JP2014140328A - コーヒー豆用焙煎装置及び焙煎方法 - Google Patents

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【課題】遠赤外線による焙煎効率を高めると共に、コーヒー豆から滲出するタールなどの不純物が豆の表皮に付着するのを防止して、風味が良くかつ人体に有益なミネラル分にも富んだ焙煎コーヒー豆を得ることができる、コーヒー豆用焙煎装置及び焙煎方法を提供する提供する。
【解決手段】焙煎装置が、焙煎室4を内部に有する中空の焙煎容器3と、該焙煎容器3を加熱する加熱装置7と、前記焙煎室4内にコーヒー豆と一緒に収容される粉粒体8とを有し、前記焙煎容器3は、二酸化ケイ素を含有する火成岩によって中空状に形成され、前記粉粒体8は、火成岩及び火山砕屑物の少なくとも一方により形成されていて、多孔状をなし、該粉粒体8の粒径はコーヒー豆2の直径より小さく形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠赤外線を利用したコーヒー豆用焙煎装置と、この焙煎装置を用いたコーヒー豆の焙煎方法とに関するものである。
コーヒー豆の焙煎装置として一般に使用されているものは、金属(鉄)で形成された円筒形の焙煎容器を有し、この焙煎容器の中に生のコーヒー豆を投入し、該焙煎容器を回転させてコーヒー豆を撹拌しながら、ガスバーナー等の加熱装置で該焙煎容器を加熱することによって前記コーヒー豆を焙煎するものである。
しかし、前記従来の焙煎装置は、金属製の焙煎容器から伝わる熱でコーヒー豆を直接加熱する方式であるため、コーヒー豆が高温になりすぎて焦げたり、コーヒー豆の表面と内部とに温度差が生じて内外均一な加熱ができなかったり、コーヒー豆から滲出したタールなどの不純物が豆の表皮に付着して風味が損なわれ易い等の欠点があった。
また、特許文献1に開示されている焙煎機のように、金属製ドラム(焙煎容器)の内面にアルミナ系セラミックス層をプラズマコーティングし、このセラミック層から発生する遠赤外線によってコーヒー豆を焙煎するようにしたものも知られているが、この焙煎機においては、プラズマコーティングされたセラミック層が一般に薄いため、遠赤外線効果は小さく、焙煎効率が良いとは言えない。しかも、コーヒー豆から滲出したタールなどの不純物が豆の表皮に付着して風味が損なわれ易いという欠点は解消されていない。
一方、特許文献2には、セラミック系鉱石で構成した焙煎容器を有する焙煎装置が開示されている。この焙煎容器は、陶器を製造するセラミック系鉱石を一度粉砕したあと固めて構成したもので、多数の熱風連通孔を有し、この熱風連通孔から研磨室(焙煎室)内に導入した熱風によりコーヒー豆を加熱して焙煎するものであって、実質的に熱風による直火加熱方式である。このため、従来の焙煎装置と同様、コーヒー豆の表面と内部との間に温度差が生じて豆を内外均一に加熱ができないため、該コーヒー豆が焦げたり、該コーヒー豆から滲出したタールなどの不純物が豆の表皮に付着して風味が損なわれ易い等の欠点がある。
更に、特許文献3に開示されているように、金属製の焙煎容器の中に小石やセラミック粒、金属粒等の加熱媒体をコーヒー豆と一緒に収容し、該焙煎容器を加熱しながら該焙煎容器の内部を撹拌することにより、前記加熱媒体から発生する遠赤外線とガスの熱とによってコーヒー豆を焙煎する方法も提案されている。
しかしながら、この方法は、前記加熱媒体として粒径がコーヒー豆の径より大きいものを使用しているため、該加熱媒体の一つ一つの重量が大きく、重量の大きい該加熱媒体がコーヒー豆に次々に衝突することによって該コーヒー豆が破壊され、品質低下を来たし易いという問題がある。しかも、前記加熱媒体は、コーヒー豆から滲出するタールなどの不純物を吸着する機能を持っていないため、この不純物がコーヒー豆の表皮に付着するのを防止することはできない。
特開2002−119269号公報 特開2003−169654号公報 特開平10−4881号公報
