JP2014140348A - カフェイン低減茶抽出物の製造方法および茶抽出物のカフェイン低減方法 - Google Patents

カフェイン低減茶抽出物の製造方法および茶抽出物のカフェイン低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】香味や色調が通常の茶飲料と遜色ない、カフェイン低減茶抽出物を製造する方法の提供。
【解決手段】茶抽出物に白土を接触させる工程を含む、カフェイン低減茶抽出物の製造方法であって、茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させること等を特徴とする、製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は茶抽出物の製造方法と茶抽出物のカフェイン低減方法に関する。本発明はさらに、容器詰めカフェイン低減茶飲料の製造方法にも関する。
茶飲料やコーヒー飲料に含まれるカフェインは、その薬理作用により積極的に摂取して眠気を抑えたい等のニーズがある一方で、カフェイン摂取により睡眠や入眠を妨げられる可能性を懸念し、消費者の中にはカフェイン入り飲料、特に、茶飲料やコーヒー飲料を敬遠する者もいる。
このため、茶抽出物からのカフェインの低減を目的とした様々な方法が検討されてきている。例えば、特許文献1には、カフェインを含有する水溶液を活性白土または酸性白土と接触させることにより、水溶液からカテキンの減少を抑えながらカフェインを除去する方法が開示されている。また、特許文献2には、茶抽出物とエタノール水溶物とを混合し、活性炭、酸性白土、または活性白土から選ばれる1種以上と接触させる工程と、タンナーゼで処理する工程を経て得られる風味が改良された精製緑茶抽出物が開示されている。さらに、特許文献3には、茶抽出物をアルカリ性条件下で活性白土および/または酸性白土と接触させることにより、白土から茶抽出物へのミネラル成分の溶出を抑制した精製茶抽出物の製造方法が開示されている。
特開平6−142405号公報 特開2007−104967号公報 特開2012−231719号公報
しかしながら、特許文献1の技術を用いて茶飲料を製造すると、得られた茶飲料の香味や色調が、カフェイン低減処理が施されていない本来の茶飲料と比較して劣る場合があることが判明した。また、特許文献2や特許文献3のような技術を用いて茶飲料を製造する場合は、使用した有機溶媒を除去する際の香気損失や、アルカリ性条件にするためのpH調整剤の香味に対する影響などを考慮する必要があった。
本発明は、香味や色調が通常の茶飲料と遜色ない、カフェイン低減茶抽出物およびカフェイン低減茶飲料をより簡便に製造する方法を提供することを目的とする。本発明はまた、香味や色調が通常の茶飲料と遜色ない程度に維持される、茶抽出物のカフェイン低減方法を提供することも目的とする。
本発明者らは、茶抽出物を白土と接触させる際に接触時間と接触温度を所定範囲内に調整することにより、カフェイン含有量を低減させつつ、通常の茶飲料と比較して遜色ない香味や色調を維持できることを見出した。
すなわち、本発明によれば以下の発明が提供される。
(1)茶抽出物に白土を接触させる工程を含む、カフェイン低減茶抽出物の製造方法であって、
(a)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させる、
(b)茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる、または、
(c)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる
ことを特徴とする、製造方法。
(2)(a)または(c)において、茶抽出物と白土の接触時間を10秒以上、5分未満とする、上記(1)に記載の製造方法。
(3)(b)または(c)において、茶抽出物と白土の接触温度を0℃以上、10℃未満とする、上記(1)または(2)に記載の製造方法。
(4)白土が、酸性白土および/または活性白土である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)白土が、比表面積(m/g)50以上150未満であり、かつ、SiO/Al比が3以上8未満である酸性白土である、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の製造方法によりカフェイン低減茶抽出物を製造し、次いで、該茶抽出物を配合する工程を含む、容器詰めカフェイン低減茶飲料の製造方法。
