JP2014141747A - 熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却時の温度分布を抑制できる熱処理装置及び熱処理方法を提供する。
【解決手段】本発明は、冷却時の温度分布を抑制する熱処理装置及び熱処理方法に関し、加熱された被処理物を、ミスト状の冷却液を用いて冷却する冷却工程を有し、第1のミスト密度で被処理物を冷却する第1工程(K1)と、第1のミスト密度よりも密度が小さい第2のミスト密度で被処理物を冷却する第2工程(K2)とを交互に繰り返して熱処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、熱処理装置及び熱処理方法に関し、例えば被処理物の焼き入れ等の処理に用いて好適な熱処理装置に関する。
本願は、2009年2月10日に日本に出願された特願2009−028900号、および2009年2月27日に日本に出願された特願2009−047227号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
被処理物である金属材を加熱し、冷却することにより、いわゆる焼入れ等の処理を行う熱処理装置において高速の冷却を必要とする場合に、従来から油冷方式の冷却装置やガス冷却方式の冷却装置が用いられている。上記油冷方式の冷却装置においては、冷却効率は優れているものの、細かな冷却コントロールがほとんどできず被熱処理品が変形しやすいという問題がある。一方、ガス冷却方式の冷却装置においては、ガスの流量制御等により冷却コントロールが容易であり、被熱処理品の変形に関しては優れているものの、冷却効率が低いという問題がある。
そこで、特許文献1には、被熱処理品を囲んで液用ノズルとガス用ノズルとを配置し、液用ノズルから冷却液をスプレー式で供給し(いわゆるミスト冷却)、ガス用ノズルから冷却ガスを供給することにより、冷却コントロール性及び冷却効率の向上を図った技術が開示されている。
特開平11−153386号公報
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
冷却室内のミスト密度に分布が生じている場合には、冷却特性に差が生じて被処理物に温度分布が生じてしまう可能性がある。また、被処理物が複数の場合には、ミスト密度の分布に応じて被処理物間に温度差が生じる可能性がある。
このように、温度分布が被処理物に生じた場合には、被処理物の変形の原因となる虞があるとともに、温度分布が生じた被処理物を、焼き入れ処理に用いた場合には、被処理物が一様な硬さとならない虞がある。
一方、複数の被処理物に温度差が生じた場合には、被処理物間で品質に差が生じて品質不良となる可能性もある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、冷却時の温度分布を抑制できる熱処理装置及び熱処理方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
(1)本発明の熱処理方法は、加熱された被処理物を、ミスト状の冷却液を用いて冷却する冷却工程を有する熱処理方法であって、第1のミスト密度で前記被処理物を冷却する第1工程と、前記第1のミスト密度よりも、密度が小さい第2のミスト密度で前記被処理物を冷却する第2工程とを交互に繰り返して行う。
従って、本発明の熱処理方法では、第1工程で被処理物に温度分布が生じた場合でも、第2工程ではミスト密度が小さくなることからミスト冷却による温度分布の拡大が抑えられるとともに、被処理物における熱伝導により温度分布が緩和される。従って、本発明では、被処理物に対する冷却時の温度分布を抑制することが可能になり、変形や硬さのバラツキ等の品質不良の発生を回避することができる。
(2)上記(1)に記載の熱処理方法では、前記第1工程では、前記冷却液をミスト状で供給し、前記第2工程では、前記ミスト状の冷却液の供給を停止しても良い。
これにより、本発明では、第2工程において被処理物における熱伝導による温度分布の緩和を効果的に促進することができる。
(3)上記(1)または(2)に記載の熱処理方法では、前記ミストの密度を前記冷却液の供給量、供給圧力、供給時間の少なくとも一つで調整しても良い。
