JP2019081494A - 送風装置、および、制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】後席空間の快適性を高めると共に、燃費を向上させることの可能な送風装置を提供する。【解決手段】車室内のサーキュレーション用の送風装置1は、ケーシング20、送風機30、および、制御部40、41を備える。ケーシング20は、車室内の前席空間5の空気を吸い込む吸込口24、車室内の後席空間6に空気を吹き出す吹出口25、26、および、吸込口24から吹出口25、26へ空気を流すための通風路27を有する。送風機30は、ケーシング20の吸込口24から吹出口25、26に向けて空気を送風する。制御部40、41は、後席4に着座する乗員8の有無を検出する乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出される場合、送風機30を駆動する。一方、制御部40、41は、その乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出されない場合、送風機30の駆動を停止する。【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載されるサーキュレーション用の送風装置、および、それを駆動制御する制御装置に関するものである。
従来、車室内の空気の循環を行う送風装置が知られている。特許文献1および2に記載の送風装置は、フロントエアコンユニットから吹き出される空調風を前席空間から後席空間に送風することにより、後席空間の快適性を高めることを可能としている。
特許文献1および2に記載の送風装置に関し、発明者は、次のような課題を見出した。即ち、一般に、送風装置は、車室内のうち前席空間と後席空間との間に設置されている。そのため、車両の前席に着座している運転者は、送風装置が駆動しているか否かを確認することが困難である。そのため、例えば、車両に運転者のみが乗車し、送風装置のスイッチがオンされていると、後席に乗員が乗車していないにも関わらず、送風装置が駆動し続けることがある。その場合、送風装置に消費される電力が無駄になり、燃費が悪化するといった問題がある。
また、例えば、車両の前席と後席に乗員が乗車している状態から、後席の乗員のみが降車した場合、送風装置のスイッチがオンされていると、送風装置が駆動し続けることになる。その場合にも、送風装置に消費される電力が無駄になり、燃費が悪化するといった問題がある。
さらに、例えば、車両の前席のみに運転者が乗車している状態から、後席に乗員が乗車した場合、送風装置の駆動が停止していると、フロントエアコンユニットから吹き出される空調風が後席空間に送風されにくい状態となる。その場合、後席空間の快適性が低下するといった問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、後席空間の快適性を高めると共に、燃費を向上させることの可能な送風装置、および、それを駆動制御する制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、車室内の後席(4)に着座する乗員(8)の有無を検出する乗員検出部(60)を備えた車両(2)に搭載されるサーキュレーション用の送風装置(1)であって、
車室内の前席空間(5)の空気を吸い込む吸込口(24)、車室内の後席空間(6)に空気を吹き出す吹出口(25、26)、および、吸込口から吹出口へ空気を流すための通風路(27)を有するケーシング(20)と、
ケーシングの吸込口から吹出口に向けて空気を送風する送風機(30)と、
乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風機を駆動し、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する制御部(40、41)と、を備える。
車室内の前席空間(5)の空気を吸い込む吸込口(24)、車室内の後席空間(6)に空気を吹き出す吹出口(25、26)、および、吸込口から吹出口へ空気を流すための通風路(27)を有するケーシング(20)と、
ケーシングの吸込口から吹出口に向けて空気を送風する送風機(30)と、
乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風機を駆動し、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する制御部(40、41)と、を備える。
これによれば、後席に乗員が着座している場合、送風機が駆動され、前席空間の空気が吸入口からケーシング内の通風路を通り吹出口から後席空間に吹き出される。したがって、送風装置は、後席空間の快適性を高めることができる。それに対し、後席に乗員が着座していない場合、送風機の駆動が停止する。そのため、送風装置の送風機に無駄なエネルギが消費されることが防がれる。したがって、この送風装置は、車両の燃費を向上させることができる。
請求項7に係る発明は、車室内の後席(4)に着座する乗員の有無を検出する乗員検出部(60)と、車室内の前席空間(5)の空気を後席空間(6)に送風する送風装置(1)とを備えた車両(2)に搭載され、送風装置(1)を制御する制御装置(40、41)であって、
乗員検出部(60)により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風装置が備える送風機(30)を駆動し、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する。
乗員検出部(60)により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風装置が備える送風機(30)を駆動し、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する。
これによれば、後席に乗員が着座している場合、送風装置が備える送風機が駆動され、前席空間の空気が後席空間に送風される。したがって、この制御装置は、送風装置により後席空間の快適性を高めることができる。それに対し、後席に乗員が着座していない場合、送風機の駆動が停止する。したがって、この制御装置は、送風装置が備える送風機に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
なお、上記各構成に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載する具体的構成との対応関係の一例を示したものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。また、以下の説明および図面はいずれも、本発明の実施形態の一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の送風装置1は、車両2の車室内に搭載され、車室内の空気のサーキュレーションに用いられる。車両2には、3列のシートが設けられている。以下の説明では、3列のシートのうち、最前列のシート3aを前席3と呼ぶ。また、3列のシートのうち、前から2番目のシート4aと前から3番目のシート4bを後席4と呼ぶ。また、以下の説明では、車室内空間のうち、前席3が設けられている空間を前席空間5と呼び、後席4が設けられている空間を後席空間6と呼ぶこととする。前席3と後席4には、乗員8a、8b、8cが着座しているか否かを検出するための着座センサ9a、9b、9cが設けられている。なお、以下の説明では、乗員8a、8b、8cを単に「乗員8」と表記し、着座センサ9a、9b、9cを単に「着座センサ9」と表記することがある。