(7)茶抽出物に白土を接触させる工程を含む、茶抽出物のカフェイン低減方法であって、
(a)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させる、
(b)茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる、または、
(c)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる
ことを特徴とする、方法。
本発明の製造方法により製造された茶抽出物は、カフェイン含有量が低減されつつも、香味や色調が通常の茶飲料と遜色ないことから、カフェインの摂取を控えつつ、茶飲料本来の香味を味わえる茶抽出物および茶飲料をより簡便に製造できる点で有利である。また、本発明の製造方法では、茶抽出物や茶飲料の香味や色調を好ましいものとするための添加物を配合する必要がない点で有利である。さらに、本発明の製造方法では、茶抽出物と白土との接触時間を短時間に設定できることから、カフェイン低減茶飲料の工業的生産の際に接触時間を担保するための接触タンクの小型化を図ることが可能になり、また、接触タンクを省略してホールディングチューブなどの配管内での接触により接触時間を担保することが可能となり、設備コストや製造コストのさらなる削減を図れる点でも有利である。
発明の具体的説明
本発明の製造方法は、茶抽出物に白土を接触させる工程を含む製造方法であり、茶抽出物と白土の接触時間および/または茶抽出物と白土の接触温度を所定値の範囲内とすることを特徴とする製造方法である。
本発明の製造方法に用いられる茶抽出物は、特に限定されないが、通常の茶抽出液の調製に用いられている方法を用いて製造される茶抽出液やその濃縮液を用いることができる。例えば、茶葉と水(0〜100℃)を混合接触させるか、あるいは、茶エキスや茶パウダーなどの茶抽出液の濃縮物や精製物を水(0〜100℃)に混合または溶解させることにより、本発明の製造方法に用いられる茶抽出物を得ることができる。また、上記の茶抽出液と、上記の茶エキスや茶パウダーを混合したものを茶抽出物として本発明の製造方法に用いてもよい。茶葉と水を混合接触させた場合には、遠心分離や濾過などの分離手段を用いて茶葉と茶抽出液を分離することができる。
茶抽出液の調製に用いられる茶葉は、特に限定されないが、Camellia sinensisに属する茶葉を用いることができ、煎茶、玉露、抹茶、釜炒り茶、番茶、ほうじ茶等の緑茶葉のような不発酵茶に限らず、烏龍茶のような半発酵茶や、紅茶のような発酵茶、プーアル茶のような後発酵茶等も用いることができる。また、抽出液の調製に際し茶葉以外の任意の原料を配合してよい。
茶エキスや茶パウダーなどの茶抽出液の濃縮物や精製物としては、ポリフェノン(三井農林社製)やサンフェノン(太陽化学社製)、テアフラン(伊藤園社製)などの市販品を用いることができる。また、これらの茶濃縮物や茶精製物は、そのまま又は水で溶解もしくは希釈したものを単独で使用しても、複数の種類を混合して用いても、茶抽出液と混合して用いてもよい。
本発明の製造方法において、茶抽出物を白土と接触させる方法は、茶抽出物が白土と接触する限り、特に限定されるものではないが、例えば、接触タンクにより一定量を逐次処理するバッチ処理や、配管内でのドージング及びホールディングによる処理や白土充填カラムを通液させるカラム処理などの連続処理が挙げられる。
本発明の製造方法において用いられる白土は、酸性白土、活性白土、ベントナイト、活性ベントナイトおよびこれらの一部または全部の組合せが挙げられる。好ましくは、酸性白土および活性白土並びにこれらの組合せを用いることができ、より好ましくは酸性白土を用いることができる。
本発明の製造方法の好ましい態様において用いられる酸性白土および活性白土は、共に一般的な化学成分として、SiO2 ,Al23 ,Fe23 ,CaO,MgOなどを有するが、本発明に使用する場合、SiO2 /Al23 比は、3〜12、好ましくは3〜8が好ましい。また、酸性白土および活性白土中に、Fe23 2〜5質量%、CaO 0〜1.5質量%、MgO 1〜7質量%などを含有する組成のものが好ましい。
本発明に使用する酸性白土および活性白土の比表面積(m/g)は、酸性白土の場合には50m/g以上150m/g未満、活性白土の場合には70m/g以上300m/g未満であるものが好ましい。
