JP2012113175A - 定着ベルト及び定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトにて、金属磨耗粉の発生をなくし、トルク上昇による画像不良の発生をなくした定着ベルト及び定着装置を提供する。
【解決手段】金属層41aを含む複数の層で構成される無端状のベルト401であって、ベルトの幅方向両端面又は片面において、少なくとも金属層41aの端面に樹脂層41eが付加されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般に、例えばプリンタやファクシミリ、複写機またはこれらの機能を合わせ持つ複合機の画像形成装置に関する。特に、斯かる画像形成装置にて形成された未定着トナー画像を有するシート状の記録材を加熱加圧により定着するための定着ベルト及び定着ベルトを備えた定着装置に関するものである。
従来、複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真方式などの作像プロセスにより転写紙等のシート状記録材に画像情報に対応させてトナー画像を形成し、この未定着トナー画像を永久像として熱定着する定着装置が広く使われている。
斯かる定着装置には、熱ローラ対に記録材を挟持させて定着を行うものがある。これに対して、アウトプットの高速化或いは省エネルギー対応として、片方又は両方の加熱ローラをエンドレスベルトに置き換え、定着ニップを広げたものが製品化又は提案されている。
無端状のベルト、即ち、エンドレスベルトを使用した場合、ベルトを回転駆動させる方法として、複数のローラにエンドレスベルトを懸架し回転駆動させる方法がある。或いは、エンドレスベルトの内側にベルト走行を支持するガイド部材を当接させ、ガイド部材に対向する位置でベルト外側から加圧ローラを押付け、加圧ローラを回転駆動させることでベルトを従動回転させる方法がある。前者の方法では、ローラアライメントのずれやベルト内の周長差、テンションのアンバランスにより、エンドレスベルトは回転駆動に従い進行方向と直角の方向(即ち、ベルトの幅方向)に寄りを生じる。また、後者の方法でもまた、ベルト周長差、加圧ローラの当接圧のアンバランスにより、寄りを生じる。このため、寄りの発生に対して、ローラの端部にフランジなどの寄り規制部材を設けることにより対策を実施していた(特許文献1参照)。
図11及び図12により、寄り規制部材について説明する。
図12は、定着装置の主断面図である。定着装置は、エンドレスベルト(以下、「定着ベルト」と呼ぶ。)41を備えている。定着ベルト41は、発熱体402、発熱体402を支持するとともに、定着ベルト41の内面に接触しベルト走行を支持するガイド部材403を有しており、ガイド部材403は定着装置の枠体(不図示)に固定されている。加圧ローラ404は、発熱体402に向けて定着ベルト外側に加圧されている。加圧ローラ404を矢印A1方向に回転することにより、定着ベルト41は加圧ローラ404から力を受け矢印A2方向に回転する。また、発熱体402及びガイド部材403のベルト41に接触する面には適量の潤滑剤(不図示)が塗布してあり、定着ベルト41と発熱体402及びガイド部材403の間の摺動抵抗を減らしている。定着ベルト41の寄りは、寄り規制部材43で規制する構成とされている。
図11は、定着ベルト41の両端部のうち、その片側の外観図を表している。寄り規制部材であるフランジ43は、定着装置4の枠体44に固定されている。定着ベルト41に矢印B方向の寄り力が発生しているとすると、定着ベルト41は常にフランジ43に突き当たりながら回転している。よって、定着ベルト41の端部にはその反力Tが常に働いていることになる。
このように、定着ベルト41の幅方向の端面とフランジ43が突き当たっているため、フランジ43と定着ベルト41の端面が摺擦する状態となっている。フランジ43には、ステンレス、鉄などの金属、若しくはPPS、液晶ポリエステルなどの高硬度の耐熱樹脂を使用している。
図13は、従来の定着ベルトの断面構成を示したものである。
定着ベルト41は、基材である金属素管41aの内側に樹脂層41c、外側にゴム層41b、ゴム層の外側に離型性の表層41dを付加したものである。弾性を有するゴム層41bを設けることで記録材とベルトの密着性を上げ、確実にトナーを記録材に定着することを可能としている。金属素管41aには、くり返し屈曲に対する破断強度が高いニッケル材を使用している。
