JP2014137447A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014137447A
JP2014137447A JP2013005339A JP2013005339A JP2014137447A JP 2014137447 A JP2014137447 A JP 2014137447A JP 2013005339 A JP2013005339 A JP 2013005339A JP 2013005339 A JP2013005339 A JP 2013005339A JP 2014137447 A JP2014137447 A JP 2014137447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
separation
separation roller
fixing
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013005339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5810106B2 (ja
Inventor
Ryoji Kanematsu
良治 金松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2013005339A priority Critical patent/JP5810106B2/ja
Priority to US14/154,867 priority patent/US9134659B2/en
Publication of JP2014137447A publication Critical patent/JP2014137447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5810106B2 publication Critical patent/JP5810106B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2028Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 製造コストが低廉であって寿命が比較的長く、画像品質の低下やジャムの発生を抑制することができる定着装置を提供する。
【解決手段】
本発明の定着装置10は、定着部材11と加圧部材12と分離コロ13とを備える。定着部材11は第1方向に回転し、加圧部材12は第2方向に回転する。定着部材11と加圧部材12との間に用紙Pが通過する。分離コロ13は、第1方向と同方向のみに回転して用紙Pを定着部材11から分離し、又は第2方向と同方向のみに回転して用紙Pを加圧部材12から分離する。分離コロ13は、分離コロ13が第1方向又は第2方向のみに回転するように規制する回転方向規制機構を有することが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は定着装置及び定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンターやファクシミリのような画像形成装置では、画像形成部において用紙に転写されたトナー像を定着装置で定着させることによって用紙に画像を形成する。一般的な定着装置は、トナー像を用紙に加熱溶融させる定着ローラーと、用紙を定着ローラーに加圧する加圧ローラーとを備えている。また、溶融したトナーの粘着性によって用紙が定着ローラー又は加圧ローラーの外周面に巻き付くことがあるため、定着装置は、定着ローラーまたは加圧ローラーに巻き付いた用紙を分離する分離手段を備えている。
分離手段として、ローラーに当接する分離爪を設置した定着装置が知られている。分離爪がローラーを通過した用紙の先端部と当たることによって用紙をローラーから分離することができるため、用紙がローラーに巻き付くことが防止される。
分離手段として分離爪を使用する場合、分離爪がローラーと当接しているため、摩擦によってローラーの表面にコーティングされた離形層が摩耗して寿命が短くなるといった問題があった。この問題を解決するように、ローラー表面での分離爪の接触位置を変えることにより、ローラーの局部の損傷を避ける分離装置が考案された(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の分離装置では、ローラーの局部の損傷を回避することによってローラーの交換時期を遅らせることができるものの、分離爪とローラーとが接触して摩耗することによる寿命低下が依然として発生している。また、特許文献1では、ローラーと接触する分離爪によって掻き集められた紙粉やトナーがローラーに戻って画像品質が低下し、又は、分離爪が加熱のために高温となっている定着ローラーと当接する場合、分離爪の素材として耐熱材を使用しなければならず、製造コストが高いといった問題を解決することはできない。
