JP2014144683A - 車両用ルーフ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合強度を確保しつつ、レーザーを用いることなくルーフパネルとルーフサイドレールとを接合することの可能な車両用ルーフ構造を得る。
【解決手段】内側フランジ部18Bの車両幅方向内側端部と、これと対向するルーフ本体部32の間には、閉塞部材40が配置されている。当接部26の車両内側には、ルーフ本体部32、外端屈曲部34、接合部24、立上部22、内側フランジ部18B、及び閉塞部材40に囲まれた、閉塞空間42が形成されている。閉塞空間42は、当接部26を跨ぐ閉塞された空間とされている。閉塞空間42には、接着剤48が充填されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のルーフパネルとルーフサイドレールとの接合部にルーフモールを配設しない、ルーフモールレスの車両用ルーフ構造に関する。
従来、車両のルーフパネルと車両のルーフサイドレールとの接合部分に、ルーフモールを設けない車両用ルーフ構造が提案されている。例えば、特許文献1には、ルーフパネルとルーフサイドレールとをレーザー溶接により接合する技術が開示されている。また、特許文献2には、ルーフとフロントルーフレールとを接着剤により接合する技術が開示されている。
特許03644290号 実開昭62−87977号
しかしながら、レーザー溶接の場合、レーザー設備が必要となり、コストやスペース、管理等の問題から、既存設備では対応できない場合もある。また、接着剤を用いる場合、接着剤の垂れ等により、接着剤を必要箇所に必要量を供給することが難しく、接合強度を確保し難いという問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、レーザーを用いることなく接着剤を用いた手法で、ルーフパネルとルーフサイドレールとの接合強度の確保された車両用ルーフ構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用ルーフ構造は、車両ルーフの外板を構成するルーフパネルと、前記ルーフパネルの車両幅方向両端部に車両前後方向に沿って配置されたルーフサイドレールと、前記ルーフパネル及び前記ルーフサイドレールに密着され、前記ルーフパネル及び前記ルーフサイドレールと共に閉塞空間を形成する閉塞部材と、前記閉塞空間に充填された接着剤と、を備えている。
請求項1に記載の車両用ルーフ構造は、閉塞部材を備えており、ルーフパネル、ルーフサイドレール、及び閉塞部材により閉塞空間が形成されている。そして、閉塞空間に接着剤が充填されている。
閉塞空間は閉塞されているため、充填された接着剤は垂れたり流れたりすることなく当該閉塞空間内に留まる。したがって、接着剤を必要箇所に必要量供給して、ルーフパネルとルーフサイドレールとを接合することができる。
請求項2に記載の車両用ルーフ構造は、前記閉塞部材には、外部と前記閉塞空間とを連通する充填口が形成されている、ことを特徴とする。
請求項2に係る車両用ルーフ構造では、前記接着剤の充填前において閉塞部材に充填口が形成されているので、外部から閉塞空間へ容易にアクセスすることができる。
請求項3に記載の車両用ルーフ構造は、前記閉塞部材は発砲ゴムで構成されている、ことを特徴とする。
請求項3に係る車両用ルーフ構造において、閉塞部材は、発泡ゴムで形成されており、比較的軽量で弾性変形しやすいという特徴を有している。
請求項4に記載の車両用ルーフ構造は、前記閉塞部材が、前記ルーフパネル及び前記ルーフサイドレールに接着用部材を介して接着されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の車両用ルーフ構造では、閉塞空間へ接着剤を充填する前に、ルーフパネルとルーフサイドレールとが仮固定され、両者の移動による位置ずれを抑制することができる。また、接着用部材により、ルーフパネル及びルーフサイドレールと閉塞部材との接着強度を高めることができる。
請求項1に係る車両用ルーフ構造によれば、レーザーを用いることなく接着剤を用いた手法で、ルーフパネルとルーフサイドレールとの接合強度の確保された車両用ルーフ構造を得ることができる。
請求項2に係る車両用ルーフ構造によれば、接着剤の充填作業を容易に行うことができる。
請求項3に係る車両用ルーフ構造によれば、車両の軽量化が図れると共に、ルーフパネル及びルーフサイドレールとの密着性を容易に確保することができる。
請求項4に係る車両用ルーフ構造によれば、ルーフパネルとルーフサイドレールとの接合作業を行いやすくすることができる。また、ルーフパネルとルーフサイドレールとの接合強度を高めることができる。
第1実施形態の車両用ルーフ構造が適用された車両の上部を示す斜視図である。 図1中のA−A線に沿った車両用ルーフ構造の縦断面図である。 第1実施形態の閉塞部材の一部斜視縦断面図である。 第1実施形態の閉塞部材の変形例に係る一部斜視縦断面図(A)、(B)である。 第1実施形態の閉塞部材の適用の変形例に係る車両用ルーフ構造の縦断面図である。 第1実施形態の閉塞部材の適用の他の変形例に係る車両用ルーフ構造の縦断面図である。 第1実施形態の閉塞部材の他の変形例に係る一部斜視縦断面図である。 第2実施形態の閉塞部材の一部斜視縦断面図である。 第2実施形態の車両用ルーフ構造の縦断面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を用いて、本発明に係る車両用ルーフ構造の実施形態について説明する。なお、図中に示される矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示し、矢印FRは車両前方側を示している。
図1には、第1実施形態に係る車両用ルーフ構造が適用された車両の上部が斜視図で示されている。また、図2には、図1のA−A線断面図が示されている。
図1に示されるように、車両ルーフ10は、キャビンを覆うルーフパネル30及び車両幅方向の両サイドに設けられたルーフサイドレール12を有している。ルーフパネル30により、車両の外板が構成されている。ルーフサイドレール12は、左右一対の車体側構成部材として車両前後方向に沿って配設されている。
図2に示されるように、ルーフサイドレール12は、レールインナパネル14、レールアウタリインフォース16、及び、サイドアウタパネル18の三枚のパネルで構成されている。レールインナパネル14は車室内側に配置され、レールアウタリインフォース16はレールインナパネル14よりも車室外側に配置されている。レールインナパネル14とレールアウタリインフォース16とで閉断面が形成されている。サイドアウタパネル18は、レールアウタリインフォース16の車室外側に配置されている。なお、レールインナパネル14、レールアウタリインフォース16及びサイドアウタパネル18は、いずれも鋼板製とされている。
レールインナパネル14は、レールアウタリインフォース16との間で閉断面を形成する本体部14Aと、この本体部14Aの内端部から車両幅方向内側へ略水平に屈曲された内側フランジ部14Bと、本体部14Aの外端部から斜め下方外向きに屈曲された外側フランジ部14Cと、によって構成されている。
レールアウタリインフォース16は、本体部14Aと対向するように配置された本体部16Aと、この本体部16Aの内端部から車両幅方向内側へ略水平に屈曲された内側フランジ部16Bと、本体部16Aの外端部から斜め下方外向きに屈曲された外側フランジ部16Cと、によって構成されている。
サイドアウタパネル18は、レールアウタリインフォース16の本体部16Aを車室外側から覆うことが可能な膨らみを有する本体部18Aと、この本体部18Aの内端部から車両幅方向内側へ略水平に屈曲された内側フランジ部18Bと、本体部18Aの外端部から斜め下方外向きに屈曲された外側フランジ部18Cと、によって構成されている。
本体部18Aの車両幅方向内側には、内側フランジ部18Bから車両上方へ屈曲した立上部22が形成されている。立上部22の上端からは、車両外側斜め上へ向かって接合部24が延出されている。
上記のレールインナパネル14の内側フランジ部14Bと、レールアウタリインフォース16の内側フランジ部16Bと、サイドアウタパネル18の内側フランジ部18Bの三枚は、重ね合わされてスポット溶接により結合されている。同様に、レールインナパネル14の外側フランジ部14Cと、レールアウタリインフォース16の外側フランジ部16Cと、サイドアウタパネル18の外側フランジ部18Cの三枚は、重ね合わされてスポット溶接により結合されている。これにより、ルーフサイドレール12に、車両前後方向に沿って閉断面が延在する車両骨格部材が形成されている。
ルーフパネル30は、車両上方側へ凸となる緩やかな湾曲形状に形成され、キャビンを車両上方側から覆うルーフ本体部32を備えている。ルーフ本体部32の車両幅方向の両端部は、サイドアウタパネル18の内側フランジ部18Bと対向している。また、ルーフパネル30の車両幅方向の両端部は、ルーフ本体部32の車両幅方向外側端から先端が斜め下方の車両内向きになるように屈曲され、外端屈曲部34が形成されている。外端屈曲部34は、サイドアウタパネル18の接合部24と向き合うように配置され、一部が互いに重ね合わされて当接され当接部26が形成されている。ルーフ本体部32の上面よりも接合部24の上端の方が車両上側に配置されている。ルーフ本体部32と接合部24の間の車両外側には、シーラー28が塗布されている。
内側フランジ部18Bの車両幅方向内側端部と、これと対向するルーフ本体部32の間には、閉塞部材40が配置されている。図3にも示されるように、閉塞部材40は、長尺板状とされ、長手方向Lが車両前後方向に沿い、板厚方向Wが車両幅方向となるように配置されている。閉塞部材40は、高さ方向Hの一端辺が内側フランジ部18Bに接着され、他端辺がルーフ本体部32の下面に接着されている。接着には粘着テープ44が用いられている。閉塞部材40は、車両前後方向において、ルーフパネル30の全長に渡って連続して配設されている。当接部26の車両内側には、ルーフ本体部32、外端屈曲部34、接合部24、立上部22、内側フランジ部18B、及び閉塞部材40に囲まれた、閉塞空間42が形成されている。閉塞空間42は、当接部26を跨ぐ閉塞された空間とされている。
閉塞部材40は、発泡ゴムで形成されており、高さ方向Hに圧縮された状態で内側フランジ部18Bとルーフ本体部32の間に配置されている。したがって、図2に示すように、非圧縮状態の時(二点鎖線40参照)よりも幅長が短くなっている。閉塞部材40には、充填用スリット46が形成されている。充填用スリット46は、閉塞部材40の幅方向中央に長手方向L及び板厚方向Wに沿って板厚方向Wを貫通するように形成されている。充填用スリット46により、接着剤48が閉塞空間42に充填される前は、該閉塞空間42が充填用スリット46を介して外部と連通されている。ここでの「連通」は、必ずしも空間が連続して形成されている必要はなく、外部から閉塞空間42へアクセス可能であることを意味している。充填用スリット46は、閉塞部材40の複数箇所に設けられている。
閉塞空間42には、接着剤48が充填されている。接着剤48が充填されることにより、充填用スリット46は閉鎖される。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
まず、ルーフサイドレール12の内側フランジ部18Bの車両幅方向内側上面に、粘着テープ44を介して閉塞部材40の高さ方向Hの一端面を接着させる。閉塞部材40の高さ方向Hの他端面には、両面の粘着テープ44を貼り付けておく。
ルーフパネル30とルーフサイドレール12とを接合する際には、ルーフパネル30をルーフサイドレール12を含むボディーの上部へ配置する。このとき、外端屈曲部34を接合部24に当接させ、当接部26を形成する。また、閉塞部材40の粘着テープ44上にルーフ本体部32を配置し接着させる。閉塞部材40は、ルーフパネル30の重みにより、圧縮された状態となる。この状態で、ルーフパネル30の車両幅方向の端部には、前述した閉塞空間42が形成されている。
次に、閉塞部材40の充填用スリット46に、接着剤塗布用ガン50のノズル50Aを挿入し、閉塞空間42へ接着剤48を注入する。接着剤48は、閉塞空間42が完全に埋まるように射出圧を加えて注入する。注入後、ノズル50Aを抜いて、充填用スリット46を閉鎖する。そして、当接部26の車両外側に、シーラー28を施す。
本実施形態によれば、閉塞空間42は閉塞されているので、接着剤48の垂れや流れを防止して、必要箇所に必要量の接着剤を供給することができる。このように、閉塞空間42に接着剤48を充填することにより、単に薄膜状や点状に接着剤を塗布して接合する場合と比較して、接合強度を高くすることができる。また、このように接着剤を用いることにより、レーザーを用いることなくルーフパネル30とルーフサイドレール12とを接合することができる。
また、本実施形態の閉塞部材40は、充填用スリット46を有しているので、当該充填用スリット46を介して、簡単に閉塞空間42へアクセスすることができ、接着剤48の充填作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態の閉塞部材40は、比較的軽量で弾性変形しやすい発砲ゴム材で形成されているので、軽量化を図ることができると共に、ルーフパネル30及びルーフサイドレール12との密着性を確保することができる。
