JP2014140360A - コーヒー組成物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】固形分及びクロロゲン酸類に富み、ヒドロキシヒドロキノンが低減され、かつ風味の良好なコーヒー組成物の提供すること。
【解決手段】次の成分(A)及び(B);
(A)平均粒径が0.90〜1.40mmである焙煎コーヒー豆、
(B)平均粒径が0.30〜0.60mmであり、前記焙煎コーヒー豆に対して10〜35質量%の活性炭
を同一容器内に仕込み、当該容器内に70〜90℃の抽出溶媒を供給してコーヒー抽出液を得、当該コーヒー抽出液を当該容器内にて活性炭と接触させる、コーヒー組成物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、コーヒー組成物の製造方法に関する。
クロロゲン酸類は血圧降下作用等、各種の健康作用を有することが知られている。しかしながら、クロロゲン酸類を多量に含むコーヒー飲料では明確な血圧降下作用が認められず、その原因がコーヒー飲料に含有されるヒドロキシヒドロキノンの阻害作用にあることが見出されている。
そこで、コーヒー抽出液を多孔質吸着剤で処理することによりヒドロキシヒドロキノンを低減する技術が提案されている。例えば、特定の細孔容量を有する多孔質吸着体を水性溶媒により洗浄した後、コーヒー抽出液を該多孔質吸着体に接触させる方法(特許文献1)、特定の圧力条件下にて多孔質吸着体とコーヒー抽出液を接触させる方法(特許文献2)が提案されている。また、特定の細孔容量を有する多孔質吸着体と、コーヒー豆を同一系内に仕込み、一定温度にてコーヒー豆からのコーヒー抽出液の抽出と、当該抽出液の多孔質吸着体との接触を同時に行う方法も知られている(特許文献3)。
特開2007−54057号公報 特開2007−54058号公報 特開2007−54056号公報
従来、多孔質吸着体を用いたヒドロキシヒドロキノンの除去においては、同時にクロロゲン酸類もかなり減少してしまう場合があった。そのため、クロロゲン酸類の減少を抑制すべく、前記特許文献1〜3の方法が提案されているが、クロロゲン酸類の減少を最小限にとどめつつ、ヒドロキシヒドロキノンをより一層除去できる手法が望まれている。
本発明は、固形分及びクロロゲン酸類に富み、ヒドロキシヒドロキノンが低減され、かつ風味の良好なコーヒー組成物の製造方法の提供に関する。
本発明者らは、上記課題に鑑み検討した結果、焙煎コーヒー豆の平均粒径が固形分及びクロロゲン酸類の抽出量に密接に関連し、また活性炭の平均粒径がヒドロキシヒドロキノンの吸着量、クロロゲン酸類の回収率及び風味に密接に関連するとの知見を得た。かかる知見に基づき、更に詳細に検討した結果、焙煎コーヒー豆及び活性炭の平均粒径をそれぞれ特定範囲内に制御した上で、抽出溶媒の温度を制御することにより、固形分及びクロロゲン酸類に富み、ヒドロキシヒドロキノンが低減され、かつ風味の良好なコーヒー組成物が得られることを見出した。
即ち、本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)平均粒径が0.90〜1.40mmである焙煎コーヒー豆、及び
(B)平均粒径が0.30〜0.60mmであり、焙煎コーヒー豆に対して10〜35質量%の活性炭
を同一容器内に仕込み、当該容器内に70〜90℃の抽出溶媒を供給してコーヒー抽出液を得、当該コーヒー抽出液を当該容器内にて活性炭と接触させる、コーヒー組成物の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、固形分及びクロロゲン酸類に富み、ヒドロキシヒドロキノンが低減され、かつ風味の良好なコーヒー組成物を簡易な操作により効率よく製造することができる。
本発明の製造方法においては、先ず焙煎コーヒー豆と活性炭を同一容器内に仕込む。これにより、コーヒー抽出液の調製と、活性炭との接触処理を同一容器内で略同時に行うことが可能になるため、コーヒー抽出液の製造と、活性炭との接触処理とを個別に行う必要がなく、またそれぞれの工程を行うための装置を要しない。したがって、製造に要する労力(工程数、時間等)及びコストを大幅に削減することが可能になる。
焙煎コーヒー豆と活性炭を仕込む容器としては、例えば、ドリップ抽出器、カラム抽出器を挙げることができる。容器としては、容器上方にシャワーノズルを備え、容器内に活性炭及び焙煎コーヒー豆と、コーヒー抽出液とを固液分離可能な構造体を有するものが好ましく、加熱又は冷却可能な構造(例えば、電気ヒーター、温水や蒸気、冷水が通液可能なジャケット)を有していてもよい。構造体としては、例えば、金網(メッシュ)、パンチングメタル等を用いることができる。構造体の形状としては、平板状、円錐状、角錐状等の種々のものが挙げられるが、仕込みの均一性の観点から、平板状のものが好ましい。また、構造体の開口径は、活性炭及び焙煎コーヒー豆の平均粒径より小さい目開きであれば、特に限定されない。
本発明で使用するコーヒー豆の豆種としては、例えば、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種を挙げることができる。また、コーヒー豆の産地は特に限定されないが、例えば、ブラジル、コロンビア、タンザニア、モカ、キリマンジェロ、マンデリン、ブルーマウンテン等が挙げられる。なお、焙煎コーヒー豆は、1種又は2種以上を混合して使用してもよい。
焙煎コーヒー豆の焙煎度は特に限定されないが、色差計で測定したL値として、10以上が好ましく、13以上がより好ましく、15以上が更に好ましく、また風味の観点から、60以下が好ましく、40以下がより好ましく、35以下が更に好ましい。L値の範囲としては、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜40、更に好ましくは15〜35である。なお、焙煎度の異なるコーヒー豆を混合して使用することもできる。焙煎度の異なる2種以上のコーヒー豆を混合して使用する場合、L値の平均値が上記範囲内となるように適宜組み合わせて使用することができる。なお、L値の平均値は、使用する焙煎コーヒー豆のL値に、当該焙煎コーヒー豆の含有比率を乗じた値の総和として求められる。ここで、本明細書において「L値」とは、黒をL値0とし、また白をL値100として、焙煎コーヒー豆の明度を色差計で測定したものである。色差計として、例えば、スペクトロフォトメーター SE2000((株)日本電色社製)を用いることができる。
焙煎方法としては特に限定はなく、また焙煎温度、焙煎環境についても特に限定されないが、好ましい焙煎方法としては直火式、熱風式、半熱風式があり、回転ドラムを有している形式が更に好ましい。焙煎温度は適宜設定することが可能であるが、好ましくは180〜300℃、より好ましくは200〜250℃である。
