JP2014136270A - ワイヤソー、ワイヤソーの製造方法 - Google Patents

ワイヤソー、ワイヤソーの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ワイヤ径を必要以上に大きくすることなく、高い耐久性を有するワイヤソー等を提供する。
【解決手段】 ワイヤソー7は、主に芯材であるガラス線材11、砥粒保持層17、砥粒19等から構成される。ガラス線材11は、中心部の中心域13と、中心域13の外周に形成される外層15の2層構造で構成される。中心域13と外層15は、ともにガラスであるが、互いの軟化温度が異なる。外層15の軟化温度は、中心域13の軟化温度よりも低い。また、外層15には、ガラス線材11の長手方向に対して、圧縮の残留応力が付与されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリコンインゴットなどからウェハの切り出し等を行うのに適したワイヤソーに関するものである。
シリコンインゴットをスライス加工してシリコンウェハを得るためには、ピアノ線の外周に砥粒が保持されたワイヤソーを用いる方法がある。例えば、ピアノ線の外周部に樹脂により砥粒を保持させたものがある(特許文献1)。また、ピアノ線の外周部にめっき層により研粒を保持させたものがある(特許文献2)。
また、ワイヤソーの抗張力を高くするために、石英ガラスを素線として用いたワイヤソーが特許文献3に記載されている。
特許文献1 特開2004−322290号公報
特許文献2 特開2010−201542号公報
特許文献3 特開平10−151560号公報
ワイヤソーを用いた切断方法においては、通常、ワイヤに張力を付与した状態で、被加工物を切断する。このためワイヤの破断の問題がある。このため、耐久性を確保するために、ワイヤ径を太くする必要がある。しかしながら、ワイヤ径が太くなると、被加工物の切断代が多くなるため、歩留まりが低下するという問題が生ずる。ここで、被加工部物は、もともと電子材料用途の材料が多いため、材料コストが比較的高いことが多いことから、切断時の寸法精度が維持できれば、極力切断代を少なくすることが望まれている。従って、ワイヤ径を必要以上に大きくすることなく、高い耐久性を有するワイヤソーが望まれる。
しかし、特許文献3のように高い抗張力を有する石英ガラスを素線とした場合、ピアノ線と比較して理論上は抗張力が向上するため、線径を細くできるものの、石英ガラスは曲げ変形などに対して弱いため、折損する恐れがある。
図8は、従来のガラス線材100を線引きする際の固化状態の変化を示す図である。ガラス線材100は、軟化温度以上で線引きされる。したがって、図8(a)に示すように、ガラス線材100の内部103、外部101は、ともに軟化状態にある。この状態から、所定の張力が付与されて線引きされる。
図8(b)は、ガラス線材100が冷却されて、外部101が固化した状態(斜線部)を示す図である。図8(b)に示すように、ガラス線材100は外周から冷却が進むため、外部101が先に固化し、外部101が固化しても内部103は軟化状態として存在し、ガラス線材100には張力Sが付与された場合には、この張力Sはすでに固化した外部101が受け持つこととなる。
さらに冷却が進むと、図8(c)に示すように、内部103も固化(斜線部)する。すなわち、ガラス線材100全体が固化する。最後に、ガラス線材100の張力が解放される。この際、図8(d)に示すように、外部101が受け持っていた引張応力によって、内部103は圧縮応力が残留する。すなわち、外部101の引張残留応力σAと内部103の圧縮残留応力σBがバランスした状態となる。
このように、外部101に引張応力が残留すると、外部101の曲げ変形や微小な欠陥を基点として、ガラス線材100が容易に折損する恐れがある。このように、ガラスはガラス表面の傷や欠陥に応力が集中しやすく、理論上は高い抗張力を有するガラス線材を用いても、結果的には十分な耐久性を得ることが困難であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、ワイヤ径を必要以上に大きくすることなく、高い耐久性を有するワイヤソー等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、ガラス線材と、前記ガラス線材の外周に設けられる砥粒保持層と、前記砥粒保持層で保持される砥粒と、を具備し、前記ガラス線材は、石英ガラスからなり、前記ガラス線材は、中心域と、前記中心域の外周に設けられ、前記中心域の軟化温度よりも軟化温度が低い外層とから構成され、前記外層は、軸方向に対して圧縮の残留応力を有することを特徴とするワイヤソーである。