また、基材41a、ゴム層41b、離型層41dの複数層からなる定着ベルトにおいて、定着ベルト端部を離型層41dと同材質の保護部材で被覆し、長期使用においても各層間の接着剥離が生じないよう改良した定着ベルトが提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−55469号公報 特開2007−11277号公報
しかしながら、上記の定着装置を用いて定着ベルトの回転動作を行うと、定着ベルト41を構成している金属素管41aの端面とフランジ43が摺擦しているため、端部金属が削れて磨耗粉が発生する。磨耗粉は、図13に示す矢印E方向に沿って定着ベルト41の内面に入り込み、定着ベルト41の内側に介在する潤滑剤Fに混じって、潤滑剤の粘度を上昇させる。特に、ニッケルの磨耗紛は磁性を帯びているため、粉体同士が磁気引力で凝集して粘性の高い凝集塊となり、この凝集塊が潤滑剤に入り込み潤滑剤の粘度が上昇した。
潤滑剤の粘度が上昇すると、定着ベルトと発熱体及びガイド部材との間の摩擦抵抗が上がるためベルトの回転トルクが上昇し、その結果、ベルトの回転速度が低下して記録材上のトナー画像が位置ずれを起こし、画像不良を発生させることがあった。また、ベルト回転速度が更に大きく低下すると、記録材を搬送できず紙詰りが発生した。
また、特許文献2に記載される定着ベルトは、基材である金属素管と保護部材の境界が露出している。このため、この定着ベルトを使用した場合は、加圧ローラから応力を受けて定着ベルト端部が変形した際に、金属素管と保護部材の変形量の微小差により、長期使用後に、境界の接着剥離が生じることがあった。
そこで、本発明の目的は、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトにて、金属磨耗粉の発生をなくし、トルク上昇による画像不良の発生をなくした定着ベルト及び定着装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る定着ベルト及び定着装置にて達成される。要約すれば、本発明の第一の態様によれば、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトであって、
前記ベルトの幅方向両方の端面又は一方の端面において、少なくとも金属層の端面に樹脂層が付加されていることを特徴とする定着ベルトが提供される。
本発明の第二の態様によれば、
内面が発熱体及び支持部材に摺擦しながら回転する定着ベルトと、
回転可能に支持され、前記定着ベルトに圧接している加圧部材と、を有し、
前記定着ベルトが所定の定着温度に加熱された状態において、前記定着ベルトと前記加圧部材との間に、未定着トナー画像を有するシート状の記録材が搬送されることで、未定着トナー画像が前記記録材上に定着される定着装置において、
前記定着ベルトの回転軸方向の移動を規制するため、前記定着ベルトの幅方向の端面に対向して固定され前記ベルト端面と接触する規制部材を有し、
前記定着ベルトは、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトであって、
前記ベルトの幅方向両方の端面又は一方の端面において、少なくとも金属層の端面に樹脂層が付加されていることを特徴とする定着装置が提供される。
本発明の第三の態様によれば、
複数のローラによって張架されて回転駆動される定着ベルトと、複数のローラによって張架されて回転自在とされた加圧ベルトと、を備え、
前記定着ベルトと前記加圧ベルトは、互いに圧接された定着ニップを形成しており、
前記定着ベルトが所定の定着温度に加熱された状態において、前記定着ベルトと前記加圧ベルトとの間の前記定着ニップに、未定着トナー画像を有するシート状の記録材が搬送されることで、未定着トナー画像が前記記録材上に定着される定着装置において、
前記定着ベルト及び前記加圧ベルトの回転軸方向の移動を規制するため、前記定着ベルト及び前記加圧ベルトの幅方向の端面に対向して固定され前記ベルト端面と接触する規制部材を有し、
前記定着ベルト及び前記加圧ベルトは、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトであって、
前記ベルトの幅方向両方の端面又は一方の端面において、少なくとも金属層の端面に樹脂層が付加されていることを特徴とする定着装置が提供される。
本発明によれば、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトにて、寄り規制部材とベルト金属層端部の摩擦による金属磨耗粉の発生をなくし、トルク上昇による画像不良の発生をなくすことができる。
本発明の定着ベルトを備えた定着装置が使用される画像形成装置の一例を示す概略模式図である。 本発明に係る定着装置の一実施例を示す断面図である。 本発明に係る定着ベルトの一実施例を示す断面図である。 内面樹脂層塗布装置の概略図である。 ゴム塗工装置の概略図である。 ベルト端部樹脂膜形成を説明する概略図である。 本発明に係る定着ベルトの他の実施例を示す断面図である。 本発明に係る定着ベルトの他の実施例を示す断面図である。 ベルト端部樹脂膜形成を説明する概略図である。 本発明に係る定着装置の他の実施例を示す断面図である。 寄り規制部を示す外観図である。 定着装置の要部の概略の模式図である。 従来例の定着ベルトの断面を示す断面図である。
以下、本発明に係る定着ベルト及び定着装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
(1)画像形成装置
図1は、本発明に従う定着装置4を具備した画像形成装置100の概略構成模式図である。本実施例における画像形成装置100は、転写式電子写真プロセスを用いたカラーレーザー複写機である。
図1に示す画像形成装置100は、リーダー部1の原稿台ガラス11上に画像面を下向きにして原稿Gを載置セットしてプリンタをスタートさせる。これにより、移動走査光学系12、縮小レンズ13、CCDアレイ14等からなる読取り機能部で原稿画像が光電読取り処理される。原稿画像情報は、光電変換され、A/D変換された後メモリーへ転送される。読取り機能部は、カラー画像の色分解読取り機能を有している。最大原稿サイズはLDR、又はA3としている。画像形成部2は、シアントナー画像形成ユニットP1、マゼンタトナー画像形成ユニットP2、イエロートナー画像形成ユニットP3、ブラックトナー画像形成ユニットP4の4つの画像形成ユニットを有している。4つの画像形成ユニットP1〜P4は、略水平に配設した記録材搬送ベルト28の上側に記録材搬送方向上流側から下流側に順次に配列にして配設してある。各画像形成ユニットP1〜P4は、像担持体としての電子写真感光ドラム23、帯電器24、現像器25、クリーニング器27等を有している。
レーザードライバにより制御されるレーザー発光部21は、リーダー部1で読み取られた原稿画像の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光を発光する。そして、ポリゴンミラー22の回転によって画像形成ユニットP1〜P4の感光ドラム23の母線方向に走査させて、予め帯電器24によって帯電させてある感光ドラム23面に潜像を形成する。この潜像は、感光ドラム23の周囲に設けた現像器25によって現像される。カラー画像の場合は、像形成ユニットP1でシアントナー画像が、像形成ユニットP2でマゼンタトナー画像が、像形成ユニットP3でイエロートナー画像が、像形成ユニットP4でブラックトナー画像が形成される。
そして、給紙部3側から給紙されたシート状の記録材405がレジストローラ29により所定の制御タイミングにて搬送ベルト28に給送される。記録材405は、像形成ユニットP1〜P4を順次に搬送されて行く過程において転写帯電器26により、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つのトナー画像を順次に多重転写され、カラートナー画像が合成形成される。
各画像形成ユニットP1〜P4において記録材405に対するトナー画像転写後に感光ドラム23面に残留するトナーはクリーニング器27によって除去される。
画像形成部2においてトナー画像を転写された記録材405は、搬送ベルト8によって定着装置4に導かれる。記録材405は、定着装置4にて、定着ベルト401と加圧ローラ404の圧接部である定着ニップ部Nを通過する際に熱及び圧力が印加されてトナー画像が記録材405に融着、即ち、定着される。定着処理を受けた記録材405は、排紙トレイ5に排紙される。
給紙部3は、画像形成部2の下方に上下2段に着脱可能に装着されている第1、第2の給紙カセット31、32、及び、大容量給紙デッキ33、手差し給紙部34の複数の給紙個所を有しており、選択した給紙個所から記録材405を一枚分離給送させることができる。
各給紙個所からの記録材405の一枚分離給送は、それぞれ次のようにしてなされる。
ピックアップローラ35に連結されたソレノイド(不図示)は待機時にはONして、ピックアップローラ35は記録材面上から離間している。次に、記録材405を給送する時には、ソレノイドがOFFし、ピックアップローラ35は記録材面上に接する。そして、回転駆動を受けているピックアップローラ35によって一枚目の記録材405の給送を行なう。ピックアップローラ35の駆動は、搬送ローラ36よりタイミングベルトを介して伝達される。
ピックアップされた記録材405は、搬送ローラ36及びリタードローラ37によって挟持搬送される。搬送ローラ36は記録材搬送方向に回転駆動を受けており、リタードローラ37はトルクリミッタ(不図示)を介して搬送方向とは逆方向に回転駆動されている。よって、一枚目の先端側は両ローラ36、37間に一枚しかないので、記録材とローラの摩擦力にトルクリミッタが負けてリタードローラ37は搬送方向に回転する。次に、記録材405が重なった場合、両ローラ36、37の挟持部に達すると、1枚目と2枚目の記録材405の摩擦力はトルクリミッタに負けてリタードローラ37は搬送方向に対して逆転するため、最上側の1枚のみが先行して分離給送される。仮に複数枚の記録材405をピックアップしてしまった場合でも同様な動作で最上側の1枚のみが先行して分離給送される。
以上の給紙動作により、積載された記録材405を一枚ずつ給送することを可能としている。
給紙部3の上記何れかの給紙個所31、32、33、34により給送された記録材405はレジストローラ29で先端を一旦止められ、画像形成部2によって形成された画像に合わせて再び給送されて転写部にて画像の転写が行われる。レジストローラ29の回転駆動は不図示のクラッチの連結により行われ、その制御は本体のコントローラにより制御されている。
(2)定着装置
図2は、本発明に係る定着装置の一実施例の略断面図である。図2において、定着装置4は、金属層と弾性層(ゴム層)を有する無端状のベルト、即ち、定着ベルト401を備えている。定着装置4は、更に、加熱手段であるセラミックの基板に発熱抵抗体が形成された発熱体(ヒータ)402、該発熱体402を支持すると共に該定着ベルト401の内面に接触し定着ベルト401の回転をガイドする樹脂製の支持部材403を有している。支持部材403は、耐熱性の液晶ポリエステル、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により成型されている。
定着ベルト401は、発熱体402や支持部材403の組立体に、内径に余裕を持たせた形で外嵌している。定着ベルト401は、内面が内部の発熱体402及び支持部材403に摺擦しながら回転するため、発熱体402及び支持部材403との間の摩擦抵抗を小さく抑える必要がある。このため発熱体402及び支持部材403と定着ベルト401との間には耐熱性グリース等の潤滑剤(不図示)を少量介在させてある。
加圧部材としての加圧ローラ404は、回転可能に支持され、定着ベルト401の外面に接触しており、定着ベルト401を介し発熱体402に対して圧接している。加圧ローラ404は、不図示の駆動手段によって回転駆動させられており、定着ベルト401を駆動する駆動ローラとしての機能も兼ねている。該加圧ローラ404は、アルミ等の芯金404aの上にシリコンゴムやフッ素ゴム等或いはシリコンゴムを発泡させるなどして成型された耐熱弾性層404bを設け、該ゴム層404bの外周に離型層としてフッ素樹脂等の層404cを設けてある。
定着ベルト401は、少なくとも画像定着時には加圧ローラ404の反時計まわり方向の回転により動力を受けて時計まわり方向に回転駆動される。即ち、定着ベルト401は、発熱体402の下面と摺動しながら所定の周速度、即ち未定着トナー画像406を担持した被加熱材である記録材405の搬送速度と略同一速度で回転駆動される。
そして、該定着ベルト401が回転駆動されている状態において、発熱体402と加圧ローラ404によって形成される圧接ニップ部407の定着ベルト401と加圧ローラ404との間に記録材405が導入される。そして、該記録材405を定着ベルト401の外周面に密着してベルトと一緒の重なり状態で該圧接ニップ部407を通過させ、発熱体402で発生した熱が定着ベルト401を介して記録材405に付与される。それと共に圧力が加わることによって記録材上の未定着トナー画像406が加熱溶融定着される。即ち、定着装置4は前記ニップ部407でトナー画像406を担持する記録材405を挟持搬送しつつ加熱定着する。定着処理された記録材405は圧接ニップ部407を通過後定着ベルト401から分離して装置外に排出される。
定着ベルト401の内面は、熱を効率よくトナー画像406に伝熱するために、発熱体402の表面と摺擦しつつ回転駆動している。定着ベルト401の内面が金属層の場合、発熱体402と定着ベルト401内面の摩擦磨耗により、定着ベルト内面部の金属磨耗粉が生じる。この金属磨耗粉が潤滑剤と混ざって粘度上昇を起こし、定着ベルトの回転トルクの上昇に伴う画像不良を発生させることがあった。これを防止するために定着ベルト401の内面は、金属層全面に摺動層として樹脂層を付加するといった対策が採られている。
また、定着ベルト401は、ベルト内の周長差により、回転駆動に従い進行方向と直角の方向、即ち、ベルトの幅方向に寄りを生じる。ベルト401は、ベルトの端面に対向配置(近接又は接触配置)された点線で示す寄り規制部材、即ち、フランジ43により、寄り規制が行われている。
次に、本実施例における定着ベルト401の構成を、図3(ベルト部は断面)を参照して説明する。
定着ベルト401は、ニッケルからなる金属素管(金属層)41aの内側にポリイミド(PI)の樹脂層41c、外側にシリコンゴムの弾性層41b、ゴム層の外側にフッ素樹脂の離型層41dを付加したものである。なお、金属素管(金属層)41aとしては、他に、SUSなどを、樹脂層41cとしては、他に、ポリアミド、ポリアミドイミドなどを、弾性層41bとしては、他に、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴムなどを使用し得る。
金属層41aの外側にゴム層41bを設けることで記録材405及びトナー画像の凹凸に対してベルトの密着性を上げ、確実にトナーを記録材に定着することを可能としている。また、金属層41aの内側を摺動層として樹脂層41cで被覆することで、金属層41aが直接に発熱体402やベルトガイド(支持部材)403と接触し、金属層41aと発熱体402の摩擦により金属層41aが磨耗して磨耗紛が発生するのを防いでいる。
本発明においては、樹脂層41eが定着ベルト401の端部一周に渡り覆うように成形されて付加されている。また、内周面及び外周面の端部付近にも樹脂層41eが回り込むように覆うことで樹脂層41eと定着ベルトの接着力を高めている。これにより、基材である金属層41aが直接フランジ43に突き当たらないように保護すると共に、定着ベルト401の長期回転後も、樹脂層41eが剥離しないようにしている。
樹脂層41eは、上記樹脂層41cと同様に、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミドなどを使用することができ、樹脂層41cと同一の樹脂材が使用される。特に、ポリイミドを好適に使用し得る。
樹脂層41eの場合もフランジ43と摺擦することで樹脂磨耗紛の発生は免れない。しかし、樹脂磨耗紛はニッケル磨耗紛と異なり磁性を持たないため、磨耗紛同士が凝集せず磨耗紛自体の流動性が高いため潤滑剤に混じっても、潤滑剤の粘度はほぼ一定に維持される。ベルト端部に別材料を付加するのではなく内層と同材質の材料で被覆するので、端部樹脂層41eと内層41cの結合力が高く、金属層端面を露出させることが無く、確実に金属端部を保護することができる。また、同一の樹脂材を使用しているため、安価なコストで効果が得られる。
以上、片側のみについて説明したが、反対側も同じ構成としている。もし、定着ベルト401の寄り方向を手前側か奥側のどちらか一方に制御している場合は、ベルト端部のうちフランジ43に突き当たる側のみに本発明を適用しても良い。
つまり、樹脂層41eは、定着ベルトの幅方向両方の端面に設けても良く、場合によっては、一方の端面にのみ設けても良い。
次に、定着ベルトを試作して本発明の検討を行った結果を説明する。
金属素管41aとして、電鋳法で製作した直径60mm、厚み70μm、全長450mmのニッケル円筒管を用いた。シリコンゴム層41bとしては2液LTVシリコンゴム(信越化学製)、内層の樹脂層41cとしてPIワニス(宇部興産製)、フッ素樹脂表層41dとしてPFAチューブ(クラボウ製)を用いた。
次に、図4〜図6により、定着ベルト401の成形工程を示す。
(step1)
図4に示すように、金属素管41aをベルトの回転軸方向が鉛直方向となるように保持しつつ、ベルトの内面上端部に円盤状のノズル200を配置する。円盤状のノズル200の外円周上に供給管201を通してPIワニスを塗出させると共に、金属素管41aを上に移動させ、金属素管41a内面にPIワニスの薄膜を形成する。形成されたPIワニス薄膜を140℃30分で乾燥し、200℃30分、250℃30分でPIを硬化させて金属素管41a内面に、内層の樹脂層41cとして厚さ15μmのPI薄膜を形成した。
(step2)
前記の内面にPI薄膜を形成した金属素管41aと2液LTVシリコンゴムを接着させるために、金属素管41aの外面に2液性ゴム系プライマー(信越化学製)を塗布し150℃ 3分間乾燥させた(図示せず)。
(step3)
前記のPI薄膜にプライマー処理を施した金属素管41aへのLTVシリコンゴムの成型を実施し、一次加硫は、165℃ 20分、2次加硫は、200℃ 4時間にて加硫を行った。
ここで、シリコンゴムの成型方法について説明する。図5に示すように、上記の金属素管41aを鉛直方向に保持し、円筒体の内壁に液の塗出口を施したリングノズル202を、金属素管41aの外周面を取り囲むように配置する。そして、塗工したい領域のみにゴム供給管203を介して上記2液LTVゴムを吐出することにより、厚さ400μmのシリコンゴム層41bの薄膜を形成した。
(step4)
前記のシリコンゴム層41bの形成された金属素管41aに2液性ゴム系接着剤(信越化学製)を塗布した。その後、フッ素樹脂の離型層41dとして直径58.0mm、厚み40μmの熱収縮PFAチューブを被覆し、更に165℃ 20分間接着剤を加熱硬化させた(図示せず)。
(step5)
得られたPFAチューブを被覆したエンドレスベルトの両端を切断、端部研磨をして、金属素管41aの内層にPI樹脂層41c、外層にシリコンゴム層41b、ゴム層41bの外側にフッ素樹脂表層41dを付加したベルト体401Aを得た。
(step6)
図6に示すように、得られたベルト体の一方を、ベルト1周に渡り、端面からベルト軸方向に3mmまでPIワニス液中に浸し、ベルト体軸方向に10mm/sの速さでPIワニス液中から引き出すことで、端部にPIワニス薄膜を形成した。これを、140℃ 30分で乾燥し、200℃30分、250℃30分でPIを硬化させてベルト体端部に樹脂層41eとしてPIの樹脂膜を形成した。樹脂膜41eの厚さ(t)は、本実施例では、20μmであった。
このようにして、図3に示す構成の定着ベルト401を得た。
(step7)
もう一方の端部も、(step6)と同様の方法にて端部にPIの樹脂膜を形成した。
従来例として、図13に示す定着ベルト41と、本発明の実施例として、図3に示す、樹脂層41eを付加した定着ベルト401を用いて実験を行った。
図1の画像形成装置(キヤノン製複写機)に、図13の定着ベルト41を組み込み、100K枚コピー出力したところ、ベルトのトルクアップにより、トナー画像ずれの画像異常が起こった。
同様に、図1の画像形成装置に、本実施例の定着ベルト401を組み込み、600K枚コピー出力したが、ベルト端部において金属層端部の露出や金属磨耗紛は発生せず、また、ベルトのトルクアップは無く、画像に異常は見られなかった。
実施例2
次に、本発明の第二の実施例における定着ベルト410の構成を、図7(ベルト部は断面)を参照して説明する。
図7に示すベルト410は、ベルト端面にのみベルト一周に渡り樹脂層41eが付加されている。図7に示すベルト410は、実施例1の(step6)と(step7)の工程の前に端部外周面及び内周面にマスキングテープをつけて、乾燥前にマスキングテープは剥がすことにより製造できる。樹脂膜41eの厚さ(t)は、本実施例では、20μmであった。
