JP2014137731A - ねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】当初予定していたねじ山の位相通りに加工するねじ切りサイクルの再加工を行う。
【解決手段】主軸の回転に同期させて前記工具を機械のチャックに取り付けられたワークに対し相対的にワーク軸方向に移動させる動作を繰り返し、ねじ切りを行うねじ切りサイクルの加工途中で前記ワークを前記チャックから一度取り外した後、再度前記チャックに取り付けてねじを再加工する機能を備えた数値制御装置は、ねじ溝の測定処理によって、前記ワークを前記機械のチャックに取り付けた状態で再加工前のねじの送り軸方向の位置と切込み軸方向の位置を測定し、測定された送り軸方向の位置と切込み軸方向の位置からねじの切り込み回数を算出する切り込み回数を算出し(SB01)、算出された切り込み回数から前記ねじの位相のずれ量θを算出し(SB02)、前記切り込み回数と前記位相のずれ量を用いて前記ワークまたは前記工具を位置決めし、前記ねじの再加工を行う。
【選択図】図10

Description

本発明は、ねじ切り加工を行う工作機械を制御する数値制御装置に関し、特に、ねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置に関する。
[ねじの再加工の概要]
工具の折損などにより加工が中断されたねじを再度加工する場合や、ねじの仕上げ加工を別の機械で行う場合など、一度チャックから取り外したねじを再度チャックに取り付けて加工することを、ねじの再加工と呼ぶことにする。
図1は機械のチャックに再取り付けしたねじを説明する図である。図示しない機械の主軸に固定されたチャック10のチャックの爪11によって、再取り付けしたねじ12を固定する。ねじをチャック10から取り外し、再度チャック10に再取り付けしたねじ12として取り付ける際に、ねじ切りの開始位置13と再取り付けしたねじのねじ切り開始位置14とはねじ山の位相のずれ量θだけ位相がずれている。ねじの再加工に関する技術には、特許文献1や特許文献2などに開示されている。
ねじの再加工は、サーボ系の遅れ、主軸回転数のパルスデータの検出から演算完了までの遅れ、加減速による遅れ、およびワークの再取り付けによるねじ山の位相ずれ量θを考慮して、送り軸の移動開始のタイミングを変更することで、あらかじめ切られたねじ溝を再度加工することができる。
ここで、ワークの再取り付けによるねじ山の位相のずれ量θは、再加工のためにチャックに取り付けられたワークのねじ溝位置を測定することにより算出される。つまり、ねじ山の位相のずれ量θは、加工途中のねじを再取り付けしたねじ12としてチャック10に取り付けた後、ねじ溝に刃物を当てて測定される送り軸方向の位置から算出される。
図2はねじ溝位置の測定方法を説明する図である。図示しない機械の主軸に固定されたチャック10を基準位置で停止させた状態で、再取り付けしたねじ12の溝に刃物15の刃先15aを当てる。そして、機械を制御する数値制御装置は、信号の入力または加工プログラムによる指令を行ったタイミングで、送り軸方向の位置を前記数値制御装置内の記憶装置に記憶させる。記憶された送り軸方向のねじ溝の位置をZME[mm]、ねじ切りを開始する送り軸方向の位置をZST[mm]、ねじのリード(ピッチ)をL[mm]とすると、再取り付けによるねじ山の位相のずれ量θ[rev]は、数1式で算出される。
Figure 2014137731
ただし、[x]はxを超えない最大の整数を表すガウス記号である。
特公昭64−9127号公報 特開昭62−099020号公報
ねじ切りサイクルでは、片刃切削または千鳥切削によるねじ切りが多く使用されている。片刃切削または千鳥切削は、刃物の刃の片側の一片を切削に使用することにより、切削抵抗の低減や切り屑の処理性が向上する長所がある加工方法である。図3は片刃切削を説明する図である。図3の片刃切削では刃物15の紙面右側の刃先15aの一片を使ってワークを加工する。図4は千鳥切削を説明する図である。図4の千鳥切削では刃物15の紙面両側の刃先15aの二片を使ってワークを加工する。