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の送風装置1は、車両2の車室内に搭載され、車室内の空気のサーキュレーションに用いられる。車両2には、3列のシートが設けられている。以下の説明では、3列のシートのうち、最前列のシート3aを前席3と呼ぶ。また、3列のシートのうち、前から2番目のシート4aと前から3番目のシート4bを後席4と呼ぶ。また、以下の説明では、車室内空間のうち、前席3が設けられている空間を前席空間5と呼び、後席4が設けられている空間を後席空間6と呼ぶこととする。前席3と後席4には、乗員8a、8b、8cが着座しているか否かを検出するための着座センサ9a、9b、9cが設けられている。なお、以下の説明では、乗員8a、8b、8cを単に「乗員8」と表記し、着座センサ9a、9b、9cを単に「着座センサ9」と表記することがある。
車両2のインストルパネルの内側には、車室内の空調を行うためのフロントエアコンユニット10が搭載されている。図1および図4に示すように、フロントエアコンユニット10は、乗員8によるエアコンスイッチ11の操作、または、フロントエアコンユニットECU12の自動制御により、吹出モードを、フェイスモード、デフロスタモード、フットモード等に切る変えることが可能である。なお、ECUはElectronic Control Unitの略である。フロントエアコンユニット10は、フェイスモードが選択されると、フェイス吹出口13から、前席3に着座する乗員8aの上半身に向けて空調風を吹き出す。また、フロントエアコンユニット10は、デフロスタモードが選択されると、デフロスタ吹出口14から、フロントガラスの内側に向けて空調風を吹き出す。また、フロントエアコンユニット10は、フットモードが選択されると、フット吹出口15から、前席3に着座する乗員8aの下半身に向けて空調風を吹き出す。
本実施形態の送風装置1は、車両2の天井のうち、前席空間5と後席空間6との間の位置に取り付けられている。なお、送風装置1の取付位置は、これに限るものでなく、例えば前席3の背凭れの後面、前席3の下面、または、Bピラーなどに取り付けることも可能である。
送風装置1は、前席空間5の空気を後席空間6に送風するサーキュレータである。送風装置1の駆動により、フロントエアコンユニット10から吹き出される空調風は、前席空間5から後席空間6に送風される。これにより、送風装置1は、車室内の空気を循環させることで、後席空間6の快適性を高めることを可能としている。図1の矢印F1は、フロントエアコンユニット10のフェイス吹出口13から吹き出される空調風の流れ方向を示している。図1の矢印F2は、送風装置1から後席空間6に吹き出される風の流れ方向を示している。
次に、送風装置1の構成の一例について説明する。
図2および図3に示すように、送風装置1は、ケーシング20および送風機30などを備えている。ケーシング20は、略直方体形状に形成されたケース本体21と、そのケース本体21から車幅方向両側に延びる送風ダクト22、23を有している。ケース本体21の前方には、車室内の前席空間5の空気を吸い込むための吸込口24が設けられている。送風ダクト22、23には、車室内の後席空間6に空気を吹き出すための吹出口25、26が設けられている。なお、本実施形態では、吹出口25、26は、車室内の後席空間6の右側に空気を吹き出す右側吹出口25と、車室内の後席空間6の左側に空気を吹き出す左側吹出口26とを有している。ケース本体21の内側および送風ダクト22、23の内側には、吸込口24から吹出口25、26に向けて空気を流すための通風路27が形成されている。なお、図2および図3の矢印F3〜F9は、吸込口24から通風路27を通って吹出口25、26から吹き出される風の流れ方向を示している。
図2および図3に示すように、送風装置1は、ケーシング20および送風機30などを備えている。ケーシング20は、略直方体形状に形成されたケース本体21と、そのケース本体21から車幅方向両側に延びる送風ダクト22、23を有している。ケース本体21の前方には、車室内の前席空間5の空気を吸い込むための吸込口24が設けられている。送風ダクト22、23には、車室内の後席空間6に空気を吹き出すための吹出口25、26が設けられている。なお、本実施形態では、吹出口25、26は、車室内の後席空間6の右側に空気を吹き出す右側吹出口25と、車室内の後席空間6の左側に空気を吹き出す左側吹出口26とを有している。ケース本体21の内側および送風ダクト22、23の内側には、吸込口24から吹出口25、26に向けて空気を流すための通風路27が形成されている。なお、図2および図3の矢印F3〜F9は、吸込口24から通風路27を通って吹出口25、26から吹き出される風の流れ方向を示している。
送風機30は、ファン31、ファンモータ32、およびスクロールケーシング33により構成されている。本実施形態のファン31は、回転軸方向の一方の側から吸い込んだ空気を径方向外側に吹き出す遠心ファンである。この遠心ファン31は、その回転軸方向が車両の上下方向と一致するように配置されている。ファン31は、ファンモータ32によって回転駆動される。なお、ファン31は、遠心ファンに限らず、例えば軸流ファンまたは還流ファンなどを採用してもよい。
ケーシング20の外側には、送風機30を駆動するためのブロアスイッチ34が設けられている。ブロアスイッチ34がオンされ、且つ、後述する所定の条件が成立すると、ファンモータ32と共にファン31が回転する。このような送風機30の駆動により、ケーシング20の吸込口24から吹出口25、26に向けて空気が送風される。
スクロールケーシング33は、ファン31の径方向外側の一部を囲うとともに、ファン31から吹き出された空気を送風ダクト22、23に導くための通路35を形成している。スクロールケーシング33のうち、ファン31の回転軸方向の一方の側には、開口部36が形成されている。この開口部36を介して、ケース本体21の内側の空気がファン31に吸い込まれる。その空気は、ファン31の径方向外側に吹き出され、スクロールケーシング33の通路35から送風ダクト22、23を経由し、吹出口25、26から車室内の後席空間6に吹き出される。
なお、吹出口25、26は、送風ダクト22、23の下面に、風を後方に吹き出すように設けられている。吹出口25、26から吹き出された空気は、コアンダ効果によって送風ダクト22、23の下面に沿って車室内後方に向けて流れる。この空気流れは、エジェクタ効果によって送風ダクト22、23の下面の周囲の空気を引き込み、その空気と共に車室内後方に向けて流れる。
