JP2014144067A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機種毎に貯留手段の貯留量が異なる場合であっても、機種毎に貯留手段の貯留量を予め設定する必要がなく、大当たり終了後の特別状態において遊技者が不快と感じた遊技情報を適切に管理する。
【解決手段】管理装置6は、遊技機2にて大当たり終了後の特別状態(甘中)が発生したことを検出すると、特別状態の開始から終了までの期間だけでなく、特別状態の開始から持玉払出(例えば遊技者による持玉の払出操作)が行われるまでの期間、即ち、上部受皿2bにより貯留される玉が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出するまでの期間をも対象とし、その期間におけるアウト、セーフ、BAサ、SA等の遊技情報を管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技価値を消費することで遊技盤面に設けられた始動口への入賞である始動入賞を可能とし、その始動入賞に応じて作動する役物の作動結果に応じて大当たりを発生させ、大当たり終了後に通常状態よりも始動入賞させ易くなる遊技状態である特別状態を発生可能であると共に、入賞に応じて遊技者に付与される遊技価値を貯留する貯留手段が設けられ、その貯留手段により貯留される遊技価値を消費対象として遊技価値を消費する遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムに関する。
遊技場では遊技機の遊技情報を管理しており、そのうちの一つに遊技機が確変状態や時短状態等の特別状態(甘中)にあるときの遊技情報がある。この甘中の遊技情報としては、出玉率(BA)や差玉(BAサ)等があるが、甘中において玉が減少し、遊技機の貯留皿の貯留量が目減りすると、遊技者が不快に感ずる点に着眼し、出願人は特許文献1にて、甘中の発生時点から次の大当たりまでのBAサを、予め設定しておいた遊技機の貯留皿の貯留量から減算した残貯留数を管理することを既に提案している。
特開2012−239802号公報
特許文献1によれば、甘中の終了時点において遊技者が不快と感じたか否かを把握することができる。しかしながら、この場合、機種毎に貯留皿の貯留量が異なるという事情により、機種毎に貯留皿の貯留量を予め設定しておく必要があり、その設定操作を行わないことで正確な遊技情報とならない虞があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、機種毎に貯留手段の貯留量が異なる場合であっても、機種毎に貯留手段の貯留量を予め設定する必要がなく、大当たり終了後の特別状態において遊技者が不快と感じた遊技情報を適切に管理することができる遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技価値を消費することで遊技盤面に設けられた始動口への入賞である始動入賞を可能とし、その始動入賞に応じて作動する役物の作動結果に応じて大当たりを発生させ、大当たり終了後に通常状態よりも始動入賞させ易くなる遊技状態である特別状態を発生可能であると共に、入賞に応じて遊技者に付与される遊技価値を貯留する貯留手段が設けられ、その貯留手段により貯留される遊技価値を消費対象として遊技価値を消費する遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムであって、遊技機側から出力される前記特別状態の発生期間を特定可能な遊技信号により遊技機において前記特別状態が発生している期間である特別状態期間を特定する状態特定手段と、前記貯留手段により貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出する貯留増加検出手段と、前記特別状態期間が発生してから前記貯留増加検出手段により増加された旨が検出されるまでの期間である特別貯留期間を特定する期間特定手段と、遊技機側から出力される遊技信号により遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、前記特別貯留期間において特定された遊技情報である特別貯留情報を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、遊技機に対応して設けられ、遊技者による計数操作に応じて前記貯留手段に貯留された遊技価値の少なくとも一部を遊技者の獲得価値として特定し、遊技者による復帰操作に応じて前記獲得価値を遊技に消費可能な状態とする復帰処理を行うことで、前記貯留手段により貯留される遊技価値を増加させる獲得価値処理手段を備え、前記貯留増加検出手段は、前記復帰操作、及び前記復帰処理のうち少なくとも一方を検出することを、前記貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨として検出することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として遊技に応じて消費された遊技価値を示すアウト、及び遊技における入賞に応じて付与された遊技価値を示すセーフを特定し、前記管理手段は、前記特別貯留情報として前記特別貯留期間において特定されたアウトとセーフとの差を示す特別貯留差を管理することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記特別貯留情報に基づいて遊技情報をシミュレートするシミュレート手段を備え、前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として前記役物の作動回数を示すスタートを特定すると共に、前記特別状態期間において特定したアウト、及びスタートを、特別アウト、及び特別スタートとして特定し、前記シミュレート手段は、前記特別状態中に実行され得る基準となるスタートである基準スタートを予め設定し、前記特別貯留差に前記特別スタートを乗じた値を前記特別アウトにて除し、更に前記基準スタートにて除した値を、100%から減じた値を示し、前記特別状態が開始