JP2014143574A - データフレーム生成回路及びデータフレーム生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光伝送網によって伝送されるデータの各データフレームに、低周波のビート雑音が発生しないように信号を格納すること。
【解決手段】データフレーム生成回路において、フレーム生成部1は、システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、データフレームに格納したクライアント信号の格納数をデータフレームごとに出力する。記憶部2は、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲を記憶している。比較部3は、フレーム生成部1から出力された格納数を信号数の範囲と比較する。制御部4は、比較部3による比較結果に基づいてシステムクロックの周波数を制御し、格納数が信号数の範囲に含まれる場合に、格納数が信号数の範囲から外れるようにシステムクロックの周波数を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】データフレーム生成回路において、フレーム生成部1は、システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、データフレームに格納したクライアント信号の格納数をデータフレームごとに出力する。記憶部2は、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲を記憶している。比較部3は、フレーム生成部1から出力された格納数を信号数の範囲と比較する。制御部4は、比較部3による比較結果に基づいてシステムクロックの周波数を制御し、格納数が信号数の範囲に含まれる場合に、格納数が信号数の範囲から外れるようにシステムクロックの周波数を変更する。
【選択図】図1
Description
この発明は、データフレーム生成回路及びデータフレーム生成方法に関する。
従来、無線信号を光信号に変換して伝送する光伝送装置がある。このような光伝送装置において、無線信号を光信号に変換する装置ごとに、伝送される光信号のビート雑音レベルを測定し、ビート雑音レベルに基づいて発光波長を制御することによって、ビート雑音を低減するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
光伝送技術の一つに、OTN(Optical Transport Network)がある。OTNは、ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication sector)勧告G.709により規定される光伝送網である。
OTN等の光伝送網において、スタッフ同期方式の時分割多重変換装置が用いられることがある。スタッフパルス(余剰パルス)は、データフレームに格納される低次群PCM(Pulse Code Modulation、パルス符号変調)信号に挿入される。スタッフパルスを挿入することによって、伝送速度の異なる複数の低次群PCM信号を同期させることができる。
データを送信する側の装置は、各低次群PCM信号に挿入するスタッフパルスの挿入頻度を調整することによって、伝送速度の異なる複数の低次群PCM信号を同期させ、多重化して受信側へ伝送する。また、データを送信する側の装置は、スタッフパルスの情報を受信側へ伝送する。データを受信する側の装置は、多重化されているデータを分離するときにスタッフパルスを除去することによって、元のPCM信号を再生する。
データを送信する側の装置において、データフレームを生成する回路に入力される低次群PCM信号の周波数偏差、及びデータフレームを生成する回路に入力されるシステムクロックの周波数偏差によって、各データフレームに格納される低次群PCM信号の数が決まる。つまり、各データフレームに格納される低次群PCM信号の数は固定ではなく、変化する。
データを受信する側の装置は、各データフレームに格納されているPCM信号の数に基づいて、例えばPLL(Phase Locked Loop、位相ロックループ)によってクロック信号を再生する。そのため、データを送信する側の装置においてデータフレームを生成する際に各データフレームに格納される低次群PCM信号の数が変化すると、データを受信する側の装置においてジッタやビートなどの雑音が発生し、その影響によって受信信号から再生されるクロック信号の純度が落ちてしまう。
ITU−Tにおける光伝送網の規格において問題となるのは、およそ10KHz以上のオフセット周波数における雑音である。PLLのカットオフ周波数を数Hz程度にすることによって、およそ10KHz以上のオフセット周波数における雑音を除去することができる。従って、光伝送網において、データを受信する側の装置は、ジッタの少ないクロック信号を再生することができる。
ところで、近年、光伝送網を用いて携帯電話システムの基地局へデータを転送する技術が検討されている。携帯電話システムの基地局は、PLLによってデータからクロック信号を再生し、このクロック信号をマイクロ波のローカル発振器の基準信号に用いることがある。この場合に問題となるのは、およそ1KHz以下のオフセット周波数における雑音である。そのため、携帯電話システムの基地局は、高純度のクロック信号を再生する必要がある。
しかしながら、上述したように光伝送網においては、およそ10KHz以上のオフセット周波数における雑音を除去することができるが、およそ1KHz以下のオフセット周波数における雑音を除去することができない。例えば光伝送網において、各データフレームに格納される低次群PCM信号の数が100万回に1回の割合で変化すると、100万回に1回の割合に相当する低周波のビート雑音が発生する。このような低周波のビート雑音は、光伝送網に設けられる光中継装置などの光伝送装置によって減衰させられずに通過してしまう。そのため、光伝送網からデータを受信する携帯電話システムの基地局は、低周波のビート雑音の影響を受けてしまい、高純度のクロック信号を再生することができないという問題点がある。
従って、光伝送網を用いて携帯電話システムの基地局へデータを転送する場合、光伝送網において低周波のビート雑音を発生させないことが重要である。光伝送網において低周波のビート雑音が発生しなければ、携帯電話システムの基地局において低周波のビート雑音の影響を受けずに高純度のクロック信号を再生することができる。
