JP2014137277A - 異常検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内の気体による影響を受けずに正確に異常を検知する。
【解決手段】異常検知装置1は、ベルトコンベア10と、第一のカメラ11と、第二のカメラ12と、制御ユニット13と、を備えている。ベルトコンベア10は、液体LIQと気体GASを内包した容器XA1の姿勢を変更して気体GASを移動させる気体移動手段として機能する。第一のカメラ11は、ベルトコンベア10によって気体GASを移動させる前の容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する。第二のカメラ12は、ベルトコンベア10によって気体GASを移動させた後の容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する。制御ユニット13の画像解析部25は、第一の画像PI1と第二の画像PI2の解析を行い、第一の画像PI1と第二の画像PI2の差異を気体GASであると判定して当該差異を除外した上で異常部位を検知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体を容器に充填した製品の異常を検知する異常検知装置に関する。
薬液などの液体をポリアンプルなどの容器に充填して製品にするラインには、製品の異常(容器自体の外観の異常(容器の割れや傷など)、液体に混入した異物、容器の表面に付着した異物など)を検知する異物検知装置が設けられている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載の異物検知装置は、容器の姿勢を変化させて容器内に沈殿していた異物を液体中に浮遊させることで、異物を正確に検知する。特許文献2に記載の異物検知装置は、容器の外観の異常と液体に混入している異物を別々のカメラを用いて連続して検知する。これらの異物検知装置によって異常が検知された製品は不良品として弾かれ、異常の無い製品のみが出荷される。
国際公開第2005/031328号 特開平04−309851号公報
しかしながら、液体を充填した容器に、空気などの気体が内包されている場合、上記のような異物検知装置では、容器内の気体(気泡)を異物として誤って検知してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、容器内の気体による影響を受けずに正確に異常を検知することができる異常検知装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、液体と気体を内包した容器の姿勢を変更して該容器内で前記気体を移動させる気体移動手段と、前記気体移動手段によって前記気体を移動させる前の容器を撮像して第一の画像を取得すると共に、前記気体移動手段によって前記気体を移動させた後の前記容器を撮像して第二の画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得した前記第一の画像と前記第二の画像の解析を行い、前記第一の画像と前記第二の画像の差異を前記気体であると判定して該差異を除外した上で異常部位を検知する画像解析手段と、を備えることを特徴とする、異常検知装置である。
本発明によれば、容器内の気体を除外して異常部位を検知するので、容器内の気体による影響を受けずに異常を検知することができる。
(2)本発明はまた、前記気体移動手段は、上り方向に傾斜した上り搬送面と、下り方向に傾斜した下り搬送面と、を備え、前記上り搬送面と前記下り搬送面との一方から他方に前記容器を引き継いで搬送することで、該容器の姿勢を変更して前記気体を移動させることを特徴とする、上記(1)に記載の異常検知装置である。
上記発明によれば、液体を容器に充填して製品にしたりするラインにおいて、製品を搬送している間に異常を検知することができる。このため、ラインの長さを長くする必要がなく、省スペース化を実現できる。
(3)本発明はまた、前記上り搬送面と前記下り搬送面との前記他方の傾斜角度は、前記容器内の前記液体に混入している異物を移動させない角度であることを特徴とする、上記(2)に記載の異物検知装置である。
上記発明によれば、液体に異物が混入している場合であっても、上り搬送面と下り搬送面との一方から他方に引き継いだ後の容器内において、当該異物は移動せず、異常を検知する際に、当該異物を除外してしまうことがない。
(4)本発明はまた、前記上り搬送面と前記下り搬送面との前記一方の傾斜角度は、前記容器内の前記液体に混入している異物を移動させない角度であることを特徴とする、上記(2)又は(3)に記載の異物検知装置である。
上記発明によれば、液体に異物が混入している場合であっても、上り搬送面と下り搬送面との一方から他方に引き継ぐ前の容器内において、当該異物は移動しない。そして、上り搬送面と下り搬送面との一方から他方に引き継ぐことで容器の姿勢が変更するが、その姿勢の変更量を少なくすることができ、結果として、他方に引き継いだ後の容器内において、当該異物は移動しない。このため、異常を検知する際に、当該異物を除外してしまうことがない。
(5)本発明はまた、前記画像取得手段として、前記第一の画像を取得する第一のカメラと、前記第二の画像を取得する第二のカメラと、を備えることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の異物検知装置である。
本発明の上記(1)〜(5)に記載の異常検知装置によれば、容器内の気体による影響を受けずに正確に異常を検知することができる。
本発明の第1実施形態に係る異常検知装置の概略を示す図であり、(A)は上面図であり、(B)は正面図である。 制御ユニットのハード構成を示すブロック図である。 制御ユニットの機能構成を示すブロック図である。 画像解析手段による画像解析を説明する図であり、(A)は第一の画像を示す画像図であり、(B)は第二の画像を示す画像図であり、(C)は第一の画像と第二の画像の差異を除外した画像の画像図である。 本発明の第2実施形態に係る異常検知装置の概略を示す図であり、(A)は容器の姿勢を変化させる前の上面図であり、(B)は容器の姿勢を変化させる前の正面図であり、(C)は容器の姿勢を変化させた後の上面図であり、(D)は容器の姿勢を変化させた後の正面図である。 本発明の第3実施形態に係る異常検知装置の概略を示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は第一の画像を示す画像図であり、(C)は第二の画像を示す画像図である。 本発明の第4実施形態に係る異常検知装置の概略を示す図であり、(A)は正面図であり、(B)はプッシャー装置が動作する前の状態を示す上面図であり、(C)はプッシャー装置が動作した後の状態を示す上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る異常検知装置1,2,3,4について詳細に説明する。
[第1実施形態]まず、図1、図2及び図3を用いて、第1実施形態に係る異常検知装置1の構成について説明する。図1は、異常検知装置1の概略を示す図である。図1(A)は、上面図である。図1(B)は、正面図である。図2は、制御ユニット13のハード構成を示すブロック図である。図3は、制御ユニット13の機能構成を示すブロック図である。なお、本図及び以降の各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。
図1に示される異常検知装置1は、薬液などの液体LIQをポリアンプルなどの容器XA1に充填して製品にするラインで使用される。この異常検知装置1は、製品の異常(容器XA1自体の外観の異常(容器XA1の割れや傷BLEなど)、液体LIQに混入した異物、容器XA1の表面に付着した異物、練り込み(ガラス、プラスチック材料に異物が混入すること)など)を、搬送しながら検知する。異常検知装置1によって異常が検知された製品は、後工程で不良品として弾かれ、異常の無い製品のみが出荷される。
なお、容器XA1は、透明又は半透明の材料からなり、内包する液体LIQが視認可能となっている。そして、容器XA1には、液体LIQの他に、わずかな気体(空気)GASが内包されていてもよいものとする。本明細書では、容器XA1にわずかな気体GASが内包されているものを例に説明する。また、容器XA1としてポリアンプルの場合を例に説明するが、これに限定されず、本明細書における容器には、ガラス製の容器、深絞り包装体、その他の包装体(例:輸液パック、調味料等の小袋)などを含む。さらに、液体LIQは、粘性のあるもの(例えば、ジェル等)であっても良い。
具体的に、異常検知装置1は、ベルトコンベア10と、第一のカメラ11と、第二のカメラ12と、制御ユニット13(図2及び図3参照)と、などを備えている。
ベルトコンベア10は、前工程から供給された容器XA1を、自身の上流(図1における左側)で引き継いで下流(図1における右側)に向けて搬送する。前工程から供給された容器XA1は、流れ方向(図1における右方向)に長手方向が沿うように、横に倒した状態で搬送される。
具体的に、ベルトコンベア10は、駆動用のローラ14と、従動用のローラ15,16と、これらのローラ14〜16に引っ掛けられて走行する環状のベルト17と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、などを備えている。
駆動用のローラ14は、サーボモータの駆動によって定常回転又は間欠回転する。従動用のローラ15,16は、ベルト17の走行によって、駆動用のローラ14に連動して定常回転又は間欠回転する。ベルト17は、駆動用のローラ14の回転によって循環するように定常走行又は間欠走行する。このベルト17は、上流側が、上り方向に傾斜した上り搬送面17aを構成すると共に、下流側が、下り方向に傾斜した下り搬送面17bを構成する。
上り搬送面17aの傾斜角度θは、容器XA1内の気体GASを移動させ、且つ容器XA1の搬送に支障が出ない程度であれば良い。この場合、上り搬送面17aの傾斜角度θは、水平方向に対して5°以上30°以下の範囲で設定されることが好ましい。そして、上り搬送面17aの傾斜角度θは、容器XA1内の液体LIQに異物が混入している可能性がある場合、当該異物を容器XA1内で移動させない緩やかな角度に設定するのが良い。この場合、上り搬送面17aの傾斜角度θは、水平方向に対して5°以上15°以下の範囲で設定されることが好ましい。
下り搬送面17bの傾斜角度θは、容器XA1内の気体GASを移動させ、且つ容器XA1の搬送に支障が出ない程度であれば良い。この場合、下り搬送面17aの傾斜角度θは、水平方向に対して5°以上30°以下の範囲で設定されることが好ましい。そして、下り搬送面17bの傾斜角度θは、容器XA1内の液体LIQに異物が混入している可能性がある場合、当該異物を容器XA1内で移動させない緩やかな角度に設定するのが良い。この場合、下り搬送面17bの傾斜角度θは、水平方向に対して5°以上15°以下の範囲で設定されることが好ましい。
なお、上り搬送面17aの傾斜角度θと、下り搬送面17bの傾斜角度θとは、必ずしも同じである必要はない。また、搬送面は、上り搬送面、下り搬送面、水平搬送面のいずれか2つ又は3つを組み合わせたものであっても良い。
このようなベルトコンベア10は、上り搬送面17aから下り搬送面17bに容器XA1を引き継いで搬送することで、当該容器XA1の姿勢を変更して、当該容器XA1内の気体GASを移動させる(図1左側の容器XA1と、図1右側の容器XA1と、を比較して参照)。すなわち、ベルトコンベア10は、容器XA1の姿勢を変更して、当該容器XA1内の気体GASを移動させる気体移動手段として機能する。
第一のカメラ11及び第二のカメラ12には、CMOSカメラやCCDカメラを利用できる。
第一のカメラ11は、ベルトコンベア10における上り搬送面17aの上方から、上り搬送面17a上を搬送される容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する。すなわち、第一のカメラ11は、ベルトコンベア10によって気体GASを移動させる前の容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する画像取得手段として機能する。なお、ベルト17が間欠走行する場合には、第一のカメラ11は、ベルト11の停止中に容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する。一方、ベルト17が定常走行する場合には、第一のカメラ11は、ベルト17の走行中に容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する。そして、第一のカメラ11は、取得した第一の画像PI1を、画像信号にして制御ユニット13(図2及び図3参照)に送信する。
第二のカメラ12は、ベルトコンベア10における下り搬送面17bの上方から、下り搬送面17b上を搬送させる容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する。すなわち、第二のカメラ12は、ベルトコンベア10によって気体GASを移動させた後の容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する画像取得手段として機能する。なお、ベルト17が間欠走行する場合には、第二のカメラ12は、ベルト11の停止中に容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する。一方、ベルト17が定常走行する場合には、第二のカメラ12は、ベルト17の走行中に容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する。そして、第二のカメラ12は、取得した第二の画像PI2を、画像信号にして制御ユニット13(図2及び図3参照)に送信する。
これら異常検知装置1の各部は、制御ユニット13(図2及び図3参照)によって統括的に制御される。
図2に示されるように、制御ユニット13は、CPU20と、RAM21と、ROM22と、などから構成され、各種制御を実行する。CPU20は、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行させて各種機能を実現する。RAM21は、CPU20の作業領域として使用される。ROM22は、CPU20で実行される基本OSやプログラムを記憶する。
図3に示されるように、制御ユニット13は、プログラム実行後の機能構成として、コンベア制御部23と、撮像制御部24と、画像解析部25と、を備えている。
コンベア制御部23は、撮像制御部24による第一のカメラ11及び第二のカメラ12の制御状況などに基づいて、ベルトコンベア10の動作を制御する。
撮像制御部24は、コンベア制御部23によるベルトコンベア10の制御状況などに基づいて、第一のカメラ11及び第二のカメラ12の動作を制御する。
画像解析部25は、第一のカメラ11から画像信号として送信された第一の画像PI1(図4(A)参照)と、第二のカメラ12から画像信号として送信された第二の画像PI2(図4(B)参照)と、の解析を行う。具体的に、画像解析部25は、第一の画像PI1と第二の画像PI2を比較して、第一の画像PI1と第二の画像PI2に差異がある場合、その差異を気体GASであると判定して当該差異を除外した上で、更なる解析を行う。画像解析部25による更なる解析では、差異を除外した画像PI3に、異常部位があるかないかが検知される。この更なる解析は、周知の解析方法を採用することができる。例えば、予め用意されている画像との比較によるパターンマッチングでもよいし、画像を複数の領域に区切って各領域の特徴量を算出し、隣接する領域との特徴量の差異が大きい領域を異常部位とする方法であってもよい。
このように、異常検知装置1によれば、容器XA1内の気体GASを除外して異常部位(傷BLEなど)を検知するので、容器XA1内の気体GASによる影響を受けずに異常を検知することができる。
そして、製品を搬送している間に異常を検知できる。このため、ラインの長さを長くする必要がなく、省スペース化を実現できる。
また、下り搬送面17bの傾斜角度が緩やかな角度に設定されているので、液体LIQに異物が混入している場合であっても、上り搬送面17aから下り搬送面17bに引き継いだ後の容器XA1内において、当該異物は移動せず、異常を検知する際に、当該異物を除外してしまうことがない。
さらに、上り搬送面17aの傾斜角度が緩やかな角度に設定されているので、液体LIQに異物が混入している場合であっても、上り搬送面17aから下り搬送面17bに引き継ぐ前の容器XA1内において、当該異物は移動しない。そして、上り搬送面17aから下り搬送面17bに引き継ぐことで容器XA1の姿勢が変更するが、その姿勢の変更量を少なくすることができ、結果として、下り搬送面17bに引き継いだ後の容器XA1内において、当該異物は移動しない。このため、異常を検知する際に、当該異物を除外してしまうことがない。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、長さ、形状、材質、向きなどは適宜変更できる。
あるいは、上記実施形態において、画像取得手段として第一のカメラ11及び第二のカメラ12を備えるようにしたが、次に説明するように、本発明は、画像取得手段として一台のカメラを備えるようにしてもよい。
[第2実施形態]次に、図5を用いて、第2実施形態に係る異常検知装置2の構成について説明する。図5は、異常検知装置2の概略を示す図である。図5(A)は、容器XA1の姿勢を変化させる前の上面図である。図5(B)は、容器XA1の姿勢を変化させる前の正面図である。図5(C)は、容器XA1の姿勢を変化させた後の上面図である。図5(D)は、容器XA1の姿勢を変化させた後の正面図である。
なお、ここでは、異常検知装置2の特徴部分のみを説明し、異常検知装置1と同様の構成、作用及び効果についての説明は省略する。また、以降の各実施形態についても、特徴部分のみを説明する。
図5に示される異常検知装置2は、第一のカメラ11及び第二のカメラ12を備えることに代えて、一台の中央カメラ18を備えている。
中央カメラ18は、ベルトコンベア10における上り搬送面17aと下り搬送面17bの境目の上方から、すなわち、ベルトコンベア10の中流の山の上方から、上り搬送面17aから下り搬送面17bに引き継いで搬送される容器XA1を撮像する。
具体的に、中央カメラ18は、上り搬送面17a側に位置し、気体GASを移動させる前の容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する(図5(A)及び図5(B)参照)。そして、中央カメラ18は、下り搬送面17bに引き継がれ、気体GASを移動させた後の容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する(図5(C)及び図5(D)参照)。
このように、異常検知装置2によれば、一台の中央カメラ18で本発明を実現できる。このため、異常検知装置1と比較して、部品点数を削減することができる。
また、上記実施形態では、容器XA1を横に倒して搬送する過程で異常を検知する場合を例に説明したが、次に説明するように、本発明は、容器XA1を立てて搬送する過程で異常を検知するようにしてもよい。
[第3実施形態]次に、図6を用いて、第3実施形態に係る異常検知装置3の構成について説明する。図6は、異常検知装置3の概略を示す図である。図6(A)は、異常検知装置3の正面図である。図6(B)は、第一の画像PI1を示す画像図である。図6(C)は、第二の画像PI2を示す画像図である。
図6に示される異常検知装置3は、ベルトコンベア10を備えることに代えて、コンベア30を備えている。また、異常検知装置3は、第一のカメラ11及び第二のカメラ12を、異常検知装置1とは異なる位置に配置している。
コンベア30は、駆動用のローラ31と、従動用のローラ(図示省略)と、これらローラに引っ掛けられて走行する環状のベルト32と、このベルト32の表面に所定間隔に設けられた複数のフック33と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、などを備えている。
駆動用ローラ31は、サーボモータの駆動によって定常回転又は間欠回転する。従動用のローラ(図示省略)は、ベルト32の走行によって、駆動用のローラ31に連動して定常回転又は間欠回転する。ベルト32は、駆動用のローラ31の回転によって循環するように定常走行又は間欠走行する。複数のフック33は、容器XA1を引っ掛ける固定具であり、引っ掛けられた容器XA1を、ベルト32上に立たせるように固定する。
第一のカメラ11は、コンベア30の側方から、ベルト32上に立てられた容器XA1を撮像して第一の画像PI1を取得する。第二のカメラ12は、コンベア30の下方から、当該コンベア30によって気体GASを移動させた後の容器XA1を撮像して第二の画像PI2を取得する。
このように、異常検知装置3によれば、容器XA1を立たせて搬送しながら異常を検知する場合であっても、容器XA1を横に倒して搬送しながら異常を検知する異常検知装置1と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態では、容器XA1を横に倒して搬送する過程で異常を検知する場合や、容器XA1を立てて搬送する過程で異常を検知する場合を例に説明したが、本発明は、容器XA1の姿勢を変更しながら搬送する過程で異常を検知するようにしてもよい。具体的には、次に説明するように、立てて搬送する過程で第一の画像PI1を取得すると共に、その後、例えば包装するために横に倒してから搬送する過程で第二の画像PI2を取得することで、異常を検知するようにしてもよい。
[第4実施形態]次に、図7を用いて、第4実施形態に係る異常検知装置4の構成について説明する。図7は、異常検知装置4の概略を示す図である。図7(A)は、異常検知装置4の正面図である。図7(B)は、プッシャー装置50が動作する前の状態を示す上面図である。図7(C)は、プッシャー装置50が動作した後の状態を示す上面図である。
図7に示される異常検知装置4は、ベルトコンベア10を備えることに代えて、ベルトコンベア40を備えている。そして、異常検知装置4は、第一のカメラ11及び第二のカメラ12を、異常検知装置1とは異なる位置に配置している。また、異常検知装置4は、プッシャー装置50と、フィンガーコンベア60と、を備えている。
ベルトコンベア40は、駆動用のローラ41と、従動用のローラ(図示省略)と、これらローラに引っ掛けられて走行する環状のベルト42と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、例えばガイド(図示省略)と、などを備えている。
駆動用のローラ41は、サーボモータの駆動によって間欠回転する。従動用のローラ(図示省略)は、ベルト42の走行によって、駆動用のローラ41に連動して間欠回転する。ベルト42は、駆動用のローラ41の回転によって循環するように間欠走行する。ガイド(図示省略)は、ベルト42上において起立状態で搬送中の容器XA1を横に倒す。
なお、ベルト42が構成する搬送面のうちの下流側は、幅方向の左右で傾斜して、容器XA1の上部が斜め下を向くように設定されていることが好ましい。すなわち、ベルト42が構成する搬送面は、図7(B)における図示下側が低位となると共に図示上側が高位となるように傾斜していることが好ましい。具体的に、その傾斜角度は、水平方向に対して5°以上30°以下の範囲で設定されることが好ましい。そして、その傾斜角度は、容器XA1内の液体LIQに異物が混入している可能性がある場合、当該異物を容器XA1内で下部から移動させない緩やかな角度に設定するのが良い。この場合、その角度は、水平方向に対して5°以上15°以下の範囲で設定されることが好ましい。
第一のカメラ11は、ベルトコンベア40における上流側の側方から、上流側のベルト42上を立てて搬送される容器XA1を、撮像して第一の画像PI1を取得する。第二のカメラ12は、ベルトコンベア40における下流側の上方から、下流側のベルト42上を横に倒して搬送される容器XA1を、撮像して第二の画像PI2を取得する。
プッシャー装置50は、ベルトコンベア40の下流側の側方(図7(B)及び図7(C)における図示上側)に配置されている。このプッシャー装置50は、ベルトコンベア40とフィンガーコンベア60との動作に連動して間欠的に動作して、ベルトコンベア40上の容器XA1を押して、フィンガーコンベア60上に移動させる。
フィンガーコンベア60は、自身の上流側の側方(図7(B)及び図7(C)における図示上側)が、ベルトコンベア40の下流側の側方(図7(B)及び図7(C)における図示下側)に隣接するように配置されている。このフィンガーコンベア60は、ベルトコンベア40とプッシャー装置50との動作に連動して間欠的に動作して、ベルトコンベア40上の容器XA1を引き継ぎ、その後、下流に向けて搬送する。
1,2,3,4 異常検知装置
10,40 ベルトコンベア(気体移動手段)
11 第一のカメラ(画像取得手段)
12 第二のカメラ(画像取得手段)
17a 上り搬送面
17b 下り搬送面
18 中央カメラ(画像取得手段)
25 画像解析部(画像解析手段)
30 コンベア(気体移動手段)
XA1 容器
BLE 傷
LIQ 液体
GAS 気体
θ 一方の傾斜角度
θ 他方の傾斜角度
PI1 第一の画像
PI2 第二の画像

Claims (5)

  1. 液体と気体を内包した容器の姿勢を変更して該容器内で前記気体を移動させる気体移動手段と、
    前記気体移動手段によって前記気体を移動させる前の前記容器を撮像して第一の画像を取得すると共に、前記気体移動手段によって前記気体を移動させた後の前記容器を撮像して第二の画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段によって取得した前記第一の画像と前記第二の画像の解析を行い、前記第一の画像と前記第二の画像の差異を前記気体であると判定して該差異を除外した上で異常部位を検知する画像解析手段と、を備えることを特徴とする、
    異常検知装置。
  2. 前記気体移動手段は、上り方向に傾斜した上り搬送面と、下り方向に傾斜した下り搬送面と、を備え、前記上り搬送面と前記下り搬送面との一方から他方に前記容器を引き継いで搬送することで、該容器の姿勢を変更して前記気体を移動させることを特徴とする、
    請求項1に記載の異常検知装置。
  3. 前記上り搬送面と前記下り搬送面との前記他方の傾斜角度は、前記容器内の前記液体に混入している異物を移動させない角度であることを特徴とする、
    請求項2に記載の異物検知装置。
  4. 前記上り搬送面と前記下り搬送面との前記一方の傾斜角度は、前記容器内の前記液体に混入している異物を移動させない角度であることを特徴とする、
    請求項2又は3に記載の異物検知装置。
  5. 前記画像取得手段として、前記第一の画像を取得する第一のカメラと、前記第二の画像を取得する第二のカメラと、を備えることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の異物検知装置。
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