本発明に使用する白土のうち好ましいものとしては、比表面積(m/g)が50以上150未満で、かつ、SiO/Al比が3以上8未満である酸性白土や、比表面積(m/g)が200以上300未満で、かつ、SiO/Al比が3以上11未満である活性白土が挙げられる。
上記のような好ましい酸性白土としては、例えば、ミズカエース#20やミズカエース#200、ミズカエース#400、ミズカエース#600、ミズライト(水澤化学社製)などの市販品を用いることができる。また、上記のような好ましい活性白土としては、例えば、ガレオンアースNVZやガレオンアースV2、ガレオンアースNF2(水澤化学社製)などの市販品を用いることができる。また、Clarit100GやClarit125G、Tonsil531N(ズードケミー触媒社製)などの市販ベントナイトも白土として用いることができる。
本発明の製造方法では、
(a)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させるか、
(b)茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させるか、あるいは
(c)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる。
上記カフェイン低減茶抽出物の製造方法の好ましい態様では、(a)および(c)の茶抽出物と白土の接触時間は、好ましくは、1秒以上、10分未満、より好ましくは、10秒以上、10分未満、さらに好ましくは、10秒以上、5分未満とすることができる。また、(b)および(c)の茶抽出物と白土の接触温度は、好ましくは、0℃以上、10℃未満とすることができる。さらに、(c)では、より好ましくは、茶抽出物と白土を10秒以上、5分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、10℃未満の温度下で接触させることができる。
上記カフェイン低減茶抽出物の製造方法のよりいっそう好ましい態様では、(a)および(c)の茶抽出物と白土の接触時間は、好ましくは、10秒以上、3分未満とすることができる。また、(b)および(c)の茶抽出物と白土の接触温度は、好ましくは、0℃以上、8℃未満とすることができる。さらに、(c)では、より好ましくは、茶抽出物と白土を10秒以上、3分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、8℃未満の温度下で接触させることができる。
茶抽出物と白土の接触処理をバッチ処理で行う場合には、茶抽出物への白土の添加開始から茶抽出物からの白土の除去開始までの時間を、茶抽出物と白土の接触時間とすることができ、白土が添加された茶抽出物の温度を茶抽出物と白土の接触温度とすることができる。また、茶抽出物と白土の接触処理をカラム処理で行う場合には、茶抽出物のカラム通過時間を茶抽出物と白土の接触時間とすることができ、カラムに供給する茶抽出物の温度を茶抽出物と白土の接触温度とすることができる。茶抽出物と白土の接触処理をドージングとホールディングで行う場合には、ドージング位置から除去位置までの通過時間を茶抽出物と白土の接触時間とすることができ、ドージング位置における茶抽出物の温度を茶抽出物と白土の接触時間とすることができる。
本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、処理前の茶抽出物と比較してカフェイン含有量が60%以上(好ましくは、70%以上、より好ましくは、90%以上)低減されたものとすることができる。茶抽出物や茶飲料のカフェイン含有量は、高速液体クロマトグラフィー法(HPLC法)により測定することができる。
本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、25℃30分で白土処理した場合のカフェイン除去率と同等のカフェイン除去率が期待できるものである。カフェイン除去率の変化は、茶抽出物を白土処理した場合のカフェイン除去率を、同じ白土を使用して25℃30分で処理した場合のカフェイン除去率で除した値(カフェイン除去率比)を指標に評価することができる。本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、そのカフェイン除去率比を0.9以上1.1未満の範囲内とすることができる。
また、本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、処理前の茶抽出物と比較して色調が殆ど変化していないものである。色調の変化は、処理前の茶抽出物のL値と処理後の茶抽出物のL値を測定し、処理後のL値を処理前のL値で除して得られた相対L値により評価することができる。L値の測定は当業者に周知であり、市販されている分光測色計により測定することができる。