光伝送網によって伝送されるデータの各データフレームに、低周波のビート雑音が発生しないように信号を格納することができるデータフレーム生成回路及びデータフレーム生成方法を提供することを目的とする。
データフレーム生成回路は、フレーム生成部、記憶部、比較部及び制御部を有する。フレーム生成部は、システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力する。また、フレーム生成部は、データフレームに格納したクライアント信号の格納数をデータフレームごとに出力する。記憶部は、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲を記憶している。比較部は、フレーム生成部から出力された格納数を信号数の範囲と比較する。制御部は、比較部による比較結果に基づいてシステムクロックの周波数を制御する。制御部は、格納数が信号数の範囲に含まれる場合に、格納数が信号数の範囲から外れるようにシステムクロックの周波数を変更する。
データフレーム生成方法は、システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、データフレームに格納したクライアント信号の格納数をデータフレームごとに出力する。次いで、格納数を、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲と比較し、その比較結果に基づいて、格納数が信号数の範囲に含まれる場合に、格納数が信号数の範囲から外れるようにシステムクロックの周波数を変更することを繰り返す。
データフレーム生成回路及びデータフレーム生成方法によれば、光伝送網によって伝送されるデータの各データフレームに、低周波のビート雑音が発生しないように信号を格納することができる。
以下に添付図面を参照して、このデータフレーム生成回路及びデータフレーム生成方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・データフレーム生成回路の一例
図1は、実施の形態にかかるデータフレーム生成回路の一例を示す図である。図2は、図1に示すデータフレーム生成回路における信号の流れを示す図である。図1及び図2に示すように、データフレーム生成回路は、フレーム生成部1、記憶部2、比較部3及び制御部4を有する。
図1は、実施の形態にかかるデータフレーム生成回路の一例を示す図である。図2は、図1に示すデータフレーム生成回路における信号の流れを示す図である。図1及び図2に示すように、データフレーム生成回路は、フレーム生成部1、記憶部2、比較部3及び制御部4を有する。
フレーム生成部1は制御部4、クライアント信号の入力端子5、データフレームの出力端子6及びクライアント信号の格納数(Nframeと表記する)の出力端子7に接続されている。クライアント信号の入力端子5は、データフレーム生成回路の前段に配置される図示しない例えば受信処理部に接続されていてもよい。クライアント信号の入力端子5には、データフレーム生成回路の前段に配置される図示しない例えば受信処理部からクライアント信号が入力する。
フレーム生成部1は、制御部4から出力されるシステムクロックに基づいて、クライアント信号の入力端子5から入力するクライアント信号をデータフレームに格納し、クライアント信号を格納したデータフレームをデータフレームの出力端子6へ出力する。データフレームの出力端子6は、データフレーム生成回路の後段に配置される図示しない例えば送信処理部に接続されていてもよい。
フレーム生成部1は、データフレームに格納したクライアント信号の格納数Nframeを、データフレームごとにクライアント信号の格納数Nframeの出力端子7へ出力する。クライアント信号の格納数Nframeの出力端子7は、データフレーム生成回路の後段に配置される図示しない例えば送信処理部に接続されていてもよい。また、クライアント信号の格納数Nframeの出力端子7は比較部3の入力端に接続されている。
比較部3はクライアント信号の格納数Nframeの出力端子7及び記憶部2に接続されている。記憶部2は信号数の範囲を記憶している。信号数の範囲は、ビート雑音を発生させる可能性のあるクライアント信号の数を表す。従って、データフレームに格納されたクライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲に含まれると、ビート雑音が発生するおそれがある。データフレームに格納されたクライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲に含まれないと、ビート雑音は発生しない。
比較部3は、フレーム生成部1から出力されたクライアント信号の格納数Nframeを、記憶部2に記憶されているビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲と比較する。
制御部4は比較部3及びフレーム生成部1に接続されている。制御部4はフレーム生成部1にシステムクロックを供給する。制御部4は、比較部3による比較結果に基づいてシステムクロックの周波数を制御する。例えば制御部4は、クライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲に含まれる場合に、クライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲から外れるようにシステムクロックの周波数を変更する。
なお、制御部4とは異なる処理ブロックからフレーム生成部1にシステムクロックが供給されてもよい。その場合、制御部4は、制御部4とは異なる処理ブロックからフレーム生成部1に供給されるシステムクロックの周波数を変更してもよい。
図1に示すデータフレーム生成回路において、フレーム生成部1、記憶部2、比較部3及び制御部4がそれぞれハードウェアによって実現されていてもよい。あるいは、フレーム生成部1、比較部3及び制御部4はフトウェアの処理によって実現されてもよい。フレーム生成部1、比較部3及び制御部4がソフトウェアの処理によって実現される場合のハードウェア構成の一例について説明する。