前記ガラス線材と前記砥粒保持層との間には、保護樹脂層が設けられ、前記保護樹脂層の外周に前記砥粒保持層が形成されることが好ましい。
前記外層は、フッ素、塩素、ゲルマニウム、燐、カリウム、ナトリウム、リチウム、ボロンのいずれか1つ以上が添加された石製ガラスであることが望ましい。
前記外層は、塩素または水酸基を含有し、前記外層の塩素または水酸基の含有量が、前記中心域の塩素または水酸基の含有量よりも多くてもよい。
前記中心域は、溶融石英ガラスからなり、前記外層は、合成石英ガラスからなることが望ましい。
前記外層の厚みは、1μm以上であり、かつ、前記ガラス線材の外径の1/3以下であることが望ましい。また、ワイソーの砥粒保持層を含む、砥粒を除いた部分の線径は、少なくとも60μm以上220μm以下である。さらに、砥粒保持層の下層にダイヤの食い込み防止のための樹脂層を設ける場合は、前記砥粒保持層を含む線径は、80〜260μmの範囲とすることが望ましい。ガラス線材の外径は、50〜200μmの範囲であることが望ましく、さらに切断代を小さくしたり、硬質材を切断する場合には、50〜100μmとすることが望ましい。尚、実際のワイヤソーの外径は、上記寸法に使用するダイヤの寸法が加わることになる。
前記外層の圧縮残留応力は、5MPa以上であることが望ましい。さらには50Mpa以上であることがより望ましい。
第1の発明によれば、芯線であるガラス線材が石英ガラスで構成されるため、ピアノ線に比べ大きな抗張力を有する。したがって、ワイヤ径を細くすることができる。また、石英ガラスの外層には圧縮応力が残留することによりガラスの強度が向上され、耐久性の高いワイヤソーが得られる。
また、砥粒が食い込むことによる芯線と砥粒の接触によって、芯線の折れが生じる恐れがある。しかし、本発明では、芯線の外周に保護樹脂層を形成することで、ガラス表層への傷が防止され、芯線の曲げ時の折損を防止することができる。
また、外層にフッ素、塩素、ゲルマニウム、燐、カリウム、ナトリウム、リチウム、ボロンのいずれか一つ以上を添加することで、中心域に対して外層の軟化温度を下げることができる。
また、外層の塩素または水酸基の含有量を、中心域の塩素または水酸基の含有量よりも多くすることにより、外層の軟化温度を下げることができる。
また、中心域が溶融石英からなり、外層は塩素及び水酸基を含有する合成石英からなることにより外層の軟化温度を下げることができる。塩素及び水酸基を含有する合成石英は、例えばSiClガスを酸水素火炎分解してスートを堆積させて多孔質体を形成しこれを加熱し透明ガラス化させることにより得られる。原料のSiCl及び火炎の酸水素が、合成石英に含有される塩素及び水酸基源となる。また、中心域を均一組成とすることにより、中心域内での残留応力バランスに影響を受けることなく、外層への圧縮の残量応力を効率良く確実に付与することが可能となる。
また、耐外傷性の向上効果を確実に得るためには、圧縮の残留応力が付与された外層の厚さは、1μm以上であることが望ましい。一方、ガラス全体に占める外層部分が増すと、効率よく外層に圧縮応力が付与されなくなるとともに、中心域に大きな引張の残留応力をもたらす。このため外層の厚さは、ガラス外径の1/3以下とすることが望ましい。
また、外層の圧縮の残留応力を5MPa以上とすることによりガラスの強度が向上され、耐久性の高いワイヤソーを得ることができる。さらに50MPa以上とすることによりガラスの強度がさらに向上され、ワイヤソーの耐久性を向上させることができる。
第2の発明は、中心域となる第1石英材の外周に、前記第1石英材よりも軟化温度が低い外層となる第2石英材を設けて線引母材を準備する工程aと、前記線引母材を加熱して所定の張力にて一端より引き落としつつ、引き落とされたガラス線材の外周に保護樹脂層を設けて前記ガラス線材の外周に保護樹脂層を設けた線材を得る工程bと、前記線材の外周に砥粒保持層と、砥粒とを設ける工程cと、を具備することを特徴とするワイヤソーの製造方法である。
