JP2014139395A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 火災時に竪枠と横枠を突き合せているコーナー部から火炎が噴出するのを防止できる建具を提供する。
【解決手段】 枠3と、障子5と、熱膨張耐火材32dと、その取付金具41とを備え、横枠11の室内側見付壁11aと竪枠13aの室内側見付壁10とを突き合せてあり、取付金具41は横枠11と竪枠13aとのコーナー部に配置してあり、枠側面41aを横枠11の室内側見付壁11aと竪枠13aの室内側見付壁10との突き合せ部8に重ねてあり、熱膨張耐火材32dは取付金具41の枠側面41aに取付けてあり、火災時に膨張して横枠11の室内側見付壁11aと竪枠13aの室内側見付壁10との突き合せ部8を塞ぐ。
【選択図】図9

Description

本発明は、すべり出しサッシ、開きサッシ、外倒しサッシ、引戸等の枠に対して障子を開閉自在なサッシやドア等の建具に関する。
特許文献1には、枠と障子を備える建具において、枠には横枠と竪枠とを突き合せてコーナー部を形成することが開示されている。
特許第3355519号公報
しかし、火災時に、火災の熱により竪枠や横枠が変形して歪み、竪枠と横枠とを突き合せているコーナー部に隙間が生じることがあり、この隙間から火炎が噴出するという不都合があった。
そこで、本発明は、火災時に竪枠と横枠を突き合せているコーナー部から火炎が噴出するのを防止できる建具の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、枠と、障子と、熱膨張耐火材と、その取付金具とを備え、横枠と竪枠は各々障子の室内側に室内側見付壁を有し、横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁とを突き合せてあり、取付金具は横枠と竪枠とのコーナー部に配置してあり、枠側面を横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁との突き合せ部に重ねてあり、熱膨張耐火材は取付金具の枠側面に取付けてあり、火災時に膨張して横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁との突き合せ部を塞ぐことを特徴とする建具である。
請求項2に記載の発明は、枠と、障子と、熱膨張耐火材と、その取付金具とを備え、竪枠は長手方向に中空部を有し、中空部の長手方向端部を横枠の見込面に突き合せてあり、取付金具は竪枠の中空部内に配置してあり、横枠の見込面に対向する横枠側面を有し、熱膨張耐火材は取付金具の横枠側面に取付けてあり、火災時に膨張して竪枠の中空部と横枠との突き合せ部を塞ぐことを特徴とする建具である。
横枠の見込面に突き合せてある竪枠の中空部の長手方向端部は、中空部の端部全体でなく、一部を横枠の見込み面に突き合せている場合も含む。
請求項1に記載の発明によれば、横枠と竪枠を突き合せているコーナー部に配置した取付金具は、枠側面に熱膨張耐火材を設けているので、火災時に熱膨張耐火材が横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁との突き合せ部を塞ぎ、枠のコーナー部から火炎が噴出するのを防止できる。
取付金具は横枠と竪枠を突き合せている突き合せ部に重ねているので、突き合せ部を補強することができる。
請求項2に記載の発明によれば、竪枠の中空部内に設けた取付金具は、横枠側面に熱膨張耐火材を設けているので、火災時に熱膨張耐火材が竪枠の中空部と横枠との突き合せ部を塞ぎ枠のコーナー部から火炎が噴出するのを防止できる。
