JP2003299780A - 遊技機、遊技機用入賞装置 - Google Patents

遊技機、遊技機用入賞装置

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JP2003299780A
JP2003299780A JP2002108293A JP2002108293A JP2003299780A JP 2003299780 A JP2003299780 A JP 2003299780A JP 2002108293 A JP2002108293 A JP 2002108293A JP 2002108293 A JP2002108293 A JP 2002108293A JP 2003299780 A JP2003299780 A JP 2003299780A
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machine according
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Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遊技盤上に詰まった遊技球に対す
る処置を迅速に行うことを可能にする遊技機、及び遊技
機用入賞装置を提供することを課題とする。また、本発
明は、遊技者の利益を極力確保することができる遊技
機、及び遊技機用入賞装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明における検知センサ46a、46
bは、第一可動翼片33の第一面板部41と通過ゲート
49との間、及び第二可動翼片34の第三面板部43と
通過ゲート49との間の遊技盤6上に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球を遊技盤上
に打ち出して遊技を行う遊技機、及び遊技盤上に設けら
れ打ち出された遊技球が入ることで入賞となる遊技機用
入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技球を用いて遊技を行う遊技機として
パチンコ機を代表に挙げることができる。このパチンコ
機には、遊技球を打ち出す遊技盤がパチンコ機前面に設
けられている。
【0003】多くのパチンコ機の遊技盤上には、遊技の
進行状況に応じて変化する図柄を表示する図柄表示装置
と、打ち出された遊技球の落下方向を変化させる為の釘
や風車等の役物といわれる障害物と、打ち出した遊技球
が入ることにより、賞球(遊技球)が払い出されたり、
図柄を変化させる契機となる入賞装置とが設けられてい
る。
【0004】尚、入賞装置には複数の種類があり、例え
ば、遊技球が入ったことを受けて所定個数の賞球(遊技
球)を払い出す一般入賞口(通称、入賞チャッカー)
や、遊技球が入ったことを受けて図柄表示装置に表示さ
れる図柄を変化させる始動入賞口(通称、スタートチャ
ッカー)や、始動入賞口の状態を変化させる通過口(通
称、通過ゲート)、大当たりを契機として開放される大
入賞装置(通称、アタッカー)等を挙げることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した始
動入賞口や一般入賞口には、図11に示すようなチュー
リップ式役物(通称、電動チューリップ)126がよく
用いられる。
【0006】このチューリップ式役物126は、遊技盤
106に突設された筐体131と、この筐体131の開
口129を左右方向から覆い、開口129を開閉するよ
うに可動する可動翼片132を有している。この可動翼
片132は、遊技球が通過口や一般入賞口を通過したこ
とを受けて可動し開口129を開閉させる。
【0007】図11に示すように、可動翼片132がチ
ューリップ式役物126の開口129を開放していると
き、可動翼片132は、遊技球Qが開口129に向かう
ようガイドする通路の役割を担った状態を成している。
そのため、遊技盤106上に打ち出された遊技球Qは、
可動翼片132を伝い開口129へ入りやすくなる。
【0008】ところが、図11に示すように、チューリ
ップ式役物126の上方に、遊技球Qをこのチューリッ
プ式役物126へ案内する為の通過口149が設けられ
ている場合、通常なら遊技球Qは可動翼片を伝い開口へ
入るが、遊技球Qが可動翼片132上に位置したときに
丁度可動翼片132が開口129を狭める方向へ可動す
ると、可動翼片132と通過口149との間に遊技球Q
が詰まってしまう状態となることがある。尚、遊技球を
チューリップ式役物126へ案内する役割を通過口では
なく釘の配列で行う場合も同様の現象が起こり得る。
【0009】このような状態になると、遊技球Qを開口
129へガイドする通路となる部分が遊技球Qにより塞
がれてしまう為、遊技球Qが開口129に入り難い状
態、即ち、入賞し難い状態となってしまう。
【0010】そこで、このように遊技球が詰まってしま
った場合、遊技者は、遊技を中断しホール(店)の店員
を呼び、詰まった遊技球を取り除いてもらわなければな
らない。
【0011】特に、遊技が大当たり状態となっていると
きに遊技球が詰まってしまうと、遊技者は遊技球の詰ま
りを店員に取り除いてもらう為に遊技台から離れなくて
はならず、大当たりの演出を充分に楽しむことができ
ず、煩わしい思いをすることが少なくなかった。
【0012】また、遊技中の遊技者の多くは、遊技盤上
に設けられ、遊技の進行状況に応じて変化する図柄表示
装置を注視している場合が多く、遊技球が詰まっている
ことに気が付かない場合が多い。そのため、遊技者は、
本来なら入賞装置に入るべき遊技球(入賞球)の獲得を
充分に行うことができず入賞の機会を逃してしまう虞が
あった。
【0013】そこで、本発明は、上述した事項に鑑みて
なされたものであり、遊技盤上に詰まった遊技球に対す
