JP2014136094A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014136094A
JP2014136094A JP2013006951A JP2013006951A JP2014136094A JP 2014136094 A JP2014136094 A JP 2014136094A JP 2013006951 A JP2013006951 A JP 2013006951A JP 2013006951 A JP2013006951 A JP 2013006951A JP 2014136094 A JP2014136094 A JP 2014136094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
game
guide member
rolling surface
detection sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013006951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6172705B2 (ja
Inventor
Yoji Morimoto
陽児 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2013006951A priority Critical patent/JP6172705B2/ja
Publication of JP2014136094A publication Critical patent/JP2014136094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6172705B2 publication Critical patent/JP6172705B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】簡易な機構で遊技球の滞留する状態の発生を検知できる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】パチンコ機の遊技盤2の略中央部にはセンター役物60が設けられる。センター役物60は、外周壁の左側上部及び左側部を構成する左側案内部材62を備える。左側案内部材62に対して第一左側転動面621の反対面側には、ブドウ検知センサ59が設けられる。第一左側転動面621上に遊技球50が所定時間以上に亘って滞留する場合、ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知し続ける結果、滞留状態が発生したと判断される。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技盤上における遊技球の滞留する状態の発生を検知する遊技機に関する。
従来、遊技機のガラス板の前面に磁石を近づける等の手段で、遊技領域内の遊技盤上を流下する遊技球を、入賞口付近等の所定領域に滞留させる不正行為(所謂、ブドウ玉ゴト)が知られている。遊技球が所定領域に滞留し積み上がる状態(所謂、ブドウ状態)が発生すると、後続の遊技球が入賞口に不当に入賞し易くなる。
こうしたブドウ玉ゴトに対処する為に、特許文献1に開示の発明は、ブドウ状態を検知する球詰まり検知装置を、遊技盤の背面側に備える。球詰まり検知装置は、遊技領域の外周部の一部を形成する内側レールと、内側レールと遊技領域内で対向する入球部との導通状態を監視する。内側レールと入球部との隙間で球詰まりが起きてブドウ状態が発生した場合、内側レールと入球部とは互いに導通可能となる。それ故、球詰まり検知装置は、ブドウ状態を検知できる。
特開2010−194222号公報
しかしながら、上記の遊技機では、遊技盤の背面側に設けた球詰まり検知装置と、正面側に設けた内側レール及び入球部とをリード線で各々接続する必要がある。この為、ブドウ状態を検知する機構が複雑であった。また、上記の遊技機では、入球部近傍のみで遊技球が滞留する滞留状態自体は検知できず、滞留状態に伴って発生する入球部への不当な入球を防ぐことができなかった。
本発明は、簡易な機構で遊技球の滞留する状態の発生を検知できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、遊技盤上を流下する遊技球が入球可能な入球部と、前記入球部の近傍から前記遊技盤の下側へ向かって傾斜し、前記遊技球を前記下側へ案内可能な樹脂製の案内部材と、前記案内部材の上面を形成し、前記遊技球が転動可能な転動面と、前記案内部材の前記転動面と反対面側に設けられ、前記転動面上で転動する前記遊技球を検知可能な遊技球検知センサと、前記遊技球検知センサの検知結果に応じて、前記転動面上に前記遊技球が滞留したか否か判断する判断手段とを備える。
上記遊技機では、遊技球検知センサの検知に基づいて判断手段が判断するだけで、遊技球の滞留の有無を判断できる。従って、遊技機は簡易な機構で遊技球の滞留状態の発生を検知できる。
前記遊技機において、前記判断手段によって前記転動面上に前記遊技球が滞留したと判断された場合に、前記遊技球が滞留したことを報知する報知手段を備えてもよい。案内部材で遊技球が滞留する場合に、報知手段が報知する為、遊技機が設置されるホールのスタッフは速やかに対処できる。
前記遊技機において、前記遊技球検知センサは、前記案内部材において、前記遊技球が転動する転動方向の上流側の端部に設けられていてもよい。案内部材の転動方向の上流側端部では、下流側端部よりも入球部に近い為、ブドウ玉ゴトが行われ易い。従って、遊技機は、ブドウ玉ゴトにより発生する滞留状態の発生を検知し易い。