分離爪とローラーとの接触によって生じる問題を回避すべく、分離手段として分離板を使用する定着装置が提案されている。(特許文献2参照)。特許文献2の定着装置では、分離板をローラーに対して非接触に配置しているため、ローラーの寿命や画像の品質が改善されると共に、製造コストが低廉であった。
特開平4−324470号公報 特開2007−79457号公報
しかしながら、特許文献2の定着装置では、ローラーを通過した用紙の先端部が分離板のエッジ(ローラーに近接する先端部)に当たった際、エッジに接触する位置又は角度によっては、用紙の先端部が滑って分離板とローラーとの間に入り込み、ジャムを発生することがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストが低廉であって寿命が比較的長く、画像品質の低下やジャムの発生を抑制することができる定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の定着装置は、定着部材と加圧部材と分離コロとを備える。定着部材は第1方向に回転し、加圧部材は第2方向に回転する。定着部材と加圧部材との間に用紙Pが通過する。分離コロは、第1方向と同方向のみに回転して用紙Pを定着部材から分離し、又は第2方向と同方向のみに回転して用紙Pを加圧部材から分離する。
本発明の画像形成装置は、上述した定着装置を備える。
本発明によれば、製造コストが低廉であって寿命が比較的長く、画像品質の低下やジャムの発生を抑制することができる定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。 本実施形態の定着装置を示す模式図である。 分離コロの凸部に当接する用紙Pを示す模式的拡大図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置を示す模式図である。 (a)及び(b)は、本発明の他の実施形態に係る定着装置を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明による画像形成装置100及び定着装置10の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置100を示す模式図である。画像形成装置100は、複写機、プリンター、ファクシミリ又はこれらの機能を兼ね備えた複合機であり得る。以下、複写機を用いて説明するが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置100は、定着装置10、給紙カセット20、作像部30、トナー補給装置40、用紙排出部50、用紙搬送部60及び画像読取装置(図示せず)を有している。
給紙カセット20には、印刷用の用紙Pが収容されている。複写を行う際、給紙カセット20内の用紙Pは、作像部30と定着装置10とを経由して用紙排出部50から排出されるように、用紙搬送部60によって搬送される。
作像部30では、トナー像を用紙Pに形成する。作像部30には、感光体31と現像装置32と転写装置33とが含まれている。
感光体31には、画像読取装置で生成された原稿画像の電子信号に基づいたレーザーによって静電潜像が形成される。現像装置32は現像ローラー321を有している。現像ローラー321は、感光体31にトナーを供給して静電潜像を現像させることで、感光体31にトナー像を形成する。トナーは、トナー補給装置40から現像装置32へ補給される。
転写装置33は、感光体31に形成されたトナー像を用紙Pに転写する。
定着装置10では、用紙Pを加熱及び加圧することで、作像部30において形成された未定着のトナー像を溶融させて用紙Pに定着させる。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る定着装置10を説明する。図2は、本実施形態の定着装置10を示す模式図である。定着装置10は、定着部材11と加圧部材12と分離コロ13とを備える。
定着部材11及び加圧部材12は、互いに当接してニップ部15を形成し、回転しながらニップ部15において用紙Pを挟んで搬送方向(矢印Xに示す方向)へ搬送する。画像形成装置100の用紙搬送部60の構成によっては、用紙Pのトナー像が形成された一面と定着部材11とが接触するように用紙Pを搬送し、又は用紙Pのトナー像が形成された一面と加圧部材12とが接触するように用紙Pを搬送することがあるが、ここでは、用紙Pのトナー像が形成された一面と定着部材11とが接触する例を説明する。
定着部材11は、第1方向(矢印Aに示す方向)に回転しながら、ニップ部15を通過する用紙Pを加熱してトナーを溶融させる。本実施形態では、定着部材11として加熱ローラーを使用する。隣接する熱源14(図2には図示せず)によって加熱される定着部材11は、ニップ部15において用紙Pと接触することで用紙Pを加熱する。なお、加熱ローラーは中空部を有し、中空部に内蔵される熱源によって加熱ローラーが加熱されてもよい。また、定着部材11として無端状の加熱ベルトを使用し得る。