る処置を迅速に行うことを可能にする遊技機、及び遊技
機用入賞装置を提供することを課題とする。
【0014】また、本発明は、遊技者の利益を極力確保
することができる遊技機、及び遊技機用入賞装置を提供
することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決する為に以下の手段を採用した。
【0016】すなわち、本発明は、遊技領域である遊技
盤上に遊技球を打ち出す遊技機において、遊技盤上で遊
技球が停滞しているとみなし得る場合を判別する停滞判
別手段を備えることを特徴とする。
【0017】尚、この停滞判別手段は、物体が接触する
ことにより物体を判別する接触センサや、接触しなくと
も所定の範囲内に物体が位置することから物体を判別す
る近接センサ等とすると好ましい。
【0018】また、本発明における停滞判別手段は、遊
技球の停滞時間を判別の停滞条件としており、遊技球が
所定時間以上停滞していることを受けて遊技球が詰まっ
ていると判断する。
【0019】このような停滞判別手段を設けることによ
り、遊技球の停滞、即ち遊技盤上に遊技球が詰まってい
ることを迅速に発見することができる。
【0020】また、本発明は遊技球が衝突することによ
り落下方向を変化させる障害物を有し、停滞判別手段は
障害物のうち遊技球が入ることにより入賞となる入賞装
置付近に配設された障害物と入賞装置との間に遊技球が
停滞したことを判別することを特徴とする。
【0021】このような障害物や入賞装置は、遊技球の
落下方向を変化させたり、遊技の進行状況に応じて可動
する等、遊技に面白みを与えるメリットがある反面、複
雑な形状や配列をしている為、遊技球が詰まりやすいと
いうデメリットもある。
【0022】しかし、本発明によれば、特に遊技球が詰
まりやすい箇所の状態を停滞判別手段により監視するこ
とができる為、遊技球が詰まり易いというデメリットを
極力克服することができる。
【0023】さらに、本発明は、遊技盤上に設けられ、
遊技球が通過することにより遊技機が有する装置の作動
契機となる通過口を有し、停滞判別手段は、通過口と障
害物のうち通過口付近に配設された障害物との間に遊技
球が停滞したことを判別することを特徴とする。
【0024】この通過口としては、落下する遊技球を遊
技機内部に取り込むことなくコ字状の枠部材の内部を通
過させる通称通過ゲートと呼ばれる部品を挙げることが
できる。
【0025】この通過口付近も、上述した入賞装置付近
と同様に、遊技球が詰まり易い為、停滞判別手段を設け
ることにより、詰まった遊技球を迅速に判別することが
できる。
【0026】尚、入賞装置付近や通過口付近の他にも、
障害物の一種である釘が密集して設けられている箇所
や、釘が複雑に配設されている箇所等にも遊技球は詰ま
りやすくなる為、そのような場所に停滞判別手段を設け
てもよい。
【0027】さらに、本発明は、停滞判別手段により遊
技球の停滞が判別されたことを受けて、遊技球が停滞し
ていることを報知する報知手段を備えることを特徴とす
る。
【0028】このように、遊技球が詰まっていることを
所定の手段により報知する報知手段を備えることによ
り、遊技に集中していて遊技球の詰まりに気が付いてい
ない遊技者に遊技球の詰まりを知らせることができる。
それに伴い、遊技者は遊技球の詰まりに対する処置を迅
速に行うことができるようになる。
【0029】そのため、遊技球が詰まっていることによ
り遊技者にとって不利益な状態である場合、その状態を
迅速に解消することができ、不利益を最小限にとどめる
ことができる。
【0030】また、本発明における報知手段は、遊技機
上に設けられた図柄表示装置により遊技球の停滞を報知
することを特徴とする。
【0031】因みに、遊技に集中している遊技者の大半
は、遊技盤全体を見ているのではなく図柄表示装置を注
視していることが多い。そのため、図柄表示装置に表示
される図柄により遊技球が詰まっていることを報知する
手段は、普段なら気が付き難かった遊技球の詰まりを遊
技者に早急に認知させることができ、それに伴い遊技者
は遊技球の詰まりに対して早急に対処することができ
る。
【0032】さらに、本発明における報知手段は、遊技
機に設けられた音声出力装置により遊技球の停滞を報知
することを特徴とする。尚、この音声出力装置は、遊技
機前面に設けられ、遊技の進行状況に応じた音声を出力
するスピーカとしてもよいし、遊技球の詰まりを報知す
るためだけの音声出力装置としてもよい。
【0033】この音声出力装置により遊技球の詰まりを
報知する方法として、例えば、音声出力装置から注意を
促すようなサイレン音や警戒音を出力したり、「遊技球
が詰まっています」というような音声アナウンスを出力
する方法等を挙げることができる。
【0034】このように、音声出力装置により遊技球の
詰まりを報知することができる為、遊技者は、遊技に集
中し、図柄表示装置を注視していたとしても遊技球の詰
まりを認識することができる。
【0035】また、本発明によれば、遊技者が遊技台か
ら目を離してしまったとしても音声出力装置からの音声
を聞くことにより、遊技球の詰まりを認知することがで
き、その事態を早急に対処することができる。
【0036】また、本発明における報知手段は、遊技機
に設けられ、遊技の進行状況に応じて明滅するランプに
より遊技球の停滞を報知することを特徴とする。
【0037】この場合も、上述した音声出力装置により
報知する構成がもたらす効果と略同様のことが言え、図
柄表示装置に注目していたとしても、ランプの明滅で遊
技球の認知をすることができる。
【0038】さらに、遊技者が遊技中に遊技盤から目を
離したとしても、遊技者は自分が使用している遊技台に
おけるランプの明滅を視認することにより遊技球の詰ま
りを認知し、対処することができる。
【0039】さらに、本発明における入賞装置は、その