なお、本実施形態では、ルーフパネル30をルーフサイドレール12の上部へ配置した後に、閉塞空間42へ接着剤48を注入したが、ルーフパネル30を配置する前に接着剤48をある程度供給しておいてもよい。この場合、接合部24、立上部22、内側フランジ部18B、及び閉塞部材40に囲まれた空間(閉塞空間42の上部が開放された空間)に接着剤48を供給しておく。そして、ルーフパネル30をルーフサイドレール12の上部へ配置した後に、不足分を閉塞空間42へ注入する。
また、本実施形態では、車両前後方向において、閉塞部材40をルーフパネル30の全長に渡って配設したが、必ずしも全長に渡って配設する必要はない。局部的にルーフパネル30とルーフサイドレール12との間の接合強度を確保するため、車両前後方向の一部に閉塞部材40を配設してもよい。
また、本実施形態では、閉塞部材40に充填用スリット46を形成したが、必ずしも充填用スリット46は形成する必要はない。この場合には、ルーフ本体部32と閉塞部材40とが非接着となる部分を一部に形成しておき、当該非接着部分から接着剤塗布用ガン50のノズル50Aを挿入し、閉塞空間42へ接着剤48を注入すればよい。
また、本実施形態の充填用スリット46は、長手方向Lに沿ったスリットとされているが、長手方向Lと交差する方向、例えば、長手方向Lと直交する方向に沿ったスリットとしてもよい。また、本実施形態の充填用スリット46に代えて、図4(A)に示されるように、接着剤塗布用ガン50のノズル50Aを挿入可能な穴46Aを形成し、穴46Aから接着剤48を充填してもよい。さらに、図4(B)に示されるように、閉塞部材40の高さ方向Hの一方側端辺から切込みをいれて充填用切込46Bを形成し、充填用切込46Bから接着剤48を充填してもよい。
また、本実施形態では、閉塞部材40の高さ方向Hの両端面に粘着テープ44を配置したが、必ずしも粘着テープ44は必要ではない。また、閉塞部材40の高さ方向Hの一方の端面のみに粘着テープ44を配置してもよい。本実施形態のように、閉塞部材40の高さ方向Hの両端面に粘着テープ44を配置することにより、ルーフサイドレール12上にルーフパネル30をしっかりと仮固定して、後作業を行いやすくすることができる。
また、本実施形態では、閉塞部材40を発泡ゴム材で形成したが、他の材料を用いた部材で形成してもよい。但し、軽量かつ弾性変形可能な部材であることが好ましい。
また、本実施形態では、接着剤48の充填される閉塞空間42の車両幅方向の断面積を変えることにより、ルーフパネル30とルーフサイドレール12との接着強度、剛性を調整することができる。図5に示されるように、閉塞部材40のルーフパネル30側の端面とルーフ本体部32との接着位置を車両幅方向外側へ移動させることにより、閉塞空間42の車両幅方向の断面積を小さくして接着強度、剛性を下げることができる。一方、図6に示されるように、閉塞部材40のルーフパネル30側の端面とルーフ本体部32との接着位置を車両幅方向内側へ移動させることにより、閉塞空間42の車両幅方向の断面積を大きくして接着強度、剛性を上げることができる。
また、閉塞部材については、図7に示されるように、閉塞部材40の車両幅方向外側に仕切部60Aを形成した閉塞部材60を用いてもよい。仕切部60Aは、閉塞部材40で形成される部分の高さ方向Hに沿って形成され、車両幅方向外側へ向かって延出されている。仕切部60Aは、長手方向Lに所定間隔で形成されている。仕切部60Aにより、閉塞空間42は複数に仕切られる。
このように、仕切部60Aを有する閉塞部材60を用いることにより、閉塞部材60の高さ方向Hにおける強度を高くすることができ、接着剤48の充填前に安定してルーフサイドレール12上にルーフパネル30を仮固定することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、閉塞部材の形状が第1実施形態と異なり、その他の構成については第1実施形態と同一である。以下、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8に示されるように、本実施形態の閉塞部材70は、長尺棒状とされ、車両の高さ方向Hに貫通する閉塞空間72が形成されている。閉塞空間72は、閉塞部材70の長手方向Lに複数形成されている。閉塞部材70は、閉塞空間72の車両幅方向Wの両端に配置される外壁部70Aと、閉塞空間72を長手方向Lに区画する仕切部70Bとで構成されている。