図4に示すように、本実施形態では、送風装置1が備える送風機30などの駆動は、送風ユニットECU40によって制御される。送風ユニットECU40は、制御処理や演算処理を行うプロセッサ、プログラムやデータ等を記憶するROM、RAM等の記憶部を含むマイクロコンピュータ、およびその周辺回路で構成されている。送風ユニットECU40は、記憶部に記憶されたプログラムに基づいて、各種制御処理および演算処理を行い、出力ポートに接続された各機器の作動を制御する。本実施形態の送風ユニットECU40は、特許請求の範囲に記載の「制御装置」および「制御部」の一例に相当する。なお、後述する第4および第5実施形態で説明するように、送風装置1は、送風ユニットECU40に代えて、アナログスイッチ回路またはデジタル回路等により送風機30などが駆動制御されるように構成することも可能である。
送風ユニットECU40は、エンジンECU50、フロントエアコンユニットECU12、乗員検出部60などに、CAN(Controller Area Network)通信バスにより接続されている。エンジンECU50は、車両2の走行用エンジンの駆動を制御する。フロントエアコンユニットECU12は、乗員8によるエアコンスイッチ11の操作等に基づき、フロントエアコンユニット10の各構成の駆動を制御する。乗員検出部60は、後席4に乗員8が着座していることを検出することの可能なセンサである。乗員検出部60として、例えば、座席に乗員8が着座したときの荷重により乗員8の有無を検出する着座センサ9、または、シートベルトの装着の有無により乗員8の有無を検出するシートベルトセンサ、または、車室内を撮影可能なカメラなどが例示される。
送風ユニットECU40は、上述したエンジンECU50、フロントエアコンユニットECU12、乗員検出部60などから伝送される情報に基づき、送風装置1の各構成の駆動を制御する。
送風ユニットECU40は、上述したエンジンECU50、フロントエアコンユニットECU12、乗員検出部60などから伝送される情報に基づき、送風装置1の各構成の駆動を制御する。
続いて、本実施形態の送風ユニットECU40が実行する制御処理の一例について、図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、送風ユニットECU40を、単に「ECU40」ということがある。
この処理は、車両2のイグニッションキーがオンされると開始される。
ステップS1でECU40は、ブロアスイッチ34がオンされているか否かを判定する。ブロアスイッチ34がオンされている場合、処理はステップS2に移行する。
ステップS2でECU40は、乗員検出部60から伝送される信号に基づき、後席4に乗員8が着座しているか否かを判定する。後席4に乗員8が着座している場合、処理はステップS3に移行する。
ステップS1でECU40は、ブロアスイッチ34がオンされているか否かを判定する。ブロアスイッチ34がオンされている場合、処理はステップS2に移行する。
ステップS2でECU40は、乗員検出部60から伝送される信号に基づき、後席4に乗員8が着座しているか否かを判定する。後席4に乗員8が着座している場合、処理はステップS3に移行する。
ステップS3でECU40は、フロントエアコンユニットECU12から伝送される信号に基づき、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動しているか否かを判定する。なお、ECU40は、フロントエアコンユニットECU12から伝送される信号に代えて、乗員8が操作するエアコンスイッチ11から伝送される信号に基づき、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動しているか否かを判定してもよい。フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、処理はステップS4に移行する。
ステップS4でECU40は、送風装置1が備える送風機30を駆動する。詳細には、ECU40は、送風機30が備えるファンモータ32を駆動し、ファン31を回転させる。これにより、フロントエアコンユニット10のフェイス吹出口13から吹き出された空調風は、車室内の前席空間5から送風装置1の吸込口24に吸い込まれ、通風路27を通って吹出口25、26から車室内の後席空間6に吹き出される。これにより、後席空間6の快適性が向上する。
これに対し、上述したステップS1でECU40は、ブロアスイッチ34がオフされている場合、処理をステップS5に移行する。また、ステップS2でECU40は、後席4に乗員8が着座していない場合、処理をステップS5に移行する。また、ステップS3でECU40は、フロントエアコンユニット10がフェイスモード以外で駆動している場合、又は、フロントエアコンユニット10が駆動していない場合、処理をステップS5に移行する。
ステップS5でECU40は、送風装置1が備える送風機30の駆動を停止する。詳細には、ECU40は、送風機30が備えるファンモータ32の駆動を停止する。これにより、後席4の乗員8が着座していない場合、又は、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、ファンモータ32に無駄な電力が消費されることが防がれる。なお、乗員8がブロアスイッチ34をオフすることで、送風機30の駆動を停止させることも可能である。
ステップS5でECU40は、送風装置1が備える送風機30の駆動を停止する。詳細には、ECU40は、送風機30が備えるファンモータ32の駆動を停止する。これにより、後席4の乗員8が着座していない場合、又は、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、ファンモータ32に無駄な電力が消費されることが防がれる。なお、乗員8がブロアスイッチ34をオフすることで、送風機30の駆動を停止させることも可能である。
ステップS4およびステップS5の後、処理は再びステップS1に戻る。そして、上述したステップS1〜ステップS5の処理は、車両2のイグニッションキーがオフされるまで、繰り返し実行される。
次に、本実施形態の送風装置1の作動について、図6〜図10を参照しつつ説明する。図6の状態A〜Dは、本実施形態の送風装置1が搭載された車両2の様々な運転状態を表している。なお、状態A〜Dではいずれも、ブロアスイッチ34がオンされているものとする。
図6の状態Aおよび図7は、車両2の前席3のみに乗員8aが乗車し、エンジンをオフからオンにしたときの状態を表している。このとき、フロントエアコンユニット10の送風モードは、フェイスモードに設定されている。状態Aの場合、後席4に乗員8b、8cが着座していないので、送風装置1が備える送風機30の作動はオフになっている。したがって、送風装置1は、送風機30に無駄な電力が消費されることを防ぐことができる。
図6の状態Aおよび図7は、車両2の前席3のみに乗員8aが乗車し、エンジンをオフからオンにしたときの状態を表している。このとき、フロントエアコンユニット10の送風モードは、フェイスモードに設定されている。状態Aの場合、後席4に乗員8b、8cが着座していないので、送風装置1が備える送風機30の作動はオフになっている。したがって、送風装置1は、送風機30に無駄な電力が消費されることを防ぐことができる。