入賞装置の開口端に設けられ、遊技の進行状況に応じて
入賞装置の開口を開閉自在にする可動翼片を有している
ことを特徴とする。
【0040】この入賞装置は、チューリップ式役物(通
称、電動チューリップ)と呼ばれ、この役物に遊技球が
流入することを契機とし、図柄表示装置に表示される図
柄が変動される等の処理が行われる、始動入賞口として
用いられることが多い。
【0041】また、この始動入賞口には可動自在な可動
翼片が設けられており、上述した入賞装置や通過口や障
害物付近よりも遊技球が詰まりやすい状態となってい
る。そのため、本発明における停滞判別手段をこの始動
入賞口付近に設けることにより、遊技者は遊技球が詰ま
っている状態に早急に対応することができる。
【0042】さらに、本発明における停滞判別手段は、
入賞装置近傍、及び/又は入賞装置、通過口近傍、及び
/又は通過口、障害物近傍、及び/又は前記障害物に設
けられていることを特徴とする。
【0043】このように、遊技球が詰まり易い箇所に停
滞判別手段を設けることにより、遊技球が詰まるという
不具合にいち早く対応することができる。
【0044】また、本発明は、遊技領域である遊技盤上
に遊技球を打ち出し遊技を行う遊技機に設けられ、遊技
球が入ることにより入賞となる入賞装置でもある。
【0045】そして、本発明における入賞装置は、遊技
領域上に配設され、遊技盤上に打ち出した遊技球の落下
方向を変化させる障害物のうち入賞装置付近に配設され
た障害物と入賞装置との間に前記遊技球が停滞したこと
を判別する停滞判別手段と、停滞判別手段により判別処
理が実行されたことを契機とし、遊技球が入賞装置と障
害物との間に停滞していることを報知する報知手段とを
備えることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態における遊技機
の説明を行う。初めに、本実施形態における遊技機の概
略を図面に基づき説明する。
【0047】まず、図1に示すように本発明における遊
技機1は、縦長な方形状の枠組みにて構成され遊技機1
の設置場所に強固に固定される外枠3と、その外枠3に
一側を保持され、且つその外枠3に対して開閉自在に設
けられた表枠4と、その表枠4の前面上部に開閉自在に
設けられた窓枠5とを備え、その表枠4には遊技機1を
構成する主要構成部品のほぼ全てが集約されて設けられ
ている。
【0048】表枠4に設けられる主要構成部品として
は、盤面が遊技領域とされる遊技盤6と、この遊技盤
6、及びこの遊技盤6の裏面側に設けられ遊技盤6の遊
技領域に遊技球を打ち出す発射装置7と、発射装置7を
操作するための操作ハンドル8と、遊技機1に供給すべ
き遊技球、及び入賞した際に遊技機1から払い出される
賞球を貯留する受皿2と、必要に応じて所定個数の遊技
球を排出する遊技球払出ユニット(図示せず)と、各種
装置の制御を行う制御基板(図示せず)とが挙げられ
る。
【0049】さらに詳細に説明すると、遊技機1には、
表枠4に対して開閉自在な窓枠5が設けられている。こ
の窓枠5は、遊技盤6の遊技領域全体をその枠内にほぼ
覗き見ることができる透視窓9を備えている。
【0050】また、この透視窓9の外周に沿って装飾L
ED10、装飾ランプ11a、11b、スピーカ12
a、12b等が設けられている。この装飾LED10や
装飾ランプ11a、11bは、遊技の進行状況に応じて
点滅する。尚、スピーカ12a、12bは、遊技の進行
状況に応じて各種効果音を発する。
【0051】さらにまた、遊技盤6の中央には、液晶表
示により種々の図柄及び情報を遊技の進行状況に合わせ
て可変表示する図柄表示装置17が設置されている。こ
の図柄表示装置17にて表示される図柄は、液晶表示に
よるものに限らず、回転ドラムの表面に図柄が描かれた
もの、回転球体の表面に図柄が描かれたもの、ドットマ
トリックスランプ表示器、CRT、EL表示器等図柄を
変動表示させることが可能となる機器であれば何れのも
のであっても良い。
【0052】また、上述した部品や装置が設けられた遊
技盤6の下方には、遊技球を貯留する受皿2が設けられ
ている。尚、本実施形態における受皿2は、従来の上皿
と下皿とが一体となった受皿であるが、勿論、上皿と下
皿とが別々に設けられた受皿であってもよい。
【0053】以上が、本実施形態における遊技機1の外
観構成である。
【0054】次に、本実施形態の遊技機1を制御する各
種制御装置について図面に基づき説明する。尚、各種制
御装置の配置は、遊技機の機種によって異なるためそれ
らの配置は図示しない。
【0055】図2に示すように、先ず、主制御装置(主
基板)60について説明する。主制御装置60は、図1
に示す遊技機1を統括して制御する主となる装置であ
り、基本処理装置であるCPU(Central Pr
ocessing Unit、中央処理装置)60a
と、CPU60aの処理事項を一時記憶するRAM(R
andom Access Memory)60bと、
主制御装置60で行う各種プログラムを記憶するROM
(Read Only Memory)60cとを備え
ている。このROM60c内には、遊技を進行する為の
抽選(乱数抽選)を行うプログラム等が格納されてい
る。
【0056】さらに、この主制御装置60は、各副制御
装置(サブ基板)(図柄副制御装置61、音声副制御装
置63、ランプ副制御装置62及び払出副制御装置6
4、発射制御装置65等)と連結している。そして、主
制御装置60は、大当たり判定プログラムで引き当てた
大当たりの有無や、賞球の有無等を示す8ビットのデー
タを、各副制御装置へ2バイト伝送方式で送信する。
【0057】因みに、図柄副制御装置61は、図柄副制
御装置61全体の制御を行うCPU61aと、図柄副制
御装置61にて実行される各種プログラムを格納するR
OM61cと、CPU61aでの処理事項を一時記憶す
るRAM61bとを備えている。
【0058】さらに、音声副制御装置63は、主制御装
置60の指示に基づき音声による演出処理を行う副制御
装置であり、図1に示す遊技機1前面に設けられ遊技の
進行状況に応じた様々な音声を出力するスピーカ12
a、12bの出力制御を行う。この音声副制御装置63
にも、スピーカ12a、12bの出力制御を行うための
プログラムを実行処理するCPU63aと、CPU63
aの処理事項を一時記憶するRAM63bと、音声によ
る演出情報等を記憶するROM63c等が設けられてい
る。
【0059】また、ランプ副制御装置62は、主制御装
置60の指示に基づき、図1に示すランプ11a、11
bによる演出処理を行う副制御装置であり、遊技機1前
面に設けられた飾りLED10やランプ11a、11b
の発光制御を行う。このランプ副制御装置62には、飾
りLED10やランプ11a、11bの発光制御を行う
ためのプログラムを実行処理するCPU62aと、CP
U62aの処理事項を一時記憶するRAM62bと、演
出情報や飾りLED10やランプ11a、11bの発光
制御を行うためのプログラム等を記憶するROM62c
等が設けられている。
【0060】さらに、払出副制御装置64は、主制御装
置60の指示に基づき賞球振り分け装置(図示せず)を
含む払出機構を制御し遊技球の払出処理を行う副制御装
置であり、遊技機1裏面側に設けられた払出装置66の
出力制御を行う。
【0061】また、払出副制御装置64にも、払出装置
66の制御を行うCPU64aと、CPU64aの処理
事項を一時記憶するRAM64bと、払出処理情報等を
記憶するROM64c等が設けられている。
【0062】発射制御装置65は、遊技者が行う図1に
示す操作ハンドル8の操作によりパチンコ球を遊技盤6
上に発射させる発射装置7の制御を行う副制御装置であ
る。尚、この発射制御装置65にも、図示しないが、発
射装置7の制御を行う為のプログラムを記憶するCPU
と、CPUの処理事項を一時的に記憶するRAMと、制
御情報等を記憶するROM等を設けるような構成として
も良い。
【0063】以上が、本実施形態における遊技機1を制
御する制御装置の概要である。
【0064】そして、上述した本実施形態における遊技
機1は、図3に示すように遊技盤6上に詰まった遊技球
を判別する判別センサ(停滞判別手段)46a、46b
が設けられている。そこで次に、この判別センサ46
a、46bの説明に先立ち遊技盤6上の構成を図面に基
づき詳細に説明する。
【0065】図1に示すように、本実施形態における遊
技盤6は、表枠4に一体的に形成される収納枠20に収
納固定されるべくほぼ正方形状の合板により形成されて
いる。
【0066】そして、図3に示すように、遊技盤6前面
には、ほぼ円形状に植立され、発射装置7により打ち出
された遊技球の行き先を誘導する誘導レール13と、誘
導レール13によって囲まれた遊技領域の略中央に設け
られた図柄表示装置17とが設けられている。
【0067】また、図柄表示装置17の上方には、遊技
盤6上に打ち出された遊技球を入賞へと導く入賞誘導口
21と、入賞誘導口21近傍で光演出を行う照明部22
とが設けられている。
【0068】さらに、この遊技領域には、遊技盤6上に
打ち出された遊技球の落下方向を変化させる釘23や風
車24などの障害物14と、遊技球が入ることにより入
賞となる各種入賞装置15と、遊技機1の最下方に設け
られ入賞装置15に入らなかった遊技球が収容されるア
ウト口16とが設けられている。尚、本実施形態の釘2
3は、説明の便宜を図る為、図3中においては省略して
描かれている。
【0069】また、釘23や風車24などの障害物14
は、遊技盤6上に打ち出された遊技球の落下方向を変化
させ遊技に面白みを持たせる機能と、各種入賞装置内、
又は各種入賞装置外へ遊技球を誘導する機能とを兼ね備
えている。尚、これらの釘23や障害物は遊技機の台毎
に異なる位置に配設されている。
【0070】また、遊技盤6上に設けられた入賞装置に
は、遊技球が入ることにより、払出装置66から所定個
数の賞球(遊技球)が払い出される一般入賞口25a、
25bと、遊技球が入ることにより乱数抽選の契機をな
したり、図柄表示装置17に表示される図柄を変化させ
る契機をなす始動入賞口26(スタートチャッカー)
と、大当たり時に開口を開放し多数の遊技球を獲得する
大入賞装置27(アタッカー)とがある。
【0071】加えて、遊技盤6上には、一般入賞口25
a、25b、又は始動入賞口26へ遊技球をガイドする
通過ゲート(通過口)49a、49b、49cが設けら
れている。
【0072】さらに、本実施形態における一般入賞口2
5a、25bは、遊技盤6に穿設され遊技機1裏面側へ
と挿通している穴部(図示せず)と、遊技盤6前面から
突設され、穴部を覆う函状の被覆部28a、28bとか
ら構成されている。尚、本実施形態における一般入賞口
25a、25bは、図柄表示装置17を中心として左右
対称に上下方向に一つずつ設けられている。
【0073】また、始動入賞口26は、図柄表示装置1
7の下方に設けられており、この始動入賞口26の下方
には、大入賞装置27が設けられている。
【0074】この大入賞装置27は、遊技球を取り込む
開口部29と、この開口部29を開閉する開閉部材30
とを有している。そして、大入賞装置27は大当たり時
のみ、上述した始動入賞口26と同様に、図示しない遊
技盤6裏面に設けられたソレノイドの作用により開閉部
材30を遊技機1前面に対する方向へ開閉部材30を倒
して開口部29を開放する。
【0075】このように開口部29を開放することによ
り、大当たり時には大量の遊技球を獲得することができ
る。
【0076】以上が、本実施形態における遊技盤6上の
詳細な構成である。次に、本実施形態における判別セン
サ46a、46bが設けられている始動入賞口26付近
の説明を行う。
【0077】図3に示すように、本実施形態における始
動入賞口26は、上述した一般入賞口25a、25bと