加熱ベルトを加熱する熱源は、加熱ベルトの内部又は外部に設置される。加熱ベルトを使用する場合、加熱ベルトの内部には、加熱ベルトと加圧部材12とが所定の位置や幅で当接するように、加熱ベルトの内面に当接するベルト支持部材(例えば支持ローラー)が設けられている。定着部材11を加熱する熱源としては、ハロゲンランプ、セラミックヒーター、カーボンヒーターや誘導加熱(IH)であり得る。離形性を向上させるように、定着部材11の外周面には、フッ素系の材料によるコーティング処理が施されてもよい。
加圧部材12は、第1方向A(図2において反時計回り方向)と反対する第2方向(矢印Bに示す方向。図2において時計回り方向)に回転しながら、ニップ部15を通過する用紙Pを加圧する。加圧部材11としては、加圧ローラーを使用し得る。定着部材11と同様に、加圧部材12の外周面には、フッ素系の材料によるコーティング処理が施されてもよい。
分離コロ13は、定着部材11に巻きついた用紙Pを分離する。分離コロ13は、用紙Pの搬送方向Xの下流側において、所定の間隔(例えば0.2mm〜5mm)を有するように、定着部材11の外周面に対して非接触に配置されている。分離コロ13は、第1方向Aと同方向のみに回転するように構成されており、分離コロ13の回転する軸方向は、定着部材11の回転する軸方向と平行である。
なお、分離コロ13の外周には、凸部又は凹部が形成され得る。本実施形態において、分離コロ13の外周には、先端に向かって円周方向の径が小さくなる楔状の凸部131が互いに隣接するように形成されている。しかしながら、凸部131は、楔状以外の形状(例えば角柱形状、錐台形状、角錐形状)を有してもよい。また、凸部131は、分離コロ13の円周方向に沿って所定の間隔を有するように形成されてもよい。
また、分離コロ13は、約200℃まで加熱される定着部材11に近接しているため、耐熱温度が200℃以上である耐熱性樹脂から構成されることが好ましい。耐熱性樹脂は、例えば、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又はポリエーテルサルフォン(PES)であり得る。また、分離コロ13に対する用紙Pのすべり性を向上させるため、分離コロ13は、表面にコーティングされたフッ素樹脂層を有することが好ましい。フッ素樹脂は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、エチレン−四フッ化エチレン共重合体(ETFE)又はフッ化エチレンプロピレン(FEP)であり得る。
図3は、分離コロ13の凸部131に当接する用紙Pを示す模式的拡大図である。
以下、図2及び図3を参照して、本実施形態の定着装置10において分離コロ13によって用紙Pを分離して搬送する動作を説明する。作像部30においてトナー像が形成された用紙Pは、先端部P1からニップ部15を通過して搬送方向Xの下流へ搬送される。図2に示すように、用紙Pのうちニップ部15を通過した部分は、溶融するトナーの粘着性により、定着部材11にある程度巻きつくが、用紙Pの先端部P1は、用紙P自身が有する弾力性によって定着部材11に接触していない。
その後、定着部材11及び加圧部材12の回転によって用紙Pが下流へ搬送されると、先端部P1は分離コロ13に当接する。用紙Pの先端部P1が分離コロ13に当接する際、分離コロ13に押圧力Fが付与される。押圧力Fの作用点において、押圧力Fは例えば、分離コロ13の回転中心130に向かって作用する分力Faと、分離コロ13の回転中心130から見た作用点の法線方向(以下、方向E)に沿って作用する分力Fbに分解できる。方向Eに沿って作用する分力Fbは、用紙Pの先端部P1が分離コロ13に当接する部位によって作用方向が決められる。
例えば、用紙Pの先端部P1が図3に示す部位で分離コロ13に当接する場合、分力Fbは、分離コロ13の回転中心130から見た作用点の右側方向(矢印E1に示す方向)に作用する。これに対して、用紙Pの先端部P1が図3に示す部位とは異なる部位で分離コロ13に当接する場合、分力Fbは、分離コロ13の回転中心130から見た作用点の左側方向(矢印E2に示す方向)に作用することがある。
分力Faは、分離コロ13の回転中心方向に作用するため、分離コロ13に対してトルクを発生しない。一方、分力Fbは、分離コロ13を回転させるトルクを発生する。分力Fbの作用方向によって、分力Fbが発生するトルクの作用方向が変わる。以下、分力Fbが方向E1に作用してトルクを発生した場合と、分力Fbが方向E2に作用してトルクを発生した場合のそれぞれについて、分離コロ13の動きを説明する。
分力Fbが方向E1に作用してトルクを発生した場合、分力Fbは、分離コロ13をトルクの作用によって方向Cに回転させようとする。しかしながら、本実施形態において、分離コロ13は第1方向Aのみに回転するように構成されている。このため、トルクの作用を受ける分離コロ13には、トルクと反対する方向へ作用する反作用力が発生する。反作用力は、分離コロ13が第1方向Aに回転する方向に向かって作用する。その結果、分離コロ13の第1方向Aへの回転は規制されていないことから、分離コロ13は反作用力によって第1方向Aに回転される。