図3は、図1に示すデータフレーム生成回路のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、データフレーム生成回路は例えばプロセッサ101、インタフェース102、不揮発性メモリ103及び揮発性メモリ104を有する。プロセッサ101、インタフェース102、不揮発性メモリ103及び揮発性メモリ104はバス105に接続されていてもよい。
プロセッサ101は、後述するデータフレーム生成方法を実現するプログラムを処理する。それによって、図1に示すデータフレーム生成回路におけるフレーム生成部1、比較部3及び制御部4が実現される。プロセッサ101の一例として、例えばCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、DSP(Digital Signal Processor、デジタルシグナルプロセッサ)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、エーシック)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラマブルロジックデバイスが挙げられる。
不揮発性メモリ103は、ブートプログラムや後述するデータフレーム生成方法を実現するプログラムを記憶している。不揮発性メモリ103は、上述した信号数の範囲を記憶している。プロセッサ101がプログラマブルロジックデバイスである場合には、不揮発性メモリ103はプログラマブルロジックデバイスの回路情報を記憶していてもよい。不揮発性メモリ103の一例として、マスクROM(マスクロム)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、イーイーピーロム)またはフラッシュメモリなどのROM(Read Only Memory、ロム)が挙げられる。
揮発性メモリ104はプロセッサ101の作業領域として用いられる。揮発性メモリ104は、不揮発性メモリ103から読み出されたプログラムや信号数の範囲や回路情報を保持する。揮発性メモリ104の一例としてDRAM(Dynamic Random Access Memory、ディーラム)やSRAM(Static Random Access Memory、エスラム)などのRAM(Random Access Memory、ラム)が挙げられる。不揮発性メモリ103及び揮発性メモリ104は、図1に示すデータフレーム生成回路における記憶部2の一例である。
インタフェース102は、クライアント信号の入力及びデータフレームやクライアント信号の格納数Nframeの出力を司る。
・データフレーム生成方法の一例
図4は、実施の形態にかかるデータフレーム生成方法の一例を示す図である。図4に示すデータフレーム生成方法は、図1に示すデータフレーム生成回路において実施されてもよい。本実施例では、図4に示すデータフレーム生成方法が、図1に示すデータフレーム生成回路において実施されるとして説明する。
図4は、実施の形態にかかるデータフレーム生成方法の一例を示す図である。図4に示すデータフレーム生成方法は、図1に示すデータフレーム生成回路において実施されてもよい。本実施例では、図4に示すデータフレーム生成方法が、図1に示すデータフレーム生成回路において実施されるとして説明する。
データフレーム生成方法が開始されると、フレーム生成部1は、システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを生成して出力する。また、フレーム生成部1は、データフレームに格納したクライアント信号の格納数Nframeをデータフレームごとに出力する(ステップS1)。
次いで、比較部3は、フレーム生成部1から出力されたクライアント信号の格納数Nframeを、記憶部2に記憶されているビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲と比較する(ステップS2)。比較の結果、データフレームに格納されたクライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲に含まれる場合(ステップS3:Yes)、制御部4は、フレーム生成部1に供給されるシステムクロックの周波数を変更する(ステップS4)。
その際、制御部4は、データフレームに格納されるクライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲から外れるように、システムクロックの周波数を変更する。そして、ステップS1に戻り、データ生成回路を有する装置におけるデータフレームの生成及び出力が終了するまで、ステップS1〜ステップS4を繰り返す。
一方、比較部3における比較の結果、データフレームに格納されたクライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲に含まれない場合(ステップS3:No)、システムクロックの周波数を変更しないでステップS1に戻る。
図1に示すデータ生成回路または図4に示すデータ生成方法によれば、データフレームに格納されるクライアント信号の格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のある信号数の範囲から外れるように、システムクロックの周波数が制御される。それによって、低周波のビート雑音が発生しないように各データフレームにクライアント信号を格納することができる。
従って、図1に示すデータ生成回路または図4に示すデータ生成方法によれば、光伝送網を用いるデータ伝送において低周波のビート雑音が発生するのを防ぐことができる。光伝送網において低周波のビート雑音が発生しないことによって、光伝送網からデータが転送される携帯電話システムの基地局において、低周波のビート雑音の影響を受けずに高純度のクロック信号を再生することができる。
図1に示すデータ生成回路は、例えばITU−T勧告G.709により規定されるOTNにおいて用いられる光伝送装置に適用できる。以下に、一例として、図1に示すデータ生成回路をITU−T勧告G.709により規定されるOTNに適用する場合について説明する。
・OTNにおけるデータフレーム
図5は、OTNにおけるデータフレームの一例を示す図である。図5に示すように、各データフレーム11は、オーバーヘッド(OverHead、OH)部12、ペイロード部13及び前方誤り訂正(Forward Error Correction、FEC)部14を有する。オーバーヘッド部12にはフレーム情報が格納される。ペイロード部13には低次群PCM信号の情報が格納される。前方誤り訂正部14には誤り訂正情報が格納される。