図6の状態Bおよび図8は、車両2の前席3に乗員8aが乗車し、エンジンがオンされたまま、後席4の乗員8bのみが降車したときの状態を表している。この状態は、例えば運転者8aが後席4の乗員8bを自宅から駅まで送り、その駅で後席4の乗員8bが車から降りる場合が想定される。このとき、フロントエアコンユニット10の送風モードは、フェイスモードに設定されている。その場合、後席4の乗員8bが降車すると、送風装置1が備える送風機30の作動はオンからオフに切り替わる。したがって、送風装置1は、後席4の乗員8bが降車した後、送風機30に無駄な電力が消費されることを防ぐことができる。
図6の状態Cおよび図9は、車両2の前席3に乗員8aが乗車し、エンジンがオンされたまま、後席4に乗員8bが乗車してきたときの状態を表している。この状態は、例えば運転者が乗員8bを駅に迎えに行き、その駅で乗員8bが後席4に乗り込む場合が想定される。或いは、車がコンビニなどに立ち寄り、そこで後席4の乗員8bが車から一旦降りて買い物をした後、再び、その乗員8bが後席4に乗り込む場合が想定される。このとき、フロントエアコンユニット10の送風モードは、フェイスモードに設定されている。状態Cの場合、車両2の後席4に乗員8bが乗車すると、送風装置1が備える送風機30の作動はオフからオンに切り替わる。したがって、送風装置1は、車両2の後席4に乗員8bが乗車した場合、後席空間6の快適性を向上させることができる。
図6の状態Dおよび図10は、車両2のエンジンがオンされ、車両2の前席3と後席4に乗員8a、8b、8cが乗車している状態を表している。この状態は、車両2の前席3と後席4に乗員8a、8b、8cが乗車し、車両2が走行している場合が想定される。このとき、フロントエアコンユニット10は、フェイスモード以外の吹出モード(例えばフットモード)に設定されている。状態Dの場合、フロントエアコンユニット10の送風モードがフェイスモードに設定されていないので、送風装置1が備える送風機30の作動はオフになっている。したがって、送風装置1は、送風機30に無駄な電力が消費されることを防ぐことができる。このように、本実施形態の送風装置1は、車両2の様々な運転状態で、後席空間6の快適性を高めると共に、送風機30に無駄な電力が消費されることを防ぐことが可能である。
以上説明した第1実施形態の送風装置1は、次の作用効果を奏するものである。
(1)第1実施形態では、送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出される場合、送風機30を駆動する。これにより、後席4に乗員8が着座している場合、前席空間5の空気が吸入口24からケーシング20内の通風路27を通り吹出口25、26から後席空間6に吹き出される。したがって、この送風装置1は、後席空間6の快適性を高めることができる。
一方、送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出されない場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、後席4に乗員8が着座していない場合、送風装置1の送風機30に無駄なエネルギが消費されることが防がれる。したがって、この送風装置1は、車両2の燃費を向上させることができる。
(1)第1実施形態では、送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出される場合、送風機30を駆動する。これにより、後席4に乗員8が着座している場合、前席空間5の空気が吸入口24からケーシング20内の通風路27を通り吹出口25、26から後席空間6に吹き出される。したがって、この送風装置1は、後席空間6の快適性を高めることができる。
一方、送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出されない場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、後席4に乗員8が着座していない場合、送風装置1の送風機30に無駄なエネルギが消費されることが防がれる。したがって、この送風装置1は、車両2の燃費を向上させることができる。
(2)第1実施形態では、送風装置1は、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、送風機30を駆動する。これにより、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、フェイス吹出口13から吹き出された空調風が送風装置1により後席空間6に届けられる。したがって、この送風装置1は、後席空間6の快適性を高めることができる。
ところで、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、仮に送風機30が駆動しても、フロントエアコンユニット10から吹き出された空調風を後席空間6に届けることは困難である。そのため、送風装置1は、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、送風装置1は、送風機30に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両2の燃費を向上させることができる。
ところで、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、仮に送風機30が駆動しても、フロントエアコンユニット10から吹き出された空調風を後席空間6に届けることは困難である。そのため、送風装置1は、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、送風装置1は、送風機30に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両2の燃費を向上させることができる。
(3)第1実施形態では、送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出され、且つ、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、送風機30を駆動する。これにより、フェイス吹出口13から吹き出された空調風が送風装置1により後席空間6に届けられる。したがって、この制御装置は、後席4に乗員8が着座している場合、後席空間6の快適性を高めることができる。
送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出されない場合、または、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、送風装置1は、送風機30に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両2の燃費を向上させることができる。
送風装置1は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出されない場合、または、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、送風装置1は、送風機30に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両2の燃費を向上させることができる。