一方、分力Fbが方向E2に作用してトルクを発生した場合、分離コロ13は、トルクの作用によって第1方向Aに回転する。このように、本実施形態において、用紙Pの先端部P1が分離コロ13に付与した押圧力Fに含まれる分力Fbの作用方向が方向E1及び方向E2のいずれであっても、分離コロ13は第1方向Aに回転する。このため、用紙Pの先端部P1は下流方向Xに向かうように分離コロ13によって引導され、先端部P1が下流方向Xに向うように用紙Pが運搬される。
図1〜図3を参照して本実施形態を説明した。本実施形態の定着装置10において、定着部材11と加圧部材12との間を通過する用紙Pの先端部P1が分離コロ13に当接すると、押圧力によって分離コロ13は第1方向Aと同方向に回転して、用紙Pの先端部P1を下流方向Xへ引導する。これによって、用紙Pを定着部材11から分離することができると共に、先端部P1が下流方向Xに向かった状態で用紙Pが搬送されるため、望ましくない方向(例えば分離コロ13と定着部材11との間)に用紙Pが搬送されることによるジャムや耳折れの発生を抑制することができる。
また、分離コロ13と定着部材11とは接触していないため、分離コロ13の材料として耐熱温度が比較的低く安価なものを使用することができ、製造コストが低廉となる。更に、定着部材11と分離コロ13との接触によるコーティング層の摩耗や画像品質の低下が生じないため、定着部材11や分離コロ13の寿命を比較的長くできると共に画像形成装置100の画像品質が向上する。
図4は、本発明の他の実施形態に係る定着装置10Aを示す模式図である。本実施形態の定着装置10Aは、定着部材11と加圧部材12(図4には示さない)と分離コロ13とを備える。分離コロ13は回転部材133と規制部材134とを回転方向規制機構として有する。定着部材11及び加圧部材12は、図1〜図3を参照して上述した実施形態と同様な構成を有しているため、重複する部分について説明を省略する。回転方向規制機構は、一方向のみに回転するように、分離コロ13の回転方向を規制する。
分離コロ13は、回転部材133と規制部材134とを有する。回転部材133は、回転可能に、且つ定着部材11の外周面に対して所定の間隔を有するように定着部材11と非接触に配置されている。回転部材133の外周には、凸部131が形成されている。回転部材133には、ラチェット歯135が形成されている。本実施形態では、ラチェット歯135は、回転部材133が回転する軸方向(矢印Dに示す方向)と平行になる平面部135aと、方向Dと交差する斜面部135bとを有する。方向Dにおける回転部材133の一方の側面に、環状を成すように複数のラチェット歯135が形成されている。
規制部材134は、回転部材133に隣接するように配置されている。規制部材134には、回転部材133のラチェット歯135と噛合可能なラチェット爪136が形成されている。本実施形態では、規制部材134は、回転部材133の回転方向(第1方向A、方向C)において回転不能に設置されている。規制部材134のラチェット爪136は、歯形がラチェット歯135の平面部135aに対応する平面部136aと、歯形がラチェット歯135の斜面部135bと対応する斜面部136bとを有している。ラチェット歯135とラチェット爪136とが噛み合う際、平面部135aと平面部136aとが接触し、斜面部135bと斜面部136bとが接触する。
図4を参照して本実施形態の定着装置10Aを説明した。ラチェット歯135とラチェット爪136とが噛合した状態では、回転部材133に、方向Cに回転するための力が付与される場合、回転不能である規制部材134のラチェット爪136における平面部136aと、回転部材133のラチェット歯135における平面部135aとの当接によって、回転部材133の方向Cへの回転が止められる。
これに対して、回転部材133に、第1方向Aに回転するための力が付与される場合、ラチェット歯135における斜面部135bは、ラチェット爪136における斜面部136bに対して滑り合う。このため、ラチェット爪136とラチェット歯135とが互いに離間して噛合が解除され、回転部材133を第1方向Aへ回転することができる。
なお、ラチェット爪136とラチェット歯135との噛合が解除されて回転部材133が回転した後、ラチェット爪136とラチェット歯135とが再び噛合するように回転部材133及び規制部材134が保持されることが好ましい。
上述したように、本実施形態では、分離コロ13は回転方向規制機構としてラチェット機構を有しているため、分離コロ13の回転部材133を第1方向Aのみに回転するように規制することができる。しかしながら、本発明はこれに限定されない。分離コロ13は、回転方向規制機構として例えばワンウェイクラッチ機構を有してもよい。
図5は、本発明の他の実施形態に係る定着装置10Bを示す模式図である。図5(a)は、定着装置10Bの正面図を示し、図5(b)は、定着装置10Bの側面図を示す。
本実施形態の定着装置10Bは、定着部材11と加圧部材12(図5には示さない)と分離コロ13とに加えて、第1支持部材161と第2支持部材162とを備える。定着部材11及び加圧部材12は、図4を参照して上述した実施形態での定着部材及び加圧部材と同様な構成を有しているため説明を省略する。
