JP2014131790A - 液体散布ノズル - Google Patents

液体散布ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2014131790A
JP2014131790A JP2013029771A JP2013029771A JP2014131790A JP 2014131790 A JP2014131790 A JP 2014131790A JP 2013029771 A JP2013029771 A JP 2013029771A JP 2013029771 A JP2013029771 A JP 2013029771A JP 2014131790 A JP2014131790 A JP 2014131790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
passage
spray
ring
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013029771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5596190B2 (ja
Inventor
Yoshinari Imagawa
良成 今川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaho Industry Co Ltd
Original Assignee
Yamaho Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaho Industry Co Ltd filed Critical Yamaho Industry Co Ltd
Priority to JP2013029771A priority Critical patent/JP5596190B2/ja
Priority to TW102138943A priority patent/TWI611846B/zh
Priority to KR1020130143030A priority patent/KR102092418B1/ko
Publication of JP2014131790A publication Critical patent/JP2014131790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5596190B2 publication Critical patent/JP5596190B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】直進噴射と広角噴射の機能を有し、両機能を切り替えて発揮させ得るようにした液体散布ノズルについて、直進噴射と広角噴射の機能を損なわずに噴射方向を変更可能となすことを課題としている。
【解決手段】液体散布ノズルの操作杆2と噴霧ヘッド3との間に管継手4を設け、その管継手4を、先端に球状部7aを備え、その球状部の球の中心の両側の支軸7bを支点にして一方向に回動可能な第1部材7と、凹球面8aを備えた第2部材8とで構成し、その管継手4の第1部材7と第2部材8に液体供給路6を分岐させた直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bを独立させてそれぞれ形成し、その直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bの第1部材7と第2部材8に対向して形成される接続口の片方を他方の接続口よりも前記第1部材の回動方向に長く伸びる形状にした。
【選択図】図3

Description

この発明は、液体を遠方に散布する直進噴射と広角に散布する広角噴射を選択的に実施可能となした液体散布ノズル、より詳しくは、上記直進噴射と広角噴射の機能を維持しながら噴射方向の変更も可能となした液体散布ノズルに関する。
薬剤の散布や散水を行う散布装置の液体散布ノズルの中に、下記特許文献1、2に示されるようなものがある。
その特許文献1が開示している液体噴霧用ノズルは、液体を遠方に散布する直進噴射と広角に散布する広角噴射を切り替えて実施できるようにしたものである。
また、特許文献2が開示している液体散布ノズルは、ノズルに第1噴射口と第2噴射口を直列配置にして備えさせて第1噴射口と第2噴射口間に外気を吸入する吸気孔を設けており、液体を遠方に散布する直進噴射と広角に散布する広角噴射を切り替えて実施する機能のほかに、気体を吸入混合して噴射する機能も備えている。
特開平1−228564号公報 特開2008−110318号公報
上記特許文献1の液体噴霧用ノズルは、操作杆の屈曲した先端にノズル部を固定して設けており噴射口の向き(散布方向)を変えることができない。特許文献2の液体散布ノズルも同様である。
直進噴射と広角噴射の機能をもたせながら噴射口の向きを変更できるようにすれば、液体散布ノズルの用途が拡大し、そのノズルの使い勝手もよくなる。
ところが、直進噴射と広角噴射の両機能を有するノズルは、噴霧用の液体を通す通路孔の接続状態をバルブで切り替えて直進噴射と広角噴射を切り替える構造になっており、このような構造のノズルで噴射口の向きを変更するには工夫を要する。
即ち、噴射口を有するノズルのヘッド部に前記バルブを含ませ、そのヘッド部を操作杆(噴管)に対して接続角可変に接続する構造にすると、バルブを開閉するための機構が複雑になり、ヘッド部が大型化することも避けられない。
また、管継手として既知のボールジョイントを採用すると、噴射口の向きによっては直進噴射用通路孔と広角噴射用通路孔が連通することが避けられず、直進噴射と広角噴射の機能を維持することができない。
この発明は、直進噴射と広角噴射の機能を有し、両機能を切り替えて発揮させ得るようにした液体散布ノズルについて、直進噴射と広角噴射の機能を損なわずに噴射方向を変更可能となすことを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、液体供給路を内部に有する操作杆と、通路切り替え用のバルブと、前記操作杆の先端に設ける液体噴射口を備えた噴霧ヘッドを有し、
前記液体供給路が、前記バルブよりも操作杆の後方において、前記バルブによって開閉される直進噴射通路とその直進噴射通路の周囲に中心対称に設ける旋回流生成通路に分岐され、
前記バルブを開いたときに前記直進噴射通路を通った液体が前記噴射口から直進噴射され、前記バルブを閉じたときに前記旋回流生成通路を通った液体が前記噴射口から広角噴射されるようにした液体散布ノズルに以下の特徴部を付与した。
即ち、前記操作杆と噴霧ヘッドとの間に管継手を設け、
その管継手を、一方向に回動可能な球状部を先端に備えた第1部材と、前記球状部を密着させる凹球面を備えた第2部材とで構成し、その管継手の前記操作杆に連結される前記第1部材と前記噴霧ヘッドに組み込まれる前記第2部材に前記直進噴射通路と旋回流生成通路を独立させてそれぞれ形成し、その直進噴射通路と旋回流生成通路の第1部材と第2部材に対向して形成される接続口の片方を他方の接続口よりも前記第1部材の回動方向に長く伸びる形状にした。
この液体散布ノズルは、屈曲させた噴霧ヘッドを屈曲終点に保持する保持の解除が可能な屈曲姿勢の戻り規制機構を設けると好ましい。
その屈曲姿勢の戻り規制機構は、例えば、既知のラッチ機構などでもよいが、ラッチ機構では、液体の散布中に噴霧ヘッドが屈曲姿勢を維持したいのに何らかの物体に当って真っ直ぐな姿勢に戻ることが起こり得る。
そこで、この発明は、かかる不具合を生じないようにした屈曲姿勢の戻り規制機構も併せて提供する。
その屈曲姿勢の戻り規制機構は、前記第1部材の外周に一定角度範囲で正逆回転が許容されるリング状部材を装着し、そのリング状部材に前記連結具の第2部材側構成要素を当接させる当り面を設け、前記噴霧ヘッドが屈曲終点にある状態で前記リング状部材を正転方向終点まで回転させたときに前記当り面が前記連結具の第2部材側構成要素の復帰方向移動を阻止し、前記リング状部材を逆転方向終点まで回転させたときに前記当り面による前記連結具の第2部材側構成要素の復帰方向移動の阻止が解かれるように構成されたものである。
この発明の液体散布ノズルは、前記管継手の第1部材と第2部材にそれぞれ設けた直進噴射通路と旋回流生成通路の各々の接続部の周囲に、前記球状部と凹球面との間をシールして液体供給路を外部から画するシール部材を設けるのも好ましい。
前記第1部材は、前記管継手の先端の球状部の球の中心の両側に支軸を設け、その支軸を支点にすることで一方向に回動可能となすことができる。また、支軸の無い構造でも一方向に回動可能となすことができる。
なお、この発明の適用対象には、前掲の特許文献2が開示している液体散布ノズル、すなわち、第1噴射口と第2噴射口を直列配置にして設け、さらに、両噴射口間に吸気孔を設け、その吸気孔から吸入される気体を液体と混合して噴射する機能を備えた液体散布ノズルも含まれる。
この発明の液体散布ノズルは、操作杆と噴霧ヘッドとの間に、先端の球状部の球の両側の支軸を支点にして回動可能な第1部材を備えた管継手を設け、その管継手の第1部材と第2部材に形成した直進噴射通路と旋回流生成通路の第1部材と第2部材に対向して形成される接続口の片方を第1部材の回動方向に長く伸びる形状にしたので、直進噴射通路と旋回流生成通路の各々の接続状態が第1部材を旋回させても維持され、これにより、噴射口の向きを変化させることが可能になる。
また、第1部材の回動方向を一方向に規制したことによって第1部材と第2部材に形成された直進噴射通路と旋回流生成通路が入れ違って繋がることがない。そのために、噴射口の向きを変更しても直進噴射と広角噴射の機能には何ら影響が出ず、直進噴射と広角噴射の機能が損なわれない。
なお、前記屈曲姿勢の戻り規制機構を設けたもの、中でも、その屈曲姿勢の戻り規制機構を、前記第1部材の外周に正逆回転可能に装着した前記リング状部材で構成したものは、リング状部材をストッパとして働かせて屈曲させた噴霧ヘッドの予期せぬ復帰を簡単な操作で確実に阻止することができる。
また、前記直進噴射通路と旋回流生成通路の接続部の周囲に、通路につながった界面をシールするシール部材を設置したものは、直進噴射通路と旋回流生成通路の液洩れが最小限に抑えられる。
また、第1噴射口と第2噴射口と吸気孔を設け、気体を吸入混合して噴射できるようにした液体散布ノズルは、噴射口から噴射された粒子の細かなミストが風に乗って飛散するいわゆるドリフト現象の抑制効果が得られることが知られており、この発明でもその特徴が生かされる。
この発明の液体散布ノズルの一形態を示す斜視図 図1の液体散布ノズルの要部の側面図 図2のA−A線に沿った断面図 図3のB−B線に沿った断面図 図4のC−C線に沿った断面図 噴霧ヘッドの向きを変化させた状態の断面図 管継手の第1部材の斜視図 シール部材を第1部材側に設けた状態の断面図 通路の接続口を第2部材側で長くした例を示す断面図 噴霧ヘッドの屈曲姿勢の戻り規制機構を含ませた液体散布ノズルの一形態を示す断面図 噴霧ヘッドを屈曲なしの状態にして示す要部の側面図 屈曲姿勢の戻りを前記屈曲姿勢の戻り規制機構で規制した状態を示す要部の断面図 噴霧ヘッドを屈曲終点において屈曲姿勢の戻り規制機構で規制した状態を示す要部の側面図 図10の液体散布ノズルの採用したロックカバーとリング状部材の斜視図 図14のロックカバーとリング状部材を第1部材から外した状態にして示す斜視図 図14のロックカバーを第1部材の外周に装着した状態を示す斜視図
以下、この発明の液体散布ノズルの実施の形態を添付図面の図1〜図16に基づいて説明する。
図1〜図5に示すように、例示の液体散布ノズル1は、インナーパイプ2a(図3参照)と外周にグリップ2cを設けたアウターパイプ2bとからなる操作杆2と、その操作杆の先端に設ける噴霧ヘッド3と、操作杆2と噴霧ヘッド3との間に介在する管継手4と、通路切り替え用のバルブ5(図3参照)を有する。
操作杆2は、2個あるグリップ2cの一方を回転させると軸方向相対移動可能に組み合わせたインナーパイプ2aとアウターパイプ2bが両者の間に設けた図3の螺合部2dのねじ込み量の増減によって軸方向に相対的に移動し、その動作によってバルブ5が開閉する。
噴霧ヘッド3は、ケーシング3aの内部に中子3bを組み込み、さらに、その中子3bの前方に噴出口Nを有する噴板3cを配置した構造のものを示した。ケーシング3aは第2部材8を兼用したものにしているが、第2部材8とは別成形されたものであってもよい。
この発明の液体散布ノズルは、噴出口を有する噴板を、前掲の特許文献2が示しているように、直列配置にして2個設け、その2個の噴板間に吸気孔(図示せず)を設け、その吸気孔から吸入される気体を液体と混合して噴射する構造にすることもできる。
バルブ5は、弁体5aをインナーパイプ2aの先端に一体に設け、その弁体5aを筒状に加工された第1部材7の後部側の内部に挿入し、インナーパイプ2aとアウターパイプ2bの軸方向相対移動により、その弁体5aをインナーパイプ2aの内部に配置した弁座5bに接離させて通路を開閉するものが設けられている。
インナーパイプ2aの内部は、液体供給路6となっており、その液体供給路は、バルブ5よりも上流において、直進噴射通路6aとその直進噴射通路の周囲に中心対称に設ける旋回流生成通路6b(図4参照)に分岐されている。直進噴射通路6aの入口部に弁座5bが配置されており、例示のノズルでは直進噴射通路6aがバルブ5によって開閉される。
旋回流生成通路6bは、ケーシング3a内部に中子3bを設け、その中子の外周に設けた旋回用溝6c(図4参照)の作用によってその溝に通した液体を旋回させるようになっている。
以上の構成は、前掲の特許文献1や特許文献2に詳しく記載されているので、ここでの詳細説明は省く。
次に、この発明を特徴づける管継手4について説明を行う。この管継手4は、先端に球状部7aを備え、その球状部の球の中心の両側に設けた支軸7b(図4参照)を支点にして一方向(図3において仰角が変化する方向)に回動可能な第1部材7(図7を同時参照)と、球状部7aを密着させる凹球面8aを備えた第2部材8と、後述する連結具11とからなる。
この管継手4の第1部材7と第2部材8に、上記直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bを独立させてそれぞれ形成し、その直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bの第1部材7と第2部材8に対向して形成される接続口の片方(図においては、第1部材7に設ける図7に示した接続口aj,bj)を、他方の接続口(図においては、第2部材8に設ける接続口)よりも第1部材7の回動方向に長くしている。
そのために、支軸7bを支点にして第1部材7と第2部材8を所望範囲で相対的に回動させたときに、第1部材7と第2部材8に設けた直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bのそれぞれが接続状態を維持するようになっている。
噴霧ヘッド3を回動させて噴射方向を斜め下向きに変更した状態を図6に示す。このように、この発明の液体散布ノズル1は、ボールジョイント様の管継手4を設けたことによって直進噴射と広角噴射の機能を確保しながら噴射口の向きを変化させることができる。
図3、図4、図6の10は、インナーパイプ2aの先端側外周と第1部材7の後部側内周との間に配置する液封リングである。この液封リング10は、インナーパイプ2aの端側の移動をガイドし、なおかつ、液体供給路6が操作杆2に対する管継手4の接続部の隙間を通じて外部に連通することを無くする目的で設けられているが、この発明を特徴づける要素ではない。
図3、図4、図6の11は、第1部材7に噴霧ヘッド3を繋ぐ連結具である。その連結具11は、第1部材の球状部7aの外周に被せるスリーブ11aと、ケーシング3aに係合させてスリーブ11aに螺合させる袋ナット11bとからなり、スリーブ11aによって第1部材の球状部の外周の支軸7bが支持される。
図3、図4、図6の12は、球状部7aの外面と凹球面8aとの間の界面をシールするシール部材である。また、13は、球状部7aとスリーブ11aとの間の界面と、ケーシング3aとスリーブ11aとの間の界面をシールするOリングである。これ等の部材は、液洩れや外部からの異物侵入を防止するために設けたが、シール部材12は好ましい要素に過ぎない。また、Oリング13は、他のシール部材と置き換えてもよく、設置点も図示の位置に制限されない。要は、内部の流路と外部との間をシールできればよい。
なお、例示の液体散布ノズル1においては、第1部材7に設ける直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bの出口側を図3に示すように出口に向って扇状に拡開させ、図7に示すように、球状部7aの外面(球面)に開口した接続口aj,bjを、第2部材の凹球面8aに開口した接続口よりも第1部材7の回動方向に長く伸ばしたが、図9に示すように、第2部材8側の接続口を第1部材7側の接続口よりも第1部材7の回動方向に長く伸ばしてもよい。このときには、図示していない旋回流生成通路6bの接続口も同様に第2部材の凹球面8aに開口した接続口を長くする。
また、シール部材12は、第2部材8側に設けたが、図8に示すように、第1部材7の球状部7aに取り付けてもよい。その構造でも、シール部材12で直進噴射通路6aと旋回流生成通路6bの接続部を取り囲むことで液洩れを最小限に抑えることができる。
このほか、例示の液体散布ノズルは、第1部材7の一方向回動を、支軸7bを支点にして行わせるようにしたが、第1部材7の一方向回動は、回動方向に延びる案内溝とその溝に案内されて一方向にのみ移動する部材などを組み合わせるといった他の構造でも実現することができる。
図10〜図16に、この発明の液体散布ノズルの好ましい形態の具体例を示す。図10の液体散布ノズル1は、噴霧ヘッド3を屈曲の終点に保持する屈曲姿勢の戻り規制機構14を備えている。
図示の屈曲姿勢の戻り規制機構14は、リング状部材15(図14、図15を同時参照)と、このリング状部材15とロックカバー16(これも図14、図15を同時参照)との間に設けるガイド17を組み合わせて構成されている。ロックカバー16と第1部材7は、管継手4の組み立て性を考慮して分割した。
その分割構造にすると、ロックカバー16の外径を球状部7aの外径よりも大きくしてこのロックカバー16の上側部分を噴霧ヘッド3が屈曲していない図10、図11の状態のときにスリーブ11aの上側部分に突き当てることができる。この状態ではスリーブ11aの上側開口がロックカバー16によって塞がれて球状部7aの摺動面に対する塵埃などの侵入が起こり難くなるが、ロックカバー16と第1部材7は一体に形成していてもよい。
なお、ロックカバー16は、第1部材7の外周にバヨネット嵌合させて固定している。第1部材7に対するロックカバー16のバヨネット嵌合は、ロックカバー16の内面に設けた突起16a(図14参照)と、第1部材7の外周に設けたガイド溝7c(図15参照)を利用して行ったが、ロックカバー16の装着(第1部材7に対する位置決め固定)法はバヨネット嵌合に限定されない。
リング状部材15は、ロックカバー16の外周に、一定角度範囲での正逆回転が許容されるように装着されている。
ロックカバー16の外周には、リング状部材15の内周面に設けた突起17a(図14参照)と組み合わせてガイド17を構成するガイド溝17b(図15、図16参照)が設けられており、そのガイド溝17bに突起17aを挿入してリング状部材15がロックカバー16の外周に装着されている。
ガイド溝17bは、周方向変位と軸方向変位を伴う溝であって、このガイド溝17bの案内効果によってリング状部材15を回転させると、ロックカバー16上のそのリング状部材15が軸方向に進退する。
リング状部材15には、使用状態で第1部材7側に突き出す当り面15bを設けている。その当り面15bは、噴霧ヘッド3が屈曲終点にある状態でリング状部材15を正転方向(図のそれは液体散布ノズルを後部側から見たときに反時計周りとなる方向)終点まで回転させると図13に示すように前進位置に移動する。
前進位置に移動した当り面15bは、連結具11の構成要素(図のそれはスリーブ11a)が復帰方向に移動(戻り方向へ回転)しようとするとそのスリーブ11aに突き当たるようになっており、これにより噴霧ヘッド3の屈曲終点からの不測の戻りが確実に阻止される。
また、そのリング状部材15を逆転方向終点まで回転させると当り面15bが図11のように後退し、その当り面15bによる連結具11の第2部材側構成要素の復帰方向移動の阻止が解かれるようになっている。
なお、図10の液体散布ノズルは、連結具のスリーブ11aの形状を図3とは異ならせ、第1部材の球状部7aの外周をシールするOリング13を、スリーブ11aの内周の段差部に挿入した止めリング18と、球状部7aの外面と、第2部材8の端部との間に配置したが、Oリング13の設置点は、図示の位置に制限されず、球状部7aの外周シールの目的を達成できる位置であればよい。
図10の19は、噴霧ヘッド3を覆うフード付きキャップであって、これは、連結具11の袋ナット11bに取り付けられている。
図10の液体散布ノズルのその他の構成は、図3の液体散布ノズルとさして変わるところがないので、主たる要素に図3と同一符号を付して説明を省略する。
1 液体散布ノズル
2 操作杆
2a インナーパイプ
2b アウターパイプ
2c グリップ
2d 螺合部
3 噴霧ヘッド
3a ケーシング
3b 中子
3c 噴板
N 噴出口
4 管継手
5 バルブ
5a 弁体
5b 弁座
6 液体供給路
6a 直進噴射通路
6b 旋回流生成通路
7 第1部材
7a 球状部
7b 支軸
7c ガイド溝
8 第2部材
aj,bj 第1部材側の接続口
8a 凹球面
10 液封リング
11 連結具
11a スリーブ
11b 袋ナット
12 シール部材
13 Oリング
14 屈曲姿勢の戻り規制機構
15 リング状部材
15b 当り面
16 ロックカバー
16a 突起
17 ガイド
17a 突起
17b ガイド溝
18 止めリング
19 フード付きキャップ

Claims (5)

  1. 液体供給路(6)を内部に有する操作杆(2)と、通路切り替え用のバルブ(5)と、前記操作杆(2)の先端に設ける液体噴射口(N)を備えた噴霧ヘッド(3)を有し、
    前記液体供給路(6)が、前記バルブ(5)よりも前記操作杆(2)の後方において、前記バルブ(5)によって開閉される直進噴射通路(6a)とその直進噴射通路の周囲に間隔をあけて複数設ける旋回流生成通路(6b)に分岐され、
    前記バルブ(5)を開いたときに前記直進噴射通路(6a)を通った液体が前記噴射口(N)から直進噴射され、前記バルブ(5)を閉じたときに前記旋回流生成通路(6b)を通った液体が前記噴射口(N)から広角噴射されるようにした液体散布ノズルであって、 前記操作杆(2)と噴霧ヘッド(3)との間に前記噴霧ヘッド(3)を前記操作杆(2)に対して屈曲可能となす管継手(4)を設け、
    その管継手(4)を、一方向に回動可能な球状部(7a)を先端に備えた第1部材(7)と、前記球状部(7a)を密着させる凹球面(8a)を備えた第2部材(8)と、前記第1部材(7)に前記噴霧ヘッド(3)を繋ぐ連結具(11)とで構成し、その管継手(4)の前記操作杆(2)に連結される前記第1部材(7)と前記噴霧ヘッド(3)に組み込まれる前記第2部材(8)に前記直進噴射通路(6a)と旋回流生成通路(6b)を独立させてそれぞれ形成し、その直進噴射通路(6a)と旋回流生成通路(6b)の前記第1部材(7)と第2部材(8)に対向して形成される接続口の片方を他方の接続口よりも前記第1部材(7)の回動方向に長く伸びる形状にした液体散布ノズル。
  2. 前記管継手(4)によって屈曲させた前記噴霧ヘッド(3)を屈曲終点に保持する保持の解除が可能な屈曲姿勢の戻り規制機構(14)を設けた請求項1に記載の液体散布ノズル。
  3. 前記第1部材(7)の外周に一定角度範囲で正逆回転が許容されるリング状部材(15)を装着し、そのリング状部材(15)に前記連結具(11)の第2部材側構成要素を当接させる当り面(15b)を設け、前記屈曲姿勢の戻り規制機構(14)を、前記リング状部材(15)とそのリング状部材(15)の回転運動を軸方向運動に変換して当該リング状部材を軸方向に進退させるガイド(17)とで構成し、
    前記噴霧ヘッド(3)が屈曲終点にある状態で前記リング状部材(15)を正転方向終点まで回転させたときに前記当り面(15b)が前進して前記連結具(11)の第2部材側構成要素の復帰方向移動を阻止し、前記リング状部材(15)を逆転方向終点まで回転させたときに前記当り面(15b)が後退してその当り面による前記連結具(11)の第2部材側構成要素の復帰方向移動の阻止が解かれるようにした請求項2に記載の液体散布ノズル。
  4. 前記管継手(4)の第1部材(7)と第2部材(8)にそれぞれ設けた直進噴射通路(6a)と旋回流生成通路(6b)の各々の接続部の周囲に、前記球状部(7a)と凹球面(8a)との間をシールして液体供給路(6)を外部から画するシール部材(12)を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の液体散布ノズル。
  5. 前記管継手(4)の先端の球状部(7a)の球の中心の両側に支軸(7b)を設け、その支軸を支点にして前記第1部材(7)を一方向に回動可能となした請求項1〜4のいずれかに記載の液体散布ノズル。
JP2013029771A 2012-12-06 2013-02-19 液体散布ノズル Active JP5596190B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013029771A JP5596190B2 (ja) 2012-12-06 2013-02-19 液体散布ノズル
TW102138943A TWI611846B (zh) 2012-12-06 2013-10-28 液體散布噴嘴
KR1020130143030A KR102092418B1 (ko) 2012-12-06 2013-11-22 액체 살포 노즐

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267257 2012-12-06
JP2012267257 2012-12-06
JP2013029771A JP5596190B2 (ja) 2012-12-06 2013-02-19 液体散布ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014131790A true JP2014131790A (ja) 2014-07-17
JP5596190B2 JP5596190B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=51411131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013029771A Active JP5596190B2 (ja) 2012-12-06 2013-02-19 液体散布ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5596190B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018043215A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 ヤマホ工業株式会社 噴射方向可変噴霧ノズルユニット
JP2018527153A (ja) * 2015-09-23 2018-09-20 レスメド・リミテッドResMed Limited エルボーアセンブリ
KR20230001198A (ko) * 2021-06-28 2023-01-04 유재혁 분사 각도 조절이 가능한 스프레이 건

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5951288U (ja) * 1982-09-28 1984-04-04 株式会社日本ピスコ 管継手
JPS5917315B2 (ja) * 1976-12-11 1984-04-20 株式会社クボタ プラスチツク管受口の形成方法
JPS6138390U (ja) * 1984-08-10 1986-03-10 富士テクノ工業株式会社 旋回ノズル
JPH01228564A (ja) * 1988-03-04 1989-09-12 Kenzo Yamamoto 噴霧距離の調節可能な液体噴霧用ノズル
JPH021257U (ja) * 1988-06-15 1990-01-08
JPH0380185U (ja) * 1989-12-05 1991-08-16
JPH0475294U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30
JP2002011384A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Arimitsu Industry Co Ltd 可変噴射角ノズル
JP2002340262A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 流体用継手
JP2007155031A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Hitachi Metals Ltd 電気融着式角度自在継手
JP2008110318A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Yamaho Kogyo Kk 液体散布ノズル

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917315B2 (ja) * 1976-12-11 1984-04-20 株式会社クボタ プラスチツク管受口の形成方法
JPS5951288U (ja) * 1982-09-28 1984-04-04 株式会社日本ピスコ 管継手
JPS6138390U (ja) * 1984-08-10 1986-03-10 富士テクノ工業株式会社 旋回ノズル
JPH01228564A (ja) * 1988-03-04 1989-09-12 Kenzo Yamamoto 噴霧距離の調節可能な液体噴霧用ノズル
JPH021257U (ja) * 1988-06-15 1990-01-08
JPH0380185U (ja) * 1989-12-05 1991-08-16
JPH0475294U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30
JP2002011384A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Arimitsu Industry Co Ltd 可変噴射角ノズル
JP2002340262A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 流体用継手
JP2007155031A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Hitachi Metals Ltd 電気融着式角度自在継手
JP2008110318A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Yamaho Kogyo Kk 液体散布ノズル

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018527153A (ja) * 2015-09-23 2018-09-20 レスメド・リミテッドResMed Limited エルボーアセンブリ
US11672936B2 (en) 2015-09-23 2023-06-13 ResMed Pty Ltd Elbow assembly
JP2018043215A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 ヤマホ工業株式会社 噴射方向可変噴霧ノズルユニット
KR20230001198A (ko) * 2021-06-28 2023-01-04 유재혁 분사 각도 조절이 가능한 스프레이 건
KR102521750B1 (ko) 2021-06-28 2023-04-13 유재혁 분사 각도 조절이 가능한 스프레이 건

Also Published As

Publication number Publication date
JP5596190B2 (ja) 2014-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008110318A (ja) 液体散布ノズル
JP5596190B2 (ja) 液体散布ノズル
US6196475B1 (en) Rotor nozzle
US9708800B2 (en) Kitchen sink sprayer
UA95937C2 (ru) Устройство для смешивания текучей среды с большим объемным газовым потоком, в частности, для ввода восстановителя в дымовой газ, содержащий оксиды азота
JP2008018400A (ja) 二流体ノズル
KR101274225B1 (ko) 흡상식 색재분사 미용 에어브러쉬건
KR102092418B1 (ko) 액체 살포 노즐
JP2018521724A5 (ja)
JP5530974B2 (ja) 空気混入式専用の噴霧ノズル
JP2012030162A (ja) 流体噴出ガン
JP2015157030A (ja) 消防用ノズル
JP5887380B2 (ja) 液体散布ノズル
KR101363553B1 (ko) 수용성 스프레이 건
KR101427165B1 (ko) 샤워기 헤드
JP5823851B2 (ja) 吐水具
US20220241801A1 (en) Shower head with gunjet
KR20190048213A (ko) 복합 분사구조를 갖는 세척액 분사장치
KR102317176B1 (ko) 직진 및 나선 물분사가 가능한 워터건
JP2015112588A (ja) 液体散布ノズル
JP5291176B2 (ja) 防水材料用混合式スプレー装置
KR20110122497A (ko) 유로연결부가 구비된 액체분사장치
CN213789257U (zh) 一种冲洗手柄
JP5869595B2 (ja) 液体散布ノズル
JP2023084837A (ja) 噴霧ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5596190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250