JP2014136570A - シート位置連動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの位置に応じて出力装置の出力を自動的に調整することができる小型且つ簡易な構造のシート位置連動システムを提供する。
【解決手段】本シート位置連動システム1は、車両におけるシートの位置を検出する検出手段(検出センサ3)と、乗員の感覚器に受容されるもの(光、風)を車室空間へ出力する出力装置4、5と、を備える。そして、出力装置は、検出手段のシートの位置の検出結果に応じて、出力量及び/又は出力方向を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート位置連動システムに関し、さらに詳しくは、シートの位置に応じて出力装置の出力を自動的に調整することができる小型且つ簡易な構造のシート位置連動システムに関する。
一般に、ミニバン等の自動車におけるシートの位置(例えば、シートのスライド位置等)を調整したときに、調整前のシートの位置に対して、照明装置による光量や光方向が適正でなくなったり、空調装置による風量や風方向が適正でなくなったりしてしまう。そのため、乗員が手動により、照明装置の光量や光方向を調整したり、空調装置の風量や風方向を調整したりしており、煩雑な調整作業が必要である。
そこで、上記問題を解決する技術として、シートの位置に応じて照明装置をスライド移動させることで照明装置の光量や光方向を調整するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、例えば、図12に示すように、車両天井部に車両前後方向に延びるガイドレール102を設け、このガイドレール102に沿って照明装置123をスライド自在に設け、駆動モータ118の駆動によりシートの位置に応じて照明装置123をスライド移動させるシート位置連動システム101が開示されている。
特開平5−155290号公報
しかし、上記特許文献1のシート位置連動システム101では、照明装置123を天井部にスライド可能に設けているので、天井部にガイドレール102や駆動モータ118等の複雑な構造物を組み込む必要があり、極めて大きな搭載スペースが必要となる。また、照明装置123が長距離をスライド移動するため、ワイヤーハーネスの取り回しが困難となる。さらに、上記特許文献1は、シートの位置に連動する照明装置に関する技術であり、空調装置等の他の出力装置に関しては全く考慮されていない。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、シートの位置に応じて出力装置の出力を自動的に調整することができる小型且つ簡易な構造のシート位置連動システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シート位置連動システムであって、車両におけるシートの位置を検出する検出手段と、乗員の感覚器に受容されるものを車室空間へ出力する出力装置と、を備え、前記出力装置は、前記検出手段の前記シートの位置の検出結果に応じて、出力量及び/又は出力方向を調整することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記出力装置は、光を出力し、前記検出結果に応じて、光の量及び/又は光の方向を調整することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載において、前記出力装置は、風を出力し、前記検出結果に応じて、風の量及び/又は風の方向を調整することを要旨とする。
本発明のシート位置連動システムによると、車両におけるシートの位置を検出する検出手段と、乗員の感覚器に受容されるものを車室空間へ出力する出力装置と、を備える。そして、出力装置は、検出手段のシートの位置の検出結果に応じて、出力量及び/又は出力方向を調整する。これにより、シートの位置を変更すると、シートの位置に応じて出力装置の出力量及び/又は出力方向が自動的に調整される。よって、シートの位置を変更しても出力装置から適正な出力が実施されて乗員の快適性が維持される。また、従来のように照明装置等をスライド可能に設けるものに比べて、小型且つ簡易な構造とすることができる。
また、上記出力装置が、光を出力し、検出結果に応じて、光の量及び/又は光の方向を調整する場合は、シートの位置を変更しても出力装置から適正な光が出力される。
さらに、上記出力装置が、風を出力し、検出結果に応じて、風の量及び/又は風の方向を調整する場合は、シートの位置を変更しても出力装置から適正な風が出力される。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るシート位置連動システムのブロック図である。 上記シート位置連動システムを備える車両の模式図である。 図2のIII矢視図である。 実施例に係るシートの斜視図である。 実施例に係る照明装置の斜視図である。 実施例に係る空調装置の吹出口の斜視図である。 図6のVII−VII線断面図である。 上記照明装置の調整制御を説明するためのフローチャート図である。 上記照明装置の調整制御を説明するための説明図であり、(a)はシートのスライド位置と光量との相関を示すグラフであり、(b)はシートのスライド位置と光方向との相関を示すグラフである。 上記空調装置の調整制御を説明するためのフローチャート図である。 上記空調装置の調整制御を説明するための説明図であり、(a)はシートのスライド位置と風量との相関を示すグラフであり、(b)はシートのスライド位置と風方向との相関を示すグラフである。 従来のシート位置連動システムを説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.シート位置連動システム
本実施形態1.に係るシート位置連動システム(1)は、車両におけるシートの位置を検出する検出手段(3)と、乗員の感覚器に受容されるものを車室空間へ出力する出力装置(4、5)と、を備える。そして、出力装置(4、5)は、検出手段(3)のシートの位置の検出結果に応じて、出力量及び/又は出力方向を調整する(例えば、図1等参照)。なお、上記「乗員の感覚器に受容されるもの」としては、例えば、光、風、音、映像等を挙げることができる。
本実施形態1.に係るシート位置連動システムとしては、例えば、上記出力装置(4)は、光を出力し、検出結果に応じて、光の量及び/又は光の方向を調整する形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記出力装置(4)は、車室空間へ光を出力し且つ光量及び/又は光方向が調整可能とされた照明装置(23)と、検出手段(3)の検出結果に応じて、照明装置の光量及び/又は光方向を調整制御する制御部(24)と、を備えることができる(例えば、図1及び図9等参照)。これにより、シートの位置に応じて照明装置を容易且つ確実に調整制御できる。この場合、上記制御部(24)は、シートの位置と照明装置(23)の光量及び/又は光方向との予め決められた相関関係(P1、P2)に基づいて調整装置を調整制御することが好ましい。
本実施形態1.に係るシート位置連動システムとしては、例えば、上記出力装置(5)は、風を出力し、検出結果に応じて、風の量及び/又は風の方向を調整する形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記出力装置(5)は、車室空間へ風を出力し且つ風量及び/又は風方向が調整可能とされた空調装置(33)と、検出手段(3)の検出結果に応じて、空調装置の風量及び/又は風方向を調整制御する制御部(34)と、を備えることができる(例えば、図1及び図11等参照)。これにより、シートの位置に応じて空調装置を容易且つ確実に調整制御できる。この場合、上記制御部(34)は、シートの位置と空調装置(33)の風量及び/又は風方向との予め決められた相関関係(Q1、Q2)に基づいて空調装置を調整制御することが好ましい。
本実施形態1.に係るシート位置連動システムとしては、例えば、上記検出手段(3)は、シートの位置を調整するための駆動モータ(18)内に内蔵され、駆動モータの回転数を検出することでシートの位置を検出する形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。これにより、車両室内で生じる振動やノイズ等の影響を受けることなくシートの位置を正確に検出できる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、図2に示すように、フロントシート7、2列目リアシート8(本発明に係る「シート」として例示する。)及び3列目リアシート9を備える車両6を例示する。
(1)シート位置連動システムの構成
本実施例に係るシート位置連動システム1は、図1に示すように、シートの位置を検出する検出センサ3(本発明に係る「検出手段」として例示する。)と、第1出力装置4及び第2出力装置5と、を備えている。
上記リアシート8は、図2に示すように、車両前後方向に沿って前端位置A(図2中に実線で示す)と後端位置B(図2中に2点鎖線で示す。)との間でスライド可能とされている。具体的に、シート8は、図3及び図4に示すように、フロアパネル上に車両前後方向に沿って配設された左右のガイドレール13にスライド自在に支持されている。そして、シート8の駆動制御を司るシート制御部15にスイッチ16やリモコン17(図4参照)等から駆動指令信号が入力されると、シート制御部15により駆動モータ18が駆動されてシート8がスライド移動される。
