JP2014132893A - 食品処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、この処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けた食品処理装置の処理籠内で生じる偏りを、ポンプなどを増やすことなく、かつメンテナンス容易な形態で解決する。
【解決手段】上記処理籠は、その壁面の一部が網目状に形成され、この処理籠12の内外を水の出入りが自在であり、処理籠12の傾斜時に低位となる側縁部にシュート21を設けると共に、処理籠12の傾斜時に高位となる側縁部の水槽13の側壁底部に、処理籠12の網目へ水流を向ける回転水車40を設け、処理籠12の底部に、段差部36を設け、この段差部の段差面を、回転水車40により生じた水流を受ける方向に向けるように配する。
【選択図】図1

Description

この発明は、処理対象物の洗浄や加温処理等の処理、及び搬送を行う食品処理装置に関
する。
従来、食品を洗浄する装置としては、特許文献1に示すような、上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、上記処理籠を上記水槽内で支持すると共に、これを水槽外部まで持ち上げてこの処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けてなる装置が挙げられる。この装置は、水槽の底部に空気噴出装置を設け、これから空気を噴出してバブリングすることにより、処理籠内の食品が洗浄され、この食品に付着している除外物を分離させることができる。
ただし、特許文献1に示す装置では、上記の空気噴出装置を用いて分離された除外物は、その大半が樋部から外部に出されるものの、一部のごみは、再び食品と接触するため、除外物と食品の付着が生じてしまい、洗浄が不十分となってしまうおそれがある。
これに対して、特許文献2に示す装置は、処理籠の一方の側縁にシュートを設けると共に、他方の側縁部に側縁開口部を設け、水槽の所定位置に水送出装置を設け、処理籠の底部に、段差部を設け、この段差部の段差面を、水送出装置により生じる水流を受ける方向に向けるように配し、処理籠の傾斜回動時の回転中心となる支点ピンを設け、支点ピンより高い位置に支持板を突設し、駆動装置に一端を固定した回動アームを処理籠の両端面に沿って配置し、その先端近傍の支持部で支点ピンを回動自在に連結し、アーム先端部と支持板との間に上下方向の所要の間隔を設けることで、除外物を効率的に食品から分離できる。
特開平11−266800号公報 特開2009−11268号公報
しかしながら、特許文献2に示す水送出装置はスクリュー式であり、水槽の一辺の中央に単独で設けられているため、そこから発生する回転水流は上下左右方向で偏りが生じるため、洗浄する食品が多すぎると洗浄が一様に進行せず、洗浄効果に偏りが生じるおそれがあった。この問題は、スクリュー式の水送出装置を二基並べて搭載させ、互いに逆回転となるように駆動させれば、水槽全体の水流が左右対称に回るため偏りが無くなり解決する。しかし、水送出装置を二基設けると、設備が複雑化して使用後のメンテナンスに時間がかかり、食品処理作業に必要な時間が実質的に増加してしまう。また、設備コスト、ランニングコストが余分にかかるため、水送出装置が一基である食品処理装置に比べて大幅にコストアップしてしまった。
そこでこの発明は、駆動装置の搭載個数を増加させることなく、使用後のメンテナンスが容易な構造で、水流による処理の偏りを解消することを目的とする。
この発明は、上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、上記処理籠を上記水槽内で支持すると共に、これを水槽外部まで持ち上げてこの処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けてなる食品処理装置において、
上記処理籠は、その壁面の少なくとも一部が網目状に形成されるか又は壁面に多数の穴を有し、この処理籠の内外を水の出入りが自在であり、上記処理籠の傾斜時に低位となる側縁部にシュートを設けると共に、
上記処理籠の傾斜時に高位となる側縁部側の上記水槽の側壁近傍に、上記処理籠の網目又は穴へ水流を送り込む回転水車を、当該側壁に回転軸の方向が沿うように設け、
上記回転水車により生じた水流が上記処理籠の上記網目状の部位又は上記穴を通過して上記処理籠内へ水流が入り込むように配することで、上記の課題を解決したのである。
上記の回転水車は、水流をできるだけ偏らせないようその軸方向長さが長いほど好ましく、上記水槽の壁間の長さにほぼ等しいほどの長さであるとよい。ただし、どちらかの一端には、この回転水車を回転させるためのモーターを直接に設けるか、あるいは水上などに設けたモーターから延びる軸と噛み合わせるための歯車や継手などを設けるため、その端部は水槽が外へ拡大しており、設置スペースを確保しておくとよい。または、水槽外に設けたモーターに取り付けた永久磁石を備えた稼働円盤に連動して回転させられる永久磁石を備えた受動円盤を取り付けることで、水槽内の設置スペースを少なくしてもよい。
上記の回転水車は、両端付近のランナを設けていない軸部分を、床面に固定した受け具に載せて、さらにその上から抑え具を受け具と合わせることで、回転水車が軸方向にずれないように固定し、かつ、受け具及び抑え具との間で、水を潤滑剤として軸が滑ることで、回転自在とすればよい。
この発明にかかる第一の実施形態としては、回転水車の回転方向は、下側の回転する先が処理籠へ向いており、かつ、上記処理籠側の上方に、上記回転水車が回転する外周の軌道に沿った被せ部を設けておくとよい。被せ部があることで、水の取り込み側と吐き出し側とがはっきりして、生じる流れが明確なものになりやすい。ただし、回転水車の位置が高すぎると、処理籠の下部に設けることになる上記網目状の部位又は上記穴へ水流が向かないため、少なくとも水面よりも水槽の底面に近い位置に設けることが好ましい。また、回転水車と水槽の底面との間が開きすぎていると、生じる水流が下方へも向かって効率が悪くなるため、底面に近い方が望ましい。一方で、処理籠が水槽の底面から離れている場合、回転水車が水槽の底面に近すぎると、処理籠と水槽との隙間にも水流が流れ込みやすくなる。このため、水槽の底面を底上げしたり、水流のガイドを設けたりして、上記網目状の部位又は上記穴への流路を整えるとよい。
また、上記回転水車の外周近傍から、上記網目状の部位又は上記穴への流路に沿って延ばされた天板部を有すると、回転水車によって生じる処理籠への水流が拡散することなく、処理籠内へ勢いを維持したまま水流を導入することができる。上記回転水車の位置を調整するとともに、上記被せ部と上記天板部とが両方備わっていると、回転水車周辺の水流を十分に定常化させることができるのでより好ましい。また、これら被せ部と天板部は一繋がりの整流部を形成し、取り外し可能な機構を有していると、それ自体の清掃がしやすく、かつ、被せ部の下に入り込んでいる回転水車を取り外してのメンテナンスもできるため好ましい。