してから前記基準スタート分の役物作動が得られるまでのアウトとセーフとの差が、前記特別貯留差となる場合におけるアウトに対するセーフの割合を示す理想BAをシミュレートすることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、遊技機は、前記特別状態の発生時に当該特別状態の終了条件を、大当たりの発生、及び予め設定される第1上限回数分の前記役物作動の何れか早い方とする第1終了条件と、大当たりの発生、及び予め設定される前記第1上限回数よりも多い第2上限回数分の前記役物作動の何れか早い方、又は大当たりの発生とする第2終了条件とのうちから1つの終了条件を選択した上で前記特別状態を発生させ、その特別状態中に当該選択した終了条件が成立することで特別状態を終了させ、前記シミュレート手段は、前記基準スタートとして、前記第1上限回数を採用した第1基準スタートと、前記遊技情報特定手段により1回の特別状態期間中に特定された前記特別スタートの最大値を採用した第2基準スタートとを設定し、当該第1基準スタート、及び第2基準スタートに対応した前記理想BAを、各々シミュレートすることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記特別状態期間において特定された遊技情報を前記特別貯留情報の対象から除外する除外手段を備え、前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として遊技に応じて消費された遊技価値を示すアウト、遊技における入賞に応じて付与された遊技価値を示すセーフ、及び前記役物の作動回数を示すスタートを特定すると共に、前記特別状態期間において特定したアウト、セーフ、及びスタートを、特別アウト、特別セーフ、及び特別スタートとして特定し、前記除外手段は、特別アウト、特別セーフ、特別スタート、及び特別アウトと特別セーフとの差を示す特別差のうち少なくとも1つが基準値に達していないことと、遊技者が獲得した遊技価値が所定数に満たない大当たり後に発生した特別状態であることとのうち少なくとも一方である除外条件が成立している状態で、前記貯留手段により貯留される遊技価値が前記特別状態中に前記貯留増加検出手段により増加された旨が検出された場合に、対応する前記特別貯留期間における遊技情報を前記特別貯留情報の対象から除外することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、遊技価値を消費することで遊技盤面に設けられた始動口への入賞である始動入賞を可能とし、その始動入賞に応じて作動する役物の作動結果に応じて大当たりを発生させ、大当たり終了後に通常状態よりも始動入賞させ易くなる遊技状態である特別状態を発生可能であると共に、入賞に応じて遊技者に付与される遊技価値を貯留する貯留手段が設けられ、その貯留手段により貯留される遊技価値を消費対象として遊技価値を消費する遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムであって、遊技機側から出力される前記特別状態の発生期間を特定可能な遊技信号により遊技機において前記特別状態が発生している期間である特別状態期間を特定する状態特定手段と、前記貯留手段により貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出する貯留増加検出手段と、前記特別状態のうち前記貯留増加検出手段により増加した旨が検出された特別状態の発生回数を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、遊技機に対応して設けられ、遊技者による計数操作に応じて前記貯留手段に貯留された遊技価値の少なくとも一部を遊技者の獲得価値として特定し、遊技者による復帰操作に応じて前記獲得価値を遊技に消費可能な状態とする復帰処理を行うことで、前記貯留手段により貯留される遊技価値を増加させる獲得価値処理手段を備え、前記貯留増加検出手段は、前記復帰操作、及び前記復帰処理のうち少なくとも一方を検出することを、前記貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨として検出し、前記管理手段は、特別状態期間において前記復帰操作された回数である復帰操作回数、及び前記復帰処理が行われた回数である復帰処理回数のうち少なくとも一方である復帰回数、並びに当該復帰回数が予め設定される基準値以上となった特別状態の回数のうち少なくとも一方を管理することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、特別状態期間が発生してから貯留手段により貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加された旨が検出されるまでの期間を特別貯留期間として特定し、その特別貯留期間において特定した遊技情報を特別貯留情報として管理するようにしたので、機種毎に貯留手段の貯留量が異なる場合であっても、機種毎に貯留手段の貯留量を予め設定する必要がなく、特別状態において遊技者が不快と感じた遊技情報を管理することができる。
請求項2に記載した発明によれば、遊技者による計数操作に応じて獲得価値を特定し、遊技者による復帰操作に応じて獲得価値を遊技に消費可能な状態とする復帰処理を行い、貯留手段により貯留される遊技価値を増加させる獲得価値処理手段を備え、復帰操作及び復帰処理のうち少なくとも一方を検出することを、貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨として検出するようにしたので、獲得価値処理手段が所謂各台計数機等の他の利用用途が高い手段であるという事情から、その利用用途に応じて獲得価値処理手段を導入するだけで、貯留手段により貯留される遊技価値を監視するセンサ等を別途設ける必要がなく、特別貯留情報を容易に管理することができる。