閉塞部材70は、長手方向Lが車両前後方向に沿うように、内側フランジ部18Bと、これと対向するルーフ本体部32の間に配置されている。閉塞部材70の車両下側端面(外壁部70A及び仕切部70Bの車両下側端面)は、粘着テープ44を介して内側フランジ部18Bに接着され、閉塞部材70の車両上側端面は、粘着テープ44を介してルーフ本体部32の下面に接着されている。
図9に示すように、当接部26の車両内側には、当接部26を跨ぐように閉塞空間72が配置されている。閉塞空間72は、ルーフ本体部32、内側フランジ部18B、外壁部70A、及び仕切部70Bに囲まれて閉塞されている。
閉塞部材70は、発泡ゴムで一体的に形成されている。閉塞部材70は、車両の高さ方向Hに圧縮された状態で内側フランジ部18Bとルーフ本体部32の間に配置されている。車両幅方向内側の外壁部70Aには、充填用スリット76が形成されている。充填用スリット76は、第1実施形態の充填用スリット46と同様に、外壁部70Aの車両の高さ方向Hの中央に長手方向L及び車両幅方向Wに沿って車両幅方向Wを貫通するように形成されている。充填用スリット76は、各閉塞空間72に対応する外壁部70B毎に1つ形成されている。
各閉塞空間72には、接着剤48が充填されている。接着剤48が充填されることにより、充填用スリット76は閉鎖される。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態においても、ルーフパネル30とルーフサイドレール12とを接合は、第1実施形態と同様に行われる。本実施形態の閉塞空間72についても閉塞されているので、接着剤48の垂れや流れを防止して、必要箇所に必要量の接着剤を供給することができ、接合強度を確保することができる。
また、本実施形態では、閉塞部材70内に閉塞空間72を形成するので、閉塞空間72の大きさを自由に設定することができる。したがって、接着剤48の使用量の調整を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、閉塞部材70が2枚の外壁部70Aを有すると共に、仕切部70Bを有しているので、閉塞部材70の車両の高さ方向Hにおける強度を高くすることができ、接着剤48の充填前に安定してルーフサイドレール12上にルーフパネル30を仮固定することができる。
なお、本実施形態においても、必ずしも充填用スリット76は形成する必要はない。また、充填用スリット76に代えて、接着剤塗布用ガン50のノズル50Aを挿入可能な穴46Aを形成してもよいし、閉塞部材70の高さ方向Hの一方側端辺から切込みをいれて充填用切込46Bを形成してもよい。
10 車両ルーフ
12 ルーフサイドレール
30 ルーフパネル
40 閉塞部材
42 閉塞空間
44 粘着テープ(接着用部材)
46A 穴(充填口)
46 充填用スリット(充填口)
46B 充填用切込(充填口)
48 接着剤
60 閉塞部材
70 閉塞部材
72 閉塞空間
76 充填用スリット

Claims (4)

  1. 車両ルーフの外板を構成するルーフパネルと、
    前記ルーフパネルの車両幅方向両端部に車両前後方向に沿って配置されたルーフサイドレールと、
    前記ルーフパネル及び前記ルーフサイドレールに密着され、前記ルーフパネル及び前記ルーフサイドレールと共に閉塞空間を形成する閉塞部材と、
    前記閉塞空間に充填された接着剤と、
    を備えた車両用ルーフ構造。
  2. 前記閉塞部材には、外部と前記閉塞空間とを連通する充填口が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ルーフ構造。
  3. 前記閉塞部材は発砲ゴムで構成されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ルーフ構造。
  4. 前記閉塞部材は、前記ルーフパネル及び前記ルーフサイドレールに接着用部材を介して接着されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ルーフ構造。
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