JP2002011384A - 可変噴射角ノズル - Google Patents

可変噴射角ノズル

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JP2002011384A
JP2002011384A JP2000199357A JP2000199357A JP2002011384A JP 2002011384 A JP2002011384 A JP 2002011384A JP 2000199357 A JP2000199357 A JP 2000199357A JP 2000199357 A JP2000199357 A JP 2000199357A JP 2002011384 A JP2002011384 A JP 2002011384A
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JP
Japan
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nozzle
inner pipe
flow path
nozzle tip
hole
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JP2000199357A
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Koji Maki
康二 真木
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Arimitsu Industry Co Ltd
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Arimitsu Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水等の噴射パターンの切換えが安定してなさ
れ、直噴射パターンでの噴射状態や耐久性も向上させた
可変噴射角ノズルを提供する。 【解決手段】 ノズルチップ13に直進流を送り込む第
1流路Iと、渦流発生部15で発生させた渦流を送り込
む第2流路IIと、その流路I、IIを液体導入路III に選
択的につなぐ切換弁17を設け、導入路III に流路Iを
つないだとき直噴射、流路IIをつないだとき円錐、流路
I、IIの双方をつないだとき充円錐の噴射がなされるよ
うにした。内パイプ11は、先端をノズルチップ13に
挿入すると好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗浄、噴霧など
に利用する液体噴射パターンの切換えが可能な可変噴射
角ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】液体の噴射パターンを切換えられる可変
噴射角ノズルの従来例を図5に示す。
【0003】このノズルは、図5(a)に示すように、
弁体1が噴射孔2aの中に充分に入り込んでいるときに
は、導水管3に導入した水が弁体外周の螺旋溝1aを通
ってきつい渦流になりながらノズルチップ2内に流入
し、噴射孔2aのテーパ面による案内作用により中空円
錐状に大きく広がって噴射される。
【0004】また、導水管3の外周に螺合させた調節継
手4を回して前側にスライドさせると、図5(b)に示
すように、ノズルチップ2と弁体1間に隙間が生じてノ
ズルチップ2内で生じる渦流が弱くなり、噴射角が小さ
くなって噴射状態が充円錐パターン(円内の各域にシャ
ワー状に散水される状態)に変わる。
【0005】さらに、調節継手4を更に回して前にスラ
イドさせると、図5(c)に示すように、ノズルチップ
2と弁体1との間の隙間が大きくなり、水がノズルチッ
プ2内に渦を巻かずに流入して噴射状態が直噴射パター
ン(いわゆるジェット流)に変わる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のノズル
は、調節継手4をねじで推進させるので、ねじ嵌合部へ
の異物の噛み込み、ねじの損傷などにより噴射パターン
の切換えができなくなることがある。
【0007】また、ノズルチップと弁体のセンターがず
れていると、直噴射パターンでの噴射状態が悪くなる。
【0008】さらに、弁体1を導水管3の先端に設けた
穴あき端板に螺合させて取付けているため、水流による
振動で弁体1の固定が緩むことも考えられる。
【0009】このほか、ノズルチップ2と調節継手4と
の間及び調節継手4と導水管3との間の2箇所をシール
する必要があり、耐久性にも問題がある。
【0010】この発明は、これ等の欠点を無くした可変
噴射角ノズルを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、第1流路を形成する内パイプ
と、内パイプの外周に第2流路を形成する外パイプと、
第1流路、第2流路又は第1、第2流路の双方を選択的
に液体導入路に接続する切換弁と、先細テーパ状の噴射
孔を有し、その噴射孔の中心を内パイプの軸心と一致さ
せて内パイプの前方に設けるノズルチップと、第2流路
からの液体を前記噴射孔の手前側で渦流にする渦流発生
部を設けて可変噴射角ノズルを構成したのである。
【0012】このノズルは、渦流発生部を、ノズルチッ
プに穿孔する角度付きの孔又はノズルチップの孔面もし
くは内パイプの外周面に形成するリード角の付いた溝で
形成して内パイプの先端をノズルチップ内に挿入すると
好ましいが、ノズルチップと内パイプの相対位置が変化
しないので、ノズルチップを、内パイプとの間に中継室
を設けて内パイプ先端から離れた位置に配置し、第2流
路の出口を角度付き孔を介して前記中継室に連通させる
構造にしても発明の目的が達成される。
【0013】
【作用】第1流路を液体導入路に接続すると、内パイプ
内を通った液が直進してノズルチップ内に流入し、その
チップから直噴射パターンで噴射される。
【0014】また、第2流路を液体導入路に接続する
と、渦流発生部を通った液が渦を巻いてノズルチップに
流入し、円錐パターンでの噴射がなされる。
【0015】さらに、第1、第2の双方の流路を液体導
入路に接続すると、渦流発生部で生じる渦が弱くなり、
それが第1流路からの直進流と混ざり合って噴射される
ため、噴射パターンが充円錐になる。
【0016】このように、この発明では液路を切換えて
噴射パターンを変化させるので、ノズルチップを変位さ
せる必要が無く、ねじを利用したパターン切換部を無く
して操作上のトラブルを減少させることができる。
【0017】また、ノズルと内パイプの相対位置が変化
しないため両者のセンターのずれが起こらず、直噴射パ
ターンでの噴射状態が悪くなることがない。
【0018】さらに、緩みを生じる弁体やOリング等に
よるシール部(ノズルヘッド部におけるシール部)も無
いため、性能の安定性や耐久性にも優れる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、この発明のノズルの実施
形態を、図2にそのノズルの先端部の拡大図を各々示
す。
【0020】この可変噴射角ノズル10は、第1流路I
を形成する内パイプ11、内パイプの外周に第2流路II
を形成する外パイプ12、内パイプの前方に設けるノズ
ルチップ13、管継手14、第2流路IIを通った液体
(これは水に限定されない)に捻りを加える渦流発生部
15、液体導入路III を形成するパイプ16、流路の接
続状態を切換える切換弁17、切換弁17の操作レバー
を兼用したサポートグリップ18及びラッパ状のフード
19を備えている。
【0021】内パイプ11は、一端を切換弁17の筐体
17aに設けた出口ポートP2 に、他端をノズルチップ
13の孔入口に各々嵌合させている。
【0022】また、外パイプ12は、一端を切換弁17
にねじ込み、他端を内パイプの外周に嵌める穴あきスペ
ーサ20で支えて内パイプ11と同心上に位置決めして
いる。
【0023】ノズルチップ13は、先細テーパ状の噴射
孔13a(図2参照)を有する。このノズルチップ13
を管継手14にねじ込み、フード19の内面に設けた環
状リブを管継手との間に挟んでフード19を固定してい
る。また、管継手14を外パイプ12の先端に螺合させ
てノズルチップ13を外パイプに接続している。なお、
フード19は好ましい要素に過ぎない。
【0024】渦流発生部15は、図2に示すように、第
2流路IIの出口をノズルチップ13の内部に連通させる
孔15aをノズルチップ13に設けて作り出されてい
る。孔15aは、2軸方向に傾く孔(ノズルチップの軸
心に対して、側面視、平面視の双方において角度を有す
る孔)にしており、絞り効果を有するこの孔15aから
第2流路II内の液体がノズルチップ13内に斜めに流入
してノズルチップ内で渦流が起こるようになっている。
孔15aの代わりに内パイプ11の先端外周やノズルチ
ップ13の孔面にリード角の付いた溝を設けてもよく、
この構造でも渦流を生じさせることができる。
【0025】切換弁17は、図3に示すように、導入路
III につながる入口ポートP1 と、第1、第2流路I、
IIに個別につながる出口ポートP2 、P3 を設けた筐体
17aに、接続用の孔H1 、H2 を設けたロータリ弁1
7bを組込み、そのロータリ弁17bを回転させてポー
ト間の接続状態を切換えるようにしてある。この切換弁
17は、ロータリ弁にこだわる必要はなく、スプール弁
方式のものも利用できる。
【0026】このように構成した図1の可変噴射角ノズ
ル10は、サポートグリップ18が実線位置にあると
き、孔H1 を介して第1流路Iが液体導入路III につな
がって直噴射パターンでの噴射がなされる。
【0027】また、サポートグリップ18を回動規制を
受けるところまで前に押すと、ロータリ弁17bが回転
して第1流路Iが液体導入路III から切り離され、代わ
りに第2流路IIが孔H2 経由で液体導入路III につなが
って円錐パターンでの噴射がなされる。
【0028】さらに、サポートグリップ18を押し動か
す途中と引き戻す途中に孔H1 、H 2 を介して第1流路
Iと第2流路IIの双方が液体導入路III につながり、そ
の位置でサポートグリップ18を止めると充円錐パター
ンでの噴射がなされる。
【0029】このほか、サポートグリップ18を後ろに
倒すと流路I、IIが共に導入路IIIから切り離され、噴
射がストップする。
【0030】このように、内パイプ11をノズルチップ
13に挿入すると、第1流路Iからの直進流がそのまま
ノズルチップ13に進入して直噴射パターンでの噴射の
乱れが効果的に防止される。
【0031】図4は、ノズル先端部の変形例である。こ
のように、ノズルチップ13と内パイプ11との間に中
継室21を設けてノズルチップ13を内パイプ11の先
端から離れた位置に配置してもよい。管継手14で内パ
イプ11の先端をノズルチップ13と同軸上に位置決め
しているので、この構造でも第1流路Iからの直進流が
乱れずにノズルチップ13に進入して直噴射パターンが
安定する。また、管継手14の内面の内パイプ支持壁に
設ける孔14aを2軸方向に傾けており、そのため、第
2流路IIからの液は中継室21内に斜めに流入して中継
室21内で渦流になる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のノズル
は、ノズルチップに直進流を送り込む第1流路と、渦流
発生部に通して渦流を送り込む第2流路を設け、それ等
の流路と液体導入路の接続状態を切換弁で切換えて噴射
パターンを変化させるようにしたので、ねじを利用した
パターン切換部を無くして操作の信頼性を高めることが
できる。
【0033】また、第1流路とノズルチップのセンター
のずれを無くして直噴射の状態を良くし、さらに、緩み
を生じる部分やシール部を減らして性能の安定性や耐久
性を向上させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のノズルの実施形態を示す断面図
【図2】同上のノズルの先端部を示す拡大断面図
【図3】(a)ロータリ弁の斜視図 (b)筐体のポートを示す平面視断面図
【図4】先端部の他の例を示す断面図
【図5】(a)従来のノズルの円錐噴射パターンを示す
図 (b)同上のノズルの充円錐噴射パターンを示す図 (c)同上のノズルの直噴射パターンを示す図
【符号の説明】
10 ノズル 11 内パイプ 12 外パイプ 13 ノズルチップ 13a 噴射孔 14 管継手 14a 孔 15 渦流発生部 15a 孔 17 切換弁 17a 筐体 17b ロータリ弁 18 サポートグリップ 19 フード 20 穴あきスペーサ 21 中継室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1流路を形成する内パイプと、内パイ
    プの外周に第2流路を形成する外パイプと、第1流路、
    第2流路又は第1、第2流路の双方を選択的に液体導入
    路に接続する切換弁と、先細テーパ状の噴射孔を有し、
    その噴射孔の中心を内パイプの軸心と一致させて内パイ
    プの前方に設けるノズルチップと、第2流路からの液体
    を前記噴射孔の手前側で渦流にする渦流発生部を設けた
    可変噴射角ノズル。
  2. 【請求項2】 前記渦流発生部をノズルチップに穿孔す
    る角度付きの孔又はノズルチップの孔面もしくは内パイ
    プの外周面に形成するリード角の付いた溝で形成して内
    パイプの先端をノズルチップ内に挿入した請求項1記載
    の可変噴射角ノズル。
  3. 【請求項3】 ノズルチップを、内パイプとの間に中継
    室を設けて内パイプ先端から離れた位置に配置し、第2
    流路の出口を角度付き孔を介して前記中継室に連通させ
    た請求項1記載の可変噴射角ノズル。
JP2000199357A 2000-06-30 2000-06-30 可変噴射角ノズル Pending JP2002011384A (ja)

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