請求項3に記載した発明によれば、特別貯留情報として特別貯留期間において特定されたアウトとセーフとの差を示す特別貯留差を管理するようにしたので、貯留手段により貯留される遊技価値(例えば貯留皿に貯留される玉)が少なくなったと感じた等、遊技者が特別状態中にどの程度の遊技価値を消失したことで不快と感じたかという指標、即ち、その遊技者が不快と感じた指標の調整を施すために有益な指標を把握することができる。
請求項4に記載した発明によれば、特別状態が開始してから基準スタート分の役物作動が得られるまでのアウトとセーフとの差が、特別貯留差となる場合におけるアウトに対するセーフの割合を示す理想BAをシミュレートするようにしたので、どの程度の払出率とすれば、基準スタートとなった場合に特別貯留差分の遊技価値を消失するのかを把握することができる。
基準スタートは遊技者が特別状態中に体験し得るスタートの上限を採用することが望ましく、多くの遊技機では、特別状態のうち所謂時短は第1終了条件を採用する一方、所謂確変は第2終了条件を採用しており、時短はスタートが第1上限回数となれば終了する一方、確変は上限となるスタートが実質的に設定されておらず、第1上限回数以上のスタートとなる可能性が残っている。この点を考慮し、請求項5に記載した発明によれば、基準スタートとして、第1上限回数を採用した第1基準スタート、及び1回の特別状態期間中に特定された特別スタートの最大値を採用した第2基準スタートに対応した理想BAを、各々シミュレートするようにしたので、時短中の最大スタートとなる第1上限と、実際に遊技者が確変中に体験した最大スタートとの双方を参照した遊技場の管理者の思惑に応じた出玉率を把握することができる。
遊技者の中には貯留手段の貯留状況に依らずに持玉を切りの良い数値とするため等に、大当たり終了後でも持玉の払出操作と計数操作とを繰り返して遊技価値を増加させる遊技者もいる。その一方で、大当たりの中には所謂ラウンド抽選等により大当たり終了後でも貯留手段が一杯とならない大当たりもあり、このような何れかの場合、特別状態中に貯留手段に貯留される遊技価値を増加させても遊技者が余り不快と感ずることはない。この点を考慮し、請求項6に記載した発明によれば、特別アウト、特別セーフ、特別スタート、及び特別アウトと特別セーフとの差を示す特別差のうち少なくとも1つが基準値に達していないことと、遊技者が獲得した遊技価値が所定数に満たない大当たり後に発生した特別状態であることとのうち少なくとも一方を除外条件とし、その除外条件が成立している状態で、貯留手段により貯留される遊技価値が特別状態中に増加された旨が検出された場合に、対応する特別貯留期間における遊技情報を特別貯留情報の対象から除外するようにしたので、特別状態において遊技者が不快と感じた遊技情報をより正確に管理することができる。
請求項7に記載した発明によれば、貯留手段により貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出した特別状態の発生回数を管理するようにしたので、請求項1に記載した発明と同様に、機種毎に貯留手段の貯留量が異なる場合であっても、機種毎に貯留手段の貯留量を予め設定する必要がなく、特別状態において遊技者が不快と感じた程度がどの程度であったかを管理することができる。
請求項8に記載した発明によれば、遊技者が不快と感じた程度が、特別状態期間において復帰操作された回数である復帰操作回数、及び復帰処理が行われた回数である復帰処理回数のうち少なくとも一方である復帰回数に大凡比例すると考えられるので、復帰回数、並びに当該復帰回数が予め設定される基準値以上となった特別状態の回数のうち少なくとも一方を管理することで、特別状態において遊技者が不快と感じた程度がどの程度であったかを管理することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 甘中履歴(遊技機単位)を示す図 甘中集計(機種単位)を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技場用システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機2に1対1に対応して遊技機装置3(獲得価値処理手段に相当)が設置されている。2台の遊技機2及び2台の遊技機装置3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6(状態特定手段、貯留増加検出手段、期間特定手段、遊技情報特定手段、管理手段、シミュレート手段、除外手段に相当)に接続されている。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機2が管理装置6の管理対象となる。又、中継装置4はLAN5を介してPOS装置(景品交換装置)等にも接続されている。本実施形態では遊技機2がパチンコ機であるので、遊技価値(遊技媒体)はパチンコ玉である。遊技機2がスロットマシンであれば、遊技価値はメダルである。
遊技機2は、発射装置を構成する操作ハンドル2a、上部受皿(上皿、貯留皿)2b(貯留手段に相当)、下部受皿(下皿)2cを有すると共に、遊技盤面2dに、普図入賞口2e、第1始動口2f(始動口に相当)、第2始動口2g(始動口に相当)、液晶表示部2h、大入賞口2i等を有する。上部受皿2bの上面部には遊技者が操作可能な貸出釦2j及び返却釦2kが並んで設けられている。貸出釦2j及び返却釦2kが設けられる部位は上部受皿2bの上面部以外であっても良い。遊技機2は以下の動作を行う。
(1)第1始動口2fは入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口2gは入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。
(2)操作ハンドル2aが操作されたことにより遊技盤面2dに発射された玉が第1始動口2f又は第2始動口2gに入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を液晶表示部2hにて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりを発生させる。尚、第1始動口2f又は第2始動口2gに入賞することに応じて玉が上部受皿2bに払出(付与)されるが、その上部受皿2bに貯留可能な玉数(貯留数)は機種により様々である(異なっている)。