樹脂層41eの内、ベルトの表面側及び、裏面側の部分をなくすことにより、特に、変形量が高い小径の定着ベルトの場合には、ベルト回転時の定着ニップ407において、ベルトにかかる応力に対し、柔軟に変形し易くなる。また、耐久性能が向上する効果がある。
本実施例の、図7に示す樹脂層41eを付加した定着ベルト410を用いて実験を行った。
図1の画像形成装置に上記定着ベルト410を組み込み、800枚コピー出力したが、画像に異常は見られなかった。
実施例3
次に、本発明の第三の実施例における定着ベルト420の構成を、図8(ベルト部は断面)を参照して説明する。
図8に示すベルトは、ベルト420の金属層41aと内層41cの端面にのみベルト一周に渡り樹脂層41eが付加されている。図8に示すベルト420は、実施例1の(step6)の工程を、図9に示す工程に変えることで製造できる。
図9においては、ベルトが矢印の示す方向に回転しており、金属層端面に向けて固定されたディスペンサー300のノズル部301よりPIワニス液をベルト一周にわたりリング状に塗布する。金属層端面上に塗布されたリング状のPIワニス液を実施例1の(step6)の工程と同じ条件にて乾燥、硬化させる。樹脂膜41eの厚さ(t)は、本実施例では、20μmであった。
本実施例によると、端部保護用の樹脂の使用量を減らし製造コストを下げるとともに、フランジとベルト端部の接触面積を減らすことでフランジとベルトの摩擦抵抗を減らし、ベルトトルクをさらに軽減する効果がある。
本実施例の、図8に示す樹脂層41eを付加した定着ベルト420を用いて、実験を行った。
図1の装置に上記定着ベルト420を組み込み、800K枚コピー出力したが、画像に異常は見られなかった。
なお、上記実施例1、2、3では、定着ベルト401、410、420として、金属層41aにゴム層41b及び内層41cを付加したものを用いたが、これ以外にも、定着ベルトとして、ゴム層を含まないベルトであっても良い。ゴム層が無いベルトは、モノクロ複写機のように、定着すべきトナー画像が単色で、ゴム層が無くても記録材と定着ベルトの密着性が確保できる場合に用いる。
図10は、本発明が適用可能な他の定着装置40の断面図である。図に示すように、定着装置40は、定着ベルト(定着手段)200と、加圧ベルト(加圧手段)201とを備えている。定着ベルト200と加圧ベルト201は、上記各実施例で説明した本発明に従って構成されたベルトと同じ構成とされる。
定着ベルト200は、複数のローラ、本実施例では、加熱ローラ202及び定着ローラ203によって張架されており、加熱ローラ202は、内部に加熱手段としてのハロゲンヒータ202aを配置し、テンションローラとしての機能も有している。定着ベルト200は加熱ローラ202により矢印X方向に回転駆動される。
また、加圧ベルト201は、複数のローラ、本実施例では、テンションローラ205と加圧ローラ206によって張架されており、矢印Y回転方向に回転自在とされる。
加圧ローラ206は、定着ローラ203に向けて加圧されており、定着ベルト200と加圧ベルト201を介して、ローラニップ面を形成している。
更に、定着パッド204と加圧パッド207は互いに圧接され、上記ローラニップ面からパッド圧接部にわたり広い定着ニップNを形成している。定着パッド207が定着ベルト200に接触する面には潤滑材としてグリスを塗布してある。同様に加圧パッド207が加圧ベルト201に接触する面にもグリスが塗布してある。
定着ベルト200が所定の定着温度に加熱された状態において、定着ベルト200と加圧ベルト201間の定着ニップNに、未定着トナー画像406を有する記録材405が搬送されることで、未定着トナー画像406が記録材405上に定着される。
定着ベルト200及び加圧ベルト201の寄り規制を行うため、フランジ43aを設けてあり、両ベルト端部はフランジ43aに突き当る構成になっている。
一方、定着ベルト200及び加圧ベルト201は、例えば図3に示すと同様にニッケル金属層41aの内側に樹脂層41cを設け、外側にゴム層41bと離型層(フッ素樹脂層)41dを設けたベルトを採用している。