前記遊技機において、前記案内部材及び前記入球部は、前記遊技盤に取り付けられる遊技部材に装着されていてもよい。この場合、案内部材及び入球部が遊技部材に装着されていることで、遊技機の組み立て性を向上させることができる。
前記遊技機において、前記遊技球検知センサは、磁性体を検知する近接センサであってもよい。遊技機は、案内部材が透光性を有していない場合であっても、遊技球を安定して検知できる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 センター役物60の上部の部分拡大図である。 図3のI―I線における左側案内部材62及びブドウ検知センサ59の矢視方向断面図である。 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。 遊技球50を第三流路67へ案内する切替え部材65の正面図である。 パチンコ機1の滞留状態報知処理のフローチャートである。 左側案内部材62に滞留状態が発生した場合の正面図である。 滞留状態の発生を報知する画像表示装置28を示す正面図である。
本発明に係る遊技機の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。以下の説明では、図1及び図2の手前側、奥側、上側、下側、左側、右側を、それぞれ、パチンコ機1の前側(正面側)、後側(背面側)、上側、下側、左側、右側とする。
図1及び図2を参照して、パチンコ機1の概略構成を説明する。パチンコ機1の上3分の2には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は正面視略正方形であり、透明なガラス板を保持した前面枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下部には上皿5が設けられている。上皿5は、発射装置37(図5参照)に金属製の遊技球50(図8参照)を供給し、且つ賞品球を受ける。上皿5の上部中央には、遊技者によって操作される操作ボタン9が設けられている。上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿10が設けられている。下皿10の右横には、遊技球50の発射を調整する発射ハンドル11が設けられている。前面枠13の上部の左右の角には、スピーカ48がそれぞれ設けられている。
遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。遊技領域4内の遊技盤2には後述するセンター役物60等、各種の遊技部材が設けられる。発射装置37によって発射される遊技球50は、後述する右側案内部材61等に案内されることで、遊技領域4内の遊技盤2上を下側へ向かって流下できる。
遊技領域4の略中央には、LCD(液晶ディスプレイ)等で構成される画像表示装置28が設けられている。画像表示装置28は、動画等の様々な映像を表示可能な表示面28Aを有する。画像表示装置28は、大当たり判定の結果を報知するためのデモ図柄を表示面28Aに表示する。パチンコ機1は、複数(本実施形態では3つ)のデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組合せを確定表示させる報知演出を実行することで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
さらに、画像表示装置28は、遊技球50が後述する左側案内部材62上で滞留する状態(以下、この状態を滞留状態という)の発生を報知するためのエラーメッセージを表示面28Aに表示する。
遊技盤2の中央部には、画像表示装置28の表示面28Aを取り囲みつつ、前方に突出する正面視円形状のセンター役物60が取り付けられる。センター役物60の上端部には上方に開口した飛込み口80が設けられ、下端部には第一入賞口16が設けられる。また、センター役物60は、前後方向に奥行きを有する正面視環状の外周壁600を備える。飛込み口80、第一入賞口16、及び外周壁600は、パチンコ機1の組立時において、予めセンター役物60に装着させておくことが可能である。
センター役物60の右方には普通図柄始動ゲート12が設けられ、下方には第二入賞口75が設けられる。普通図柄始動ゲート12の下方には第一大入賞口18、第二大入賞口19が上下方向に並んで設けられる。第二入賞口75の下方であって、遊技領域4の中央下端部には下側アウト口8が設けられている。第一入賞口16、第二入賞口75、第一大入賞口18、又は第二大入賞口19等に入賞せずに、遊技領域4の下側まで流下する遊技球50は、下側アウト口8によって回収され、遊技盤2外に排出される。
図2を参照し、センター役物60が外周壁600の内側に備える遊技部材について説明する。センター役物60は内側に、飛込み口80の右側下部と接続し下方に延びる第一流路74と、第一流路74の下端部と接続するクルーン73と、クルーン73の下方であって表示面28Aの上方に設けられた切替え部材65と、切替え部材65から表示面28Aの左側を下方に延びる第二流路66と、切替え部材65から表示面28Aの右側を下方に螺旋状に延びる第三流路67と、第三流路67の下端部と接続する略直方体状の貯留装置68と、表示面28Aの下方に設けられるクルーン69と、表示面28Aの左側上方に設けられるタッチセンサ70とを備える。