さらに、処理籠が存在する領域と、処理籠から溢れた水が落ちて回転水車へ供給される領域とを区切る仕切板が、上記天板部の処理籠側の端部から、水面近傍まで延びていると、水槽全体の大きな循環流を定常化できるのでより好ましい。この仕切板が、上記被せ部及び上記天板部と一体である整流部として取り外しできると、食品処理装置全体がメンテナンスしやすくなるのでさらに好ましい。
一方、この発明にかかる別の実施形態としては、回転水車の形状を、回転により水流を押し出す羽根が、回転軸の軸方向複数箇所に設けられた、軸方向に水が流通可能な隙間を有する環状部同士の間に、回転軸との間に隙間を有して配される複数枚の羽根板からなるものとする。このようにすると、送り出す水を両端部から軸方向に取り込むことができるため、水の取り込みのために上方を開放しておく必要がなくなる。
その上で、壁面底部付近に設けた回転水車の回転方向は、下側の回転する先が処理籠に向くようにする。そして、回転水車の上方を半周分程度に亘って、上記回転水車が回転する外周の軌道に沿った円弧状屋根部を設けておくとよい。これにより、両端部から取り込んだ水が上方に逃げることなく、回転水車により生じる水流がほとんど無駄になることなく処理籠へ向けることができる。
また、この実施形態にかかる羽根板は、軸方向断面が弧状の板からなる弧状羽根とし、弧状の凹んだ側が、回転の進行方向、すなわち水を送出する方向を向いて環状部間に取り付けられるようにすると、水の送出効率が高くなる。
このように両端部から軸方向に水を取り込む実施形態は、回転水車が低速回転の場合は特に問題を生じないが、高速回転の場合は、両端部から軸方向中央部分までの距離が長いと、両端部から吸い込む水だけでは回転水車が送り出すべき水の供給が追いつかなくなり、円弧状屋根部の下からも水を吸い込み乱流が生じてエネルギー効率が低下する場合がある。このため、処理対象物が比較的重いような場合は、回転水車の長さや構造を変更するとよい。一つには、回転水車の軸方向長さを短くすることで両端部から取り込んだ水が中央部分にまで到達するように調整した構造が挙げられる。また、回転水車の中央部分のみ弧状羽根の無い回転軸のみの軸単独部分を設けるとともに、当該軸単独部分の上方のみ円弧状屋根部にスリットや網などの有孔状である水を通過可能な有孔部を設けて、中央上方と両端部の両方から水を供給させる構造も挙げられる。この場合、軸単独部分の処理籠側側面から水が取り込まれることを防ぐために、円弧状屋根部を水槽の底面まで延ばした整流壁を設けて、回転水車が送り出す水の流れに逆行する流れが生じないようにするとよい。このような構造での処理を行う、重い処理対象物としては、例えば肉やマグロのブロックなどが挙げられる。
上記処理籠から水が溢れる開口部の下に、除外物を濾し取るための網部を設けてあり、上記網部を通った水が上記回転水車の水を取り込む側へ落下するように配すると、食品処理装置全体の循環流の進行とともに、装置全体で生じる除外物を網部でまとめて回収できるので好ましい。この網部を引っ掛けるのは、水槽の壁の縁と、上記仕切板の縁とにひっかけて、その間に網部が展開されるとよい。
上記回転水車を回転させる機構としては、上記回転水車の一方の端部が第一の傘歯車からなり、その第一の傘歯車の上方であって水面よりも上に配したモーターから下方へ延びる回転軸の先端に設けた第二の傘歯車が第一の傘歯車と噛み合うことで、上記回転水車が回転させられる機構とすると、水槽に穴を開けることなく実現できるので好ましい。
また別の形態として、モーターを水槽外に取り付けて、壁面に開けた孔を通して可動軸を水槽内へ突き出させ、回転水車の回転軸と接合させて、回転水車を回転させる機構も可能である。ただし、孔の周囲は水密性と滑り性とを両立させる必要がある。また、その反対側の壁面にも、モーターとは直結しないが軸受を介した可動軸を取り付けておき、この可動軸と回転軸との間に回転水車を取り付ける構造でもよい。この場合、上記の回転軸と可動軸との間を接合する機構が分解可能であると、回転水車部分だけを取り外して洗浄可能となるため、メンテナンス上好ましい。この接合部分の分解可能な構造としては例えば、回転軸と可動軸の先端同士を噛み合わせ可能な凹凸形状とし、その噛み合わせ部分の周囲に軸方向にスライドできる筒を被せる構造が挙げられる。筒には、可動軸又は回転軸の周面から突き出た固定具を挿入できる固定孔が空けてあり、固定具自体は内部に仕込んだバネなどの弾性部材により、筒をスライドさせるときに押し込んでも、固定させる際には再び突き出てくる。
さらに別の形態として、回転水車の壁面に向かう一方の端部に、壁面との間にわずかに隙間を設けて、壁面に向かう面に永久磁石を取り付けた受動円盤を取り付け、壁面には孔を空けないものとする。また、その水槽の外壁を挟んでその受動円盤と向き合うことになる水槽の外側にモーターを取り付け、かつ、外側から壁面との間に僅かに隙間を設けて、かつ、外壁を挟んで上記受動円盤と向き合う位置に、同様に壁面に向かう面に永久磁石を取り付けた稼働円盤を、このモーターによって回転するように取り付ける。すなわち、稼働円盤と受動円盤とは引き合うものの、壁面の向こうにある相手方とそれ以上接近することがないようにして、その場で回転自在となるように取り付けてある。モーターにより稼働円盤を回転させると、永久磁石同士の磁力によって受動円盤が回転され、受動円盤が回転することで回転水車自体が回転して水流を発生させることができる。特に、機械的な機構が単純になるため清掃しやすく、かつ、壁面に穴を空けることがないため、水密性も保ちやすくなる。
上記回転水車によって幅広く水流が送り込まれるので、上記籠内に生じる流れも偏りがなく、処理を行う食品を満遍なく加工、洗浄することができる。
この発明にかかる食品処理装置では、食品の洗浄以外にも、例えば薬液による味付けや、高温の水などによる殺菌処理が挙げられる。これらの処理でも、同様に偏りが解消された水流によって、処理される食品の仕上がりにむらが生じにくくなる。
この発明の実施形態にかかる食品処理装置の例を示す正面断面図 図1の平面図 図1の回転水車取り付け方向からの側面断面図 (a)回転水車付近の部分平面断面図、(b)(a)から回転水車を取り外した部分平面断面図 回転水車と受け具及び抑え具の斜視図 図1に示す食品処理装置の段差面の部分を示す一部拡大斜視図 整流部の斜視図 図1に示す食品処理装置の網部及び側縁開口部の関係を示す一部拡大斜視図 図1に示す食品処理装置の処理後の動きを示す正面断面図 第2の実施形態で用いる回転水車の斜視図 (a)図10の実施形態において回転水車を固定している際の軸先端同士の噛み合わせ部の断面図、(b)噛み合わせ部の分解図、(c)回転水車を外す際の噛み合わせ部の断面図 第3の実施形態にかかる食品処理装置の例を示す正面断面図 図12のA−A断面図 第3の実施形態で用いる回転水車の斜視図 第3の実施形態で用いる円弧状屋根部を有する整流部の斜視図 第3の実施形態で用いる網部付近の一部拡大斜視図 第4の実施形態にかかる食品処理装置の例を示す正面断面図 図17のB−B断面図 第4の実施形態で用いる回転水車の斜視図 第4の実施形態で用いる円弧状屋根部を有する整流部の斜視図 第4の実施形態における円弧状屋根部付近の水流を示す部分平面図 第5の実施形態で用いる円弧状屋根部を有する整流部の斜視図 第5の実施形態における円弧状屋根部付近の水流を示す部分平面図 第5の実施形態で用いる回転水車の斜視図
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この発明の第一の実施形態にかかる食品処理装置11は、図1の正面断面図及び図2の平面図、図3の側面断面図に示すように、上面が開放された水槽13内に、上面が開放された処理籠12を収納し、処理籠12を水槽13内で支持すると共に、この処理籠12を水槽13の外部まで持ち上げてこの処理籠12の開放面が一方向に傾斜するように回動、すなわち、傾斜回動させる駆動装置14を設けたものである。
処理籠12は、各種の食品や食品加工品等からなる処理対象物16(後述)を入れて洗浄、加温処理又は殺菌処理するための籠である。そして、この処理籠12は、その壁面が網目状によって形成されるか、又は多数の穴を有し(図2参照)、これにより、この処理籠の内外を水の出入りが自在となっている。
上記の処理籠12には、その傾斜時に低位となる側縁にシュート21が設けられる。このシュート21は、図1に示すように、その先端が絞られており、隣接する次の食品処理装置11等の次工程に、処理籠12内の処理対象物16を移すのが容易となる。シュート21の処理籠12側の幅は、処理籠12を傾斜させて処理籠12内の処理対象物16を移すときに、処理対象物16が外部にこぼれない幅を有すればよく、図2に示すように、側縁の長さをシュート21の幅とするのが好ましい。また、シュート21の処理籠12とのつけ根の部分(処理籠12側の側縁)から先端までの長さは、隣接する食品処理装置11等の次工程に送ることのできる長さを有すればよい。
処理籠12の傾斜時に高位となる側の水槽13の側壁の下方部又は底壁に、水槽13の底壁又は相対する側壁に向かう水流を生じさせる回転水車40が設けられる。この回転水車40の部分を上から見た拡大平面図を図4(a)に、同じ部分で回転水車40を外した拡大平面図を図4(b)に、取り外し可能な回転水車40自体の斜視図を図5に示す。
回転水車40は水を送り出すランナ41を回転方向に複数枚備えており、それらのランナ41は上記処理籠12の幅とほぼ同等な長さにまで軸方向に連なっている。それぞれのランナ41は、軸方向に所定の長さで分断され、軸方向に隣接するランナ41とは、角度をずらして配してある。これにより、生じる水流がランナ41の回転周期に応じて生じる水流のムラを分散して、水流を安定させることができる。
回転水車40を貫く回転軸42の一方の先端43の近傍には、後述する受け具44及び抑え具45と接触し、軸方向に挟むことができる幅を確保して設けられた鍔部46、46で挟まれた滑り面47を有する。また、他方の先端には傘歯車49が設けてあり、その近傍には同じく後述する受け具44及び抑え具45と接触する滑り面48を有する。
水槽13の床面には、半円柱状の内周面51を上向きに有し、その両側に上方へ突き出たボルト52を有する受け具44、44が、図4(b)に示すように、水槽13の隣接する角付近の2箇所に固定されている。回転水車40を水槽13に取り付ける際には、それぞれの受け具44,44の内周面51、51に、滑り面47,48を載せ、その上から抑え具45、45のボルト穴をボルト52,52に挿入し、上からナット53,53でネジ留めする。受け具44及び抑え具45の内周面と、回転軸42の外周面である滑り面47,48とは、間に水が潤滑剤として入ることで摺動し、回転水車40は回転自在に保持される。
なお、水槽13は、回転水車40の傘歯車49を有する側の端部が、図4(a)、(b)に示すように、外側へ張り出した張出部19を有する。この張出部19に傘歯車49を格納することで、水槽13の両端近くまでランナ41による水流を生じさせることができる。
この張出部19の水面より上に、モーター55を取り付けてあり、回転軸56を下方へ向けている。この回転軸56の先端には、上記の回転水車40の傘歯車49と噛み合う位置に傘歯車57が設けてある。また、回転軸56の半ばには、その軸周面と摺動して、回転自在に保持可能な保持具58が設けてあり、水槽13の壁面にネジ59でネジ留めされる。
モーター55による回転力が回転軸56を介して傘歯車57を回転させ、それと噛み合った傘歯車49へ回転力が伝達されて、回転軸42を回転させることで、回転水車40が水流を生じさせる。回転方向は、回転水車40の下側が回転する接線方向に処理籠12が配されていると、水流が水槽13の床面に沿って進みやすく、乱流が生じにくいので好ましい。これに併せて、水槽13の底部を進む水流を取り込みやすいように、処理籠12は水槽13の底部に近い部分であって、回転水車40に向いた部分に、水流を取り込み可能な網目状の部位、あるいは複数の孔が開けられた部位を有すると好ましい。
この実施形態では、上記処理籠12の底部に、段差部36が設けられる。この段差部36を形成する段差面37は、上記回転水車40によって生じた水流を受ける方向に向けるように配される。この部分の拡大図を図6に示す。この段差面37は、網目状によって形成されるか、又はパンチングメタルなどのように多数の穴を有するので、この段差面37を水が行き来することが自在となっている。回転水車40が回転すると、その水流は、上記段差面37を通って処理籠12の内部に伝わる。
一方、上記処理籠12の段差面37より上の回転水車40に向いた側の上方の面には、孔を設けないようにすることが好ましい。この面に孔を設けないようにすると、段差面37の網目又は穴から入ってきた水流が、後述するシュート21の曲線に沿って上へ向かってから図1中の矢印のように戻ってくるが、その戻った水流が下向きになった後に減衰しにくくなるので、新たに段差面37から入ってきた水流に合流して、処理籠12内での循環水流が安定しやすくなる。また、後述する被せ部61及び天板部62によって形成される循環流を定常的にしやすくなる。
なお、上記処理籠12に網目状の部分、又は多数の穴を有する部分であって、上記当初水流を受け入れ可能な構造であれば、上記のような段差部36や段差面37のような構造に限定されるものではない。例えば、上記処理籠12の回転水車40側の面が、水面付近から底辺まで段差を有さない直線状であり、底面近傍にだけ網目状部や多孔部が設けられていてもよい。
一方、処理籠12の洗浄時において底となる籠底部38、すなわち段差面37等から入ってきた水流が通過する部分には、網目状又は複数の穴を空けることにより底部孔39が設けてあると好ましい。底に穴を設けてあることで、洗浄する処理対象物16に付属する除外物17の中で、水よりも重い砂などを処理籠12外に落としやすくすることができる。一方、水よりも軽い除外物については、後述する網部32で処理する。
また、回転水車40の処理籠12側の上方に、回転水車40の外周、すなわちランナ41の外縁が通過する軌道に沿って、ランナ41とぶつからない位置に、被せ部61が取り付けてある。回転水車40の処理籠12側の上方が開放されていると、処理籠12のターゲットとして最適な底部近傍から離れた方向へも水流が送られてしまい、効率が悪くなる。そこで、回転水車40の外周に沿って被せ部61を設けることで、回転する水に同伴して生じる水流が、回転水車40の壁面側上方から取り込まれて処理籠12へと向かって抜けるという主たる流れにほぼ集約されることになる。
また、回転水車40の外周近傍から、段差面37への流路に沿って延ばされた天板部62を有する。この天板部62で上方を塞ぐことによって、生じた水流が無駄に拡散しなくなり、処理籠12へ効率よく水流を供給できるようになる。この天板部62と上記の被せ部61は一体の整流部60とすることで、それらの間に隙間が生じて水流が抜けることを防止できる。
さらに、天板部62の処理籠12側の端部から、水面近傍まで延びる仕切板63を設けると、仕切板63よりも壁面側は回転水車40に取り込まれる下降水流が生じる領域として独立させることができ、水槽13の全体の流れが明確なものとなる。
これらの仕切板63、天板部62、被せ部61とが一体の整流部60として、水槽13内に取り付け、取り外しできるようにすると、メンテナンス上好ましい。この整流部60の取り付け形態を図7に示す。この実施形態では、天板部62の両側端部の下方へ延びる固定脚64,64を有している。一方、水槽13の底面には、この固定脚64を固定する固定枠65、65を設けており、この固定枠65に固定脚64を上から嵌めることで、整流部60を固定することができる。なお、整流部60をまとめて取り外しできるように、仕切板63の回転水車40側の面に、取っ手66を取り付けておくとよい。
また、回転水車40を設ける水槽13の端壁28側底部隅は、床面と壁面とが単純に直交しているのではなく、回転水車40のランナ41の軌道に沿って、アールが設けられた周面部20を有すると、水流が隅で乱流を生じることなく、スムーズに回転水車40の動きに沿った水流となって、上方からの水を処理籠12へと送り込むことができる。
上記処理籠12の傾斜時に高位となる側縁部に、側縁開口部22が設けられる。この側縁開口部22は、図1に示すように、処理対象物16から分離されたごみや食品くず、油脂分(以下、「除外物」と称する。)17を、後述する水槽13の網部32に送り出すための開口部である。この側縁開口部22の下側辺は、この処理装置を使用する際における、水槽13の水面にほぼ等しい位置とする。具体的には、回転水車40の回転によって水槽13全体に生じる水流によって、仕切板63よりも処理籠12側がわずかに水位上昇すると、反対に水位低下する仕切板63よりも壁面側へと水が落下していく程度であると好ましい。なお、必ずしも図のような矩形状でなくてもよく、ギザギザ状(三角波状)の形状に形成されてもよいし、複数の穴を分散させて形成させてもよい。ただしそれらの場合、水面との関係を適切に調整する必要がある。いずれにせよ、処理後の処理対象物16が、後述する水流に乗ってこの側縁開口部22にきた際、この処理対象物16が水流とともに後述する網部32に留出するのを適度に許容することができ、一方、除外物17を網部32に送り出すことができる。これと同時に、回転水車40が取り込むことになる水が供給されることになる。
そして、図1や図8の部分拡大図に示すように、上記処理籠12の側縁開口部22が設けられた端部側の上記水槽13の側縁に、上記網部32が設けられる。この網部32は、回転水車40の上方の水槽13壁面に設けられた引掛部33と、上記水槽13を区切る仕切板63の上縁との間を渡すように引っ掛けてあり、清掃時には取り外すことができる。網部32の高さは、水槽13の平常時の水面よりわずかに下に位置し、水面付近に浮かんでいる異物を回収できるようになっている。
なお、この発明にかかる食品処理装置11を洗浄以外の殺菌や加熱処理を主目的として用いる場合、網部32を外した実施形態でもよい。
このような構成からなる食品処理装置11において、上記のモーター55を駆動させると、傘歯車49,57を介して回転水車40が回転してランナ41に押された水により水流が発生し、この水流の一部が処理籠12へ向かい、上記処理籠12の段差面37を通ってこの処理籠12の内部に上記水流が入り、上記シュート21が設けられた側の上記水槽13の水面付近、次いで、処理籠12の側縁開口部22に向かう水流が生じる。そして、上記側縁開口部22を越えずに下方へ向かう水流と、側縁開口部22から仕切板63を乗り越える水流とに分かれる。下方へ向かう水流は上記処理籠12内の循環水流を形成することになり、他方、仕切板63を乗り越えた水流は網部32を通過して下へと向かい、再び回転水車40により送り出されて前記の循環水流と合流する。
上記処理籠12には、傾斜回動時の回転中心となる支点ピン24が、処理籠12両端面において重量バランスのとれる位置に設けられる。したがって、2本の支点ピン24を支持することにより、処理籠12は、その開放面を上方に向けた状態を維持することができる。また、処理籠12の両端面の支点ピン24より高い位置に支持板25が突設される。この支持板25は、後述するように、処理籠12を傾斜させるのに使用される。この支持板25は、処理籠12の両端面の支点ピン24のある付近にのみ設ければ十分であるが、処理籠12の側縁や側縁に鍔状に設けてもよい。
ところで、上記処理籠12は、上記の段差面37からシュート21を設けた側縁部にか
けて、後述する水槽13の曲面部18に沿った円弧状の部分を有する。これにより、処理籠12内の処理対象物16が、上記水流に乗って対流するのが容易となる。
上記水槽13は上記処理籠12を格納できる部分に水を溜めることができ、架台35に取り付けられる。基本的には上記水槽13は直方体状に準じる形状で、上記のモーター55及び回転軸56を設置する部分のみが張り出した張出部19を有している。ただし、上記処理籠12のシュート21を設けた側縁部にかけての円弧状の部分に沿って、図1に示すように直方体状の一部を削り落としたような曲面部18を有していると、処理籠12とは関係のないところで水流が渦巻いてエネルギーの無駄となることを防止できる。
水槽13内に温水又はスチームを供給して水槽13内の水の温度を上昇させると、水槽13内の処理籠12に供給される処理対象物の加温処理をすることができる。この加温処理とは、処理対象物に水を介して熱を加える処理をいい、例えば、処理対象物を炊いたり、煮たり、茹でたりする処理があげられる。
上記水槽13内の温度を上昇させるために、温水を供給する手段としては、水槽13に設けられた給水口(図示せず)から直接、温水又はスチームを供給する方法があげられる。
また、水槽13内に殺菌剤を添加して溶解又は分散させることにより、水槽13内の処理籠12に供給される処理対象物の殺菌処理をすることができる。この殺菌剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、貝殻焼成カルシウム等があげられる。
上記シュート21の外側の固定部分に、上記駆動装置14が設けられる。この駆動装置14は、処理籠12を回動させるための装置であれば任意の装置を用いることができ、例えば、図1に示すように、駆動軸14a、軸受14b、ピニオン14c、ラック14d、シリンダ14e等があげられる。
この駆動装置14、特に駆動軸14aが設けられるシュート21の外側の固定部分とは、処理籠12の開放面の外側であり、かつ、シュート21が設けられる処理籠12の側縁の外側であって、水槽13やこの水槽13を支持する架台35等の固定された部分をいう。具体的には、図1や図2に示すように、シュート21が設けられる側の水槽13の側縁より外側に、処理籠12の側縁と平行な駆動軸14aが配置され、その両端部が架台35上で軸受14bを介して支持される。また、図示しないが、シュート21が設けられる側の水槽13の側縁より外側に、処理籠12の側縁と平行な駆動軸14aが配置され、その両端部が、水槽13の開放面の両端縁に設けられる鍔部上で軸受14bを介して支持されてもよい。
駆動主体としては、例えば、一方の軸受14b付近の下に設けたエアシリンダなどのシリンダ14eを用いることができる。洗浄時は、ラック14dに繋がるピストンがシリンダ14e内に格納されており、洗浄後にはピストンの上昇とともにラック14dが上昇していき、ラック14dと噛み合ったピニオン14cが回動する。この回動時の形態を図9に示す。ラック14dが最も上昇した位置で、後述するように処理籠12が最大に回動する(図9の(III)の位置)こととなる。なお、駆動主体はこれに限られるものではなく、処理籠12を必要な位置まで回動させて固定できるものであればよい。
この駆動装置14の駆動軸14aには、この駆動軸14aに一端を固定した回動アーム15が取り付けられる。この回動アーム15は、2本を有し、駆動軸14aを起点とし、途中の角部で折れ曲がり、処理籠12のシュート21の両側縁から処理籠12の両端面に沿って、それぞれ支持板25の下方に配置される。
この回動アーム15の先端部近傍に凹状の支持部15aが設けられ、その支持部15aに支点ピン24が回動自在に支持される。回動アーム15は、支持部15aを越えて延びるアーム先端部15bを有する。
上記回動アーム15の形状は、途中で折れ曲がっているので、図1に示すように、回動アーム15の回転中心、すなわち、駆動軸14aの位置を処理籠12の支点ピン24より上方に設定することができる。これにより、処理籠12を回動させたとき、図9の(II)に示すように、シュート21を上方に移動させることができ、水槽13や架台35に衝突するのを防止できる。なお、上記回動アーム15の形状は、処理籠12の上下運動及び回動運動が可能となれば、途中で折れ曲がった形状に限られず、直線状等、任意の形状のものを採用することができる。
上記のアーム先端部15bと上記の支持板25との間には、上下方向の所要の間隔が設けられる。このため、図9に示すように、回動アーム15を回動させ、回動アーム15のアーム先端部15bと支持板25とが接触するまで(図9の位置(II)の位置まで)は、処理籠12は、支点ピン24を支点としてそのバランスを保つことができ、処理籠12は平行に上下動する。また、回動アーム15のアーム先端部15bと支持板25とが接触した後(図9の位置(II)から位置(III)までの間)は、処理籠12は、回動アーム15と、支点ピン24及び支持板25の2か所で接触する。このため、処理籠12は回動アーム15に対して一定の角度で支持されることとなる。したがって、回動アーム15の上方への回動に伴い、処理籠12は駆動軸14aを中心に傾斜回動する。
上記の回動アーム15のアーム先端部15bのうち、支持板25と接触する部分は、特別な形状を有することはないが、図1及び図9に示すように、回動アーム15のアーム先端部15bと支持板25とが接触するとき、面接触をするように回動アーム15のアーム先端部15bの接触部に傾斜部15cを設けると、処理籠12をより安定して傾斜させることができる。
図1や図9に示すように、支持部15aは外部に連通した凹入された長穴となっているが、これは、回動アーム15が支点ピン24を挿入し易くするためのものである。したがって、回動アーム15が支点ピン24に対して回転自在であれば、支点ピン24のみを収納できる穴のみを設けてもよい。また、図示しないが、凹入された長穴を設ける場合、その凹入部に長穴の途中の径より大きい径を有する円形状の丸みを設けることができる。そうすれば、処理籠12を傾斜させた際に支点ピン24が回動アーム15から外れることを防止できる。
次に、この第一の実施形態にかかる食品処理装置11の機作について説明する。まず、洗浄又は加温等の処理の対象となる処理対象物16を水槽13に収納した処理籠12内に入れる。次いで、回動アーム15を所定の範囲内で上向きの運動と下向きの運動を繰り返し、処理籠12の上下運動を行う。回動アーム15を上向きに回動させると、回動アーム15と回転自在に連結された支点ピン24を有する処理籠12が同様に回動運動を生じる。このとき、回動アーム15の先端部が支持板25と接触するまで、処理籠12はその開放面が一方向に傾斜するような回動運動をせず、バランスを保ったまま平行移動する。すなわち図9に示すように、回動アーム15と支持板25が実線で示すように互いに離れた状態(位置(I))から、一点鎖線で示す支持板25と回動アーム15とが接触する位置(位置(II))にくるまでは、処理籠12は、平行移動する。
このため、処理籠12が水槽13内に収納された位置から、回動アーム15の先端部が支持板25と接触する位置までの範囲において、回動アーム15を上向き及び下向きの回動を繰り返すと、処理籠12はバランスを保ちながら、その開放面を上方に向けた状態で上下運動を行う。この上下運動によって処理籠12内の処理対象物16を上下に揺らすことができ、処理対象物16に付随していた除外物17を処理対象物16から分離することができる。
用いる回転水車40のランナ41の角度や枚数、さらに、モーター55による回転速度を調整して、発生する水流に上記処理対象物16をのせながら撹拌することにより、処理対象物16に付随していた除外物17を処理対象物16から分離することができる。
また、加温処理する場合は、水槽13内の水をかきまわすことができ、水の対流を助長し、温度むらをなくし、処理対象物を均一に加温処理することができる。
さらに、殺菌処理する場合は、水槽13内の水をかきまわすことができ、水の対流を助長し、処理対象物16と殺菌剤の接触機会をより増加させることができ、処理対象物をより効率的に殺菌処理することができる。
モーター55を駆動させると、回転軸56が回転し、傘歯車57と傘歯車49とが噛み合って回転軸42が回転させられることで、回転水車40が回転して、水流が発生する。この水流が、処理籠12の段差面37の網状部分又は孔を通って、処理籠12の内側に入り、シュート21が設けられた側の水槽13の水面付近に水流が到達する。次いでこの水流は、水槽13の水面付近を通って、処理籠12の側縁開口部22へ向かう。
上記の側縁開口部22の下部の壁面によって、処理対象物16は進路を妨害されるので、処理籠12に沿って、水槽13の底部に向かう水流にのる。そして、処理籠12の段差面37付近で再び回転水車40から送り出された水流に合流し、上記の処理対象物16は、この一方向に循環する水流に乗る。
一方、除外物17は、水流の一部とともに側縁開口部22を通過し、仕切板63を乗り越える水と共に水槽13端部に渡した網部32に送られる。網部32には除外物17が引っ掛かり、水は下方へ向かって回転水車40へと至り水流が循環する。網部32上に除外物17が溜まったら、処理対象物16の洗浄が一旦完了したタイミングや、その他必要なタイミングで網部32を引掛部33から取り外して洗浄する。
そして、処理対象物16の洗浄が終了したら、回動アーム15を上向きに回動させる。図9に示すように、位置(II)までは、処理籠12は平行移動するが、アーム先端部15bの傾斜部15cが支持板25と接触した後は、回動アーム15と支持板25の接触状態が維持されるので、位置(III)で示すように、処理籠12は、位置(II)以降、駆動軸14aを中心に傾斜回動する。このため、処理籠12の開放面が一方向に傾斜する。この動きにあわせて、シュート21も同様に傾いていくので、処理籠内の処理対象物を外部に搬出することができる。
その後、処理籠12を元の位置に戻して、次の処理対象物の洗浄や加温処理等の処理を行う。このとき、水槽13の水が多い場合は、水槽13の底から、排水口(図示せず)を経由して、水を排出すればよい。また、水槽中の水の量が少ないときは、水槽13に設けられた給水口(図示せず)から水を供給すればよい。
この食品処理装置11は、単独で使用されることもあるが、図9に示すように複数の食品処理装置11を並べて使用する場合が多い。このとき、架台35を立方体や直方体等の所定の形状(曲面部18のような変形を含む)とし、その架台35の内部に、水槽13、軸受14b、シリンダ14e等のほとんどの部品を収納し、架台35から外部に設けられる装置を極力小さくすることにより、食品処理装置11の架台の周囲に食品処理装置11を設置することができる。
この処理籠12の動きは、最初は平行移動し、その後傾斜回動する。このため、傾斜回動を開始するとき、処理籠12は水槽13から所定距離だけ上がっており、初めから回動させる場合に比べてより大きい処理籠を使用することができる。
なお、図示しないが、水上に配したモーター55により回転水車40を回転させる機構としては、傘歯車49,57による回転伝達に限らず、ユニバーサルジョイントによって回転伝達する実施形態でもよい。ただし、両軸が一体になるため、取り外しと取り付けにやや手間取ることになる。一方で、噛み合わせが外れる心配がなくなるため、傘歯車を用いるよりも回転伝達の確実性は向上する。
また、上記とは回転水車の機構が異なる第2の実施形態を図10,11に示す。第1の実施例と同様のランナ71を有する回転水車70の回転軸72の先端73は、全周のうちの一部が突き出た形状となっている。一方、水槽13の壁面に、軸受を介して取り付けられた可動軸81の先端82は、この先端73の凸状部と噛み合わせることができる形状となっている。この回転軸72の先端73と可動軸81の先端82とを噛み合わせ、軸の外周を包むことができる固定筒90でこの噛み合わせ部を押さえて固定する。固定筒90には、この噛み合わせ部に固定するための固定孔91が空けられている。
この固定孔91に嵌る固定具92が、回転軸72又は可動軸81の周面から突き出ている。図では可動軸81の周面から突き出ている例を示す。回転水車70を固定している場合におけるこの固定具92付近の断面図を図11(a)に、分解図を図11(b)に示す。固定具92は、固定孔91に挿入される凸部93と、それが押し込まれたときに弾性的に凸部93を押し出すためのバネ部94と、バネ部94を支える受け部95からなる。一方、可動軸81の内部には、凸部93の先端だけを突き出すことができるように、径が途中で変化した挿入孔84が貫通してある。
回転水車70の分解時の断面図を図11(c)に示す。固定具92の凸部93は突出孔83から内部の挿入孔84内に押し込まれており、固定されなくなった固定筒90はスライドされて先端73,82同士の噛み合わせ部分を露出されている。これにより、回転軸72の先端73と、可動軸81の先端82との噛み合わせ部分は引き離すことができ、回転水車70をランナ71と回転軸72ごと取り外すことができる。なお、取り付け時はこの図と逆の動作になる。すなわち、先端73と先端82とを噛み合わせた後、固定筒90をスライドさせて、固定具92の凸部93がバネ部94の弾性作用によって戻る力により、固定筒90の固定孔91へ凸部93を挿入させて固定する。
先端73と先端82との噛み合わせ部分を固定筒90で固定することで、可動軸81の回転が回転水車70に伝達される。可動軸81、81は軸受(図示せず)を介して水槽13の向かい合う周壁27に回動可能に固定されている。周壁27のうちの一方の可動軸81は、水槽13外に設けられたモーター(図示せず)に繋がっており、モーターの回転を受けて可動軸81が回転し、回転水車70が回転し、水流が発生する。
さらに、第三の実施形態について、図12〜16を用いて説明する。上記の実施形態とは回転水車の機構及びその周辺の構造が異なる。この実施形態では、回転水車135が少なくとも両端部に、径方向に広がった環状部140を有している。この環状部140は、回転軸142との間が複数本の腕部143で繋がっており、すなわち、腕部143が設けられていない部分は回転軸142と環状部140との間に隙間が生じるように形成されている。
環状部140の軸方向面には、もう一つの環状部140まで渡される、軸方向断面が弧状の弧状羽根141が、周方向に複数本設けられている。この弧状羽根141も、回転軸142とは直接に接しておらず、回転軸142との間に隙間を生じるように形成されている。また、弧状羽根141の断面弧状となる凹んだ面は、回転水車135の回転方向を向いており、水を効率的に受けて送り出すことができるように配されている。すなわち、弧状羽根141が下側に回ったとき、凹んだ側の面が処理籠12を向く様に配する。
環状部140は両端に設ける他、図14のように軸方向の途中に設けていてもよい。軸方向の途中に環状部140を設けることで、弧状羽根141の安定度が増す。ただし、環状部140が多すぎても水流の勢いが低下するため、一つか二つであればよい。
この実施形態における回転水車135を水槽の壁面底部近傍に固定する際の構造は、図14に示すように、第一の実施形態と同様の構造が採用できる。すなわち、回転軸142上に設けられた鍔部146、146の間の滑り面147を、水槽底面に固定した受け具144上に乗せて、上から抑え具145を被せて、受け具144から上に伸びたボルト152にナット153を留める。
さらに、回転水車135の回転軸142の一方の端部には、周壁27の壁面に向かって永久磁石が配された受動円盤149を設けてある。受動円盤149は周壁27に近づけてあるが、非接触である。なお、この実施形態では周壁27自体に鉄などの磁性材料を用いることはできず、ステンレスなどの非磁性材料を用いる。その周壁27を挟んで水槽13の外には、受動円盤149と対になる、同じく周壁27の壁面に向かって永久磁石が配された稼働円盤157が、モーター155によって回転されるように取り付けてある。同じく、稼働円盤157も周壁には接触せず、周壁27を透過して受動円盤149との間で磁力線が通じている。これにより、モーター155を回転させると稼働円盤157の回転に従って受動円盤149も回転させられ、回転水車135が回転し、水流を発生させる。
この回転水車135の上側は半周分に亘って、回転水車135が回転する外周の軌道に沿った断面円弧状である円弧状屋根部161が被せられている。円弧状屋根部161は、回転水車135が取り付けられた端部の端壁28から延ばされており、端壁28との間には、押し出す水を十分に供給できるほどの隙間は空いていない。一方で、回転水車135の両軸方向の端部付近では、周壁27と円弧状屋根部161との間に隙間がある。この円弧状屋根部161によって真上を塞がれるため、回転水車135が送り出す水は、軸方向端部付近の隙間から、環状部140の腕部143間の隙間を通って弧状羽根141に到達する。軸方向両端からこの水が流れ込むことで、生じる水流も左右対称に近くなり、処理対象物16に対して偏りの少ない水流が当たるため、むらの少ない処理が可能となる。
図の実施形態では、円弧状屋根部161の端壁28側の端部は、端壁28に密着させる立掛板162と繋がって一体の整流部160を形成している。立掛板162の一部は下向きの縁を有する板引掛部163を形成しており、ここを端壁28から延びた壁面フック164に引っ掛けることで、整流部160を端壁28に対して固定することができ、また容易に取り外しできる。このため、整流部160自体も、その下に格納されることになる回転水車135も、取り外しての洗浄が可能であり、高いメンテナンス性を発揮する。
また、図12に示すように、水槽13の底面には、回転水車135の真下から処理籠12の段差面37の近傍へ向かって傾斜を付けて上がる整流台167を形成してある。回転水車135の下側が水槽の底面に密着していると、処理籠12と水槽の底面との間の隙間にも水流が流れ込みやすいが、生じる水流を上向けて当該隙間より上の段差面37へ向けるようにすることで、生じる水の勢いが無駄な方向に向かうことを防ぎ、処理効率を上げることが出来る。
この第三の実施形態にかかる食品処理装置で洗浄を行う場合には、端壁28に設けた引掛部133に、網部132を引っ掛けて、第一の実施形態と同様に側縁開口部22から流れ落ちてきた水に同伴する除外物17をこの網部132に残留させることで除外する。ただしこの実施形態では、上記の仕切板63に相当する部品がないため、網部132の反対側は特に何にも引っ掛けることができない。このため、網部132は枠を有し、引掛部133に引っ掛けるだけで形態を維持できるものとする。
さらに、第四の実施形態について、図17〜21を用いて説明する。この実施形態は第3の実施形態に比べて、回転水車171の高速回転時にも水の供給路を一定に保つことができるように、回転水車171と整流部170の構成を変更したものである。
図18及び19において表すように、回転水車171は、回転軸142に沿って四枚の環状部140を有し、両内側の環状部140同士の間だけは、弧状羽根141を設けずに、回転軸142のみの軸単独部分172となっている。すなわち、回転水車171が回転しても、この部分は水流を生じさせず、両端側の弧状羽根141を有する部分のみが水流を生じさせる。
この回転水車171に被せる円弧状屋根部161を有する整流部170は、図20に示すような形態である。この軸単独部分172の上方について、網やスリットなどにより水を通過可能な穴を設けた有孔部173を形成させている。また、軸単独部分172の処理籠12側側面は、円弧状屋根部161の端部からさらに水槽13の底面まで届く整流壁174を設けてある。この整流壁174があることで、横方向から水が流れ込んで回転水車171が送り出すべき水流とぶつかって乱流が生じるという事態を防ぐ。すなわち、この有孔部173と整流壁174により、回転水車171の周辺の水流は図21に示すような流れが恒常的に生じることになる。回転水車171に流れ込む水流は両端部と有孔部173の両方から軸方向へ入り込む。有孔部173からも入り込むため、流入点から最も遠い部分にも軸方向に入り込んだ水が到達しやすくなり、回転水車171が高速回転して勢いよく水を送り出しても、側面から水流を送り出しながら平行して吸い込むという事態を防ぐことができる。すなわち、この第四の実施形態にかかる回転水車171と整流部170の構造は、高速回転による強い水流を発生させて処理すべき用途に向いた実施形態である。
また、この実施形態では、整流台167を設ける代わりに、回転水車171を設ける位置を引き上げるとともに、回転水車171の下部から段差面37の近傍までに亘って水槽13の底面を回転水車171の鉛直方向外周に近い高さにまで底上げした上げ底部168を設けてある。この構造は図17において現れている。上げ底部168の高さが、籠底部38の高さと一致していると、回転水車171によって生じる水流が下向きにならずにほぼ横向きとなり、かつその流れが処理籠12の下に回り込むことによるロスがほとんど起こらずに、処理籠12の内部へ勢いを保持したまま送り込むことができる。
さらに、第五の実施形態について、図22〜図24を用いて説明する。第4の実施形態と同様に高速回転による水流に対応した実施形態であるが、回転水車181と整流部180の形態が異なる。回転水車181は軸方向の中央部分のみに弧状羽根141が設けてあり、それよりも両端側には弧状羽根141がなく回転軸142だけの軸単独部分182となっている。すなわち、処理籠12へ水流を送り込む部分の幅を第3の実施形態に比べて縮めたものである。第3の実施形態と同様に端壁28に引っ掛けて固定する整流部180の円弧状屋根部161には、軸単独部分182、182の上方のどちらにも網やスリットなどにより水を通過可能な穴を設けた有孔部183を設けてある。また、軸単独部分182の処理籠12側は、円弧状屋根部161から水槽13の底面まで延びる整流壁184で覆われており、弧状羽根141が設けられた部分に対応する中央部分のみが水を吹き出す出水口185となっている。
これにより、回転水車181が吸い込む水流は、図23で示すように、円弧状屋根部161の両端だけでなく、有孔部183からも供給されるため、回転水車181の中央部分には両端側から十分な量の水が供給される。この水が出水口185から集中して送出されるため、第4の実施形態よりもさらに高速の水流を恒常的に発生させることができる。また、出水口185の両横は整流壁184で覆われているため、回転水車181へ横方向から吸い込む水流は生じないため、処理籠12へ向かう水流と対向する水流は少なく、減衰もしにくい。
これら第3、第4、第5の実施形態における、回転水車135,171,181と、整流部160,170,180は互いに換装が可能である。すなわち、同じ水槽13及び処理籠12を用い、処理対象物16の種類や量に対応して求められる水流の強さに応じて、これらを取り替えて実施することができる。
さらに、上記のいずれの実施形態においてもこの発明にかかる食品処理装置11の用途が洗浄以外、すなわち加熱処理や殺菌処理などの、除外物がほとんど生じない用途専用である場合には、網部32、132が不要となる。また、側縁開口部22が三角波状ではなくフラットでもよい。
いずれの実施形態にかかる食品処理装置11においても、洗浄時、加温処理時、又は殺菌処理時に、処理対象物添加物等を添加すれば、味付けや処理対象物加工も洗浄、加温処理、又は殺菌処理と同時に行うことができる。さらにまた、洗浄時に、加温したり、殺菌剤を添加したりすることにより、洗浄処理と、加温処理や殺菌処理を同時に行うことができる。
また、水槽内の水温を沸点近くの水で加温処理をする場合等の必要に応じて、水槽13の開放面の上部又は上方にカバーを取り付けることもできる。
この発明にかかる食品処理装置で処理できる処理対象物16は特に限定されず、肉類、魚、貝、甲殻類等の水産物、野菜類、穀物類、果物類、豆類等の農産物、肉類や農産物、水産物等のカット、調理等された中間加工品や食品加工品等の任意の処理対象物があげられる。
上記除外物17としては、油脂分、髪の毛、加温処理で生じた灰汁、規格より小さい処理対象物やその片等の食品くず、小石、紙くず、虫、わら等があげられる。
11 食品処理装置
12 処理籠
13 水槽
14 駆動装置
14a 駆動軸
14b 軸受
14c ピニオン
14d ラック
14e シリンダ
15 回動アーム
15a 支持部
15b アーム先端部
15c 傾斜部
16 処理対象物
17 除外物
18 曲面部
19 張出部
20 周面部
21 シュート
22 側縁開口部
24 支点ピン
25 支持板
27 周壁
28 端壁
32 網部
33 引掛部
35 架台
36 段差部
37 段差面
38 籠底部
39 底部孔
40 回転水車
41 ランナ
42 回転軸
43 (一方の)先端
44 受け具
45 抑え具
46 鍔部
47 滑り面(外周)
48 (反対側の)滑り面
49 傘歯車
51 内周面
52 ボルト
53 ナット
55 モーター
56 回転軸
57 傘歯車
58 保持具
59 ネジ
60 整流部
61 被せ部
62 天板部
63 仕切板
64 固定脚
65 固定枠
66 取っ手
70 回転水車
71 ランナ
72 回転軸
73 先端
81 可動軸
82 先端
83 突出孔
84 挿入孔
90 固定筒
91 固定孔
92 固定具
93 凸部
94 バネ部
95 受け部
132 網部
133 引掛部
135 回転水車
140 環状部
141 弧状羽根
142 回転軸
143 腕部
144 受け具
145 抑え具
146 鍔部
147 滑り面
149 受動円盤
152 ボルト
153 ナット
155 モーター
157 稼働円盤
160 整流部
161 円弧状屋根部
162 立掛板
163 板引掛部
164 壁面フック
167 整流台
168 上げ底部
170 整流部
171 回転水車
172 軸単独部分
173 有孔部
174 整流壁
180 整流部
181 回転水車
182 軸単独部分
183 有孔部
184 整流壁
185 出水口

Claims (12)

  1. 上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、上記処理籠を上記水槽内で支持すると共に、これを水槽外部まで持ち上げてこの処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けてなる食品処理装置において、
    上記処理籠は、その壁面の少なくとも一部が網目状に形成されるか又は壁面に多数の穴を有し、この処理籠の内外を水の出入りが自在であり、上記処理籠の傾斜時に低位となる側縁部にシュートを設けると共に、
    上記処理籠の傾斜時に高位となる側縁部の上記水槽の側壁近傍に、上記処理籠の網目又は穴へ水流を送り込む回転水車を、当該側壁に回転軸の方向が沿うように設け、
    上記回転水車により生じた水流が上記処理籠の上記網目状の部位又は上記穴を通過して上記処理籠内へ水流が入り込むように配した食品処理装置。
  2. 上記回転水車の回転方向は、下側の回転する先が上記処理籠へ向いており、
    上記回転水車は、回転軸上の複数箇所に、軸方向に水が流通可能な隙間を有する環状部を有し、この環状部と環状部との間に、回転軸との間に隙間を有して取り付けられた複数枚の羽根板が回転することで上記水流を発生させる、請求項1に記載の食品処理装置。
  3. 上記回転水車の上方に、上記回転水車が回転する外周の軌道に沿った円弧状屋根部を有する、請求項2に記載の食品処理装置。
  4. 上記回転水車が軸方向中央部分に上記羽根板の無い軸単独部分を有し、
    上記円弧状屋根部のうち、上記軸単独部分の上方には水を吸込可能な有孔部を設けるとともに、上記軸単独部分の側面を上記水槽の底面近傍まで延ばした整流壁で覆った、請求項3に記載の食品処理装置。
  5. 上記羽根板が、軸方向断面が弧状で凹んだ側が回転の進行方向にむいた弧状羽根からなる請求項2乃至4のいずれかに記載の食品処理装置。
  6. 上記回転水車の回転方向は、下側の回転する先が上記処理籠へ向いており、
    上記回転水車の上記処理籠側上方に、上記回転水車が回転する外周の軌道に沿った被せ部を有する、請求項1に記載の食品処理装置。
  7. 上記回転水車の外周近傍から、上記網目状の部位又は上記穴への流路に沿って延ばされた天板部を有する請求項1又は6に記載の食品処理装置。
  8. 上記天板部の上記処理籠側端部から、水面近傍まで延びる仕切板を有する請求項7に記載の食品処理装置。
  9. 上記被せ部、上記天板部、及び上記仕切板が一体の整流部となり、取り外し可能に設けてある請求項8に記載の食品処理装置。
  10. 上記処理籠から水が溢れる開口部の下に、除外物を濾し取るための網部を設けてあり、
    上記網部を通った水が上記回転水車の水を取り込む側へ落下する、請求項1乃至9のいずれかに記載の食品処理装置。
  11. 上記回転水車の一方の端部が、端部側に永久磁石を備えた受動円盤からなり、上記水槽外に、上記水槽の外壁に互いに接触することなく挟んで上記受動円盤と引き合う、上記外壁側に永久磁石を備えた稼働円盤と、その稼働円盤を回転させるモーターを有し、
    上記モーターの回転が上記稼働円盤と上記受動円盤との間で磁力を介して上記回転水車に伝達されて回転させられる、請求項1乃至10のいずれかに記載の食品処理装置。
  12. 上記回転水車の一方の端部が第一の傘歯車からなり、その第一の傘歯車の上方であって水面よりも上に配したモーターから下方へ延びる回転軸の先端に設けた第二の傘歯車が第一の傘歯車と噛み合うことで、上記回転水車が回転させられる、請求項1乃至9のいずれかに記載の食品処理装置。
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