JP2014134050A - 住宅の採光構造 - Google Patents

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Hiroshi Yamada
浩嗣 山田
Toshiya Sakamaki
俊哉 坂牧
Katsuya Yamauchi
活也 山内
Hitoshi Miura
仁志 三浦
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Abstract

【課題】住宅を構成する部屋、特に狭小な部屋に対し、採光を確保しつつその収納の最大化を図る構造を、合理的かつ効果的に付与できるようにする。
【解決手段】棚設備1を、高窓2の前方に、この棚設備1の背部1aと高窓2との間及びこの棚設備1の天部1bと天井Rcとの間に採光用間隔3を開けて設けさせてなる。棚設備1の底部1cには、前側及び背側を共に開放させた追加棚設備5が吊り下げ状に備えられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、住宅を構成する部屋に、採光と収納とを合理的かつ効果的に付与させる構造に関する。
洗面室などの住宅における狭小な部屋にあっては、狭小ゆえの設計上の制約から、また、そこへの設備、機器、家具などの設置の関係から、腰窓はもとより天窓も設け難い場合が少なくなく、採光、さらには、通風が不十分になりやすい。
洗面台の後部に収納した鏡を、それを利用するときは出窓を塞ぐ上方に移動させ、非利用時は前記のように収納して出窓を通じた採光を確保するようにしたものとして特許文献1に示されるものがある。しかるに、この特許文献1のものにあっては、鏡の利用と採光とは両立し得ない。
天窓と地窓の間に収納部を設けるようにしたものとして特許文献2に示されるものがあるが、これも狭小な部屋の採光を確保しつつその収納の最大化を図るものとはなっていない。
特開平8−151862号公報 特開2008−206561号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、住宅を構成する部屋、特に狭小な部屋に対し、採光を確保しつつその収納の最大化を図る構造を、合理的かつ効果的に付与できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、第一の観点から、住宅の採光構造を、棚設備を、高窓の前方に、この棚設備の背部と高窓との間に採光用間隔を開けて設けさせてなるものとした。
また、前記課題を達成するために、この発明にあっては、第二の観点から、前記棚設備を、高窓の前方に、この棚設備の背部と高窓との間及びこの棚設備の天部と天井との間に採光用間隔を開けて設けさせてなるものとした。
かかる第一の観点及び第二の観点にかかる発明によれば、この採光構造が採用される部屋の上部に前記棚設備によって収納を確保させながら、前記高窓から部屋内に外光を取り入れることが可能となる。外光は前記採光用間隔を通じて部屋内に取り入れられることから、かかる採光構造は間接照明と同種の効果をこれを適用した部屋に付与する。前記棚設備によって高窓から部屋内は外部から直接視認されることはなく、かかる採光構造はプライバシーの確保にも資する。また、前記棚構造によって高窓からの部屋内への侵入を抑止することができ、かかる採光構造は防犯にも資する。
前記棚設備は、その底部が高窓の下端と略同じレベルとなるように設けさせておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。また、前記棚設備の底部に、前側及び背側を共に開放させた追加棚設備を吊り下げ状に備えさせておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。また、前記高窓の下方に位置される壁の少なくとも一部に、光反射部材を張り込ませておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。また、前記棚設備の背部の少なくとも一部に光反射部材を張り込ませておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。
また、前記第二の観点にかかる発明にあっては、棚設備の天部の少なくとも一部に光反射部材を張り込ませておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。
この発明によれば、住宅を構成する部屋、特に狭小な部屋に対し、採光を確保しつつその収納の最大化を図る構造を、合理的かつ効果的に付与することができる。
図1はこの発明にかかる採光構造の第一例を示した正面構成図である。 図2は図1におけるA−A線位置での断面構成図である。 図3は図1におけるB−B線位置での断面構成図である。 図4は図1におけるC−C線位置での断面構成図である。 図5はこの発明にかかる採光構造の第二例を示した正面構成図である。
以下、図1〜図5に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる採光構造は、これが適用される住宅を構成する部屋Rに、採光と収納とを合理的かつ効果的に付与させるものである。
かかる採光構造は、棚設備1を、高窓2の前方に、この棚設備1の背部1aと高窓2との間に採光用間隔3を開けて設けさせてなる。これにより、この採光構造が採用される部屋Rの上部に前記棚設備1によって収納を確保させながら、前記高窓2から部屋R内に外光を取り入れることが可能となる。外光は前記採光用間隔3を通じて部屋R内に取り入れられることから、かかる採光構造は間接照明と同種の効果をこれを適用した部屋Rに付与する。図示の例では前記高窓2にはガラスがはめられているがこれを開放可能なガラス戸としておけば、この高窓2の開放により前記採光用間隔3を利用した通風も可能となる。このようにする場合には、前記棚設備1下から前記ガラス戸を開閉操作可能とする開閉装置を設けるようにする。前記棚設備1によって高窓2から部屋R内は外部から直接視認されることはなく、かかる採光構造はプライバシーの確保にも資する。また、前記棚構造によって高窓2からの部屋R内への侵入を抑止することができ、かかる採光構造は防犯にも資する。
前記高窓2の下方に位置される壁Raの少なくとも一部に、光反射部材4を張り込むようにしておけば、前記採光用間隔3から取り込んだ外光をかかる光反射部材4により反射させて部屋R内に導くことが可能となる。また、棚設備1の背部1aの少なくとも一部に光反射部材4を張り込むようにしておくことによっても、前記採光用間隔3から取り込んだ外光をかかる光反射部材4により反射させて部屋R内に導くことが可能となる。
かかる採光構造は、特に、洗面室などの住宅における狭小な部屋Rに適用するのに適している。かかる採光構造を用いれば、かかる狭小な部屋Rの上方に収納を設け、かつ、この収納下に設備、機器、家具の設置スペースを確保しつつ、かかる狭小な部屋Rへの採光を確保することができる。
図1〜図4は、浴室に隣接した洗面室にかかる採光構造を適用した例(第一例)を示している。図中符号Wは洗面台であり、符号4aはこの洗面台Wと高窓2との間の壁Ra面を覆うように配置された鏡であり、符号Mは床Rbの防水パンP上に設置された洗濯機である。このような洗面室ではスペースの関係から腰窓は設け難い場合が少なくない。この実施の形態にかかる採光構造は、この洗面室のような狭小な部屋Rに収納と採光とを合理的かつ効果的に付与する。この第一例にあっては、棚設備1の天部1bと天井Rcとの間にも採光用間隔3を形成させた状態で、棚設備1を設けさせている。これにより、この第一例にあっては、かかる棚設備1の天部1bと天井Rcとの間の採光用間隔3を通じても前記高窓2から部屋R内に外光が取り入れられるようになっている。この第一例にあっては、棚設備1は、前記背部1aを構成する背板と、前記天部1bを構成する天板と、底部1cを構成する底板とを備え、収納物を出し入れする前面を扉板1dによって開放可能に閉塞させた構成となっている。また、この第一例では、かかる棚設備1は、その左側を洗面室の前記壁Raに向かって左側の壁Rdに支持され、かつ、その右側を洗面室の前記壁Raに向かって右側の壁Reに支持されて、前記背部1aの後方と天部1bの上方とにそれぞれ採光用間隔3を形成させた状態で高窓2の前方に配置されている。
前記棚設備1の背部1aと高窓2との間の採光用間隔3の前後寸法は、これが大きすぎると棚設備1が部屋R内に突き出しすぎることとなり、また、これが狭すぎると部屋R内に外光を取り込み難くなる。これらを考慮すると、かかる前後寸法は、5〜15cmの範囲とすることが好ましい。また、前記棚設備1の天部1bと天井Rcとの間の採光用間隔3の上下寸法も部屋R内への外光の取り込みを考慮すると、5〜15cmの範囲とすることが好ましい。
また、この第一例にあっては、前記棚設備1は、その底部1cが高窓2の下端2aと略同じレベルとなるように設けられている。これによって、前記プライバシーの確保を実現しつつ、外光の取り入れが適切になされるようになっている。
この第一例にあっては、前記鏡4aが前記高窓2の下方に位置される壁Raに張り込まれた光反射部材4として機能するようになっている。また、この第一例にあっては、前記採光用間隔3に臨んだ棚設備1の背部1a及び天部1bにも光反射部材4を張り込ませている。これによりこの第一例にあっては、前記高窓2から取り込まれた外光により、棚設備1の下方及び天井Rcを効果的に明るくさせることができる。かかる光反射部材4としては、前記のような鏡のほか、白色の化粧シートや化粧板、ステンレス板、アルミ板などの金属板を用いることができる。外光を部屋R内に効果的に取り込む観点からは、光反射部材4として鏡および金属板を用いる場合には、反射率が70%以上、好ましくは90%以上のものを用いることが好ましい。
また、この第一例にあっては、前記棚設備1の底部に、前側及び背側を共に開放させた追加棚設備5が吊り下げ状に備えられている。図示の例では、かかる追加棚設備5は、上端を棚設備1の底部1cに止着させた左右の側板5a、5aと、この左右の側板5a、5a間に架設された棚板5bから構成されており、前記棚設備1の背部1aと高窓2との間の採光用間隔3から取り入れた外光を遮らない構成となっている。
また、この第一例にあっては、棚設備1の背部1aの後方となる高窓2の下端2aに図中符号6で示す照明装置を構成する発光体が備えられており、夜間はこの発光体からの光によって間接照明効果が得られるようになっている。
図5は、第一例と同様に、浴室に隣接した洗面室に採光構造を適用した例(第二例)を示しているが、棚設備1と天井Rcとの間に採光用間隔3を設けていない点で第一例と異なる。この第二例のようにした場合、棚設備1は天井Rcによって支持させることができる。第二例のその余の点は第一例と実質的に同一であるので、この実質的に同一の構成については図5に図1〜図4に用いた符号と同一の符号を付してその説明は省略する。
1 棚設備
1a 背部
1b 天部
1c 底部
2 高窓
3 採光用間隔
5 追加棚設備

Claims (7)

  1. 棚設備を、高窓の前方に、この棚設備の背部と高窓との間に採光用間隔を開けて設けさせてなることを特徴とする住宅の採光構造。
  2. 棚設備を、高窓の前方に、この棚設備の背部と高窓との間及びこの棚設備の天部と天井との間に採光用間隔を開けて設けさせてなることを特徴とする住宅の採光構造。
  3. 棚設備を、その底部が高窓の下端と略同じレベルとなるように設けさせてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の住宅の採光構造。
  4. 高窓の下方に位置される壁の少なくとも一部に、光反射部材を張り込んでなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の住宅の採光構造。
  5. 棚設備の背部の少なくとも一部に光反射部材を張り込んでなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の住宅の採光構造。
  6. 棚設備の天部の少なくとも一部に光反射部材を張り込んでなることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の住宅の採光構造。
  7. 棚設備の底部に、前側及び背側を共に開放させた追加棚設備が吊り下げ状に備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の住宅の採光構造。
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