第一流路74は、飛込み口80とクルーン73とを接続する。クルーン73は、上側が開口する正面視略U字状の遊技部材である。クルーン73の右側上部は、第一流路74の下端部と接続する。クルーン73の側壁は、外側に向かって突出する凸状をなす。第一流路74から落下する遊技球50(図8参照)は、右斜め上方から左斜め下方へ向かいながらクルーン73に入球する。これにより、クルーン73に入球する遊技球50は、クルーン73の内周壁に沿って旋回し、旋回の勢いが弱まると内周壁の下端に設けられる貫通孔から落下できる。
切替え部材65は略棒状の遊技部材であり、一端側が支軸65Aにて回転可能に軸支され、他端側に略U字状のクルーン65Bを備える。クルーン65Bは、クルーン73と同様、入球する遊技球50を、内周壁に沿って旋回させ、旋回の勢いが弱まると下端に設けた貫通孔から落下させる。切替え部材65は、図示外のトーションスプリングを備え、支軸65Aから左側上方に延びる状態で静止している。切替え部材65は、クルーン73から落下する遊技球50を、第二流路66又は第三流路67のいずれかに案内できる。
第二流路66は、切替え部材65によって案内される遊技球50をクルーン69へと案内する。第三流路67は、切替え部材65によって案内される遊技球50を貯留装置68へと案内する。貯留装置68は遊技球50を1球だけ内部に貯留できる。貯留装置68は内部に貯留解除ソレノイド99(図5参照)を備える。遊技者が光学式センサであるタッチセンサ70に手をかざすことで、貯留解除ソレノイド99は動作し、貯留される遊技球50はクルーン69へ向けて排出される。
クルーン69は下側が開口する円形皿状の遊技部材である。クルーン69の上面には、遊技球50を通過させる貫通孔が円周方向に沿って複数設けられている。第二流路66を通過する遊技球50及び貯留装置68によって排出される遊技球50は、クルーン69の貫通孔を通過して落下する。落下する遊技球50は第一入賞口16へと向かう。第一入賞口16に入賞しない場合、遊技球50は、遊技領域4の下端部まで落下し、下側アウト口8によって回収される。
図2、図3を参照し、センター役物60の外周壁600の構成について説明する。正面視環状の外周壁600は、上端部にある飛込み口80の左右両端から円周方向に沿って、下端部にある第一入賞口16近傍まで形成される。外周壁600は、センター役物60の内側にあるクルーン73等の遊技部材を取り囲んでいる。外周壁600は、外周壁600の右側上部を形成する右側案内部材61と、左側上部及び左側部を形成する左側案内部材62とを備える。
右側案内部材61及び左側案内部材62は、外周壁600の一部を形成する樹脂製の部材であり、外周壁600の円周方向に沿ってみた場合に、前側及び上側に平面部を有するL字状の板状部材である(図4参照)。右側案内部材61及び左側案内部材62における上面の反対面側には、外周壁600の円周方向に沿って等間隔に、前後方向を長手方向とするリブ(図示外)が設けられる。これにより、右側案内部材61及び左側案内部材62は、後述する右側転動面610及び左側転動面620上で、遊技球50を安定して転動させる程度の機械的な強度を確保できる。
右側案内部材61及び左側案内部材62は、飛込み口80に対して左右一対に設けられ、飛込み口80への入球に失敗した遊技球50(図8参照)を、遊技盤2の下側へと転動させる。右側案内部材61及び左側案内部材62における転動方向の上流側端部は、それぞれ、飛込み口80の近傍に配置されていればよく、飛込み口80の左右両端に接触していなくてもよい。ここで飛込み口80の近傍とは、右側案内部材61及び左側案内部材62が、飛込み口80への入球に失敗した遊技球50を、センター役物60の内側に入り込ませることなく、遊技盤2の下側へ案内可能な領域であって、飛込み口80の外周面を含む領域である。
図3に示すように、右側案内部材61は右側転動面610を備える。右側転動面610は、右側案内部材61の上面の一部を形成し、遊技盤2の前面と直交しつつ、飛込み口80の右端から遊技盤2の下側に向かって円弧状に傾斜している。右側転動面610は、第一右側転動面611と、第二右側転動面612とを有する。第一右側転動面611は、飛込み口80の右端から外周壁600の円周方向に沿って延びる曲面である。第二右側転動面612は、第一右側転動面611の右端から右方に延びる略水平面である。飛込み口80に入球できず、飛込み口80の右側に流下する遊技球50は、右側転動面610上を転動することで、遊技盤2の下側へ案内される。
左側案内部材62は左側転動面620を備える。左側転動面620は、左側案内部材62の上面の一部を形成し、第一左側転動面621と、第二左側転動面622とを有する。左側転動面620は、飛込み口80に対して右側転動面610と左右対称な形状をなすため、詳細な説明は省略する。
図3及び図4に示すように、左側案内部材62の転動方向の上流側端部であって、第一左側転動面621の反対面側には、ブドウ検知センサ59が設けられている。ブドウ検知センサ59は、リブ(図示外)の下側に配置される。ブドウ検知センサ59は近接センサである。近接センサは一例として、内部に磁気を検出するコイル(図示外)を有する誘導型近接センサである。第一左側転動面621上を磁性体である遊技球50(図8参照)が転動すると、コイルは磁界の変化を検知する。これにより、遊技球50は検知される。また、近接センサはスイッチのリード片を備えた磁気式近接センサであってもよい。遊技球50の接近に伴い、スイッチのリード片がONに切り替わることで、遊技球50は検知される。さらに、近接センサは、遊技球50の接近に伴って静電容量が変化することで遊技球50を検知する静電容量型近接センサあってもよい。