本発明で使用する焙煎コーヒー豆は、平均粒径が0.90〜1.40mmであるが、風味の観点から、0.92mm以上が好ましく、0.94mm以上がより好ましく、0.96mm以上が更に好ましく、また固形分及びクロロゲン酸類の増量の観点から、1.38mm以下が好ましく、1.35mm以下がより好ましく、1.33mm以下が更に好ましい。焙煎コーヒー豆の平均粒径の範囲としては、好ましくは0.92〜1.38mm、より好ましくは0.94〜1.35mm、更に好ましくは0.96〜1.33mmである。ここで、本明細書において「平均粒径」とは、JIS K1474の6.3に基づき粒度を求め、次に6.4に基づき粒度分布を求め、更に同項b)の7)に基づいて算出された質量平均粒径を意味する。
このような平均粒径が制御された焙煎コーヒー豆は、焙煎コーヒー豆を粉砕し篩分けして所望の平均粒径を有する焙煎コーヒー豆を採取すればよい。粉砕方法は特に限定されず、公知の方法及び装置を用いることができるが、例えば、カッターミル、ハンマーミル、ジェットミル、インパクトミル、ウィレー粉砕機等の粉砕装置を挙げることができる。カッターミルとしては、例えば、ロールグラインダー、フラットカッター、コニカルカッター、グレードグラインダーを挙げることができる。また、焙煎コーヒー豆の分級には、例えば、Tyler製(JIS Z 8801-1)の篩を用いることができる。
本発明で使用する活性炭の由来原料としては、木質(例えば、オガコ)、石炭、ヤシ殻等を挙げることができる。中でも、ヤシ殻活性炭が好ましい。また、水蒸気等のガスや薬品により賦活した活性炭を用いてもよく、中でも、水蒸気賦活活性炭が好ましい。活性炭は、平均細孔直径が3nm以下であることが好ましく、0.6〜3nmがより好ましく、1.2〜3.0nmが更に好ましい。本明細書において「平均細孔直径」は、MP法により測定して得た細孔分布曲線のピークトップを示す細孔直径の値とした。MP法とは、文献(Colloid and Interface Science, 26, 46(1968))に記載の細孔測定法であり、株式会社住化分析センター、株式会社東レリサーチセンターにて採用されている方法である。
また、本発明で使用する活性炭は、平均粒径が0.30〜0.60mmであるが、クロロゲン酸類の回収率の観点から、0.31mm以上が好ましく、0.32mm以上が更に好ましく、またヒドロキシヒドロキノンの低減の観点から、0.55mm以下が好ましく、0.50mm以下がより好ましく、0.45mm以下が更に好ましい。活性炭の平均粒径の範囲としては、好ましくは0.30〜0.55mm、より好ましくは0.31〜0.50mm、更に好ましくは0.32〜0.45mmである。ここでいう「平均粒径」もJIS K1474に基づいて算出された質量平均粒径である。
このように平均粒径が制御された活性炭は、例えば、市販の活性炭を篩分けし、所望の平均粒径を有する活性炭を採取すればよいが、必要により粉砕してから篩分けしてもよい。粉砕方法は特に限定されず、前述と同様の装置を用いることができる。また、活性炭の分級には、例えば、Tyler製(JIS Z 8801-1)の篩を用いることができる。
活性炭の使用量は、焙煎コーヒー豆に対して10〜35質量%であるが、ヒドロキシヒドロキノンの低減の観点から、12質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、20質量%以上が更に好ましく、そして風味の観点から、33質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、28質量%以下が更に好ましい。活性炭の使用量の範囲としては、好ましくは12〜33質量%、より好ましくは15〜30質量%、更に好ましくは20〜28質量%である。
焙煎コーヒー豆と活性炭を仕込む方法としては、焙煎コーヒー豆と活性炭を任意に容器内に投入しても、両者を混合して容器内に投入してもよいが、それぞれを層状に仕込むことが好ましい。層状に仕込む際には、抽出溶媒の通液方向に対して、上流側に焙煎コーヒー豆を、下流側に活性炭を、それぞれ仕込むことが好ましい。
また、活性炭を仕込んだ後、活性炭を水性溶媒で洗浄することが好ましい。これにより、活性炭処理によるコーヒー抽出液からのヒドロキシヒドロキノンの除去率を向上させることができる。活性炭の洗浄は、例えば、容器内に活性炭を仕込んだ後、焙煎コーヒー豆を仕込む前に、容器内に水性溶媒を通液すればよく、洗浄に使用した水性溶媒は容器外に排出する。水性溶媒としては、水、含水アルコール、炭酸水等を挙げることができるが、抽出に使用する溶媒と同一のものを使用することが好ましい。水性溶媒による洗浄は殺菌を兼ね備えることが好ましく、かかる観点から、水性溶媒の温度は、60〜100℃が好ましく、70〜95℃が好ましい。
洗浄に用いる水性溶媒の量は、活性炭に対して、5質量倍以上が好ましく、10質量倍以上がより好ましく、15質量倍以上が更に好ましい。そして、200質量倍以下が好ましく、130質量倍以下がより好ましく、100質量倍以下が更に好ましく、50質量倍以下が更に好ましい。かかる水性溶媒の使用量の範囲としては、活性炭に対して、5〜200質量倍が好ましく、10〜130質量倍がより好ましく、15〜100質量倍が更に好ましく、15〜50質量倍が更に好ましい。
次に、焙煎コーヒー豆と活性炭を容器内に仕込んだ後、抽出溶媒を供給する。これにより、焙煎コーヒー豆からコーヒー抽出液が抽出されるとともに、該コーヒー抽出液は活性炭と接触処理される。
抽出溶媒としては、例えば、水、含水アルコール、炭酸水等が挙げられる。中でも、風味の観点から、水が好ましい。水としては、水道水、天然水、蒸留水、イオン交換水等を適宜選択して使用することができる。含水アルコールとしては、含水エタノールが好ましく、アルコール濃度は、適宜選択可能である。なお、抽出溶媒中に、例えば、重炭酸水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、L−アルコルビン酸ナトリウム等のpH調整剤を含有させてpHを調整してもよい。抽出溶媒のpH(20℃)は、通常4〜10であり、風味の観点から、5〜7が好ましい。
抽出溶媒の温度は、70〜90℃であるが、固形分及びクロロゲン酸類の増量の観点から、75℃以上が好ましく、80℃以上が更に好ましく、また風味の観点から、89℃以下が好ましく、87℃以下が更に好ましい。抽出溶媒の温度の範囲としては、好ましくは75〜89℃、更に好ましくは80〜87℃である。
抽出溶媒の供給方法としては、例えば、容器の下方から上方(上昇流)に供給する方法、又は上方から下方(下降流)に供給する方法が挙げられ、適宜選択することができる。例えば、上方にシャワーノズルを備える抽出器を用いて製造する場合、抽出溶媒を下降流で供給することが好ましい。
抽出溶媒の供給速度は適宜設定可能であるが、例えば、ドリップ抽出器又はカラム抽出器を使用する場合、風味の観点から、焙煎コーヒー豆1kg当たり、0.08kg/分以上が好ましく、0.1kg/分以上がより好ましく、0.15kg/分以上が更に好ましく、そしてヒドロキシヒドキノンの低減の観点から、焙煎コーヒー豆1kg当たり、0.5kg/分以下が好ましく、0.4kg/分以下がより好ましく、0.3kg/分以下が更に好ましい。かかる供給速度の範囲としては、焙煎コーヒー豆1kg当たり、好ましくは0.08〜0.5kg/分、より好ましくは0.1〜0.4kg/分、更に好ましくは0.15〜0.3kg/分である。