図5は、OTNにおけるデータフレームの一例を示す図である。図5に示すように、各データフレーム11は、オーバーヘッド(OverHead、OH)部12、ペイロード部13及び前方誤り訂正(Forward Error Correction、FEC)部14を有する。オーバーヘッド部12にはフレーム情報が格納される。ペイロード部13には低次群PCM信号の情報が格納される。前方誤り訂正部14には誤り訂正情報が格納される。
ペイロード部13に格納されるクライアントのデータは、ライトイネーブル信号(Write Enable、WE)で示される。ペイロード部13に格納される低次群PCM信号の数は、ライトイネーブル信号とシステムクロックとの論理積によって決まる。データフレーム11に格納されるクライアント信号の格納数Nframeは、ペイロード部13に格納される低次群PCM信号の数によって決まる。
以下、ペイロード部13に格納される低次群PCM信号の数を「フレーム内低次群PCM信号格納数」と表記する。Nframeをフレーム内低次群PCM信号格納数とする。
図を見やすくするため、図5に示す例では、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeは、最初のフレームでは13であり、次のフレームでは14である。なお、実際には、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeは数千〜数万程度である。以下の説明では、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが14程度である場合を例にして説明する。
データフレーム11は例えば100μsの周期で繰り返される。フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeは、入力信号であるクライアント信号の周波数偏差及びデータフレーム11を生成するシステムクロックの周波数偏差により決まる。従って、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeは例えば100μsごとに値が変化することになる。
各データフレーム11におけるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeは整数であるが、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの長期的な平均値は例えば13.5のように小数点を含む値となることがある。例えばフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが13であるデータフレーム11と14であるデータフレーム11とがほぼ同じ割合で出現する場合、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値は13.5となる。
・データフレーム生成回路の別の例
図6は、実施の形態にかかるデータフレーム生成回路の別の例を示す図である。図7は、図6に示すデータフレーム生成回路における信号の流れを示す図である。図6及び図7に示すように、データフレーム生成回路は、フレーム生成ブロック21、平均Nframe算出器22、ルックアップテーブル(Look Up Table、LUT)23及びコンパレータ回路24を有する。フレーム生成ブロック21はフレーム生成部の一例である。平均Nframe算出器22及びコンパレータ回路24は比較部の一例である。ルックアップテーブル23は記憶部の一例である。
図6は、実施の形態にかかるデータフレーム生成回路の別の例を示す図である。図7は、図6に示すデータフレーム生成回路における信号の流れを示す図である。図6及び図7に示すように、データフレーム生成回路は、フレーム生成ブロック21、平均Nframe算出器22、ルックアップテーブル(Look Up Table、LUT)23及びコンパレータ回路24を有する。フレーム生成ブロック21はフレーム生成部の一例である。平均Nframe算出器22及びコンパレータ回路24は比較部の一例である。ルックアップテーブル23は記憶部の一例である。
また、データフレーム生成回路は、周波数変更処理部25、デジタルアナログ変換器(Digital to Analog Converter、DAC)26、ローパスフィルタ(Low Pass Filter、LPF)27及び電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator、VCO)28を有する。周波数変更処理部25、デジタルアナログ変換器26、ローパスフィルタ27及び電圧制御発振器28は制御部の一例である。
フレーム生成ブロック21は電圧制御発振器28の出力端、クライアント信号の入力端子29、データフレームの出力端子30及びフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの出力端子31に接続されている。クライアント信号の入力端子29は、データフレーム生成回路の前段に配置される図示しない例えば受信処理部に接続されていてもよい。クライアント信号の入力端子29には、データフレーム生成回路の前段に配置される図示しない例えば受信処理部からクライアント信号が入力する。
フレーム生成ブロック21は、電圧制御発振器28から出力されるシステムクロックに基づいて、クライアント信号の入力端子29から入力するクライアント信号を例えば図5に示すようにデータフレームに格納することによって、低次群PCM信号を格納したデータフレームを生成する。フレーム生成ブロック21は、生成したデータフレームをデータフレームの出力端子30へ出力する。データフレームの出力端子30は、データフレーム生成回路の後段に配置される図示しない例えば送信処理部に接続されていてもよい。