図3に示すように、センター役物60は、右側案内部材61の後方に右側アウト口71を備える。右側アウト口71は正面視略矩形状の右側開口部71Aを有する。右側開口部71Aは、第一右側転動面611の右側及び第二右側転動面612上を転動する際に遊技球50が通過する遊技盤2上を、前後方向に貫通する。さらに右側開口部71Aは、下端が右側転動面610に沿うようにして設けられる。右側アウト口71は、第二右側転動面612上で滞留しようとする遊技球50を回収し、遊技盤2から排出する。
センター役物60が左側案内部材62の後方に備える左側アウト口72は、飛込み口80に対して右側アウト口71と左右対称の形状をなすため、詳細な説明は省略する。
図5を参照して、パチンコ機1の電気的構成について説明する。パチンコ機1の制御部40は、主基板41、サブ制御基板58、演出制御基板43、払出制御基板45、および中継基板47を少なくとも備える。
主基板41は、パチンコ機1の主制御を司る。主基板41の主基板CPUユニット56には、各種の演算処理を行うCPU51と、データを一時的に記憶するRAM52と、制御プログラム等を記憶したROM53とが設けられている。主基板CPUユニット56には、割込信号発生回路57が接続されている。主基板41は、割込信号発生回路57から割込信号が入力される毎にプログラムを実行する。主基板41には、I/Oインタフェイス54を介してサブ制御基板58、払出制御基板45、中継基板47、出力ポート55、第一始動口スイッチ81、第二始動口スイッチ82、タッチセンサ70、及び貯留解除ソレノイド99が接続されている。出力ポート55は、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する。第一始動口スイッチ81及び第二始動口スイッチ82は、それぞれ、第一入賞口16及び第二入賞口75に入賞した遊技球50を検知する。
サブ制御基板58は、CPU581、RAM582、及びROM583を備える。サブ制御基板58には、演出制御基板43、スピーカ48、操作ボタン9、ブドウ検知センサ59、及びタイマ33が接続している。サブ制御基板58は、主基板41から送信されるコマンドに従って、演出等の総合的な制御を行う。尚、ROM583には、CPU581が滞留状態報知処理(後述)を実行するための制御プログラムが記憶されている。
演出制御基板43は、CPU43a等を備え、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って画像表示装置28の表示動作を制御する。払出制御基板45は、主基板41から送信されるコマンドに応じて賞品球払出装置49の動作を制御し、所定数の遊技球50を払い出させる。
中継基板47には、普通図柄作動スイッチ98、第一大入賞口スイッチ96、第二大入賞口スイッチ97、第一大入賞口開閉ソレノイド91、第二大入賞口開閉ソレノイド92、及び表示部24が接続されている。普通図柄作動スイッチ98は、普通図柄始動ゲート12を通過した遊技球50を検出する。第一大入賞口スイッチ96、第二大入賞口スイッチ97は、それぞれ、第一大入賞口18、第二大入賞口19に入賞した遊技球50を検知する。第一大入賞口開閉ソレノイド91、第二大入賞口開閉ソレノイド92は、それぞれ、大当たり遊技中に第一大入賞口18、第二大入賞口19の開閉部材を開閉する。
電源基板42は、主基板41および発射装置37に接続されており、各基板および発射装置37に直流の安定化した電力を供給する。発射装置37は、一定間隔(本実施形態では0.6秒)毎に1球ずつ遊技球50を遊技領域4へ発射する。
次に、図3、図6を参照し、遊技領域4(図2参照)内の遊技盤2上を流下する遊技球50が、飛込み口80に入球し、センター役物60の内側を流下する動作の概略を説明する。図3に示すように、飛込み口80へと入球した遊技球50は、第一流路74を通過し、クルーン73に入球する。遊技球50は、クルーン73の内周壁を旋回した後、切替え部材65へと落下し、切替え部材65によって左側(矢印A方向)に案内され、支軸65Aからクルーン65Bへと流下する。
図6に示すように、遊技球50がクルーン65Bへと流下すると、遊技球50の自重によって、切替え部材65はクルーン65Bの下端部が第二流路66の上端に接続する位置まで回転する。その後、クルーン65Bの貫通孔から落下する遊技球50は、第二流路66を通過してクルーン69(図2参照)へと流下する。
遊技球50がクルーン65Bの内周壁を旋回している間に、クルーン73から後続の遊技球50が落下する場合、遊技球50は切替え部材65によって右側(矢印B方向)に案内され、第三流路67を通過して、貯留装置68(図2参照)に貯留される。貯留装置68から排出される遊技球50は、クルーン69(図2参照)へと流下する。
クルーン69の貫通孔から落下する遊技球50は、第一入賞口16(図2参照)へと向かう。第一入賞口16への入賞に失敗した遊技球50は、下側アウト口8(図2参照)に回収される。
次に、図7〜図9を参照し、滞留状態報知処理について説明する。滞留状態報知処理は、パチンコ機1の電源がONになると、CPU581が実行する処理である。滞留状態報知処理では、第一左側転動面621上で滞留状態が発生したと判断された場合に、表示面28Aにエラーメッセージが表示されることで、滞留状態の発生が報知される。