(3)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(4)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/360であり、大当たりがその後に確変状態(確変)となる大当たり(確変大当たり)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当たりが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口2iを開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(5)確変中は大当たり確率が1/31に向上すると共に、第1始動口2f及び第2始動口2gへの入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次の大当たりまで継続するので、大当たり後に大当たりでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となり、その後に通常状態となる。
(6)第2始動口2gは普図入賞口2eへの入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当たりとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり、時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒であり、時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口2gへの入賞率が高くなる。
遊技機装置3は、貸出機能と各台計数機能とを有する装置であり、遊技機装置3の状態を表示する状態表示LED3a、遊技者が紙幣を投入するための紙幣投入口3b、各種の表示ランプや操作釦(発行釦、払出釦等)等を有する操作部3c、玉を遊技機2の上部受皿2bへと払出す払出ノズル3d、遊技者が会員カードや一般カード等の記録媒体を挿入可能(受付可能)なカード挿入口3e、遊技機2の下部受皿2cから落下した玉を受ける受皿ユニット3f等を有する。遊技機装置3は以下の動作を行う。
(1)遊技者が紙幣を紙幣投入口3bに投入すると、その投入金額を特定し、遊技者が遊技機2の貸出釦2jを押下することに応じて投入金額の範囲内で玉を遊技機2の内部の払出機構から遊技機2の上部受皿2bに貸出す。遊技者が「1000円」を投入し、遊技者が貸出釦2jを押下していない状態では、「1000円」を入金残高として記憶する。この状態から、例えば貸単価が「4円」であれば、遊技者が貸出釦2jを押下する毎に「125玉」、即ち、「500円(単位金額)」分の玉を貸出し、残りを入金残高として記憶する(更新する)。即ち、遊技者が投資金額として「1000円」を投入した場合であれば、遊技者が貸出釦2jを1回押下すると、入金残高を「500円」に更新し、遊技者が貸出釦2jを更に1回(計2回)押下すると、入金残高を「0円」に更新する。
(2)遊技者が遊技機2の下部受皿2cに設けられているレバーを操作(計数操作)し、下部受皿2cを開放したこと応じて遊技機2の下部受皿2cから落下した玉を受皿ユニット3fにより受けると、その玉を計数部(図示せず)にて計数し、計数を完了すると、その計数結果である計数値を持玉として加算する(獲得価値として特定する)。
(3)遊技者が操作部3cの払出釦を操作(復帰操作)すると、計数部による計数結果により加算した持玉数が基準持玉の玉数(例えば1玉)以上であれば(持玉があれば)、その持玉数の範囲内で玉を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2bに払出す持玉払出を行い(獲得価値を遊技に消費可能な状態とする復帰処理を行い)、その払出した玉数を持玉から減算する。尚、持玉数が基準持玉の玉数以上でなければ(持玉がなければ)、会員カードを受付けていることを条件とし、その会員カードに対応して管理装置6が管理する貯玉口座に記録されている貯玉数の範囲内で玉(再プレイ(再遊技)玉)を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2bに払出し、その払出した玉数の対価に相当する貯玉数(払出した玉数)を当該貯玉口座の貯玉から減算する。このとき、再プレイ玉を払出した旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する。尚、持玉払出等は1回の持玉払出の操作にて払出す払出単位が予め定められており(例えば125玉)、持玉数等を払出単位以上で払出可能であれば、払出単位分を払出し、払出単位未満しか払出可能でなければ、その払出単位未満の残り全てを払出す。
(4)遊技者が遊技機2の返却釦を押下すると、会員カードを受付けていれば、計数部による計数結果により加算した持玉の玉数(持玉数)を会員カードに記録して(更新して)カード挿入口3eから発行し、会員カードを受付けていなければ、計数部による計数結果により加算した持玉の玉数を一般カードに記録してカード挿入口3eから発行する。このとき、会員カード又は一般カードを発行した旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する。尚、持玉の一部の玉数のみを記録してカード挿入口3eから発行する(分割発行する)ことも可能である。
遊技機2及び遊技機装置3側からは次に示す遊技信号が出力される。