なお、本実施例では、シートクッション8aに対してシートバッグ8bを駆動モータ11の駆動で傾動可能としたリクライニング機構を備えるリアシート8を採用する(図4参照)。
上記検出センサ3は、駆動モータ18内に内蔵されており、駆動モータ18の回転数を検出することでシート8のスライド位置を検出する。この検出センサ3の検出結果は、図1に示すように、シート制御部15及びCAN通信部19を介してエンジンの駆動制御を司るメイン制御部20に入力される。そして、メイン制御部20は、LIN通信部21を介して後述する光制御部及び空調制御部に検出センサ3の検出結果を出力する。
上記第1出力装置4は、図1に示すように、車室空間へ光を出力する照明装置23と、この照明装置23の駆動制御を司る光制御部24と、を備えている。なお、上記照明装置23は、天井部の車両幅方向の左右の縁側のそれぞれに配設されている(図2及び図3参照)。
上記照明装置23は、図5に示すように、発光ダイオード等からなる光源26と、光源26を内蔵するハウジング27と、を備えている。このハウジング27には、第1駆動モータ28の主力軸28aが連結されている。また、第1駆動モータ28の外周には揺動アーム29の下端側が取り付けられ、この揺動アーム29の上端側には第2駆動モータ30の出力軸30aが連結されている。よって、各駆動モータ28、30の駆動により略直交する2軸回りに照明装置23が回動されることで照明装置23の光方向(すなわち、照射方向)が調整可能とされている。また、光源26への印加電圧等を制御することで照明装置23の光量が調整可能とされている。なお、上記駆動モータ28、30の出力軸28a、30aは、適当な動力伝達機構を介して駆動対象に連結されていてもよい。
上記光制御部24は、図8に示すように、メイン制御部20から検出センサ3の検出結果が入力されると(ステップS1でYES判定)、シート8のスライド位置が変更されたことを認識する。そして、照明装置23の光源26の光量を調整し(ステップS2)、駆動モータ28、30を駆動して照明装置23の姿勢を制御して光源26の光方向を調整する(ステップS3)。
ここで、上記光制御部24は、図9(a)に示すように、シート8の位置と照明装置23の光量との予め決められた相関関係P1を記憶しており、その相関関係P1に基づいて光量を調整する。さらに、上記光制御部24は、図9(b)に示すように、シート8の位置と照明装置23の光方向との予め決められた相関関係P2を記憶しており、その相関関係P2に基づいて光方向を調整する。なお、図9(a)(b)のグラフの横軸は、シート8の前端位置Aと後端位置Bとの間のスライド位置を示す。また、図9(a)のグラフの縦軸は、照明装置23の光量の大きさを示す。さらに、図9(b)のグラフの縦軸は、照明装置23の光方向(照射方向)の車両前後方向における向きを示す。
上記第2出力装置5は、図1に示すように、車室空間へ空調風(例えば、温風、冷風等)を出力する空調装置33と、この空調装置33の駆動制御を司る空調制御部34と、を備えている。なお、上記空調装置33の吹出口36は、図2及び図3に示すように、天井部における左右のシート8の前上方側のそれぞれに配設されている。
上記空調装置33の吹出口36は、図6及び図7に示すように、筒状のハウジング37と、このハウジング37内で水平軸回りに回動自在に支持された複数(図中3つ)のフィン38と、を備えている。これら各フィン38の長手方向の一端側は連結部材39に軸支されている。また、1つのフィン38の支持軸38aには駆動モータ40の出力軸40aが連結されている。よって、駆動モータ40の駆動により各フィン38が水平軸回りに回動されることで空調装置33の吹出口36からの風方向(すなわち、送風方向)が調整可能とされている。また、空調装置33の空調回路42(図1参照)を制御することで空調装置33の吹出口36からの風量が調整可能とされている。なお、上記駆動モータ40の出力軸40aは、適当な動力伝達機構を介して駆動対象に連結されていてもよい。
上記空調制御部34は、図10に示すように、メイン制御部20から検出センサ3の検出結果が入力されると(ステップS11でYES判定)、シート8のスライド位置が変更されたことを認識する。そして、空調回路42(図1参照)を制御して吹出口36からの風量を調整し(ステップS12)、駆動モータ40を駆動してフィン38の姿勢を制御して吹出口36からの風方向(すなわち、送風方向)を調整する(ステップS13)。