同様に遊技機1裏面側へと続く穴部67と、この穴部6
7を覆うように遊技盤6から突出するように設けられた
函部31とに加え、函部31の開口縁に設けられ、函部
31の開口を開閉させる可動翼片32とが設けられてい
る。
【0078】また、この可動翼片32は、同様の構成を
有する第一可動翼片33と第二可動翼片34とからな
り、この第一可動翼片33と第二可動翼片34とは互い
に対向し配設されている。
【0079】また、図4に示すように、第一可動翼片3
3は、扇形に形成され、互いに対向する第一扇形板35
と、第二扇形板36と、第一扇形板35、及び第二扇形
板36の円弧に沿って両扇形板を連結する湾曲側面39
と、第一扇形板35、及び第二扇形板36の半径方向に
沿って両扇形板を連結する第一面板部41と、第二面板
部42とから構成されている。
【0080】同様に、第二可動翼片34は、扇形に形成
され、互いに対向する第三扇形板37と、第四扇形板3
8と、第三扇形板37、及び第四扇形板38の円弧に沿
って両扇形板を連結する湾曲側面部40と、第三扇形板
37、及び第四扇形板38の半径に沿って両扇形板を連
結する第三面板部43と、第四面板部44とから構成さ
れている。
【0081】これらの第一可動翼片33と第二可動翼片
34とは、第一可動翼片33の第一面板部41と第二可
動翼片34の第三面板部43とが対向するように函部3
1の開口縁に配設されている。
【0082】また、これらの第一可動翼片33と第二可
動翼片34とは、図示しないが、それぞれが回動自在と
なるよう、ピン等の回動軸となりうるべき部材により函
部31の開口縁に取り付けられている。
【0083】以上が本実施形態における始動入賞口26
の構成である。尚、函部31の開口が閉鎖されている状
態は、図5に示すように第一可動翼片33と第二可動翼
片34とが互いに向きあい開口への入口を狭めており、
被覆部28の開口が開放されている状態は、図6に示す
ように第一可動翼片33と第二可動翼片34とが相反す
る方向へと可動し、開口を開放している。
【0084】また、両可動翼片は、例えば、図示しない
ソレノイドの作用により可動する仕組みであるとするこ
とができる。
【0085】本実施形態における始動入賞口26は、以
上のような構成を成している。
【0086】また、図6に示すようにこの始動入賞口2
6の上方には、遊技球を開口へガイドする通過口49
(以下、通過ゲート49と称す)が設けられている。
【0087】そして、この通過ゲート49と第一可動翼
片33、又は第二可動翼片34との間に遊技球が詰まっ
て(停滞して)しまったことを判別する判別センサ(停
滞判別手段)46a、46bが設けられている。
【0088】そのため、図5、及び図6に示すように、
本実施形態における判別センサ46a、46bは、第一
可動翼片33の第一面板部41と通過ゲート49との
間、及び第二可動翼片34の第三面板部43と通過ゲー
ト49との間の遊技盤6上に設けられている。尚、本実
施形態における判別センサ46a、46bには、電界の
変化により物体の判別を行う近接センサを用いることと
する。
【0089】また、これらの判別センサ46a、46b
には、遊技盤6上での遊技球の停滞を一切許さない制御
方法と、遊技に差しさわらない程度の遊技盤6上におけ
る遊技球の停滞なら認める制御方法との二つの制御方法
がある。
【0090】前者である、遊技盤6上での遊技球の停滞
を一切認めない制御は、停滞時間が0秒に限りなく近い
場合も停滞と判断する。また、後者である、遊技に差し
さわらない程度の遊技盤6上における遊技球の停滞なら
認める制御は、遊技に差し障る程度の時間以上遊技球が
停滞している場合を停滞と判断する。尚、ここでの遊技
に差し障る程度の時間とは、任意に設定することができ
る。
【0091】因みに、本実施形態における判別センサ4
6a、46bが遊技球の詰まりを判別するには、遊技球
が判別センサ46a、46bの前に500ms(1ms
=1000分の1秒)間停滞(停止)していることを判
断基準とする。
【0092】そのため、遊技球が判別センサ46a、4
6bの前を500ms以下の時間で通過した場合は、遊
技球が詰まっていると判定されることはない。つまり、
遊技球は完全に停止せずとも500ms以下の時間で判
別センサ46a、46bの前を通過すれば、停滞してい
るとはみなされない。
【0093】尚、この他にも、図13に示すように、第
一可動翼片33の第一面板部41と通過ゲート49との
間、及び第二可動翼片34の第三面板部43と通過ゲー
ト49との間の遊技盤6上に三つずつ判別センサ46
a、46b、46c、46d、46e、46fを設けて
も良い。
【0094】このように、片方の可動翼片に三つの判別
センサ46a、46b、46c(46d、46e、46
f)が設けられている為、例え一つの判別センサ46a
(46d)が誤作動や故障しても、その他の二つの判別
センサ46b、46c(46e、46f)にて遊技球の
停滞を判別することができる為、遊技球の停滞判別精度
を向上させることができる。
【0095】加えて、第一可動翼片33と第二可動翼片
34が開口を開放している状態のときに判別を行う基準
となる停滞時間を300msとし、開口の一部を閉鎖し
ている状態のときに判別を行う基準となる遊技球の停滞
時間を500msとするような可動翼片の状態に応じた
設定とすることもできる。
【0096】さらに、遊技盤6上での遊技球の停滞を一
切認めないように制御する場合や、遊技に差し障る程度
の遊技球の停滞を認めないように制御する場合に、遊技
球が停滞していることをホールコンピュータ、及び/又
は店員に報知する構成とすると好ましい。
【0097】すると、遊技球が停滞していることを認識
した店員は、停滞の報知に関して遊技者の介在なしに当
該遊技機の遊技盤6上に停滞している遊技球を取り除く
処置を速やかに行え、遊技球の停滞を解消することがで