本発明の第1実施の形態にかかる建具であって、図11に示すA−A断面図である。 本発明の第1実施の形態にかかる建具であって、図11に示すB−B断面図であって、ハンドルとサブロックを除いて示す図である。 本発明の第1実施の形態にかかる建具であって、図11に示すC−C断面図であって、ハンドルとサブロックを除いて示す図である。 本発明の第1実施の形態にかかる建具であって、下枠の一部を示す平面図である。 図1に示す障子受けの図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図2に示す反り防止金具の図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図2に示す反り防止受け金具の図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図3に示す下戸先側取付金具(取付金具)の図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図8に示す下戸先側取付金具(取付金具)を取り付けた竪枠と下枠とのコーナー部を、タイト材を除いて示す斜視図であり、図9に一点鎖線で抜き出して示しているのは図9に示すE−E断面図である。 図3に示す中空部取付金具(取付金具)の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上枠及び竪枠との関係を示した側面図である。 本発明の第1実施の形態にかかる建具を室内側から見た正面図である。 本発明の第2実施の形態にかかる建具であって、図16に示すF−F断面図である。 本発明の第2実施の形態にかかる建具であって、図16に示すG−G断面図である。 本発明の第2実施の形態にかかる建具であって、竪枠と下枠のコーナー部における組み付けを示す斜視図であり、(a)は組み付け前の状態であり、(b)は組み付け後の状態を示す図である。 図14(b)に示すコーナー部の図であり、(a)は図14(b)に示すM方向から見た平面図であり、(b)は図14(b)に示すN方向から見た側面図である。 本発明の第2実施の形態にかかる建具を室外側から見た正面図である。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず、図1〜図11を参照して本発明の第1実施の形態について詳細に説明する。図1〜図3に示すように、第1実施の形態に係る建具1は、たてすべり出しサッシであり、枠3と、障子5と、障子受け6とを備えている。
枠3は、アルミニウム製の上枠9、下枠11及び左右の竪枠13a、13bを有し、左右の竪枠13a、13bは各々上端部を上枠9の左右側端に重ね、下端部を下枠11の左右側端に重ねて枠組してあり、各上枠9、11及び左右の竪枠13a、13bには中空部を有する中空形材が用いられている。図1に示すように、下枠11の中空部の内部には断面略コ字形状を成すスチール製の補強材39が設けてある。
尚、第1実施の形態では、竪枠13aは戸先側竪枠であり、竪枠13bは吊り元側竪枠である。
障子5はアルミニウム製の上框17、下框19及び左右の竪框21a、21bをガラス4の四周に框組してあり、各框17、19、21a、21bには中空部を有する中空形材が用いられている。尚、第1実施の形態では、21aは戸先側竪框であり、21bは吊り元側竪框である。
図1及び図4に示すように、上枠9と上框17の間及び下枠11と下框19との間には、吊り元側竪枠13b側に障子支持部材7が設けてあり、障子5が枠3に対して開閉自在に支持されている。障子支持部材7は、たてすべり出しサッシのステーである。
図1及び図5に示すように、障子受け6は下枠11の上面に下枠11の長手方向に沿って設けてあり、下框19の下面側に向けて上方に突出した障子載置部6aと、火災時の熱により下框に向け膨張する第1熱膨張耐火材32aとを備えている。尚、図4に示すように、障子受け6は、障子支持部材7を除いた部分に設けてある。
障子載置部6aには、その上面に上方が開口した熱膨張耐火材保持溝6bが形成してあり、この熱膨張耐火材保持溝6bに第1熱膨張耐火材32aが保持されている。障子受け6の室内側には下枠11の室内側見付面に配置した第2熱膨張耐火材32bを押さえる熱膨張耐火材押さえ6cが設けてあり、第2熱膨張耐火材32bの室外側面を押さえている。
図1に示すように、上枠9及び下枠11には各々、その室内側部にタイト材保持部33が各上枠9及び下枠11の長手方向に沿って設けてあり、タイト材保持部33には、障子5の室内側面に当接する不燃タイト材35が保持されている。
図2及び図3に示すように、左右の竪枠13a、13bには室内側にタイト材保持部37が設けてあり、タイト材保持部37に不燃タイト材35が保持されており、上枠9、下枠11及び左右の竪枠13a、13bに設けた不燃タイト材35が障子5の四周に当接している。
ここで、図9を参照して、下枠11と左竪枠(戸先側竪枠)13aとのコーナー部について説明する。左竪枠13aには、その室内側見付壁10の内周側にタイト材保持部37が形成してあり、左竪枠13aの下端部は室内側見付壁10及びタイト材保持部37の部分を切除してある。
下枠11にはその室内側見付壁11aの上端部に室外側に凹んだ凹部11bが形成してあり、凹部11bの底壁の室外側面にタイト材保持部33が形成されている。下枠11の左側端部は、タイト材保持部33と凹部11bの上壁部11cとを切除して、上壁部11cを切除した小口を左竪枠13aの室内側見付壁10の下端部を切除した小口に突き合せ部8で突き合せてある。換言すれば、この突き合せ部8でも下枠11と竪枠13aとが当接している。
尚、図示していないが、下枠11のタイト材保持部33に設けた不燃タイト材35の側面には各竪枠13aのタイト材保持部37に設けた不燃タイト材35の端面を当接して縦横の不燃タイト材35を連続させている。
図3に示すように、左竪枠13aには、その下端部の見込面に、スチール製の下戸先側取付金具41がねじで固定されている。図3、図8及び図9に示すように、下戸先側取付金具41は見付面部(枠側面)41aと見込面部41bとで横断面がL字形状を成しおり、見込面部41bを戸先側竪枠13aの見込面にねじで固定してある。図9に示すように、下戸先側取付金具41の見付面部41aは、下枠11の左端部で上壁部11cを切除した小口と戸先側竪枠13aの室内側見付壁10を切除した小口との突き合せ部8の室外側面に重ねて配置してある。見付面部41aにはその障子側面に第3熱膨張耐火材32cが設けてあり、枠側面(室内側面)には第4熱膨張耐火材32dが設けてある。第4熱膨張耐火材32dは、下枠11の上面から突き合せ部8の近傍に至る長さを有している。
図2に示すように、戸先側竪枠13aの室内側見付壁10の室外側面には、下戸先側取付金具41を除く、上下方向に亘って第5熱膨張耐火材32eが設けてあり、熱膨張耐火材押さえ材42で押えてある。この第5熱膨張耐火材32eは火災時の熱により、対向する戸先側竪框21aに向けて膨張し、戸先側竪枠13aと戸先側竪框21aとの間を塞ぐ。
同様に、吊り元側竪枠13bにも、その室内側見付壁10の室外側面に、上下方向に亘って第6熱膨張耐火材32fが設けてあり、熱膨張耐火材押さえ材42で押えてある。この第5熱膨張耐火材32fは火災時の熱により、対向する吊り元側竪框21bに向けて膨張し、竪枠13bと吊り元側竪框21bとの間を塞ぐ。
図2及び図3に示すように、戸先側竪枠13aと吊り元側竪枠13bの各中空部12の上端部と下端部とには、スチール製の中空部取付金具44が設けてある。各中空部取付金具44は、各竪枠13a、13bと上枠9とのコーナー部及び、各竪枠13a、13bと下枠11とのコーナー部に対応して位置し、図10に示すように、上端部に設けた各中空部取付金具44は、上枠側面に第7熱膨張耐火材32gが設けてあり、竪枠側面に第8熱膨張耐火材32hが設けてある。図3に示すように、下端部に設けた各中空部取付金具44は、下枠側面に第7熱膨張耐火材32gが設けてあり、竪枠側面に第8熱膨張耐火材32hが設けてある。竪枠13a、13bの上端に位置する第8熱膨張耐火材32hは、図10(d)に示すように、各竪枠13a、13bの上端部に設けてある横不燃タイト材35の呑み込み用切除部69に近接して位置してあり、同様に、竪枠13a、13bの下端に位置する第8熱膨張耐火材32hは、各竪枠13a、13bの下端部に設けてある横不燃タイト材35の呑み込み用切除部(図示せず)に近接して位置している。