前記工程aにおいて、前記第2石英材には、軟化温度を低くする添加物を浸透拡散させておき、前記工程bにおいて外層を形成してもよい。
前記第2石英材は、前記第1石英材の外径より大きな内径を有する管状の石英材であり、前記工程aでは、前記第1石英材を、前記第2石英材に挿通させ、前記工程bでは、前記第1石英材と前記第2石英材を加熱して一体化させつつ所定の張力にて一端より引き落としてもよい。
前記工程aにおいて、次の(1)〜(3)いずれか1つ以上の手段によって、前記第2石英材に、カリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を浸透拡散させてもよい。
(1)第2石英材をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を含む液体に浸漬すること
(2)第2石英材をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上が拡散したガス雰囲気中に保持すること
(3)第2石英材の外周をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を含む気体と燃焼性ガスとによる火炎に暴露すること
第2の発明によれば、外層の軟化温度を中心域に対して低くすることができる。このため、線引き時に、外層に確実に圧縮の残留応力を付与することができる。
また、外層の軟化温度を小さくする添加剤を添加することで、確実に外層の軟化温度を中心域の軟化温度より小さくすることができる。
また、中心域となる第1石英材の外径より大きな内径を有する管状の外層となる第2石英材を用い、第1石英材を第2石英材に内通させた状態で線引炉に投入し加熱して一体化させつつ所定の張力にて一端より引き落とすことにより、安定して外層に圧縮の残留応力を付与された線材が得られる。
前述の(1)〜(3)の方法によって、確実に外層に軟化温度を下げるための添加元素を拡散浸透させることができる。
本発明によれば、ワイヤ径を必要以上に大きくすることなく、高い耐久性を有するワイヤソー等を提供することができる。
切断装置1を示す図。 ワイヤソー7の断面図。 ワイヤソー7aの断面図。 芯線製造装置20を示す概略図。 (a)〜(d)は、外層と中心域の固化状態の変化を示す図。 ガラス線材11の応力分布を示す図。 ワイヤソー製造装置40を示す概略図。 (a)〜(d)は、従来の線材の線引き時の固化状態の変化を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、切断装置1を示す概略図である。切断装置1は、切断対象物であるインゴット3を保持する保持部5と、ワイヤソー7を移動させるための多溝を有するローラ9と、保持部5およびローラ9を駆動するための図示を省略したモータ等から構成される。なお、切断対象物はシリコンもしくはサファイア、SiC、化合物半導体やガラス、セラミックスなどの硬脆材料である。
切断装置1では、ローラ9の外周に、所定の張力が付与された状態でワイヤソー7が多数回巻回される。ワイヤソー7は一方の側から送られ(図中矢印A方向)、他方の側から巻き取られる(図中矢印B方向)。駆動モータによってローラ9を可逆回転することにより、ワイヤソー7をローラ9間で往復動させることができる。
半導体用シリコン等のインゴット3を保持部5で保持させた状態で、ワイヤソー7の移動方向に対して垂直に移動させる(図中矢印C方向)。保持部5に所定の荷重を付与し、インゴット3をワイヤソー7に接触させることで、ワイヤソー7によりインゴット3が切断される。すなわち、インゴット3を一度に多数枚の加工物にスライス切断することができる。なお、本発明の切断方法は、図示した例に限られず、本発明によるワイヤソーを用いて行う切断加工にはすべて適用可能である。
次に、ワイヤソー7について説明する。図2は、ワイヤソー7の断面図である。ワイヤソー7は、主に芯材であるガラス線材11、砥粒保持層17、砥粒19等から構成される。
ガラス線材11は、外径が50〜200μmの石英ファイバである。ガラス線材11の径を細くし過ぎると、使用時におけるワイヤソーの破断の恐れがある。また、ガラス線材11の径を太くし過ぎると切断対象物の切断代が大きくなるため、歩留まりが低下し、多量の切粉が生じるためである。また、ガラス線材の径を太くしすぎるとガラス線材が曲がりにくくなるとともに、ガラス線材の破断曲げ径が大きくなる。
なお、ガラス線材11に用いられるガラスとしては、安定性を考慮すると、ケイ酸塩ガラス、石英ガラス、無アルカリガラス等も適用可能であるが、本発明では、特に強度が優れることから石英ガラスを用いることが望ましい。例えば、気相合成した高純度石英ファイバを用いれば、不純物を含まず、高い抗張力を有する。
ガラス線材11は、中心部の中心域13と、中心域13の外周に形成される外層15の2層構造で構成される。中心域13と外層15は、ともにガラスであるが、互いの軟化温度が異なる。外層15の軟化温度は、中心域13の軟化温度よりも低い。また、外層15には、ガラス線材11の長手方向に対して、圧縮の残留応力が付与されている。なお、外層15の軟化温度を低くするための方法および圧縮残留応力を付与する方法については、詳細を後述する。
砥粒保持層17は、樹脂で砥粒19を固定するレジンボンド層であってもよく、またはめっき層であってもよい。砥粒保持層17が、レジンボンド層である場合には、例えば、熱硬化樹脂や紫外線硬化樹脂などを用いることができる。なお、樹脂の硬度等から熱硬化樹脂を用いることが好ましい。
砥粒保持層17がめっき層である場合には、電気めっきを施すことで、めっき層を形成することが好ましい。なお、めっき層は、砥粒19を保持できればいずれの金属でも良いが、例えばニッケル、銅などで構成される。
砥粒19の種類・平均粒径は被切削物の種類や硬度によって適宜変更されるが、砥粒19の種類はダイヤモンドが好ましい。密着性・生産性の観点からニッケル、チタン、パラジウムなどの金属被覆ダイヤモンドを用いても良い。
次に、外層15の軟化温度を下げる方法について説明する。外層15の軟化温度を中心域13の軟化温度よりも低くするためには、例えば、外層15を構成するガラスに、フッ素、塩素、ゲルマニウム、燐、カリウム、ナトリウム、リチウム、ボロンのいずれか1つ以上を添加する方法がある。これらの元素を添加することで、外層15の軟化温度を低くすることができる。
なお、外層15にフッ素等を添加した場合、フッ素は石英ガラスの屈折率を下げる作用もあるため、屈折率を測定することで、元素の添加量を知ることもできる。
例えば、中心域13と外層15を同一の石英ガラスで構成し、外層15にフッ素を添加した場合、中心域13に対する外層15の屈折率差Δを−0.1%以下となるようにフッ素を添加することにより、所定量のフッ素を含有させることができる。なお、屈折率差Δは、次のように定義される。
Δ={(nf−n0)/nf}×100 (1)
ここで、nfは添加物を添加した石英ガラスの屈折率、n0は石英ガラスの屈折率である。
また、ナトリウムは石英ガラスの屈折率を上げる作用がある。したがって、例えば外層15にナトリウムを添加した場合には、中心域13に対する外層15の屈折率差Δを0.1%以上とすることにより、所定量のナトリウムを含有させることができる。
また、中心域13よりも、外層15のガラスに塩素若しくは水酸基を多量に含有させてもよい。このようにしても、外層15の軟化温度を中心域13の軟化温度よりも低くすることができる。
ガラス線材11の母材は、例えば、四塩化珪素を酸水素火炎分解してスートを堆積させ多孔質体を形成しこれを加熱し透明ガラス化して得ることができる。この場合、得られる石英ガラスには、塩素と水酸基が取り込まれる。したがって、まず、天然水晶の精製溶融から得られる塩素の含羞量の少ない溶融石英で中心域を構成する。次いで、この外周に四塩化珪素を酸水素火炎分解してスートを堆積させ多孔質体を形成しこれを加熱し透明ガラス化する。このようにすることで、中心域よりも塩素および水酸基を多く含む外層を有する石英ガラス母材を得ることができる。
また、別の方法として、まず、四塩化珪素を酸水素火炎分解してスートを堆積させ多孔質体を形成しこれを加熱し透明ガラス化して中心域となる石英ガラスを得る。この後、その外周に四塩化珪素を酸水素火炎分解してスートを堆積させ多孔質体を形成しこれを塩素と不活性ガスを含む雰囲気で加熱し透明ガラス化する。このようにすることにより、中心域よりも塩素を多く含む外層を有する石英ガラス母材を得ることができる。
また、中心域13を溶融石英で構成し、外層15は塩素及び水酸基を含有する合成石英から構成することもできる。溶融石英の軟化温度に比較して、塩素及び水酸基を含有する合成石英の軟化温度は低い。したがって、中心域13を溶融石英とし、外層15は塩素及び水酸基を含有する合成石英とすることにより、外層15の軟化温度を下げることができる。
また、ガラス線材11の母材を製造する方法としては、中心域を構成する円柱状の素材と、外層を構成する円筒状の素材を用いる方法もある。円筒状素材には、軟化温度を低くする添加物が添加される。円筒状素材の内径は、円柱状素材の外径より大きい。これらの素材を準備し、円柱状素材を、円筒状素材に挿通させることで、ガラス線材母材が製造される。
この場合、円筒状素材には、軟化温度を低くする添加物を浸透拡散させればよい。また、円筒状素材に、カリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を浸透拡散させる方法として、以下の(1)〜(3)のいずれかの方法を用いることもできる。
(1)第2石英材をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を含む液体に浸漬する。
(2)第2石英材をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上が拡散したガス雰囲気中に保持する。
(3)第2石英材の外周をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を含む気体と燃焼性ガスとによる火炎に暴露する。
次に、他の実施の形態について説明する。図3は、他の実施の形態にかかるワイヤソー7aを示す断面図である。なお、以下の説明において、ワイヤソー7と同一の構成については、図2と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。ワイヤソー7aは、ワイヤソー7と略同一の構成であるが、樹脂層18が設けられる点で異なる。
樹脂層18は、ガラス線材11と砥粒保持層17の間に形成される。樹脂層18は、例えば紫外線硬化樹脂などにより構成される。前述のように、石英ファイバは、極めて高い抗張力を有するが、曲げ変形に対して、折損の恐れがある。このため、ガラス線材11の周囲を樹脂層18で被覆することで、ワイヤソー7aを曲げた際の応力が、ワイヤソー7aの一か所に集中することを防ぎ、ガラス線材11の折損を防止することができる。このため、ワイヤソー7aをボビン等に巻き付け、また、前述した切断装置1において、ローラ9間に巻き付けても、ワイヤソー7aの折損を防止することができる。
また、樹脂層18は、砥粒19とガラス線材11との接触を防止する。すなわち、砥粒19との接触によりガラス線材11が傷つくことを防止でき、これによるガラス線材11の破断を防止することができる。
次に、ワイヤソー7aの製造方法について説明する。図4は、ワイヤソー7aを製造するための芯線製造装置20を示す概略図である。なお、本発明では、前述した抗張力を有するガラス線材11を製造可能であれば、その製造方法を限定するものではない。また、樹脂層18を有さないワイヤソー7も同様に製造することができる。
まず、線引母材であるファイバ母材21を製造する。ファイバ母材21には、前述したように、中心域および外層を構成する2層構造とする。例えば、まず、添加物が積極的に添加されていない石英ガラスからなる中心域材をVAD法を用いて製造する。この中心域材の外周に、SiClガスを酸水素火炎分解してスートを堆積させて多孔質体を形成する。次いでこれを、SiFとHeを含む雰囲気下で加熱し透明ガラス化させることにより、フッ素を添加した石英ガラスからなる外層材を設ける。
このようにして、中心域材の外周に、中心域材に対する比屈折率差Δが、例えば−0.55%となるように、フッ素が添加された石英ガラスからなる外層材を設けたファイバ母材21を得ることができる。
得られたファイバ母材21は芯線製造装置20で線引きされる。芯線製造装置20は、ヒータ23、外径測定器24a、24b、樹脂層被覆ダイス25、29、紫外線照射装置27、31、巻き取り装置37等からなる。
まず、ファイバ母材21をヒータ23で加熱溶融して延伸し(図中矢印D方向)、所定の径を有するガラス線材11を得る。なお、ガラス線材11の外径は、外径測定器24a、24bにより測定される。次に、一定温度に加温された液状樹脂が供給された樹脂層被覆ダイス25にガラス線材11を通過させ、外周に液状樹脂を塗布する。ここで、樹脂層被覆ダイス25のクリアランスは、例えば、紫外線照射後の硬化収縮を考慮して、被覆厚さより大きめの被覆厚さの2倍程度に設定される。
液状樹脂の塗布は、次いで、紫外線照射装置27によって塗布した液状樹脂を硬化させ、樹脂層18を形成させる。その後、必要に応じて、フィラーが添加された紫外線硬化樹脂を用いて、導電層被覆ダイス29および紫外線照射装置31により、導電層を形成させる。なお、導電層が不要の場合は、導電層被覆ダイス29および紫外線照射装置31を省略すればよい。
得られた被覆ファイバ35は巻き取り装置37で巻き取られる(図中矢印E方向)。
図5は、ガラス線材11を線引きする際のガラスの固化状態の変化を示す図である。ガラス線材11は、軟化温度以上で線引きされる。したがって、図5(a)に示すように、ガラス線材11の中心域13、外層15は、ともに軟化状態にある。この状態から、所定の張力が付与されて線引きされる。
図5(b)は、ガラス線材11が冷却されて、中心域13が固化した状態(斜線部)を示す図である。ガラス線材11は外周から冷却が進むが、外層15の軟化温度(固化開始温度)が中心域13に対して低いため、中心域13が先に固化し、外層15は軟化状態が維持される。また、ガラス線材11には張力Sが付与される。したがって、この張力Sは、中心域13が受け持つこととなる。
さらに冷却が進むと、図5(c)に示すように、外層15も固化(斜線部)する。すなわち、ガラス線材11全体が固化する。最後に、ガラス線材11の張力が解放される。この際、図5(d)に示すように、中心域13が受け持っていた引張応力によって、外層15は圧縮応力が残留する。すなわち、中心域13の引張残留応力σ2と外層15の圧縮残留応力σ1がバランスするような状態となる。
図6は、ガラス線材11の応力分布を示す図である。図6の上部は、下部(ガラス線材11の断面図)における、N線上の応力分布を示し、応力分布図の上方(図中L)は、引張応力、下方(図中M)は圧縮応力を示す。すなわち、本発明におけるガラス線材11は、中心域13には引張応力が残留しており、外層15には、圧縮応力が残留する。
なお、ファイバ母材の加熱温度を変えて、ガラス線材11を製造した場合には、加熱温度によって、得られたガラス線材11の残留応力の分布が変化した。加熱温度が低いほど、より大きな残留応力を得ることができた。
なお、外層15の残留圧縮応力を5MPa以上とすることによりガラスの強度が向上され、耐久性の高いワイヤソー7、7aを得ることができる。さらに残留圧縮応力を50MPa以上とすることによりガラスの強度がさらに向上し、ワイヤソー7、7aの耐久性を向上させることができる。なお、ガラス線材11の残留応力は、例えば、応力により屈折率が変わる光弾性効果を利用することにより測定可能である。
耐外傷性を増してワイヤソー7、7aの耐久性を増すために、圧縮の残留応力が付与される外層15の厚さは、1μm以上であることが望ましい。一方、ガラス全体に占める外層15部分が増すと、効率よく外層15に圧縮応力が付与されなくなるとともに、中心域13に大きな引張の残留応力をもたらす。このため外層15の厚さは、ガラス線材11の外径の1/3以下、さらに望ましくはガラス線材11の外径の1/4以下、さらに望ましくはガラス線材11の外径の1/6以下である。
また、中心域13は、その領域内が均一の組成であることが望ましい。中心域13内で組成の大きな変化があると、その影響により石英ガラスの軟化温度や熱膨張係数が変化する。このため、外層15と中心域13との残留応力バランスが悪化し、外層15に効率よく圧縮の残留応力を付与することができなくなる恐れがある。例えば、外層15への圧縮の残留応力の低減や、ときには引張の残留応力をもたらす恐れがある。したがって、中心域13は、その領域内が均一の組成であることが望ましい。
ここで、外層15に、軟化温度を低くする添加剤を添加して外層15の軟化温度を中心域13の軟化温度より低くした場合、その軟化温度差が大きいほど外層15に残留圧縮応力を付与することができる。しかしながら、外層15に添加剤を添加すると、引き落とす前の太い径のファイバ母材21において、外層15と中心域13との境界近傍を起点として割れが発生してしまうことがある。
例えば、前述したように、中心域となる石英材の外周に、SiClガスとGeClを酸水素火炎分解してスートを堆積させてゲルマニウムを含有する石英からなる多孔質体を形成する。これを、Heを含む雰囲気下で加熱し透明ガラス化させることにより、中心域と外層を有するファイバ母材が得られる。しかし、このファイバ母材は、ガラス化後の冷却時に割れが発生してしまうことがある。これはゲルマニウムの添加が石英の軟化温度を下げるともに、熱膨張係数を大きくさせることに起因する。すなわち、外層と中心域の熱膨張係数差により、ガラス化後の冷却時の残留応力が中心域と外層の界面付近に集中してしまう。特に、太径のファイバ母材21のときには、外層と中心域界面付近を起点として割れが生じやすい。
したがって、このような割れが生じない程度の量の添加剤を外層に添加することが望ましい。なお、ゲルマニウムを添加した場合の例を示したが、ナトリウム、カリウム、ボロン等の添加も石英ガラスの軟化温度を下げるとともに熱膨張係数を大きくする作用があり太い径の石英材の時には同様な問題を生じやすい。
次に、砥粒の電着工程を説明する。図7は、ワイヤソー製造装置40を示す概略図である。まず、被覆ファイバ35を脱脂槽41に送る(図中矢印F方向)。脱脂槽41は、例えば水酸化ナトリウム水溶液が蓄えられた槽であり、被覆ファイバ35の外表面に付着している油分等の汚れが除去される。水洗槽43では、表面に付着している脱脂槽41の薬液等が洗浄される。
めっき槽45は、被覆ファイバ35に電解めっきを行い、ダイヤモンド砥粒を電着するための槽である。めっき槽45は、たとえばニッケルを溶解した溶液に砥粒を分散させたニッケル浴である。めっき槽45を通過する被覆ファイバ35には、陰極49が接続される。また、めっき槽45にはニッケル陽極51が浸漬される。陰極49と陽極51は、図示を省略した電源に接続される。以上により、所望の厚さのめっき層が形成される。
なお、砥粒には、予めカチオン系界面活性剤溶液中で処理したものが用いられる。このようにすることで、砥粒にプラスの電荷を帯びさせることができる。したがって、陰極49に接続された被覆ファイバ35にクーロン力により砥粒を吸着させることができる。
めっき層で砥粒が保持された状態で、水洗槽47で余分な薬剤等を洗浄し、巻き取り装置53で巻き取られて(図中矢印G方向)、ワイヤソー7、7aが製造される。
本発明によれば、ガラス線材11が石英ファイバからなるため、例えば従来のピアノ線よりも高い抗張力を有する。このため、ワイヤソー7、7aの破断を抑制するとともに、ワイヤソー7、7aの外径を細くすることができる。
また、ガラス線材11が、中心域13と外層15の2層構造であり、外層15に圧縮残留応力が付与される。したがって、ガラス線材11を曲げた際にも、外表面に生じる引張応力を低減することができる。このため、ガラス線材11の破断等を抑制することができる。
また、外層15は、中心域13に対して軟化温度が低い。このため、ガラス線材の線引き(引き落とし)工程において、容易に外層15に圧縮残留応力を付与することができる。
このようにして構成されるワイヤソー7、7aを用いることで、ワイヤソー7、7aの耐久性に優れ、切断代が少なく歩留まりの高い切断対象物の切断方法を得ることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………切断装置
3………インゴット
5………保持部
7、7a………ワイヤソー
9………ローラ
11………ガラス線材
13………中心域
15………外層
17………砥粒保持層
18………樹脂層
19………砥粒
20………芯線製造装置
21………ファイバ母材
23………ヒータ
24a、24b、24c………外径測定器
25………樹脂層被覆ダイス
27………紫外線照射装置
29………樹脂層被覆ダイス
31………紫外線照射装置
35………被覆ファイバ
37………巻き取り装置
40………ワイヤソー製造装置
41………脱脂槽
43………水洗槽