第1支持部材161及び第2支持部材162は、分離コロ13を支持する。第1支持部材161と第2支持部材162とは、所定の間隔を有するように配置されている。第1支持部材161及び第2支持部材162は、用紙Pの搬送をガイドするガイド部材であってよい。なお、本実施形態において、第1支持部材161及び第2支持部材162は互いに独立した個別の部材であるが、第1支持部材161及び第2支持部材162は一体的に形成されてもよい。
分離コロ13は、回転部材133と、規制部材134とを有する。回転部材133は、第1支持部材161と第2支持部材162との間に設置されている。本実施形態において、回転部材133は、回転部材133が回転する軸方向(方向D)に沿って延びた回転軸137を有する。回転部材133は、回転軸137を有する点を除いて、図4を参照して上述した実施形態での回転部材と同様な構成を有しているため、重複する部分について説明を省略する。
回転部材133は、回転軸137を介して回転可能に第1支持部材161と第2支持部材162に支持されている。例えば、回転軸137の一端は、第1支持部材161に形成された軸孔163に挿設され、回転軸137の他端は、第2支持部材162に形成された軸孔164に挿設される。なお、回転軸137を容易に装着できるように、軸孔163は支持部材161の側面に開口し、軸穴164は支持部材162の側面に開口することが好ましい。
規制部材134は、回転部材133に対して摺動可能に第1支持部材161と第2支持部材162との間に設置されている。本実施形態において、規制部材134は、摺動ガイド部138を有する。規制部材134は、摺動ガイド部138を有する点を除いて、図4を参照して上述した実施形態での規制部材と同様な構成を有しているため、重複する部分について説明を省略する。
規制部材134は、摺動ガイド部138を介して摺動可能に第2支持部材162に支持されている。本実施形態において、規制部材134は2つの摺動ガイド部138を有し、摺動ガイド部138のそれぞれは、第2支持部材162に形成された穿孔165に挿設されている。規制部材134を回転部材133に向かって摺動させることにより、ラチェット爪136とラチェット歯135とを噛合させることができる。
なお、規制部材134は、回転部材133の回転軸137に環装されてもよい。例えば、規制部材134には中心穴(図示せず)が形成されており、規制部材134は中心穴を介して回転部材133の回転軸137に環装されている。これによって規制部材134を回転部材133に対してより安定に摺動させることができる。
図5を参照して本実施形態の定着装置10Bを説明した。ラチェット歯135とラチェット爪136とを噛合させることで、回転部材133は第1方向Aのみに回転するように規制される。回転部材133が第1方向Aに回転する際、ラチェット爪136における斜面部136bと、ラチェット歯135における斜面部135bとが滑り合う。その結果、規制部材134は回転部材133から離間する方向へ摺動し、ラチェット爪136とラチェット歯135との噛合が解除され、回転部材133を方向Aへ回転することができる。
なお、ラチェット爪136とラチェット歯135との噛合が解除されて回転部材133が回転した後、ラチェット爪136とラチェット歯135とが再び噛合するように、規制部材134が自動的に回転部材133に向かって摺動することが好ましい。
図6は、本発明の他の実施形態に係る定着装置10Cを示す模式図である。本実施形態の定着装置10Cは、分離コロ13が付勢部材139を有する点を除いて、図5を参照して上述した実施形態と同様な構成を有しているため重複する説明を省略する。
付勢部材139は、回転部材133のラチェット歯135と規制部材134のラチェット爪136とが噛み合うように、規制部材134を付勢する。本実施形態において、付勢部材139は、規制部材134と第2支持部材162との間に介在するように、回転部材133の回転軸137に環装される。付勢部材139は規制部材134に対して付勢力を付与する。付勢力によって規制部材134が回転部材133へ摺動する。付勢部材139は、例えばバネやゴムなど弾性を有する部材である。規制部材134に付与する付勢部材139の付勢力は、回転部材133が用紙Pの押圧によって回転し、規制部材134を離間方向へ摺動可能な強さに設定されている。
図6を参照して本実施形態を説明した。本実施形態において、ラチェット歯135とラチェット爪136との噛合が解除されて回転部材133が回転した後、付勢部材139の付勢力によって規制部材134を回転部材133へ摺動させることで、ラチェット爪136とラチェット歯135とを再び噛合させる。その結果、回転部材133の回転方向規制効果を再び発生することができる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る定着装置10Dを示す模式図である。本実施形態の定着装置10Dは、用紙Pを分離する手段として、分離コロ13と分離爪17とを備える。分離コロ13は、図6を参照して上述した実施形態での分離コロと同様な構成を有しているため、重複する部分について説明を省略する。
分離爪17は、定着部材11に巻きついた用紙Pを分離する。分離爪17は、鋭角を成す先端部171を有する。分離爪17は、用紙Pの搬送方向Xの下流側において、先端部171と定着部材11の外周面とが接触するように配置されている。分離爪17は、第3支持部材166によって支持される。第3支持部材166は、用紙Pの搬送をガイドするガイド部材であってよい。また、第3支持部材166は、第1支持部材161又は第2支持部材162と一体的に形成され得る。
本実施形態において、定着装置10は、2つの分離コロ13と、2つの分離爪17とを備える。しかしながら、定着装置10は、1つのみ又は2つよりも多い分離コロ13や分離爪17を備えてもよい。分離手段として、分離コロ13に加えて分離爪17を設置することで、定着部材11に接触している分離爪17と、分離コロ13とによって用紙Pを分離し、そして分離コロ13によって下流側へ引導することができる。
なお、定着装置10が複数の分離コロ13を備える場合、図7に示すように、分離爪17は複数の分離コロ13のうちの2つの間に配置されている。加熱する手法によっては、熱は定着部材11の回転する軸方向の両端部から中央部へ伝導されることがあり、中央部よりも両端部の温度が高くなることがある。温度の高い定着部材11の両端部では、コーティング層が柔らかくなり比較的摩耗しやすいため、分離爪17を定着部材11の中央部付近に配置することで摩耗現象を軽減することができる。
図7を参照して説明した実施形態では、分離手段として分離爪17が用いられたが、本発明はこれに限定されない。図8は、本発明の他の実施形態に係る定着装置10Eを示す模式図である。本実施形態の定着装置10Eにおいて、用紙Pを分離する手段として、分離コロ13と分離板18とを備える。分離コロ13は、図6を参照して上述した実施形態での分離コロと同様な構成を有しているため、重複する部分について説明を省略する。
分離板18は、定着部材11に巻きついた用紙Pを分離する。分離板18は、鋭角を成す先端部181を有する。分離板18は、用紙Pの搬送方向Xの下流側において、先端部181と定着部材11の外周面とが所定の間隔を有するように、非接触で配置されている。分離板18は、第4支持部材167によって支持される。第4支持部材167は、用紙Pの搬送をガイドするガイド部材であってよい。また、第4支持部材166は、第1支持部材161又は第2支持部材162と一体的に形成され得る。
分離手段として分離コロ13に加えて分離板18を設置することで、用紙Pを分離コロ13と分離板18とによって分離し、そして分離コロ13によって下流側へ引導することができる。なお、図7を参照して説明した実施形態と同様に、定着装置10は、1つのみ又は2つよりも多い分離コロ13や分離板18を備えてもよい。定着装置10が複数の分離コロ13を備える場合、分離板18は複数の分離コロ13のうちの2つの間に配置されることが好ましい。
なお、分離爪17又は分離板18は、耐熱性樹脂から構成され得る。また、分離爪17又は分離板18は、表面にコーティングされたフッ素樹脂層を有し得る。
上述した各実施形態では、分離コロ13、分離爪17又は分離板18は、定着部材11側のみに設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、用紙Pは、トナー像が形成された一面と加圧部材12とが接触するようにニップ部15を通過する場合、画像形成装置100において、用紙Pが加圧部材12に巻きつくこともあるため、分離コロ13、分離爪17又は分離板18を加圧部材12側に設置してもよい。この場合において、分離コロ13は加圧部材12が回転する第2方向Bと同方向のみに回転する。
また、両面印刷機能を有する画像形成装置では、用紙Pが定着部材11及び加圧部材12のいずれにも巻きつくこともあるため、定着部材11側と加圧部材12側との両方に分離コロ13、分離爪17又は分離板18を設置してもよい。
本発明の定着装置は、画像形成装置においてトナーを用紙に定着させる装置として好適に用いられる。本発明の定着装置によれば、用紙を定着部材又は加圧部材から分離する際、用紙のジャムの発生を抑制することができる。
100 画像形成装置
10 定着装置
11 定着部材
12 加圧部材
13 分離コロ
131 凸部
132 側面
133 回転部材
134 規制部材
14 熱源
15 ニップ部
20 給紙カセット
30 作像部
31 感光体
32 現像装置
321 現像ローラー
33 転写装置
40 トナー補給装置
50 用紙排出部
60 用紙搬送部
P 用紙
P1 先端部

Claims (12)

  1. 第1方向に回転する定着部材と、
    第2方向に回転し、前記定着部材との間に用紙が通過する加圧部材と、
    前記第1方向と同方向のみに回転して前記用紙を前記定着部材から分離し、又は前記第2方向と同方向のみに回転して前記用紙を前記加圧部材から分離する、分離コロと
    を備える、定着装置。
  2. 前記分離コロは、前記第1方向又は前記第2方向のみに回転するように規制する回転方向規制機構を有する、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記分離コロは、
    回転可能に設置され、ラチェット歯が形成された回転部材と、