図1に示すように、下框19の中空部20の内部には断面略コ字形状を成すスチール製の補強材45が設けてあり、図2及び図3に示すように、左右の竪框21a、21bの中空部22の内部にも断面略コ字形状を成すスチール製の補強材46が設けてある。
下框補強材45の左右端部には、その室内側見付面に第9熱膨張耐火材32iが設けてあり、各竪框補強材46の上端部と下端部とには、各々室内側見付面に第10熱膨張耐火材32jが設けてある。
第9熱膨張耐火材32iは、火災時の熱により膨張して補強材45を下框19に止めているねじとねじ孔との隙間を塞ぎ、第10熱膨張耐火材32jは、火災時の熱により膨張して補強材46を各竪框21a、21bに止めているねじとねじ孔との隙間を塞ぐ。
尚、図1に示すように、下框19の補強材45の下面には、水抜き孔(図示せず)に対向する位置に第13熱膨張耐火材32nが設けてあり、火災時に対向する位置に形成してある水抜き孔を塞ぐようになっている。
図1及び図2に示すように、ガラス4の四周にはガラスの端部を保持するグレイジングガスケット49が設けてあり、各障子の框17、19、21a、21bのガラス保持溝29には、溝壁とグレイジングガスケット49との間にスチール製のガラス保持溝補強材53が設けてある。
図2、図3及び図11に示すように、吊元側竪框21bには、スチール製の開き防止金具61が上中下の3箇所に設けてあり、対向する吊元側竪枠13bにはスチール製の受け金具63が取付けてある。開き防止金具61は、図6に示すように竪枠側に突出した突片61aを有し、受け金具63は、図7(c)に示すように室外側壁63a、上壁63b及び下壁63cを有し、開き防止金具61の突片61aが室外側壁63a、上壁63b及び下壁63cで囲まれる空間S内に配置してあり、室外側に移動しようとすると室外側壁63aに当接して室外側に外れるのを阻止している。開き防止金具61の突片61aはその肉厚部分が上壁62aと下壁63cとの間に位置して、室外側端61bと室外側壁63aの肉厚部分(辺と辺)とが交差して位置している。
図2に示すように、戸先側竪框21aの上部には、戸先側竪框21aの見込面と戸先側竪枠13aの見込面との間に、スチール製の反り防止金具65が設けてあり、戸先側竪枠13aには反り防止受け67が設けてある。反り防止金具65は見付け面部65aを有し、反り防止受け67は見込面部65aに対向する水平方向の見付け片部67aを有し、障子5に反りが生じると反り防止金具65の見付け面部65aが反り防止受け67の見付け片部67aに当接して障子5が大きく反るのを防止する。
次に、第1実施の形態にかかる建具1の作用効果について説明する。
図3に示すように、下戸先側取付金具41では、上述したように火災時に障子側面に設けた第3熱膨張耐火材32cが膨張して第5熱膨張耐火材32eがない部分で戸先側竪枠13aと戸先側竪框21aとの間を塞ぐほか、図9及び図11に示すように、枠側面に設けた第4熱膨張耐火材32dが膨張して、下枠11の上壁部11cを切除した小口と左竪枠13aの室内側見付壁10を切除した小口の突き合せ部8を塞ぎ、かかる突き合せ部8からの火炎の噴出を防止すると共に、左竪枠13aの室内側見付壁10を切除した小口と下枠11の凹部11bとの間を塞ぐ。また、下戸先側取付金具41は、見付面部41を突き合せ部8に重ねて配置しているので、突き合せ部8を補強することができる。
尚、戸先側竪枠13aと上枠9の突き合せ部8との間の空間は、第5熱膨張耐火材32eが塞ぎ、吊り元側竪枠13bと上枠9の突き合せ部8との間の空間は第6熱膨張耐火材32fが塞ぐ。