「アウト信号」:消費玉を回収するアウトBOXから出力される遊技に応じて消費された遊技価値である消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機2から出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機2から出力される遊技における入賞に応じて付与された遊技価値である入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。付与(払出)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「始動信号」:遊技機2から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部2h(役物)におけるスタート(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に出力されるので、始動信号の入力に応じて図柄変動を特定する。尚、第1始動口2f又は第2始動口2gに入賞したことを示す信号としても良い。
「大当たり信号」:遊技機2から出力される大当たりを特定可能な信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号であるので、大当たり信号入力中を大当たり中として特定する。
「特別状態信号」:遊技機2から出力される特別状態(甘中)の発生期間を特定可能な信号である。第2始動口2gの入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号であるので、特別状態信号の入力中を特別状態中(特別状態が発生している期間、特別状態期間)として特定する。尚、大当たり確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。又、大当たり信号と特別状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
「売上信号」:遊技機装置3から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号である。遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、「売上玉数×貸出単価(例えば4円)」を売上額として特定する。
管理装置6は、主装置6a、キーボード6b、マウス6c、モニタ6d及びプリンタ(図示せず)等を有する。管理装置6は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機2や遊技機装置3との間で各種信号や各種情報を中継装置4を介して入出力する入出力部等を有し、制御プログラムを実行することで、遊技機2や遊技機装置3等から入力する遊技信号に基づいて遊技機2の稼動状態を特定すると共に遊技機2毎の遊技データ(アウト、セーフ、差玉、スタート回数、大当たり回数、出玉率、売上等)や機種毎の遊技データを算出して管理する。
さて、上記した[発明が解決しようとする課題]の欄にて説明したように、遊技機2の上部受皿2bの貯留量を設定し、甘中の発生時点から次の大当たりまでの差玉を、その貯留量から減算した残貯留数を管理することで、甘中の終了時点において遊技者が不快と感じたか否かを把握可能となるが、この場合、従来では、機種毎に異なる上部受皿2bの貯留量を予め設定しておく必要があった。このような従来の課題に対し、本願発明では管理装置6が以下の処理を行う。
(1)遊技機2から特別状態信号を入力し、遊技機2にて甘中が発生したことを検出すると、図2に示すように、甘中の遊技情報の履歴を甘中履歴(遊技機単位)として作成する。この場合、管理装置6は、従来では甘中の開始から終了までの期間である「全体」のみを管理対象としていたが、本願発明では「全体」のみならず、甘中の開始から最初に遊技機装置3にて持玉払出が行われるまでの期間である「払出期間(特別貯留期間)」をも管理対象としている。即ち、管理装置6は、遊技機2にて甘中が発生したことを検出すると、その対応する遊技機装置3にて持玉払出が行われた(上部受皿2bに貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨)か否かを監視し、「全体」及び「払出期間」を管理対象とする甘中履歴を作成する。尚、管理装置6は、遊技機装置3にて持玉払出が行われたか否かの特定を、遊技者が操作部3cの払出釦を操作(持玉払出の操作)したことを特定すること、玉が払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2bに払出されたことを特定することの何れかにより行う。
図2に示した甘中履歴における集計対象の項目は次の通りである。
「時刻」:甘中が発生した時刻である。
「アウト」:遊技機2への打込玉数(消費価値)である。
「セーフ」:遊技機2からの入賞に応じた払出玉数(入賞付与価値)である。
「BAサ」:差玉(アウト−セーフ)である。
「SA」:図柄変動数である。
「払出回数」:持玉が払出された回数であり、玉が払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2bに払出された回数(復帰処理回数)である。
「操作回数」:持玉払出の操作が行われた回数であり、遊技者が操作部3cの払出釦を操作した回数(復帰操作回数)である。
「平均」:対象とするレコードの平均である。
「合計」:対象とするレコードの合計である。
図2において、「払出期間」にて「−」が示されるレコード(例えば時刻が「10:30」のレコード)は甘中に持玉払出が行われなかったことを示している。又、「払出回数」よりも「操作回数」が多いレコード(例えば時刻が「10:40」のレコード)は持玉払出中に持玉払出の操作が行われた場合であり、その持玉払出中に持玉払出の操作を行っても新たな持玉払出が行われないにも拘らず、遊技者が持玉払出の操作を行った場合を示しており、遊技者がより不快と感じていることを示している(例えば時刻が「10:40」のレコードでは持玉払出自体は1回しか行われていないが、その操作を2回行っている)。これら「払出回数」や「操作回数」の数値は遊技者が不快と感じた甘中である旨を示している。即ち、殆どの遊技者は甘中では玉が減ることはないと考えており、甘中に持玉払出の操作を行う(上部受皿2bに玉を補充する)必要はないのが当然と考えている。そのため、そのように考えている遊技者が甘中に持玉払出の操作を行ったということは、甘中であるにも拘らず玉が減ってしまい、玉を補充する必要性を感じたことであり、不快と感じたことである。尚、「払出回数」や「操作回数」の数値が高いほど不快と感じた程度(不快度)は大きいと言える。
