JP2014135914A - 釣糸ガイドを備える釣竿及び釣糸ガイド - Google Patents

釣糸ガイドを備える釣竿及び釣糸ガイド Download PDF

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【課題】 緩んだ釣糸の正常軌道への復帰を妨害しない幅狭の釣糸ガイドを備える釣竿、及び、そのような幅狭の釣糸ガイドを提供する。
【解決手段】 本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドは、釣糸を挿通可能なガイドリングを保持する保持部と、当該保持部から延びる支脚部と、当該支脚部から延びる取付部と、を備える。この釣糸ガイドは、当該取付部を介して所定の取付位置において釣竿の竿体に取り付けられる。一実施態様において、当該支脚部は、前記取付部から前記保持部に向かって幅広となるように構成される。また、一実施態様において、前記保持部及び前記支脚部は、各々の最大幅がいずれも前記竿体の前記取付位置における外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなるように構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、竿体の外周面に釣糸ガイドが取り付けられた釣竿、及び、竿体の外周面に取り付けられる釣糸ガイドに関する。
従来の釣竿は、リールから繰り出され又はリールに巻き取られる釣糸を竿体に沿って案内するために、竿体の外周面に複数の釣糸ガイドを備えている。この種の釣糸ガイドの例が特開2008−125463号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1の釣糸ガイドは、釣糸を通して案内する環状のガイドリングと、このガイドリングを保持する保持部、この保持部から延びる支脚部、及びこの支脚部から延びる取付部を有している。特許文献1の釣糸ガイドにおいては、糸が釣糸ガイドへ絡むことを防ぐために、ガイドリング、保持部、及び支脚部が前方(穂先側)へ傾けられている。釣糸ガイドは、支脚部が1本か2本かに応じて、特許文献1の図1に示されているシングルフット型と、同図8に示されているダブルフット型に大別される。
また、特開2012−228202号公報(特許文献2)に記載されているように、釣糸ガイドは、一般に、スピニングリール使用時には竿体の外周面のうちの下側の面に取り付けられ、ベイトキャスティングリール使用時には、竿体の外周面のうちの上側の面に取り付けられる。
特開2008−125463号公報 特開2012−228202号公報
特許文献1の[0005]段落に記載されているように、釣竿から放出される釣糸とガイドリングとの間の抵抗を小さくするためには、ガイドリングの内径は大きい方が望ましいと考えられている。しかしながら、ガイドリングの内径が大きくなると、ガイドリングを保持する保持部や支脚部の幅も大きくなる。例えば、特許文献2の図5や図13に示されている釣糸ガイドは、その保持部や支脚部が竿体から張り出すように構成されている。保持部や支脚部の幅が大きくなることにより、以下の不具合がある。
釣り場においては、風の影響などにより、釣糸がリールから各釣糸ガイドを経由して穂先に至る正常な軌道から外れて、竿体外周面の釣糸ガイドとは反対側(スピニングリール使用時には竿体の上方、ベイトキャスティングリール使用時には竿体の下方)に回り込むことがあるため、釣糸ガイドの保持部や支脚部が竿体から張り出していると、この張り出した部分が正常軌道へ復帰しようとする釣糸と衝突し、釣糸の正常軌道へのスムースな復帰が妨げられてしまう。具体的には、釣糸が保持部や支脚部に衝突すると、釣糸が釣糸ガイドに絡まり易くなり、また、仕掛けの飛距離の低下や取り込み操作の遅れを引き起こすおそれがある。
本発明は、上記の問題点を解決又は緩和するために、緩んだ釣糸の正常軌道への復帰を妨害しない幅狭の釣糸ガイドを備える釣竿、及び、そのような幅狭の釣糸ガイドを提供することを目的とする。
また、本発明の一実施形態に係る釣竿は、竿体と、当該竿体の外周面に取り付けられ、リールから繰り出された釣糸を案内する複数の釣糸ガイドと、を備える。本発明の一態様において、前記複数の釣糸ガイドのうちの最もリールの近くに取り付けられる第1釣糸ガイドは、釣糸を挿通可能な第1ガイドリングを保持する第1保持部、当該第1保持部から延びる第1支脚部、及び当該第1支脚部から延びる第1取付部を有し、当該第1取付部を介して第1取付位置において前記竿体に取り付けられる。一実施態様において、当該第1支脚部は、前記第1取付部から前記第1保持部に向かって幅広となるように構成される。また、一実施態様において、前記第1釣糸ガイドは、その最大幅が、前記竿体の前記第1取付位置における外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなるように構成される。
本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドは、釣糸を挿通可能なガイドリングを保持する保持部と、当該保持部から延びる支脚部と、当該支脚部から延びる取付部と、を備える。この釣糸ガイドは、当該取付部を介して所定の取付位置において釣竿の竿体に取り付けられる。一実施態様において、当該支脚部は、前記取付部から前記保持部に向かって幅広となるように構成される。また、一実施態様において、前記保持部及び前記支脚部は、各々の最大幅がいずれも前記竿体の前記取付位置における外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなるように構成される。
本発明の実施形態によって、緩んだ釣糸の正常軌道への復帰を妨害しない幅狭の釣糸ガイドを備える釣竿、及び、そのような幅狭の釣糸ガイドが提供される。
本発明の一実施形態に係る釣竿の構成を模式的に示す側面図。 図1に示した釣竿におけるリール2及び釣糸ガイド6−1付近を拡大して模式的に示す側面図。 図2に示した釣竿をA−A’線に沿って切断した断面図。 図1に示した釣竿における釣糸ガイド6−1及び釣糸ガイド6−2の付近を拡大して模式的に示す側面図。 釣糸ガイド6−1の側面図
以下、適宜図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、各図面において共通する構成要素に対しては同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿の構成を示す側面図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る釣竿Rの竿体1は、元竿1−1と、元竿1−1の先端に取り付けられる穂先竿1−2と、を含む。竿体1は3つ以上の任意の数の竿部材を含んでもよい。例えば、元竿1−1と穂先竿1−2との間に中竿を取り付けることにより、3つの竿部材から成る竿体1が得られる。元竿1−1には、リールシート3を介してリール2が着脱自在に装着される。また、元竿1−1の基端側には、グリップ4が取り付けられている。
これらの元竿1−1及び穂先竿1−2は、典型的には、強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化プリプレグシートから作製される。具体的には、繊維強化プリプレグシートを芯金に巻回した後、硬化、脱芯等の工程を行うことにより、元竿1−1及び穂先竿1−2が得られる。元竿1−1及び穂先竿1−2の材料や製法は本明細書で説明されるものに限定されず、それ以外の様々な公知の材料や公知の製法を用いて作製され得る。各竿は、中空構造及び中実構造のいずれの構造を有するものであってもよい。
竿体1には、少なくとも1つの釣糸ガイドが取り付けられている。図1の例では、竿体1には、釣糸ガイド6−1乃至釣糸ガイド6−16の16個の釣糸ガイドが取り付けられている。リール3から繰り出された釣糸5は、図1に示された釣糸ガイド6−1乃至釣糸ガイド6−16により竿体1の穂先まで案内される。釣糸ガイド6−1は釣り人の手元に最も近い位置にあるので「元ガイド」と呼ばれることがある。また、釣糸ガイド6−16は、竿体1の最も先端側にあるので、「トップガイド」と呼ばれることがある。また、本明細書においては、釣糸ガイド6−1乃至釣糸ガイド6−16を釣糸ガイド6と総称することがある。
図1には、リール2として、ベイトキャスティングリールを用いた例が示されている。図示のとおり、ベイトキャスティングリールは、一般に、竿体1の外周面の上側に取り付けられる。リール2としてベイトキャスティングリール又はそれ以外の竿体1の外周面の上側に取り付けられるリールを用いる場合には、釣糸を案内するための釣糸ガイド6−1〜6−16も竿体1の上側に取り付けられる。
図2は、図1に示した釣竿1のリール2及び釣糸ガイド6−1付近を拡大して模式的に示す側面図である。図示のとおり、釣糸ガイド6−1は、一組の筒状の固定部材7−1、7−2によって竿体1に取り付けられる。固定部材7−1、7−2の各々は、例えば繊維強化プラスチックから成る。この固定部材7−1、7−2の各々は、竿体1の外面を釣糸ガイド6−1の取付部(後述する)とともに覆い、該取付部を竿体1の外周面に対して押圧することで、釣糸ガイド6−1を竿体1に固定する。固定部材7−1、7−2に代えて、ナイロン繊維等から成る巻糸を用いて釣糸ガイド6−1を竿体1に固定してもよい。巻糸を用いて釣糸ガイド6−1を竿体1に固定するには、竿体1の所定位置に釣糸ガイド6−1を配置し、この釣糸ガイド6−1の取付部を巻糸で竿体1に巻き付けた後、この巻糸に対して接着剤を付与すればよい。
次に、図3ないし図5を参照して、釣糸ガイド6−1の構成をさらに説明する。図3は、図2に示した釣竿をA−A’線に沿って切断した断面図であり、釣竿Rの前方(穂先側又はトップガイド6−16側)から見た釣糸ガイド6−1を模式的に表している。図4は、図1に示した釣竿における釣糸ガイド6−1及び釣糸ガイド6−2の付近を拡大して模式的に示す側面図であり、釣竿Rの側面から見た釣糸ガイド6−1を模式的に表している。図5は、釣糸ガイド6−1の側面図である。
図示のとおり、釣糸ガイド6−1は、環状のガイドリング9を保持する保持部8と、保持部8からそれぞれ延びて保持部8をそれぞれ支持する前側支脚部10及び後側支脚部12と、前側支脚部10から竿体1の軸方向に沿って前方に延びる前側取付部11と、後側支脚部12から竿体1の軸方向に沿って後方に延びる後側取付部13と、を主に含む。保持部8は、円形の開口を有し、この開口内にガイドリング9を保持する。図示した実施形態において、前側支脚部10は、前側取付部11との結合部分から保持部8との結合部分に向かうにつれて幅広となるように構成され、また、後側支脚部12は、後側取付部13との結合部分から保持部8との結合部分に向かうにつれて幅広となるように構成されている。ガイドリング9は、各種のセラミックス、金属、又は樹脂から形成される。
一実施形態において、前側支脚部10は、屈曲部10Rにおいて屈曲するように構成される。この場合、前側支脚部10は、保持部8の下端に結合されて竿体1の軸方向と所定の角度α1を成して竿体1に向かって延びる上側部材10−1と、上側部材10−1と屈曲部10aで結合されて竿体1の軸方向と角度α1よりも小さい角度α2を成して竿体1に向かって延びる下側部材10−2とから成る。このように前側支脚部10に屈曲部10aを設けることにより、釣糸ガイド6−1にかかる応力を屈曲部10aに集中させることができる。これにより、細く破損しやすい前側支脚部10と前側取付部11との接続部(前側支脚部10の付け根)へ作用する応力を緩和することができ、この前側支脚部10と前側取付部11との接続部が破損することを防止又は抑制することができる。また、前側支脚部10には、軽量化のために開口10aが形成されている。
釣糸ガイド6−1は、プリプレグシートから作製することができる。釣糸ガイド6−1は、例えば、複数のプリプレグシートをプレス加工により貼り合わせてプリプレグ成形品を作成し、このプリプレグ成形品から、保持部8、前側支脚部10、前側取付部11、後側支脚部12、及び後側取付部13に相当する形状のフレームを切り出し、この切り出されたフレームにガイドリング9を嵌め込むことで作製される。プリプレグシートから釣糸ガイドを作製する工程の詳細については、本出願人の国際出願PCT/JP2012/079595に記載されている。釣糸ガイド6−1は、上記以外の任意の公知の手法を用いて作製してもよい。例えば、釣糸ガイド6−1は、金属や合成樹脂等の材料を用いた射出成形により形成される。
釣糸ガイド6−1を構成する構成部材の寸法についてさらに説明する。一実施形態において、釣糸ガイド6−1は、その前方(竿体1の穂先側)又はその後方(竿体1のグリップ4側)から見た最大幅(図3において「W1」で表されている。)が、釣糸ガイド6−1の取付位置における竿体1の外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなるように構成される。したがって、釣糸ガイド6−1を構成する保持部8、前側支脚部10、前側取付部11、後側支脚部12、後側取付部13の任意の部分における幅は、いずれも釣糸ガイド6−1の取付位置における竿体1の外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなる。
図3の例においては、竿部1において釣糸ガイド6−1の前側取付部11に対応する位置を釣糸ガイド6−1の取付位置とし、その取付位置における竿体1の外径をW2で表している。他の実施形態においては、竿部1における釣糸ガイド6−1の後側取付部13に対応する位置を釣糸ガイド6−1の取付位置としてもよいし、又は、前側取付部11と後側取付部13との間の任意の位置を取付位置としてもよい。
このように、釣糸ガイド6−1の最大幅を、その取付位置における竿体1の外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくすることにより、正常軌道から逸脱した釣糸5をガイドリング9内に復帰させる際に、釣糸5が釣糸ガイド6−1と衝突しにくくなる。図3に示した実施形態において、釣糸5に対してテンションが十分にかかっていないときに、当該釣糸5は、ガイドリング9の開口9aから竿体1の外周面の上側まで落下し、その後竿体1の外周面に沿って竿体1の下方の位置(例えば、図3に示した落下位置P1)まで落下する。このようにして竿体1の下方にまで落下した釣糸5をガイドリング9を通る正常軌道に復帰させるために釣糸5に十分なテンションをかけると、釣糸5は、まず竿体1の側方の位置(例えば、図3に示した竿体側方位置P2)まで竿体1の外周面に沿って引き上げられ、その後ガイドリング9に向かって斜めに引き上げられる。このとき、釣糸ガイド6−1の一部が竿体1から張り出していると、その張り出した部分に対して竿体側方位置P2からガイドリング9に移動する釣糸5が衝突し、釣糸5の正常軌道へのスムースな復帰が妨げられる可能性がある。本発明の実施形態に係る釣竿Rにおいては、釣糸ガイド6−1の最大幅をその取付位置における竿体1の外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくすることにより、釣糸5がリングガイド9方向へ移動する際に釣糸ガイド6−1に衝突しづらくなり、その結果、釣糸5はガイドリング9を通る正常軌道にスムースに復帰することができる。
また、本発明の実施形態によれば、釣糸ガイド6−1の最大幅をその取付位置における竿体1の外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくすることにより、ガイドリング9の内径も竿体1の取付位置における外径よりも小さくなる。したがって、釣糸5とガイドリング9との間の遊びが少なくなり、魚信感度が良くなる。つまり、魚がヒットしたときに、魚の引きにより釣糸5にかかった力がすぐにガイドリング9に伝達される。
図4の実施形態において、釣糸ガイド6−1のガイドリング9の内周面の下端は、隣接する釣糸ガイド6−2のガイドリングの内周面の上端よりも上方にある。また、リール2からの釣糸5の放出位置は、釣糸ガイド6−1〜6−16よりも上方にある。したがって、釣糸5は、リール2と釣糸ガイド6−1との間において、釣糸ガイド6−2の内周面の上端よりも高い位置を通過するため、多少緩んでも竿体1に接触しづらくなる。これにより、竿体1との接触により釣糸5に作用する摩擦力を減少させることができるので、仕掛けの飛距離が減少したり仕掛けの取り込み操作が遅くなることを防止できる。
釣糸ガイド6−1を上記のように幅狭に形成すると、それに応じてガイドリング9の内径も小さくならざるを得ない。ガイドリング9の内径が小さくなると、釣糸5がガイドリング9の内径と接触しやすくなって釣糸5に作用する摩擦力が増大おそれがある。本発明の一実施形態においては、釣糸ガイド6−1のガイドリング9の内周面の下端が隣接する釣糸ガイド6−2のガイドリングの内周面の上端よりも上側に配置することにより、又は、釣糸ガイド6−1の高さhと当該釣糸ガイドのガイドリングの内径rとの比であるh/rを2.0〜5.5、好ましくは3.0〜5.0の範囲とすることにより、釣糸5が竿体1と接触しにくくなるので、釣糸5とガイドリング9の内側との摩擦が増加する影響を緩和できる。
一実施形態において、釣糸ガイド6−1は、その前側取付部11の幅W3が、釣糸ガイド6−1の取付位置における竿体1の外径W2の概ね1/2となるように構成される。前側取付部11の幅W3をW2の概ね1/2とすることにより、釣糸ガイド6−1を竿体1に安定的に取り付けることができる。また、前側取付部11の幅W3をW2の概ね1/2とすることにより、前側支脚部10を比較的幅広に構成することができるので、釣糸5がガイドリング9から下方に垂れ下がった場合でも、釣糸が釣糸ガイド6−1の根元付近(前側支脚部10と前側取付部12との境界付近)に絡みにくくすることができる。また、前側取付部11と同様に、後側取付部13は、その幅が釣糸ガイド6−1の取付位置における竿体1の外径W2の概ね1/2となるように構成される。
以上、釣糸ガイド6−1を例に、本発明の範囲に含まれる釣糸ガイドの構成を説明したが、釣糸ガイド6−2〜6−16も、釣糸ガイド6−1と同様に構成され得る。ただし、寸法は互いに同じであってもよいし異なっていてもよい。図1の実施形態においては、釣糸ガイド6−1〜6−16のうち、前方にある釣糸ガイドは、後方にある釣糸ガイドと比べて、幅が同一か又は小さくなり、また、高さが同一か又は低くなるように構成される。例えば、釣糸ガイド6−2は、それよりも後方にある釣糸ガイド6−1よりも幅が小さく高さが低くなるように構成され、トップガイド6−16近辺の釣糸ガイド(例えば、釣糸ガイド6−10〜6−16)は、互いに同幅・同高に形成される。また、釣糸5は、釣糸ガイド6−2〜6−16に対して、ほぼ竿体1の軸方向に平行な角度で進入するので、釣糸ガイド6−2〜6−16の保持部8及びガイドリング9は、竿体1の軸方向に対して略垂直になるように形成されてもよい。
以上の実施形態においては、釣糸ガイド6−1〜6−16が前後一組の支脚部(釣糸ガイド6−1における前側支脚部10と後側支脚部12がこれに相当する。)を有するいわゆるダブルフット型の釣糸ガイドを例に説明したが、本発明はシングルフット型の釣糸ガイドにも適用可能である。シングルフット型の釣糸ガイドの構成は、一般に、ガイドリングを保持する保持部、保持部から下方に延びる支脚部、及び支脚部から竿体の軸方向に延びる取付部を有する。本発明を適用したシングルフット型の釣糸ガイドは、その最大幅が、当該釣糸ガイドの取付位置における竿体の外径と実質的に同一か当該外径よりも小さくなるように構成される。つまり、シングルフット型の釣糸ガイドを構成する保持部、支脚部、及び取付部の各々の幅がいずれも当該釣糸ガイドの取付位置における竿体の外径と実質的に同一か当該外径よりも小さくなるように構成される。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
R 釣竿
1 竿体
5 釣糸
6(6−1〜6−16) 釣糸ガイド
8 保持部
9 ガイドリング
10 前側支脚部
11 前側取付部
12 後側支脚部
13 後側取付部

Claims (6)

  1. 竿体と、
    当該竿体の外周面に取り付けられ、リールから繰り出された釣糸を案内する複数の釣糸ガイドと、
    を備えた釣竿であって、
    前記複数の釣糸ガイドのうち前記リールの取付位置の最も近くに取り付けられる第1釣糸ガイドは、釣糸を挿通可能な第1ガイドリングを保持する第1保持部、当該第1保持部から延びる第1支脚部、及び当該第1支脚部から延びる第1取付部を有し、当該第1取付部を介して第1取付位置において前記竿体に取り付けられ、
    前記第1支脚部は、前記第1取付部から前記第1保持部に向かって幅広となるように構成され、
    前記第1釣糸ガイドは、その最大幅が前記竿体の前記第1取付位置における外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなるように構成されている、
    釣竿。
  2. 前記複数の釣糸ガイドのうち、前記第1釣糸ガイドと隣接する第2釣糸ガイドは、釣糸を挿通可能な第2ガイドリングを保持する第2保持部、当該第2保持部から延びる第2支脚部、及び当該第2支脚部から延びる第2取付部を有し、当該第2取付部を介して第1取付位置よりもリールから離れている第2取付位置において前記竿体に取り付けられ、
    前記第1ガイドリングは、その内径の下端が、前記第2ガイドリングの内径の上端よりも上方にある、
    請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記複数の釣糸ガイドのうち、前記第1釣糸ガイドから最も遠くに取り付けられるトップガイドは、釣糸を挿通可能なトップガイド用ガイドリングを保持するトップガイド用保持部、当該トップガイド用保持部から延びるトップガイド用支脚部、及び当該トップガイド用支脚部から延びるトップガイド用取付部を有し、当該トップガイド用取付部を介してトップガイド取付位置において前記竿体に取り付けられ、
    前記トップガイドリングは、その内径の下端が、前記第2ガイドリングの内径の下端よりも下方にあるように構成されている、
    請求項2に記載の釣竿。
  4. 前記第1ガイドリングが前記竿体の穂先側に傾いている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の釣竿。
  5. 前記リールが前記竿体の外周面の上側に取り付けられるベイトキャスティングリールであり、
    前記複数のガイドリングはいずれも前記竿体の外周面の上側に取り付けられる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の釣竿。
  6. 釣糸を挿通可能なガイドリングを保持する保持部と、
    当該保持部から延びる支脚部と、
    当該支脚部から延びる取付部と、
    を備え、当該取付部を介して所定の取付位置において釣竿の竿体に取り付けられる釣糸ガイドであって、
    前記支脚部は、前記取付部から前記保持部に向かって幅広となるように構成され、
    前記保持部及び前記支脚部は、各々の最大幅がいずれも前記竿体の前記取付位置における外径と実質的に同一か又は当該外径よりも小さくなるように構成されている、
    釣糸ガイド。
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