図2、図3及び図10に示すように、各竪枠13a、13bの上端部と下端部とに設けた中空部取付金具44は、下枠19との対向面及び上枠9との対向面に第7熱膨張耐火材32gを設けているので、火災時に各竪枠13a、13bとコーナーを形成する下枠11及び上枠9との間を塞ぎ、各竪枠13a、13bと下枠11及び上枠9とのコーナー部から火炎が噴出するのを防止できる。
図10(d)に示すように、中空部取付金具44の室内側見付面に設けた第8熱膨張耐火材32hは、火災時に膨張して、竪枠13a、13bの各上端部と下端部に各々設けた横不燃タイト材35の呑み込み用切除部69を塞ぐ。
図1及び図2に示すように、下枠11の上面に設けた障子受け6は、通常時には障子5は障子受け6との間に隙間をあけているので、障子5を開閉するときに邪魔にならない。
火災時に、火災の熱により、例えば障子支持具7の樹脂製部分が溶融することにより、障子5が下がると下枠11の上面から上方に突設している障子載置部6aに障子5を載置することにより、障子5が大きく下がって脱落するのを防止する。また、障子5を障子載置部6aに載置して支持することにより、障子5が大きく下がって枠3との間に大きな隙間が生じるのを防止できる。
障子受け6は下枠11の上面から突設して、障子下框19との間の間隔を狭めているので、火災時に障子下端からの通気を抑制できる。
また、火災時の熱を受けると障子受け6に設けた第1熱膨張耐火材32aが膨張することで、障子5の下端との隙間を塞ぎ、障子下側から室外側へ火炎が噴出するのを防止できる。
下枠11に設けた第2熱膨張耐火材32b(図1参照)、上枠9に設けた第12熱膨張耐火材32k(図1参照)、戸先側竪枠13aに設けた第5熱膨張耐火材32e(図2参照)、吊り元側竪枠13bに設けた第6熱膨張耐火材32f(図2参照)及び下戸先側取付金具41に設けた第3熱膨張耐火材32c(図3参照)が、火災時に膨張して、障子5の周囲で障子5と枠3との間を塞ぐので、火災時に障子5と枠3との間から火炎が噴出するのを防止できる。
更に、各第2熱膨張耐火材32b、第12熱膨張耐火材32k、第5熱膨張耐火材32e、第6熱膨張耐火材32f及び第3熱膨張耐火材32cは、不燃タイト材35に近接して設けてあり、膨張したときに不燃タイト材35の上下左右の端部の繋ぎ目や火災時の熱で不燃タイト材35が切れた部分を塞ぐことができるので、不燃タイト材35の繋ぎ目や切れた部分から火炎が噴出するのを防止できる。
また、図1に示すように、下枠11では、第2熱膨張耐火材32bと障子受け6に設けた第1熱膨張耐火材32aとが障子5の下框19に向けて交差する方向に膨張して下框16との間を塞ぐので、下枠11と下框19との間を効果的に塞ぐことができる。
図2及び図3に示すように、吊り元側竪枠13bと吊り元側竪框21bとの間に設けた開き防止金具61と受け金具63とは、突片61aを水平にしてその肉厚部分(辺)が受け金具63の室外側壁63aの肉厚部分(辺)と交差するように配置してあるので、開き防止金具61と受け金具63とが面接触する場合に比較して、第6熱膨張耐火材32fが膨張したときにその膨張を妨げないと共に受け金具63の突片61aの位置調整が容易にできる。
図1及び図2に示すように、上框17、下框19及び左右の竪框21a、21bには、ガラス保持溝51内にスチール製のガラス保持溝補強材53が設けてあり、ガラス保持溝補強材53によりガラスの四周を保持しているので、火災時にアルミニウム製の上框17、下框19及び竪框21、21が溶けた場合でもガラス4を保持して、ガラス4の脱落を防止できる。
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図12〜図16に、本発明の第2実施の形態にかかる建具1を示す。この第2実施の形態にかかる建具1は、内倒しサッシであり、図12に示すように、下枠11には室内側と室外側の中間位置に立ち上げ片11dが形成してあり、この中間立ち上げ片11dの上端に回転軸部11eが形成してあり、障子5を回転軸部11eを中心にして室内側に倒して窓を開くものである。また、図13に示すように、室外側から見て左側にある左竪枠13aと左竪框21aとの間には、障子支持部材7が設けてある。
図12に示すように、上枠9と下枠11には室外側で内周側に突設する横室外側見付壁10bが設けてあり、上枠9及び下枠11の横室外側見付壁10bには、各々その内周側端にタイト材保持部33が形成されている。図13に示すように、左右の竪枠13a、13bには、各々室外側で内周側に突設する縦室外側見付壁10aが設けてあり、左右の竪枠13a、13bの縦室外側見付壁10aには、各々その内周側端にタイト材保持部37が形成されている。
また、図13及び図14に示すように、この第2実施の形態では、左右の竪枠13a、13bの各中空部12は室内側と室外側の中間位置に形成してあり、中空部12を形成している中間壁12aを中空部12よりも内周側に突設してある。
尚、図12及び図16に示すように、下框19のガラス保持溝補強材53の室外側には、長手方向に間隔をあけて設けたアルミニウム製のセッティングブロック71が設けてある。
ここで、左右の竪枠13a、13bと下枠11との各コーナー部について説明するが、左右の各コーナー部は同じ構成であるから、図14を参照して左竪枠13aと下枠11のコーナー部について説明する。
図14(a)に示すように、竪枠13aにおいて、縦室外側見付壁10aのタイト材保持部37の下側は切除してあると共に、中空部12の中間壁12a及び内周側壁12bの下側も切除してある。竪枠13aと下枠11との組み付けは、図14(b)に示すように、竪枠13aのタイト材保持部37の下端を下枠9のタイト材保持部33の上面に突き合せてあり、竪枠13aの中間壁12aの下端を下枠11の回転軸部11eの上端に突き合せて突き合せ部8aとしてある。
中空部12の内周側壁12bは、下端を下枠11のタイト材保持部33の上面と突き合せて突き合せ部8bとしてあり、下枠11の上面と突き合せて突き合せ部8cとしてある。
次に、第2実施の形態かかる建具1における各熱膨張耐火材について説明する。
図15に示すように、左竪枠13aの下部に設けた中空部取付金具44には、下枠(横枠)11の見込面11fに対向する横枠側面44aに第7熱膨張耐火材32gが設けてある。
図12及び図13に示すように、上枠9、下枠11の各横室外側側見付壁10b及び左右の竪枠13a、13bの各竪室外側見付壁10aには、各々室内側面に長手方向に亘って第14熱膨張耐火材32mが設けてあり、火災時に障子5の対向する各框17、19、21a、21bとの間を塞ぐようになっている。下枠11に設けた第14熱膨張耐火材32mは、図14及び図15(b)に示す中空部12の内部に入り込んでいる。
また、図12に示すように、障子5の上框17の外周側面にはその長手方向に、火災時に上枠9との間を塞ぐ第15熱膨張耐火材32pが設けてあり、図13に示すように、左右の竪枠13a、13bには、各内周側面の長手方向に第16熱膨張耐火材32qが設けてあり、火災時に障子5の対向する左右の竪框13a、13bとの間を塞ぐようになっている。
図12及び図13に示すように、障子5の各框13a、13b、17、19に設けたガラス保持溝補強材53の室内側に第17熱膨張耐火材32rが設けてあり、火災時にガラス4との間を塞ぐようになっている。
尚、図12に示すように、下枠11の中空部内に設けた補強材39には、水抜き孔73に対向する位置に第18熱膨張耐火材32sが設けてあり、火災時に膨張して水抜き孔73を塞ぐようになっている。
第2実施の形態によれば、図15(b)に示すように、竪枠13aの下端部に設けた中空部取付金具44は、下枠11の見込み面11fに対向する横枠側面44aに第7熱膨張耐火材32gを設けているので、火災時に第7熱膨張耐火材32gが膨張することにで、中空部12において中空部取付金具44より下側と下枠11の上面との間の空間を塞ぎ、これにより下枠11と左竪枠13aの中空部12との各突き合わせ部8a、8b、8cや、中空部12の内側周壁12bの室外側小口12cと下枠11の横室外側側見付壁10bの空間Pを塞ぐことができるから、これらの突き合わせ部8a、8b、8cや空間Pからの火炎や煙の噴出を防止できる。併せて、下枠11に設けた第14熱膨張耐火材32mは、中空部12の内部に入り込んでいるので、火災時に中空部12内に熱膨して第7熱膨張耐火材32gが各突き合わせ部8a、8b、8cや、空間Pを塞ぐのを補助する。
特に、火災時には竪枠13aが熱伸びにして反りが生じることにより、竪枠13aと下枠11の各突き合わせ部8a、8b、8cに隙間が生じても、かかる隙間を塞ぐことができる。
図12及び図13に示すように、障子5には、上框17、下框19及び左右の框21a、21bに設けた各ガラス保持溝補強材53に第17熱膨張耐火材32rが設けてあるから、火災時に各框17、19、21a、21bとガラス4との間を塞ぎ、ガラス4の四周で室内と室外が連通して火炎や煙が室内側に入り込んだり、室内側から噴出するのを防止できる。
また、下框19にはガラス保持溝補強材53の上にアルミニウム製のセッティングブロック71を設けているので、火災時にグレイジングガスケット49が溶融してもガラス4が下がるのを阻止してガラス4を安定に保持できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、建具1は、たてすべり出しサッシや内倒しサッシに限らず、外倒しサッシ、すべり出サッシ、開きサッシ、回転サッシ、引戸などの枠3に障子5を開閉自在に支持されたサッシや、ドアであって合っても良い。建具1がドアの場合には障子5はドア本体である。
下戸先側取付金具41及び中空部取付金具44は、スチール製に限らず、不燃材料からなるものであれば良く、好ましくは、アルミニウムと同等以上の耐熱性を有する材料からなるものであれば良い。
第1実施の形態において、下戸先側取付金具41は、枠3の各コーナー部に設けて、各コーナー部の突き合せ部8を第4熱膨張耐火材32dで塞ぐようにしても良い。
第2実施の形態において、中空部取付金具44は、左右の各竪枠13a、13bの上端部に設けた上枠9と各竪枠13a、13bとの突き合せ部を塞ぐものであっても良い。
1 建具
3 枠
5 障子
8、8a、8b、8c 突き合せ部
9 上枠(横枠)
10 竪枠の室内側見付壁
11a 横枠の室内側見付壁
11 下枠(横枠)
13a 戸先側竪枠(竪枠)
13b 吊り元側竪枠(竪枠)
12 中空部
32d 第4熱膨張耐火材(熱膨張耐火材)
32g 第7熱膨張耐火材(熱膨張耐火材)
32h 第8熱膨張耐火材(熱膨張耐火材)
41 下戸先側取付金具(請求項1に係る取付金具)
41a 見付面部(枠側面)
44 中空部取付金具(請求項2に係る取付金具)
44a 横枠側面

Claims (2)

  1. 枠と、障子と、熱膨張耐火材と、その取付金具とを備え、横枠と竪枠は各々障子の室内側に室内側見付壁を有し、横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁とを突き合せてあり、取付金具は横枠と竪枠とのコーナー部に配置してあり、枠側面を横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁との突き合せ部に重ねてあり、熱膨張耐火材は取付金具の枠側面に取付けてあり、火災時に膨張して横枠の室内側見付壁と竪枠の室内側見付壁との突き合せ部を塞ぐことを特徴とする建具。
  2. 枠と、障子と、熱膨張耐火材と、その取付金具とを備え、竪枠は長手方向に中空部を有し、中空部の長手方向端部を横枠の見込面に突き合せてあり、取付金具は竪枠の中空部内に配置してあり、横枠の見込面に対向する横枠側面を有し、熱膨張耐火材は取付金具の横枠側面に取付けてあり、火災時に膨張して竪枠の中空部と横枠との突き合せ部を塞ぐことを特徴とする建具。
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