    前記回転部材の前記ラチェット歯に噛み合うことで、前記回転部材が前記第1方向又は前記第2方向のみに回転するように規制するラチェット爪が形成された規制部材と
    を有する、請求項2に記載の定着装置。
  4. 第1支持部材と第2支持部材とを更に備え、
    前記回転部材は、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に設置され、
    前記規制部材は、前記ラチェット爪と前記ラチェット歯とが噛み合うように、前記回転部材に対して摺動可能に前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に設置されている、請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記回転部材は回転軸を有し、前記回転部材は前記回転軸を介して前記第1支持部材及び前記第2支持部材に設置され、
    前記規制部材は、前記回転部材の前記回転軸に環装され、
    前記規制部材は、摺動ガイド部を有し、前記規制部材は前記摺動ガイド部を介して前記第2支持部材に設置されている、請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記分離コロは、前記ラチェット歯と前記ラチェット爪とが噛み合うように前記規制部材を付勢する付勢部材を有する、請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記分離コロの外周には凸部又は凹部が形成されている、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 前記分離コロは耐熱性樹脂から構成されている、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の定着装置。
  9. 前記分離コロは、表面にコーティングされたフッ素樹脂層を有する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の定着装置。
  10. 前記定着部材又は前記加圧部材から前記用紙を分離する分離爪又は分離板を備える、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の定着装置。
  11. 前記分離コロを複数備え、前記分離爪又は前記分離板は前記複数の分離コロのうちの2つの間に配置されている、請求項10に記載の定着装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
JP2013005339A 2013-01-16 2013-01-16 定着装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5810106B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005339A JP5810106B2 (ja) 2013-01-16 2013-01-16 定着装置及び画像形成装置
US14/154,867 US9134659B2 (en) 2013-01-16 2014-01-14 Fixing device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005339A JP5810106B2 (ja) 2013-01-16 2013-01-16 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014137447A true JP2014137447A (ja) 2014-07-28
JP5810106B2 JP5810106B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=51165239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005339A Expired - Fee Related JP5810106B2 (ja) 2013-01-16 2013-01-16 定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9134659B2 (ja)
JP (1) JP5810106B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058372A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2007065342A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Kyocera Mita Corp 定着装置
JP2011065121A (ja) * 2009-01-27 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 分離手段およびこれを用いた定着装置、画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3078351B2 (ja) 1991-04-24 2000-08-21 株式会社リコー 画像形成装置及びその分離装置