本発明の目的は、前記従来の欠点を解消し、遠赤外線による焙煎効率を高めると共に、コーヒー豆から滲出するタールなどの不純物が豆の表皮に付着するのを防止して、風味が良くかつ人体に有益なミネラル分にも富んだ焙煎コーヒー豆を得ることができる、コーヒー豆用焙煎装置及び焙煎方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、焙煎室を内部に有する中空の焙煎容器と、該焙煎容器を加熱する加熱装置と、前記焙煎室内にコーヒー豆と一緒に収容される粉粒体とを有し、前記焙煎容器は、二酸化ケイ素を含有する火成岩によって中空状に形成され、前記粉粒体は、火成岩及び火山砕屑物の少なくとも一方により形成されていて、多孔状をなし、該粉粒体の粒径はコーヒー豆の直径より小さいことを特徴とするコーヒー豆用焙煎装置が提供される。
本発明において、前記焙煎容器は、前記火成岩をくり貫くことによって中空状に形成されていることが望ましい。
また、前記ヒーターは電気発熱式のヒーターであり、該ヒーターが前記焙煎室を取り囲むように前記焙煎容器に取り付けられていることが望ましい。
本発明によれば、二酸化ケイ素を含有する火成岩によって中空状に形成された焙煎容器と、火成岩及び火山砕屑物の少なくとも一方により形成された多孔状で粒径がコーヒー豆の直径より小さい粉粒体とを使用し、前記焙煎容器の内部の焙煎室内に生のコーヒー豆と前記粉粒体とを収容し、前記コーヒー豆と粉粒体とを攪拌しながら前記焙煎容器を加熱装置で加熱することにより、前記焙煎容器及び粉粒体から放射される遠赤外線によって前記コーヒー豆を焙煎することを特徴とするコーヒー豆の焙煎方法が提供される。
焙煎時にコーヒー豆から排出されるタールは、前記粉粒体によって吸着される。
本発明によれば、二酸化ケイ素を含有する火成岩により形成された焙煎容器と、火成岩及び火山砕屑物の少なくとも一方からなる多孔質の粉粒体とを使用してコーヒー豆を焙煎するようにしたので、これら焙煎容器と粉粒体とから放射される遠赤外線によってコーヒー豆が内部から均一に加熱されて効率良く焙煎されると同時に、前記焙煎容器から分離されるケイ素等のミネラル分がコーヒー豆に吸収され、該コーヒー豆から滲出するタールなどの不純物は前記粉粒体に吸着されてコーヒー豆の表皮に付着するのが防止され、その結果、風味が良くかつ人体に有益なミネラル分にも富んだ焙煎コーヒー豆を得ることができる。
本発明に係るコーヒー豆用焙煎装置の第1実施形態を示す断面図である。 焙煎容器と加熱装置の異なる実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係るコーヒー豆用焙煎装置の第2実施形態を示す断面図である。 焙煎容器の異なる実施形態を示す分解斜視図である。 焙煎容器の更に異なる実施形態を示す分解斜視図である。
図1は本発明に係るコーヒー豆用焙煎装置の第1実施形態を示すもので、この焙煎装置1Aは、コーヒー豆2を焙煎するための焙煎室4を内部に有する中空の焙煎容器3と、該焙煎容器3を回転自在に支持する支持装置5と、前記焙煎容器3を回転させる回転装置6と、前記焙煎容器3を加熱する加熱装置7と、前記焙煎室4内に収容された粉粒体8とを有している。
前記焙煎容器3は、二酸化ケイ素(SiO)含有する火成岩で形成されている。火成岩とは、地下の溶融したマグマが地表又は地下で冷えて固結することにより形成された岩石の総称であり、マグマが地表に噴出して冷却、固結してできた溶岩はこの火成岩の一種である。本発明において好ましくは、この溶岩を用いて前記焙煎容器3を形成することである。
前記火成岩に含有される二酸化ケイ素の含有量は、20%(重量%)以上であることが好ましく、より好ましくは40%以上である。このように二酸化ケイ素を含有する火成岩で前記焙煎容器3を形成すると、コーヒー豆2の焙煎時に該焙煎容器3からケイ素が分離してコーヒー豆2に付着し、ケイ素を含む焙煎コーヒー豆が得られる。
前記ケイ素は、活性酸素を除去して細胞を活性化させると共に、人体内のコラーゲンを増強するミネラルとして重要な物質であることが知られている。