上記定着装置40において、フランジ43aと両ベルト端部が摩擦することにより生じたニッケル磨耗粉がベルト内側に入り込むとグリスと混ざることでグリスの潤滑性能が低下しトルクアップを生じることがあった。しかしながら、ベルト端部の金属層端面にベルト一周に渡り樹脂層41eを付加することで磨耗粉の発生を抑え、トルクアップを防止することができた。
以上のように、樹脂層41eを付加して金属層端部を保護することにより、金属層端部とフランジの磨耗による金属磨耗粉の発生を抑え、磨耗粉が原因で生ずるベルト回転トルクアップや画像位置ズレを無くし、耐久性が向上した定着ベルトを提供することができた。
4、40 定着装置
41a 金属素管(金属層)
41b 弾性層
41c 樹脂層(内層)
41d 離型層
41e 樹脂層(金属素管端面保護)
43、43a フランジ(寄り規制部材)
200 定着ベルト
201 加圧ベルト
202 加熱ローラ
202a 加熱手段
203 定着ローラ
204 定着パッド
205 テンションローラ
206 加圧ローラ
207 加圧パッド
401、410、420 定着ベルト
402 発熱原
404 加圧部材

Claims (7)

  1. 金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトであって、
    前記ベルトの幅方向両方の端面又は一方の端面において、少なくとも金属層の端面に樹脂層が付加されていることを特徴とする定着ベルト。
  2. 前記金属層の端面に付加する前記樹脂層がポリイミドであることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
  3. 前記金属層の内面を被覆する樹脂層を有し、前記金属層の端面に付加する前記樹脂層が前記金属層の内面に付加した前記樹脂層と同材質であることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着ベルト。
  4. 内面が発熱体及び支持部材に摺擦しながら回転する定着ベルトと、
    回転可能に支持され、前記定着ベルトに圧接している加圧部材と、を有し、
    前記定着ベルトが所定の定着温度に加熱された状態において、前記定着ベルトと前記加圧部材との間に、未定着トナー画像を有するシート状の記録材が搬送されることで、未定着トナー画像が前記記録材上に定着される定着装置において、
    前記定着ベルトの回転軸方向の移動を規制するため、前記定着ベルトの幅方向の端面に対向して固定され前記ベルト端面と接触する規制部材を有し、
    前記定着ベルトは、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトであって、
    前記ベルトの幅方向両方の端面又は一方の端面において、少なくとも金属層の端面に樹脂層が付加されていることを特徴とする定着装置。
  5. 複数のローラによって張架されて回転駆動される定着ベルトと、複数のローラによって張架されて回転自在とされた加圧ベルトと、を備え、
    前記定着ベルトと前記加圧ベルトは、互いに圧接された定着ニップを形成しており、
    前記定着ベルトが所定の定着温度に加熱された状態において、前記定着ベルトと前記加圧ベルトとの間の前記定着ニップに、未定着トナー画像を有するシート状の記録材が搬送されることで、未定着トナー画像が前記記録材上に定着される定着装置において、
    前記定着ベルト及び前記加圧ベルトの回転軸方向の移動を規制するため、前記定着ベルト及び前記加圧ベルトの幅方向の端面に対向して固定され前記ベルト端面と接触する規制部材を有し、
    前記定着ベルト及び前記加圧ベルトは、金属層を含む複数の層で構成される無端状のベルトであって、
    前記ベルトの幅方向両方の端面又は一方の端面において、少なくとも金属層の端面に樹脂層が付加されていることを特徴とする定着装置。
  6. 前記金属層の端面に付加する前記樹脂層がポリイミドであることを特徴とする請求項4又は5に記載の定着装置。
  7. 前記金属層の内面を被覆する樹脂層を有し、前記金属層の端面に付加する前記樹脂層が前記金属層の内面に付加した前記樹脂層と同材質であることを特徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載の定着装置。
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