滞留状態は、遊技領域4(図2参照)内で複数の遊技球50が偶発的に衝突し合うことで自然発生する場合もあるが、主にはブドウ玉ゴトによって発生する。ここで、ブドウ玉ゴトとは、遊技者がガラス板の前面に磁石を近づける等の手段で、遊技球50を所定領域に滞留させる不正行為をいう。第一左側転動面621上で滞留状態が発生すると、後続の遊技球50が飛込み口80に不当に入球し易くなる(図8参照)。この結果、第一入賞口16(図2参照)への入賞が不当に発生し易くなる。また、後続の遊技球50がさらに滞留し、複数の遊技球50が積み上がる状態(所謂、ブドウ状態)が形成されると、飛込み口80への不当な入球がさらに発生し易くなる。
図7に示すように、滞留状態報知処理では、はじめにタイマ33がリセットされる(S11)。次に、ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知したか否かが判断される(S13)。ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知しない場合(S13:NO)、CPU581は処理をS13に戻し、遊技球50の検知を待つ。例えば、第一左側転動面621上を遊技球50が転動しない場合、ブドウ検知センサ59は遊技球50を検知することはない(S13:NO)。
ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知した場合(S13:YES)、CPU581はタイマ33に計時を開始させ(S15)、タイマ33が所定時間(例えば、5秒)以上計時したか否か判断する(S17)。所定時間以上を計時していない場合(S17:NO)、ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知したか否か判断される(S19)。遊技球50を検知していない場合(S19:NO)、CPU581は処理をS11に戻す。例えば、第一左側転動面621上を遊技球50が転動し通過するだけであれば、ブドウ検知センサ59は遊技球50を一旦検知し(S13:YES)、タイマ33は計時を開始する(S15)。この場合、遊技球50は第二左側転動面622へと直ぐに転動するため、タイマ33が所定時間以上計時することはなく(S17:NO)、ブドウ検知センサ59は遊技球50を検知しなくなる(S19:NO)。
ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知する場合(S19:YES)、CPU581は処理をS17に戻す。タイマ33が所定時間以上を計時したと判断された場合(S17:YES)、CPU581は、CPU43aにコマンドを送信し、画像表示装置28に滞留状態の報知を行わせる(S21)。その後、ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知したか否かが再び判断される(S23)。ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知している場合(S23:YES)、CPU581は処理をS21に戻す。ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知していないと判断された場合(S23:NO)、滞留状態報知処理は終了する。例えば、遊技者がブドウ玉ゴトを行うと、図8に示すように、第一左側転動面621上に複数の遊技球50が滞留し、滞留状態が発生する。この場合、タイマ33が所定時間を計時するまで、ブドウ検知センサ59は遊技球50を検知し続ける(S17:NO、S19:YES)。この結果、タイマ33は所定時間以上を計時する(S17:YES)。画像表示装置28が滞留状態の報知を行う場合、図9に示すように、表示面28Aに「玉が滞留しました」というエラーメッセージを表示する(S23)。このエラーメッセージは、滞留状態が解消し
ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知しなくなるまで表示される(S23:YES、S21)。これにより、滞留状態が発生した場合であっても、パチンコ機1が設置されるホールのスタッフは速やかに対処できる。滞留状態が解消されると、ブドウ検知センサ59は遊技球50を検知しなくなり(S23:NO)、滞留状態報知処理は終了する。
以上、説明したように、パチンコ機1は、ブドウ検知センサ59の検知及びタイマ33の計時時間に基づくだけで、第一左側転動面621上にて発生する滞留状態の発生の有無を判断できる。従って、パチンコ機1は、簡易な機構で遊技球50の滞留状態の発生を検知できる。
また、パチンコ機1は、滞留状態が発生した場合に、その旨のエラーメッセージを表示面28Aに表示する。従って、滞留状態が発生した場合であってもパチンコ機1が設置されるホールのスタッフは速やかに対処できる。
また、ブドウ検知センサ59は、左側案内部材62の、転動方向の上流側端部に設けられている。左側案内部材62の上流側端部は、下流側端部よりも飛込み口80に近いため、ブドウ玉ゴトが行われ易い。従って、パチンコ機1は、ブドウ玉ゴトによる滞留状態の発生を検知し易い。
また、左側案内部材62及び飛込み口80は、パチンコ機1の組立時において、予めセンター役物60に装着させることができる。従って、センター役物60をパチンコ機1に組み付付ければ、右側案内部材62及び飛込み口80も同時にパチンコ機1に組み付けられる。それ故、パチンコ機1の組立性を向上させることができる。