きる。加えて、ホール側は、遊技球が停滞しやすい箇所
の釘の調整を的確に行える為、遊技球の停滞現象を効率
的に防ぐことができる。
【0098】そして、図2に示すように、本実施形態に
おける判別センサ46a、46bにより検出された検知
信号は主制御装置60へ伝達される。そして、主制御装
置60のCPU60aは、遊技球が詰まっていることを
所定の手段により遊技者へ報知する処理を行うよう指令
を出す。尚、本実施形態における所定の手段とは、遊技
球が詰まっていることを図柄表示装置17に表示される
図柄にて遊技者に報知する手段(報知手段)であるとす
る。
【0099】次に、遊技盤6上に遊技球が詰まったとき
に前述した各種制御装置により行われる処理について説
明する。尚、本実施形態では、始動入賞口26の第一可
動翼片33と、その上方に設けられた通過ゲート49と
の間に遊技球が詰まってしまったときに行われる処理に
ついて説明する。
【0100】この遊技球が詰まったときに実行される処
理は、遊技機1の起動時から定期的(例えば3ms毎)
に実行されているシステムタイマ割込処理の一環として
行われる。そこで先ず、遊技球が詰まったときに実行さ
れる処理の説明に先立ち、本実施形態におけるシステム
タイマ割込処理の説明を行う。
【0101】まず、遊技機1の電源を投入するとシステ
ムタイマ割込処理が起動する。そして、システムタイマ
割込処理が起動すると、図2に示す主制御装置60のC
PU60aは、各種データを所定のレジスタへ記憶させ
る退避処理を行う(S01)。ついで、CPU60aは
RAM60c領域の初期設定を行う(S02)と共に、
特別図柄大当たり判定用の乱数などの更新を行う(S0
3)。尚、ステップ02におけるRAM60cの領域初
期設定では、出力ポート用バッファ領域等の初期化も行
う。
【0102】次に、主制御装置60のCPU60aはポ
ート読み込みを行う(S04)。このポート読み込みに
おいて、CPU60aは、図5、及び図6に示す始動入
賞口26へ入った遊技球を検知する始動入賞球検知セン
サ47や大入賞装置27へ入った遊技球を検知する大入
賞球検知センサ48(共に図2参照)等の読み込み及び
エッジ検出を行う。
【0103】そして、主制御装置60のCPU60a
は、ここで遊技盤6上に詰まった遊技球を検出する判別
センサ46a、46bによる判別処理を行う(S0
5)。尚、この判別処理については、図9のフローチャ
ートに基づき後述する。
【0104】次に、主制御装置60のCPU60aは、
補給球切れエラーや受皿満タンエラー等の異常監視を行
った後、特別図柄制御(特別図柄管理処理)を行う(S
06)。この特別図柄制御(特別図柄管理処理)におい
て、主制御装置60のCPU60aは特別図柄の変動開
始から停止までの管理及び図柄表示装置17へのコマン
ド送信の準備を行う。
【0105】このとき、始動入賞口26へ遊技球が入る
ことを契機として行われる変動の当たり判定、変動時間
等の演出の内容決定も行われる。
【0106】また、主制御装置60のCPU60aは小
当たりの判定も行い、小当たりの場合は一般入賞口25
における判定時間のチェック等の管理を行う。
【0107】次に、主制御装置60のCPU60aは、
普通図柄制御を行う(S07)。この普通図柄制御にお
いて、CPU60aは予め定められた図柄表示装置17
に表示される小当たり用の普通図柄の変動開始から停止
までの管理及び図柄表示装置17へのコマンド送信準備
を行う。
【0108】また、主制御装置60のCPU60aは、
図1に示す遊技機1前面に設けられた各種ランプ類(装
飾LED10、装飾ランプ11a、11b)の制御を行
う(S08)。この制御は、特別図柄が表示されたとき
の遊技状態に対応した制御であり、例えば、特別図柄の
遊技状態を遊技者に知らせるよう各種ランプ類を明滅さ
せるような制御等がある。
【0109】さらに、図2に示す主制御装置60のCP
U60aは、払出装置66に対してコマンドの送信を行
い賞球払出制御を行う(S09)。
【0110】この賞球払出制御では、スイッチ入力で更
新した賞球カウンタ領域の値を参照し、各スイッチに対
応した賞球個数のコマンドの送信準備、賞球払出個数確
認用のRAM領域の更新、及び賞球カウンタ領域の更新
が行われる。
【0111】また、主制御装置60のCPU60aは、
図示しないホールコンピュータへの出力用信号及び遊技
機試験用信号の設定を行い、外部情報出力を行う(S1
0)。尚、ここで設定する信号は特別図柄大当たり信号
等である。
【0112】さらにまた、主制御装置60のCPU60
aは、各制御処理により得たコマンドを図柄副制御装置
61、ランプ副制御装置62、音声副制御装置63へ送
信を行う(S11)。
【0113】また、主制御装置60のCPU60aは、
特別図柄制御、普通図柄制御及び外部情報出力で設定信
号の出力ポートへの出力を行う(S12)。
【0114】そして、主制御装置60のCPU60a
は、各種データを記憶したレジスタの復帰処理を行い
(S13)、割込許可を行い(S14)システムタイマ
割込処理以前の処理へと戻る。
【0115】以上が、遊技機1が作動している間中、定
期的に実行されているシステムタイマ割込処理の制御工
程である。
【0116】次に、上述したステップ05における判別
センサ46a、46bによる判別処理を、図9に示すフ
ローチャートを参照し説明する。
【0117】先ず初めに、本実施形態における判別セン
サ46a、46bによる判別処理は、遊技球の停滞、即
ち、遊技球が詰まっているか否かを判別センサ46a、
46bにりより判断させる(S100)。
【0118】ここで、判別センサ46a、46bが遊技
球の詰まりを判別しなかった場合、主制御装置60のC
PU60aは、遊技球が詰まっているときにONとする
詰まりフラグをOFFのままにする(S101)。この
処理は、判別センサ46a、46bが遊技球の詰まりを