(4)第1実施形態では、送風装置1は、ブロアスイッチ34がオフされている場合、送風機30の駆動を停止する。これにより、後席4に乗員8が着座し、且つ、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合でも、乗員8がブロアスイッチ34をオフすることで、送風機30の駆動を停止させることができる。
(5)第1実施形態では、送風装置1は、車両2の天井のうち、前席空間5と後席空間6との間の位置に取り付けられているものである。これにより、送風装置1は、フロントエアコンユニット10のフェイス吹出口13から吹き出された空調風を、前席空間5から後席空間6へ効率よく送風し、後席空間6の快適性を高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。図11に示すように、第2実施形態の送風装置1は、スクロールケーシング33の内側の通路35と左右の送風ダクト22、23との間に開閉ドア28、29を備えている。左右の開閉ドア28、29はそれぞれ、スクロールケーシング33の通路35と左右の送風ダクト22、23との連通および遮断を切り替えることが可能である。開閉ドア28、29は、図示しないアクチュエータにより開閉駆動される。そのアクチュエータは、送風ユニットECU40により駆動制御される。
第2実施形態について説明する。図11に示すように、第2実施形態の送風装置1は、スクロールケーシング33の内側の通路35と左右の送風ダクト22、23との間に開閉ドア28、29を備えている。左右の開閉ドア28、29はそれぞれ、スクロールケーシング33の通路35と左右の送風ダクト22、23との連通および遮断を切り替えることが可能である。開閉ドア28、29は、図示しないアクチュエータにより開閉駆動される。そのアクチュエータは、送風ユニットECU40により駆動制御される。
送風ユニットECU40は、右後席4または左後席4の一方のみに乗員8bが着座している場合、それに対応する右側吹出口25または左側吹出口26の一方のみから風が吹き出されるように制御する。
図12では、乗員検出部60により右後席4に乗員8bが着座していることが検出され、左後席4に乗員8dが着座していることが検出されない状態を表している。その場合、送風ユニットECU40は、スクロールケーシング33の通路35と右側の送風ダクト22との間に設けられた右側の開閉ドア28を開き、スクロールケーシング33の通路35と左側の送風ダクト23との間に設けられた左側の開閉ドア29を閉じる。これにより、スクロールケーシング33の通路35と右側の送風ダクト22とが連通し、スクロールケーシング33の通路35と左側の送風ダクト23との連通が遮断される。したがって、送風装置1は、右側吹出口25から風を吹き出し、左側吹出口26からは風を吹き出さない状態となる。なお、図12では、フロントエアコンユニット10のフェイス吹出口13から吹き出される空調風を矢印F1で示し、送風装置1の右側吹出口25から後席空間6に吹き出される風を矢印F8で示している。
図12では、乗員検出部60により右後席4に乗員8bが着座していることが検出され、左後席4に乗員8dが着座していることが検出されない状態を表している。その場合、送風ユニットECU40は、スクロールケーシング33の通路35と右側の送風ダクト22との間に設けられた右側の開閉ドア28を開き、スクロールケーシング33の通路35と左側の送風ダクト23との間に設けられた左側の開閉ドア29を閉じる。これにより、スクロールケーシング33の通路35と右側の送風ダクト22とが連通し、スクロールケーシング33の通路35と左側の送風ダクト23との連通が遮断される。したがって、送風装置1は、右側吹出口25から風を吹き出し、左側吹出口26からは風を吹き出さない状態となる。なお、図12では、フロントエアコンユニット10のフェイス吹出口13から吹き出される空調風を矢印F1で示し、送風装置1の右側吹出口25から後席空間6に吹き出される風を矢印F8で示している。
これに対し、図示していないが、送風ユニットECU40は、乗員検出部60により左後席4に乗員8が着座していることが検出され、右後席4に乗員8が着座していることが検出されない場合、左側吹出口26のみ風が出るように制御する。具体的には、送風ユニットECU40は、左側の開閉ドア29を開き、右側の開閉ドア28を閉じる。これにより、スクロールケーシング33の通路35と左側の送風ダクト23とが連通し、スクロールケーシング33の通路35と右側の送風ダクト22との連通が遮断される。したがって、送風装置1は、左側吹出口26から風を吹き出し、右側吹出口25からは風を吹き出さない状態となる。
なお、第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同様に、送風ユニットECU40は、乗員検出部60により後席4に乗員8が着座していることが検出され、且つ、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、送風機30を駆動する。一方、送風ユニットECU40は、乗員検出部60により後席4の左右いずれにも乗員8が着座していることが検出されない場合、または、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、送風機30の駆動を停止する。
以上説明した第2実施形態の送風装置1は、右後席4または左後席4の一方のみに乗員8が着座している場合、その乗員8が着座した側に向けて、フロントエアコンユニット10のフェイス吹出口13から吹き出された空調風を届けることが可能である。したがって、送風装置1は、乗員8が着座した側の後席空間6の快適性を高めることができる。さらに、送風装置1は、車両2の後席4に乗員8が着座していない側には、送風を停止する。したがって、この送風装置1は、送風機30の駆動力を適切に制御することで、送風機30のエネルギ消費量を低減し、車両2の燃費を向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1、第2実施形態の変形例である。第3実施形態の送風装置1は、ブロアスイッチ34を備えていないものとする。
第3実施形態の送風ユニットECU40が実行する制御処理の一例を、図13のフローチャートに示す。第3実施形態では、第1実施形態で説明したステップS1の判定、すなわち、ブロアスイッチがオンされているか否かの判定が省略されている。
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1、第2実施形態の変形例である。第3実施形態の送風装置1は、ブロアスイッチ34を備えていないものとする。
第3実施形態の送風ユニットECU40が実行する制御処理の一例を、図13のフローチャートに示す。第3実施形態では、第1実施形態で説明したステップS1の判定、すなわち、ブロアスイッチがオンされているか否かの判定が省略されている。
第3実施形態においても、ステップS2〜ステップS5の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。したがって、第3実施形態でも、送風ユニットECU40は、後席4に乗員8が着座し、且つ、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、送風機30を駆動する。
一方、送風ユニットECU40は、後席4に乗員8が着座していない場合、及び、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、送風機30の駆動を停止する。したがって、以上説明した第3実施形態の送風装置1も、第1、第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。第4実施形態では、送風装置1が備える送風機30などは、アナログスイッチ回路またはデジタル回路等などにより構成された制御回路41により、駆動制御されるように構成されている。なお、図14に示した複数のAND回路の組み合わせは、制御回路41の一例を示したものに過ぎず、それに限るものでない。制御回路41の構成は、例えば、OR回路とNOT回路を組み合わせた回路など、種々の回路構成を採用することが可能である。なお、本実施形態の制御回路41は、特許請求の範囲に記載の「制御装置」および「制御部」の一例に相当する。
第4実施形態について説明する。第4実施形態では、送風装置1が備える送風機30などは、アナログスイッチ回路またはデジタル回路等などにより構成された制御回路41により、駆動制御されるように構成されている。なお、図14に示した複数のAND回路の組み合わせは、制御回路41の一例を示したものに過ぎず、それに限るものでない。制御回路41の構成は、例えば、OR回路とNOT回路を組み合わせた回路など、種々の回路構成を採用することが可能である。なお、本実施形態の制御回路41は、特許請求の範囲に記載の「制御装置」および「制御部」の一例に相当する。
制御回路41には、乗員検出部60から伝送される信号、フロントエアコンユニット10から伝送される信号、および、ブロアスイッチ34から伝送される信号などが入力される。制御回路41は、それらの信号に基づき、後席4に乗員8が着座し、且つ、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動し、且つ、ブロアスイッチ34がオンされている場合、送風機30を駆動する。
一方、制御回路41は、後席4に乗員8が着座していない場合、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合、ブロアスイッチ34がオンされている場合はいずれも、送風機30の駆動を停止する。したがって、以上説明した第4実施形態の送風装置1も、第1〜第3実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第4実施形態の変形例である。第5実施形態の送風装置1は、ブロアスイッチ34を備えていないものとする。
第5実施形態でも、送風装置1が備える送風機30は、アナログスイッチ回路またはデジタル回路等などにより構成された制御回路41により、駆動制御されるように構成されている。なお、図15に示したAND回路は、制御回路41の一例を示したものに過ぎず、それに限るものでない。制御回路41の構成は、例えば、OR回路とNOT回路を組み合わせた回路など、種々の回路構成を採用することが可能である。
第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第4実施形態の変形例である。第5実施形態の送風装置1は、ブロアスイッチ34を備えていないものとする。
第5実施形態でも、送風装置1が備える送風機30は、アナログスイッチ回路またはデジタル回路等などにより構成された制御回路41により、駆動制御されるように構成されている。なお、図15に示したAND回路は、制御回路41の一例を示したものに過ぎず、それに限るものでない。制御回路41の構成は、例えば、OR回路とNOT回路を組み合わせた回路など、種々の回路構成を採用することが可能である。
制御回路41には、乗員検出部60から伝送される信号、および、フロントエアコンユニット10から伝送される信号などが入力される。制御回路41は、それらの信号に基づき、後席4に乗員8が着座し、且つ、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動している場合、送風機30を駆動する。
一方、制御回路41は、後席4に乗員8が着座していない場合、フロントエアコンユニット10がフェイスモードで駆動していない場合はいずれも、送風機30の駆動を停止する。したがって、以上説明した第5実施形態の送風装置1も、第1〜第4実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(1)上記各実施形態では、送風装置1は、後席4に乗員8が着座していない場合、または、フロントエアコンユニット10の吹出モードがフェイスモード以外の場合、ブロアスイッチ34がオンされていても、送風機30の駆動が停止される構成とした。これに対し、他の実施形態では、送風装置1は、後席4に乗員8が着座していない場合、または、フロントエアコンユニット10の吹出モードがフェイスモード以外の場合であっても、ブロアスイッチ34を乗員8が再度オンオフ操作することで、送風機30が駆動されるように構成してもよい。
(2)上記各実施形態では、送風装置1は、1個の送風機30を備える構成とした。これに対し、他の実施形態では、送風装置1は、右側の後席空間6に空気を吹き出すための第1送風機と、左側の後席空間6に空気を吹き出すための第2送風機を備える構成としてもよい。
(3)上記各実施形態では、送風装置1は、ケース本体21と、そのケース本体21から車幅方向両側に延びる送風ダクト22、23を備える構成とした。これに対し、他の実施形態では、送風装置1は、送風ダクト22、23を省略してもよい。その場合、送風装置1は、ケース本体21に設けた吹出口から後席空間6に風を吹き出す構成となる。
(4)上記各実施形態では、送風装置1は、後席4に着座する乗員8の有無に応じて送風機30の駆動を制御するものとした。これに対し、他の実施形態では、送風装置1は、後席4に着座する乗員8の有無に代えて、または、それと共に、後席4に載置される荷物の有無に応じて送風機30または開閉ドア28、29の駆動を制御するように構成してもよい。
(5)上記各実施形態では、送風装置1は、車両走行用エンジンを備えた車両2に搭載されるものとして説明した。これに対し、他の実施形態では、送風装置1は、電気自動車またはハイブリッド車などに搭載されるものであってもよい。