JP2004170856A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Samsung Electronics Co Ltd カラー定着装置
US7613421B2 (en) 2005-08-31 2009-11-03 Kyocera Mita Corporation Fixing device and image forming apparatus
JP2007079457A (ja) 2005-09-16 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置並びにそれに使用される分離板
JP5556597B2 (ja) * 2010-11-02 2014-07-23 村田機械株式会社 画像形成装置の定着器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058372A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2007065342A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Kyocera Mita Corp 定着装置
JP2011065121A (ja) * 2009-01-27 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 分離手段およびこれを用いた定着装置、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5810106B2 (ja) 2015-11-11
US9134659B2 (en) 2015-09-15
US20140199099A1 (en) 2014-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5950152B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
US8447221B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP6454903B2 (ja) 画像形成装置
JP5429553B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6141112B2 (ja) 画像加熱装置
JP2018066900A (ja) 画像加熱装置
CN109116702B (zh) 辊和定影装置
JP2013024895A (ja) 定着装置及び画像形成装置
EP3627231A2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating the same
JP5810106B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2016133565A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2012113175A (ja) 定着ベルト及び定着装置
US9696669B2 (en) Fuser device and image forming apparatus
JP2011191450A (ja) 定着装置の記録材分離装置、定着装置、及び画像形成装置
JP6488713B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP4924227B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008170596A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008064923A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7358069B2 (ja) 加圧装置及び定着装置
JP6555963B2 (ja) 画像加熱装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6171357B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6035222B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5008907B2 (ja) 分離爪及びそれを備えた定着装置
JP2009288692A (ja) 熱定着装置及び画像形成装置
JP2017146404A (ja) 定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5810106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees