JP2014134994A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 特に、良好な不可視特性及びESD耐性を得ることができる入力装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 ブリッジ配線10は、Y1−Y2方向に間隔T1を空けて複数に分岐した中央配線層10aと、各中央配線層10aのX1−X2方向の両端をそれぞれ一体化した端部配線層10bと、を有している。端部配線層10bのそれぞれの幅寸法T3は、中央配線層10aのそれぞれの幅寸法T2よりも大きく形成されている。端部配線層10bは、第2の透明電極5との接続部5bから絶縁層20の表面20aにまで乗り上げられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、操作面の操作位置を検知可能な入力装置に係り、特に、透明基材表面に形成された透明電極間を接続するブリッジ配線の構成に関する。
タッチパネルは、例えば複数の透明電極と、透明電極間を電気的に接続するブリッジ配線とを有して構成される。各透明電極間には絶縁層が設けられ、ブリッジ配線は絶縁層の表面を通って各透明電極間に電気的に接続される。
図11及び図12は、従来の入力装置の部分拡大平面図である。
図11に示す従来例では、複数の第1の透明電極4がY1−Y2方向(第1の方向)に連結部7を介して設けられている。各第1の透明電極4及び連結部7はITOなどにより一体に形成される。
また複数のITOなどにより形成された第2の透明電極5が、X1−X2方向(第2の方向)に配置されている。そして、第2の透明電極5間であって連結部7の表面を覆うように絶縁層13が設けられており、絶縁層13の表面にX1−X2方向に平行に形成された一本のブリッジ配線9が設けられている。ブリッジ配線9は、その両側端部9a,9aが第2の透明電極5の表面に電気的に接続されている。ブリッジ配線9は例えばITOと金属層との積層構造とされる。
特表平9−511086号公報
しかしながら、図11に示す従来例1では、後述する実験結果に示すようにESD耐性が低下する問題があった。
一方、図12に示す従来例の構成では、図11と異なってブリッジ配線9,9を2本とした。そのほかの部分は図11と同様である。また図11に示す各ブリッジ配線の寸法は図11のブリッジ配線9の寸法と同じである。
しかしながら図12に示す構造では、図11に示す構造に比べてESD耐性が向上したものの、平行な2本のブリッジ配線9,9が、各ブリッジ配線9,9の外縁を囲んだ一つのかたまりのように(一本の太いブリッジ配線9のように)操作者には視認されてしまい、ブリッジ配線9のいわゆる不可視性が低下する問題があった。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、良好な不可視特及びESD耐性を得ることができる入力装置を提供することを目的とする。
本発明における入力装置は、
透明基材と、前記透明基材の第1の面に形成された複数の透明電極と、前記透明電極間を電気的に接続する金属層を備えたブリッジ配線と、前記透明基材と前記ブリッジ配線間に形成された絶縁層と、を有し、
前記透明電極は、複数の第1の透明電極と、複数の第2の透明電極とを備え、各第1の透明電極が第1の方向に連結されており、前記第1の透明電極の連結位置に前記絶縁層が形成され、前記絶縁層の表面を通って形成された前記ブリッジ配線により各第2の透明電極が、前記第1の方向と交叉する第2の方向に連結されており、
前記ブリッジ配線は、前記第1の方向に間隔を空けて複数に分岐した中央配線層と、各中央配線層の前記第2の方向の両端をそれぞれ一体化した端部配線層と、を有し、
前記端部配線層のそれぞれの幅寸法は、前記中央配線層のそれぞれの幅寸法よりも大きく形成されており、
前記端部配線層は、前記第2の透明電極との接続部から前記絶縁層の表面にまで乗り上げられていることを特徴とするものである。
上記のように本発明では、ブリッジ配線層には、端部配線層と、端部配線層から複数に分岐した中央配線層とを有して形成されている。これら中央配線層はそれぞれ、端部配線層よりも細く形成される。このように複数の中央配線層に分岐することで、放熱性の悪い絶縁層上にて適切に電流を分流できる。またESDの低下を招きやすい部分は、ブリッジ配線の厚みが低下しやすい絶縁層の表面縁部である。したがって幅寸法の広い端部配線層を第2の透明電極との接続部から絶縁層の表面にまで乗り上げて形成した。またこれにより、複数に分岐して第1の方向に間隔を空けて広がる中央配線層の第2の方向への長さ寸法は、ブリッジ配線の全体の長さに対して相対的に短くなり、ブリッジ配線の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線が操作者から視認されにくくなる。
以上により不可視性とともにESD耐性の双方を良好にできる。
特許文献1には、途中で分岐した導体エレメントが開示されているが、本発明のように透明電極間を繋ぐブリッジ配線の構成ではなく絶縁層との関係が不明である。そのため、ESD耐性が不十分であったり、図12に示す従来技術のように不可視特性が不十分な可能性がある。本発明では上記のように中央配線層をそれぞれ端部配線層より細く形成し、かつ端部配線層を第2の透明電極との接続部のみならず絶縁層の表面にまで乗り上げ、複数に分岐した中央配線層の長さをブリッジ配線全体の長さよりも短く形成したことで、不可視性とともにESD耐性の双方を良好にできるようにした。
本発明では、前記中央配線層は、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して斜めに傾いた部分を有することが好ましい。これにより、複数に分岐した中央配線層中で傾いた部分以外の長さを短くすることができ、ブリッジ配線の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線が操作者に視認されにくくなり、効果的に不可視性とともにESD耐性の双方を良好にできる。
また本発明では、前記中央配線層は、全体が斜めに傾いて形成されている構成にできる。これにより、ブリッジ配線の外縁で囲まれる面積を小さくでき、不可視性をより効果的に良好にできる。あるいは、前記中央配線層は、前記第2の方向に平行に形成された直線部と、前記直線部と前記端部配線層との間を繋ぐ傾斜部とを有して形成される構成にできる。これにより、平行な直線部の長さがブリッジ配線の全体に対して相対的に短くなり、ブリッジ配線の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線が操作者から視認されにくくなる。
また、前記中央配線層の少なくとも一部が、湾曲して形成されている構成にできる。これにより、ブリッジ配線の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線が操作者から視認されにくくなり、ブリッジ配線の不可視性を良好にできる。
また本発明では、前記ブリッジ配線の中心から前記第1の方向及び前記第2の方向のそれぞれを対称軸として前記ブリッジ配線は、線対称形状で形成されることが好適である。
また本発明では、前記絶縁層の表面は、略平坦な平坦化面と、前記平坦化面の前記第2の方向の両側に形成された傾斜面とを有し、前記端部配線層は前記傾斜面上から前記平坦化面上にかけて形成され、前記中央配線層は前記平坦化面上に形成されていることが好ましい。より効果的にESD耐性を向上させることができる。
また本発明では、前記中央配線層は二股に分岐されていることが好ましい。
また本発明では、前記ブリッジ配線は、前記金属層とITOとの積層構造で形成されている構成にできる。
また本発明では、前記絶縁層は、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して斜めに傾く縁部を備える構成にできる。
また本発明では、前記絶縁層を構成するすべての縁部が、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して斜めに傾いていることが好ましい。また、前記透明基材の裏側に表示光を与える表示パネルが設けられ、前記表示パネルの内部または外表面にカラーフィルタが設けられており、前記カラーフィルタのそれぞれのサブピクセルが第1の方向と第2の方向へ向けて配列していることが好ましい。本発明では、絶縁層を構成する縁部を、第1の方向及び第2の方向の双方に対して斜めに向けている。これにより、背部にカラー表示光を与える表示パネルが配置されたときに、カラーフィルタのサブピクセルの縁部と絶縁層の縁部とが平行でなくなり、カラー表示光によって絶縁層の存在が目立ちにくくなり、絶縁層の部分で光がちらつく現象を防止しやすくなる。
本発明の入力装置によれば、不可視性とともにESD耐性の双方を良好にできる。
図1は、本実施形態における入力装置(タッチパネル)を構成する透明基材の表面に形成された各透明電極及び配線部を示す平面図である。 図2(a)は、入力装置の部分拡大縦断面図であり、図2(b)は、図2(a)とは一部異なる入力装置の部分拡大縦断面図である。 図3は、第1の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分平面図である。 図4(a)は、ブリッジ配線の拡大平面図であり、図4(b)は、入力装置をA−A線に沿って切断し矢印方向から見た入力装置の部分拡大縦断面図である。 図5は、第2の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。 図6は、第3の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。 図7は、第4の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。 図8は、第5の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。 図9は、本発明の実施の形態において、カラーフィルタのサブピクセルの配列と絶縁層との相対位置関係を示す平面図である。 図10は、第6の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。 図11は、従来例におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。 図12は、従来例におけるブリッジ配線周辺の部分拡大平面図である。
図1は、本実施形態における入力装置(タッチパネル)を構成する透明基材の表面に形成された各透明電極及び配線部を示す平面図であり、図2(a)は、入力装置の部分拡大縦断面図であり、図2(b)は、図2(a)とは一部異なる入力装置の部分拡大縦断面図である。図3は、第1の実施形態におけるブリッジ配線周辺の部分平面図であり、図4(a)は、ブリッジ配線の拡大平面図であり、図4(b)は、入力装置をA−A線に沿って切断し矢印方向から見た入力装置の部分拡大縦断面図である。
なおこの明細書において、「透明」「透光性」とは可視光線透過率が50%以上(好ましくは80%以上)の状態を指す。更にヘイズ値が6以下であることが好適である。
なお図1には、入力装置(タッチパネル)1を構成する透明基材2の表面(第1の面)2aに形成された各透明電極4,5及び配線部6を図示したが、実際には図2(a)のように、透明基材2の表面側に透明なパネル3が設けられ、また配線部6の位置には加飾層が存在するので、配線部6をパネル3の表面側から見ることはできない。なお透明電極は透明なので視認できないが、図1では透明電極の外形を示している。
透明基材2は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のフィルム状の透明基材やガラス基材等で形成される。また各透明電極4,5は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料でスパッタや蒸着等により成膜される。
図1に示すように、表示領域11(指などの操作体により操作を行うことができる、表示パネルが対向する表示画面)内には複数の第1の透明電極4と複数の第2の透明電極5とが形成される。
図1、図3に示すように複数の第1の透明電極4は、透明基材2の表面2aに形成され、各第1の透明電極4は、細長い連結部7を介してY1−Y2方向(第1の方向)に連結されている。そしてY1−Y2方向に連結された複数の第1の透明電極4からなる第1の電極8がX1−X2方向に間隔を空けて配列されている。
また図1、図3に示すように複数の第2の透明電極5は、透明基材2の表面2aに形成される。このように、第2の透明電極5は、第1の透明電極4と同じ面(透明基材2の表面2a)に形成される。図3に示すように、各第2の透明電極5は、ブリッジ配線10を介してX1−X2方向(第2の方向)に連結されている。そして、X1−X2方向に連結された複数の第2の透明電極5からなる第2の電極12がY1−Y2方向に間隔を空けて配列されている。
図2(a)に示すように、第1の透明電極4間を連結する連結部7の表面には絶縁層20が形成されている。図2(a)に示すように、絶縁層20は、連結部7と第2の透明電極5との間の空間を埋め、また第2の透明電極5の表面にも多少、乗り上げている。
そして図2(a)に示すように、ブリッジ配線10は、絶縁層20の表面20aから絶縁層20のX1−X2方向の両側に位置する各第2の透明電極5の表面にかけて形成されている。ブリッジ配線10は、各第2の透明電極5間を電気的に接続している。
図2(a)に示すように各第1の透明電極4間を接続する連結部7の表面には絶縁層20が設けられ、この絶縁層20の表面に各第2の透明電極5間を接続するブリッジ配線10が設けられる。このように連結部7とブリッジ配線10との間には絶縁層20が介在し、第1の透明電極4と第2の透明電極5とは電気的に絶縁された状態となっている。そして本実施形態では、第1の透明電極4と第2の透明電極5とを同じ面(透明基材2の表面2a)に形成することができ、入力装置1の薄型化を実現できる。
なお連結部7、絶縁層20及びブリッジ配線10はいずれも表示領域11内に位置するものであり、透明電極4,5と同様に透明、透光性で構成される。
図1に示すように、表示領域11の周囲は額縁状の加飾領域(非表示領域)25となっている。表示領域11は透明、透光性であるが、加飾領域25は不透明、非透光性である。よって加飾領域25に設けられた配線部6や外部接続部27は入力装置1の表面(パネル3の表面)から見ることはできない。
図1に示すように、加飾領域25には、各第1の電極8及び各第2の電極12から引き出された複数本の配線部6が形成されている。各配線部6は、Cu、Cu合金、CuNi合金、Ni、Ag、Au等の金属材料を有して形成される。
図1に示すように、各配線部6の先端は、フレキシブルプリント基板(図示しない)と電気的に接続される外部接続部27を構成している。
図2(a)に示すように、透明基材2の表面2a側とパネル3との間が光学透明粘着層(OCA;Optical Clear Adhesive)30を介して接合されている。パネル3は特に材質を限定するものではないが、ガラス基材やプラスチック基材が好ましく適用される。光学透明粘着層(OCA)30は、アクリル系粘着剤や両面粘着テープ等である。
図1に示す静電容量式の入力装置1では、図2(a)に示すようにパネル3の操作面3a上に接触させると、指Fと指Fに近い第1の透明電極4との間、及び第2の透明電極5との間で静電容量が生じる。このときの静電容量変化に基づいて、指Fの接触位置を算出することが可能である。指Fの位置は、第1の電極8との間の静電容量変化に基づいてX座標を検知し、第2の電極12との間の静電容量変化に基づいてY座標を検知する(自己容量検出型)。また、第1の電極8と第2の電極12の一方の第1の電極の一列に駆動電圧を印加し、他方の第2の電極により指Fとの間の静電容量の変化を検知して第2の電極によりY位置を検知し、第1の電極によりX位置を検知する相互容量検出型であってもよい。
本実施形態では、第2の透明電極5間を連結するブリッジ配線10の構造に特徴的部分がある。
図3、図4(a)に示すように、第1の実施形態のブリッジ配線10は、Y1−Y2方向に間隔T1を空けて複数に分岐した中央配線層10a,10aと、各中央配線層10aのX1−X2方向の両端をそれぞれ一体化した端部配線層10bを有して構成される。
図3、図4(a)に示すように、各端部配線層10bはX1−X2方向と略平行に形成される。
また図3、図4(a)に示すように、端部配線層10bから二股に分かれて複数の中央配線層10a,10aが形成され、各中央配線層10aは、X1−X2方向に略平行に形成された直線部10a1と、各直線部10a1と各端部配線層10b間を繋ぐ傾斜部10a2とを備える。各傾斜部10a2は、X1−X2方向及びY1−Y2方向の双方に対して斜めに傾いている。またこの実施形態では、各傾斜部10a2は、直線状に形成されている。
図4(b)に示すように、絶縁層20の表面20aは、X1−X2方向及びY1−Y2方向からなる面と略平坦な平坦化面20a1と、平坦化面20a1のX1−X2方向の両側に形成された傾斜面20a2とを有して構成される。傾斜面20a2は平坦化面20a1と第2の透明電極5の表面5aとの間を接続している。傾斜面20a2は直線状でも曲面状となっていてもどちらでもよい。
そして図4(b)に示すように、ブリッジ配線10の端部配線層10bは、第2の透明電極5との接続部5b(絶縁層20に覆われていない露出した表面5a)から絶縁層20の傾斜面20a2上及び平坦化面20a1上の途中にまで乗り上げて形成される。中央配線層10aは、絶縁層20の平坦化面20a1上に形成される。なお図4(a)のA−A線に沿うとブリッジ配線10の長さ寸法は図4(b)よりも長くなるが、図4(a)に示す中央配線層10aと端部配線層10bの位置を、断面を示す図4(b)と紙面上下方向で合わせるために、図4(b)では中央配線層10aの長さ寸法を実際よりも短く図示した。
図3、図4(a)に示すように中央配線層10aそれぞれの幅寸法T2は、端部配線層10bそれぞれの幅寸法T3よりも細く形成されている。
また図4(b)に示すようにブリッジ配線10は、例えば、絶縁層20の表面20aから第2の透明電極5の表面5aにかけて形成されたITO(Indium Tin Oxide)からなる透明な下地層40と、下地層40の表面に形成され下地層40よりも低抵抗で透明な金属層36と、金属層36の表面に形成されたITOからなる透明な導電性酸化物保護層37との3層構造で形成される。
金属層36は、Au、Au合金、Cu、Cu合金、Ag合金などで形成される。これらの金属層36は、ブリッジ配線10を前記の3層構造に用いたときに、いずれも、耐熱、耐湿、環境試験でも酸化せず抵抗変化が小さく、低抵抗を維持できる材料であり好適である。また良好な不可視性を確保できる。
ITOからなる下地層40は、絶縁層20の吸水性に起因する水分に対するバリア層としても機能する。またITOからなる下地層40は、ESD電圧値(耐圧値)を増加させることができ、ESD耐性(静電破壊耐性)を向上できる。本実施形態では、絶縁層20にノボラック樹脂(レジスト)を使用することができ、第2の透明電極5と連結部7との間の隙間を適切に埋めることができる。また絶縁層20の傾斜面20a2をなだらかに形成でき、凹凸を小さくできる。本実施形態におけるITOからなる下地層40は、ノボラック樹脂の吸水性に起因する水分に対するバリア層として機能し、さらに環境変化に対する絶縁層20の収縮に適切に追従できる。このようにITOからなる下地層40と金属層36との積層構造により良好な耐環境性(耐湿性、耐熱性)をも得ることができる。
また金属層36の表面をITOからなる導電性酸化物保護層37で覆うことで、導電性酸化物保護層37を、図2(a)に示すアクリル系粘着剤等で形成された光学透明粘着層(OCA)30の吸水性に起因する水分に対するバリア層として機能させることができる。また、導電性酸化物保護層37には透明性の高いITOを用いることが最も好ましい。これによりブリッジ配線10の低抵抗化とESD耐性を向上させることができる。
また、下地層40、金属層36及び導電性酸化物保護層37の各層をスパッタや蒸着法で形成できる。またブリッジ配線10を、フォトリソグラフィ技術等を用いて絶縁層20の表面から、絶縁層20の両側に位置する第2の透明電極5の表面にかけて所定形状に形成できる。
なお全面露光により絶縁層20を透明にするブリーチングを行うことが好適である。
絶縁層20の最大膜厚は、0.5〜4μm程度であり、下地層40及び導電性酸化物保護層37の各膜厚は、5〜40nm程度であり、金属層36の膜厚は、2〜20nm程度である。またブリッジ配線の幅寸法(Y1−Y2方向への長さ寸法)は、5〜50μm程度であり、長さ寸法(X1−X2方向への長さ寸法)は、150〜500μm程度である。また、ブリッジ配線10を構成する各中央配線層10aの幅寸法T2は、12〜18μm程度、各端部配線層10bの幅寸法T3は、15〜20μm程度である。また各中央配線層10aのY1−Y2方向の間隔T1は、50〜150μm程度である。
図3、図4(a)に示すように中央配線層10aは端部配線層10bから二股に分岐されている。中央配線層10aの数は3本以上としてもよいが、中央配線層10aを二股に分岐させる構成とすることで、より効果的に良好な不可視性を得ることができると考えられる。またブリッジ配線10の形成を容易化できる。
またブリッジ配線10の中心OからX1−X2方向及びY1−Y2方向のそれぞれを対称軸L1,L2としてブリッジ配線10は、線対称形状で形成される。
以上のように、本実施形態では、ブリッジ配線層10の端部配線層10bから複数に分岐した中央配線層10aが設けられている。これら中央配線層10aはそれぞれ、端部配線層10bよりも細く形成される。本実施形態では、放熱の悪い絶縁層20の表面20aでブリッジ配線10を分岐させることで電流を分流できる。またESDの低下を招きやすい部分は、ブリッジ配線10の厚みが低下しやすい絶縁層20の表面縁部34(図4(b)参照)付近である。したがって幅寸法の広い端部配線層10bを第2の透明電極5との接続部5bから絶縁層20の表面20aにまで乗り上げて形成した。これにより、複数に分岐してY1−Y2方向(第1の方向)に間隔を空けて広がる中央配線層10aのX1−X2方向(第2の方向)への長さ寸法は、ブリッジ配線10の全体の長さに対して相対的に短くなり、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線10が操作者から視認されにくくなる。
以上により不可視性とともにESD耐性の双方を良好にできる。
端部配線層10bを第2の透明電極5との接続部5bから絶縁層20の傾斜面20a2上の途中まで形成することもできるが、図4(b)のように端部配線層10bを絶縁層20の平坦化面20a1上にまで延ばすことでより効果的にESD耐性を向上させることができる。また複数に分岐した中央配線層10aの長さを、ブリッジ配線10の全体の長さよりも短くしたことで、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線10が操作者から視認されにくく、不可視性をより効果的に良好にできる。
また図3,図4(a)に示すように、中央配線層10aには傾斜部10a2が設けられていることが好ましい。これにより、複数に分岐した中央配線層10a中で、傾斜部10a2以外の直線部10a1の長さを短くすることができ、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線10が操作者から視認されにくくなり、不可視性及びESD耐性をより効果的に良好にできると考えられる。
また図4に示す直線部10a1と傾斜部10a2との繋ぎ部31を曲面状(R形状)で形成することで、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくでき、ブリッジ配線10が操作者から視認されにくくなり、かつ過渡電流発生時に放電の起点となる部分を低減でき、不可視性及びESD耐性を効果的に向上させるうえで好適であると考えられる。
図12に示す従来例のようにブリッジ配線9を複数に分離してしまうと、不可視性が低下することが後述する実験によりわかっている。これは図12に示すように、ブリッジ配線9,9の各幅に対してブリッジ配線9,9間のY1−Y2方向への間隔が一定範囲内にて近接した状態にて、ブリッジ配線9,9が分離した状態を保ちながらX1−X2方向と平行に第2の電極5との接続位置まで延出しているため、各ブリッジ配線9,9の外縁を囲んだ面積が大きくなり、その結果、ブリッジ配線9,9が、一つのかたまりのように(一本の太いブリッジ配線9のように)操作者には視認されてしまうためと考えられる。これに対して本実施形態では、図12と異なってブリッジ配線10を完全に分離してはおらず、中央の部分だけを分岐させた構成となっている。そして、本実施形態では良好な不可視性が得られることが後述する実験によりわかっている。これは、図3,図4(a)、図4(b)のように、両端に端部配線層10を設け、中央の部分だけを中央配線層10aとして分岐させたことで、ブリッジ配線10のX1−X2方向への長さ寸法、中央配線層10aの幅及び中央配線層10aのY1−Y2方向への間隔を、図12に示すブリッジ配線9の1−X2方向への長さ寸法、各ブリッジ配線9の幅、及び各ブリッジ配線9間のY1−Y2方向への間隔と同じにしても、本実施形態では、図12と違ってブリッジ配線10全体を分離しておらず、図12に比べて分岐された部分(中央配線層10a)は、ブリッジ配線10の全体に対して短いため、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を図12に比べて小さくでき、その結果、ブリッジ配線10が視認されにくくなったと考えられる。
また、ITOからなる下地層40と金属層36との積層構造により静電破壊電圧値(耐圧値)を増加させることができ、ESD耐性を向上させることができる。
またブリッジ配線10は、下地層40と金属層36との2層構造、金属層36と導電性酸化物保護層37との2層構造、あるいは、下地層40/金属層36/導電性酸化物保護層37を含む4層以上の積層構造とすることも可能であるが、2層構造か3層構造とすることが好適である。
なお本実施形態では図2(a)に示すように、透明基材2のパネル3側に向く表面2aに各透明電極4,5、絶縁層20、ブリッジ配線10を設けているが、図2(b)に示すように、透明基材2の裏面2b(第1の面)側に各透明電極4,5、絶縁層20及びブリッジ配線10を設けていることもできる。図2(b)では、透明基材2の裏面2bと、別の透明基材26との間の接合材である光学透明粘着層(OCA)28が、ブリッジ配線10に接している。
また第1の透明電極4間を連結する連結部7はITOで形成できる。すなわち各第1の透明電極4と連結部とを一体的に形成することができる。
またブリッジ配線10の下地層40や導電性酸化物保護層37を構成するITOには、アモルファスITOを用いることができる。ただし、下地層40や導電性酸化物保護層37を結晶ITOで形成することもできる。
図5の第2の実施形態は、中央配線層10aをY1−Y2方向及びX1−X2方向に延出する四角いリング状で形成している。中央配線層10a以外の箇所は図3と同じ形状である。図5のように、中央配線層10aをY1−Y2方向及びX1−X2方向に平行に形成してもよいが、図4のように中央配線層10aの少なくとも一部に斜めに傾く傾斜部10a2を設けた方が、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくできるため、不可視性及びESD耐性をより効果的に向上させることができると考えられる。
図6の第3の実施形態は、図3の第1の実施形態に示す中央配線層10aを楕円形のリング状で形成した構成である。このようにブリッジ配線10の中央配線層10a全体を湾曲状に形成することも可能である。本実施形態では、中央配線層10aの全体が湾曲しており、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくできるので、ブリッジ配線10の不可視性を良好にできる。
また図7の第4の実施形態は、中央配線層10aを円形のリング状で形成している。本実施形態では、中央配線層10aの全体が湾曲しており、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくできるので、ブリッジ配線10の不可視性を良好にできる。
また図8の第5の実施形態は、中央配線層10aをひし形のリング状で形成している。ひし形以外の多角形のリング状で中央配線層10aを形成することもできる。図8では、中央配線層10a全体を斜めに傾けている。本実施形態では、中央配線層10aの全体がX1−X2方向及びY1−Y2方向に対して傾斜しており、ブリッジ配線10の外縁で囲まれる面積を小さくできるので、ブリッジ配線10の不可視性を良好にできる。
図9は、カラーフィルタ29を構成しているサブピクセル35R,35G,35Bを示している。カラーフィルタ29は図示しない表示パネル(カラー液晶パネル)の一部を構成しており、本実施形態における入力装置(タッチパネル)の裏面側に配置される。
図9に示すサブピクセル35Rは赤色層、サブピクセル35Gは緑色層、サブピクセル35Bは青色層である。3色のサブピクセル35R,35G,35Bは全て同じ形状と同じ面積を有しており、短辺がX1−X2方向と平行に向けられ長辺がY1−Y2方向と平行に向けられた長方形状である。図9に示すように、3色のサブピクセル35R,35G,35Bが1組となって、各組が、X1−X2方向とY1−Y2方向に直線的な列を成して配列されている。
それぞれのサブピクセルに対応する液晶画素の光の透過量が制御されて、加法混合方式でカラー表示が行われる。
表示パネル(カラー液晶パネル)から発せられるカラー表示光は、図2に示す各層を透過して前方へ送られて、操作者にカラー画像が与えられる。
図9に示すように絶縁層20は、例えば4辺を有する多角形である正方形あるいは長方形で形成される。直交する辺を形成する縁部38と縁部39を、サブピクセル35R,35G,35Bの配列方向であるX1−X2方向及びY1−Y2方向の双方に対して傾くように形成している。
図10の実施形態に示すように、絶縁層20の各縁部38,39をY1−Y2方向あるいはX1−X2方向に平行に形成することもできるが、かかる構成において、図9に示すサブピクセル35R,35G,35Bが配置されていると、表示パネル(カラー液晶パネル)から入力装置(タッチパネル)1にカラー表示光が与えられたとき、絶縁層20の縁部が光るように反応し、操作者に与えられるカラー画像の中に多数のちらつきが目視されることがある。特に、三原色のいずれかの単色の画像を表示する領域において前記ちらつきが目視されやすい。
その理由は、長方形のサブピクセル35R,35G,35Bの長辺と、絶縁層20の縁部38とが平行であるため、Y1−Y2方向に長い領域のサブピクセルから発せられる同じ色が同じ縁部38に集中しやすいことなどにより、三原色のサブピクセルから発せられる同じ色相の色が強調されやすいことが要因であると予測される。
これに対し、図9に示すように、絶縁層20の縁部38,39が、サブピクセル35R,35G,35Bの長辺を横切るように斜めに形成されていると、同じ色相の色が縁部38に集中することが起こりにくくなり、その結果、カラー画像を表示する領域、特に三原色の単色が表示される領域にちらつきが発生しにくくなる。
ただし絶縁層20の縁部38,39を斜めに傾けるのは本実施形態の必須条件でなく、図10のように縁部38,39をY1−Y2方向及びX1−X2方向に平行に形成した正方形や長方形の絶縁層20を備える構成も実施形態として含まれる。また絶縁層20を構成する複数の縁部の少なくとも一部がY1−Y2方向及びX1−X2方向から斜めに傾いた構成とすることもできる。
本実施形態における入力装置は、携帯電話機、デジタルカメラ、PDA、ゲーム機、カーナビゲーション等に使用される。
実験では、図11の構成を従来例1、図12の構成を従来例2〜4とした。また図3の構成を実施例1〜3とした。実験に使用した各サンプルでは、透明基材上に図2(a)に示す構造の透明電極(ITO)、絶縁層(ノボラック樹脂)、及びブリッジ配線を形成した。第2の透明電極間を連結するブリッジ配線を、各サンプルにおいてブリッジ配線を、アモルファスITO(15nm)/Au(12nm)/アモルファスITO(33nm)の3層構造で形成した。括弧内の数値は膜厚を示している。
従来例1(図11)では、ブリッジ配線の幅寸法を12μm、長さ寸法を440μmとした。また従来例2〜4(図12)では、2本のブリッジ配線9の幅寸法をそれぞれ12μm、長さ寸法を440μmとした。
また従来例2では、各ブリッジ配線9のY1−Y2方向の間隔T5を50μm、従来例3では、各ブリッジ配線9のY1−Y2方向の間隔T5を100μm、来例4では、各ブリッジ配線9のY1−Y2方向の間隔T5を150μmとした。
なお図11、図12では絶縁層13は、その縁部がY1−Y2方向及びX1−X2方向に平行な長方形としたが、実験で使用した絶縁層は図3と同じとした。
各実施例では、ブリッジ配線10の長さ寸法S(図4(a)参照)を440μm、二股に分岐した各中央配線層10aの幅寸法T2(図4(a)参照)を12μm及び長さ寸法S4(図4(a)参照)を260μm、直線部10a1の長さ寸法S1(図4(a)参照)を200μm、傾斜部10a2の長さ寸法S2(図4(a)参照)を30μm、各端部配線層10bの幅寸法T3(図4(a)参照)を18μm及び長さ寸法S3(図4(a)参照)を90μmに設定した。また、実施例1では、各中央配線層10aのY1−Y2方向の間隔T1を50μm、実施例2では、各中央配線層10aのY1−Y2方向の間隔T1を100μm、実施例3では、各中央配線層10aのY1−Y2方向の間隔T1を150μmとした。
Figure 2014134994
表1に示す不可視であるが、×は、従来例2を基準とした。なお従来例2、3ではブリッジ配線が見えた。△は、従来例2、3に比べてブリッジ配線は見えないが、傾けるとブリッジ配線が見える状態、○は、ブリッジ配線が全く見えない状態である。
また、ESD(Electro-Static Discharge)試験(静電破壊電圧試験)については、4kv未満を×、4kV以上を○とした。
表1に示すように良好な不可視性とESD耐性との双方を満足するのは実施例1〜3であった。
実施例1〜3のようにブリッジ配線を端部配線層から複数に分岐した中央配線層を形成し、分岐した複数の中央配線層それぞれの幅寸法を端部配線層より小さくし、中央配線層のそれぞれの長さを短くしてブリッジ配線の外縁で囲まれる面積を小さくすることで、従来例2〜3のように長いブリッジ配線を完全に複数に分断するよりも近接した分岐した部分を備えるブリッジ配線について良好な不可視性を得ることができるとともに、放熱の悪い絶縁層の表面でブリッジ配線を分岐させることで電流を分流でき、また膜厚の薄くなりやすい絶縁層20の表面縁部34から絶縁層20の傾斜面20a2にかけて幅広の端部配線層10bを形成することで、ESD耐性を向上させることができる。
1 入力装置
2 透明基材
3 パネル
4 第1の透明電極
5 第2の透明電極
6 配線部
7 連結部
9、10 ブリッジ配線
10a 中央配線層
10a1 直線部
10a2 傾斜部
10b 端部配線層
11 表示領域
20 絶縁層
20a 表面
20a1 平坦化面
20a2 傾斜面
25 加飾領域
30 光学透明粘着層(OCA)
34 表面端部
35R、35G、35B、サブピクセル
36 金属層
37 導電性酸化物保護層
38、39 縁部
40 下地層

Claims (12)

  1. 透明基材と、前記透明基材の第1の面に形成された複数の透明電極と、前記透明電極間を電気的に接続する金属層を備えたブリッジ配線と、前記透明基材と前記ブリッジ配線間に形成された絶縁層と、を有し、
    前記透明電極は、複数の第1の透明電極と、複数の第2の透明電極とを備え、各第1の透明電極が第1の方向に連結されており、前記第1の透明電極の連結位置に前記絶縁層が形成され、前記絶縁層の表面を通って形成された前記ブリッジ配線により各第2の透明電極が、前記第1の方向と交叉する第2の方向に連結されており、
    前記ブリッジ配線は、前記第1の方向に間隔を空けて複数に分岐した中央配線層と、各中央配線層の前記第2の方向の両端をそれぞれ一体化した端部配線層と、を有し、
    前記端部配線層のそれぞれの幅寸法は、前記中央配線層のそれぞれの幅寸法よりも大きく形成されており、
    前記端部配線層は、前記第2の透明電極との接続部から前記絶縁層の表面にまで乗り上げられていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記中央配線層は、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して斜めに傾いた部分を有する請求項1記載の入力装置。
  3. 前記中央配線層は、全体が斜めに傾いて形成されている請求項2記載の入力装置。
  4. 前記中央配線層は、前記第2の方向に平行に形成された直線部と、前記直線部と前記端部配線層との間を繋ぐ傾斜部とを有して形成される請求項2記載の入力装置。
  5. 前記中央配線層の少なくとも一部が、湾曲して形成されている請求項2ないし4のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 前記ブリッジ配線の中心から前記第1の方向及び前記第2の方向のそれぞれを対称軸として前記ブリッジ配線は、線対称形状で形成される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の入力装置。
  7. 前記絶縁層の表面は、略平坦な平坦化面と、前記平坦化面の前記第2の方向の両側に形成された傾斜面とを有し、前記端部配線層は前記傾斜面上から前記平坦化面上にかけて形成され、前記中央配線層は前記平坦化面上に形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の入力装置。
  8. 前記中央配線層は二股に分岐されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の入力装置。
  9. 前記ブリッジ配線は、前記金属層とITOとの積層構造で形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の入力装置。
  10. 前記絶縁層は、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して斜めに傾く縁部を備える請求項1ないし9のいずれか1項に記載の入力装置。
  11. 前記絶縁層を構成するすべての縁部が、前記第1の方向及び前記第2の方向に対して斜めに傾いている請求項10記載の入力装置。
  12. 前記透明基材の裏側に表示光を与える表示パネルが設けられ、前記表示パネルの内部または外表面にカラーフィルタが設けられており、前記カラーフィルタのそれぞれのサブピクセルが第1の方向と第2の方向へ向けて配列している請求項1ないし11のいずれか1項に記載の入力装置。
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