なお、前記火成岩は、二酸化ケイ素の含有量によって超塩基性岩(<45%SiO)、塩基性岩(45〜52%SiO)、中性岩(52〜63%SiO)、中性−酸性岩(63〜69%SiO)、酸性岩(>69%SiO)に区分され、何れも焙煎容器3の素材として好適に使用することができるが、中でも、塩基性岩、中性岩、中性−酸性岩、酸性岩がより好適である。
また、前記火成岩の中には、多数の気孔や気泡を含むことによって多孔状をしているものと、多孔状をしていないものとがあり、どちらも焙煎容器3として使用することができるが、好ましくは多孔状の火成岩を使用することである。
前記焙煎容器3は、前記火成岩を円柱状に加工すると共に、その内部に円形の穴10を軸線L方向の一端から他端近くまで開設することによって中空状に形成し、前記穴10を前記焙煎室4としたもので、該焙煎室4の一端の開口部に開閉自在の蓋11が取り付けられている。
そして、この焙煎容器3が、前記開口部が斜め上向きになるように軸線Lを水平に対して傾斜させた姿勢で、端壁3aから延出する回転軸12を前記支持装置5の支持アーム部5aにベアリング13で回転自在なるように支持され、該回転軸12に連結された前記回転装置6で、前記軸線Lを中心に正逆必要な方向に必要な速度(例えば毎分50〜90回転)で駆動回転されるようになっている。
図示した例では、前記回転装置6が減速機構付きの電動モーターで構成されているが、この回転装置6は、手動操作のためのハンドルであっても良い。
前記穴10(焙煎室4)の内周面には、軸線L方向に延びるフィン状をした複数の攪拌翼14が、前記穴10の円周方向に等間隔で取り付けられている。
また、前記焙煎室4の内周面即ち室壁面は、コーティング等が施されることなく、前記火成岩の表面(肌)がそのまま現れた面となっている。
前記加熱装置7は、電気発熱式の線状ヒーター7aで形成されていて、該線状ヒーター7aが、前記焙煎容器3の外周に形成された螺旋状の取付溝15内に収容されることにより、該焙煎容器3の外周を螺旋状に取り囲んだ状態に設けられ、図示しない電気接続装置やスイッチ等を介して電源に接続されるようになっている。前記線状ヒーター7aの回りは金属製の保護カバー16で覆われ、該保護カバー16と線状ヒーター7aとの間は電気的に絶縁されている。前記保護カバー16はセラミック製であっても良い。
このように、加熱装置7で焙煎容器3を全体的に加熱すると、該焙煎容器3全体が均等に暖められて遠赤外線が均等に放射されるため、焙煎効率が向上する。
前記焙煎室4内の適宜位置には温度センサー17が取り付けられ、この温度センサー17で焙煎室4内の温度を監視することにより、非図示の制御装置で焙煎室4を一定温度に保つことができるようになっている。この温度センサー17は、前記焙煎容器3の躯体内に埋設し、該焙煎容器3の温度も検出できるようにしても良い。
前記粉粒体8は、前記焙煎容器3を形成する火成岩と同種又は異種の火成岩を必要な粒径に粉砕するか、あるいは、火山礫や火山灰、軽石(シラス)等の火山砕屑物を必要な粒径に粉砕することにより形成されたものである。この場合、互いに分類及び性状の異なる複数種類の火成岩からなる粉粒体を混合して使用することも、互いに分類及び性状の異なる複数種類の火山砕屑物からなる粉粒体を混合して使用することもでき、あるいは、火成岩からなる粉粒体と火山砕屑物からなる粉粒体とを混合して使用することもできる。
前記粉粒体8は、コーヒー豆2から排出されるタールやその他の不純物を吸着できるように、多数の細孔を有する多孔状のものであることが望ましい。
前記粉粒体8の粒径は、焙煎するコーヒー豆2の直径より小径であり、その好ましい粒径は150〜2,000μm程度である。また、前記粉粒体8は、全てが同一粒径である必要はなく、異なる粒径のものが混合されていても良い。
このようにコーヒー豆2より小径の粉粒体8を使用することにより、焙煎時に該粉粒体8がコーヒー豆2に接触あるいは衝突してもコーヒー豆2を破損することがないだけでなく、粉粒体8全体の表面積が大きくなってコーヒー豆2から排出されるタール等の不純物を吸着し易くなる。