しかし、従来のねじ切りサイクルによる再加工では、片刃切削または千鳥切削ではなく、図5に示すような、ねじ溝へ垂直な切り込みとなるラジアル切り込みとなっていた。そのため、片刃切削の長所が得られないばかりか、当初予定していたねじ山の位相からずれてしまうという問題があった。図5において、符号17はねじ溝の測定位置、符号18は当初予定していた片刃切削によるねじ山の形状、符号19はラジアル切り込みによる再加工で生じるねじ山のずれを示している。
ねじ切りサイクルでは、切削抵抗の低減や切り屑の処理性の向上を目的として、片刃切削によるねじ切り(図3参照)、あるいは、千鳥切削によるねじ切りが行われる(図4参照)。片刃切削によるねじ切りは、図3に示すように、切り込み回数に従ってねじ切りを開始する位置を送り軸方向にずらしていくことでねじ切りが行われる。片刃切削と同様に、千鳥切削によるねじの再加工においても、ワーク(加工途中のねじ)の再取り付けによるねじ山の位相のずれ量を送り軸の移動開始のタイミングに反映させる必要がある。
ねじ山の位相のずれ量θを求めるには、数1式より、ねじ切りを開始する送り軸方向の位置ZSTが必要となることがわかる。しかし、ねじ切りを開始する送り軸方向の位置ZSTは切り込み回数に応じて変わるため、測定したねじ溝が何回目の切り込みにより加工されたねじ溝かがわからなければ、片刃切削を行うための位相ずれ量を算出することができない。
従来のねじ溝の測定の方式では、切り込み回数を特定する手段が無く、片刃切削あるいは千鳥切削を行うための位相ずれ量を算出することができなかった。その結果、ねじ切りサイクルによるねじの再加工では、図5に示すように、測定により記憶された送り軸方向の位置がねじ溝となるように切り込んでいく、ラジアル切り込みが行われている。そのため、片刃切削あるいは千鳥切削の長所が得られないばかりか、当初予定していたねじ山の位相からずれてしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、片刃切削または千鳥切削による再加工により、当初予定していたねじ山の位相通りに加工するねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置を提供することである。
片刃切削または千鳥切削によるねじの再加工は、再取り付けによるねじ山の位相のずれ量分を送り軸の移動開始のタイミングに反映させる必要がある。ねじ山の位相のずれ量を算出するには、ねじ切りを開始する位置と、ねじ溝を測定した位置が必要になるが、片刃切削または千鳥切削によるねじの再加工では、ねじ切りを開始する位置が切り込み回数に従って変化する。そのため、測定したねじ溝が何回目の切り込みにより加工されたねじ溝かを特定する必要がある。従来は、測定したねじ溝が何回目の切り込みにより加工されたねじ溝か特定できなかったため、ねじの再加工はラジアル切り込みで行っていた。
そこで、片刃切削または千鳥切削によるねじの再加工を行う際、切り込み回数を特定するために、ねじ溝の測定の際、送り軸方向の位置に加えて、切り込み軸方向の位置も数値制御装置に記憶させる。そして、ねじ切りサイクルの加工プログラムの解析時に、記憶された送り軸方向の位置と切り込み軸方向の位置から、測定したねじ溝が何回目の切り込みにより加工されたねじ溝かを特定する。これにより、ワークを再取り付けしたことで生じる位相のずれ量を算出することができる。送り軸の移動開始のタイミングに、本手法で算出された位相のずれ量を反映し、特定した切り込み回数で開始点を調整することで、片刃切削または千鳥切削によるねじの再加工を行うことができる。
そして、本願の請求項1に係る発明は、ねじ形状を指定した加工プログラムに基づいて工具を切削開始位置に位置決めし、主軸の回転に同期させて前記工具を機械のチャックに取り付けられたワークに対し相対的にワーク軸方向に移動させる動作を繰り返すことによりねじ切りを行うねじ切りサイクルの加工途中で前記ワークを前記チャックから一度取り外した後、再度前記チャックに取り付けてねじを再加工する機能を備えた数値制御装置において、前記ワークを前記機械の前記チャックに取り付けた状態で再加工前のねじの送り軸方向の位置と切込み軸方向の位置を測定するねじ位置測定手段と、前記ねじ位置測定手段により測定された送り軸方向の位置と切込み軸方向の位置からねじの切り込み回数を算出する切り込み回数算出手段と、前記切り込み回数算出手段により算出された切り込み回数から前記ねじの位相のずれ量を算出する手段と、前記切り込み回数と前記位相のずれ量を用いて前記ワークまたは前記工具を位置決めし、前記ねじの再加工を行う手段と、を有することを特徴とするねじの再加工機能を備えた数値制御装置である。
請求項2に係る発明は、前記加工プログラムはねじ形状の切り込み方法を指定することが可能であり、該指定された切り込み方法、前記切り込み回数、前記位相のずれ量から前記ワークまたは前記工具を位置決めし、前記ねじの再加工を行うことを特徴とする請求項1に記載のねじの再加工機能を備えた数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、ねじの切り込み方法を複数登録する手段と、登録した切り込み方法のうちいずれかの切り込み方法を指定する手段を有し、該指定された切り込み方法、前記切り込み回数、前記位相のずれ量から前記ワークまたは前記工具を位置決めし、ねじの再加工を行うことを特徴とする請求項1に記載のねじの再加工機能を備えた数値制御装置である。
本発明により、片刃切削または千鳥切削による再加工により、当初予定していたねじ山の位相通りに加工するねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置を提供できる。
機械のチャックに再取り付けしたねじを説明する図である。 ねじ溝位置の測定方法を説明する図である。 片刃切削を説明する図である。 千鳥切削を説明する図である。 従来のラジアル切り込みによるねじ切り再加工を説明する図である。 代表的なねじ切りサイクルの例を説明する図である。 片刃切削で加工されたねじ溝位置の測定方法を説明する図である。 ねじ溝位置の測定処理を説明するフローチャートである。 切り込み回数を特定する方法を説明する図である。 ねじ山の位相ずれ量θ[rev]を求める処理を説明するフローチャートである。 切削量一定の片刃切削の例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、従来技術と同じ構成あるいは類似する構成は同じ符号を用いて説明する。
ねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置は、メモリ(記憶装置)、CPU(演算処理装置)、キーボードやディスプレイなどからなる入出力装置とデータの送受信を行うインタフェースと、工作機械の各軸を駆動する各軸のモータの駆動回路とデータの送受信を行うインタフェースを備えている。ワークを把持するチャック10を接続する主軸や工具を移動する駆動軸などの各軸を駆動するモータにはモータの回転位置を検出する位置検出器が備わっており、位置検出器で検出された位置情報は数値制御装置に送信される。メモリ(記憶装置)には、ねじ切りサイクルを実行するソフトウェアが格納されている。これらの構成は、ねじ切り加工を行う工作機械を制御する数値制御装置として公知である。そして、本発明に係る数値制御装置は、メモリ(記憶装置)に、後述して説明する本発明に係るねじ切りサイクルの再加工を行う機能を実現するソフトウェア(ねじ溝の測定処理、ねじ山の位相ずれ量θを求める処理)が格納されている。
「ねじ切りを行うねじ切りサイクル機能」の概要を説明する。
ねじ切りを行うねじ切りサイクル機能(以降「ねじ切りサイクル」)においては、ねじ山の高さ等の仕上げ形状、第1回目の切り込み量等が指令されるだけで途中の加工経路が自動的に決定されてねじ加工が行われる。即ち、ねじ切りサイクルにおいては切り込み量を少しずつ変化させながらねじ切り加工を繰り返し、最終的に加工プログラムに指令される指令形状のねじ加工をワークに施すものであるが、各回のねじ切り加工工程における切り込み量、加工経路が自動的に決定されて指令形状のねじが加工される。
代表的なねじ切りサイクルの例を図6に示す。Z軸方向は送り軸方向、X軸は切り込み軸方向を表す。5はワーク、15は刃物であり、ワーク5はねじ切り加工に際して、図示しない機械の駆動手段(主軸)によってチャック10に固定され所定の回転速度で回転させられる。X,ZはD点の座標値、iはねじ部における半径差で、i=0とすることによりストレートねじ切りとなる。kはねじ山の高さ(X軸方向の距離が指定される)、Δdは第1回目の切り込み量、rはねじの切り上げ量である。このねじ切りサイクルの第1工程では、刃物15は位置S→位置B1→位置D1’→位置D1→位置E→位置Sをたどって移動する。
n回目の切り込みにおけるねじ切りの、送り軸方向の開始位置をZST_n、切り込み軸方向の開始位置をXST_nとする。これらの開始位置は、数値制御装置のプログラム解析部(CPU(演算処理装置))にて得ることができる。
次に、「ねじ形状の切り込み方法の指定」を説明する。
ねじ形状の切り込み方法としては、従来技術で説明したように、通常、片刃切削(図3)および千鳥切削(図4)がある。さらに切削量を一定とするか、切り込み量を一定とするかによっても切り込み方法が異なる。切削量一定では、ワーク5を削り取るための断面積が毎回一定となる。ねじ溝が深くなると切り込み量が少なくなり、刃物15にかかる負担が最後まであまり変化しない。切り込み量一定では、ねじ溝に対する切り込みの深さが毎回一定となる。切り込み回数が少なく加工時間は短くなるが、ねじ溝が深くなると削られる量が増えるので、刃物15にかかる負担が大きくなる。加工プログラムでは、ねじ形状の切り込み方法に各々固有の番号を与えて切り込み方法を指定している。数値制御装置は加工プログラムに指定された固有の番号を認識し、認識した加工方法によってワーク5を加工する。
具体的には、一例として各切り込み方法に以下の番号が与えられている。
番号1:切削量一定片刃切削
番号2:切削量一定千鳥切削
番号3:切り込み量一定片刃切削
番号4:切り込み量一定千鳥切削
片刃切削あるいは千鳥切削によりねじの再加工を行うためには、測定したねじ溝が何回目の切り込みにより加工された溝かを特定しなければならない。そこで、ねじ溝の位置測定の際、送り軸方向の位置に加えて、切り込み軸方向の位置も測定し記憶する。図7は片刃切削で加工されたねじ溝位置の測定方法を説明する図である。図示しない機械の主軸に固定されたチャック10を基準位置で停止させた状態で、再取り付けしたねじ12の溝に刃物15の刃先15aを当てる。そして、機械を制御する数値制御装置は、信号の入力または加工プログラムによる指令を行ったタイミングで、送り軸方向の位置と切り込み軸方向の位置を前記数値制御装置内の記憶装置に記憶させる。この位置測定は、例えば、各軸のモータに備わった位置検出器からの信号を用いて行う。
図8はねじ溝位置の測定処理のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSA01]ねじ溝を測定するモードか否か判断し、測定するモード(YES)の場合にはステップSA02へ移行し、測定するモードではない(NO)の場合にはねじ溝の測定処理を終了する。
●[ステップSA02]送り軸方向のねじ溝の位置ZMEを数値制御装置の記憶装置に記憶する。
●[ステップSA03]切り込み軸方向のねじ溝の位置XMEを数値制御装置の記憶装置に記憶し、処理を終了する。
次に、送り軸方向の位置と切り込み軸方向の位置から切り込み回数を特定する手法について説明する。図9は切り込み回数を特定する方法を説明する図である。図9に、片刃切削によるねじ切りの加工経路とねじ溝の測定により得られた点を示す。図8の処理により測定して得られたねじ溝の送り軸方向の位置をZME、切り込み軸方向の位置をXMEとする。p回目の切り込みにおけるねじ切りの、送り軸方向の開始位置をZST_p、切り込み軸方向の開始位置をXST_pとする。これらの開始位置は、数値制御装置のプログラム解析部(CPU(演算処理装置))にて得ることができる。
ねじ切り加工を再開するために、数値制御装置の記憶装置に記憶されたねじ溝の位置は、測定時の誤差により、必ずしもねじ切りの加工経路上にあるとは限らない。そのため、測定した位置に最も近いサイクル加工の加工経路を探索する。プログラム解析部において、1回目の切り込みから順にねじ切りの加工経路と測定した点との距離|XME−XST_n|を計算していく(n=1,2,・・・)。
|XME−XST_n|が最も小さくなるとき、測定した点は切り込み回数n回目の切り込みにおけるねじ切りの加工経路に最も近いといえる。すなわち、図9においてはn=pのときであり、測定されたねじ溝はp回目の切り込みまで加工されたねじ溝であると判断できる。なお、距離|XME−XST_n|の最小値は、n=1から切り込み軸方向のねじ溝の最大切り込み回数nmaxまで計算し、得られた値の中で最小の場合のnを切り込み回数として求めることができる。切り込み軸方向のねじ溝の最大切り込み回数nmaxは、加工プログラムを解析することにより得られる。
そして、ねじの再取り付けによるねじ山の位相のずれ量θ[rev]は、数2式により算出される。
Figure 2014137731
送り軸の移動開始のタイミングに、数2式より得られる位相のずれ量分を反映させることで、ねじ切りサイクルの再加工をp回目から片刃切削または千鳥切削にて行うことができる。
図10は、ねじ山の位相ずれ量θ[rev]を求める処理のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSB01]本機能は有効か否か判断し、有効の場合(YES)にはステップSB03へ移行し、有効ではない場合(NO)にはステップSB02へ移行する。
●[ステップSB02]ねじ山の位相ずれ量θ[rev]を数1式を用いて計算し、ねじ山の位相ずれ量θを求める処理を終了する。
●[ステップSB03]切り込み軸方向のねじ溝の位置XMEを制御装置の記憶装置から読み込む。
●[ステップSB04]切り込み軸方向のねじ溝の最大切り込み回数pmaxを制御装置の記憶装置から読み込む。
●[ステップSB05]切り込み回数pを初期値の1とする。
●[ステップSB06]切り込み回数p回目の切り込み軸方向の開始位置XST_pを算出する。
●[ステップSB07]|XME−XST_p|を計算し、数値制御装置の記憶装置に記憶する。
●[ステップSB08]切り込み回数pに1を加算し、加算して得られた値を切り込み回数pとする。
●[ステップSB09]切り込み回数pは最大切り込み回数pmaxを超えたか否か判断し、超えていない場合(NO)にはステップSB06へ戻り、超えた場合(YES)にはステップSB10へ移行する。
●[ステップSB10]制御装置の記憶装置に記憶した|XME−XST_p|の中で、最小の値の場合の切り込み回数p回目を求める。
●[ステップSB11]切り込み回数p回目の送り軸の開始位置ZST_pを計算する。
●[ステップSB12]ねじ山の位相ずれ量θ[rev]を数2式を用いて計算し、処理を終了する。
次に、切り込み軸方向の開始位置XST_nおよび送り軸方向の開始位置ZST_nの計算方法の例を説明する。
ねじ切り加工n回目の開始位置XST_nおよびZST_nは、数値制御装置のプログラム解析部から得られる刃先の角度a、ねじ山の高さk、仕上げ代D、第一回目の切り込み量Δdから得られる。
(切削量一定片刃切削の開始位置)
ST_nおよびZST_nの計算方法の例として、切削量一定片刃切削の開始位置の求め方を示す。プログラム解析部によって得られる上記指令値から、図11に示すように、n回目の切り込み軸方向の開始位置XST_nは数3式となる。
Figure 2014137731
この時、送り軸方向の位置ZST_nは数4式となる。
Figure 2014137731
番号1の切削量一定片刃切削の場合は、|XME−XST_n|に数3式を代入し、計算結果が最小となる切り込み回数pが求まる。数3式,数4式を、n=pとして計算することで、切り込み回数p回目の切り込み軸方向の位置XST_pと送り軸方向の位置ZST_pが求まる。
千鳥切削によるねじの再加工も、従来はラジアル切り込みとなっていた。千鳥切削も片刃切削と同様に、測定したねじ溝が何回目の切り込みにより加工されたねじ溝かを特定しなければ、ねじの再取り付けによるねじ山の位相のずれ量を算出することができない。ねじ溝の測定の際、切り込み軸方向の位置も記憶して本手法を用いれば、片刃切削と同様にねじの再取り付けによるねじ山の位相のずれ量を算出することができ、千鳥切削による再加工が可能となる。
(切削量一定千鳥切削の開始位置)
番号2の切削量一定千鳥切削の場合、切り込み軸方向の開始位置XST_nおよびZST_nは、切り込み回数が偶数回目か奇数回目かによって、計算が異なる。偶数回目n=2m(m=1,2,3,・・・)の場合、開始位置は数5式,数6式で表される。
Figure 2014137731
Figure 2014137731
また、奇数回目n=2m―1(m=1,2,3,・・・)の場合、開始位置は数7式,数8式で表される。
Figure 2014137731
Figure 2014137731
従来、ねじ切りサイクルの再加工は、ラジアル切り込みでしかできなかった。一般に、ラジアル切り込みは刃先と被削材との接触面が広くなるため、びびりが生じやすい。また、再加工されたねじ山の位相は、片刃切削で加工しようとしていた当初のねじ山の位相とずれてしまっていた。しかし、本発明により、片刃切削による再加工が可能となることで、当初予定していたねじ山の位相通りに、再加工することができる。また、片刃切削となることでびびりが抑制される。一般に片刃切削はピッチの大きなねじの加工に適している。そのため、本発明は、大型のねじや、ねじ山の位相が指定されているようなねじ等の再加工に適している。また、千鳥切削も片刃切削と同様の効果が得られる。
θ ねじ山の位相ずれ量
ME 送り軸方向のねじ溝の位置
ME 切り込み軸方向のねじ溝の位置

5 ワーク

10 チャック
11 チャックの爪
12 再取り付けしたねじ
13 ねじ切りの開始位置
14 再取り付けしたねじのねじ切り開始位置
15 刃物
15a 刃先

Claims (3)

  1. ねじ形状を指定した加工プログラムに基づいて工具を切削開始位置に位置決めし、主軸の回転に同期させて前記工具を機械のチャックに取り付けられたワークに対し相対的にワーク軸方向に移動させる動作を繰り返すことによりねじ切りを行うねじ切りサイクルの加工途中で前記ワークを前記チャックから一度取り外した後、再度前記チャックに取り付けてねじを再加工する機能を備えた数値制御装置において、
    前記ワークを前記機械の前記チャックに取り付けた状態で再加工前のねじの送り軸方向の位置と切込み軸方向の位置を測定するねじ位置測定手段と、
    前記ねじ位置測定手段により測定された送り軸方向の位置と切込み軸方向の位置からねじの切り込み回数を算出する切り込み回数算出手段と、
    前記切り込み回数算出手段により算出された切り込み回数から前記ねじの位相のずれ量を算出する手段と、
    前記切り込み回数と前記位相のずれ量を用いて前記ワークまたは前記工具を位置決めし、前記ねじの再加工を行う手段と、
    を有することを特徴とするねじの再加工機能を備えた数値制御装置。
  2. 前記加工プログラムはねじ形状の切り込み方法を指定することが可能であり、該指定された切り込み方法、前記切り込み回数、前記位相のずれ量から前記ワークまたは前記工具を位置決めし、前記ねじの再加工を行うことを特徴とする請求項1に記載のねじの再加工機能を備えた数値制御装置。
  3. ねじの切り込み方法を複数登録する手段と、登録した切り込み方法のうちいずれかの切り込み方法を指定する手段を有し、該指定された切り込み方法、前記切り込み回数、前記位相のずれ量から前記ワークまたは前記工具を位置決めし、ねじの再加工を行うことを特徴とする請求項1に記載のねじの再加工機能を備えた数値制御装置。
JP2013006360A 2013-01-17 2013-01-17 ねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置 Active JP5624163B2 (ja)

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