(6)上記各実施形態では、送風装置1は、3列のシートが設けられた車両2に搭載されるものとして説明した。これに対し、他の実施形態では、送風装置1は、2列シートまたは3列以上のシートが設けられた車両2に搭載されるものであってもよい。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、請求項1に係る発明は、車室内の後席に着座する乗員の有無を検出する乗員検出部を備えた車両に搭載されるサーキュレーション用の送風装置であって、ケーシング、送風機、および、制御部を備える。ケーシングは、車室内の前席空間の空気を吸い込む吸込口、車室内の後席空間に空気を吹き出す吹出口、および、吸込口から吹出口へ空気を流すための通風路を有する。送風機は、ケーシングの吸込口から吹出口に向けて空気を送風する。制御部は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風機を駆動する。一方、制御部は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、請求項1に係る発明は、車室内の後席に着座する乗員の有無を検出する乗員検出部を備えた車両に搭載されるサーキュレーション用の送風装置であって、ケーシング、送風機、および、制御部を備える。ケーシングは、車室内の前席空間の空気を吸い込む吸込口、車室内の後席空間に空気を吹き出す吹出口、および、吸込口から吹出口へ空気を流すための通風路を有する。送風機は、ケーシングの吸込口から吹出口に向けて空気を送風する。制御部は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風機を駆動する。一方、制御部は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する。
第2の観点によれば、車両には、フロントエアコンユニットが搭載されている。制御部は、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、送風機を駆動する。一方、制御部は、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合、送風機の駆動を停止する。
これによれば、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、フェイス吹出口から吹き出された空調風が送風装置により後席空間に届けられる。したがって、この送風装置は、後席空間の快適性を高めることができる。
それに対し、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合、仮に送風機が駆動しても、フロントエアコンユニットから吹き出された空調風を後席空間に届けることは困難である。そのため、送風装置は、送風機に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
これによれば、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、フェイス吹出口から吹き出された空調風が送風装置により後席空間に届けられる。したがって、この送風装置は、後席空間の快適性を高めることができる。
それに対し、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合、仮に送風機が駆動しても、フロントエアコンユニットから吹き出された空調風を後席空間に届けることは困難である。そのため、送風装置は、送風機に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
第3の観点によれば、制御部は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出され、且つ、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、送風機を駆動する。一方、制御部は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、または、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合はいずれも、送風機の駆動を停止する。
これによれば、後席に乗員が着座し、且つ、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、フェイス吹出口から吹き出された空調風が送風装置により後席空間に届けられる。したがって、この制御装置は、後席空間の快適性を高めることができる。それに対し、後席に乗員が着座していない場合、または、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合、送風装置は、送風機に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
これによれば、後席に乗員が着座し、且つ、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、フェイス吹出口から吹き出された空調風が送風装置により後席空間に届けられる。したがって、この制御装置は、後席空間の快適性を高めることができる。それに対し、後席に乗員が着座していない場合、または、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合、送風装置は、送風機に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
第4の観点によれば、送風装置は、送風機を駆動するためのブロアスイッチをさらに備えている。制御部は、ブロアスイッチがオンされ、且つ、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出され、且つ、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、送風機を駆動する。一方、制御部は、ブロアスイッチがオフされている場合、または、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、または、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合はいずれも、送風機の駆動を停止する。
これによれば、後席に乗員が着座し、且つ、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合でも、乗員がブロアスイッチをオフすることで、送風機の駆動を停止させることができる。
これによれば、後席に乗員が着座し、且つ、フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合でも、乗員がブロアスイッチをオフすることで、送風機の駆動を停止させることができる。
第5の観点によれば、吹出口は、車室内の後席空間の右側に空気を吹き出す右側吹出口と、車室内の後席空間の左側に空気を吹き出す左側吹出口とを有している。制御部は、乗員検出部により右後席に乗員が着座していることが検出され、左後席に乗員が着座していることが検出されない場合、右側吹出口のみ風が出るように制御する。一方、制御部は、乗員検出部により左後席に乗員が着座していることが検出され、右後席に乗員が着座していることが検出されない場合、左側吹出口のみ風が出るように制御する。
これによれば、送風装置は、後席空間のうち乗員が着座した側に向けて、フロントエアコンユニットのフェイス吹出口から吹き出された空調風を届けることが可能である。したがって、送風装置は、乗員が着座した側の後席空間の快適性を高めることができる。さらに、送風装置は、車両の後席に乗員が着座していない側には、送風を停止する。したがって、この送風装置は、送風機の駆動力を適切に制御することで、送風機のエネルギ消費量を低減し、車両の燃費を向上させることができる。