判別するまで繰り返し行われる。
【0119】尚、判別センサ46a、46bが遊技球の
詰まりを判別しない状態とは、図5に示すように、第一
可動翼片33と第二可動翼片34とが函部31の開口2
9の一部を閉鎖している状態、或いは図10に示すよう
に、第一可動翼片33と第二可動翼片34とにより開口
29が正常に開放され、遊技球を開口29へ導いている
状態である。
【0120】一方、ステップ100で判別センサ46
a、又は46の少なくとも何れか一方が遊技球の詰まり
を判別すると、上述した詰まりフラグがONとなる。そ
して、詰まりフラグがONとなったか否かを判断する
(S102)。
【0121】ここで、判別センサ46が遊技球の詰まり
を判別したとき、即ち、第一可動翼片33と通過ゲート
49との間に遊技球Qが挟まってしまった状態を図6に
示す。この状態は、遊技の進行状況に伴い函部31の開
口29を開放しようと第一可動翼片33と第二可動翼片
34とが相反する方向へ回動した後、再び開口29を狭
める為に第一可動翼片33と第二可動翼片34とが互い
に向き合う方向に回動したタイミングと、遊技球Qが第
一可動翼片33上に落下するタイミングとが一致し、第
一可動翼片33の第一面板部41と通過ゲート49の端
部との間に挟まってしまった状態である。
【0122】そして、遊技球Qの停滞時間が500ms
を経過すると判別センサ46は、遊技球が詰まっている
という結果を検出する。
【0123】そして、ステップ102で詰まりフラグが
ONとなっていない場合、主制御装置60のCPU60
aは、遊技球が詰まっていることを図柄表示装置17に
表示される図柄により遊技者へ報知するコマンドを生成
する(S103)。ついで、CPUは生成したコマンド
を図柄副制御装置61へ送信し(S104)、その後、
詰まりフラグを立てる(S105)。
【0124】また、主制御装置60のCPU60aで生
成されたコマンドが図柄副制御装置61へ送信される
と、図柄表示装置17は遊技球が遊技盤6上に詰まって
いることを知らせるコメントやキャラクターが表示され
た図12に示すような図柄Aを表示する。
【0125】一方、ステップ102で詰まりフラグが既
にONとなっている場合は、ステップ102へ戻り判断
処理を繰り返す。
【0126】以上に説明したように、遊技盤6上で遊技
球が詰まっていることを図柄表示装置17に表示される
図柄により遊技者に報知することができる為、遊技者は
遊技球の詰まりに対して即座に対応することができるよ
うになる。それに伴い、遊技者にとって少しでも不利な
状態を迅速に解消することができる。
【0127】また、本実施形態に、主制御装置60にて
生成された遊技球が詰まったことを、ホール側へ知らせ
る構成を加えても良い。
【0128】例えば、遊技球が詰まったことを報知する
コマンドを、ホール内にある全ての遊技機を管理するホ
ールコンピュータへ、ネットワークを介して送信する
と、ホールコンピュータがどの遊技機に遊技球の詰まり
がおこったかをホールの店員に知らせる。
【0129】ホールの店員に知らせる方法としては、ハ
ンディタイプの受信装置をホールの店員に持たせ、この
受信装置により遊技機から発信されたコマンド(遊技球
が詰まったことを報知するコマンド)を受信する方法を
例示することができる。
【0130】このような構成にすると、ホールの店員は
受信装置を持ちながら店内を見回ることができ、前記コ
マンドを受信し遊技球が詰まった遊技機の連絡が入ると
同時に、その遊技機の球詰まりを解消することができる
ようになる。
【0131】また、それに伴い遊技者が一度遊技を中断
しホールの店員を呼ぶという煩わしい作業も省略される
為、遊技者は充分に遊技を楽しむことができる。
【0132】また、遊技盤上に複数の検出センサを配設
し、遊技球が遊技盤上に詰まった回数や遊技球が詰まっ
た箇所をデータとして蓄積するような構成を付け加えて
も良い。
【0133】このような構成を付け加えることにより、
どの遊技機が球詰まりし易いのか、又は遊技盤上のどの
部分に遊技球が詰まりやすいか等の情報を得ることがで
きる為、ホール側はこの情報に基づき球詰まりを未然に
防ぐような対策をとることができる。
【0134】
【発明の効果】以上のことにより、遊技盤上にて詰まっ
た遊技球に対する処置を迅速に行うことが可能となる遊
技機、及び遊技機用入賞装置を提供することができる。
【0135】また、本発明は、遊技者の利益を確保する
ことができる遊技機、及び遊技機用入賞装置を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における遊技機の斜視図である。
【図2】本実施形態における遊技機の制御ブロック図で
ある。
【図3】本実施形態における遊技盤の正面図である。
【図4】本実施形態における始動入賞口の第一可動翼片
及び第二可動翼片の斜視図である。
【図5】本実施形態における可動翼片が閉鎖状態のとき
の始動入賞口付近の拡大図である。
【図6】本実施形態における可動翼片が開口を開放して
いる状態を示す。
【図7】本実施形態におけるシステムタイマ割込処理の
フローチャートである。
【図8】本実施形態におけるシステムタイマ割込処理の
フローチャートである。
【図9】本実施形態における判別処理のフローチャート
である。
【図10】本実施形態における遊技球が詰まっている状
態を示す。
【図11】従来における遊技球が詰まったときの状態を
示す。
【図12】本実施形態における報知図柄である。
【図13】本実施形態における判別センサの変形例の図
