JP2014137352A - 検出ユニットおよび給湯システム - Google Patents

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将史 梅谷
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Abstract

【課題】異物の影響を受け難い検出ユニットおよび給湯システムを提供する。
【解決手段】検出ユニット68は、分岐配管90の流路を横断するように配設された回転軸114と、回転軸114の軸線を中心に回転可能に設けられた羽根車116と、羽根車116とともに回転する磁石128と、羽根車116の回転状態を検出する磁気センサ126と、を備える。羽根車116を回転可能に支持する軸受部124が、分岐配管90を通過する湯水の流れの中に置かれるように設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、配管を流れる流体の流動状態を検出するための検出ユニット、およびその検出ユニットを備える給湯システムに関する。
給湯装置には一般に、適温に調整された湯水を浴槽へ落とし込む落とし込み給湯路のほか、浴槽に溜められた湯水を追い焚きするための追い焚き循環路が設けられる。このような給湯装置においては、落とし込み給湯路にフローセンサが設けられ、湯張りを行う際に浴槽に落とし込む流量が監視される。また、追い焚きを循環路にも湯水の循環を検出するために同様のフローセンサ又はフロースイッチが設けられる。しかしながら、このようなセンサ・スイッチの増加は装置の大型化、複雑化、製造コストの上昇につながる。そこで、その落とし込み流量や追い焚き循環流量を検出するための共用の流量検出装置を、落とし込み給湯路と追い焚き循環路との接続部に設ける構成も提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような流量検出装置は一般に、流れを受けて回転する羽根車を備え、その回転数から流量を検出する。
特開平10−185636号公報
しかしながら、追い焚きは通常、人が入浴したあとに行われるため、循環する湯水は皮膚等の汚れや髪の毛などの異物が含まれる汚水となっている。このため、その汚水中の異物が流量検出用の羽根車の軸受部に侵入して蓄積すると、回転軸の円滑な回転を阻害し、正確な検出に支障をきたす虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、異物の影響を受け難い検出ユニットおよび給湯システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、配管を流れる流体の流動状態を検出するための検出ユニットであって、配管の流路を横断するように配設された回転軸と、回転軸の軸線を中心に回転可能に設けられた羽根車と、羽根車の回転状態を検出する検出部と、を備える。羽根車を回転可能に支持する軸受部が、配管を通過する流体の流れの中に置かれるように設けられている。ここで、「検出ユニット」は、配管内の流体の流れの有無および流量の一方または双方を検出するものでよい。
この態様によると、羽根車を回転可能に支持する軸受部が、配管を通過する流体の流れの中に曝されるように配設される。このため、仮に流体に含まれる異物が軸受部に侵入したとしても、後から流れてくる流体によりその異物が洗い流されるようになる。その結果、異物が軸受部に蓄積することが防止または抑制され、羽根車の円滑な回転状態を維持できる。すなわち、異物の影響を受け難い検出ユニットを提供することができる。
本発明の別の態様は、給湯システムである。この給湯システムは、浴槽の湯水を循環させるための循環回路と、調温された湯水を循環回路を通じて浴槽に供給するために循環回路に接続されている給湯配管と、導入管部、導入出管部および導出管部を含み、循環回路と給湯配管との接続部に設けられ、導入管部が給湯配管を構成し、導入出管部と導出管部とが循環回路を構成する分岐配管と、導入管部と導入出管部と導出管部との接続部において、分岐配管の流路を横断するように配設された回転軸と、回転軸の軸線を中心に回転可能に設けられた羽根車と、羽根車の回転状態を検出する検出部と、検出部の検出結果に基づいて流体の流動状態を演算する判定部と、を備える。羽根車を回転可能に支持する軸受部が、分岐配管を通過する流体の流れの中に置かれるように設けられている。
この態様によると、循環回路と給湯配管との接続部に分岐配管が設けられ、その分岐配管内に検出ユニットが設けられるところ、その検出ユニットの羽根車を回転可能に支持する軸受部が、分岐配管を通過する流体の流れの中に曝されるように配設される。このため、仮に循環回路を流れる汚水に異物が含まれ、その異物が軸受部に侵入したとしても、後から流れてくる流体によりその異物が洗い流されるようになる。その結果、異物が軸受部に蓄積することが防止または抑制され、羽根車の円滑な回転状態を維持できる。すなわち、異物の影響を受け難い検出ユニットを有する給湯システムを提供することができる。
本発明によれば、異物の影響を受け難い検出ユニットおよび給湯システムを提供することができる。
