JP2014145443A - 焼結パレット台車用転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、外輪と、内輪と、及び前記外輪と前記内輪の間に配置される2列以上のころ転動体とを備え、内輪、外輪の少なくとも一方に外鍔及び/若しくは中鍔を有する複列ころ軸受であって、前記鍔の鍔面と前記ころの端面の少なくとも一方に、リン酸マンガン塩被膜又はフッ素樹脂被膜を形成していることを特徴とする焼結パレット台車用複列ころ軸受を提供している。
【選択図】図1
Description
そこで、現在では、多くの鉄鋼メーカーが焼結設備車輪、そして中ローラー部にグリースが封入されたシール付密封軸受を使用している。
更に、そのかじりから特にラジアル荷重を負荷する外輪中央部で、外輪中鍔部のかじりを起点として、突発的に外輪割損が生じることもある。外輪割損は焼結設備のライン停止を招くだけでなく、前工程、後工程にも影響を与え、またメンテナンス時期の再調整も必要となり、多大な損害を招く可能性がある。
例えば、特許文献1には、中ローラー用軸受の鍔かじり、特に外輪中鍔かじり、そして中鍔かじりを起点とした外輪割損対策として、外輪中央部の鍔をなくし、外輪端面鍔と内輪側に配置した分離可能な鍔を配置し、軸方向荷重を外輪端面鍔と、内輪分離可能な鍔面とで負荷できるようにした転がり軸受が開示されている。
軸受は軸受容量を最大化する為、総ころ形式であり、外輪内輪鍔に挟まれるころの軸方向すきまが過多になればころのスキューが生じやすくなり、ころ端面と鍔面のかじりが積極的に生じることなる。その結果、従来品の外輪中鍔かじり起点の外輪割損は防ぐことが可能ではあるが、他部の鍔かじりは発生し、鍔・ころ端面欠けやそれによるころ不整運動からのころロック、更に軸受が焼損するおそれもあった。
その他、焼結パレット台車の中ローラー用軸受以外に、台車の車輪用軸受も潤滑不良を生じる可能性がある。例えば、台車の載せ物の重荷重によるころと軌道面間の油膜形成不足、また、内輪大鍔面ところ端面間のすべり接触による油膜形成不足を生じるおそれもあった。
(1)本発明の第1の発明は、外輪と、内輪と、及び前記外輪と前記内輪の間に配置される2列以上のころ転動体とを備え、内輪、外輪の少なくとも一方に外鍔及び/若しくは中鍔を有する複列ころ軸受であって、前記鍔の鍔面と前記ころの端面の少なくとも一方に、リン酸マンガン塩被膜を形成していることを特徴とする焼結パレット台車用複列ころ軸受を提供している。
(2)リン酸マンガン塩被膜の膜厚さは2〜8μmであることが好ましい。
(3)本発明の第2の発明は、外輪と、内輪と、及び前記外輪と前記内輪の間に配置される2列以上のころ転動体とを備え、内輪、外輪の少なくとも一方に外鍔及び/若しくは中鍔を有する複列ころ軸受であって、前記鍔の鍔面と前記ころの端面の少なくとも一方に、フッ素樹脂被膜を形成していることを特徴とする焼結パレット台車用複列ころ軸受を提供している。
(4)フッ素樹脂被膜の膜厚さは0.05〜8μmであることが好ましい。
第1又は第2の発明に係る複列ころ軸受は、中ローラー用複列円筒ころ軸受である場合、上記の被膜は、少なくとも外輪の中鍔部及び内輪の外鍔に覆われることが好ましい。それは、外輪の中鍔部及び内輪の外鍔は、重荷重により比較的に損傷しやすいからである。
まず、本実施形態の焼結パレット台車の全体構造について図1、2を参照しながら説明する。1は焼結パレット台車の機台(図示せず)に固定される車軸、2は車軸1の軸端に固定された車輪用の複列円錐ころ軸受、3は、円錐ころ軸受の外輪に固定されるレール(図示せず)上を転走するローラー、4はローラー3の近傍に位置し、かつ、内輪間座5を介して複列円錐ころ軸受Aと共に軸方向に並設された中ローラー用の複列円筒ころ軸受、6は軸受の押え板、7は前蓋である。
<第2の実施形態>
2 円錐ころ軸受
3 ローラー
4 円筒ころ軸受
10、10’ 中鍔(外輪側)
13、14、13’、14’ 外鍔(内輪側)
15、15’ ころ端面
18、19 中鍔(内輪側)
Claims (5)
- 外輪と、内輪と、及び前記外輪と前記内輪の間に配置される2列以上のころ転動体とを備え、内輪、外輪の少なくとも一方に外鍔及び/若しくは中鍔を有する複列ころ軸受であって、前記鍔の鍔面と前記ころの端面の少なくとも一方に、リン酸マンガン塩被膜を形成していることを特徴とする焼結パレット台車用複列ころ軸受。
- 前記被膜の膜厚さは2〜8μmであることを特徴とする請求項1に焼結パレット台車用複列ころ軸受。
- 外輪と、内輪と、及び前記外輪と前記内輪の間に配置される2列以上のころ転動体とを備え、内輪、外輪の少なくとも一方に外鍔及び/若しくは中鍔を有する複列ころ軸受であって、前記鍔の鍔面と前記ころの端面の少なくとも一方に、フッ素樹脂被膜を形成していることを特徴とする焼結パレット台車用複列ころ軸受。
- 前記被膜の膜厚さは0.05〜8μmであることを特徴とする請求項3に焼結パレット台車用複列ころ軸受。
- 前記複列ころ軸受は、中ローラー用複列円筒ころ軸受であり、前記の被膜は、少なくとも前記外輪の中鍔部及び前記内輪の外鍔に覆われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の焼結パレット台車用転がり軸受。
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2013
- 2013-01-30 JP JP2013015311A patent/JP2014145443A/ja active Pending
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