また、ブドウ検知センサ59は、磁性体を検知する近接センサである。従って、左側案内部材62が、機械的な強度を確保するためにリブを備えた結果、透光性を有さない場合であっても、ブドウ検知センサ59は、遊技球50を安定して検知できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内での変更が可能である。上記実施形態では、左側案内部材62にブドウ検知センサ59が設けられているが、これに限られない。例えば、右側案内部材61に設けてもよい。また、右側案内部材61及び左側案内部材62の両方にブドウ検知センサ59を設けてもよい。
上記実施形態では、ブドウ検知センサ59が遊技球50を検知してから、タイマ33が所定時間を計時したか否かで、滞留状態の発生の有無が判断されるが、これに限られない。例えば、左側案内部材62に、転動方向に沿ってブドウ検知センサ59を複数設け、複数のブドウ検知センサ59の検知結果に応じて滞留状態の有無が判断されてもよい。すなわち、左側案内部材62上で転動方向に沿って複数の遊技球50が滞留する場合、全てのブドウ検知センサ59が遊技球50を検知するので、滞留状態が発生したとCPU581は判断できる。
上記実施形態では、パチンコ機1が画像表示装置28の表示面28Aに滞留状態が発生した旨のエラーメッセージを表示するが、これに限られない。例えば、前面枠13の上部に電飾ランプを設け、タイマ33が所定時間以上を検知した場合に点滅させることで、滞留状態の発生を報知してもよい。また、スピーカ48が警告音を発することで、滞留状態の発生を報知してもよい。
なお、上記実施形態において、パチンコ機1が本発明の「遊技機」に相当する。飛込み口80が本発明の「入球部」に相当する。左側案内部材62が本発明の「案内部材」に相当する。左側転動面620が本発明の「転動面」に相当する。ブドウ検知センサ59が本発明の「遊技球検知センサ」に相当する。画像表示装置28が本発明の「報知手段」に相当する。センター役物60が本発明の「遊技部材」に相当する。S17を実行するCPU581が本発明の「判断手段」に相当する。
1 パチンコ機
2 遊技盤
28 画像表示装置
50 遊技球
59 ブドウ検知センサ
60 センター役物
62 左側案内部材
80 飛込み口
581 CPU
620 左側転動面

Claims (5)

  1. 遊技盤上を流下する遊技球が入球可能な入球部と、
    前記入球部の近傍から前記遊技盤の下側へ向かって傾斜し、前記遊技球を前記下側へ案内可能な樹脂製の案内部材と、
    前記案内部材の上面を形成し、前記遊技球が転動可能な転動面と、
    前記案内部材の前記転動面と反対面側に設けられ、前記転動面上で転動する前記遊技球を検知可能な遊技球検知センサと、
    前記遊技球検知センサの検知結果に応じて、前記転動面上に前記遊技球が滞留したか否か判断する判断手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記判断手段によって前記転動面上に前記遊技球が滞留したと判断された場合に、前記遊技球が滞留したことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技球検知センサは、前記案内部材において、前記遊技球が転動する転動方向の上流側の端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記案内部材及び前記入球部は、前記遊技盤に取り付けられる遊技部材に装着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記遊技球検知センサは、磁性体を検知する近接センサであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
JP2013006951A 2013-01-18 2013-01-18 遊技機 Expired - Fee Related JP6172705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006951A JP6172705B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006951A JP6172705B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014136094A true JP2014136094A (ja) 2014-07-28
JP6172705B2 JP6172705B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=51413949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013006951A Expired - Fee Related JP6172705B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6172705B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016209578A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018134548A (ja) * 2018-06-11 2018-08-30 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2019136134A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 豊丸産業株式会社 遊技機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299780A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用入賞装置