本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、25℃30分で白土処理した場合の色調よりも明るく好ましいものとなる。すなわち、本発明の茶抽出物の相対L値は25℃30分で白土処理した場合の相対L値より高い値が期待できるものである。相対L値の変化は、茶抽出物を白土処理した場合の相対L値を、同じ白土を使用して25℃30分で処理した場合の相対L値で除した値(相対L値比)を指標に評価することができる。本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、その相対L値比を1.0より大きい値とすることができる。
本発明の製造方法で得られた茶抽出物は、カフェインが低減されつつ、茶飲料本来の香味や色調が維持されており、香味や色調は通常の茶飲料と比較して遜色がないものである。従って、本発明の製造方法で得られたカフェイン低減茶抽出物はそのまま飲料として提供することができるが、配合工程、充填工程、殺菌工程などの工程を経て容器詰め飲料として提供することができる。すなわち、本発明によれば、本発明の製造方法によりカフェイン低減茶抽出物を製造し、次いで、該茶抽出物を配合する工程を含む、容器詰めカフェイン低減茶飲料の製造方法が提供される。
上記配合工程では、容器詰め茶飲料に配合されうる各種任意成分(例えば、酸化防止剤、pH調整剤、保存料、香料)を添加してもよい。また、茶濃縮物や茶精製物を白土処理した場合には、容器詰め飲料に適した水を添加して茶飲料に適した濃度まで該茶抽出物を希釈してもよい。
また、上記配合工程で得られた配合液を常法に従って殺菌し、容器に充填することができる。殺菌は容器への充填前であっても充填後であってもよい。
容器詰め飲料の容器とは、内容物と外気との接触を断つことができる密閉容器を意味し、例えば、PETボトルや瓶等の透明容器や、缶や製紙容器等の不透明容器が挙げられる。本発明の茶飲料は、茶飲料の色合いを、容器を通して需要者に演出するため、透明あるいは半透明のPETボトル容器詰め飲料とすることが好ましい。
本発明によれば、茶抽出物に白土を接触させる工程を含む、茶抽出物のカフェイン低減方法であって、
(a)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させる、
(b)茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる、または、
(c)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる
ことを特徴とする、方法が提供される。
上記カフェイン低減方法の好ましい態様では、(a)および(c)の茶抽出物と白土の接触時間は、好ましくは、1秒以上、10分未満、より好ましくは、10秒以上、10分未満、さらに好ましくは、10秒以上、5分未満とすることができる。また、(b)および(c)の茶抽出物と白土の接触温度は、好ましくは、0℃以上、10℃未満とすることができる。さらに、(c)では、より好ましくは、茶抽出物と白土を10秒以上、5分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、10℃未満の温度下で接触させることができる。
上記カフェイン低減方法のよりいっそう好ましい態様では、(a)および(c)の茶抽出物と白土の接触時間は、好ましくは、10秒以上、3分未満とすることができる。また、(b)および(c)の茶抽出物と白土の接触温度は、好ましくは、0℃以上、8℃未満とすることができる。さらに、(c)では、より好ましくは、茶抽出物と白土を10秒以上、3分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、8℃未満の温度下で接触させることができる。
本発明のカフェイン低減方法によれば、カフェイン含有量を処理前の茶抽出物と比較して60%以上(好ましくは、70%以上、より好ましくは、90%以上)低減させることができるとともに、茶飲料本来の香味や色調が維持されている点で有利である。本発明のカフェイン低減方法は、本発明のカフェイン低減茶抽出物に関する記載に従って実施することができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。