尚、図2において、遊技者の中には上部受皿2bに玉が十分に貯留されているにも拘らず、持玉数を調整するために大当たり終了後に持玉の払出操作と計数操作とを繰返して行う遊技者もいるので、アウト、セーフ、SA、BAサに対して基準値(設定値)を予め設定しておき、例えばアウト、セーフ、SA、BAサの何れかが基準値未満の状態で持玉払出が行われた甘中については、そのレコードを払出期間における遊技情報の対象から除外しても良い。同様に、「セーフ+売上玉数(再プレイ玉数等も含む)−アウト−計数玉数+持玉払玉数」の演算式により、理論上の未計数の持玉(上部受皿2bの玉)を特定可能であるので、その理論上の未計数の持玉が基準値以上減少していないにも拘らず持玉払出が行われた場合に、アウトやBAサが基準値未満の状態で持玉払出が行われたと間接的に判定しても良い。更に、遊技機2が例えば大当たりとなった場合にラウンド数を抽選するような仕様である場合であれば、その大当たりの中には上部受皿2bを一杯にさせられない程度の出玉しか得られない大当たりも発生し得るので、大当たり中の出玉(セーフ−アウト)やラウンド信号により、出玉の少ない大当たりと出玉の多い大当たりとを区分けし、出玉の少ない大当たり後の甘中については、そのレコードを払出期間における遊技情報の対象から除外しても良い。この場合、大当たり中に計数されたか否かにより出玉の少ない大当たりと出玉の多い大当たりとを区分けしても良い。尚、図2に示す甘中履歴及び後述する図3に示す甘中集計では甘中における遊技情報のみを管理対象としているが、通常状態や大当たりにおける遊技情報を管理対象に含めても勿論良い。
(2)図2に示した甘中履歴として集計した遊技情報を、図3に示すように機種別に区分して甘中集計(機種単位)として作成する。図3に示す甘中集計では、図2に示した甘中履歴における「払出期間」の遊技情報を集計する。
図3に示した甘中集計における集計対象の項目は次の通りである。
「全体」及び「払出期間」:図2に示した甘中履歴における「全体」及び「払出期間」を対象とした遊技情報の機種毎の平均値を示しており、「総回数」は甘中となった回数であり、「払出甘数」は持玉払出が行われた甘中の回数である。「BAサ」、「SA」は図2に示した甘中履歴の「BAサ」、「SA」と同義である。又、「BA」は払出率(セーフ÷アウト)である。
「払出甘率」:甘中となった回数のうち持玉払出が行われた甘中の回数の割合(払出甘数÷総回数)である。図3では「15÷20=0.75」を例示している。
「基準SA」:アウトが基準アウト(例えば100(設定値))であった場合の「SA」に相当する値である。「SA÷アウト×基準アウト」の演算式により求める。
「平均最大SA」:各遊技機2の「SA」の最大値の平均である。
「MAX最大SA」:機種内における「SA」の最大値である。
「想定情報の基準時短回数時」:基準となる時短回数をSAとして得た場合のシミュレートデータである。ここで、基準時短回数とは例えば予め設定した値であり、時短回数としての最大値(100回、第1基準スタート)が望ましいが、「SA」の平均値等を採用しても良い。図3では時短の上限である100回を想定して例示している。
「平均最大SA時」及び「MAX最大SA時」:「平均最大SA」及び「MAX最大SA」をそれぞれSA(何れも第2基準スタート)として得た場合のシミュレートデータである。尚、遊技機2における時短回数の最大値が100回であっても、確変状態であれば大当たりとなるまで時短状態も並行して継続するため、時短回数の最大値以上となることは十分に想定される。このうち、「アウト(導出アウト)」は時短回数が対象値である場合のアウトを基準SAに基づいて特定した値であり、「基準アウト×対象時短回数÷基準SA」の演算式により求まる値である。「理想BA」は導出アウト分(対応するSA分)の遊技を行った場合に、払出期間におけるBAサとなるBAであり、「(導出アウト−払出期間のBAサ)÷導出アウト」の演算式により求まる値である。
この場合、「基準SA」を介して「想定情報」を導出したが、「想定情報」における「アウト」を「合計アウト÷合計SA×対象時短回数」の演算式により求めることができ、「理想BA」を「100%−払出期間のBAサ(特別貯留期間の差玉(特別貯留差))×合計SA(特別スタート)÷合計アウト(特別アウト)÷対象時短回数(基準スタート)」の演算式により求めることができるので、このような演算式により求めても勿論良い。この場合、「導出アウト」を求めることなく「理想BA」を特定することができる。尚、「合計SA」や「合計アウト」として甘中全体を対象としたが甘中の遊技情報であれば例えば払出期間に対象を絞って合計SA等を特定しても良い。
又、想定情報として機種平均の基準SAを参照したが、遊技機単位で基準SAを特定し、その遊技機2に見合う想定情報を導出しても良い。即ち、払出期間における遊技情報や想定情報は遊技機単位でも機種単位でも何れにより集計しても良い。更に、図3に示した甘中集計では、「払出回数」や「操作回数」を集計対象として含めていないが、「払出回数」や「操作回数」、又は「払出回数」と「操作回数」との比を集計対象として含めても良い。この場合、基準値(例えば2回)を予め設定しておき、基準値以上の回数が検出された「払出回数」や「操作回数」等を集計対象としても良い。
(3)払出期間における遊技情報や想定情報を、インターネット等を介して外部のサーバに送信する。サーバは、複数の遊技場から送信される払出期間における遊技情報や想定情報を受信して収集し、同一機種における複数の遊技場の遊技情報や想定情報を集計し、当該機種の遊技情報や想定情報を閲覧及び出力可能とする。
以上に説明したように本実施形態によれば、遊技機2にて大当たり終了後の甘中が発生している期間において、甘中の開始から持玉払出が行われるまでの期間、即ち、上部受皿2bにより貯留される玉が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出するまでの期間を払出期間として特定し、その払出期間におけるアウト、セーフ、BAサ、SA等の遊技情報を管理するようにしたので、機種毎に上部受皿2bの貯留量が異なる場合であっても、機種毎に上部受皿2bの貯留量を予め設定する必要がなく、甘中において遊技者が不快と感じた遊技情報を管理することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
上部受皿の貯留玉が増減を検出するセンサを設け、その検出結果により持玉払出が行われたか否かを判定しても良い。この場合、入賞に応じた払出と区別するため、センサにて貯留玉が減少した旨を検出した後に所定時間(例えば数秒)内に増加した旨を検出した場合に、入賞以外の理由により貯留玉が増加した旨を検出すれば良い。又、持玉払出の検出に代えて、このセンサによる検出を採用すれば、各台計数機を前提とせず玉箱から玉を上部受皿へと移す遊技者の行為も検出可能となる。
例示した設定値は予め設定されれば、遊技場の管理者が任意に設定しても良いし、管理装置の製造メーカにて設定しても良いし、外部(例えばチェーン店の本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。
集計期間としては営業日の1日を対象として(1日単位で)集計しても良いし、複数日を対象として(複数日単位で)集計しても良い。
例示した全ての遊技情報は、入力した信号により直接的に特定しても良いし、演算式を利用して間接的に特定しても良い。又、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。遊技状態を特定する場合に、所謂遅延タイマによる大当たり終了後の時間により、又は有効S等の単位遊技数等の実行回数により遅延期間を設け、その期間を大当たり期間として特別状態期間から除外しても良い。更に特別状態を特定する際の遊技機側から出力される遊技信号として遊技機において特別状態に開始及び終了を特定可能な発光部の発光状況をセンサ等により特定し、そのセンサを介して出力されるような遊技信号を採用しても良い。
特別状態として確変と時短とが同時に発生する状態と、時短のみが発生する状態とを例示したが、何れか一方の状態のみを発生可能な遊技機に対応する等しても良い。
対象となる遊技機は、例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機でも良く、遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式のパチンコ遊技機等でも良い。封入式のパチンコ遊技機を適用した構成では、貯留手段により一旦貯留される遊技価値である持玉データが交換用データに変換された後に再び持玉データへと変換された場合に持玉払出を特定すれば良い。尚、本実施形態では、所謂封入式の遊技機を考慮し、遊技媒体を必要に応じて遊技価値と表現している。
役物作動(スタート)として図柄変動を例示したが、大当たりを発生させるための役物作動であれば、例えば所謂羽根物において羽根を開放する等の役物を開放させる作動等を対象としても良い。
特別状態の終了条件(第1終了条件)として、大当たりの発生と、大当たりの発生以外の終了条件(規定の時短回数(第1上限回数分の役物作動)を実行すること)を例示したが、何れか一方のみを終了条件としても良いし、例示した以外の終了条件(例えば始動口の入賞数やセーフが基準値に達する等)を終了条件としても良い。又、確変について、実行し得ないような時短時の上限よりも多い時短回数(例えば10000回、第2上限回数分の役物作動)を終了条件(第2終了条件)として設定することで、実質的に大当たりの発生のみを確変の終了条件とするような遊技機を対象としても良い。
例示した処理は、管理装置のみでなく、中継装置や遊技機装置、又はサーバ等、どのような機器により行っても良い。又、変形例を含む例示した構成をどのように組み合わせても良い。
図面中、1は遊技場用システム、2は遊技機、2bは上部受皿(貯留手段)、2dは遊技盤面、2fは第1始動口(始動口)、2gは第2始動口(始動口)、3は遊技機装置(獲得価値処理手段、6は管理装置(状態特定手段、貯留増加検出手段、期間特定手段、遊技情報特定手段、管理手段、シミュレート手段、除外手段)である。

Claims (8)

  1. 遊技価値を消費することで遊技盤面に設けられた始動口への入賞である始動入賞を可能とし、その始動入賞に応じて作動する役物の作動結果に応じて大当たりを発生させ、大当たり終了後に通常状態よりも始動入賞させ易くなる遊技状態である特別状態を発生可能であると共に、入賞に応じて遊技者に付与される遊技価値を貯留する貯留手段が設けられ、その貯留手段により貯留される遊技価値を消費対象として遊技価値を消費する遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムであって、
    遊技機側から出力される前記特別状態の発生期間を特定可能な遊技信号により遊技機において前記特別状態が発生している期間である特別状態期間を特定する状態特定手段と、
    前記貯留手段により貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出する貯留増加検出手段と、
    前記特別状態期間が発生してから前記貯留増加検出手段により増加された旨が検出されるまでの期間である特別貯留期間を特定する期間特定手段と、
    遊技機側から出力される遊技信号により遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記特別貯留期間において特定された遊技情報である特別貯留情報を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 遊技機に対応して設けられ、遊技者による計数操作に応じて前記貯留手段に貯留された遊技価値の少なくとも一部を遊技者の獲得価値として特定し、遊技者による復帰操作に応じて前記獲得価値を遊技に消費可能な状態とする復帰処理を行うことで、前記貯留手段により貯留される遊技価値を増加させる獲得価値処理手段を備え、