(4)上記(1)〜(3)に記載の熱処理方法では、前記ミスト状の冷却液の供給状態と、前記被処理物の温度特性との相関関係を保持し、前記相関関係に基づいて前記第1工程と前記第2工程とを切り替えても良い。
これにより、本発明では、予め保持した相関関係に基づいて前記第1工程と前記第2工程とを切り替えるオープン制御を実施することができ、効率的、且つ高精度な熱処理を実施することが可能になる。
(5)上記(1)〜(4)に記載の熱処理方法では、前記被処理物の温度を計測する工程と、計測した温度に基づいて、前記ミスト状の冷却液の供給を制御する工程とを有しても良い。
これにより、本発明では、被処理物の温度に応じてミスト状の冷却液の供給量、供給圧力、供給時間等を調整することにより、最適な冷却処理を実施することが可能になり、被処理物に対する高精度の熱処理を実現できる。
(6)上記(5)に記載の熱処理方法では、前記被処理物の温度を複数箇所で計測し、計測した前記被処理物における温度差に基づいて、前記第1工程と前記第2工程とを切り替えても良い。
これにより、本発明では、被処理物における温度差が所定の閾値を超えた後に第1工程から第2工程に切り替えて温度差の拡大を抑え、熱伝導により被処理物における温度差が閾値内に収まった後に第2工程から第1工程に切り替えて被処理物に対する冷却処理を行うことができる。
(7)上記(5)に記載の熱処理方法では、また、被処理物が複数存在する場合には、複数の前記被処理物に対して温度を計測し、計測した前記被処理物間の温度差に基づいて、前記第1工程と前記第2工程とを切り替えても良い。
これにより、本発明では、複数の被処理物の間での温度差を抑制して、各被処理物で品質不良の発生を抑えることが可能になる。
そして、本発明の熱処理装置は、ミスト状の冷却液を冷却室に供給して、加熱された被処理物を冷却する熱処理装置であって、前記ミスト状の冷却液の供給を、第1のミスト密度と、前記第1のミスト密度よりも小さい密度の第2のミスト密度とに交互に切り替える切替装置を備える。
従って、本発明の熱処理装置では、第1のミスト密度で冷却液を供給することにより被処理物に温度分布が生じた場合でも、第1のミスト密度よりも小さい密度の第2のミスト密度で冷却液を供給することにより、ミスト冷却による温度分布の拡大が抑えられるとともに、被処理物における熱伝導により温度分布が緩和される。従って、本発明では、被処理物に対する冷却時の温度分布を抑制することが可能になり、変形や硬さのバラツキ等の品質不良の発生を回避することができる。
本発明では、被処理物に対する冷却時の温度分布を抑制することが可能になり、変形や硬さのバラツキ等の品質不良の発生を回避することができる。
本実施形態の真空熱処理炉の全体構成図である。 冷却室160の正面断面図である。 図2におけるA−A線視断面図である。 ミスト冷却を行った場合の時間と温度との関係を示す図である。 第1工程と第2工程とを交互に繰り返した場合の時間と温度との関係を示す図である。 複数の被処理物を冷却する際の冷却室160の正面断面図である。
以下、本発明の熱処理装置及び熱処理方法の実施の形態を、図1ないし図6を参照して説明する。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
また、本実施形態では、熱処理装置として、多室型の真空熱処理炉(以下、単に「真空熱処理炉」と称する)の例を示す。
図1は、本実施形態の真空熱処理炉の全体構成図である。
真空熱処理炉(熱処理装置)100は、被処理物に対して熱処理を施すものであって、脱気室110、予熱室120、浸炭室130、拡散室140、降温室150、冷却室160が順次隣接して配置されており、被処理物は各室110〜160に順次単列で搬送される。
本発明は、冷却室160における冷却処理に特徴を有しているため、以下、冷却室160について詳述する。
図2は、冷却室160の正面断面図であり、図3は、図2におけるA−A線視断面図である。冷却室160は、真空容器1内に形成される。また、真空容器1内には、搬送装置10、ガス冷却装置20、ミスト冷却装置30、温度計測装置80を含む冷却ユニットCUが設けられている。
搬送装置10は、被処理物Mを水平方向に沿って搬送可能なものであって、互いに間隔をあけて対向配置され搬送方向(水平方向)に延在する一対の支持フレーム11と、各支持フレーム11の対向する面に回転自在に、且つ搬送方向に所定間隔をあけて設けられたローラ12と、被処理物Mが載置されローラ12上を搬送されるトレー13と、鉛直方向に沿って設けられ支持フレーム11の両端を支持する支持フレーム14(図2では図示せず)と、を有している。
なお、以下の説明においては、搬送装置10による被処理物Mの搬送方向を単に搬送方向と称する。
トレー13は、例えば板材を格子状に配列し、略直方体である。トレー13の幅は被処理物Mの幅よりも僅かに大きく、底面の幅方向の端縁でローラ12に支持される大きさである。被処理物Mの例として、ここでは中央部に空間が形成されるリング状の物体を例示している。
ガス冷却装置20は、冷却室160内に冷却ガスを供給することによって被処理物Mを冷却するものであって、ヘッダ管21、供給管22、ガス回収および供給系23を備えている。ヘッダ管21は、図3に二点鎖線で示すように、冷却室160の搬送方向の下流側端部に配置され、搬送装置10による被処理物Mの搬送経路を中心とする環状に形成されている。このヘッダ管21には、ガス回収および供給系23によって冷却ガスが供給される。
供給管22は、一端部がヘッダ管21に接続されており、他端側が搬送方向上流側に向けて水平方向に延びて形成され、搬送装置10による被処理物Mの搬送経路を中心として、周方向に略等間隔(ここでは90°間隔)で複数(ここでは4つ)設けられている。具体的には、図3に示すように、供給管22は、環状のヘッダ管21の3時、6時、9時、12時の位置(上下左右の位置)に設けられている。各供給管22は、冷却室160の長さに亘る長さで他端側が冷却室160の搬送方向上流側に向けて水平方向に延びて形成されている。各供給管22には、被処理物の搬送経路に向けて開口する噴出口24が長さ方向全体に亘って、それぞれ所定間隔をあけて複数形成されている。
ガス回収および供給系23は、真空容器1に接続された排気管25と、排気管25に設けられた開閉弁26と、排気管25で回収された冷却ガスを再冷却する冷却器としての熱交換器27と、再冷却された冷却ガスをヘッダ管21に供給するファン28と、を含んでいる。
冷却ガスとしては、例えばアルゴン、ヘリウム、窒素等の不活性ガスが用いられる。
ミスト冷却装置30は、冷却室160内に冷却液をミスト状に供給することによって被処理物Mを冷却するものであって、ヘッダ管31(図3では図示せず)、供給管32と、冷却液回収および供給系33と、を備えている。ヘッダ管31は、冷却室160の搬送方向上流側端部に配置され、搬送装置10による被処理物Mの搬送経路を中心とする環状に形成されている。このヘッダ管31には、冷却液回収および供給系33によって冷却液が供給される。
供給管32は、一端部がヘッダ管31に接続されており、他端側が搬送方向下流側に向けて水平方向に延びて形成されている。また、供給管32は、搬送装置10による被処理物Mの搬送経路を中心として、周方向に略等間隔(ここでは90°間隔)で複数(ここでは4つ)設けられている。具体的には、図3に示すように、供給管32は、環状のヘッダ管21に水平方向から±45°の位置に設けられている。各供給管32は、冷却室160の長さに亘る長さで他端側が冷却室160の搬送方向下流側に向けて水平方向に延びて形成されている。各供給管32には、被処理物の搬送経路に向けて冷却液をミスト状に噴射するノズル部34が長さ方向全体に亘って、それぞれ所定間隔をあけて複数形成されている。
なお、供給管32及びノズル部34の配置としては、ミスト状の冷却液が重力の影響を受けることから、供給量に差が生じる可能性がある上下方向を避けることが好ましく、好適には、水平方向に沿ってミスト状の冷却液を供給する。ただし、上下方向に沿って冷却液を供給する場合には、重力による影響を考慮して供給量を異ならせればよい。また、供給管32を4つではなく、例えば3つ配置する場合には、垂直成分を極力減らすためにも、天頂部と、この天頂部を挟んで±120°の位置に配置することが好ましい。
冷却液回収および供給系33は、真空容器1に接続された排液管35と、排液管35に設けられた開閉弁36と、排液管35で回収された冷却液をモータ39の駆動により配管37を介してヘッダ管31に送液するポンプ38と、冷却室160の圧力(気圧)を計測するセンサ40と、センサ40の計測結果に基づいてモータ39の駆動をコントロールする冷却液の流量制御器としてのインバータ41と、処理品からの受熱により気化した冷却液を液化する液化器(液化トラップ)42と、を含んでいる。
冷却液としては、例えば油、ソルト、後述するフッ素系不活性液体等を用いることができる。
温度計測装置80は、被処理物Mの温度を計測するものであって、被処理物Mの外周に設けられた温度センサ80Aと、被処理物Mの内周中央に設けられた温度センサ80Bと、を含む。温度センサ80A、80Bの計測結果は、インバータ41に出力される。温度センサ80A、80Bとしては、ここでは熱電対が設けられているが、例えば放射温度計のような非接触式のセンサにより複数箇所を計測してもよい。
インバータ41は、温度センサ80A、80Bの計測結果に応じてモータ39の駆動を制御する。
続いて、上記の真空熱処理炉100において、加熱された被処理物Mを冷却室160で冷却する手順について説明する。
冷却室160に搬送された被処理物Mに対しては、ミスト冷却装置30におけるノズル部34から冷却液がミスト状に供給および噴射される。ここで、ノズル部34からの拡散角度としては、例えば図3に示すように、90°に設定されることで被処理物Mの側面(外周面)に対して全面的に噴射させることができる。また、このとき、被処理物M(トレー13)の斜め下方に位置するノズル部34から噴出した冷却液は、トレー13が板材を格子状に配列したもので形成されていることから、板材の隙間を通過することにより、支障なく被処理物Mに到達して冷却することができる。また、被処理物Mの搬送方向前面及び背面についても、ノズル部34が冷却室160の長さ方向全体に亘って設けられていることから、特に供給管32の両端側に位置するノズル部34からの噴射により、ミスト状の冷却液が所定のミスト密度(第1のミスト密度)で供給されるため、ミスト状の冷却液の蒸発潜熱により支障なく被処理物Mを冷却することができる(第1工程、図5中、符合K1)。
ここで、冷却室160におけるミスト密度は一様ではなく、ノズル部34の配置等により分布が生じるため、被処理物Mに対する冷却特性に差が生じる。特に、本実施形態における被処理物Mのように中心部に空間が形成されている場合には、外周部近傍と内周部近傍とではミスト密度の差に起因して冷却特性に差が生じることから温度差が生じてしまう。
例えば、図4に示すように、ミスト密度が大きく冷却効率が高い箇所の温度TAは、ミスト密度が小さく冷却効率が低い箇所の温度TBよりも温度低下が短時間で進行するため、時間経過とともに温度差TSが大きくなってしまう。
そのため、本実施形態では、温度差が最も大きいと推定される被処理物Mの外周面及び内周面の奥側に温度センサ80A、80Bをそれぞれ配置している。
そして、温度センサ80A、80Bの計測結果から求められた被処理物Mの温度差TSが所定の閾値(例えば10℃)を超えたとき(時間T1)には、インバータ41が、切替装置として機能し、モータ39の駆動を制御してミスト冷却装置30におけるノズル部34からのミスト供給を停止させる。
これにより、冷却室160内における、特に被処理物Mの外周近傍のミスト密度が低下し(第2のミスト密度となって)、第1工程よりも低い冷却効率で被処理物Mを冷却することになる(第2工程、図5中、符合K2)。このとき、被処理物Mにおいては、熱伝導により高温部から低温部に熱が伝わることにより温度差TSが小さくなる。
そして、温度差TSが所定の閾値(例えば10℃)以内になった後に再度ノズル部34からミスト状の冷却液を冷却室160に供給および噴射する。このように、所定の閾値を設定し、温度センサ80A、80Bの計測結果を用いて被処理物Mが所定温度となるまで、第1工程と第2工程とを交互に繰り返して行う。
ここで、閾値を超えたところで直ちにミスト供給の停止またはミスト供給の再開を行ってもよいが、モータ39及びポンプ38が短時間運転を繰り返して負荷が大きくなることを回避するために、例えば閾値を超えた後に所定時間(例えば5秒間)経過した後にモータ39及びポンプ38の駆動または駆動停止を行うことが好ましい。
また、遅延時間を設定するのではなく、ディファレンシャル(differential)温度(例えば2℃)を設定し、温度差TSが12℃を超えたところでミスト冷却を停止し、温度差TSが8℃以内となったところでミスト冷却を再開してもよい。
上記ミスト状の冷却液供給においては、処理中に真空容器1からの冷却液の漏出を防止する観点からも大気圧以下での処理が好ましい。また、冷却液に関する物性値としては、大気圧下で常温25℃とした場合に、水と同等以上の沸点(100℃以上の沸点)であることが望ましい。これは、ミストとして噴出させた冷却液が被処理物Mとの熱交換により温度が上昇するため、これを冷却する機構(液化器42)として熱交換器が用いられ、熱交換媒体としては一般的には水が用いられるためである。
より詳細には、熱交換媒体としての水は、冷却塔を用いて冷却される形態が一般的であるため、冷却液との熱交換効率を考慮すると、40〜50℃程度で用いる(すなわち熱交換後の冷却液温度(ミスト状冷却液の供給温度)が40〜50℃程度で用いられる)ことが妥当である。また、冷却液は、その沸点と被処理物Mの温度との差に応じた熱量を吸熱するため、より多くの熱量を吸熱することを考慮すると、ミスト状冷却液の供給温度に対して30〜50℃程度高い温度の沸点を有することが望ましい。これらのことから、冷却液の沸点としては水と同等以上の沸点(100℃以上の沸点)であることが望ましい。
具体的には、例えば、大気圧下(101kPa(abs))において、常温25℃で沸点131℃のフッ素系不活性液を用いる場合には、沸点が110℃となる雰囲気調整圧55kPa(abs)〜沸点が80℃となる雰囲気調整圧20kPa(abs)程度の条件で処理することが好ましい。
また、冷却液は、その沸点と被処理物Mの温度との差に応じた熱量を吸熱するため、被処理物Mからの吸熱量のばらつきを抑えることを考慮すると、ミスト状冷却液の供給温度と冷却液の沸点の温度差が一定であることが望ましい。
具体的には、ミスト状冷却液の供給温度が下がった場合には、その下がった温度の分だけ冷却液の沸点も低くするように、雰囲気調整圧を高くすることが望ましい。一方、ミスト状冷却液の供給温度が上がった場合には、その上がった温度の分だけ冷却液の沸点も高くするように、雰囲気調整圧を低くすることが望ましい。なお、図示しない真空排気装置により容器内の気体を排気することにより雰囲気調整圧を低くする。
一方、被処理物Mに対しては、ガス冷却装置20における噴出口24から冷却ガスが供給および噴射される。噴出された冷却ガスにより被処理物Mが直接冷却されるとともに、冷却ガスの流れにより冷却室160にミスト状に噴霧された冷却液が拡散することにより、冷却室160の雰囲気を一様とすることができる。
このミスト状の冷却液を用いた冷却の場合には、冷却液を連続的に供給して被処理物Mとの熱交換が可能となる。そのため、被処理物Mを冷却液中に浸漬した場合のように、高温の被処理物Mに接触した冷却液が沸騰して生じた気泡により冷却液との接触面積が減って冷却効率が低下したり、さらに気泡の量が増加して蒸気膜となって断熱層を形成して冷却効率が著しく低下する、といった不都合を生じることなく、被処理物Mに対する冷却処理を継続的に実施できる。
冷却室160にミスト状で供給された冷却液は、真空容器1の内壁面や液化器42で液化して真空容器1の底部に貯溜される。そして、ガス回収および供給系23における開閉弁26を閉じ、冷却液回収および供給系33における開閉弁36を開いた状態で、モータ39を駆動してポンプ38を作動させることにより、貯留された冷却液は、配管37を介してヘッダ管31に循環するように供給される。特に、センサ40が冷却室160内の気圧が低下して冷却液の供給・噴射量が低下したことを検知した場合には、インバータ41によりモータ39の駆動を制御して、冷却液の供給量を調整することにより、常に適切な量の冷却液をヘッダ管31に対して供給することができる。
一方、冷却室160に供給された冷却ガスについても循環して再使用される。
具体的には、冷却液回収および供給系33における開閉弁36を閉じ、ガス回収および供給系23における開閉弁26を開くことにより、冷却室160から排気管25に導入した冷却ガスを熱交換器27で再冷却し、ファン28の作動によりヘッダ管21に循環するように供給することができる。
以上説明したように、本実施形態では、第1のミスト密度で被処理物Mを冷却する第1工程と、第2のミスト密度で被処理物Mを冷却する第2工程とを交互に繰り返すことにより、冷却処理時の被処理物Mにおける温度差TSを小さくすることができる。そのため、本実施の形態では、冷却処理により被処理物Mに生じる変形を抑制できるとともに、被処理物Mにおける熱処理後の硬さ分布を抑制することができ、高品質の被処理物を得ることが可能になる。
特に、本実施形態では、第2工程においてミスト状の冷却液の供給を停止させているため、第1、第2のミスト密度差を最大にすることができ、より効率的に被処理物Mにおける温度差TSを小さくすることが可能である。
また、本実施形態では、被処理物Mの温度を複数箇所、より詳細には冷却効率の高い箇所と低い箇所とで計測し、この計測結果に応じて第1工程と第2工程とを切り替えているため、自動運転による高い生産性を実現する熱処理を実施することができる。また、焼き入れ時等においては、所望の冷却曲線(時間と温度低下特性との関係)を設定し、この冷却曲線に沿った被処理物Mの冷却も実施できるため、例えば鋼材の被処理物Mに対して焼き入れ等の熱処理を施す際にも、鋼材に硬くて脆いパーライト組織が形成されない条件で冷却することができ、高品質の被処理物Mを得ることができる。
なお、上記実施形態における冷却液としては、フッ素系不活性液体を好適に用いることができる。
フッ素系不活性液体を用いた場合には、被処理物Mの構成材料を侵さず被処理物Mに悪影響を及ぼすことを防止できる。また、フッ素系不活性液体は、不燃性を有しているため、安全性も向上させることが可能である。また、フッ素系不活性液体は、沸点が水よりも高いため、冷却ポテンシャルも高く、水を用いた場合に生じる酸化や蒸気膜等の問題も抑制することができる。それとともに、蒸発潜熱の点でも熱伝達能力に優れており、被処理物Mを効率的に冷却することが可能である。さらに、被処理物Mにフッ素系不活性液体が付着しても洗浄する必要がないことから、生産性も向上する。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、第2工程でミスト状の冷却液の供給を停止させたが、これに限定されるものではなく、第1工程で供給される冷却液のミスト密度よりも小さい密度であれば、第2工程では、冷却液をミスト状で供給してもよい。
ミスト密度を調整する方法としては、上述したモータ39及びポンプ38を用いた冷却液の供給量調整や、供給圧力調整、供給時間調整(絞り弁等を用いた周波数調整)等を採ることができる。いずれの場合でも、被処理物Mに対する冷却特性に応じて第1、第2のミスト密度を適宜設定可能である。
また、上記実施形態では、複数のノズル部34からの冷却液(ミスト)供給量が一様であったが、これに限定されるものではなく、温度計測結果に応じて供給量等を異ならせてもよい。例えば、4つの供給管32毎に供給量を制御可能な供給系を構築しておき、温度計測結果に応じて供給管32毎に供給量を増減させてもよく、さらにノズル部34毎に開閉弁を設けてノズル部34毎に供給量を調整してもよい。
また、上記実施形態では、温度センサ80A、80Bで被処理物Mの温度を計測し、計測した温度差に応じて第1工程と第2工程とを切り替えたが、温度差以外にも、被処理物Mの代表温度や計測した温度の平均値に応じて第1工程と第2工程とを切り替えてもよい。
また、被処理物Mの温度計測を行いながら工程切替を行なうのではなく、例えば、予め実験やシミュレーション等により、ミスト状の冷却液の供給と被処理物Mの温度(冷却特性)との相関関係をテーブルとして保持しておき、その相関関係に基づいて冷却液の供給を調整しつつ、タイマー運転を行なってもよい。
また、上記実施形態では、単体の被処理物Mにおいて複数箇所で温度を計測して温度差を求めたが、例えば図6に示すように、架台15に支持された複数の被処理物Mに対して冷却処理を行う場合にも本発明が適用可能である。
この場合、複数の被処理物Mの中、ミスト密度が大きい位置(例えば外側の位置)に配置される被処理物Mに温度センサ80Aを設けるとともに、ミスト密度が小さい位置(例えば中側の位置)に配置される被処理物Mに温度センサ80Bを設け、上述したように、これら温度センサ80A、80Bで計測された温度差に応じて第1工程と第2工程を切り替えてもよい。
これにより、本発明では、複数の被処理物Mの間での温度差を抑制して、各被処理物で品質不良の発生を抑えることが可能になる。
また、上記実施形態で説明した冷却液の供給は、通常真空下で行われるが、例えばミスト冷却時に上述した不活性ガスを添加してもよい。
通常、雰囲気圧が高いと沸点は上がり、雰囲気圧が低いと沸点が下がる。そのため、不活性ガスの添加量を調整して、雰囲気圧を上昇させることにより、冷却液の気化潜熱による冷却能力を高めることができ、逆に雰囲気圧を下降させることにより、沸点が下がって供給液温度との温度差が狭まり冷却速度(冷却能力)を抑えることができる。
このように、不活性ガスの添加量を調整することにより、被処理物Mに対する冷却特性を制御することも可能になり、より高精度の冷却を実施することができる。
また、上記実施形態では、ミスト冷却装置30とガス冷却装置20とを併用したが、これに限定されるものではなく、ミスト冷却装置30のみが設けられてもよい。
また、上記実施形態では、冷却液として油、ソルト、フッ素系不活性液体等を例示したが、この他に、酸化や蒸気膜等の影響が軽微な場合には水を用いてもよい。ミスト状の冷却液として水を用いる場合には、上述したフッ素系不活性液を用いる場合と同様の理由により、沸点が90℃となる雰囲気調整圧70kPa(abs)〜沸点が80℃となる雰囲気調整圧48kPa(abs)程度の条件で処理することが好ましい。
冷却液として水を用いた場合には、液相または気相のいずれであっても、煩雑な後処理を要することなく安全に排出することが可能であり、後処理に係るコスト面及び地球環境保護の観点からも好適である。
本発明の熱処理装置及び熱処理方法によれば、冷却時の温度分布を抑制でき、変形や硬さのバラツキ等の品質不良の発生を回避することができる。
20 ガス冷却装置
30 ミスト冷却装置
32 供給管
34 ノズル部
41 インバータ(切替装置)
80 温度計測装置
100 真空熱処理炉(熱処理装置)
160 冷却室
CU 冷却ユニット
M 被処理物
K1 第1工程
K2 第2工程

Claims (8)

  1. 加熱された被処理物を冷却室内に配置し、ミスト状の冷却液を用いて冷却する冷却工程を有する熱処理方法であって、
    前記ミスト状の冷却液の供給温度に基づいて、前記供給温度と前記冷却液の沸点との温度差を一定とするように、前記冷却室内の圧力を調整する調整工程をさらに有し、
    前記冷却工程では、
    第1のミスト密度で前記被処理物を冷却する第1工程と、
    前記第1のミスト密度よりも密度が小さい第2のミスト密度で前記被処理物を冷却する第2工程とを交互に繰り返して行う熱処理方法。
  2. 請求項1記載の熱処理方法において、
    前記第1工程では、前記ミスト状の冷却液を供給し、
    前記第2工程では、前記ミスト状の冷却液の供給を停止する熱処理方法。
  3. 請求項1または2記載の熱処理方法において、
    前記ミスト状の冷却液の密度を、前記冷却液の供給量、供給圧力、供給時間の少なくとも一つで調整する熱処理方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の熱処理方法において、
    前記ミスト状の冷却液の供給状態と、前記被処理物の温度特性との相関関係を保持し、
    前記相関関係に基づいて前記第1工程と前記第2工程とを切り替える熱処理方法。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の熱処理方法において、
    前記被処理物の温度を計測する工程と、
    計測した温度に基づいて、前記ミスト状の冷却液の供給を制御する工程と、を有する熱処理方法。
  6. 請求項5記載の熱処理方法において、
    前記被処理物の温度を複数箇所で計測し、
    計測した前記被処理物における温度差に基づいて、前記第1工程と前記第2工程とを切り替える熱処理方法。
  7. 請求項5記載の熱処理方法において、
    複数の前記被処理物に対して温度を計測し、
    計測した前記被処理物における温度差に基づいて、前記第1工程と前記第2工程とを切り替える熱処理方法。
  8. ミスト状の冷却液を冷却室に供給して、加熱された被処理物を冷却する熱処理装置であって、
    前記ミスト状の冷却液の供給温度に基づいて,前記供給温度と前記冷却液の沸点との温度差を一定とするように,前記冷却室内の圧力を調整する圧力調整部と,
    前記ミスト状の冷却液の供給を、第1のミスト密度と、前記第1のミスト密度よりも小さい第2のミスト密度とに交互に切り替える切替装置と,を備える熱処理装置。
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