フレーム生成ブロック21は、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeをデータフレームごとにフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの出力端子31へ出力する。フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの出力端子31は、データフレーム生成回路の後段に配置される図示しない例えば送信処理部に接続されていてもよい。また、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの出力端子31は平均Nframe算出器22の入力端に接続されている。
平均Nframe算出器22はフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの出力端子31に接続されている。平均Nframe算出器22は、フレーム生成ブロック21から出力されるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの単位時間あたりの平均値を算出する。平均Nframe算出器22は、算出したフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値を出力する。
コンパレータ回路24は平均Nframe算出器22及びルックアップテーブル23に接続されている。ルックアップテーブル23には、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲が記録されている。
データフレームに格納されたフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に含まれると、ビート雑音が発生するおそれがある。データフレームに格納されたフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に含まれないと、ビート雑音は発生しない。
コンパレータ回路24は、平均Nframe算出器22から出力されたフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値を、ルックアップテーブル23に記録されているビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲と比較する。コンパレータ回路24は、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値が、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に入っている場合、一致信号を出力する。
コンパレータ回路24は、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値が、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に入っていない場合、不一致信号を出力する。例えば一致信号は「1」であり、不一致信号は「0」であってもよい。
周波数変更処理部25はコンパレータ回路24に接続されている。周波数変更処理部25は、コンパレータ回路24から一致信号が入力するとデジタルアナログ変換器26の出力電圧を変化させるように動作する。周波数変更処理部25は、コンパレータ回路24から不一致信号が入力するとデジタルアナログ変換器26に対して何もしない。コンパレータ回路24から一致信号が入力する場合の周波数変更処理部25の動作の一例については後述する。
デジタルアナログ変換器26は周波数変更処理部25に接続されている。周波数変更処理部25がデジタルアナログ変換器26の出力電圧を変化させるように動作する場合、デジタルアナログ変換器26の出力電圧が変化する。周波数変更処理部25がデジタルアナログ変換器26に対して何もしない場合には、デジタルアナログ変換器26の出力電圧は変化しない。
ローパスフィルタ27はデジタルアナログ変換器26に接続されている。デジタルアナログ変換器26の出力電圧は、ローパスフィルタ27を通過することによって直流電圧に変換される。周波数変更処理部25がデジタルアナログ変換器26の出力電圧を変化させるように動作し、それによってデジタルアナログ変換器26の出力電圧が変化する際、デジタルアナログ変換器26の出力電圧は、ローパスフィルタ27を通過することによってなだらかに変化する。
電圧制御発振器28はローパスフィルタ27及びフレーム生成ブロック21のシステムクロック入力端子に接続されている。電圧制御発振器28は、ローパスフィルタ27の出力電圧に応じた周波数で発振し、ローパスフィルタ27の出力電圧に応じた周波数のシステムクロックをフレーム生成ブロック21に供給する。
図6に示すデータフレーム生成回路において、フレーム生成ブロック21、平均Nframe算出器22、ルックアップテーブル23、コンパレータ回路24及び周波数変更処理部25がそれぞれハードウェアによって実現されていてもよい。あるいは、フレーム生成ブロック21、平均Nframe算出器22、コンパレータ回路24及び周波数変更処理部25はソフトウェアの処理によって実現されてもよい。
フレーム生成ブロック21、平均Nframe算出器22、コンパレータ回路24及び周波数変更処理部25がソフトウェアの処理によって実現される場合のハードウェア構成は、図3に示す構成と同様であってもよい。図3に示す構成においてプロセッサ101は、上述したデータフレーム生成方法と同様の方法を実現するプログラムを処理する。それによって、図6に示すデータフレーム生成回路におけるフレーム生成ブロック21、平均Nframe算出器22、コンパレータ回路24及び周波数変更処理部25が実現される。また、ルックアップテーブル23は、図3に示す構成における不揮発性メモリ103及び揮発性メモリ104によって実現される。
・周波数変更処理部の動作の一例
図8は、図7に示すデータフレーム生成回路における周波数変更処理部の動作の一例を説明する図である。図8において、縦軸はフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeであり、横軸は時間である。図8に示す例では、図5に示す例と同様に、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが14程度であるとしている。
図8は、図7に示すデータフレーム生成回路における周波数変更処理部の動作の一例を説明する図である。図8において、縦軸はフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeであり、横軸は時間である。図8に示す例では、図5に示す例と同様に、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが14程度であるとしている。
図8において黒丸は各時刻におけるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定を示す。白丸は各時刻におけるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの変更候補の設定を示す。
黒丸及び白丸を通って時間軸に対して垂直に伸びる線分は、電圧制御発振器28によるシステムクロックの制御によってフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが可変される範囲を表す。時間軸に対して平行に伸びる2つの一点鎖線によって挟まれる領域は、信号数の範囲、すなわちビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲である。
周波数変更処理部25は、各時刻において、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定に基づいて変更候補を設定する。各時刻におけるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeにおいて、現在の設定と変更候補の設定との差分は、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲の上限値と下限値との差分よりも大きくなるように設定される。
それによって、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定と変更候補の設定とが同時に、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に含まれることはない。従って、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定が、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に含まれたら、現在の設定から変更候補の設定に遷移すれば、ビート雑音の発生を防ぐことができる。
周波数変更処理部25は、コンパレータ回路24から一致信号が入力すると、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが現在の設定から変更候補の設定に遷移するように、電圧制御発振器28の発振周波数を変える制御をする。例えば図8に示す例では、時刻T1、T2及びT3と時間が進むに連れてフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定が14に近づいていく。
そして、時刻T3において、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定が、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に含まれている。それによって、直後の時刻T4において、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定は、図8に矢印で示すように、時刻T3において変更候補の設定であった設定に遷移している。そして、時刻T4においては、時刻T3において現在の設定であった設定が候補の設定となっている。
時刻T5、T6及びT7と時間が進むに連れてフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定が14に近づいていく。そして、時刻T7及びT8において時刻T3及びT4と同様にフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定が遷移している。
このようにフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの設定が遷移するように、周波数変更処理部25はデジタルアナログ変換器26の出力電圧を変化させる。電圧制御発振器28の周波数の変化幅をΔfとし、電圧制御発振器28の変調感度をKv[ppm/V]とすると、デジタルアナログ変換器26の出力電圧の変化量ΔVdac[V]は次式で表される。
ΔVdac=Δf/Kv
なお、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定が、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲に入らないように、電圧制御発振器28の発振周波数を制御することができれば、その制御の仕方は問わない。
・位相雑音の周波数特性の測定例
図9は、位相雑音の測定結果の一例を示す図である。図9において、縦軸は位相雑音L(f)[dBc/Hz]であり、横軸はオフセット周波数[Hz]である。「実施例」は、低周波のビート雑音を含まないライトイネーブル信号をPLLに入力した場合に発生する位相雑音の周波数特性である。「比較例」は、低周波のビート雑音を含むライトイネーブル信号をPLLに入力した場合に発生する位相雑音の周波数特性である。
図9は、位相雑音の測定結果の一例を示す図である。図9において、縦軸は位相雑音L(f)[dBc/Hz]であり、横軸はオフセット周波数[Hz]である。「実施例」は、低周波のビート雑音を含まないライトイネーブル信号をPLLに入力した場合に発生する位相雑音の周波数特性である。「比較例」は、低周波のビート雑音を含むライトイネーブル信号をPLLに入力した場合に発生する位相雑音の周波数特性である。
図9より、「実施例」は「比較例」と比べて、10〜100KHzのオフセット周波数の範囲において位相雑音が改善されており、特に1KHz以下のオフセット周波数における位相雑音が低減されているのがわかる。「比較例」では、18Hz付近のオフセット周波数において、低周波のビート雑音のスプリアスにより位相雑音が40dB以上も劣化している。それに対して「実施例」では、18Hz付近のオフセット周波数において低周波のビート雑音のスプリアスによる位相雑音の劣化は見られない。
図6に示すデータ生成回路によれば、データフレームに格納されるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeが、ビート雑音を発生させる可能性のあるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値の範囲から外れるように、システムクロックの周波数が制御される。それによって、低周波のビート雑音が発生しないように各データフレームに低次群PCM信号を格納することができる。
従って、図6に示すデータ生成回路によれば、光伝送網を用いるデータ伝送において低周波のビート雑音が発生するのを防ぐことができる。光伝送網において低周波のビート雑音が発生しないことによって、光伝送網からデータが転送される携帯電話システムの基地局において、低周波のビート雑音の影響を受けずに高純度のクロック信号を再生することができる。
また、図6に示すデータ生成回路によれば、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの現在の設定と変更候補の設定とが交互に切り替わることによって、低周波のビート雑音の発生を防ぐことができる。従って、周波数変更処理部25の動作が簡便となる。また、図6に示すデータ生成回路によれば、フレーム内低次群PCM信号格納数Nframeの平均値を用いることによって、データフレームごとに出力されるフレーム内低次群PCM信号格納数Nframeを用いる場合に比べて、システムクロックの周波数制御の動作が安定する。
図6に示すデータ生成回路によって、例えば図4に示すデータフレーム生成方法が実施されてもよい。図6に示すデータ生成回路は、例えばデジタル有線伝送システムに用いられる光伝送装置に適用可能である。
・デジタル有線伝送システムの一例
図10は、デジタル有線伝送システムの一例を示す図である。図10に示すように、デジタル有線伝送システムは、データの送信側において符号化装置41、時分割多重変換装置42及び端局中継装置43を有する。端局中継装置43には伝送媒体44が接続される。図10に示すデジタル有線伝送システムが光伝送システムである場合、伝送媒体44は例えば光ファイバーケーブルなどの光伝送路であってもよい。
図10は、デジタル有線伝送システムの一例を示す図である。図10に示すように、デジタル有線伝送システムは、データの送信側において符号化装置41、時分割多重変換装置42及び端局中継装置43を有する。端局中継装置43には伝送媒体44が接続される。図10に示すデジタル有線伝送システムが光伝送システムである場合、伝送媒体44は例えば光ファイバーケーブルなどの光伝送路であってもよい。
データの送信側において、例えば前段の図示しない信号処理装置から送られてきた信号は、符号化装置41によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された信号は、時分割多重変換装置42によって時間軸上に多重化される。多重化された信号は、端局中継装置43によって、伝送媒体44に適した信号に変換されて伝送媒体44に送り出される。
デジタル有線伝送システムは、データの受信側において端局中継装置46、時分割多重変換装置47及び復号化装置48を有する。データの受信側において、伝送媒体44によって伝送されてきた信号は、端局中継装置46によって、時間軸上に多重化された信号に戻される。多重化された信号は、時分割多重変換装置47によって個々の元のデジタル信号に分離される。分離された個々のデジタル信号は、復号化装置48によって元のアナログ信号に変換されて、例えば後段の図示しない信号処理装置へ送られる。
伝送媒体44による伝送距離が長い場合、伝送媒体44の途中に再生中継装置45が設けられることがある。伝送距離が長い場合、伝送媒体44によって伝送された信号の波形が劣化することがある。再生中継装置45は、伝送媒体44によって伝送されてきた信号を、送信側の端局中継装置43から出力されたパルス信号と同じパルス信号に再生して、再び伝送媒体44へ送り出す。
図6に示すデータ生成回路は、例えば再生中継装置45において、送信側の端局中継装置43から出力されたパルス信号に基づいてシステムクロックを再生し、そのシステムクロックに基づいてデータフレームを生成することによって、元のパルス信号と同じパルス信号を再生する回路に適用することができる。
なお、図1または図6に示すデータ生成回路は、ITU−T勧告G.709により規定されるOTNに限らず、OTN以外の光伝送網やデジタル有線伝送網に適用可能である。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、前記データフレームに格納した前記クライアント信号の格納数を前記データフレームごとに出力するフレーム生成部と、ビートを発生させる可能性のある信号数の範囲を記憶している記憶部と、前記フレーム生成部から出力された前記格納数を前記信号数の範囲と比較する比較部と、前記比較部による比較結果に基づいて前記システムクロックの周波数を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記格納数が前記信号数の範囲から外れるように前記システムクロックの周波数を変更することを特徴とするデータフレーム生成回路。
(付記2)前記制御部は、前記クライアント信号の第1の格納数及び第2の格納数を、前記第1の格納数と前記第2の格納数との差分が前記信号数の範囲の上限値と下限値との差分よりも大きくなるように設定し、前記第1の格納数及び前記第2の格納数のうちのいずれか一方の格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記システムクロックの周波数を他方の格納数に対応する周波数に変更することを特徴とする付記1に記載のデータフレーム生成回路。
(付記3)前記制御部は、前記比較部による比較結果に応じて出力電圧が変化するデジタルアナログ変換器と、前記デジタルアナログ変換器の出力電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器と、を有し、前記デジタルアナログ変換器は、前記第1の格納数及び前記第2の格納数のうちのいずれか一方の格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記第1の格納数に対応する周波数と前記第2の格納数に対応する周波数との差分に対応する分の出力電圧を変化させ、前記電圧制御発振器は、前記デジタルアナログ変換器の出力電圧の変化に対応する分の発振周波数を変化させることによって、前記システムクロックの周波数を変更することを特徴とする付記2に記載のデータフレーム生成回路。
(付記4)前記比較部によって前記信号数の範囲と比較される前記格納数は、前記フレーム生成部から出力される前記格納数の単位時間あたりの平均値であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載のデータフレーム生成回路。
(付記5)システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、前記データフレームに格納した前記クライアント信号の格納数を前記データフレームごとに出力し、前記格納数を、ビートを発生させる可能性のある信号数の範囲と比較し、当該比較結果に基づいて、前記格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記格納数が前記信号数の範囲から外れるように前記システムクロックの周波数を変更することを繰り返すことを特徴とするデータフレーム生成方法。
(付記6)前記クライアント信号の第1の格納数及び第2の格納数を、前記第1の格納数と前記第2の格納数との差分が前記信号数の範囲の上限値と下限値との差分よりも大きくなるように設定し、前記第1の格納数及び前記第2の格納数のうちのいずれか一方の格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記システムクロックの周波数を他方の格納数に対応する周波数に変更することを特徴とする付記5に記載のデータフレーム生成方法。
(付記7)前記第1の格納数及び前記第2の格納数のうちのいずれか一方の格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記比較結果に応じて出力電圧が変化するデジタルアナログ変換器の前記出力電圧を、前記第1の格納数に対応する周波数と前記第2の格納数に対応する周波数との差分に対応する分変化させ、前記デジタルアナログ変換器の出力電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器の前記発振周波数を、前記デジタルアナログ変換器の出力電圧の変化に対応する分変化させることによって、前記システムクロックの周波数を変更することを特徴とする付記6に記載のデータフレーム生成方法。
(付記8)前記信号数の範囲と比較される前記格納数は、前記データフレームごとに出力される前記格納数の単位時間あたりの平均値であることを特徴とする付記5乃至7のいずれか一項に記載のデータフレーム生成方法。
1 フレーム生成部
2 記憶部
3 比較部
4 制御部
21 フレーム生成ブロック
22 平均Nframe算出器
23 ルックアップテーブル
24 コンパレータ回路
25 周波数変更処理部
26 デジタルアナログ変換器
27 ローパスフィルタ
28 電圧制御発振器
2 記憶部
3 比較部
4 制御部
21 フレーム生成ブロック
22 平均Nframe算出器
23 ルックアップテーブル
24 コンパレータ回路
25 周波数変更処理部
26 デジタルアナログ変換器
27 ローパスフィルタ
28 電圧制御発振器
Claims (5)
- システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、前記データフレームに格納した前記クライアント信号の格納数を前記データフレームごとに出力するフレーム生成部と、
ビートを発生させる可能性のある信号数の範囲を記憶している記憶部と、
前記フレーム生成部から出力された前記格納数を前記信号数の範囲と比較する比較部と、
前記比較部による比較結果に基づいて前記システムクロックの周波数を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記格納数が前記信号数の範囲から外れるように前記システムクロックの周波数を変更することを特徴とするデータフレーム生成回路。 - 前記制御部は、前記クライアント信号の第1の格納数及び第2の格納数を、前記第1の格納数と前記第2の格納数との差分が前記信号数の範囲の上限値と下限値との差分よりも大きくなるように設定し、
前記第1の格納数及び前記第2の格納数のうちのいずれか一方の格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記システムクロックの周波数を他方の格納数に対応する周波数に変更することを特徴とする請求項1に記載のデータフレーム生成回路。 - 前記制御部は、前記比較部による比較結果に応じて出力電圧が変化するデジタルアナログ変換器と、前記デジタルアナログ変換器の出力電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器と、を有し、
前記デジタルアナログ変換器は、前記第1の格納数及び前記第2の格納数のうちのいずれか一方の格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記第1の格納数に対応する周波数と前記第2の格納数に対応する周波数との差分に対応する分の出力電圧を変化させ、
前記電圧制御発振器は、前記デジタルアナログ変換器の出力電圧の変化に対応する分の発振周波数を変化させることによって、前記システムクロックの周波数を変更することを特徴とする請求項2に記載のデータフレーム生成回路。 - 前記比較部によって前記信号数の範囲と比較される前記格納数は、前記フレーム生成部から出力される前記格納数の単位時間あたりの平均値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータフレーム生成回路。
- システムクロックに基づいてクライアント信号を格納したデータフレームを出力するとともに、前記データフレームに格納した前記クライアント信号の格納数を前記データフレームごとに出力し、
前記格納数を、ビートを発生させる可能性のある信号数の範囲と比較し、
当該比較結果に基づいて、前記格納数が前記信号数の範囲に含まれる場合に、前記格納数が前記信号数の範囲から外れるように前記システムクロックの周波数を変更することを繰り返すことを特徴とするデータフレーム生成方法。
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