    前記貯留増加検出手段は、前記復帰操作、及び前記復帰処理のうち少なくとも一方を検出することを、前記貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨として検出することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として遊技に応じて消費された遊技価値を示すアウト、及び遊技における入賞に応じて付与された遊技価値を示すセーフを特定し、
    前記管理手段は、前記特別貯留情報として前記特別貯留期間において特定されたアウトとセーフとの差を示す特別貯留差を管理することを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記特別貯留情報に基づいて遊技情報をシミュレートするシミュレート手段を備え、
    前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として前記役物の作動回数を示すスタートを特定すると共に、前記特別状態期間において特定したアウト、及びスタートを、特別アウト、及び特別スタートとして特定し、
    前記シミュレート手段は、前記特別状態中に実行され得る基準となるスタートである基準スタートを予め設定し、前記特別貯留差に前記特別スタートを乗じた値を前記特別アウトにて除し、更に前記基準スタートにて除した値を、100%から減じた値を示し、前記特別状態が開始してから前記基準スタート分の役物作動が得られるまでのアウトとセーフとの差が、前記特別貯留差となる場合におけるアウトに対するセーフの割合を示す理想BAをシミュレートすることを特徴とする請求項3に記載した遊技場用システム。
  5. 遊技機は、前記特別状態の発生時に当該特別状態の終了条件を、大当たりの発生、及び予め設定される第1上限回数分の前記役物作動の何れか早い方とする第1終了条件と、大当たりの発生、及び予め設定される前記第1上限回数よりも多い第2上限回数分の前記役物作動の何れか早い方、又は大当たりの発生とする第2終了条件とのうちから1つの終了条件を選択した上で前記特別状態を発生させ、その特別状態中に当該選択した終了条件が成立することで特別状態を終了させ、
    前記シミュレート手段は、前記基準スタートとして、前記第1上限回数を採用した第1基準スタートと、前記遊技情報特定手段により1回の特別状態期間中に特定された前記特別スタートの最大値を採用した第2基準スタートとを設定し、当該第1基準スタート、及び第2基準スタートに対応した前記理想BAを、各々シミュレートすることを特徴とする請求項4に記載した遊技場用システム。
  6. 前記特別状態期間において特定された遊技情報を前記特別貯留情報の対象から除外する除外手段を備え、
    前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として遊技に応じて消費された遊技価値を示すアウト、遊技における入賞に応じて付与された遊技価値を示すセーフ、及び前記役物の作動回数を示すスタートを特定すると共に、前記特別状態期間において特定したアウト、セーフ、及びスタートを、特別アウト、特別セーフ、及び特別スタートとして特定し、
    前記除外手段は、特別アウト、特別セーフ、特別スタート、及び特別アウトと特別セーフとの差を示す特別差のうち少なくとも1つが基準値に達していないことと、遊技者が獲得した遊技価値が所定数に満たない大当たり後に発生した特別状態であることとのうち少なくとも一方である除外条件が成立している状態で、前記貯留手段により貯留される遊技価値が前記特別状態中に前記貯留増加検出手段により増加された旨が検出された場合に、対応する前記特別貯留期間における遊技情報を前記特別貯留情報の対象から除外することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載した遊技場用システム。
  7. 遊技価値を消費することで遊技盤面に設けられた始動口への入賞である始動入賞を可能とし、その始動入賞に応じて作動する役物の作動結果に応じて大当たりを発生させ、大当たり終了後に通常状態よりも始動入賞させ易くなる遊技状態である特別状態を発生可能であると共に、入賞に応じて遊技者に付与される遊技価値を貯留する貯留手段が設けられ、その貯留手段により貯留される遊技価値を消費対象として遊技価値を消費する遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムであって、
    遊技機側から出力される前記特別状態の発生期間を特定可能な遊技信号により遊技機において前記特別状態が発生している期間である特別状態期間を特定する状態特定手段と、
    前記貯留手段により貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨を検出する貯留増加検出手段と、
    前記特別状態のうち前記貯留増加検出手段により増加した旨が検出された特別状態の発生回数を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  8. 遊技機に対応して設けられ、遊技者による計数操作に応じて前記貯留手段に貯留された遊技価値の少なくとも一部を遊技者の獲得価値として特定し、遊技者による復帰操作に応じて前記獲得価値を遊技に消費可能な状態とする復帰処理を行うことで、前記貯留手段により貯留される遊技価値を増加させる獲得価値処理手段を備え、
    前記貯留増加検出手段は、前記復帰操作、及び前記復帰処理のうち少なくとも一方を検出することを、前記貯留される遊技価値が遊技に応じた入賞以外の理由により増加した旨として検出し、
    前記管理手段は、特別状態期間において前記復帰操作された回数である復帰操作回数、及び前記復帰処理が行われた回数である復帰処理回数のうち少なくとも一方である復帰回数、並びに当該復帰回数が予め設定される基準値以上となった特別状態の回数のうち少なくとも一方を管理することを特徴とする請求項7に記載した遊技場用システム。
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