場合や、負荷の変動により一時的にオイルが多量に吐出された場合にも、第1及び第2のキャピラリチューブ7、11でのオイルチョークの発生を回避できると共に、オイルが冷凍用蒸発器8あるいは冷蔵用蒸発器12に溜まる状態を回避でき、冷却性能が低下することを回避できる。
なお、上記第2の実施形態の説明において、シーズヒータなどの加熱体である冷凍用蒸発器8の第1の除霜装置27及び冷蔵用蒸発器12の第2の除霜装置28により冷凍用蒸発器8及び冷蔵用蒸発器12を加熱する除霜運転について説明したが、圧縮機1から吐出された高温の冷媒ガスを冷凍用蒸発器8及び冷蔵用蒸発器12に流して行う、いわゆるホットガスによる除霜運転の場合にも適用してもよい。
また、本第2の実施形態によれば、前回の除霜運転の開始又は終了から所定時間が経過したことをタイマ22Bが所定時間経過を計時すると、マイコン21が除霜運転を開始するように制御したが、これに限らず、冷凍用蒸発器8、冷蔵用蒸発器12の着霜状況を着霜検出手段が直接検出した場合に、マイコン21が除霜運転を開始するように制御してもよい。あるいは、圧縮機1の連続運転時間が所定時間以上となったことをタイマが計時したら、マイコン21が除霜運転を開始するように制御するなど、冷凍用蒸発器8、冷蔵用蒸発器12が着霜したことを直接的又は間接的に把握した場合に、除霜運転を開始するように制御してもよい。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 オイルセパレータ(オイル分離手段)
3 ディップコンデンサ(凝縮装置)
7 第1のキャピラリチューブ(減圧装置)
8 冷凍用蒸発器
12 冷蔵用蒸発器
14 第1の回転圧縮機
17 第2の回転圧縮機
20 第1の電磁開閉弁
21 マイコン(制御装置)
22A乃至22C タイマ
23 第1の温度センサ(温度検出器)
24 第2の温度センサ(温度検出器)

Claims (5)

  1. 圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記第2の回転圧縮手段の運転開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器にて熱交換された空気の温度を検出する温度検出器と、この温度検出器の検出温度に基づき前記第1及び第2の回転圧縮手段の運転開始及び停止を制御すると共に前記第2の回転圧縮手段の運転開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器に付着した霜を除く除霜手段と、この除霜手段による除霜運転の開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器に付着した霜を除く除霜手段と、前記冷却器の着霜状況を把握する把握手段と、この把握手段により前記冷却器に着霜したことが把握されると前記除霜手段による除霜運転を開始するように制御すると共にこの除霜運転の開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  5. 圧縮機、凝縮装置、減圧装置及び冷却器を順次接続して構成され冷媒を循環する冷凍サイクル装置において、前記圧縮機は、密閉容器内に第1及び第2の回転圧縮手段を備え、前記第2の回転圧縮手段で圧縮された冷媒からオイルを分離するためのオイル分離手段と、このオイル分離手段にて分離されたオイルを前記第2の回転圧縮手段の吸入側に戻すためのオイルリターン回路と、このオイルリターン回路に設けられた電磁開閉弁と、前記冷却器に付着した霜を除く除霜手段と、この除霜手段による前回の除霜から所定時間毎に除霜運転を行なうように制御すると共にこの除霜運転の開始時点から所定時間前記電磁開閉弁を開放するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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