第1実施形態に係る貯湯式給湯装置の構成を表すシステム図である。 検出ユニットの全体構成を表す図である。 センサ部の軸受部周辺の拡大図である。 変形例に係る検出ユニットの全体構成を表す側面図である。 第2実施形態に係る検出ユニットの全体構成を表す図である。 センサ部の軸受部周辺の拡大図である。 第3実施形態に係る検出ユニットの全体構成を表す図である。 センサ部の軸受部周辺の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る貯湯式給湯装置の構成を表すシステム図である。本実施形態の給湯装置は、貯湯ユニット10とヒートポンプユニット12を備える。貯湯ユニット10は、貯湯タンク14のほか、湯水を循環または供給するための配管、湯水の流れを制御する制御弁、湯水の温度や流量を検出するためのセンサ等を備える。なお、以下の給水管等の「配管」は、流体が流通可能な管路を意味し、装置や部品間をつなぐ部材のほか、装置内の流通路も含む。給湯装置は、貯湯ユニット10にて適温に調整された湯水を、浴槽13やカラン15等の給水設備に供給する。給湯装置は、貯湯タンク14から送出されて適温に調整された湯水を浴槽13へ落とし込む給湯回路のほか、浴槽13に溜められた湯水を追い焚きするための追い焚き循環回路を備える。
上水道から供給される低温水は、給水管16によって貯湯ユニット10に供給される。給水管16は、貯湯ユニット10内にて第1給水管17,第2給水管18および第3給水管19に分岐している。このうち、第1給水管17が貯湯タンク14の下部に接続されている。貯湯タンク14とヒートポンプユニット12との間には沸上循環回路が形成されている。すなわち、貯湯タンク14の下部に接続された導出管20がヒートポンプユニット12に接続され、ヒートポンプユニット12に接続された戻り管22が貯湯タンク14の上部に接続されている。なお、カラン15には、給水管16を介して給湯装置とは別系統で低温水が供給される。
このような構成により、貯湯タンク14には上部に高温水、中間部に中温水、下部に低温水が存在する温度成層が形成される。貯湯タンク14の下部に溜まった冷温水は、ヒートポンプユニット12にて熱交換されて高温水となり、貯湯タンク14に戻される。導出管20には、このような沸上循環回路における湯水の循環を促進するためのポンプ23が設けられている。
ヒートポンプユニット12は、冷媒として二酸化炭素を用いる冷凍サイクルを備える。この冷凍サイクルは圧縮機、熱交換器、膨張弁、蒸発器を含む冷媒循環回路を備えるが、それらの構成および動作については公知であるため、その詳細な説明を省略する。上述の沸上循環回路を流れる低温水は、その熱交換器を経る際に沸き上げられて高温水となる。
貯湯タンク14にはまた、追い焚きのための追い焚き熱源回路が接続されている。すなわち、貯湯タンク14の上部と下部とを接続する加熱循環路24が設けられ、その中途に熱交換器70およびポンプ72が配設されている。追い焚きの際にはポンプ72が駆動される。それにより、貯湯タンク14の上部に溜まった高温水が熱交換器70に導かれ、浴槽13側の循環通路82を流れる湯水との間で熱交換が行われる。熱交換により温度低下した湯水は、貯湯タンク14に戻される。
一方、貯湯タンク14の上部には、高温水を導出する給湯管25が接続されている。給湯管25は、第1給湯管26と第2給湯管28に分岐している。第1給湯管26は第2給水管18と接続され、第2給湯管28は第3給水管19と接続されている。各給湯管を流れる高温水と各給水管を流れる低温水とは、それらの配管の接続部(合流部)において混合される。第1給湯管26の高温水と第2給水管18の冷温水との混合によって適温となった湯水は、配管30を介して台所等のカラン15に供給される。一方、第2給湯管28の高温水と第3給水管19の冷温水との混合によって適温となった湯水は、給湯配管32を介して浴槽13に供給される。
第1給湯管26と第2給水管18と配管30との接続点には、第1混合弁36が設けられている。第1混合弁36は、第1給湯管26を介して供給された高温水と、第2給水管18を介して供給された低温水との混合比を調整し、配管30に適温の湯水を導出する。第1給湯管26における第1混合弁36の上流側には、逆止弁40が設けられている。第2給水管18における第1混合弁36の上流側には、逆止弁42が設けられている。配管30には上流側から温度センサ48、フローセンサ50が設けられている。図示しない制御部は、温度センサ48の温度を取得し、使用者が図示しないリモートコントローラにて設定した給湯温度となるよう第1混合弁36の開度を制御する。逆止弁40は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第1給湯管26に逆流することを防止する。逆止弁42は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第2給水管18に逆流することを防止する。
一方、第2給湯管28と第3給水管19と給湯配管32との接続点には、第2混合弁38が設けられている。第2混合弁38は、第2給湯管28を介して供給された高温水と、第3給水管19を介して供給された低温水との混合比を調整し、給湯配管32に適温の湯水を導出する。第2給湯管28における第2混合弁38の上流側には、逆止弁44が設けられている。第3給水管19における第2混合弁38の上流側には、逆止弁46が設けられている。給湯配管32には上流側から温度センサ52、制御弁ユニット54が設けられている。図示しない制御部は、温度センサ52の温度を取得し、使用者が図示しないリモートコントローラにて設定した給湯温度となるよう第2混合弁38の開度を制御する。逆止弁44は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第2給湯管28に逆流することを防止する。逆止弁46は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第3給水管19に逆流することを防止する。
給水管16における第1給水管17との分岐点の上流側には、逆止弁55、減圧弁56および遮断弁58が設けられている。減圧弁56は、給水管16を介して供給される冷温水の圧力を適宜減圧する。すなわち、水圧により貯湯タンク14等が破損しないように適宜圧力調整を行うものである。遮断弁58は、貯湯タンク14に所定の湯水が溜まったときに給水管16を遮断し、冷温水の供給を適宜停止する。逆止弁55は、貯湯ユニット10への給水の停止時に給水管16における湯水の逆流を防止する。
また、制御弁ユニット54は、その上流側から制御弁60、逆止弁62、大気開放弁64および逆止弁66が設けられている。制御弁60は、電磁弁であり、給湯配管32を開閉することにより浴槽13への湯水の供給を許容又は遮断する。逆止弁66および逆止弁62は、浴槽13から貯湯タンク14側への湯水の逆流を段階的に防止する。大気開放弁64は、上流側(一次側)の圧力低下に応動して逆止弁62と逆止弁66との間の空間を大気に開放する。
すなわち、例えば浴槽13が貯湯ユニット10よりも高い位置に設置されるような場合、浴槽13の側に配置された逆止弁66が異物の噛み込みなどにより水密不良となっていた場合には、浴槽13内の汚水がその水頭圧により逆止弁66を介して大気開放弁64まで逆流してくる。このような場合であっても、その汚水は大気開放弁64によって大気に放出されるため、浴槽13内の汚水が貯湯ユニット10ひいては上水道の方まで逆流することを防止できる。
給湯配管32は、制御弁ユニット54の下流側の分岐点Pにて、浴槽13へ直接つながる接続通路80と、追い焚き循環回路を形成する循環通路82とに分岐する。分岐点Pには、検出ユニット68が設けられている。検出ユニット68は、詳しくは後述するように、フローセンサ付きの分岐配管である。
接続通路80にはポンプ84が設けられ、循環通路82の中途には熱交換器70が設けられる。ポンプ84は、追い焚き時にのみ駆動される。すなわち、浴槽13の湯張りを行うときには制御弁60が開弁され、第2混合弁38にて適温に調整された湯水が供給される。その湯水は分岐点Pにて分岐し、図中実線矢印にて示すように、一方で接続通路80を介して浴槽13へ供給され、他方で循環通路82を介して浴槽13へ供給される。ただし、湯張り時にはポンプ72は駆動されないため、追い焚きが行われることはない。湯張り中の湯水の供給量は、検出ユニット68の検出値に基づいて算出される。所定流量の湯水の供給が完了すると、制御弁60が閉弁され、湯張りは停止される。
一方、追い焚き時には、ポンプ72,84が駆動される。その結果、図中点線矢印にて示すように、浴槽13内の湯水が熱交換器70へ向けて送り出され、追い焚き循環回路を循環する。浴槽13から排出された冷めた湯水は、熱交換器70にて熱交換されて昇温し、再び浴槽13へと戻される。この追い焚きにより、浴槽13内の湯水が適温に温められる。なお、追い焚き時には制御弁60が閉弁され、また逆止弁66が閉弁状態を維持するため、浴槽13内の汚水が給湯配管32に逆流することはない。
本実施形態では、湯張りを行う際に、検出ユニット68により検出される湯水の流量の積算値が演算され、その積算値が設定された湯量に達したときに制御弁60が閉弁される。それにより、湯張りが完了する。また、追い焚きを行う際にも、その追い焚き循環回路における湯水の循環有無が検出ユニット68により検出される。すなわち、検出ユニット68が、湯張りの際の出湯量を検出するためのフローセンサとして機能するとともに、追い焚きの際の湯水の循環有無を検出するためのフロースイッチとしても機能する。検出ユニット68が後者のフロースイッチとして機能するとき、その循環継続時間により追い焚き終了時間の目安を求めることもできる。この検出ユニット68の構成および動作の詳細については後述する。
次に、検出ユニット68の具体的構成について説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に部材の位置関係を表現することがある。図2は、検出ユニット68の全体構成を表す図である。図2(a)は検出ユニット68の横断面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A矢視断面図(側断面図)である。図2(a)に示すように、検出ユニット68は、分岐配管90とセンサ部92とを備える。分岐配管90はT字形の管継手であり、導入管部94と導入出管部96と導出管部98とを接続し、三方向に開口するように構成される。導入管部94と導出管部98とは同軸状に接続され、それらに直交するように導入出管部96が接続されている。
導入管部94は第1開口端106を有し、導入出管部96は第2開口端108を有し、導出管部98は第3開口端110を有する。これらの開口端はそれぞれ他の配管に分岐配管90を接続するための接続口である。センサ部92は、導入管部94と導入出管部96と導出管部98とが接続される分岐配管90の中央部分、言い換えれば分岐部分に取り付けられている。センサ部92は、羽根車の回転に基づいて検出信号を出力する回転式のフローセンサからなる。
第1開口端106は、給湯配管32の浴槽13側の末端に接続される。図1を参照して説明したように、給湯配管32は、貯湯タンク14から送出されて適温に調整された湯水を浴槽13へ落とし込む給湯回路を、浴槽13に溜められた湯水を追い焚きするための循環回路に接続する配管である。第2開口端108は、追い焚き循環回路の接続通路80に接続される。第3開口端110は、追い焚き循環回路の循環通路82に接続される。このようにして、分岐配管90は、循環回路(接続通路80および循環通路82)と給湯配管32との接続部を形成する。分岐配管90の第2開口端108と第3開口端110とをつなぐ管路は、追い焚きのための循環回路の一部となっている。
センサ部92は、導入管部94と導入出管部96と導出管部98との接続部に円形のセンサ収容部112を備える。センサ収容部112の中心には回転軸114が配設され、その回転軸114に羽根車116が同軸状に設けられている。羽根車116は、その軸を中心に放射状に延設された8枚の平羽根を有する。ただし、図示のように、センサ収容部112の中心が、導入管部94および導出管部98の軸線よりも導入出管部96側に偏るように設けられている。また、導入出管部96が、導入管部94よりも導出管部98に近接するように設けられている。このため、湯張り時に第1開口端106から導入された湯水は、羽根車116の片側に偏って当たるようになり、羽根車116を図中時計回りに回転させるようになる。一方、追い焚き時に第2開口端108から導入された湯水は、羽根車116の片側に偏って当たるようになり、羽根車116を図中反時計回りに回転させるようになる。すなわち、湯水を落とし込む注湯時の回転方向と、湯水を循環させる追い焚き時の回転方向とが逆方向となる。
本実施形態では、羽根車116は回転軸114に一体成形されている。図2(b)にも示すように、回転軸114は、分岐配管90の流路を横断するように配設されている。分岐配管90は、センサ収容部112の位置において開口する取付孔118を有し、検出ユニット68の組み付け時には、その取付孔118を介して羽根車116が挿入され、取り付けられる。取付孔118は、有底円筒状の封止部材120がOリング122を介して取り付けられることにより、気密に封止される。
封止部材120の底部中央には、軸受部材124が固定されている。一方、軸受部材124に対向する分岐配管90の壁面にも軸受部材124が固定されている。回転軸114は、その一対の軸受部材124により回転自在に支持されている。軸受部材124は、分岐配管90や封止部材120よりも耐摩耗性に優れた材質からなる。また、封止部材120の内周部の所定箇所には磁気センサ126が埋設されている。一方、回転軸114において磁気センサ126に対応する高さ位置には、磁石128が設けられている。磁石128は、回転軸114の周方向にN極とS極とを交互に隣接配置した永久磁石からなる。回転軸114の回転に伴って磁気センサ126によりN極とS極との切り替わりが検出され、その検出信号が出力される。制御部は、その検出信号が示す磁極の切り替わりに基づき、羽根車116の回転数、ひいては分岐配管90を流れる流量を演算することができる。
図3は、センサ部92の軸受部周辺の拡大図である。図3(a)は図2(b)のB部拡大図であり、図3(b)は図2(b)のC部拡大図である。図3(a)に示すように、磁石128は、止め輪130により回転軸114の一端部に固定されている。回転軸114の一端部は、その先端に向かって細くなるテーパ部132を有する。一方、軸受部材124は、回転軸114との対向面に、テーパ部132を収容可能な凹部134を有する。凹部134は、テーパ部132よりも軸線に対する傾斜角が大きいテーパ部136を有し、回転軸114の他端側に向けて回転軸114との間隙を大きくする形状部分を有する。
図3(b)に示すように、回転軸114の他端部も同様に、その先端に向かって細くなるテーパ部132を有する。その他端部に対向する軸受部材124も、テーパ部132を収容可能な凹部134を有する。凹部134は、テーパ部132よりも軸線に対する傾斜角が大きいテーパ部136を有し、回転軸114の他端側に向けて回転軸114との間隙を大きくする形状部分を有する。このような構成により、回転軸114のテーパ部132と回転軸114のテーパ部136との間隙は、上流側から流れてくる湯水に曝され、湯水を導入および排出し易くなっている。回転軸114は、その両端が一対の軸受部材124にそれぞれ突き当てられるようにして支持される。
ただし、これら一対の軸受部材124と回転軸114との間には軸線方向に所定のクリアランスが設けられる。すなわち、回転軸114の一方の先端が一方の軸受部材124の底部中央に当接しているときに、回転軸114の他方の先端が他方の軸受部材124の底部中央から所定の間隙をあけて離間するよう、回転軸114の長さが設定されている。つまり、一対の軸受部材124に対して回転軸114が所定の遊びをもって挟持される構成となっている。なお、クリアランスの大きさは、羽根車116の円滑な回転に支障がなく、検出ユニット68による検出精度に影響を与えない程度に微少に設定されている。
このような構成により、羽根車116の軸受部、つまり回転軸114の先端部と軸受部材124の凹部134とが対向する部分が、分岐配管90を通過する湯水の流れの中に曝されるようになる。このため、分岐配管90内を湯水が通過する際には、上流側から流れてきた湯水がその軸受部を経由するようにして下流側へ流れるようになる。このため、特に追い焚き時などに湯水に含まれる異物が軸受部に侵入したとしても、後から流れてくる湯水によりその異物が洗い流されるようになる。その結果、異物が軸受部に蓄積することが防止または抑制され、羽根車116の円滑な回転状態を維持できる。
磁気センサ126は、羽根車116の回転に応じた検出信号を出力する。図示しない制御部(判定部)は、湯張り時に磁気センサ126の検出値をサンプリングし、それを積算することにより給湯配管32を流れる湯水の流量を算出する。そして、その算出値が設定された湯量に到達すると、ソレノイドへの通電を停止して制御弁60を閉弁させ、給湯を停止する。
一方、追い焚き時には制御弁60が閉弁状態とされているため、逆止弁62および逆止弁66がともに閉弁状態を維持する。一方、ポンプ84が駆動されるため、浴槽13から湯水が導出され、追い焚き循環回路を流れるようになる。その結果、羽根車116の回転方向は湯張り時とは逆方向となる。図示しない制御部(判定部)は、その磁気センサ126の検出値に基づいて浴槽13の湯水の循環有無を判定する。
本実施形態では、ポンプ84が駆動されており、かつ磁気センサ126により検出される羽根車116の回転数が所定回転数以上となっている場合に、制御部は、浴槽13の湯水が追い焚き循環回路を循環している(追い焚き中である、あるいは追い焚き機能が正常に動作している)と判定する。ポンプ84が駆動されているにもかかわらず、羽根車116の回転数が所定回転数以上とならない場合には、制御部は、浴槽13の湯水が追い焚き循環回路を循環していない(追い焚き中ではない、あるいは追い焚き機能が正常に動作していない)と判定する。
すなわち、検出ユニット68は、湯張りの際の出湯量を検出するためのフローセンサとして機能するとともに、追い焚きの際の湯水の循環有無を検出するためのフロースイッチとしても機能する。制御部は、検出される湯水の流れが注湯であるか循環であるかを識別することも可能である。検出ユニット68がフロースイッチとして機能するとき、その循環継続時間により追い焚き終了時間の目安を求めることもできる。なお、変形例においては、追い焚き時においても磁気センサ126の検出値を積算して湯水の流量を算出するようにしてもよい。すなわち、検出ユニット68を、湯張り時および追い焚き時のいずれにおいてもフローセンサとして機能させてもよい。
[変形例]
図4は、変形例に係る検出ユニットの全体構成を表す側面図である。各図は、図2(b)の構成に対する変形例を示している。
上記実施形態においては、図2(b)に示したように、回転軸114と羽根車116とを一体成形したうえで磁石128を取り付ける構成を示した。変形例においては、図4(a)に示すように、回転軸154と羽根車156とを別体に成形したうえで圧入等により組み付けるようにしてもよい。
また、他の変形例においては、図4(b)に示すように、回転軸164と羽根車166とを別体に成形したうえで圧入等により組み付ける一方、羽根車166の上部に磁極を着磁させてもよい。図示の例では、羽根車166の平羽根の上方にある円筒部分の表面に、周方向にN極とS極とを交互に着磁させている。さらに他の変形例においては、図4(c)に示すように、回転軸174と羽根車176とを一体成形したうえで、羽根車176又は回転軸174の上部に磁極を着磁させてもよい。図示の例では、羽根車176の平羽根の上方にある円柱部分の表面に、周方向にN極とS極とを交互に着磁させているが、8枚の平羽根を着磁させてもよい。すなわち、隣接する平羽根にN極とS極とを交互に着磁させてもよい。その場合、磁気センサ126を、平羽根の磁極と対向させる位置に配置するようにする。なお、上記実施形態および変形例においては検出部を磁気センサにより構成する例を示したが、ホール素子等磁界の変化を検出する他のセンサを用いてもよい。
以上に説明したように、本実施形態およびその変形例によれば、追い焚き循環回路と給湯配管32との接続部に分岐配管90が設けられ、その分岐配管90内に検出ユニット68が設けられるところ、その検出ユニット68の羽根車を回転可能に支持する軸受部が、分岐配管を通過する流体の流れの中に曝されるように配設される。このため、仮に追い焚き循環回路を流れる汚水に含まれる異物が軸受部に侵入したとしても、後から流れてくる流体によりその異物が洗い流されるようになる。その結果、異物が軸受部に蓄積することが防止または抑制され、羽根車の円滑な回転状態を維持できる。すなわち、異物の影響を受け難い検出ユニットを有する給湯システムを実現することができる。また、浴槽13への注湯量計測のためのフローセンサと循環運転検知のためのフロースイッチの2つの機能を1つのフローセンサにより実現することができる。これにより、部品点数の削減や配管接続の簡素化が実現でき、給湯システム全体の価格低減につなげることができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係る検出ユニット268の全体構成を表す図である。図5(a)は検出ユニット268の横断面図であり、図5(b)は図5(a)のA−A矢視断面図(側断面図)である。本実施形態の検出ユニット268は、軸受部の構成が第1実施形態の検出ユニット68と若干異なる。このため、以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。なお、同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
図5(a)に示すように、検出ユニット268は、分岐配管90とセンサ部292とを備える。センサ部292は、回転軸214と羽根車216を備える。回転軸214と羽根車216とは、別体に成形されたうえで圧入等により組み付けられている。羽根車216の上部には磁石128が取り付けられている。封止部材120の底部中央には、軸受部材224が固定されている。一方、軸受部材224に対向する分岐配管90の壁面にも軸受部材224が固定されている。
図6は、センサ部292の軸受部周辺の拡大図である。図6(a)は図5(b)のB部拡大図であり、図6(b)は図5(b)のC部拡大図である。図6(c)は軸受部材224の平面図である。
図6(a)〜(c)に示すように、回転軸214は、その両端部がそれぞれ先端に向かって細くなるテーパ部132を有するが、その先端部に第1実施形態の回転軸114のような段差部は有していない。一方、軸受部材224は、封止部材120又は分岐配管90に埋設される円柱状のベース部226と、センサ収容部112の内方に配置される円板状の支持部230と、ベース部226と支持部230とを連結する一対の柱状の連結部232とを有する。支持部230の中央には、回転軸214を挿通させるための挿通孔234が設けられている。回転軸214は、その両端が一対の軸受部材224のベース部226にそれぞれ突き当てられるようにして支持されるようになる。
ただし、第1実施形態と同様に、これら一対のベース部226と回転軸214との間には軸線方向に所定のクリアランスが設けられる。すなわち、回転軸214の一方の先端が一方のベース部226の端面に当接しているときに、回転軸214の他方の先端が他方のベース部226の端面から所定の間隙をあけて離間するよう、回転軸214の長さが設定されている。また、回転軸214と挿通孔234との間に所定のクリアランスが形成されるよう、挿通孔234の内径が回転軸214の直径よりもやや大きくされている。つまり、一対の軸受部材224に対して回転軸214が所定の遊びをもって支持される構成となっている。なお、各クリアランスの大きさは、羽根車216の円滑な回転に支障がなく、検出ユニット268による検出精度に影響を与えない程度に微少に設定されている。
このような構成により、羽根車216の軸受部、つまり回転軸214の先端部と軸受部材224とが当接しうる部分が、分岐配管90を通過する湯水の流れの中に曝されるようになる。また、支持部230とベース部226との間が、連結部232により連結される構成を有するため、両者間には、分岐配管90を流れる流体の一部を、支持部230よりもベース部226側(回転軸214の先端側)を通過するように導く大きな開口部が形成される。このため、分岐配管90内を湯水が通過する際には、上流側から流れてきた湯水がその軸受部を経由するようにして下流側へ流れるようになる。このため、特に追い焚き時などに湯水に含まれる異物が軸受部に侵入したとしても、後から流れてくる湯水によりその異物が洗い流されるようになる。その結果、異物が軸受部に蓄積することが防止または抑制され、羽根車216の円滑な回転状態を維持できる。
[第3実施形態]
図7は、第3実施形態に係る検出ユニット368の全体構成を表す図である。図7(a)は検出ユニット368の横断面図であり、図7(b)は図7(a)のA−A矢視断面図(側断面図)である。本実施形態の検出ユニット368は、軸受部の構成が第1,第2実施形態の検出ユニットと若干異なる。このため、以下では第1,第2実施形態との相異点を中心に説明する。なお、同図において第1,第2実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
図7(a)に示すように、検出ユニット368は、分岐配管90とセンサ部392とを備える。センサ部392は、回転軸214と羽根車216を備える。分岐配管90と封止部材320との間に挟まれるように軸受部材324が固定されている。一方、軸受部材324に対向する分岐配管90の壁面にも軸受部材326が固定されている。
図8は、センサ部392の軸受部周辺の拡大図である。図8(a)は図7(b)のB部拡大図であり、図8(b)は図7(b)のC部拡大図である。図8(c)は軸受部材324の平面図であり、図8(d)は軸受部材326の平面図である。
図8(a)および(c)に示すように、軸受部材324は、円形リング状の本体325と、その本体325を直径方向に架橋する支持部328とを有する。このため、支持部328の両側には、大きな開口部330が形成される。支持部328の中央、つまり本体325の中心部には、挿通孔234が設けられている。軸受部材324は、分岐配管90と封止部材320との間に挟まれるように組み付けられている。
図8(b)および(d)に示すように、軸受部材326は、円形リング状の本体327と、その本体327を直径方向に架橋する支持部328とを有する。軸受部材326は、軸受部材324とほぼ同形状であるが、その外径がやや小さくされている。支持部328の両側には、開口部330が形成される。支持部328の中央には、挿通孔234が設けられている。図7(b)に示したように、軸受部材326は、分岐配管90の壁面に設けられた段部にその外周部が圧入されるようにして組み付けられている。このような構成により、軸受部材324,326にて回転軸214を挿通する挿通部は、センサ収容部112の内方に配置される。
回転軸214は、その両端が封止部材320の下端面,センサ収容部112の底面にそれぞれ突き当てられるようにして支持される。ただし、第1実施形態と同様に、回転軸214の一方の先端が封止部材120の下端面に当接しているときに、回転軸214の他方の先端がセンサ収容部112の底面から所定の間隙をあけて離間し、また、回転軸214の他方の先端がセンサ収容部112の底面に当接しているときに、回転軸214の一方の先端が封止部材120の下端面から所定の間隙をあけて離間するよう、回転軸214の長さが設定されている。また、第2実施形態と同様に、回転軸214と挿通孔234との間に所定のクリアランスが形成されるよう、挿通孔234の内径が回転軸214の直径よりもやや大きくされている。
このような構成により、羽根車216の軸受部が、分岐配管90を通過する湯水の流れの中に曝されるようになる。このため、分岐配管90内を湯水が通過する際には、上流側から流れてきた湯水がその軸受部を経由するようにして下流側へ流れるようになる。このため、特に追い焚き時などに湯水に含まれる異物が軸受部に侵入したとしても、後から流れてくる湯水によりその異物が洗い流されるようになる。その結果、異物が軸受部に蓄積することが防止または抑制され、羽根車216の円滑な回転状態を維持できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態においては、羽根車の回転軸の先端部をテーパ状とし、その先端を尖らせるようにしたが、例えば先端を半球状にするなど、種々の形状を採用することができる。ただし、異物の蓄積を防止するためには、回転軸の先端が概ね点接触状態で支持される構成が好ましい。
上記実施形態では、羽根車の回転軸そのものが回転する構成を示したが、センサ収容部112に回転軸を固定し、その回転軸に羽根車を外挿させるようにしてもよい。具体的には、羽根車に円筒回転軸を設け、センサ収容部112に固定された固定回転軸に回転可能に支持させる構成としてもよい。このような構成においても、その円筒回転軸と固定回転軸とが当接する軸受部が、分岐配管90を通過する湯水の流れの中に置かれるように設けるようにする。また、両回転軸の間に湯水を流通させることが可能な程度のクリアランスが形成されるようにする。
上記実施形態では、ポンプ84の駆動と検出ユニットによる回転検出により、追い焚き循環回路を湯水が正常に循環しているか否かを判定する例を示した。変形例においては、検出ユニットの検出情報に基づいて羽根車の回転方向を判定し、湯水の循環有無を検出できるようにしてもよい。すなわち、羽根車の回転方向に応じて磁気センサが出力する検出信号のパルス波形が異なるように磁石を構成してもよい。例えば、磁石において隣接するN極とS極の幅に変化をもたせる、あるいは羽根車の平羽根を奇数本とするなどにより、羽根車が正回転しているときと逆回転しているときを判別可能としてもよい。
これにより、磁気センサの検出値が湯張り時とは逆、つまり羽根車の回転方向が湯張り時とは逆方向であることを示す値となっている場合に、制御部は、浴槽13の湯水が追い焚き循環回路を循環している(追い焚き中である、あるいは追い焚き機能が正常に動作している)と判定するようにしてもよい。また、磁気センサの検出値が湯張り時と同じ、つまり羽根車の回転方向が湯張り時とは同方向であることを示す値となっている場合には、制御部は、浴槽13の湯水が追い焚き循環回路を循環していない(追い焚き中ではない、あるいは追い焚き機能が正常に動作していない)と判定するようにしてもよい。このように、羽根車の回転方向を判定可能とすれば、例えば追い焚き循環回路を流れる湯水の流量を検出することも可能となる。すなわち、2つのフローセンサの機能を兼ね備えた検出ユニットを構成することができる。
上記実施形態では、上記検出ユニットを3つの開口端を備える三つ叉の分岐配管に設ける例を示したが、2つの開口端を備えるストレート形状の配管、4つの開口端を備える分岐配管など、種々の配管に設けてもよいことは言うまでもない。
上記実施形態では、本発明の制御弁ユニットを貯湯式給湯装置に適用する例を示した。変形例においては即時式給湯装置の必要箇所に適用してもよい。また、湯水以外を作動流体とし、その作動流体の流量の調整や遮断が必要となる流体循環装置に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
10 貯湯ユニット、 12 ヒートポンプユニット、 13 浴槽、 14 貯湯タンク、 15 カラン、 16 給水管、 24 加熱循環路、 25 給湯管、 32 給湯配管、 54 制御弁ユニット、 68 検出ユニット、 70 熱交換器、 80 接続通路、 82 循環通路、 90 分岐配管、 92 センサ部、 94 導入管部、 96 導入出管部、 98 導出管部、 106 第1開口端、 108 第2開口端、 110 第3開口端、 112 センサ収容部、 114 回転軸、 116 羽根車、 120 封止部材、 124 軸受部材、 126 磁気センサ、 128 磁石、 134 凹部、 154 回転軸、 156 羽根車、 164 回転軸、 166 羽根車、 174 回転軸、 176 羽根車、 214 回転軸、 216 羽根車、 224 軸受部材、 234 挿通孔、 268 検出ユニット、 292 センサ部、 320 封止部材、 324,326 軸受部材、 328 支持部、 330 開口部、 368 検出ユニット、 392 センサ部。

Claims (9)

  1. 配管を流れる流体の流動状態を検出するための検出ユニットであって、
    前記配管の流路を横断するように配設された回転軸と、
    前記回転軸の軸線を中心に回転可能に設けられた羽根車と、
    前記羽根車の回転状態を検出する検出部と、
    を備え、
    前記羽根車を回転可能に支持する軸受部が、前記配管を通過する流体の流れの中に置かれるように設けられていることを特徴とする検出ユニット。
  2. 前記回転軸と前記羽根車とが一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の検出ユニット。
  3. 前記回転軸が、前記軸受部に対して遊嵌され、支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の検出ユニット。
  4. 前記回転軸の両端部が、それぞれ先端に向かって細くなる形状を有し、前記配管に一体に設けられた一対の軸受部にそれぞれ突き当てられるようにして支持され、
    前記回転軸の一方の先端が一方の軸受部に当接しているときに、前記回転軸の他方の先端が他方の軸受部から所定の間隙をあけて離間するよう、前記回転軸の長さが設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の検出ユニット。
  5. 前記軸受部は、前記回転軸の一端部を収容可能な凹形状を有し、前記回転軸の他端側に向けて前記回転軸との間隙を大きくする形状部分を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の検出ユニット。
  6. 前記軸受部は、
    前記回転軸の先端部を所定のクリアランスを保ちつつ貫通させる挿通部と、
    前記配管を流れる流体の一部を、前記挿通部よりも前記回転軸の先端側を通過するように導く開口部と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の検出ユニット。
  7. 第1管部、第2管部および第3管部を含み、少なくとも三方向に開口する分岐配管を有し、前記第1管部と前記第2管部と前記第3管部との接続部に前記回転軸が設けられ、
    前記羽根車は、前記分岐配管における流体の流れ方向に応じて回転方向が反転することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の検出ユニット。
  8. 第1管部として流体を導入する導入管部と、前記第2管部として流体を導入又は導出する導入出管部と、前記第3管部として流体を導出する導出管部を備え、
    前記羽根車は、前記第2管部が流体を導出する流れが形成されるときの回転方向と、前記第2管部が流体を導入する流れが形成されるときの回転方向とが逆方向であることを特徴とする請求項7に記載の検出ユニット。
  9. 浴槽の湯水を循環させるための循環回路と、
    調温された湯水を前記循環回路を通じて前記浴槽に供給するために前記循環回路に接続されている給湯配管と、
    導入管部、導入出管部および導出管部を含み、前記循環回路と前記給湯配管との接続部に設けられ、前記導入管部が前記給湯配管を構成し、前記導入出管部と前記導出管部とが前記循環回路を構成する分岐配管と、
    前記導入管部と前記導入出管部と前記導出管部との接続部において、前記分岐配管の流路を横断するように配設された回転軸と、
    前記回転軸の軸線を中心に回転可能に設けられた羽根車と、
    前記羽根車の回転状態を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて流体の流動状態を演算する判定部と、
    を備え、
    前記羽根車を回転可能に支持する軸受部が、前記分岐配管を通過する流体の流れの中に置かれるように設けられていることを特徴とする給湯システム。
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