これによれば、送風装置は、後席空間のうち乗員が着座した側に向けて、フロントエアコンユニットのフェイス吹出口から吹き出された空調風を届けることが可能である。したがって、送風装置は、乗員が着座した側の後席空間の快適性を高めることができる。さらに、送風装置は、車両の後席に乗員が着座していない側には、送風を停止する。したがって、この送風装置は、送風機の駆動力を適切に制御することで、送風機のエネルギ消費量を低減し、車両の燃費を向上させることができる。
第6の観点によれば、送風装置は、前記車両の天井のうち、前席空間と後席空間との間の位置に取り付けられているものである。
これによれば、送風装置は、フロントエアコンユニットのフェイス吹出口から吹き出された空調風を、前席空間から後席空間へ効率よく送風し、後席空間の快適性を高めることができる。
これによれば、送風装置は、フロントエアコンユニットのフェイス吹出口から吹き出された空調風を、前席空間から後席空間へ効率よく送風し、後席空間の快適性を高めることができる。
第7の観点によれば、車室内の前席空間の空気を後席空間に送風する送風装置を制御する制御装置は、車室内の後席に着座する乗員の有無を検出する乗員検出部を備えた車両に搭載される。制御装置は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出される場合、送風装置が備える送風機を駆動する。一方、制御装置は、乗員検出部により後席に乗員が着座していることが検出されない場合、送風機の駆動を停止する。
これによれば、後席に乗員が着座している場合、送風装置が駆動される。したがって、この制御装置は、送風装置により後席空間の快適性を高めることができる。それに対し、後席に乗員が着座していない場合、送風装置の駆動が停止する。したがって、この制御装置は、送風装置に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
これによれば、後席に乗員が着座している場合、送風装置が駆動される。したがって、この制御装置は、送風装置により後席空間の快適性を高めることができる。それに対し、後席に乗員が着座していない場合、送風装置の駆動が停止する。したがって、この制御装置は、送風装置に無駄なエネルギが消費されることを防ぎ、車両の燃費を向上させることができる。
1 送風装置
4 後席
5 前席空間
6 後席空間
20 ケーシング
24 吸込口
25、26 吹出口
27 通風路
30 送風機
40 送風ユニットECU
41 制御回路
4 後席
5 前席空間
6 後席空間
20 ケーシング
24 吸込口
25、26 吹出口
27 通風路
30 送風機
40 送風ユニットECU
41 制御回路
Claims (7)
- 車室内の後席(4)に着座する乗員(8)の有無を検出する乗員検出部(60)を備えた車両(2)に搭載されるサーキュレーション用の送風装置(1)であって、
前記車室内の前席空間(5)の空気を吸い込む吸込口(24)、前記車室内の後席空間(6)に空気を吹き出す吹出口(25、26)、および、前記吸込口から前記吹出口へ空気を流すための通風路(27)を有するケーシング(20)と、
前記ケーシングの前記吸込口から前記吹出口に向けて空気を送風する送風機(30)と、
前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出される場合、前記送風機を駆動し、前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出されない場合、前記送風機の駆動を停止する制御部(40、41)を備える送風装置。 - 前記車両には、フロントエアコンユニット(10)が搭載されており、
前記制御部は、
前記フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、前記送風機を駆動し、
前記フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合、前記送風機の駆動を停止する、請求項1に記載の送風装置。 - 前記制御部は、
前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出され、且つ、前記フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、前記送風機を駆動し、
前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出されない場合、または、前記フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合はいずれも、前記送風機の駆動を停止する、請求項2に記載の送風装置。 - 前記送風装置は、前記送風機を駆動するためのブロアスイッチ(34)をさらに備え、
前記制御部は、
前記ブロアスイッチがオンされ、且つ、前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出され、且つ、前記フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動している場合、前記送風機を駆動し、
前記ブロアスイッチがオフされている場合、または、前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出されない場合、または、前記フロントエアコンユニットがフェイスモードで駆動していない場合はいずれも、前記送風機の駆動を停止する、請求項2または3に記載の送風装置。 - 前記吹出口は、前記車室内の後席空間の右側に空気を吹き出す右側吹出口(25)と、前記車室内の後席空間の左側に空気を吹き出す左側吹出口(26)とを有しており、
前記制御部は、
前記乗員検出部により右後席に乗員が着座していることが検出され、左後席に乗員が着座していることが検出されない場合、前記右側吹出口のみ風が出るように制御し、
前記乗員検出部により左後席に乗員が着座していることが検出され、右後席に乗員が着座していることが検出されない場合、前記左側吹出口のみ風が出るように制御する、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の送風装置。 - 前記送風装置は、前記車両の天井のうち、前席空間と後席空間との間の位置に取り付けられている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の送風装置。
- 車室内の後席(4)に着座する乗員の有無を検出する乗員検出部(60)と、車室内の前席空間(5)の空気を後席空間(6)に送風する送風装置(1)とを備えた車両(2)に搭載され、前記送風装置を制御する制御装置(40、41)であって、
前記乗員検出部(60)により前記後席に乗員が着座していることが検出される場合、前記送風装置が備える送風機(30)を駆動し、前記乗員検出部により前記後席に乗員が着座していることが検出されない場合、前記送風機の駆動を停止する制御装置。
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