また、前記焙煎室4内に収容する粉粒体8の量は、重量比でコーヒー豆2の重量の1/3〜2/3程度とすることが好ましく、より好ましくは1/2程度である。例えば、1Kgのコーヒー豆2を焙煎する場合、1/3〜2/3(Kg)程度の粉粒体8を使用するのが好ましく、より好ましい粉粒体8の量は500g程度である。しかし、コーヒー豆2と粉粒体8との重量比は必ずしもこのようなものに限定されない。
前記構成を有する焙煎装置1Aでコーヒー豆を焙煎するときは、焙煎室4の蓋11を開けて該焙煎室4内に所定量の生のコーヒー豆2と所定量の粉粒体8とを収容したあと、前記蓋11を閉め、加熱装置7をオンにして設定された加熱温度になるように前記焙煎容器3を加熱すると共に、回転装置6を起動して該焙煎容器3を所定の速度で一方向に回転させる。
このときの加熱温度即ち前記焙煎室4内の温度は、150℃程度であって、金属(鉄)製の焙煎容器を用いる従来の焙煎装置の加熱温度(250℃)に比べて低く設定されている。これにより、比較的低温の前記焙煎容器3及び粉粒体8から電磁波の一種である遠赤外線が放射される。
そして、前記焙煎容器3の回転によって前記コーヒー豆2と粉粒体8とが攪拌翼14で攪拌されることにより、各コーヒー豆2は、前記粉粒体8に包み込まれながら該粉粒体8に満遍なく接触すると同時に、前記焙煎容器3の内周面にも接触し、該焙煎容器3及び粉粒体8から放射される遠赤外線を受け、この遠赤外線による自己発熱誘起作用によって内部からも均等に加熱され、焙煎される。
また、前記焙煎時に、主として前記焙煎容器3から、人体内のコラーゲンを増強するミネラル分であるケイ素が分離し、それがコーヒー豆2に付着する。一方、該コーヒー豆2から排出されるタールなどの味を低下させる原因となる不純物は、前記粉粒体8に吸着され、コーヒー豆2の表皮に付着することがない。
焙煎が終了すると、前記加熱装置7と回転装置6とをオフにし、焙煎室4の蓋11を開けてコーヒー豆2を取り出せば良い。
なお、コーヒー豆2から排出されるタールなどの不純物を吸着した前記粉粒体8は、次の焙煎を行う前に、コーヒー豆を焙煎室4内に投入しない状態で乾煎りして不純物を燃焼させるようにする。焙煎容器3の内面に付着した不純物も、この乾煎りによって除去することができる。
前記構成を有する本発明の焙煎装置1Aは、金属(鉄)製の焙煎容器を用いる従来の焙煎装置に比べ、遠赤外線の作用によって効率良くコーヒー豆を焙煎することができる。5Kgのコーヒー豆を焙煎する実験を行ったところ、従来の焙煎装置では、250度の加熱温度で約30分を要したのに対し、本発明の焙煎装置では、150度の加熱温度で約5分程度加熱するだけで焙煎することができ、加熱温度及び焙煎時間ともに短縮できることが確認された。
また、本発明の焙煎装置1Aで焙煎されたコーヒー豆(本発明焙煎品)と、従来の焙煎装置で焙煎されたコーヒー豆(従来焙煎品)との外観を顕微鏡で拡大して観察、比較したところ、従来焙煎品は、コーヒー豆から排出されたタールの再付着のため、表面が滑らかで艶があるのに対し、本発明焙煎品は、表面がつや消し状態となって凹凸も見られ、深部から焙煎されていることが確認された。
更に、焙煎されたコーヒー豆の組成分析を行ったところ、従来焙煎品は、人体に有益なケイ素が0.33重量%程度しか含まれていなかったのに対し、本発明焙煎品では、前記ケイ素が9.82重量%も含まれていることが分かった。
また、本発明焙煎品から抽出されたコーヒー飲料は、苦みが少なく、非常にまろやかな味であった。
前記第1実施形態の焙煎装置1Aでは、加熱装置7を線状ヒーター7aで形成し、この線状ヒーター7aを焙煎容器3の外周に該焙煎容器3を取り巻くように螺旋状に配設しているが、図2に示すように、加熱装置7を、ケースの内部に電気発熱線を封入した棒状ヒーター7bにより形成し、この棒状ヒーター7bを、前記焙煎容器3の躯体に軸線Lと平行に形成したヒーター取付孔18内に挿入しても良い。前記ヒーター取付孔18は、焙煎室4の回りを取り囲むように複数形成され、各々のヒーター取付孔18に前記棒状ヒーター7bが挿入される。
この場合、前記焙煎容器3の形状は、図2のような円柱状に限らず、四角柱状や六角柱状その他の角柱状であっても良い。