45………めっき槽
47………水洗槽
49………陰極
51………陽極
53………巻き取り装置
100………ガラス線材
101………外部
103………内部

Claims (11)

  1. ガラス線材と、
    前記ガラス線材の外周に設けられる砥粒保持層と、
    前記砥粒保持層で保持される砥粒と、
    を具備し、
    前記ガラス線材は、石英ガラスからなり、
    前記ガラス線材は、中心域と、前記中心域の外周に設けられ、前記中心域の軟化温度よりも軟化温度が低い外層とから構成され、
    前記外層は、軸方向に対して圧縮の残留応力を有することを特徴とするワイヤソー。
  2. 前記ガラス線材と前記砥粒保持層との間には、保護樹脂層が設けられ、前記保護樹脂層の外周に前記砥粒保持層が形成されることを特徴とする請求項1記載のワイヤソー。
  3. 前記外層は、フッ素、塩素、ゲルマニウム、燐、カリウム、ナトリウム、リチウム、ボロンのいずれか1つ以上が添加された石製ガラスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤソー。
  4. 前記外層は、塩素または水酸基を含有し、
    前記外層の塩素または水酸基の含有量が、前記中心域の塩素または水酸基の含有量よりも多いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のワイヤソー。
  5. 前記中心域は、溶融石英ガラスからなり、
    前記外層は、合成石英ガラスからなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のワイヤソー。
  6. 前記外層の厚みは、1μm以上であり、かつ、前記ガラス線材の外径の1/3以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のワイヤソー。
  7. 前記外層の圧縮残留応力は、5MPa以上であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のワイヤソー。
  8. 中心域となる第1石英材の外周に、前記第1石英材よりも軟化温度が低い外層となる第2石英材を設けて線引母材を準備する工程aと、
    前記線引母材を加熱して所定の張力にて一端より引き落としつつ、引き落とされたガラス線材の外周に保護樹脂層を設けて前記ガラス線材の外周に保護樹脂層を設けた線材を得る工程bと、
    前記線材の外周に砥粒保持層と、砥粒とを設ける工程cと、
    を具備することを特徴とするワイヤソーの製造方法。
  9. 前記工程aにおいて、前記第2石英材には、軟化温度を低くする添加物を浸透拡散させておき、前記工程bにおいて外層を形成することを特徴とする請求項8記載のワイヤソーの製造方法。
  10. 前記第2石英材は、前記第1石英材の外径より大きな内径を有する管状の石英材であり、
    前記工程aでは、前記第1石英材を、前記第2石英材に挿通させ、
    前記工程bでは、前記第1石英材と前記第2石英材を加熱して一体化させつつ所定の張力にて一端より引き落とすことを特徴とする請求項8または請求項9に記載のワイヤソーの製造方法。
  11. 前記工程aにおいて、次の(1)〜(3)いずれか1つ以上の手段によって、前記第2石英材に、カリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を浸透拡散させることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載のワイヤソーの製造方法。
    (1)前記第2石英材をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を含む液体に浸漬する
    (2)前記第2石英材をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上が拡散したガス雰囲気中に保持する
    (3)前記第2石英材の外周をカリウム、ナトリウム、リチウムのいずれか1つ以上を含む気体と燃焼性ガスとによる火炎に暴露する
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