カフェインの測定方法
試料溶液をメンブレンフィルター(アドバンテック(株)製DISMIC 親水性PTFE、0.45μm)でろ過して、下記表1に示す高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法にて、カフェイン量を定量した。HPLC分析条件を下記表1に示す。
Figure 2014140348
実施例1:接触時間とミネラル溶出、香味の関係
(1)緑茶抽出液の調製
蒸し製緑茶葉100gに対して70℃の熱水4000gを添加し、6分間抽出した。抽出後、固液分離し、得られた濾液を20℃まで冷却した後に同温度のイオン交換水で4000gとし、遠心分離処理を行い、緑茶抽出液を得た。
(2)緑茶抽出液の白土処理
得られた緑茶抽出液400gを室温(25℃)としてから、酸性白土(ミズカエース#200、水澤化学社製)を8.0g添加し、所定時間(10秒〜60分間)接触させた。所定時間経過と同時に遠心分離処理を行い、0.2μmメンブランフィルター濾過を行った。
(3)緑茶飲料の調製
得られた濾液にL−アスコルビン酸を400mg添加し、炭酸水素ナトリウムでpHを6.5に調整後、イオン交換水で1000gとして試験区1〜6の緑茶飲料を得た。
(4)評価
得られた緑茶飲料について、高速液体クロマトグラフ(HPLC:日本分光社製)を用いてカフェイン濃度を、誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP-AES:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製iCAP 6500 Duo)を用いてアルミニウム濃度および鉄濃度を、分光測色計 (ミノルタ株式会社製CM−3500d)を用いてL値をそれぞれ測定した。そして、それぞれの測定値について、白土無添加区の測定値と比較することにより、カフェイン除去率(%)、アルミニウム溶出量、鉄溶出量および相対L値(%)を算出した。また、茶抽出物を白土処理した場合のカフェイン除去率を、同じ白土を使用して25℃30分で処理した場合のカフェイン除去率で除してカフェイン除去率比を算出し、茶抽出物を白土処理した場合の相対L値を、同じ白土を使用して25℃30分で処理した場合の相対L値で除して相対L値比を算出した。訓練されたパネリスト6名によって香味について、官能評価を行った。すなわち、評価は白土無添加区を対照(4点)とし、緑茶飲料としての総合的な香味を5段階評価で相対評価した。評価基準は以下に示したとおりである。
官能評価基準
5点:香味が良好になっている
4点:対照と同等である
3点:対照よりわずかに劣っている
2点:対照より明らかに劣っている
1点:対照よりかなり顕著に劣っている
評価点はさらに以下の評価基準でレベル分けした。◎が最も無添加区の香味に近く、○、△、×の順に従って、無添加区からの香味の変化が大きくなるものである。
◎:(5段階評価で3.0点以上)
○:(5段階評価で2.75点以上3.0点未満)
△:(5段階評価で2.5点以上2.75点未満)
×:(5段階評価で2.5点未満)
(5)結果および考察
カフェイン除去率、カフェイン除去率比、ミネラル溶出量、相対L値、相対L値比および香味評価結果を表2に示した。
Figure 2014140348
接触時間が10秒〜8分の例(試験区1〜4)では、カフェインが十分除去されるとともに、30分以上の例(試験区5および6)と比較して液色の悪化が抑制され、金属様の香味が軽減された。なお、接触時間短縮とともにカフェイン除去率が低下する傾向が認められるものの、少なくとも10秒以上の接触時間において、工業上満足できるカフェイン除去率が得られることが確認された。
実施例2:接触温度とミネラル溶出、香味の関係
(1)緑茶抽出液の調製
実施例1(1)と同じ方法で緑茶抽出液を得た。
(2)緑茶抽出液の白土処理
得られた緑茶抽出液400gを所定温度(0〜35℃)としてから、酸性白土(ミズカエース#200、水澤化学社製)を8.0g添加し、所定温度(0〜35℃)で30分間接触させた。30分経過と同時に遠心分離処理を行い、0.2μmメンブランフィルター濾過を行った。
(3)緑茶飲料の調製
実施例1(3)と同様の方法で試験区7〜11の緑茶飲料を得た。
(4)評価
得られた緑茶飲料について、実施例1(4)と同じ方法で評価を行った。
(5)結果および考察
カフェイン除去率、カフェイン除去率比、ミネラル溶出量、相対L値、相対L値比および香味評価結果を表3に示した。
Figure 2014140348
接触温度15℃以下の例(試験区7〜9)では、カフェインが十分除去されるとともに、25℃以上の例(試験区10および11)と比較して液色の悪化が抑制され、金属様の香味が軽減された。
実施例3:各種白土での低温・短時間によるミネラル溶出抑制効果および香味改善効果
(1)緑茶抽出液の調製
実施例1(1)と同じ方法で緑茶抽出液を得た。
(2)緑茶抽出液の白土処理
得られた緑茶抽出液400gを室温(25℃)としてから、白土を8.0g添加し、室温(25℃)で30分間(対照区)または5℃で5分間(試験区)接触させた。白土として、酸性白土(ミズカエース#20、水澤化学社製)、活性白土(ガレオンアースV2、水澤化学社製)、ベントナイト(Clarit100G、ズードケミー触媒社製)、活性ベントナイト(Tonsil531N、ズードケミー触媒社製)の4種類を用いた。所定時間経過と同時に遠心分離処理を行い、0.2μmメンブランフィルター濾過を行った。
(3)緑茶飲料の調製
実施例1(3)と同様の方法で試験区12〜15および対照区1〜4の緑茶飲料を得た。
(4)評価
得られた緑茶飲料について、実施例1(4)と同じ方法でカフェイン除去率(%)、カフェイン除去率比、アルミニウム溶出量、鉄溶出量、相対L値(%)および相対L値比を算出した。また、訓練されたパネリスト6名によって香味について、官能評価を行った。評価は各白土における室温(25℃)、30分間接触の比較例を対照(3点)とし、緑茶飲料としての総合的な香味を5段階評価で相対評価した。評価基準は以下に示したとおりである。
評価基準
5点:対照よりかなり顕著に改善されている
4点:対照より明らかに改善されている
3点:対照と同等である
2点:対照より明らかに劣っている
1点:対照よりかなり顕著に劣っている
評価点はさらに対照との比較において、スチューデントt検定により、統計的に有意に改善されているかどうかを以下の評価基準により評価した。
A:対照と比較してかなり顕著に改善されている(p<0.01)
B:対照と比較して明らかに改善されている(0.01<p<0.05)
C:対照と比較してわずかに改善されている(0.05<p<0.1)
D:対照と比較して変化がない、または弱くなっている
(5)結果および考察
カフェイン除去率、カフェイン除去率比、ミネラル溶出量、相対L値、相対L値比および香味評価結果を表4に示した。
Figure 2014140348
接触温度5℃、接触時間5分とすることにより、接触温度25℃、接触時間30分と比較して、カフェインの除去率はほとんど影響を受けず、また、液色の悪化が抑制され、金属様の香味が軽減された。
実施例4:白土量がミネラル溶出抑制や香味改善効果に与える影響
(1)緑茶抽出液の調製
実施例1(1)と同じ方法で緑茶抽出液を得た。
(2)緑茶抽出液の白土処理
得られた緑茶抽出液400gを所定温度(室温(25℃)または5℃)としてから、酸性白土(ミズカエース#200、水澤化学社製)を2.0〜16.0g添加し、室温(25℃)で30分間(対照区)または5℃で5分間(試験区)接触させた。所定時間経過と同時に遠心分離処理を行い、0.2μmメンブランフィルター濾過を行った。
(3)緑茶飲料の調製
実施例1(3)と同じ方法で試験区16〜19および対照区5〜8の緑茶飲料を得た。
(4)評価
得られた緑茶飲料について、実施例1(4)と同じ方法でカフェイン除去率(%)、カフェイン除去率比、アルミニウム溶出量、鉄溶出量、相対L値(%)および相対L値比を算出した。また、実施例3(4)と同様の官能評価方法で、対照として室温(25℃)、30分間接触の比較例(3点)を用いて緑茶飲料としての総合的な香味を評価した。
(5)結果および考察
カフェイン除去率、カフェイン除去率比、ミネラル溶出量、相対L値、相対L値比および香味評価結果を表5に示した。
Figure 2014140348
どの白土添加量においても、接触温度5℃および接触時間5分の条件にすることにより、接触温度25℃および接触時間30分の条件と比較して、カフェインの除去率は大きく影響を受けず、また、液色の悪化が抑制され、金属様の香味が軽減された。
実施例5:発酵茶における接触温度および接触時間がミネラル溶出抑制や香味改善効果に与える影響
(1)烏龍茶抽出液の調製
烏龍茶葉100gに対して90℃の熱水4000gを添加し、5分間抽出した。抽出後、固液分離し、得られた濾液を20℃まで冷却した後にイオン交換水で4000gとし、遠心分離処理を行い、烏龍茶抽出液を得た。
(2)紅茶抽出液の調製
紅茶葉100gに対して70℃の熱水4000gを添加し、8分間抽出した。抽出後、固液分離し、得られた濾液を10℃以下まで冷却した後にイオン交換水で4000gとし、遠心分離処理を行い、紅茶抽出液を得た。
(3)発酵茶抽出液の白土処理
実施例3(2)と同じ方法で白土処理を行った。使用する白土としては酸性白土(ミズカエース#200、水澤化学社製)を使用した。
(4)発酵茶飲料の調製
実施例1(3)と同じ方法で試験区20および21および対照区9および10の発酵茶飲料を得た。
(5)評価
得られた発酵茶飲料について、実施例1(4)と同じ方法でカフェイン除去率(%)、カフェイン除去率比、アルミニウム溶出量、鉄溶出量、相対L値(%)および相対L値比を算出した。また、実施例3(4)と同様の官能評価方法で、対照として室温(25℃)、30分間接触の比較例(3点)を用いて発酵茶飲料としての総合的な香味を評価した。
(6)結果および考察
カフェイン除去率、カフェイン除去率比、ミネラル溶出量、相対L値、相対L値比および香味評価結果を表6に示した。
Figure 2014140348
烏龍茶や紅茶などの発酵茶においても、接触温度5℃および接触時間5分の条件にすることにより、接触温度25℃および接触時間30分の条件と比較して、カフェインの除去率は大きく影響を受けず、また、液色の悪化が抑制され、金属様の香味が軽減された。
実施例6:接触時間とカフェイン除去率の関係
(1)緑茶抽出液の調製
実施例1(1)と同じ方法で緑茶抽出液を得た。
(2)緑茶抽出液の白土処理
得られた緑茶抽出液400gを室温(25℃)としてから、酸性白土(ミズカエース#200、水澤化学社製)を8.0g添加し、所定時間(1秒〜10秒)接触させた(試験区22〜25)。所定時間経過と同時に、0.2μmメンブランフィルター濾過を行った。
(3)緑茶飲料の調製
実施例1(3)と同じ方法で試験区22〜25の緑茶飲料を得た。
(4)評価
得られた緑茶飲料について、実施例1(4)と同じ方法でカフェイン除去率(%)を算出した。
(5)結果および考察
白土の接触時間とカフェイン除去率の関係について、分析結果を表7に示した。
Figure 2014140348
以上のように、白土を緑茶抽出液に非常に短時間接触させることによっても、カフェインが工業上満足できる程度除去できることが確認された。

Claims (7)

  1. 茶抽出物に白土を接触させる工程を含む、カフェイン低減茶抽出物の製造方法であって、
    (a)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させる、
    (b)茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる、または、
    (c)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる
    ことを特徴とする、製造方法。
  2. (a)または(c)において、茶抽出物と白土の接触時間を10秒以上、5分未満とする、請求項1に記載の製造方法。
  3. (b)または(c)において、茶抽出物と白土の接触温度を0℃以上、10℃未満とする、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 白土が、酸性白土および/または活性白土である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 白土が、比表面積(m/g)50以上150未満であり、かつ、SiO/Al比が3以上8未満である酸性白土である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載された製造方法によりカフェイン低減茶抽出物を製造し、次いで、該茶抽出物を配合する工程を含む、容器詰めカフェイン低減茶飲料の製造方法。
  7. 茶抽出物に白土を接触させる工程を含む、茶抽出物のカフェイン低減方法であって、
    (a)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させる、
    (b)茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる、または、
    (c)茶抽出物と白土を10分未満の時間内で接触させ、かつ、茶抽出物と白土を0℃以上、20℃未満の温度下で接触させる
    ことを特徴とする、方法。
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