JP2014079178A - 食品処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、この処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けた食品処理装置の処理籠内で生じる偏りを、ポンプなどを増やすことなく、かつメンテナンス容易な形態で解決する。
【解決手段】上記処理籠は、その壁面の一部が網目状に形成され、この処理籠12の内外を水の出入りが自在であり、処理籠12の傾斜時に低位となる側縁部にシュート21を設けると共に、処理籠12の傾斜時に高位となる側縁部の水槽13の側壁底部に、処理籠12の網目へ水流を向ける整流板65,75を複数個取り付けた整流部60を設け、この整流部60へ送り込む水流を生じさせる水送出装置50を水槽内に設け、処理籠12の底部に、段差部36を設け、この段差部の段差面を、整流部60により向けられた水流を受ける方向に向けるように配する。
【選択図】図7

Description

この発明は、処理対象物の洗浄や加温処理等の処理、及び搬送を行う食品処理装置に関
する。
従来、食品を洗浄する装置としては、特許文献1に示すような、上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、上記処理籠を上記水槽内で支持すると共に、これを水槽外部まで持ち上げてこの処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けてなる装置が挙げられる。この装置は、水槽の底部に空気噴出装置を設け、これから空気を噴出してバブリングすることにより、処理籠内の食品が洗浄され、この食品に付着している除外物を分離させることができる。
ただし、特許文献1に示す装置では、上記の空気噴出装置を用いて分離された除外物は、その大半が樋部から外部に出されるものの、一部のごみは、再び食品と接触するため、除外物と食品の付着が生じてしまい、洗浄が不十分となってしまうおそれがある。
これに対して、特許文献2に示す装置は、処理籠の一方の側縁にシュートを設けると共に、他方の側縁部に側縁開口部を設け、水槽の所定位置に水送出装置を設け、処理籠の底部に、段差部を設け、この段差部の段差面を、水送出装置により生じる水流を受ける方向に向けるように配し、処理籠の傾斜回動時の回転中心となる支点ピンを設け、支点ピンより高い位置に支持板を突設し、駆動装置に一端を固定した回動アームを処理籠の両端面に沿って配置し、その先端近傍の支持部で支点ピンを回動自在に連結し、アーム先端部と支持板との間に上下方向の所要の間隔を設けることで、除外物を効率的に食品から分離できる。
特開平11−266800号公報 特開2009−11268号公報
しかしながら、特許文献2に示す水送出装置はスクリュー式であり、水槽の一辺の中央に単独で設けられているため、そこから発生する回転水流は上下左右方向で偏りが生じるため、洗浄する食品が多すぎると洗浄が一様に進行せず、洗浄効果に偏りが生じるおそれがあった。この問題は、スクリュー式の水送出装置を二基並べて搭載させ、互いに逆回転となるように駆動させれば、水槽全体の水流が左右対称に回るため偏りが無くなり解決する。しかし、水送出装置を二基設けると、設備が複雑化して使用後のメンテナンスに時間がかかり、食品処理作業に必要な時間が実質的に増加してしまう。また、設備コスト、ランニングコストが余分にかかるため、水送出装置が一基である食品処理装置に比べて大幅にコストアップしてしまった。
そこで、この発明は、水送出装置の搭載個数を増加させることなく、使用後のメンテナンスが容易な構造で、水流による処理の偏りを解消することを目的とする。
この発明は、上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、上記処理籠を上記水槽内で支持すると共に、これを水槽外部まで持ち上げてこの処理籠の開放面が一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けてなる食品処理装置において、
上記処理籠は、その壁面の少なくとも一部が網目状に形成されるか又は壁面に多数の穴を有し、この処理籠の内外を水の出入りが自在であり、上記処理籠の傾斜時に低位となる側縁部にシュートを設けると共に、
上記処理籠の傾斜時に高位となる側縁部側の上記水槽の側壁近傍底部に、上記処理籠の網目又は穴へ水流を向ける整流板を複数個取り付けた整流部を設け、この整流部へ送り込む水流を生じさせる水送出装置を設け、
上記処理籠の底部に、段差部を設け、この段差部の段差面を、上記整流部により向けられた水流を受ける方向に向けるように配することで、上記の課題を解決したのである。
上記整流部と上記水送出装置と上記処理籠の水流を受ける網目又は穴との位置関係は、少なくとも一直線上ではなく、上記整流部で上記水送出装置によって生じる最初の水流(以下、「当初水流」と記載することがある。)の角度が変えられた上で上記処理籠へ到達する。上記処理籠に到達した水流は、上記処理籠の中で水中に分散した内容物(食品)に対して洗浄などの処理を行う。
ただし、上記の整流部は送り込まれた水流を上に逃がさないように天板又は蓋に相当する板状材を有すると望ましい。併せて、上記水送出装置からの当初水流と、上記整流部によって向きを変えられる水流は、いずれも水平方向へ向いていることが望ましい。これにより、当初水流が無駄に拡散することを抑制できる。
上記整流板を取り付ける整流部の形状は特に限定されない。
例えば第1の実施形態としては、上記当初水流に沿って配される天板の下側面に、列状に並べた整流板の上端をそれぞれ溶接して固定した形態が挙げられる。この列とは、一列でも二列でもよい。一列の場合は、上記当初水流の上記処理籠側であって、当初水流の供給元である水送出装置から遠ざかるほどに、整流板の面積を拡大させていくとよい。
二列の場合は、上記当初水流の上記処理籠側と、その反対側とにそれぞれ列を為す。
従って、天板は長辺が上記当初水流に沿っている矩形状であって、一方の短辺側から当初水流を取り込む形態であるとよい。この場合、他方の短辺側には、そこまでに到達した水流を全て上記処理籠側へ曲げる終端整流部が設けてあるとよい。この形態にかかる整流部では、林立する整流板の下端が上記水槽の底部に載る。底部になんらかの方法でネジ留めする方式と、重さで底部に固定させる方式のどちらでもよいが、例えば天板の位置を決められるように上記水槽に位置決め用の凹みや溝などが設けてあると、設置位置がずれにくくなるため好ましい。また、装置全体を洗浄する際に容易に整流部全体を引き上げられるように、整流部の天板の上面には取っ手を取り付けてあると好ましい。
また、上記整流部の異なる第2、第3の実施形態としては、上記当初水流に沿って取り付けられた梁や天板に、整流板を必要に応じて固定できるようにした形態が挙げられる。例えば、梁や天板の各所に空けた複数の孔に、整流板の縁に取り付けたボルトを通して固定できるようにすると、枚数や設置位置、角度を自由に調整できる。
なお、第2の実施形態の応用形態として、梁や天板とは逆に、水槽底部に整流板を取り付けるための穴を設けてもよい。
いずれの実施形態であっても、当初水流の向きは水平方向であるのが望ましいが、上記処理籠とは異なる方向を向いている必要がある。当初水流と変更後の水流の角度差は、偏りを無くすために150度以下であると好ましいが、一方で勢いを殺さないために60度以上であると好ましく、90度程度であるのが部品を配置する設計上好ましい。この梁は当初水流の処理籠側だけでなく、処理籠と反対側にも設けて、当初水流を挟むように整流板を林立させると、当初水流の流れを有効活用できる。
また、いずれの形態であっても、整流部の終端、すなわち上記水送出装置とは逆の端部には、個々の整流板とは別に、そこまで到達した流れの全てを処理籠側に向ける終端整流部を設けておくと、当初水流のベクトルを無駄にすることなく洗浄などの処理を行うことができる。この終端整流部は、上記整流部と一体でもよいし、上記整流部とは分離して上記水槽の壁面に設けてあるものでもよい。
水送出装置によって生じた水流を複数枚の整流板、及び終端整流部にぶつけて向きを変える際に、流れに偏りを生じるスクリューに由来する渦は解消される。整流板によって曲げられた後の流れは、ほぼ偏りが生じなくなっているので、適宜整流板の設置位置と枚数、向きを調整すればよい。それら整流板の枚数及び向きを適宜調整することで、処理すべき食品の種類や量の違いにも対処できる。
この発明にかかる食品処理装置では、食品の洗浄以外にも、例えば薬液による味付けや、高温の水などによる殺菌処理が挙げられる。これらの処理でも、同様に偏りが解消された水流によって、処理される食品の仕上がりにむらが生じにくくなる。
この発明の第1の実施形態にかかる食品処理装置の例を示す正面断面図 図1の平面図 図1の側面断面図 第1の実施形態で用いる整流部の斜視図 (a)図1に示す食品処理装置の網部及び側縁開口部の関係を示す一部拡大斜視図、(b)図1に示す食品処理装置の段差面の部分を示す一部拡大斜視図、(c)図1に示す食品処理装置の処理対象物と除外物を分離する状態を示す模式図 図1に示す食品処理装置の処理後の動きを示す正面断面図 この発明の第2の実施形態にかかる食品処理装置の例を示す正面断面図 図7の平面図 図7の側面断面図 第2の実施形態で用いる整流部の斜視図 この発明の第3の実施形態にかかる食品処理装置の例を示す正面断面図 図11の平面図 図11の側面断面図 (a)処理籠側の梁と整流板との関係を示す斜視図、(b)(a)と反対側の梁と整流板との関係を示す斜視図
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この発明にかかる食品処理装置11は、図1〜図2に示すように、上面が開放された水槽13内に、上面が開放された処理籠12を収納し、処理籠12を水槽13内で支持すると共に、これを水槽13の外部まで持ち上げてこの処理籠12の開放面が一方向に傾斜するように回動、すなわち、傾斜回動させる駆動装置14を設けたものである。
処理籠12は、各種の食品や食品加工品等からなる処理対象物16(後述)を入れて洗浄、加温処理又は殺菌処理するための籠である。そして、この処理籠12は、その壁面が網目状によって形成されるか、又は多数の穴を有し(図2参照)、これにより、この処理籠の内外を水の出入りが自在となっている。
上記の処理籠12には、その傾斜時に低位となる側縁にシュート21が設けられる。このシュート21は、図2に示すように、その先端が絞られており、隣接する次の食品処理装置11等の次工程に、処理籠12内の処理対象物16を移すのが容易となる。シュート21の処理籠12側の幅は、処理籠12を傾斜させて処理籠12内の処理対象物16を移すときに、処理対象物16が外部にこぼれない幅を有すればよく、図2に示すように、側縁の長さをシュート21の幅とするのが好ましい。また、シュート21の処理籠12とのつけ根の部分(処理籠12側の側縁)から先端までの長さは、隣接する食品処理装置11等の次工程に送ることのできる長さを有すればよい。
処理籠12の傾斜時に高位となる側の水槽13の側壁の下方部又は底壁に、水槽13の底壁又は相対する側壁に向かう水流を調整する整流部40が設けられる。また、この整流部40へ送り込む水流を生じさせる水送出装置50が、整流部40の下、又は、上記側壁の一方の端部側に設けられる。すなわち、水送出装置50から生じさせられた水流が、直接にではなく、一旦整流部40によって向きを変えられた上で、処理籠12に到達するように配されている。特に、図1〜3に示すように、整流部40の横方向から水送出装置50による当初水流が流入し、整流部40によってほぼ直角に水流が曲げられるように配すると、配置に無駄が少なく、水送出装置50のメンテナンスが容易になるので望ましい。
この水送出装置50としては、スクリュー装置、ポンプ等が挙げられる。図では、モーター51によって回転される攪拌翼52を有するスクリュー装置を記載している。なお、水送出装置50に電源を供給する電源ケーブルは当然に外部から引き込むが、図中では記載を省いている。この攪拌翼52により生じる当初水流の先に整流部40が設けられるか、又は、攪拌翼52が整流部40の天板41(後述)の下へ挿入されているとよい。なお、攪拌翼52を回転させるモーター51は、水槽13内に設けて攪拌翼52ごと取り出すことができる形態でもよいし、モーター51を水槽13の外に設けて回転軸のみを水槽13の壁面から突出させて、その回転軸に攪拌翼52を取り付けて回転させるようにしてもよい。図ではモーター51を水槽13の外に設けた形態を記載する。
上記整流部40は、上記の当初水流の流れを整流板43,44に当てて、処理籠12側へ向けるものである。整流板43,44はそれぞれ複数枚からなり、処理籠12の横方向に分散して水流が当たるように、列を為して配される。
図1〜3に示す実施形態では、図4に示す形態の整流部40を用いている。この整流部40は、矩形状の天板41の上面に取っ手42を取り付けてあり、下面の長辺のそれぞれに沿って、複数の整流板43,44が列を為して取り付けてある。すなわち、水槽13の壁側に並ぶ整流板43の列と、処理籠12側に並ぶ整流板44の列とがあり、当初水流はこの列に沿って整流部40へ送り込むとよい。これらの整流板43,44は、金属であれば天板41に溶接し、樹脂であれば接着剤などで強固に接着して固定する。個々の整流板43,44は平板でもよいが、水流の向きをスムーズに変えるために曲面を有していてもよい。処理籠12側の整流板44は天板41からはみ出していてもよいが、処理籠12と反対側の整流板43は、天板41からはみ出さないようにしておくことで、天板41の処理籠12と反対側を水槽13の壁面に密着させることで、処理籠12とは反対側へ水流が抜けることを防止するとより好ましい。
これら整流板43,44の列の配置と角度、枚数は、洗浄する対象に応じて最適となるように決定すると好ましい。すなわち、洗浄対象の種類や量が変わるときには、水送出装置50の出力を変更したり、この整流部40自体を交換したりすることで、最適な条件での洗浄を行うことができる。
なお、この実施形態における整流部40は、特に水槽13への取り付けを行わなくても、整流板43,44の下方高さを揃えることで、整流部43,44を脚部として立たせることができる。ただし、水流を狙い通りに分散しつつ曲げるために、整流部40を設置する位置決めのための溝やガイドを設けておくことが望ましい。
整流部40の、水送出装置50とは反対側の端部には、そこまで到達した水流の全てを処理籠12側へ向けるように、天板41の壁側辺から処理籠12側辺まで到達する整流板である終端整流板45を取り付けておくと、ここまで到達した当初水流のベクトルが無駄にならずにすむ。終端整流板45も、上記整流板43、44と同様に曲面を有していると好ましく、下方高さを整流板43、44と揃えることで、整流部40をバランスよく立たせることができる。
一方、上記処理籠12の底部には、段差部36が設けられる。この段差部36を形成する段差面37は、上記整流部40によって向きを変えられた水流を受ける方向に向けるように配される。この段差面37は、網目状によって形成されるか、又は多数の穴を有するので、この段差面37を水が行き来することが自在となっている。このため、整流部40からの水流は、上記段差面37を通って、処理籠12の内部に伝わる。
一方、上記処理籠12の段差面37より上の整流部40に向いた側の上方の面には、孔を設けないようにすることが好ましい。この面に孔を設けないようにすると、段差面37の網目又は穴から入ってきた水流が、後述するシュート21の曲線に沿って上へ向かってから図1中の矢印のように戻ってくるが、その戻った水流が下向きになった後に減衰しにくくなるので、新たに段差面37から入ってきた水流に合流して、処理籠12内での循環水流が安定しやすくなる。
なお、上記処理籠12に網目状の部分、又は多数の穴を有する部分であって、上記当初水流を受け入れ可能な構造であれば、上記のような段差部36や段差面37のような構造に限定されるものではない。
一方、処理籠12の洗浄時において底となる籠底部38、すなわち段差面37等から入ってきた水流が通過する部分には、網目状又は複数の穴を空けることにより底部孔39が設けてあると好ましい。底に穴を設けてあることで、洗浄する処理対象物16に付属する除外物17の中で、水よりも重い砂などを処理籠12外に落としやすくすることができる。一方、水よりも軽い除外物については、後述する網部32で処理する。
上記処理籠12の傾斜時に高位となる側縁部に、側縁開口部22が設けられる。この側縁開口部22は、図5(a)(c)に示すように、処理対象物16から分離されたごみや食品くず、油脂分(以下、「除外物」と称する。)17を、後述する水槽13の網部32に送り出すための開口部である。この側縁開口部22の下側辺は、図2や図5(a)に示されるように、ギザギザ状(三角波状)の形状に形成されてもよいし、複数の穴を分散させて形成させてもよい。また、高ささえ最適に調整すれば、単純な矩形状でもよい。これにより、処理後の処理対象物16が、後述する水流に乗ってこの側縁開口部22にきた際、この処理対象物16が後述する網部32に留出するのを適度に許容することができ、一方、除外物17を網部32に送り出すことができる。ギザギザ状の形状は、そのピッチや、ギザギザ部の高さは、処理対象物16や除外物17の形状や大きさに合わせて、適宜調節すればよい。
また、図1や図2及び図5(a)(c)に示すように、上記処理籠12の側縁開口部22が設けられた端部側の上記水槽13の側縁に、上記網部32が設けられる。この網部32は、整流部40の上方の水槽13壁面に設けられた引掛部33と、上記水槽13を区切る仕切板34の上縁との間を渡すように引っ掛けてあり、清掃時には取り外すことができる。網部32の高さは、水槽13の水面よりわずかに下に位置し、水面付近に浮かんでいる異物を回収できるようになっている。
なお、この発明にかかる食品処理装置11を洗浄以外の殺菌や加熱処理を主目的として用いる場合、網部32を外した実施形態でもよい。
上記仕切板34は、上記水槽13を処理籠12側と整流部40側とに区切ることで、上記水槽13全体の流れを明確にするものである。具体的には、図1に示すように、上記処理籠12の上記整流部40側の面に沿って、上記処理籠12の側縁開口部22から下方へ上記整流部40の天板41の処理籠12側長辺上までカバーする形状である。この仕切板34で区切られた整流部40側では、水送出装置50と整流部40によって水が送り出されるため、上記処理籠12側よりもやや水位が低くなることがある。
この仕切板34は、取り外し可能であると装置の洗浄にあたって好適である。このため、上記水槽13の壁面に斜め方向に挿入可能なガイド31を設けて、このガイド31へ斜め方向に仕切板34を挿入できるようにするとよい。ガイド31の下端は天板41に接する位置まで到達しているとよい。
したがって、上記の水送出装置50を駆動させると、この水送出装置50からの当初水流が整流部40によって処理籠12へ向けて曲げられ、上記処理籠12の段差面37を通ってこの処理籠12の内部に上記水流が入り、上記シュート21が設けられた側の上記水槽13の水面付近、次いで、上記処理籠12の側縁開口部22に向かう水流が生じる。そして、上記側縁開口部22を越えずに下方へ向かう水流と、上記側縁開口部22から上記仕切板34を乗り越える水流とに分かれる。下方へ向かう水流は上記処理籠12内の循環水流を形成することになり、他方、仕切板34を乗り越えた水流は網部32を通過して下へと向かい、水送出装置50へ束ねられて整流部40へ至り、上記処理籠12内へ送り出されて、前記の循環水流と合流する。
上記処理籠12には、傾斜回動時の回転中心となる支点ピン24が、処理籠12両端面において重量バランスのとれる位置に設けられる。したがって、2本の支点ピン24を支持することにより、処理籠12は、その開放面を上方に向けた状態を維持することができる。また、処理籠12の両端面の支点ピン24より高い位置に支持板25が突設される。この支持板25は、後述するように、処理籠12を傾斜させるのに使用される。この支持板25は、処理籠12の両端面の支点ピン24のある付近にのみ設ければ十分であるが、処理籠12の側縁や側縁に鍔状に設けてもよい。
ところで、上記処理籠12は、上記の段差面37からシュート21を設けた側縁部にか
けて、円弧状の部分を有する。これにより、処理籠12内の処理対象物16が、上記水流
にのって、対流するのが容易となる。
上記水槽13は上記処理籠12を格納できる部分に水を溜めることができ、架台35に取り付けられる。基本的には上記水槽13は直方体状に準じる形状で、上記の水送出装置50を設置する部分のみが飛び出た形状をしている。ただし、上記処理籠12のシュート21を設けた側縁部にかけての円弧状の部分に沿って、図1に示すように直方体状の一部を削り落としたような曲面部18を有していると、処理籠12とは関係のないところで水流が渦巻いてエネルギーの無駄となることを防止できる。
水槽13内に温水又はスチームを供給して水槽13内の水の温度を上昇させると、水槽13内の処理籠12に供給される処理対象物の加温処理をすることができる。この加温処理とは、処理対象物に水を介して熱を加える処理をいい、例えば、処理対象物を炊いたり、煮たり、茹でたりする処理があげられる。
上記水槽13内の温度を上昇させるために、温水を供給する手段としては、水槽13に設けられた給水口(図示せず)から直接、温水を供給する方法や、水送出装置50に送られ、噴射される水の一部(又は全部)として、温水又はスチームを供給する方法があげられる。
また、水槽13内に殺菌剤を添加して溶解又は分散させることにより、水槽13内の処理籠12に供給される処理対象物の殺菌処理をすることができる。この殺菌剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、貝殻焼成カルシウム等があげられる。
上記シュート21の外側の固定部分に、上記駆動装置14が設けられる。この駆動装置14は、処理籠12を回動させるための装置であれば任意の装置を用いることができ、例えば、図1に示すように、駆動軸14a、軸受14b、ピニオン14c、ラック14d、シリンダ14e等があげられる。
この駆動装置14、特に駆動軸14aが設けられるシュート21の外側の固定部分とは、処理籠12の開放面の外側であり、かつ、シュート21が設けられる処理籠12の側縁の外側であって、水槽13やこの水槽13を支持する架台35等の固定された部分をいう。具体的には、図1や図2に示すように、シュート21が設けられる側の水槽13の側縁より外側に、処理籠12の側縁と平行な駆動軸14aが配置され、その両端部が架台35上で軸受14bを介して支持される。また、図示しないが、シュート21が設けられる側の水槽13の側縁より外側に、処理籠12の側縁と平行な駆動軸14aが配置され、その両端部が、水槽13の開放面の両端縁に設けられる鍔部上で軸受14bを介して支持されてもよい。
駆動主体としては、例えば、一方の軸受14b付近の下に設けたエアシリンダなどのシリンダ14eを用いることができる。洗浄時は、ラック14dに繋がるピストンがシリンダ14e内に格納されており、洗浄後にはピストンの上昇とともにラック14dが上昇していき、ラック14dと噛み合ったピニオン14cが回動する。ラック14dが最も上昇した位置で、後述するように処理籠12が最大に回動する(後述する(III)の位置)こととなる。この回動時の形態を図6に示す。なお、駆動主体はこれに限られるものではなく、処理籠12を必要な位置まで回動させて固定できるものであればよい。
この駆動装置14の駆動軸14aには、この駆動軸14aに一端を固定した回動アーム15が取り付けられる。この回動アーム15は、2本を有し、駆動軸14aを起点とし、途中の角部で折れ曲がり、処理籠12のシュート21の両側縁から処理籠12の両端面に沿って、それぞれ支持板25の下方に配置される。
この回動アーム15の先端部近傍に凹状の支持部15aが設けられ、その支持部15aに支点ピン24が回動自在に支持される。回動アーム15は、支持部15aを越えて延びるアーム先端部15bを有する。
上記回動アーム15の形状は、途中で折れ曲がっているので、図1に示すように、回動アーム15の回転中心、すなわち、駆動軸14aの位置を処理籠12の支点ピン24より上方に設定することができる。これにより、処理籠12を回動させたとき、図6に示すように、シュート21を上方に移動させることができ、水槽13や架台35に衝突するのを防止できる。なお、上記回動アーム15の形状は、処理籠12の上下運動及び回動運動が可能となれば、途中で折れ曲がった形状に限られず、直線状等、任意の形状のものを採用することができる。
上記のアーム先端部15bと上記の支持板25との間には、上下方向の所要の間隔が設けられる。このため、図6に示すように、回動アーム15を回動させ、回動アーム15のアーム先端部15bと支持板25とが接触するまで(図6の位置(II)の位置まで)は、処理籠12は、支点ピン24を支点としてそのバランスを保つことができ、処理籠12は平行に上下動する。また、回動アーム15のアーム先端部15bと支持板25とが接触した後(図6の位置(II)から位置(III)までの間)は、処理籠12は、回動アーム15と、支点ピン24及び支持板25の2か所で接触する。このため、処理籠12は回動アーム15に対して一定の角度で支持されることとなる。したがって、回動アーム15の上方への回動に伴い、処理籠12は駆動軸14aを中心に傾斜回動する。
上記の回動アーム15のアーム先端部15bのうち、支持板25と接触する部分は、特別な形状を有することはないが、図6に示すように、回動アーム15のアーム先端部15bと支持板25とが接触するとき、面接触をするように回動アーム15のアーム先端部15bの接触部に傾斜部15cを設けると、処理籠12をより安定して傾斜させることができる。
図1や図4に示すように、支持部15aは外部に連通した凹入された長穴となっているが、これは、回動アーム15が支点ピン24を挿入し易くするためのものである。したがって、回動アーム15が支点ピン24に対して回転自在であれば、支点ピン24のみを収納できる穴のみを設けてもよい。また、図示しないが、凹入された長穴を設ける場合、その凹入部に長穴の途中の径より大きい径を有する円形状の丸みを設けることができる。そうすれば、処理籠12を傾斜させた際に支点ピン24が回動アーム15から外れることを防止できる。
次に、この第一の実施形態にかかる食品処理装置11の機作について説明する。まず、洗浄又は加温等の処理の対象となる処理対象物16を水槽13に収納した処理籠12内に入れる。次いで、回動アーム15を所定の範囲内で上向きの運動と下向きの運動を繰り返し、処理籠12の上下運動を行う。回動アーム15を上向きに回動させると、回動アーム15と回転自在に連結された支点ピン24を有する処理籠12が同様に回動運動を生じる。このとき、回動アーム15の先端部が支持板25と接触するまで、処理籠12はその開放面が一方向に傾斜するような回動運動をせず、バランスを保ったまま平行移動する。すなわち図6に示すように、回動アーム15と支持板25が実線で示すように互いに離れた状態(位置(I))から、一点鎖線で示す支持板25と回動アーム15とが接触する位置(位置(II))にくるまでは、処理籠12は、平行移動する。
このため、処理籠12が水槽13内に収納された位置から、回動アーム15の先端部が支持板25と接触する位置までの範囲において、回動アーム15を上向き及び下向きの回動を繰り返すと、処理籠12はバランスを保ちながら、その開放面を上方に向けた状態で上下運動を行う。この上下運動によって処理籠12内の処理対象物16を上下に揺らすことができ、処理対象物16に付随していた除外物17を処理対象物16から分離することができる。
さらに、上記水送出装置50の撹拌速度や供給される当初水流の供給速度、そしてそれを受ける整流部40について、整流板43,44の枚数や角度、取付位置を調節した整流部40を使い分けることにより、上記の一方向に循環する水流に上記処理対象物16をのせながら撹拌することにより、処理対象物16に付随していた除外物17を処理対象物16から分離することができる。
また、加温処理する場合は、水槽13内の水をかきまわすことができ、水の対流を助長し、温度むらをなくし、処理対象物を均一に加温処理することができる。
さらに、殺菌処理する場合は、水槽13内の水をかきまわすことができ、水の対流を助長し、処理対象物16と殺菌剤の接触機会をより増加させることができ、処理対象物をより効率的に殺菌処理することができる。
上記水送出装置50のモーター51を駆動させると、攪拌翼52から生じた当初水流が整流部40へ送り込まれ、整流板43,44、及び終端整流板45によって曲げられて、処理籠12の段差面37の網状部分又は孔を通って、この水流が処理籠12の内側に入り、シュート21が設けられた側の水槽13の水面付近に水流が向かう。次いでこの水流は、水槽13の水面付近を通って、処理籠12の側縁開口部22へ向かう。
上記の側縁開口部22によって、処理対象物16は進路を妨害されるので、処理籠12に沿って、水槽13の底部に向かう水流にのる。そして、処理籠12の段差面37付近で再び整流部40から送り出された水流に合流し、上記の処理対象物16は、この一方向に循環する水流に乗る。
一方、上記除外物17は、上記側縁開口部22を通過し、仕切板34を乗り越える水と共に水槽13端部に渡した網部32に送られる。網部32には除外物17が引っ掛かり、水は下方へ向かって水送出装置50へ収束して整流部40へと至り水流が循環する。網部32上に除外物17が溜まったら、処理対象物16の洗浄が一旦完了したタイミングや、その他必要なタイミングで網部32を引掛部33から取り外して洗浄する。
そして、処理対象物16の洗浄が終了したら、回動アーム15を上向きに回動させる。図6に示すように、位置(II)までは、処理籠12は平行移動するが、アーム先端部15bの傾斜部15cが支持板25と接触した後は、回動アーム15と支持板25の接触状態が維持されるので、位置(III)で示すように、処理籠12は、位置(II)以降、駆動軸14aを中心に傾斜回動する。このため、処理籠12の開放面が一方向に傾斜する。この動きにあわせて、シュート21も同様に傾いていくので、処理籠内の処理対象物を外部に搬出することができる。
その後、処理籠12を元の位置に戻して、次の処理対象物の洗浄や加温処理等の処理を行う。このとき、水槽13の水が多い場合は、水槽13の底から、排水口を経由して、水を排出すればよい。また、水槽中の水の量が少ないときは、水槽13や水送出装置50(図のようなスクリューではなくポンプ式の場合)に設けられた給水口(図示せず)から水を供給すればよい。
この食品処理装置11は、単独で使用されることもあるが、図6に示すように複数の食品処理装置11を並べて使用する場合が多い。このとき、架台35を立方体や直方体等の所定の形状(曲面部18のような変形を含む)とし、その架台35の内部に、水槽13、軸受14b、シリンダ14e等のほとんどの部品を収納し、架台35から外部に設けられる装置を極力小さくすることにより、食品処理装置11の架台の周囲に食品処理装置11を設置することができる。
この処理籠12の動きは、最初は平行移動し、その後傾斜回動する。このため、傾斜回動を開始するとき、処理籠12は水槽13から所定距離だけ上がっており、初めから回動させる場合に比べてより大きい処理籠を使用することができる。
次に、この発明にかかる食品処理装置11の第2の実施形態について説明する。この実施形態は、第1の実施形態の整流部40を、次のような構造の整流部60に変更したものである。この第2の実施形態にかかる食品処理装置11を、図7〜9に示し、整流部60の拡大図を図10に示す。
上記整流部60は、上記の当初水流の流れを整流板65,75に当てて、処理籠12側へ向けるものである。整流板65、75は複数枚からなり、処理籠12の横方向に分散して水流が当たるように配される。
この第2の実施形態における整流部60では、上記の当初水流に沿って、天板61を取り付けている。天板61の少なくとも上記処理籠12側の長辺近傍には、整流板65を取り付けるためのボルトを挿入する取付孔63が列を為して形成されており、上記処理籠12と反対側にも整流板75を取り付けるための取付孔73が列を為して形成されていてもよい。
この取付孔63,73に、整流板65,75の取付ボルト66,76を挿入し、取付ナット67,77で固定する。整流板65,75は平板でもよいが、流れの向きをスムーズに変えるために、曲面を有していてもよい。処理籠12側の整流板65は取付ボルト66から両側に広がるもの(両翼型)でよいが、処理籠12と反対側の整流板75は、取付ボルト76から処理籠12側へのみ伸びる(片翼型)形状とし、後梁72を壁面に密着させることで、処理籠12とは反対側へ水流が抜けることを防止するとより好ましい。
また、天板61には取付孔63、73とは別の固定孔64、64と、固定孔74、74が、上記処理籠12側と、その反対側とのそれぞれ二箇所、計4箇所に設けてある。これらに、水槽13の底部に固定した前支柱68,68、後支柱78,78の固定ボルト69、69,79,79を挿入して、固定ナット70,70,80,80にて天板61を固定するためのものである。
さらに、天板61の上面には、天板61を取り外す際に用いる取っ手81が設けてある。一方、下面の水送出装置50から離れた側の端部には、そこまで到達した水流を全て曲げる終端整流部71が設けてある。ただし、この終端整流部71は、天板61の下ではなく天板61の外側に、水槽13の底部に固定する形で設けても良い。
さらに、上記水送出装置50の撹拌速度や供給される当初水流の供給速度、そしてそれを受ける整流部60の整流板65,75の枚数や角度、取付位置を適宜調節することにより、上記の一方向に循環する水流に上記処理対象物16をのせながら撹拌することにより、処理対象物16に付随していた除外物17を処理対象物16から分離することができる。
第2の実施形態の応用形態である第3の実施形態として、整流部60のかわりに整流部82を用いた形態を示す。この形態では、上記形態では天板61に直接空けられていた取付孔63,73を、天板61の下に配した梁62,72に空けてもよい。この形態の図を図11〜14に示す。この梁は上記処理側に一本でもよいし、その反対側にも併せて二本配してもよい。いずれも、上記当初水流に沿って配することとなる。上記梁を二本設ける場合、一本の梁(前梁)62が当初水流の処理籠12側であり、もう一本の梁(後梁)72が当初水流の処理籠12と反対側である。前梁62及び後梁72には、それぞれ複数の取付孔(上記の63,73に対応する)が間隔を空けて設けてある。これらのそれぞれに、整流板65、75を必要に応じた枚数及び角度と配置で取り付ける。
この整流部82の分解拡大図を図14に示す。前梁62及び後梁72の端部には取付孔63、73とは別に、前支柱68に固定するための固定孔64と、後支柱78に固定するための固定孔74が、設けてある。
なお、水送出装置50の他の設置形態として、水槽13内部に設置したモーター53に攪拌翼52を取り付けた形態を、この図11〜13で示す。また、側縁開口部22が三角波状ではなく、フラットである場合の形態も合わせて示す。
さらに、他の実施形態としては、上記の整流部40、60、82のかわりに、水流によって回転する水車型の整流部を、軸回転できるようにフックに引っ掛けたりといった形態でもライナとなる整流板によって流れを変えてもよし、その他の構造でも、水送出装置により生じる当初水流を上記処理籠12へ向けることができるのであれば実施可能である。
さらに、上記のいずれの実施形態においてもこの発明にかかる食品処理装置11の用途が洗浄以外、すなわち加熱処理や殺菌処理などの、除外物がほとんど生じない用途専用である場合には、網部32が不要となる。また、側縁開口部22が三角波状ではなくフラットでもよい。
いずれの実施形態にかかる食品処理装置11においても、洗浄時、加温処理時、又は殺菌処理時に、処理対象物添加物等を添加すれば、味付けや処理対象物加工も洗浄、加温処理、又は殺菌処理と同時に行うことができる。さらにまた、洗浄時に、加温したり、殺菌剤を添加したりすることにより、洗浄処理と、加温処理や殺菌処理を同時に行うことができる。
また、水槽内の水温を沸点近くの水で加温処理をする場合等の必要に応じて、水槽13の開放面の上部又は上方にカバーを取り付けることもできる。
この発明にかかる食品処理装置で処理できる処理対象物16は特に限定されず、肉類、魚、貝、甲殻類等の水産物、野菜類、穀物類、果物類、豆類等の農産物、肉類や農産物、水産物等のカット、調理等された中間加工品や食品加工品等の任意の処理対象物があげられる。
上記除外物17としては、油脂分、髪の毛、加温処理で生じた灰汁、規格より小さい処理対象物やその片等の食品くず、小石、紙くず、虫、わら等があげられる。
11 食品処理装置
12 処理籠
13 水槽
14 駆動装置
14a 駆動軸
14b 軸受
14c ピニオン
14d ラック
14e シリンダ
15 回動アーム
15a 支持部
15b アーム先端部
15c 傾斜部
16 処理対象物
17 除外物
18 曲面部
21 シュート
22 側縁開口部
24 支点ピン
25 支持板
31 ガイド
32 網部
33 引掛部
34 仕切板
35 架台
36 段差部
37 段差面
38 籠底部
39 底部孔
40 整流部
41 天板
42 取っ手
43 整流板(片翼・壁側)
44 整流板(両翼・籠側)
45 終端整流板
50 水送出装置
51 モーター(外部)
52 攪拌翼
53 モーター(内部)
60 整流部
61 天板
62 前梁
63 取付孔
64 固定孔
65 整流板(両翼)
66 取付ボルト
67 取付ナット
68 前支柱
69 固定ボルト
70 固定ナット
71 終端整流部
72 後梁
73 取付孔
74 固定孔
75 整流板(片翼)
76 取付ボルト
77 取付ナット
78 後支柱
79 固定ボルト
80 固定ナット
81 取っ手
82 整流部

Claims (5)

  1. 上面が開放された水槽内に、上面が開放された処理籠を収納し、上記処理籠を上記水槽内で支持すると共に、これを水槽外部まで持ち上げてこの処理籠の開放面が
    一方向に傾斜するように回動させる駆動装置を設けてなる食品処理装置において、
    上記処理籠は、その壁面の少なくとも一部が網目状に形成されるか又は壁面に多数の穴を有し、この処理籠の内外を水の出入りが自在であり、上記処理籠の傾斜時に低位となる側縁部にシュートを設けると共に、
    上記処理籠の傾斜時に高位となる側縁部の上記水槽の側壁底部に、上記処理籠の網目又は穴へ水流の向きを変えさせる整流板を複数個取り付けた整流部を設け、この整流部へ送り込む水流を生じさせる水送出装置を水槽内に設け、
    上記処理籠の上記網目状又は穴を上記整流部により向けられた水流が通過して上記処理籠内へ水流が入り込むように配した食品処理装置。
  2. 上記水送出装置は水平方向の当初水流を発生させて上記整流部へ送り込み、上記整流部による角度変更後の水流も水平方向となるように上記整流板を配してあり、上記整流部の上方を塞ぐ天板を有している、請求項1に記載の食品処理装置。
  3. 上記整流部が、天板の下面に複数枚の整流板を、上記水送出装置による水流に沿った一列又は二列に並べて固定したものである、請求項1又は2に記載の食品処理装置。
  4. 上記整流板が、上記水送出装置による水流に沿って設けられた1本又は2本の梁に取り付けられたものである、請求項1又は2に記載の食品処理装置。
  5. 上記整流部の、上記水送出装置とは反対側の端部に、そこに到達した水流の全てを曲げる終端整流部が設けてある、請求項1乃至4のいずれかに記載の食品処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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