JP2014133620A - コーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置 - Google Patents

コーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置 Download PDF

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【課題】ボビン排出部材の駆動と、排出されたボビンの案内及びラップ搬送台車から供給されるラップの案内を行う案内部材の駆動とを1つの駆動部で行う。
【解決手段】ラップローラ11上のボビンBを排出するボビン排出部材12と、排出されるボビンBを案内するボビン案内位置と、ラップローラ11上へ供給されるラップLを受け入れて案内するラップ受入・案内位置とに移動可能に設けられた案内部材13とを備えている。ボビン排出部材12は、ラップローラ11上のボビンBより下側の待機位置と、ラップローラ11上のボビンBをラップローラ11上から排出するボビン排出位置と、案内部材13を駆動する案内部材駆動位置とに駆動手段により駆動される。案内部材13は、ボビン排出位置から案内部材駆動位置へ移動するボビン排出部材12によりラップ受入・案内位置に駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置に関する。
コーマには仕掛かり中のラップが消尽されると、ラップ成形機で形成されたラップを搬送するラップ搬送台車が、コーマのラップローラと対向する位置で停止した状態で、ラップが消尽された空のボビンをラップ搬送台車へ排出し、ラップ搬送台車からラップを供給する装置が提案されている(特許文献1)。
図4に示すように、特許文献1に開示されたラップ搬送台車51は、ラップ52が載置されるラップ載置部53を備えている。ラップ載置部53は、軸55を中心に揺動可能な揺動レバー54,54aと、揺動レバー54,54aを介して互いに結合された長手管56,57を有し、ラップ52は搬送時に両長手管56,57上に載置される。揺動レバー54,54aの先端側には、係止部材58が設けられている。係止部材58は、2つの腕58a,58bを有し、一方の腕58aがラップ搬送台車51のフレーム59に設けられたストッパ60と当接する状態において、揺動レバー54,54aが図4に実線で示すラップ載置位置に保持されるようになっている。揺動レバー54,54aの基端と、フレーム59との間には引っ張りばね61,61aが設けられている。
ラップ載置部53の下方には、ラップ搬送台車51がコーマ70へのラップ供給位置に停止した状態において、コーマ70のラップローラ71に向かって下降傾斜した底部プレート62が固定されている。揺動レバー54,54aがラップ載置位置に保持された状態においては、長手管56,57上に載置されたラップ52が底部プレート62から離れた状態に位置し、係止部材58のストッパ60との係止解除後、揺動レバー54,54aが下方に向かって傾動した後、ラップ52が底部プレート62と当接可能になっている。ラップ載置部53の下方には、コーマ70でラップが消費されて空になったボビンBを受け入れるボビン収容部63が設けられている。
コーマ70には、ラップローラ71の後方、即ち、ラップ搬送台車51側に旋回可能な転動プレート72が設けられ、転動プレート72はシリンダ73を介して図4に実線で示すラップ案内位置と、鎖線で示す空ボビン案内位置とに移動可能である。転動プレート72は、空ボビン案内位置からラップ案内位置への移動途中に係止部材58の腕58bと係合して、係止部材58の腕58aをストッパ60から持ち上げて、係止部材58の係止を解除するようになっている。
ラップローラ71の下方には、排出装置74が設けられている。排出装置74は2腕式のレバー75を有し、レバー75は旋回軸76を中心にして旋回可能に支承されている。レバー75は、シリンダ77により、アーム75aが図4に鎖線で示す両ラップローラ71の間のボビン排出位置と、実線で示す両ラップローラ71の下方の待機位置とに移動される。そして、レバー75は、ラップ52の受入に先立って、待機位置からボビン排出位置へ移動されて、ボビンBをラップローラ71上から空ボビン案内位置に配置されている転動プレート72上へ排出した後、待機位置に復帰するようになっている。
特開平3−98958号公報
特許文献1の装置では、コーマ70は、転動プレート72をラップ案内位置と、空ボビン案内位置とに移動させるためのシリンダ73と、ラップローラ71上から空のボビンBを排出するレバー75を駆動するためのシリンダ77とを必要とし、駆動部が複数必要となる。シリンダ73及びシリンダ77の動作タイミングは異なるため、単純に駆動部を統合することはできない。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ラップローラ上のボビンの排出を行うボビン排出部材の駆動と、排出されたボビンの案内及びラップ搬送台車から供給されるラップの受入・案内を行う案内部材の駆動とを1つの駆動部で行うことができるコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置を提供することにある。
上記課題を解決するコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置は、ラップローラ上のボビンを排出するボビン排出部材と、前記ラップローラ上から排出される前記ボビンを案内するボビン案内位置と、前記ラップローラ上へ供給されるラップを受け入れて案内するラップ受入・案内位置とに移動可能に設けられた案内部材とを備え、前記ボビン排出部材は、待機位置と、前記ラップローラ上の前記ボビンを前記ラップローラ上から排出するボビン排出位置と、前記案内部材を駆動する案内部材駆動位置とに駆動手段により駆動され、前記案内部材は、前記ボビン排出位置から前記案内部材駆動位置へ移動する前記ボビン排出部材により前記ラップ受入・案内位置に駆動される。
この構成によれば、ボビン排出部材は駆動手段により駆動されて、ラップローラ上のボビンを排出する。また、ボビン排出部材は、待機位置と、ラップローラ上のボビンをラップローラ上から排出するボビン排出位置と、案内部材を駆動する案内部材駆動位置とに駆動手段により駆動される。案内部材は、ラップローラ上から排出されるボビンを案内するボビン案内位置と、ラップローラ上へ供給されるラップを受け入れて案内するラップ受入・案内位置とに移動可能に設けられており、ボビン排出部材がボビン排出位置から前記案内部材駆動位置へ移動する際に、ボビン排出部材によりボビン案内位置からラップ受入・案内位置に駆動される。したがって、ラップローラ上のボビンの排出を行うボビン排出部材の駆動と、排出されたボビンの案内及びラップ搬送台車から供給されるラップの受入・案内を行う案内部材の駆動とを1つの駆動部で行うことができる。
前記ボビン排出部材は、回転により前記待機位置、前記ボビン排出位置及び前記案内部材駆動位置へ移動されることが好ましい。ボビン排出部材は、直線運動で待機位置、ボビン排出位置及び案内部材駆動位置へ移動される構成も可能である。しかし、回転により各位置へ移動される構成の方が、ボビン排出部材の移動スペースや駆動手段等の配置スペースの確保が容易になる。
前記ボビン排出部材は、正逆回転可能に設けられていることが好ましい。ボビン排出部材は、一方向回転で待機位置、ボビン排出位置及び案内部材駆動位置へ移動される構成も可能である。しかし、正逆回転の方が、ボビン排出部材の回動範囲が狭くてよく、設置位置の自由度が大きくなる。
前記案内部材は、前記ボビン排出位置から前記案内部材駆動位置へ移動する前記ボビン排出部材と当接して前記ラップ受入・案内位置に駆動されることが好ましい。案内部材がボビン排出部材と当接せずに、他の部材を介してボビン排出部材により駆動される構成も可能である。しかし、ボビン排出部材と当接して駆動される方が、構成が簡単になる。
前記駆動手段は、ギア駆動で前記ボビン排出部材を駆動することが好ましい。駆動手段は、ギア駆動ではなく、例えば、シリンダによりボビン排出部材を回動させる構成も可能である。しかし、ギア駆動の方が、駆動手段の設置スペースの確保が容易になる。
本発明によれば、ラップローラ上のボビンの排出を行うボビン排出部材の駆動と、排出されたボビンの案内及びラップ搬送台車から供給されるラップの受入・案内を行う案内部材の駆動とを1つの駆動部で行うことができる。
(a)は一実施形態のコーマとラップ搬送台車との関係を示す概略側面図、(b)は(a)の部分拡大図。 (a)はラップ搬送台車がラップ供給位置に停止した状態の概略側面図、(b)は空ボビン排出状態を示す概略側面図。 (a)は案内部材が係止部材の係止解除を行った状態の概略側面図、(b)はラップがラップローラ上に載置された状態の概略側面図。 従来装置の概略側面図。
以下、コーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置の一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、コーマ10は、後部側(図1(a)における右側)に2本のラップローラ11を備えており、ラップローラ11上に載置されたラップ(図1(a)では図示せず)がラップローラ11の回転により順次繰り出されて図示しないコーミング部へ所定量ずつ送り込まれてコーミングされる。
コーマ10にラップLを供給するラップ搬送台車30は、コーマ10の後方をコーマ10に沿って移動するとともに所定位置において、図示しない位置決め手段で位置決めされた状態で停止して、ラップローラ11上にラップLを供給する。ラップ搬送台車30は、その上部にラップ載置部31が装備され、ラップ載置部31は、特許文献1に記載のラップ載置部と同様な構成であるため、詳しい説明を省略する。即ち、ラップ載置部31は、軸32を中心に揺動可能な一対の揺動レバー33と、揺動レバー33を介して互いに結合された長手管34,35とを有し、ラップLは搬送時に両長手管34,35上に載置される。揺動レバー33の先端側には係止部材36が設けられている。係止部材36は、2つの腕36a,36bを有し、一方の腕36aがラップ搬送台車30のフレーム37に設けられたストッパ38と当接する状態において、揺動レバー33が図1(a)に実線で示すラップ載置位置に保持されるようになっている。ラップ載置部31の下方には、ラップ搬送台車30がコーマ10へのラップ供給位置に停止した状態において、コーマ10のラップローラ11に向かって下降傾斜した底部プレート39が固定されている。ラップ載置部31の下方には、ボビン収容部40が設けられている。なお、ラップ載置部31は、複数個(この実施形態では4個)のラップLを同時に隣り合う複数箇所のラップローラ11上に供給可能になっている。
図1(a),(b)に示すように、コーマ10は、ボビン排出部材12及び案内部材13を備えている。ボビン排出部材12は、ラップローラ11上のボビンBより下側の待機位置と、ラップローラ11上のボビンBをラップローラ11上から排出するボビン排出位置と、案内部材13を駆動する案内部材駆動位置とに駆動手段により駆動されるようになっている。案内部材13は、ラップローラ11上から排出されるボビンBを案内するボビン案内位置と、ラップローラ11上へ供給されるラップLを受け入れて案内するラップ受入・案内位置とに移動可能に設けられている。
詳述すると、ボビン排出部材12は、一組のレバー14がボビンBの長さより長い所定間隔でその基端において、ラップローラ11と同心位置に回動可能に設けられるとともに、両レバー14間に2本のバー15がラップローラ11上のボビンBと係合可能な間隔で固定されている。レバー14は基端が円形状に形成され、一方のレバー14の基端部にはギア部14aが設けられている。ギア部14aは、図示しないモータにより往復回動される駆動軸16と一体回転する駆動ギア17と噛合している。モータ、駆動軸16及び駆動ギア17は、ボビン排出部材12を、待機位置と、ボビン排出位置と、案内部材駆動位置とに駆動する駆動手段を構成する。即ち、駆動手段は、ギア駆動でボビン排出部材12を駆動する。
レバー14は、駆動ギア17の往復回動により、図1(a),(b)に実線で示す待機位置と、待機位置から図1(a),(b)の時計方向に回動した図2(b)に示すボビン排出位置と、待機位置から図1(a),(b)の反時計方向に回動した図3(a),(b)に示す案内部材駆動位置とに移動可能になっている。ギア部14aは、少なくともレバー14の回動範囲に対応する部分に設けられている。また、レバー14の基端部には、レバー14が待機位置から案内部材駆動位置へ移動する際に、案内部材13と当接して案内部材13をボビン案内位置からラップ受入・案内位置に駆動する駆動部18が突設されている。
案内部材13は板材で形成されるとともに、基端側にレバー14の駆動部18と当接可能な当接部13aが側面視三角形状に形成されている。案内部材13は、図示しない軸を中心に回動可能に設けられ、駆動部18と当接しない状態においては、コーマ10へのラップ供給位置に停止したラップ搬送台車30のボビン収容部40に向かって下降傾斜する状態でボビン案内位置に配置されている。
案内部材13は、ボビン排出位置から案内部材駆動位置へ移動するボビン排出部材12と当接してラップ受入・案内位置に駆動される。詳述すると、案内部材13の当接部13aが、レバー14の基端側に突設された駆動部18に当接して、ボビン案内位置からラップ受入・案内位置へ回動されるようになっている。
また、案内部材13は、ボビン案内位置からラップ受入・案内位置へ回動される途中において、ラップ載置部31の係止部材36の腕36bと係合して、係止部材36の腕36aのストッパ38との係止状態を解除するようになっている。
次に前記のように構成されたボビン排出及びラップ受入装置の作用を説明する。
図2(a)に示すように、ラップ搬送台車30がコーマ10へのラップ供給位置に停止すると、先ずボビン排出部材12が駆動され、レバー14が待機位置から時計方向に回動される。そして、図2(b)に示すように、ラップローラ11上に載置されていた空のボビンBは、ボビン案内位置に配置されている案内部材13上に排出される。
次に、駆動ギア17が逆転駆動され、レバー14は、図2(b)の状態から反時計方向に回動され、待機位置を経て案内部材駆動位置へ移動する。レバー14の反時計方向への回動に伴い、駆動部18もレバー14と共に反時計方向に回動され、回動途中において案内部材13の当接部13aと当接する。その間に案内部材13上のボビンBは、案内部材13上を転動してボビン収容部40に収容される。そして、図3(a)に示すようにレバー14が案内部材駆動位置へ移動し、案内部材13がラップ受入・案内位置に配置された状態となる若干前の時点で、案内部材13が係止部材36の腕36bと係合して、係止部材36の腕36aとストッパ38との係止状態を解除する。
係止部材36の腕36aとストッパ38との係止状態が解除されると、図3(a)に二点鎖線で示すように、揺動レバー33がラップLの自重により案内部材13側へ向かって下降傾斜する。そして、ラップLが底部プレート39と当接する状態で案内部材13に向かって転動し、図3(b)に示すように、ラップローラ11上に載置された状態になる。案内部材13側へ向かって下降傾斜した状態のラップ載置部31とラップLとの係合が解除されると、揺動レバー33はラップ載置位置に復帰し、係止部材36の腕36aもストッパ38に係合した係止状態に復帰して図3(b)の状態になる。また、ラップLがラップローラ11上に載置されると、図示しないセンサがそれを検出し、その検出信号に基づいて駆動ギア17が正転駆動され、レバー14が待機位置に復帰する。また、案内部材13はボビン案内位置に復帰する。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ボビン排出及びラップ受入装置は、ラップローラ11上のボビンBを排出するボビン排出部材12と、ラップローラ11上から排出されるボビンBを案内するボビン案内位置と、ラップローラ11上へ供給されるラップLを受け入れて案内するラップ受入・案内位置とに移動可能に設けられた案内部材13とを備えている。ボビン排出部材12は、ラップローラ11上のボビンBより下側の待機位置と、ラップローラ11上のボビンBをラップローラ11上から排出するボビン排出位置と、案内部材13を駆動する案内部材駆動位置とに駆動手段により駆動される。案内部材13は、ボビン排出位置から案内部材駆動位置へ移動するボビン排出部材12によりラップ受入・案内位置に駆動される。したがって、ラップローラ上のボビンの排出を行うボビン排出部材12の駆動と、排出されたボビンの案内及びラップ搬送台車から供給されるラップの案内を行う案内部材13の駆動とを1つの駆動部で行うことができる。
(2)ボビン排出部材12は、回転により待機位置、ボビン排出位置及び案内部材駆動位置へ移動される。したがって、直線運動により待機位置、ボビン排出位置及び案内部材駆動位置へ移動される構成に比べて、ボビン排出部材12の移動スペースや駆動手段等の配置スペースの確保が容易になる。
(3)ボビン排出部材12は、正逆回転可能に設けられている。ボビン排出部材12が一方向回転で待機位置、ボビン排出位置及び案内部材駆動位置へ移動される構成も可能であるが、正逆回転の方がボビン排出部材12の回動範囲が狭くてよく、設置位置の自由度が大きくなる。
(4)案内部材13は、ボビン排出位置及び案内部材駆動位置へ移動するボビン排出部材12と当接してラップ受入・案内位置に駆動される。案内部材13がボビン排出部材12と当接せずに、他の部材を介してボビン排出部材12に駆動される構成も可能であるが、ボビン排出部材12と当接して駆動される方が、構成が簡単になる。
(5)駆動手段は、ギア駆動でボビン排出部材12を駆動する。駆動手段は、ギア駆動ではなく、例えば、シリンダによりボビン排出部材12を回動させる構成も可能であるが、ギア駆動の方が、駆動手段の設置スペースの確保が容易になる。
(6)案内部材13は、ボビン案内位置からラップ受入・案内位置へ移動する際に、ラップ搬送台車30のラップ載置部31をラップ載置位置に保持する係止部材36と、ストッパ38との掛止状態を解除して、ラップ載置部31上のラップLの受入を可能にする。したがって、特許文献1に開示された構成に比べて、ラップ載置部31をラップ載置位置に保持する係止部材36と、ストッパ38との掛止状態を解除する構成が小型化され、設置スペースの確保が容易になる。
(7)ボビン排出部材12のレバー14は、ラップローラ11と同心位置において回動可能に設けられている。そのため、コーマ10に一括給油システムが装備されている場合でも、一括給油関係部品と干渉せずに配置することが容易である。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ ボビン排出部材12のレバー14は、ラップローラ11と同心位置からずれた位置において回動可能に設けられてもよい。
○ レバー14は、正逆回転に限らず、一方向回転であってもよい。その場合、レバー14の基端部に突設された駆動部18が案内部材13の当接部13aと当接した状態で回転することにより案内部材13を駆動させる構成に代えて、例えば、ギア部14aと噛合する中間ギアが案内部材13と一体回動するギア部と噛合する構成がある。
○ ボビン排出部材12は、レバー14の回転によりラップローラ11上のボビンBを排出する構成に限らず、直線移動によりボビンBの排出を行う構成としてもよい。例えば、ボビン排出部材12としてT字状の係合部材を使用し、ボビン排出部材12をエアシリンダのピストンロッドに固定する。そして、ボビン排出部材12がラップローラ11上のボビンBに対して、コーマ10の前側に位置するラップローラ11側における下側から当接して押し上げる位置にエアシリンダを配置し、ボビン排出部材12の直線運動によりラップローラ11上からボビンBを排出するようにする。
○ 案内部材13は、レバー14の駆動部18と当接して駆動される構成に限らず、間接的な駆動でもよい。例えば、案内部材13を回動軸に固定し、その回動軸にギア部を一体回転可能に固定する。そして、レバー14には、レバー14がボビン排出位置から待機位置を経て案内部材駆動位置へ移動する際に、回動軸のギア部と噛合するギア部を設ける。
○ ラップ搬送台車30が装備するラップ載置部31は、ラップ載置部31をラップ載置位置に保持する係止部材36と、ストッパ38との掛止状態を解除する掛止状態解除手段をコーマ10側が持つ構成に限らない。例えば、ラップ搬送台車30に掛止状態解除手段を設け、案内部材13がラップ受入・案内位置への移動が完了したことを検出するセンサを設け、そのセンサの検出信号に基づいて係止部材36と、ストッパ38との掛止状態を解除するようにしてもよい。
○ ラップ搬送台車30の構成は、案内部材13がラップ受入・案内位置に移動された状態で、ラップLを供給可能であれば、構成は任意である。
○ ボビン排出部材の待機位置はラップローラ11上のボビンBより下側でなくてもよい。例えば、ボビンBをコーマ10の前方から押し出すようなバーにてボビン排出部材を構成してもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記ボビン排出部材は、一組のレバーが前記ボビンの長さより長い所定間隔でその基端において、前記ラップローラと同心位置に回動可能に設けられるとともに、両レバー間に2本のバーが前記ラップローラ上の前記ボビンと係合可能な間隔で固定されている。
B…ボビン、L…ラップ、10…コーマ、11…ラップローラ、12…ボビン排出部材、13…案内部材、16…駆動手段を構成する駆動軸、17…同じく駆動ギア。

Claims (5)

  1. ラップローラ上のボビンを排出するボビン排出部材と、
    前記ラップローラ上から排出される前記ボビンを案内するボビン案内位置と、前記ラップローラ上へ供給されるラップを受け入れて案内するラップ受入・案内位置とに移動可能に設けられた案内部材とを備え、
    前記ボビン排出部材は、待機位置と、前記ラップローラ上の前記ボビンを前記ラップローラ上から排出するボビン排出位置と、前記案内部材を駆動する案内部材駆動位置とに駆動手段により駆動され、
    前記案内部材は、前記ボビン排出位置から前記案内部材駆動位置へ移動する前記ボビン排出部材により前記ラップ受入・案内位置に駆動されることを特徴とするコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置。
  2. 前記ボビン排出部材は、回転により前記待機位置、前記ボビン排出位置及び前記案内部材駆動位置へ移動される請求項1に記載のコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置。
  3. 前記ボビン排出部材は、正逆回転可能に設けられている請求項2に記載のコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置。
  4. 前記案内部材は、前記ボビン排出位置から前記案内部材駆動位置へ移動する前記ボビン排出部材と当接して前記ラップ受入・案内位置に駆動される請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置。
  5. 前記駆動手段は、ギア駆動で前記ボビン排出部材を駆動する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のコーマにおけるボビン排出及びラップ受入装置。
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