JP2017011342A - 伝送装置及びクロック再生方法 - Google Patents

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俊治 弘瀬
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Abstract

【課題】 小規模な構成でクロックを再生する伝送装置及びクロック生成方法を提供する。【解決手段】 伝送装置は、受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記クロック成分に同期したクロック信号に基づき前記受信データを伝送する伝送装置において、前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出する検出部と、0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択する選択部と、前記選択部により選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力する出力部とを有する。【選択図】図2

Description

本件は、伝送装置及びクロック再生方法に関する。
信号伝送を行う伝送装置には、受信した信号からデータとクロックを抽出する機能を備えるものがある。この種の伝送装置は、例えばDPLL(Digital Phase Locked Loop)やジッタクリーナーなどのクロック専用の電気部品(以下、クロック専用部品)により、抽出したクロックから、このクロックに同期する伝送クロックを再生する(例えば特許文献1参照)。
特開2007−36366号公報
クロック専用部品は、構成が複雑であるため、FPGA(Field Program Gate Array)などの1チップの電気部品に組み込むことが難しい。このため、例えばSONET(Synchronous Optical Networking)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やOTN(Optical transport Network)のように、複数回線の信号を多重化する伝送方式の場合、伝送装置は、信号処理用のチップ部品とは別に、回線分のクロック専用部品を実装する必要があるため、規模が大きくなる。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、小規模な構成でクロックを再生する伝送装置及びクロック再生成方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の伝送装置は、受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記クロック成分に同期したクロック信号に基づき前記受信データを伝送する伝送装置において、前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出する検出部と、0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択する選択部と、前記選択部により選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力する出力部とを有する。
本明細書に記載のクロック再生方法は、受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記受信データを伝送するために、前記クロック成分に同期したクロック信号を再生するクロック再生方法において、前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出し、0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択し、該選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力する方法である。
小規模な構成でクロックを再生できる。
伝送装置の一例を示す構成図である。 クライアント処理部の一例を示す構成図である。 周波数差検出部の一例を示す構成図である。 ビットデータテーブルの一例を示す図である。 シリアル変換後の出力ビットデータの一例を示す図である。 クロック位相の調整処理の一例を示すフローチャートである。 位相を遷移させない場合の受信クロック信号の出力例を示す図である。 位相を−側に遷移させる場合の受信クロック信号の出力例を示す図である。 位相を遷移させない場合の受信クロック信号の出力例を示す図である。 位相を+側に遷移させる場合の受信クロック信号の出力例を示す図である。 ΔST=1の場合のクロック信号の出力例を示す図である。 ΔST=2の場合のクロック信号の出力例を示す図である。 遷移制御部の一例を示す構成図である。 制御値の変化量の決定処理の一例を示すフローチャートである。 クロック位相の調整例を示す図である。 クライアント処理部の他例を示す構成図である。 ΔST=1の場合のビットデータの検査例を示す図である。 ΔST=2の場合のビットデータの検査例を示す図である。 ジッタ成分の算出例を示す表である。
図1は、伝送装置の一例を示す構成図である。本実施例では伝送装置として、OTNのマックスポンダを挙げるが、これに限定されず、他種の伝送装置であってもよい。OTNの技術は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector(国際電気通信連合))勧告G.709に規定されている。
伝送装置は、ネットワーク側光送受信器10と、ネットワーク(NW)処理部11と、DEMUX部12と、MUX部13と、クロスコネクト部14と、複数のクライアント処理部15と、複数の光送受信器16とを有する。ネットワーク側光送受信器10は、ネットワークの伝送路(光ファイバなど)を介して他の伝送装置との間で光信号を送受信する。ネットワーク側光送受信器10は、例えば、電気信号を光信号に変換する電気−光変換部及び光信号を電気信号に変換する光−電気変換部を有する。
ネットワーク処理部11は、ネットワーク側光送受信器10から入力された電気信号の受信処理を行い、OTNフレームとしてDEMUX部12に出力する。また、ネットワーク処理部11は、MUX部13からOTNフレームを受信し、送信処理を行ってネットワーク側光送受信器10に出力する。
DEMUX部12は、例えば、ネットワーク処理部11から入力されたOTUフレームから複数のODU(Optical Data Unit)フレームを取得してクロスコネクト部14に出力する。MUX部13は、クロスコネクト部14から入力された複数のODUフレームを多重することでOTUフレームを生成しネットワーク処理部11に出力する。
クロスコネクト部14は、DEMUX部12、MUX部13、及び複数のクライアント処理部15の間でODUフレームを交換する。より具体的には、クロスコネクト部14は、DEMUX部12から入力されたODUフレームを、その宛先に応じたクライアント処理部15に出力する。また、クロスコネクト部14は、クライアント処理部15から入力されたODUフレームをMUX部13に出力する。
クライアント処理部15は、光送受信器16から入力されたクライアント信号の受信処理を行い、ODUフレームとしてクロスコネクト部14に出力する。また、クライアント処理部15は、クロスコネクト部14から入力されたODUフレームの送信処理を行い、クライアント信号として光送受信器16に出力する。
光送受信器16は、クライアント処理部15から入力されたクライアント信号を光信号に変換して、クライアント側のネットワークへ送信する。また、光送受信器16は、クライアント側ネットワークから入力されたクライアント信号を電気信号に変換して、クライアント処理部15に出力する。
図2は、クライアント処理部15の一例を示す構成図である。クライアント処理部15は、マッピング部31と、Tx側SERDES(Serializer/Deserializer)32と、デマッピング部33と、クロック切り替え部34と、Rx側SERDES35と、発振器36と、クロック同期部2を有する。
発振器36は、例えば水晶発振器であり、基準クロック信号CLKrを生成してTx側SERDES32及びクロック同期部2に出力する。Tx側SERDES32は、光送受信器16から入力されたクライアント信号の送信データTxDTを、基準クロック信号CLKrに基づいて、シリアルデータからn(bit)幅のパラレルデータに変換してマッピング部31に出力する。また、Tx側SERDES32は、基準クロック信号CLKrをn分周することにより、送信データTxDTに同期した送信クロック信号TxCLKを生成してマッピング部31に出力する。
マッピング部31は、送信クロック信号TxCLKに基づきパラレルデータの送信データTxDTを受信する。マッピング部31は、送信データTxDTをODUフレームS1にマッピングし、送信信号S1としてクロスコネクト部14に出力する。
デマッピング部33は、クロスコネクト部14からODUフレームS2を受信して、デマッピング処理を行う。これにより、デマッピング部33は、ODUフレームS2から受信データRxDTとそのクロック成分enを抽出する。クロック成分enは、OPU(Optical channel Payload Unit)オーバーヘッド内のJC(Justification Control)に基づき抽出される。
デマッピング部33は、受信データRxDTとそのクロック成分enをクロック切り替え部34に出力する。受信データRxDTは、n(bit)のパラレルデータとしてクロック切り替え部34に出力される。また、クロック成分enは、クロック同期部2に入力される。
クロック同期部2は、クロック成分enに同期した受信クロック信号RxCLKをRx側SERDES35に出力する。より具体的には、クロック同期部2は、発振器36から入力された基準クロック信号CLKrをクロック成分enに同期させ、受信クロック信号RxCLKとして出力する。
Rx側SERDES35は、受信クロック信号RxCLKに基づき、クロック切り替え部34から入力されたパラレルデータの受信データRxDTをシリアルデータに変換して光送受信器16に出力する。つまり、Rx側SERDES35は、受信クロック信号RxCLKに基づき受信データRxDTを伝送する。
また、Rx側SERDES35は、受信クロック信号RxCLKをn分周することにより、パラレルデータの受信データRxDTに同期したパラレル用受信クロック信号RxCLKpを生成しクロック切り替え部34に出力する。クロック切り替え部34は、受信データRxDTの伝送クロックをクロック成分enからパラレル用受信クロック信号RxCLKpに切り替えて、受信データRxDTをRx側SERDES35に出力する。
このように、伝送装置は、受信した信号S2から受信データRxDTとクロック成分enを抽出し、クロック成分enに同期した受信クロック信号RxCLKに基づき受信データRxDTを伝送する。なお、本実施例において、クロック成分enはJCから抽出されるが、SONET/SDHの伝送装置の場合、P.J(Pointer Justification)から抽出され、スタッフ多重の伝送装置の場合、Staff Bitから抽出される。
クロック同期部2は、基準クロック信号CLKrをクロック成分enに同期させることで、受信クロック信号RxCLKを再生する。仮にクロック同期部2がDPLLやジッタクリーナーなどのクロック専用部品により同期処理を行う場合、伝送装置は、信号処理用のチップ部品とは別に、クライアント信号分のクロック専用部品を実装する必要があるため、規模が大きくなる。
そこで、クロック同期部2は、以下に述べるように、クロック専用部品を用いず、パラレルデータをSERDESによりシリアル変換することで、小規模な構成で受信クロック信号RxCLKを再生する。より具体的には、クロック同期部2は、周波数差検出部20と、フィルタ21と、遷移制御部22と、ビットデータテーブル23と、SERDES24とを有する。
周波数差検出部20は、検出部の一例であり、クロック成分enと受信クロック信号RxCLK’の周波数の差Δfを検出する。受信クロック信号RxCLK’は、基準クロック信号CLKrに基づき生成された、受信クロック信号RxCLKと同一の信号であり、SERDES24から周波数差検出部20に出力される。フィルタ21は、例えばFIR(Finite Impulse Response)フィルタやIIR(Infinite Impulse Response)フィルタであり、周波数の差Δfを平滑化してそのノイズ成分を除去する。なお、フィルタ21は、周波数の差Δfのノイズ成分が十分に少なければ、設けなくてもよい。
遷移制御部22は、選択部の一例であり、ビットデータテーブル23内の複数のビットデータから、周波数の差Δfに応じたビットデータXを選択してSERDES24に出力する。ビットデータXは、パラレルデータの一例であり、n(bit)の幅を有する。遷移制御部22は、周波数の差Δfに応じて、受信クロック信号RxCLKの位相の遷移方向及び遷移量を決定し、その決定に応じた制御値STをビットデータテーブル23に出力する。
ビットデータテーブル23には、0と1(2進数)がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得られる複数のビットデータが記録されている。ビットデータテーブル23は、遷移制御部22から入力された制御値STに応じたビットデータXをSERDES24に出力する。なお、ビットデータテーブル23は、例えばRAM(Random Access Memory)などにより形成されている。
SERDES24は、出力部の一例であり、遷移制御部22により選択されたビットデータXをシリアルデータに変換し、受信クロック信号RxCLKとしてRx側SERDES35に出力する。
したがって、クロック同期部2は、受信クロック信号RxCLKとクロック成分enの周波数の差Δfに応じてビットデータXを選択し、選択したビットデータXをシリアルデータに変換することにより受信クロック信号RxCLKを再生する。このとき、ビットデータXは、0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得られる複数のビットデータから選択されるため、受信クロック信号RxCLKの位相が選択に応じて遷移する。
このため、受信クロック信号RxCLKは、クロック成分enと周波数が一致して同期することができる。したがって、クロック同期部2は、クロック専用部品を用いずに小規模な構成で受信クロック信号RxCLKを再生できる。以下にクロック同期部2の詳細を説明する。
図3は、周波数差検出部20の一例を示す構成図である。周波数差検出部20は、カウンタ200,203と、カウンタ値保持部201と、監視部202と、セレクタ204と、減算回路205とを有する。
カウンタ200は、第1カウンタの一例であり、クロック成分enに同期してカウント動作する。より具体的には、カウンタ200が計数するカウンタ値C1は、一定期間ごとのクロック成分enのクロック数である。カウンタ値保持部201は、例えばメモリであり、監視部202の指示に従いカウンタ200のカウンタ値C1(以下、C1’)を保持する。
セレクタ204は、監視部202から入力された選択信号SELに基づいて、カウンタ200のカウンタ値C1とカウンタ値保持部201が保持したカウンタ値C1’の一方を選択して減算回路205に出力する。
監視部202は、クロック成分enの入力断及び周期の異常を監視し、監視周期ごとにカウンタ値保持部201にカウンタ値の保持を指示する。監視部202は、クロック成分enが正常状態である場合、カウンタ200のカウンタ値C1が選択されるように選択信号SELを出力し、クロック成分enが異常状態である場合、カウンタ値保持部201のカウンタ値C1’が選択されるように選択信号SELを出力する。
一方、カウンタ203は、第2カウンタの一例であり、受信クロック信号RxCLK’に同期してカウント動作する。より具体的には、カウンタ203が計数するカウンタ値C2は、一定期間ごとの受信クロック信号RxCLK’のクロック数である。
減算回路205は、カウンタ203のカウンタ値C2から、セレクタ204から出力されたカウンタ値C1,C1’を減算して、周波数の差Δfとして出力する。すなわち、減算回路205は、カウンタ200のカウンタ値(クロック数)C1とカウンタ203のカウンタ値C2の差を算出することにより周波数の差Δfを検出する。このため、周波数差検出部20は、簡単な構成で周波数の差Δfを検出できる。
また、監視部202は、クロック成分enが異常である場合、カウンタ値保持部201に保持されたカウンタ値C1’を減算回路205に出力させる。このため、周波数差検出部20は、クロック成分enが異常である場合でも、異常になる前のカウンタ値C1’を用いて、周波数の差Δfの検出を継続できる。
図4(a)には、ビットデータテーブル23の一例が示されている。ビットデータテーブル23には、制御値ST(=0,1,2・・・,7)に対応する7種のビットデータが記録されている。各ビットデータは、一例として、8(bit)幅のパラレルデータである。ビットデータテーブル23は、遷移制御部22から入力された制御値STに応じたビットデータをSERDES24に出力する。なお、図4(a)には、その出力順が矢印で示されている。
制御値ST=0のビットデータは、連続する4個の「0」と連続する4個の「1」から構成される。制御値ST=1のビットデータは、制御値ST=0のビットデータを上位側(出力順が最も早いのビット側)へ1ビットシフトしたものであり、制御値ST=2のビットデータは、制御値ST=0のビットデータを上位側へ2ビットシフトしたものである。制御値ST=3〜7のビットデータは、制御値ST=0のビットデータを上位側へそれぞれ3〜7ビットシフトしたものである。
また、シフト方向を反転させて見た場合、制御値ST=7のビットデータは、制御値ST=0のビットデータを下位側(出力順が最も遅いビット側)へ1ビットシフトしたものであり、制御値ST=6のビットデータは、制御値ST=0のビットデータを下位側へ2ビットシフトしたものである。制御値ST=5〜1のビットデータは、制御値ST=0のビットデータを下位側へそれぞれ3〜7ビットシフトしたものである。
このように、ビットデータテーブル23には、「0」と「1」がそれぞれ連続するビットパタンを1ビットずつシフトして得たビットデータが記録されているため、制御値STを調整することで、SERDES24から出力されるシリアルデータ(つまりビット列)により構成される受信クロック信号RxCLKの位相が調整される。
図4(b)には、シリアルデータの一例が示されている。シリアルデータは、制御値ST=0〜7の各々の場合について示されている。
ST=0の場合のシリアルデータを参照すると、ビットデータXは「0」と「1」をそれぞれ4(bit)ずつ有しているため、受信クロック信号RxCLKのデューティー比は50(%)となる。また、他のSTの場合のシリアルデータは、ST=0の場合のシリアルデータを1ビットずつシフトしたものである。このため、遷移制御部22は、制御値STに応じて受信クロック信号RxCLKの位相を遷移させることができる。
遷移制御部22は、図4(a)中の遷移方向の+側(ST=0からST=7に向かう方向及びST=7→0の切り替え方向)へ制御値STを変化させることで受信クロック信号RxCLKの位相を早めることができる。また、遷移方向の−側(ST=7からST=0に向かう方向及びST=0→7の切り替え方向)へ制御値STを変化させることで受信クロック信号RxCLKの位相を遅らせることができる。以下に受信クロック信号RxCLKの位相調整について述べる。
図5は、クロック位相の調整処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、一定時間ごとに繰り返し実行される。
周波数差検出部20は、クロック成分enと受信クロック信号RxCLK’の周波数の差Δfを検出する(ステップSt1)。次に、遷移制御部22は、周波数の差Δfが0であるか否かを判定する(ステップSt2)。遷移制御部22は、周波数の差Δfが0である場合(ステップSt2のYes)、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKが同期しているため、制御値STを変更しない(ステップSt4)。
すなわち、遷移制御部22は、周波数の差Δfがない場合(Δf=0)、ビットデータXの選択を維持する。このため、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKの同期状態(周波数の一致)が維持される。
また、遷移制御部22は、周波数の差Δfが0ではない場合(ステップSt2のNo)、周波数の差Δfが0より大きいか否か(つまり正負)を判定する(ステップSt3)。遷移制御部22は、周波数の差Δfが正である場合(ステップSt3のYes)、制御値STを遷移方向の−側へ変化させる(ステップSt5)。
図6(a)及び図6(b)は、制御値STを遷移方向の−側へ変化させた場合の例を示す。図6(a)には位相を遷移させない場合の受信クロック信号の出力例が示され、図6(b)には位相を−側に遷移させる場合の受信クロック信号の出力例が示されている。
本例では、ビットデータD1〜D4が、この順でSERDES24へ出力され、SERDES24は、基準クロック信号CLKrに基づきビットデータD1〜D4を順次にシリアルデータに変換し、受信クロック信号RxCLKとして出力する。遷移制御部22は、位相を遷移させない場合、図6(a)に示されるように、ST=0のビットデータD1〜D4を出力する。このため、SERDES24は、立ち上がりと立ち下がりが1クロックの時間幅Tに合った受信クロック信号RxCLKを出力する。
一方、遷移制御部22は、位相を−側に遷移させる場合、図6(b)に示されるように、ST=0のビットデータD1,D2とST=7のビットデータD3,D4を順次に出力する。このため、SERDES24は、ビットデータD3,D4をシリアルデータとして出力したとき、立ち上がりと立ち下がりが1クロックの時間幅Tから時間Δtだけずれた受信クロック信号RxCLKを出力する。ここで、時間Δtは、1クロックの時間幅Tの8分の1に相当する。
すなわち、SERDES24は、図6(a)の場合より1/8クロック分だけ遅延した受信クロック信号RxCLKを出力する。これにより、遷移制御部22は、受信クロック信号RxCLKの位相を−側へ遷移させる。
再び図5を参照すると、遷移制御部22は、周波数の差Δfが負である場合(ステップSt3のNo)、制御値STを遷移方向の+側へ変化させる(ステップSt6)。このようにして、クロック位相の調整処理は行われる。
図7(a)及び図7(b)は、制御値STを遷移方向の+側へ変化させた場合の例を示す。図7(a)には位相を遷移させない場合の受信クロック信号の出力例が示され、図7(b)には位相を+側に遷移させる場合の受信クロック信号の出力例が示されている。なお、図7(a)は、図6(a)と同一であるため、説明を省略する。
遷移制御部22は、位相を+側に遷移させる場合、図7(b)に示されるように、ST=0のビットデータD1,D2とST=1のビットデータD3,D4を順次に出力する。このため、SERDES24は、ビットデータD3,D4をシリアルデータとして出力したとき、立ち上がりと立ち下がりが1クロックの時間幅Tから時間Δtだけずれた受信クロック信号RxCLKを出力する。
すなわち、SERDES24は、図7(a)の場合より1/8クロック分だけ早い受信クロック信号RxCLKを出力する。これにより、遷移制御部22は、受信クロック信号RxCLKの位相を+側へ遷移させる。
本実施例において、ビットデータは8(bit)幅のパラレルデータであるため、受信クロック信号RxCLKの位相は1/8クロックの単位時間Δtで調整されるが、ビットデータの幅を増やせば分解能を向上することができる。例えば、ビットデータの幅を16(bit)とした場合、受信クロック信号RxCLKの位相は1/16クロックの単位時間Δtで調整される。
しかし、ビットデータの幅を増やせば、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKの同期処理の所要時間が増加する。そこで、遷移制御部22は、周波数の差Δfに応じて位相の遷移量を決定する。例えば、遷移制御部22は、周波数の差Δfが所定の閾値THより小さい場合、図6(a)〜図7(b)の例のように、制御値STを1つずつ変化させるが、周波数の差Δfが所定の閾値THより小さい場合、制御値STを2つずつ変化させる。つまり、遷移制御部22は、周波数の差Δfに応じて制御値STの変化量ΔSTを選択する。
図8(a)にはΔST=1の場合のクロック信号の出力例が示され、図8(b)にはΔST=2の場合のクロック信号の出力例が示されている。本例では、受信クロック信号RxCLKは、クロック成分enと同期するために2×Δt、つまり1/16クロック分だけ位相を遅延させる必要があると仮定する。
遷移制御部22は、ΔST=1の場合、図8(a)に示されるように、ST=0のビットデータD1、ST=7のビットデータD2、ST=6のビットデータD3,D4を順次に出力する。このため、SERDES24は、ビットデータD2をシリアルデータとして出力したとき、1/8クロック分(Δt)だけ遅延した受信クロック信号RxCLKを出力し、ビットデータD3をシリアルデータとして出力したとき、1/16クロック分(2×Δt)だけ遅延した受信クロック信号RxCLKを出力する。
このため、遷移制御部22は、受信クロック信号RxCLKの同期処理に、2回の制御値STの出力が必要となる。したがって、受信クロック信号RxCLKの同期処理の所要時間は2×Tとなる。
一方、遷移制御部22は、ΔST=2の場合、図8(b)に示されるように、ST=0のビットデータD1、ST=6のビットデータD2〜D4を順次に出力する。このため、SERDES24は、ビットデータD2をシリアルデータとして出力したとき、1/16クロック分(2×Δt)だけ遅延した受信クロック信号RxCLKを出力する。
このため、遷移制御部22は、1回の制御値STの出力のみで受信クロック信号RxCLKの同期処理を行うことができる。したがって、受信クロック信号RxCLKの同期処理の所要時間はTとなり、ΔST=1の場合の1/2に短縮される。
このように、遷移制御部22は、周波数の差Δfが所定の閾値TH以上である場合、周波数の差Δfが所定の閾値THより小さい場合より受信クロック信号RxCLKの位相が大きく遷移するようにビットデータXを選択する。このため、受信クロック信号RxCLKの同期処理の所要時間が短縮される。
図9は、遷移制御部22の一例を示す構成図である。遷移制御部22は、遷移方向判定部220と、遷移量判定部221と、制御値決定部222とを有する。遷移量判定部221は、比較部221a及びセレクタ221bを有する。
遷移方向判定部220は、図5を参照して述べたように、周波数の差Δfに基づいて制御値STの制御方向SG(+側または−側)を判定し、判定結果を制御値決定部222に出力する。比較部221aは、周波数の差Δfと閾値THを比較し、比較結果SLをセレクタ221bに出力する。セレクタ221bは、制御値STの変化量ΔST=0〜2から比較結果SLに応じたΔSTを選択して、制御値決定部222に出力する。制御値決定部222は、制御値STの変化量ΔSTと制御方向SGから制御値STを決定し、ビットデータテーブル23に出力する。
図10は、制御値STの変化量の決定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば一定周期ごとに行われる。
遷移量判定部221は、周波数の差Δfが0であるか否かを判定する(ステップSt11)。遷移量判定部221は、周波数の差Δfが0である場合(ステップSt11のYes)、制御値STの変化量ΔST=0とする(ステップSt14)。この場合、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKは同期しているため、遷移制御部22は制御値STを維持する。
また、遷移量判定部221は、周波数の差Δfが0ではない場合(ステップSt11のNo)、周波数の差Δfの絶対値(|Δf|)を所定の閾値THと比較する(ステップSt12)。遷移量判定部221は、周波数の差Δfの絶対値が所定の閾値THより小さい場合(ステップSt12のYes)、制御値STの変化量ΔST=1とする(ステップSt13)。このため、例えば、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKが何かの影響で同期状態から非同期状態になった場合、伝送性能を維持するのに十分なジッタ特性の受信クロック信号RxCLKを生成することができる。
また、遷移量判定部221は、周波数の差Δfの絶対値が所定の閾値TH以上である場合(ステップSt12のNo)、制御値STの変化量ΔST=2とする(ステップSt15)。このため、例えば、クロック断やクロック切り替えの直後のためにクロック成分enと受信クロック信号RxCLKが非同期状態である場合、迅速に同期状態を確立することができる。このようにして、制御値STの変化量の決定処理は行われる。
図11にはクロック位相の調整例が示されている。図11において、横軸は時刻を示し、縦軸は期間T1〜T4で検出された周波数の差Δfを示す。本例において、周波数の差Δfは、期間T1では1、期間T2では4、期間T3では2、期間T4では0であるものとする。また、閾値THは3とする。
期間T1において、周波数の差Δf=1は閾値TH(=3)より小さい。このため、遷移制御部22は、次の期間T2において、変化量ΔST=1として、8回の制御値STの出力を行う。これにより、周波数の差Δf=1に応じた、1/8クロック×8回=1クロック分の位相の遷移が行われる。
期間T2において、周波数の差Δf=4は閾値TH(=3)より大きい。このため、遷移制御部22は、次の期間T3において、変化量ΔST=2として、16回の制御値STの出力を行う。これにより、周波数の差Δf=4に応じた、1/4クロック×16回=4クロック分の位相の遷移が行われる。
期間T3において、周波数の差Δf=2は閾値TH(=3)より小さい。このため、遷移制御部22は、次の期間T4において、変化量ΔST=1として、16回の制御値STの出力を行う。これにより、周波数の差Δf=2に応じた、1/8クロック×16回=2クロック分の位相の遷移が行われる。
期間T4において、周波数の差Δf=0であるため、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKは同期している。このため、期間T4の次の期間では、遷移制御部22は、現在の制御値STを維持するので、変化量ΔST=0である。したがって、クロック位相の遷移はない。
このように、遷移制御部22は、クロック成分enに対する受信クロック信号RxCLKの追従特性に応じて、制御値STの変化量ΔSTと閾値THを決定し、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKを同期させることができる。なお、本例では、最初の期間T1からクロック位相の制御を行っているため、高速に受信クロック信号RxCLKをクロック成分enに追従させているが、これに限定されず、本例より緩やかに追従させてもよい。
また、ビットデータテーブル23は、論理回路で構成してもよいが、回路規模の観点からすると、RAMで構成することが望ましい。この場合、ビットデータテーブル23から読み出されたビットデータXにビットエラーが生ずるおそれがあるため、ビットエラーの検出手段及び訂正手段を設けることが望ましい。
図12は、クライアント処理部15の他例を示す構成図である。より具体的には、図12は、クロック同期部2を示す。なお、図12において、図2と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
クロック同期部2は、周波数差検出部20と、フィルタ21と、遷移制御部22と、ビットデータテーブル23と、SERDES24と、比較訂正部25と、前値保持部26とを有する。比較訂正部25は、訂正部の一例であり、ビットデータテーブル23から出力されたビットデータXn[7:0]を前値保持部に保持された前回のビットデータXn-1[7:0]と比較することにより、ビットデータXn[7:0]の誤りを検出して訂正する。
比較訂正部25は、訂正されたビットデータXを前値保持部26及びビットデータテーブル23に出力する。前値保持部26は、出力されたビットデータXを保持し、比較訂正部25に前回のビットデータXn-1[7:0]として出力する。ビットデータテーブル23は、ビットデータにビットエラーがある場合、比較訂正部25から出力されたビットデータXに基づいてビットデータを修正する。
比較訂正部25は、ECC(Error Checking and Correction)によりビットエラー訂正を行ってもよいが、データ処理量を低減するため、ビットデータXの規則性に基づきビットエラー訂正を行う。このため、比較訂正部25は、制御値STの変化量ΔSTに応じた手法でビットデータXn[7:0]と前回のビットデータXn-1[7:0]を比較し、ビットデータXを検査する。
図13(a)にはΔST=1の場合のビットデータの検査例が示されている。本例では、制御値STが1から2に変化した場合を例に挙げる。このため、ビットデータXn[7:0]=「11000011」であり、前回のビットデータXn-1[7:0] =「11100001」である。
ΔST=1の場合、ビットデータXn[7:0]は、前回のビットデータXn-1[7:0]を上位側へ1ビットシフトものであるため、比較訂正部25は、点線で示されるように、Xn[i]とXn-1[(i+1) mod 8](i=0-7)を比較する。比較訂正部25は、比較の結果、不一致がある場合、ビットエラーを検出し、前回のビットデータXn-1[7:0]に基づきビットデータXn[7:0]を訂正する。
また、図13(b)にはΔST=2の場合のビットデータの検査例が示されている。本例では、制御値STが1から3に変化した場合を例に挙げる。このため、ビットデータXn[7:0]=「10000111」であり、前回のビットデータXn-1[7:0] =「11100001」である。
ΔST=2の場合、ビットデータXn[7:0]は、前回のビットデータXn-1[7:0]を上位側へ2ビットシフトものであるため、比較訂正部25は、点線で示されるように、Xn[i]とXn-1[(i+2) mod 8]を比較する。比較訂正部25は、比較の結果、不一致がある場合、ビットエラーを検出し、前回のビットデータXn-1[7:0]に基づきビットデータXn[7:0]を訂正する。なお、ΔST=0の場合、比較訂正部25は、Xn[i]とXn-1[i]を比較する。
このように、比較訂正部25は、ビットデータXの誤りを検出して訂正するため、誤ったビットデータXによる受信クロック信号RxCLKの異常が防止される。
上述したクロックの再生方法によると、ITU−T勧告G.825に規定されるSONETのジッタ成分の要求値を満足することができる。
図14にはジッタ成分の算出例が示されている。本例では、SONET−OC3の受信信号S2の受信クロック信号RxCLKの再生を行い、SERDES24の出力レートを155.52(MHz)とする。
また、本例では、SERDES24に入力されるビットデータの幅nを8,16,32,64(bit)とし、ビットデータのデータレートを1.24416、2.48832、4.97664、9.95328(Gbps)とする。
SONETのOC3のクロック成分の周波数及び基準クロック信号CLKrを155.52(MHz)±20(ppm)とすると、周波数偏差の最大値は40(ppm)である。このため、両者の周波数の差Δfは、最大で155.52(MHz)×40(ppm)/1000000=6220(Hz)となる。
ビットデータの幅nが8(bit)である場合、遷移制御部22は、1/8クロック(=0.125UI(Unit Interval))ずつ受信クロック信号RxCLKの位相を調整できる。したがって、位相調整回数は、6220/(1/8)=49760(回)である。このため、ジッタ成分は、UIが0.125で、周波数が49.76(kHz)である。なお、他のビットデータの幅nの場合のジッタ成分も上記と同様の手法で算出される。
これまで述べたように、実施例に係る伝送装置は、受信した信号S2から受信データRxDTとクロック成分enを抽出し、クロック成分enに同期した受信クロック信号RxCLKに基づき受信データRxDTを伝送する。伝送装置は、周波数差検出部20と、遷移制御部22と、SERDES24とを有する。
周波数差検出部20は、クロック成分enと受信クロック信号RxCLKの周波数の差Δfを検出する。遷移制御部22は、0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得られる複数のビットデータから、周波数の差Δfに応じたビットデータXを選択してSERDES24に出力する。SERDES24は、遷移制御部22により選択されたビットデータXをシリアルデータに変換し、受信クロック信号RxCLKとして出力する。
上記の構成によると、伝送装置は、受信クロック信号RxCLKとクロック成分enの周波数の差Δfに応じてビットデータXを選択し、選択したビットデータXをシリアルデータに変換することにより受信クロック信号RxCLKを再生する。このとき、ビットデータXは、0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得られる複数のビットデータから選択されるため、受信クロック信号RxCLKの位相が選択に応じて遷移する。
このため、受信クロック信号RxCLKは、クロック成分enと周波数が一致して同期することができる。したがって、実施例に係る伝送装置によると、クロック専用部品を用いずに小規模な構成で受信クロック信号RxCLKを再生できる。
また、実施例に係るクロック再生方法は、受信した信号S2から受信データRxDTとクロック成分enを抽出し、受信データRxDTを伝送するために、クロック成分enに同期した受信クロック信号RxCLKを再生する方法であり、以下のステップを含む。
ステップ(1):クロック成分enと受信クロック信号RxCLKの周波数の差Δfを検出する。
ステップ(2):0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得られる複数のビットデータから、周波数の差Δfに応じたビットデータXを選択してSERDES24に出力する。
ステップ(3):その選択されたビットデータXをシリアルデータに変換し、受信クロック信号RxCLKとして出力する。
実施例に係るクロック再生方法は、上記の伝送装置と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記クロック成分に同期したクロック信号に基づき前記受信データを伝送する伝送装置において、
前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出する検出部と、
0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択する選択部と、
前記選択部により選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力する出力部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記2) 前記選択部は、前記周波数の差が所定値以上である場合、前記周波数の差が前記所定値より小さい場合より前記クロック信号の位相が大きく遷移するようにパラレルデータを選択することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3) 前記検出部は、前記クロック成分に同期してカウント動作する第1カウンタと、前記クロック信号に同期してカウント動作する第2カウンタとを有し、前記第1カウンタと前記第2カウンタのカウンタ値の差を算出することにより前記周波数の差を検出することを特徴とする付記1または2に記載の伝送装置。
(付記4) 前記選択部は、前記周波数の差がない場合、パラレルデータの選択を維持することを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載の伝送装置。
(付記5) 前記複数のパラレルデータの誤りを検出して訂正する訂正部を、さらに有することを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の伝送装置。
(付記6) 受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記受信データを伝送するために、前記クロック成分に同期したクロック信号を再生するクロック再生方法において、
前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出し、
0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択し、
該選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力することを特徴とするクロック再生方法。
(付記7) 前記周波数の差が所定値以上である場合、前記周波数の差が前記所定値より小さい場合より前記クロック信号の位相が大きく遷移するようにパラレルデータを選択することを特徴とする付記6に記載のクロック再生方法。
(付記8) 前記クロック成分に同期してカウント動作する第1カウンタのカウンタ値と前記クロック信号に同期してカウント動作する第2カウンタのカウンタ値のカウンタ値の差を算出することにより前記周波数の差を検出することを特徴とする付記6または7に記載のクロック再生方法。
(付記9) 前記周波数の差がない場合、パラレルデータの選択を維持することを特徴とする付記6乃至8の何れかに記載のクロック再生方法。
(付記10) さらに、前記複数のパラレルデータの誤りを検出して訂正することを特徴とする付記6乃至9の何れかに記載のクロック再生方法。
20 周波数差検出部
22 遷移制御部
23 ビットデータテーブル
24 SERDES
RxCLK 受信クロック信号
en クロック成分
RxDT 受信データ

Claims (6)

  1. 受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記クロック成分に同期したクロック信号に基づき前記受信データを伝送する伝送装置において、
    前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出する検出部と、
    0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力する出力部とを有することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記選択部は、前記周波数の差が所定値以上である場合、前記周波数の差が前記所定値より小さい場合より前記クロック信号の位相が大きく遷移するようにパラレルデータを選択することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記検出部は、前記クロック成分に同期してカウント動作する第1カウンタと、前記クロック信号に同期してカウント動作する第2カウンタとを有し、前記第1カウンタと前記第2カウンタのカウンタ値の差を算出することにより前記周波数の差を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の伝送装置。
  4. 前記選択部は、前記周波数の差がない場合、パラレルデータの選択を維持することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の伝送装置。
  5. 前記複数のパラレルデータの誤りを検出して訂正する訂正部を、さらに有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の伝送装置。
  6. 受信した信号から受信データとクロック成分を抽出し、前記受信データを伝送するために、前記クロック成分に同期したクロック信号を再生するクロック再生方法において、
    前記クロック成分と前記クロック信号の周波数の差を検出し、
    0と1がそれぞれ連続するビットパタンを互いに異なるビット数だけシフトして得た複数のパラレルデータから、前記周波数の差に応じたパラレルデータを選択し、
    該選択されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、前記クロック信号として出力することを特徴とするクロック再生方法。
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