ここで、上記空調制御部34は、図11(a)に示すように、シート8の位置と空調装置33の風量との予め決められた相関関係Q1を記憶しており、その相関関係Q1に基づいて風量を調整する。さらに、上記空調制御部34は、図11(b)に示すように、シート8の位置と空調装置33の風方向との予め決められた相関関係Q2を記憶しており、その相関関係Q2に基づいて風方向を調整する。なお、図11(a)(b)のグラフの横軸は、シート8の前端位置Aと後端位置Bとの間のスライド位置を示す。また、図11(a)のグラフの縦軸は、空調装置33の風量の大きさを示す。さらに、図11(b)のグラフの縦軸は、空調装置33の風方向(送風方向)の車両前後方向における向きを示す。
なお、上記各制御部15、20、24、34の制御処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適にはCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。
(2)シート位置連動システムの作用
次に、上記構成のシート位置連動システム1の作用について説明する。シート8をスライド移動させると、検出センサ3でシート8のスライド位置が検出される。そして、検出センサ3の検出結果に基づいて、光制御部24により照明装置23の光量及び光方向が調整されるとともに、空調制御部34により空調装置33の風量及び風方向が調整される。具体的には、例えば、シート8が車両後方に向かってスライド移動して照明装置23及び空調装置33から離れると、照明装置23でより遠くが照明されるとともに、空調装置33でより遠くに送風されることとなる。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のシート位置連動システム1によると、車両6におけるシート8の位置を検出する検出センサ3と、乗員の感覚器に受容されるものを車室空間へ出力する出力装置4、5と、を備える。そして、出力装置4、5は、検出センサ3のシート8の位置の検出結果に応じて、出力量及び出力方向を調整する。これにより、シート8の位置を変更すると、シート8の位置に応じて出力装置4、5の出力量及び出力方向が自動的に調整される。よって、シート8の位置を変更しても出力装置4、5から適正な出力が実施されて乗員の快適性が維持される。また、従来のように照明装置等をスライド可能に設けるものに比べて、小型且つ簡易な構造とすることができる。
また、本実施例では、出力装置4は、光を出力し、検出結果に応じて、光量及び光方向を調整するので、シート8の位置を変更しても出力装置4から適正な光が出力される。
また、本実施例では、出力装置4は、車室空間へ光を出力し且つ光量及び光方向を調整可能とされた照明装置23と、検出センサ3の検出結果に応じて、シート8の位置と照明装置23の光量及び光方向との予め決められた相関関係P1、P2に基づいて照明装置23の光量及び光方向を調整制御する光制御部24と、を備えるので、シート8の位置に応じて照明装置23を容易且つ確実に調整制御できる。
また、本実施例では、出力装置5は、風を出力し、検出結果に応じて、風量及び風方向を調整するので、シート8の位置を変更しても出力装置5から適正な風が出力される。
また、本実施例では、出力装置5は、車室空間へ風を出力し且つ風量及び風方向を調整可能とされた空調装置33と、検出センサ3の検出結果に応じて、シート8の位置と空調装置33の風量及び風方向との予め決められた相関関係Q1、Q2に基づいて空調装置33の風量及び風方向を調整制御する空調制御部34と、を備えるので、シート8の位置に応じて空調装置33を容易且つ確実に調整制御できる。
さらに、本実施例では、検出センサ3は、シート8の位置を調整するための駆動モータ18内に内蔵され、駆動モータ18の回転数を検出することでシート8の位置を検出するので、車両室内で生じる振動やノイズ等の影響を受けることなくシート8の位置を正確に検出できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、出力量及び出力方向の両者を調整する出力装置4、5を例示したが、これに限定されず、例えば、出力量及び出力方向のうちの一方のみを調整する出力装置としてもよい。
また、上記実施例では、2つの第1及び第2出力装置4、5を備えるシート位置連動システム1を例示したが、これに限定されず、例えば、1又は3以上の出力装置を備えるシート位置連動システムとしてもよい。
また、上記実施例では、光を出力する照明装置23や風を出力する空調装置33を例示したが、これに限定されず、例えば、音を出力するスピーカ装置としたり、映像を出力する表示装置としたりしてもよい。
また、上記実施例では、シート8のスライド位置に応じて出力装置4、5が出力を調整する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、スライド位置に替えて又は加えて、シートクッション8aに対するシートバッグ8bの傾動位置(すなわち、シートのリクライニング位置)、シート8の垂直軸回りの回転位置、車両フロアに対するシート8の高さ位置等のうちの1種又は2種以上の組み合わせに応じて出力装置が出力を調整するようにしてもよい。
特に、本実施例では、シート8の位置に応じて出力装置4、5が出力量及び/又は出力方向を調整するようにしたので、シートのリクライニング位置、シートの垂直軸回りの回転位置、車両フロアに対するシートの高さ位置等を変更しても、その変更にきめ細かく対応して乗員の快適性が維持される。これに対して、従来のように照明装置等をスライド可能に設けるもの(図12参照)では、シートのスライド位置の変更にはある程度対応できるが、シートのリクライニング位置、シートの垂直軸回りの回転位置、車両フロアに対するシートの高さ位置等の変更にはきめ細かく対応できない恐れがある。
なお、上記シート8のリクライニング位置に応じて出力装置4、5が出力量及び/又は出力方向を調整する場合、例えば、傾動用の駆動モータ11(図4参照)内に駆動モータ11の回転数を検出する検出センサを設け、この検出センサの検出結果に応じて出力装置が出力を調整することができる。
また、上記実施例では、駆動モータ18に内蔵された検出センサ3でシート8の位置を検出するようにしたが、これに限定されず、例えば、シート8の移動軌跡に応じて車両側に配設されたリミットスイッチや光センサ等の検出手段でシート8の位置を検出するようにしてもよい。また、例えば、リモコン17(図4参照)の位置を検出手段で検出して、リモコン17に向かって光を照らしたり風を送ったりしてもよい。
また、上記実施例では、照明装置23を互いに略直交する2軸回りに回動させて姿勢制御するようにしたが、これに限定されず、例えば、照明装置23を1軸回りに回動させて姿勢制御するようにしてもよい。
また、上記実施例では、空調装置33において水平軸回りに回動可能に設けられたフィン38を姿勢制御するようにしたが、これに限定されず、例えば、空調装置において水平軸回りに回動可能に設けられたフィンと垂直軸回りに回動可能に設けられたフィンとを姿勢制御するようにしてもよい。
また、上記実施例では、照明装置23を光制御部24で制御するとともに、空調装置33を空調制御部34で制御する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、照明装置23及び空調装置33を単一の制御部(例えば、メイン制御部20等)で制御するようにしてもよい。
また、上記実施例では、直線状の相関関係P1、P2、Q1、Q2を例示したが、これに限定されず、例えば、曲線状の相関関係としてもよい。
また、上記実施例では、天井部に配設される照明装置23や空調装置33を例示したが、これに限定されず、ピラー、ドアトリム、前側のシートに配設される照明装置や空調装置としてもよい。
また、上記実施例では、2列目リアシート8を対象としたシート位置連動システム1を例示したが、これに限定されず、例えば、フロントシートや3列目以降のリアシートを対象としてシート位置連動システムとしてもよい。
さらに、上記実施例において、左右のシート8に乗員の着座を検出する荷重センサを設けておけば、左右のシート8において一方に乗員が着座し他方に乗員が着座してない場合に、着座者に対して集中的に光を照射したり風を送ったりすることができる。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などのシート位置に連動して出力を調整する技術として広く利用される。
1;シート位置連動システム、3;検出センサ、4;第1出力装置、5;第2出力装置、6;車両、8;リアシート。

Claims (3)

  1. 車両におけるシートの位置を検出する検出手段と、
    乗員の感覚器に受容されるものを車室空間へ出力する出力装置と、を備え、
    前記出力装置は、前記検出手段の前記シートの位置の検出結果に応じて、出力量及び/又は出力方向を調整することを特徴とするシート位置連動システム。
  2. 前記出力装置は、光を出力し、前記検出結果に応じて、光の量及び/又は光の方向を調整する請求項1記載のシート位置連動システム。
  3. 前記出力装置は、風を出力し、前記検出結果に応じて、風の量及び/又は風の方向を調整する請求項1記載のシート位置連動システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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