である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 受皿 3 外枠 4 表枠 5 窓枠 6 遊技盤 7 発射装置 8 操作ハンドル 9 透視窓 10 装飾LED 11 装飾ランプ 12 スピーカー 13 誘導レール 17 図柄表示装置 20 収納枠 21 入賞誘導口 22 照明部 23 釘 24 風車 25 一般入賞口 26、126 始動入賞口 27 大入賞装置 28 被覆部 29、129 開口部 30 開閉部材 31 函部 32、132 可動翼片 33 第一可動翼片 34 第二可動翼片 35 第一扇形板 36 第二扇形板 37 第三扇形板 38 第四扇形板 39、40 湾曲側面部 41 第一面板部 42 第二面板部 43 第三面板部 44 第四面板部 46 判別センサ(停滞判別手段) 47 始動入賞球検知センサ 48 大入賞球検知センサ 49、149 通過口(通過ゲート) 60 主制御装置(主基板) 60a、61a、62a、63a、64a CPU 60b、61b、62b、63b、64b RAM 60c、61c、62c、63c、64c ROM 61 図柄副制御装置 62 ランプ副制御装置 63 音声副制御装置 64 払出副制御装置 65 発射制御装置 66 払出装置 67 穴部 A 図柄 Q 遊技球

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域である遊技盤上に遊技球を打ち出
    す遊技機において、 前記遊技盤上で前記遊技球が停滞しているとみなし得る
    場合を判別する停滞判別手段を備えることを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】前記遊技球が衝突することにより落下方向
    を変化させる障害物を有し、 前記停滞判別手段は、前記障害物のうち前記遊技球が入
    ることにより入賞となる入賞装置付近に配設された障害
    物と前記入賞装置との間に前記遊技球が停滞したことを
    判別することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技盤上に設けられ、前記遊技球が通
    過することにより前記遊技機が有する装置の作動契機と
    なる通過口を有し、 前記停滞判別手段は、前記通過口と前記障害物のうち前
    記通過口付近に配設された障害物との間に前記遊技球が
    停滞したことを判別することを特徴とする請求項2に記
    載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記停滞判別手段により前記遊技球の停滞
    が判別されたことを受けて、前記遊技球が停滞している
    ことを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記報知手段は、前記遊技機に設けられた
    図柄表示装置により遊技球の停滞を報知することを特徴
    とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記報知手段は、前記遊技機に設けられた
    音声出力装置により遊技球の停滞を報知することを特徴
    とする請求項4に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記報知手段は、前記遊技機に設けられた
    ランプにより遊技球の停滞を報知することを特徴とする
    請求項4に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記入賞装置は、当該入賞装置の開口端に
    設けられ、遊技の進行状況に応じて前記入賞装置の開口
    を開閉自在にする可動翼片を有していることを特徴とす
    る請求項2に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記停滞判別手段は、前記入賞装置近傍、
    及び/又は前記入賞装置に設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記停滞判別手段は、前記通過口近傍、
    及び/又は前記通過口に設けられていることを特徴とす
    る請求項3に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記停滞判別手段は、前記障害物近傍、
    及び/又は前記障害物に設けられていることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記停滞判別手段は、前記遊技球が停滞
    したと見なすための所定の停滞条件を満たしたことを判
    別する接触センサであることを特徴とする請求項1、
    2、3、9、10、11の何れかに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】前記停滞判別手段は、前記遊技球が停滞
    したと見なすための所定の停滞条件を満たしたことを判
    別する近接センサであることを特徴とする請求項1、
    2、3、9、10、11の何れかに記載の遊技機。
  14. 【請求項14】前記停滞条件は、遊技球が所定時間以上
    停滞していることとする請求項12又は13に記載の遊
    技機。
  15. 【請求項15】遊技領域である遊技盤上に遊技球を打ち
    出し遊技を行う遊技機に設けられ、前記遊技球が入るこ
    とにより入賞となる遊技機用入賞装置であって、 前記遊技領域上に配設され、前記遊技盤上に打ち出した
    遊技球の落下方向を変化させる障害物のうち前記入賞装
    置付近に配設された障害物と前記入賞装置との間に前記
    遊技球が停滞しているとみなし得る場合を判別する停滞
    判別手段と、 前記停滞判別手段により判別処理が実行されたことを契
    機とし、前記遊技球が前記入賞装置と前記障害物との間
    に停滞しているとみなされたことを報知する報知手段
    と、を備えることを特徴とする遊技機用入賞装置。
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