また、焙煎コーヒー豆に対して抽出溶媒を一定量供給した後、抽出溶媒の供給を停止し、その状態を所定時間保持することが好ましい。これにより、焙煎コーヒー豆を膨潤させて、固形分及びクロロゲン酸類の抽出を促進させることができる。
この場合、抽出溶媒の供給量は、焙煎コーヒー豆に対して、0.5質量倍以上が好ましく、1質量倍以上がより好ましく、1.5質量倍以上が更に好ましく、そして、10質量倍以下が好ましく、7質量倍以下がより好ましく、5質量倍以下が更に好ましい。かかる抽出溶媒の供給量の範囲としては、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは0.5〜10質量倍、より好ましくは1〜7質量倍、更に好ましくは1.5〜5質量倍である。
また、保持時間は、風味の観点から、1分以上が好ましく、3分以上がより好ましく、5分以上が更に好ましく、そして20分以下が好ましく、18分以下がより好ましく、16分以下が更に好ましい。保持時間の範囲としては、好ましくは1〜20分、より好ましくは3〜18分、更に好ましくは5〜16分である。
次に、コーヒー抽出液を容器外に排出する。コーヒー抽出液を容器外に排出する際には、抽出溶媒の供給を同時に行うことが好ましく、焙煎コーヒー豆と活性炭を層状に仕込んだ場合には、抽出溶媒を焙煎コーヒー豆側から供給し、コーヒー抽出液を活性炭側から排出することが好ましい。抽出溶媒の供給は連続的でもよいが、間欠的でも差し支えない。
コーヒー抽出液の排出速度は、抽出溶媒の供給速度と略同一とすることが好ましい。具体的には、焙煎コーヒー豆1kg当たり、0.08kg/分以上が好ましく、0.1kg/分以上がより好ましく、0.15kg/分以上が更に好ましく、そして、0.5kg/分以下が好ましく、0.4kg/分以下がより好ましく、0.3kg/分以下が更に好ましい。かかる供給速度の範囲としては、焙煎コーヒー豆1kg当たり、好ましくは0.08〜0.5kg/分、より好ましくは0.1〜0.4kg/分、更に好ましくは0.15〜0.3kg/分である。
次に、コーヒー抽出液の排出を停止するが、コーヒー抽出液の抽出倍率、すなわち、コーヒー抽出液質量/焙煎コーヒー豆質量が所定量に達したときに停止することが好ましい。
コーヒー抽出液の抽出倍率は、焙煎コーヒー豆に対して、1質量倍以上が好ましく、3質量倍以上がより好ましく、4質量倍以上が更に好ましく、そして、15質量倍以下が好ましく、13質量倍以下がより好ましく、12質量倍以下が更に好ましい。かかる抽出溶媒の供給量の範囲としては、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは1〜15質量倍、より好ましくは3〜13質量倍、更に好ましくは4〜12質量倍である。
排出されたコーヒー抽出液は、冷却後、必要により、濾過、遠心分離等により処理してもよい。
このようにして、本発明のコーヒー組成物を得ることができるが、得られたコーヒー組成物は、以下の特性を具備することができる。
(i)コーヒー組成物中の固形分量は、3.0質量%以上が好ましく、3.1質量%以上がより好ましく、3.15質量%以上が更に好ましく、そして、4.0質量%以下が好ましく、3.9質量%以下がより好ましく、3.8質量%以下が更に好ましい。かかる固形分量の範囲としては、好ましくは3.0〜4.0質量%、より好ましくは3.1〜3.9質量%、更に好ましくは3.15〜3.8質量%である。ここで、本明細書において「固形分」とは、後掲の実施例の「Brixの測定」に記載の方法により定量される可溶性固形分を意味する。
(ii)コーヒー組成物の固形分中のクロロゲン酸類の含有量は、7質量%以上が好ましく、8質量%以上がより好ましく、9質量%以上が更に好ましく、そして、30質量%以下が好ましく、28質量%以下がより好ましく、27質量%以下が更に好ましい。かかる固形分中のクロロゲン酸類の含有量の範囲としては、好ましくは7〜30質量%、より好ましくは8〜28質量%、更に好ましくは9〜27質量%である。
ここで、本明細書において「クロロゲン酸類」とは、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸のモノカフェオイルキナ酸と、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸及び5−フェルラキナ酸のモノフェルラキナ酸を併せての総称であり、本発明においては上記6種のうち少なくとも1種を含有すればよい。なお、クロロゲン酸類の含有量は、上記6種の合計量に基づいて定義される。
(iii)コーヒー組成物中のヒドロキシヒドロキノンとクロロゲン酸類との質量比(ヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類)は、5×10-4以下が好ましく、4×10-4以下がより好ましく、3×10-4以下が更に好ましい。なお、コーヒー組成物中のヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類の質量比は、0であってもよいが、生産効率及び経済的観点から、1×10-8以上が好ましく、1×10-7以上が好ましい。コーヒー組成物中のヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類の質量比の範囲としては、好ましくは0以上5×10-4以下、より好ましくは1×10-8以上5×10-4以下、更に好ましくは1×10-8以上4×10-4以下、更により好ましくは1×10-7以上3×10-4以下である。
上記実施形態に関し、本発明は更に以下のコーヒー組成物の製造方法を開示する。
<1>
次の成分(A)及び(B);
(A)平均粒径が0.90〜1.40mmである焙煎コーヒー豆、
(B)平均粒径が0.30〜0.60mmであり、前記焙煎コーヒー豆に対して10〜35質量%の活性炭
を同一容器内に仕込み、当該容器内に70〜90℃の抽出溶媒を供給してコーヒー抽出液を得、当該コーヒー抽出液を当該容器内にて活性炭と接触させる、コーヒー組成物の製造方法。
<2>
焙煎コーヒー豆のL値が、好ましくは10以上、より好ましくは13以上、更に好ましくは15以上であって、好ましくは60以下、より好ましくは40以下、更に好ましくは35以下である、前記<1>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<3>
焙煎コーヒー豆のL値が、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜40、更に好ましくは15〜35である、前記<1>又は<2>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<4>
焙煎コーヒー豆の平均粒径が、好ましくは0.92mm以上、より好ましくは0.94mm以上、更に好ましくは0.96mm以上であって、好ましくは1.38mm以下、より好ましくは1.35mm以下、更に好ましくは1.33mm以下である、前記<1>〜<3>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<5>
焙煎コーヒー豆の平均粒径が、好ましくは0.92〜1.38mm、より好ましくは0.94〜1.35mm、更に好ましくは0.96〜1.33mmである、前記<1>〜<4>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<6>
活性炭が、好ましくはヤシ殻活性炭、更に好ましくは水蒸気賦活ヤシ殻活性炭である、前記<1>〜<5>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<7>
活性炭の平均細孔直径が、好ましくは3nm以下、より好ましくは0.6〜3nm、更に好ましくは1.2〜3.0nmである、前記<1>〜<6>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<8>
活性炭の平均粒径が、好ましくは0.31mm以上、より好ましくは0.32mm以上であって、好ましくは0.55mm以下、より好ましくは0.50mm以下、更に好ましくは0.45mm以下である、前記<1>〜<7>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<9>
活性炭の平均粒径が、好ましくは0.30〜0.55mm、より好ましくは0.31〜0.50mm、更に好ましくは0.32〜0.45mmである、前記<1>〜<8>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<10>
活性炭の使用量が、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは12質量%以上、より好ましくは15質量%以上、更に好ましくは20質量%以上であって、好ましくは33質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは28質量%以下である、前記<1>〜<9>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<11>
活性炭の使用量が、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは12〜33質量%、より好ましくは15〜30質量%、更に好ましくは20〜28質量%である、前記<1>〜<10>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<12>
好ましくは焙煎コーヒー豆と活性炭をそれぞれを層状に仕込む、前記<1>〜<11>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<13>
抽出溶媒の通液方向に対して、好ましくは上流側に焙煎コーヒー豆を、下流側に活性炭を、それぞれ仕込む、前記<12>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<14>
活性炭を仕込んだ後、焙煎コーヒー豆を仕込む前に、好ましくは活性炭を水性溶媒で洗浄する、前記<1>〜<13>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<15>
水性溶媒が、好ましくは水、含水アルコール又は炭酸水であり、より好ましくは水である、前記<14>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<16>
水性溶媒の温度が、好ましくは60〜100℃、更に好ましくは70〜95℃である、前記<14>又は<15>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<17>
水性溶媒の使用量が、活性炭に対して、好ましくは5質量倍以上、より好ましくは10質量倍以上、更に好ましくは15質量倍以上であって、好ましくは200質量倍以下、より好ましくは130質量倍以下、更に好ましくは100質量倍以下、更に好ましくは50質量倍以下である、前記<14>〜<16>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<18>
水性溶媒の使用量が、活性炭に対して、好ましくは5〜200質量倍、より好ましくは10〜130質量倍、更に好ましくは15〜100質量倍、更に好ましくは15〜50質量倍である、前記<14>〜<17>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<19>
抽出溶媒が、好ましくは水、含水アルコール又は炭酸水、より好ましくは水、更に好ましくは水道水、天然水、蒸留水又はイオン交換水である、前記<1>〜<18>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<20>
抽出溶媒のpHが、好ましくは4〜10、更に好ましくは5〜7である、前記<1>〜<19>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<21>
抽出溶媒の温度が、好ましくは75℃以上、更に好ましくは80℃以上であって、好ましくは89℃以下、更に好ましくは87℃以下である、前記<1>〜<20>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<22>
抽出溶媒の温度が、好ましくは75〜89℃、更に好ましくは80〜87℃である、前記<1>〜<21>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<23>
抽出溶媒の供給方法が、好ましくは容器の下方から上方に供給するか(上昇流であるか)、又は容器の上方から下方に供給する(下降流である)、前記<1>〜<22>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<24>
抽出方法が、好ましくはドリップ抽出又はカラム抽出である、前記<1>〜<23>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<25>
抽出溶媒の供給速度が、焙煎コーヒー豆1kg当たり、好ましくは0.08kg/分以上、より好ましくは0.1kg/分以上、更に好ましくは0.15kg/分以上であって、好ましくは、焙煎コーヒー豆1kg当たり0.5kg/分以下、より好ましくは0.4kg/分以下、更に好ましくは0.3kg/分以下である、前記<1>〜<24>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<26>
抽出溶媒の供給速度が、焙煎コーヒー豆1kg当たり、好ましくは0.08〜0.5kg/分、より好ましくは0.1〜0.4kg/分、更に好ましくは0.15〜0.3kg/分である、前記<1>〜<25>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<27>
好ましくは、焙煎コーヒー豆に対して0.5〜10質量倍の抽出溶媒を供給した後、抽出溶媒の供給を停止し、その状態で1〜20分間保持する、前記<1>〜<26>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<28>
抽出溶媒の供給量が、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは1質量倍以上、更に好ましくは1.5質量倍以上であって、好ましくは7質量倍以下、更に好ましくは5質量倍以下である、前記<27>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<29>
抽出溶媒の供給量が、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは1〜7質量倍、更に好ましくは1.5〜5質量倍である、前記<27>又は<28>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<30>
保持時間が、好ましくは3分以上、更に好ましくは5分以上であって、好ましくは20分以下、より好ましくは18分以下、更に好ましくは16分以下である、前記<27>〜<29>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<31>
保持時間が、好ましくは3〜18分、更に好ましくは5〜16分である、前記<27>〜<30>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<32>
好ましくは、抽出溶媒の供給とコーヒー抽出液の排出を同時に行う、前記<1>〜<31>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<33>
好ましくは、抽出溶媒を焙煎コーヒー豆側から供給し、コーヒー抽出液を活性炭側から排出する、前記<32>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<34>
コーヒー抽出液の排出速度が、焙煎コーヒー豆1kg当たり、好ましくは0.08kg/分以上、より好ましくは0.1kg/分以上、更に好ましくは0.15kg/分以上であって、好ましくは、焙煎コーヒー豆1kg当たり0.5kg/分以下、より好ましくは0.4kg/分以下、更に好ましくは0.3kg/分以下である、前記<32>又は<33>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<35>
コーヒー抽出液の排出速度が、焙煎コーヒー豆1kg当たり、好ましくは0.08〜0.5kg/分、より好ましくは0.1〜0.4kg/分、更に好ましくは0.15〜0.3kg/分である、前記<32>〜<34>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<36>
コーヒー抽出液の抽出倍率が、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは1質量倍以上、より好ましくは3質量倍以上、更に好ましくは4質量倍以上であって、好ましくは15質量倍以下、より好ましくは13質量倍以下、更に好ましくは12質量倍以下である、前記<1>〜<35>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<37>
コーヒー抽出液の抽出倍率が、焙煎コーヒー豆に対して、好ましくは1〜15質量倍、より好ましくは3〜13質量倍、更に好ましくは4〜12質量倍である、前記<1>〜<36>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<38>
好ましくは、排出されたコーヒー抽出液を冷却後、必要により濾過又は遠心分離する、前記<1>〜<37>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<39>
得られたコーヒー組成物は、コーヒー組成物中の固形分量が、好ましくは3.0質量%以上、より好ましくは3.1質量%以上、更に好ましくは3.15質量%以上であって、好ましくは4.0質量%以下、より好ましくは3.9質量%以下、更に好ましくは3.8質量%以下である、前記<1>〜<38>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<40>
得られたコーヒー組成物は、コーヒー組成物中の固形分量が、好ましくは3.0〜4.0質量%、より好ましくは3.1〜3.9質量%、更に好ましくは3.15〜3.8質量%である、前記<1>〜<39>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<41>
得られたコーヒー組成物は、固形分中のクロロゲン酸類の含有量が、好ましくは7質量%以上、より好ましくは8質量%以上、更に好ましくは9質量%以上であって、好ましくは30質量%以下、より好ましくは28質量%以下、更に好ましくは27質量%以下である、前記<1>〜<40>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<42>
得られたコーヒー組成物は、固形分中のクロロゲン酸類の含有量が、好ましくは7〜30質量%、より好ましくは8〜28質量%、更に好ましくは9〜27質量%である、前記<1>〜<41>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<43>
クロロゲン酸類が、好ましくは、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸、5−カフェオイルキナ酸、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸及び5−フェルラキナ酸から選ばれる少なくとも1種である、前記<41>又は<42>記載のコーヒー組成物の製造方法。
<44>
得られたコーヒー組成物は、ヒドロキシヒドロキノンとクロロゲン酸類との質量比(ヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類)が、好ましくは5×10-4以下、より好ましくは4×10-4以下、更に好ましくは3×10-4以下である、前記<1>〜<43>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<45>
得られたコーヒー組成物は、ヒドロキシヒドロキノンとクロロゲン酸類との質量比(ヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類)が、好ましくは0以上、より好ましくは1×10-8以上、更に好ましくは1×10-7以上である、前記<1>〜<44>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
<46>
得られたコーヒー組成物は、ヒドロキシヒドロキノンとクロロゲン酸類との質量比(ヒドロキシヒドロキノン/クロロゲン酸類)が、好ましくは0、より好ましくは0以上5×10-4以下、更に1×10-8以上5×10-4以下、更により好ましくは1×10-8以上4×10-4以下、更により好ましくは1×10-7以上3×10-4以下である、前記<1>〜<45>のいずれか一に記載のコーヒー組成物の製造方法。
1.活性炭及び焙煎コーヒー豆の平均粒径の測定
Tyler製(JIS Z 8801−1)の篩を使用し、JIS K1474:2007に準拠し、6.3に基づき粒度を求め、次に6.4に基づき粒度分布を求め、更に同項b)の7)に基づいて質量平均粒径を算出した。
2.クロロゲン酸類の分析
クロロゲン酸類の分析法は次の通りである。
分析機器はHPLCを使用した。装置の構成ユニットの型番は次の通り。
・UV−VIS検出器:L−2420〔(株)日立ハイテクノロジーズ〕、
・カラムオーブン:L−2300〔(株)日立ハイテクノロジーズ〕、
・ポンプ:L−2130〔(株)日立ハイテクノロジーズ〕、
・オートサンプラー:L−2200〔(株)日立ハイテクノロジーズ〕、
・カラム:Cadenza CD−C18 内径4.6mm×長さ150mm、粒子径3μm〔インタクト(株)〕。
分析条件は次の通りである。
・サンプル注入量:10μL、
・流量:1.0mL/min、
・UV−VIS検出器設定波長:325nm、
・カラムオーブン設定温度:35℃、
・溶離液A:0.05M 酢酸、0.1mM 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、10mM 酢酸ナトリウム、5(V/V)%アセトニトリル溶液、
・溶離液B:アセトニトリル。
濃度勾配条件
時間 溶離液A 溶離液B
0.0分 100% 0%
10.0分 100% 0%
15.0分 95% 5%
20.0分 95% 5%
22.0分 92% 8%
50.0分 92% 8%
52.0分 10% 90%
60.0分 10% 90%
60.1分 100% 0%
70.0分 100% 0%
HPLCでは、試料1gを精秤後、溶離液Aにて10mLにメスアップし、メンブレンフィルター〔GLクロマトディスク25A,孔径0.45μm,ジーエルサイエンス(株)〕にて濾過後、分析に供した。
クロロゲン酸類の保持時間(単位:分)
・モノカフェオイルキナ酸:5.3、8.8、11.6の計3点
・モノフェルラキナ酸:13.0、19.9、21.0の計3点
ここで求めた6種のクロロゲン酸類の面積値から5−カフェオイルキナ酸を標準物質とし、質量%を求めた。
3.ヒドロキシヒドロキノンの分析
分析機器はHPLC−電気化学検出器(クーロメトリック型)であるクーロアレイシステム(モデル5600A、米国ESA社製)を使用した。装置の構成ユニットの名称・型番は次の通りである。
・アナリティカルセル:モデル5010、クーロアレイオーガナイザー、
・クーロアレイエレクトロニクスモジュール・ソフトウエア:モデル5600A、
・溶媒送液モジュール:モデル582、グラジエントミキサー、
・オートサンプラー:モデル542、パルスダンパー、
・デガッサー:Degasys Ultimate DU3003、
・カラムオーブン:505.
・カラム:CAPCELL PAK C18 AQ 内径4.6mm×長さ250mm 粒子径5μm〔(株)資生堂〕
分析条件は次の通りである。
・サンプル注入量:10μL、
・流量:1.0mL/min、
・電気化学検出器の印加電圧:0mV、
・カラムオーブン設定温度:40℃、
・溶離液C:0.1(W/V)%リン酸、0.1mM 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、5(V/V)%メタノール溶液、
・溶離液D:0.1(W/V)%リン酸、0.1mM 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、50(V/V)%メタノール溶液。
溶離液C及びDの調製には、高速液体クロマトグラフィー用蒸留水〔関東化学(株)〕、高速液体クロマトグラフィー用メタノール〔関東化学(株)〕、リン酸(特級、和光純薬工業(株))、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸〔60%水溶液、東京化成工業(株)〕を用いた。
濃度勾配条件
時間 溶離液C 溶離液D
0.0分 100% 0%
10.0分 100% 0%
10.1分 0% 100%
20.0分 0% 100%
20.1分 100% 0%
50.0分 100% 0%
試料5gを精秤後、0.5(W/V)%リン酸、0.5mM 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、5(V/V)%メタノール溶液にて10mLにメスアップし、この溶液について遠心分離を行い、上清を分析試料とした。この上清について、ボンドエルートSCX〔固相充填量:500mg、リザーバ容量:3mL、ジーエルサイエンス(株)〕に通液し、初通過液約0.5mLを除いて通過液を得た。この通過液について、メンブレンフィルター〔GLクロマトディスク25A,孔径0.45μm,ジーエルサイエンス(株)〕にて濾過し、速やかに分析に供した。
上記の条件における分析において、ヒドロキシヒドロキノンの保持時間は、6.38分であった。得られたピークの面積値から、ヒドロキシヒドロキノン〔和光純薬工業(株)〕を標準物質とし、質量%を求めた。
4.Brixの測定
試料を、20℃にて糖度計(Atago RX−5000、Atago社製)を用いて測定した。
5.L値の測定
試料を、色差計((株)日本電色社製 スペクトロフォトメーター SE2000)を用いて測定した。
6.官能評価
各コーヒー組成物を専門パネル5名が試飲し、雑味及びコクについて下記の基準にて評価し、スコアを決定した。
雑味の評価基準
1:雑味を感じない
2:どちらともいえない
3:雑味をやや感じる
4:雑味を感じる
5:雑味を強く感じる
コクの評価基準
1:コクが強い
2:コクがやや強い
3:どちらともいえない
4:コクがやや弱い
5:コクが弱い
製造例1
L24の焙煎コーヒー豆を、ミルにて粉砕し、メッシュサイズの異なる複数のTyler製(JIS Z 8801−1)の篩を用いて篩分けし、質量平均粒径が1.256mm、1.278mm、1.302mmである焙煎コーヒー豆を採取した。また、L25の焙煎コーヒー豆から、同様の操作により、質量平均粒径が0.836mm、0.965mm、1.260mm、1.310mm、1.493mmである焙煎コーヒー豆を採取した。
製造例2
市販の水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭(平均細孔直径2.0nm)を、ミルにて粉砕し、メッシュサイズの異なる複数のTyler製(JIS Z 8801−1)の篩を用いて篩分けし、質量平均粒径が0.246mm、0.280mm、0.344mm、0.358mm、0.361mm、0.369mm、0.372mm、0.375mm、0.408mm、0.550mm、0.703mm、1.125mmである水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭を採取した。
実施例1
ドリップ抽出器(内径73mm、容積11L)に、水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭(平均粒径0.358mm)90gを投入した。次いで、85℃の温水を活性炭の上部からシャワーより10分間供給し、活性炭を殺菌した。温水の供給量は、活性炭に対し、25質量倍であった。その後、L25の焙煎コーヒー豆(平均粒径0.965mm)400gを活性炭上に投入した。次いで、ドリップ抽出器下部から0.25kgの85℃の温水を供給し、底湯をはった。次いで、焙煎コーヒー豆の上部からシャワーより85℃の温水を1.25g/secの速度で供給した後、温水の供給を停止し、その状態を10分間保持した。温水の供給量は、焙煎コーヒー豆に対し、2.55質量倍であった。保持後、85℃の温水をシャワーより1.25g/secの速度で供給するとともに、同速度でコーヒー抽出液を排出した。採液量が2.4kgに達したときにコーヒー抽出液の排出を停止し、本採液をコーヒー組成物とした。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表1に示す。
実施例2
平均粒径1.310mmの焙煎コーヒー豆(L25) を使用したこと以外は、実施例1と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表1に示す。
比較例1
平均粒径0.836mmの焙煎コーヒー豆(L25) を使用したこと以外は、実施例1と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本比較例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表1に示す。
比較例2
平均粒径1.493mmの焙煎コーヒー豆(L25) を使用したこと以外は、実施例1と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本比較例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表1に示す。
Figure 2014140360
表1から、焙煎コーヒー豆の平均粒径を0.9〜1.4mmに制御することにより、固形分及びクロロゲン酸類に富み、風味の良好なコーヒー組成物が得られることがわかる。
実施例3
ドリップ抽出器(内径73mm、容積11L)に、水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭(平均粒径0.344mm) 100gを投入した。次いで、85℃の温水を活性炭の上部からシャワーより10分間供給し、活性炭を殺菌した。温水の供給量は、活性炭に対し、25質量倍であった。その後、L24の焙煎コーヒー豆(平均粒径1.256mm)400gを活性炭上に投入した。次いで、ドリップ抽出器下部から0.25kgの85℃の温水を供給し、底湯をはった。次いで、焙煎コーヒー豆の上部からシャワーより85℃の温水を1.25g/secの速度で供給した後、温水の供給を停止し、その状態を10分間保持した。温水の供給量は、焙煎コーヒー豆に対し、2.55質量倍であった。保持後、85℃の温水をシャワーより1.25g/secの速度で供給するとともに、同速度でコーヒー抽出液を排出した。採液量が2.4kgに達したときにコーヒー抽出液の排出を停止し、本採液をコーヒー組成物とした。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
実施例4
平均粒径0.358mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
実施例5
平均粒径0.372mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
実施例6
L25の焙煎コーヒー豆(平均粒径1.260mm)を使用したこと以外は、実施例5と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
実施例7
平均粒径0.375mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
実施例8
平均粒径0.408mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
実施例9
平均粒径0.550mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
比較例3
平均粒径0.246mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本比較例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
比較例4
平均粒径1.278mmの焙煎コーヒー豆、及び平均粒径0.703mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本比較例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
比較例5
平均粒径1.125mmの活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本比較例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
比較例6
特許第4667316号明細書に記載の活性炭(白鷺WH2c 42/80、日本エンバイロ社製、平均粒径0.280mm、平均細孔直径1.7nm)の活性炭を使用したこと以外は、実施例3と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本比較例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表2に示す。
Figure 2014140360
表2から、活性炭の平均粒径を0.3〜0.6mmに制御することにより、ヒドロキシヒドロキノンが低減され、風味の良好なコーヒー組成物が得られることがわかる。なお、比較例4、5のコーヒー組成物は風味が良好であるが、ヒドロキシヒドロキノンの低減が不十分であった。また、比較例3、6のコーヒー組成物は固形分及びクロロゲン酸類の含有量が少なかった。
実施例10
ドリップ抽出器(内径73mm、容積11L)に、水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭(平均粒径0.369mm)64gを投入した。次いで、85℃の温水を活性炭の上部からシャワーより10分間供給し、活性炭を殺菌した。温水の供給量は、活性炭に対し、25質量倍であった。その後、L24の焙煎コーヒー豆(平均粒径1.256mm)400gを活性炭上に投入した。次いで、ドリップ抽出器下部から0.25Lの85℃の温水を供給し、底湯をはった。次いで、焙煎コーヒー豆の上部からシャワーより85℃の温水を1.25g/secの速度で供給した後、温水の供給を停止し、その状態を10分間保持した。温水の供給量は、焙煎コーヒー豆に対し、2.55質量倍であった。保持後、85℃の温水をシャワーより1.25g/secの速度で供給するとともに、同速度でコーヒー抽出液を排出した。採液量が2.4kgに達したときにコーヒー抽出液の排出を停止し、本採液をコーヒー組成物とした。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表3に示す。
実施例11
活性炭の使用量を100g(焙煎コーヒー豆質量に対して25質量%)に変更したこと以外は、実施例10と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表3に示す。
実施例12
平均粒径0.361mmの活性炭し、その量を60g(焙煎コーヒー豆質量に対して15質量%)に変更したこと以外は、実施例10と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表3に示す。
実施例13
平均粒径0.361mmの活性炭を使用し、その量を100g(焙煎コーヒー豆質量に対して25質量%)に変更したこと以外は、実施例10と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表3に示す。
実施例14
平均粒径0.361mmの活性炭を使用し、その量を120g(焙煎コーヒー豆質量に対して30質量%)に変更したこと以外は、実施例10と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表3に示す。
比較例7
活性炭の使用量を32g(焙煎コーヒー豆質量に対して8質量%)に変更したこと以外は、実施例10と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
比較例8
平均粒径0.361mmの活性炭を使用し、その量を160g(焙煎コーヒー豆質量に対して40質量%)に変更したこと以外は、実施例10と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
Figure 2014140360
表3から、活性炭の使用量を焙煎コーヒー豆に対して15〜35質量%に制御することにより、ヒドロキシヒドロキノンが低減され、風味の良好なコーヒー組成物が得られることがわかる。また、比較例8のコーヒー組成物は固形分の含有量が少なかった。
実施例15
ドリップ抽出器(内径73mm、容積11L)に、水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭(平均粒径0.358mm)100gを投入した。次いで、75℃の温水を活性炭の上部からシャワーより10分間供給し、活性炭を殺菌した。温水の供給量は、活性炭に対し、25質量倍であった。その後、L24の焙煎コーヒー豆(平均粒径1.302mm)400gを活性炭上に投入した。次いで、ドリップ抽出器下部から0.25Lの75℃の温水を供給し、底湯をはった。次いで、焙煎コーヒー豆の上部からシャワーより75℃の温水を1.25g/secの速度で供給した後、温水の供給を停止し、その状態を10分間保持した。温水の供給量は、焙煎コーヒー豆に対し、2.55質量倍であった。保持後、75℃の温水をシャワーより1.25g/secの速度で供給するとともに、同速度でコーヒー抽出液を排出した。採液量が2.4kgに達したときにコーヒー抽出液の排出を停止し、本採液をコーヒー組成物とした。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
実施例16
80℃の温水を使用したこと以外は、実施例15と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
実施例17
85℃の温水を使用したこと以外は、実施例15と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
実施例18
90℃の温水を使用したこと以外は、実施例15と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
比較例9
60℃の温水を使用したこと以外は、実施例15と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
比較例10
95℃の温水を使用したこと以外は、実施例15と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
比較例11
98℃の温水を使用したこと以外は、実施例15と同様の操作によりコーヒー組成物を得た。本実施例の製造条件、並びにコーヒー組成物の分析及び評価の結果を表4に示す。
Figure 2014140360
表4から、抽出溶媒の温度を70〜90℃に制御することにより、風味の良好なコーヒー組成物が得られることがわかる。また、比較例9のコーヒー組成物は固形分びクロロゲン酸類の含有量が少なかった。

Claims (9)

  1. 次の成分(A)及び(B);
    (A)平均粒径が0.90〜1.40mmである焙煎コーヒー豆、
    (B)平均粒径が0.30〜0.60mmであり、前記焙煎コーヒー豆に対して10〜35質量%の活性炭
    を同一容器内に仕込み、当該容器内に70〜90℃の抽出溶媒を供給してコーヒー抽出液を得、当該コーヒー抽出液を当該容器内にて活性炭と接触させる、コーヒー組成物の製造方法。
  2. (A)焙煎コーヒー豆に対して0.5〜10質量倍の抽出溶媒を供給した後、抽出溶媒の供給を停止し、その状態で1〜20分間保持する、請求項1記載のコーヒー組成物の製造方法。
  3. (A)焙煎コーヒー豆と(B)活性炭とをそれぞれ層状に仕込む、請求項1又は2記載のコーヒー組成物の製造方法。
  4. (B)活性炭を仕込んだ後、(A)焙煎コーヒー豆を仕込む前に、(B)活性炭を水性溶媒で洗浄する工程を有する、請求項3記載のコーヒー組成物の製造方法。
  5. 水性溶媒の使用量が活性炭に対して5〜200質量倍である、請求項4記載のコーヒー組成物の製造方法。
  6. 抽出溶媒が水である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコーヒー組成物の製造方法。
  7. (B)活性炭が水蒸気賦活化ヤシ殻活性炭である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコーヒー組成物の製造方法。
  8. 抽出溶媒の供給とコーヒー抽出液の排出を同時に行う、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコーヒー組成物の製造方法。
  9. 抽出倍率が、焙煎コーヒー豆に対して、1〜15質量倍である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコーヒー組成物の製造方法。
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