図3は本発明に係る焙煎装置の第2実施形態を示すもので、この第2実施形態の焙煎装置1Bは、加熱装置7がガスバーナー7cで形成されている点で前記第1実施形態の焙煎装置1Aと相違している。即ち、この焙煎装置1Bにおいては、支持装置5上に複数の前記ガスバーナー7cが設置され、このガスバーナー7cが図示しないガス供給源に接続されている。また、火成岩からなる円筒形の焙煎容器3の外周には金属製又はセラミック製の保護カバー20が取り付けられ、この保護カバー20を介して前記焙煎容器3が加熱されるように構成されている。前記ガス供給源は、前記支持装置5内に設けられていても、支持装置5外に設けられていても良い。
この第2実施形態の焙煎装置1Bの前記以外の構成は第1実施形態の焙煎装置1Aと同じであるから、それらの同一構成部分に第1実施形態と同じ符号を付してその説明は省略する。
前記各実施形態においては、前記焙煎容器3が、火成岩からなる円柱状あるいは角柱状をした1つの素材をくり貫くことによって中空状に形成されているが、該焙煎容器3は、図4及び図5に示すように、火成岩からなる複数の独立した容器部片を互いに接合することによって中空状に形成することもできる。
図4に示す例は、円弧状の内面21aを有する2つの容器部片21を、内面21a同士を向かい合わせにして相互に接合することにより、円形の穴10を有する焙煎容器3を形成する場合である。同様に3つ以上の容器部片を接合して焙煎容器3を形成することもできる。この場合、各容器部片21の円弧状をした内面21aの中心角(円弧の曲率中心と内面21aの周方向の一端及び他端とを結ぶ2つの直線(曲率半径)の挟む角)は、使用する容器部片21の数をNすると、360/N(度)に形成される。
また、図5に示す例は、長方形のプレート状をした複数の容器部片22を順次接合することにより、多角形状の穴10を有する前記焙煎容器3を形成する場合である。この例では8枚の容器部片22が使用されているが、該容器部片22の数はこれに限定されず、そのほかの数、例えば5枚や6枚あるいは10枚などであっても構わない。
なお、前記図4及び図5に示すように複数の容器部片21,22を接合して焙煎容器3を形成する場合、穴10の一端を塞ぐ端板3a(図1参照)も、前記容器部片21,22と同様の火成岩によって形成することが望ましい。
1A,1B 焙煎装置
2 コーヒー豆
3 焙煎容器
4 焙煎室
7 加熱装置
8 粉粒体

Claims (5)

  1. 焙煎室を内部に有する中空の焙煎容器と、該焙煎容器を加熱する加熱装置と、前記焙煎室内にコーヒー豆と一緒に収容される粉粒体とを有し、
    前記焙煎容器は、二酸化ケイ素を含有する火成岩によって中空状に形成され、
    前記粉粒体は、火成岩及び火山砕屑物の少なくとも一方により形成されていて、多孔状をなし、該粉粒体の粒径はコーヒー豆の直径より小さい、
    ことを特徴とするコーヒー豆用焙煎装置。
  2. 前記焙煎容器は、前記火成岩をくり貫くことによって中空状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の焙煎装置。
  3. 前記ヒーターは電気発熱式のヒーターであり、該ヒーターが前記焙煎室を取り囲むように前記焙煎容器に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の焙煎装置。
  4. 二酸化ケイ素を含有する火成岩によって中空状に形成された焙煎容器と、火成岩及び火山砕屑物の少なくとも一方により形成された多孔状で粒径がコーヒー豆の直径より小さい粉粒体とを使用し、前記焙煎容器の内部の焙煎室内に生のコーヒー豆と前記粉粒体とを収容し、前記コーヒー豆と粉粒体とを攪拌しながら前記焙煎容器を加熱装置で加熱することにより、前記焙煎容器及び粉粒体から放射される遠赤外線によって前記コーヒー豆を焙煎することを特徴とするコーヒー豆の焙煎方法。
  5. 焙煎時にコーヒー豆から排出されるタールを前記粉粒体に吸着させることを特徴とする請求項4に記載の焙煎方法。
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