JP2004255024A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Takeya Co Ltd 遊技機の遊技盤
JP2007029251A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Heiwa Corp パチンコ機
JP2007075415A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Aruze Corp 遊技機
JP2009089973A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Abilit Corp パチンコ遊技機
JP2010004951A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2010029437A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011224219A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2012170473A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299780A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用入賞装置
JP2004255024A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Takeya Co Ltd 遊技機の遊技盤
JP2007029251A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Heiwa Corp パチンコ機
JP2007075415A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Aruze Corp 遊技機
JP2009089973A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Abilit Corp パチンコ遊技機
JP2010004951A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2010029437A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011224219A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2012170473A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016209578A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019136134A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 豊丸産業株式会社 遊技機
JP7122737B2 (ja) 2018-02-06 2022-08-22 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2018134548A (ja) * 2018-06-11 2018-08-30 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6172705B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4478816B2 (ja) 遊技機
JP4441816B2 (ja) 遊技機
JP2011104047A (ja) 遊技機
JP6172705B2 (ja) 遊技機
JP2007135709A (ja) 遊技機
JP2008161558A (ja) 遊技機の振動検知装置
JP2010004951A (ja) 弾球遊技機
JP2008295964A (ja) 遊技機
JP2012231890A (ja) 遊技機
JP2015029730A (ja) 遊技機
JP5927547B2 (ja) 遊技機
JP6143258B2 (ja) 遊技機
JP5660409B2 (ja) 遊技機
JP2016010522A (ja) 遊技機
JP2009039386A (ja) パチンコ遊技機
JP5266370B2 (ja) 遊技機
JP6002927B2 (ja) パチンコ機
JP2011024783A (ja) 遊技機
JP5822710B2 (ja) 遊技機
JP5277803B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6033385B2 (ja) 遊技機
JP2014226158A (ja) 遊技機
JP5927392B2 (ja) 遊技機
JP6307713B2 (ja) 保留装置を備えた遊技機
JP2011177335A (ja) 遊技機枠ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6172705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees