JP2014131589A - 遊技媒体計数装置および遊技媒体計数システム - Google Patents

遊技媒体計数装置および遊技媒体計数システム Download PDF

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Abstract

【課題】計数対象外の種類の遊技媒体が投入口に投入されても、遊技店の円滑な運用ができる遊技媒体計数装置を提供する。
【解決手段】遊技媒体計数装置は、遊技媒体が投入される投入口と、投入口から投入された遊技媒体を検出して、その種類を判別する判別手段と、少なくとも判別手段により計数対象と判別された遊技媒体の数を計数する計数手段と、判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が、所定の条件を満たした場合に、異常処理を行う異常処理手段と、遊技媒体の数に関する条件の入力を受け付ける条件入力手段と、条件入力手段により入力された条件を、前記異常処理を行う条件として設定する設定手段とを含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技店に設置されて、遊技媒体を計数するための遊技媒体計数装置および遊技媒体計数システムに関する。
パチスロ機が設置された遊技店には、パチスロ機から払い出されたメダル(遊技媒体)を計数するためのメダル計数機が設置されている。使用されるメダルの種類(直径や表面の模様)が異なる複数種類のパチスロ機が1つの遊技店に設置されている場合は、メダルの種類に対応するメダル計数機がそれぞれ設置されている。メダルは、そのメダルの種類(直径や表面の模様)に対応する専用のメダル計数機で計数される。
メダル計数機は、メダルが投入されるホッパと、ホッパの下側に配置されて、回転により生じる遠心力によってホッパ内のメダルを1枚ずつ繰り出す回転円盤と、回転円盤により繰り出されたメダルが搬送される搬送路と、搬送路を搬送されるメダルを計数するための計数センサとを備えている。搬送路を搬送されるメダルが計数対象外の種類のメダルである場合には、メダルが搬送路からリジェクトボックスに排出される。
具体的には、搬送路を搬送されるメダルが計数対象のメダルと径の異なるメダルである場合、そのメダルは搬送路からリジェクトボックスに排出される(たとえば特許文献1参照)。
また、メダルの表面に付された模様を読み取るための光学センサを設け、光学センサによってメダルの表面の模様を読み取ることにより、搬送路を搬送されるメダルが計数対象のメダルか否かが判別されるものもある(たとえば特許文献2参照)。表面の模様が計数対象のメダルと異なるメダルであると判別されると、メダルが搬送路からリジェクトボックスに排出される。
特開2008−12024号公報 特開2006−4166号公報
メダル計数装置(メダル計数機)のホッパに、計数対象のメダルとは種類の異なるメダルが投入されると、そのメダルは回転円盤により繰り出される。
しかしながら、回転円盤によるメダルの繰出しを停止する条件を調整できない。そのため、遊技店の円滑な運用ができない。
そこで、この発明は、計数対象外の種類の遊技媒体が投入口に投入されても、遊技店の円滑な運用ができる遊技媒体計数装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、遊技媒体が投入される投入口(3)と、前記投入口から投入された遊技媒体を検出して、その種類を判別する判別手段(35A,35B,28;71,28)と、少なくとも前記判別手段により計数対象と判別された遊技媒体の数を計数する計数手段(28)と、前記判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が、所定の条件を満たした場合に、異常処理を行う異常処理手段(15,28)と、前記遊技媒体の数に関する条件の入力を受け付ける条件入力手段(4)と、前記条件入力手段により入力された条件を、前記異常処理を行う条件として設定する設定手段(28)と、を含む、遊技媒体計数装置(1;60;70)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
請求項2記載の発明は、前記異常処理手段は、前記判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が前記条件を満たした場合に、少なくとも計数動作の一部を停止することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数装置である。
請求項3記載の発明は、前記遊技媒体の数に関する条件として、予め定める計数対象とは異なる遊技媒体を、前記判別手段が連続して所定数判別したことを含む、請求項1または2に記載の遊技媒体計数装置である。
請求項4記載の発明は、前記遊技媒体の数に関する条件として、予め定める計数対象とは異なる遊技媒体を前記判別手段が判別した回数が、通算して所定数に達したことを条件に含む、請求項1または2に記載の遊技媒体計数装置である。
請求項5記載の発明は、遊技媒体が投入される投入口(3)と、前記投入口から投入された遊技媒体を検出して、その種類を判別する判別手段(35A,35B,28;71,28)と、少なくとも前記判別手段により計数対象と判別された遊技媒体の数を計数する計数手段(28)と、前記判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が、所定の条件を満たした場合に、異常処理を行う異常処理手段(15,28)と、前記遊技媒体の数に関する条件の入力を受け付ける条件入力手段(4)と、前記条件入力手段により入力された条件を、前記異常処理を行う条件として設定する設定手段(28)と、を含む、遊技媒体計数システムである。
この発明によれば、投入口に投入される遊技媒体が計数対象の遊技媒体であるか否かが、判別手段によって判別される。そして、予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が所定の条件を満たした場合に、異常処理が行われる。また、遊技媒体の数に関する条件の入力は、条件入力手段によって受け付けられる。条件入力手段により入力された条件は、異常処理を行う条件として設定される。
そのため、異常処理を行う条件を、設置状況に応じた最適なものに設定することができる。また、不正の可能性が低いにも拘らず、必要以上に頻繁に異常処理が実行される事態を抑制または防止することができる。
本発明の一実施形態に係るメダル計数機を正面右側から見た斜視図である。 図1に示す1つの計数ユニットを正面右側から見た斜視図である。 図2に示す計数ユニットの要部平面図である。 図3を切断面線A−Aで切断した断面図である。 図1に示すメダル計数機の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示すメダル計数機における計数処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す表示パネルにおける表示内容の一例を示す図である。 エラーモードにおける処理の流れを示すフローチャートである。 エラーモードにおける他の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかるメダル計数機の電気的構成を示すブロック図である。 表示パネルに表示される停止条件設定画面を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかるメダル計数機の計数ユニットの要部平面図である。 図12に示すメダル計数機の電気的構成を示すブロック図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るメダル計数機(遊技媒体計数装置)1を正面右側から見た斜視図である。メダル計数機1は、パチスロ機が設置された遊技店に設置されており、遊技客がパチスロ機で獲得したメダルの枚数を数えるものである。遊技店には、使用できるメダルの径が異なる複数種のパチスロ機が設置される場合がある。このメダル計数機1は、直径30mmのメダル(以下、「φ30メダル」という。)を計数対象とするものである。
メダル計数機1は、その筐体をなす本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2は、幅広のボックス形状である。本体ケーシング2の天面において、手前側には、2つの投入口3が左右に並んで形成されており、奥側には、表示パネル4が設けられている。
各投入口3の周縁には、下向きに狭くなる略筒状のホッパ5の上端が連設されている。各ホッパ5の下端は開口されており、本体ケーシング2の内部に臨んでいる。
表示パネル4は、たとえば液晶のタッチパネルであり、表示パネル4には、メダル計数機1の動作状況が表示されたり、メダル計数機1を操作するためのボタンが表示されたりする。
メダル計数機1は、本体ケーシング2内において、各投入口3の下方(厳密には各投入口3に対応するホッパ5の下方)に、計数ユニット6を備えている。つまり、このメダル計数機1には、2つの計数ユニット6が設けられている。各本体ケーシング2の正面の下端には、リジェクトボックス7が引き出し可能に設けられている。
なお、この実施例で示したメダル計数機1は、計数処理を迅速に行うために投入口3および計数ユニット6が2つ備えられたいわゆるツインタイプとしたが、投入口3および計数ユニット6がそれぞれ1つだけ備えられたシングルタイプのものであってもよい。
パチスロ機41から払い出されたメダルは、遊技を終えたときに景品と交換することができる。そのため、遊技者は獲得したメダル(パチスロ機41から払い出されたメダル)を、投入口3(双方または一方)に投入する。投入口3に投入されたメダルは、ホッパ5を介して計数ユニット6に導かれる。計数ユニット6は、後述するように、導かれたメダルの枚数をメダルの種類毎に数える。計数後のメダルは、本体ケーシング2の後方から機外の貯留タンク等に排出される。
そして、投入口3に誤って投入された計数対象外のメダル(たとえば直径25mmのメダル(以下では、「φ25メダル」という。))は、計数ユニット6でメダルから分離された後、本体ケーシング2の正面の下端で引き出し可能に設けられたリジェクトボックス7に排出される。
図2は、1つの計数ユニット6を正面右側から見た斜視図である。
図2に示すように、計数ユニット6は、上下方向に薄い平板状のベース10を備えている。ベース10の上面は、水平面である。
計数ユニット6は、ベース10上に、ホッパ5によって導かれたメダルを1枚ずつ分離して繰り出す繰出機構11と、1枚ずつ繰り出されたメダルを本体ケーシング2の後方へ向けて搬送する搬送機構12と、搬送機構12によって搬送されるメダルの種類を1枚ずつ判別する判別機構13とを備えている。
繰出機構11は、回転円盤14と、第1モータ15と、ガイド壁16と、ゲート17と、第2モータ18とを備えている。
回転円盤14は、鉛直軸線まわりに回転可能に設けられており、その上面は水平面に形なされている。回転円盤14の上面は、水平面である。回転円盤14の上面における円中心位置には、上向きに突出するガイドキャップ19が一体的に設けられている。ガイドキャップ19およびガイドキャップ19周辺における回転円盤14の上面は、ホッパ5の下端から投入口3を介して上方へ露出されている(図1参照)。
第1モータ15は、回転円盤14の後側において、ベース10の上面に取り付けられている。第1モータ15は正逆回転可能に設けられており、第1モータ15が発生する駆動力は、ベルト等を介して回転円盤14に伝達される。これにより、回転円盤14は、所定の正方向(詳しくは平面視における時計回りの方向であり、図示した太い実線矢印参照)へ回転する。
ガイド壁16は、回転円盤14と同心の略環状をなしており、回転円盤14の外周縁に沿って回転円盤14を径方向外側から取り囲むように、ベース10の上面から上向きに延びている。ガイド壁16は、周方向における1箇所(詳しくは左後側部分)に、完全に切断されるように切り欠かれた切欠き部分20を有している。ここで、説明の便宜上、切欠き部分20を後側から区画するガイド壁16を第1部16Aとし、切欠き部分20を前側から区画するガイド壁16を第2部16Bとする。
ガイド壁16は、周方向における複数の箇所において、ねじ21によってベース10の上面に固定されている。しかし、前述した第2部16Bは、ベース10に固定されておらず、ベース10の上面に対して、上下に移動することができる。
ゲート17は、切欠き部分20においてガイド壁16の周方向に対する接線方向(詳しくは前後方向)に延びる平板である。ゲート17は、前述した接線方向に長手であり、切欠き部分20をガイド壁16の径方向外側からほぼ塞ぐ閉塞部17Aと、閉塞部17Aから前方へ延びる延設部17Bとを一体的に備えている。
閉塞部17Aでは、後端部が、ねじ22をよってガイド壁16の第1部16Aに固定され、前端部が、ねじ23によってガイド壁16の第2部16Bに固定されている。なお、延設部17Bの後端部も、ねじ23によってガイド壁16の第2部16Bに固定されている。
閉塞部17Aの下端縁は、水平方向に平坦である。そして、閉塞部17Aの下端縁は、回転円盤14の上面においてガイド壁16の切欠き部分20に一致する部分に対して、僅か上方から対向している。詳しくは、閉塞部17Aの下端縁と回転円盤14の上面との間には、隙間Xが確保されている。図2に示す常態では(このときのゲート17の位置を常態位置とする。)、隙間Xの上下方向における寸法は、1枚のメダルの厚さとほぼ同じであり、隙間Xの水平方向における寸法(ガイド壁16における第1部16Aと第2部16Bとの間隔)は、メダルの直径よりも大きい。前述したように、このメダル計数機1では、φ30メダルが計数可能であるので、隙間Xの水平方向における寸法は、30mmより大きい。
第2モータ18は、ゲート17の延設部17Bの左側において、ベース10の上面に取り付けられている。第2モータ18の出力軸(ギヤ機構を経た出力軸)18Aには、カム24が取り付けられており、カム24は、第2モータ18が駆動されると、偏心回転する。
ここで、延設部17Bの前端縁には、後側へ略U字状に窪む窪み25が形成されており、窪み25に、前述したカム24が嵌め込まれている。ゲート17が常態位置にある状況でカム24が所定量(たとえば180°)だけ偏心回転すると、カム24が、延設部17Bにおいて窪み25を上から縁取る部分を押し上げる。これにより、ゲート17全体が、延設部17B側が閉塞部17A側より高くなるように、ガイド壁16の第1部16Aを支点として傾く(このときのゲート17の位置を解除位置とする。)。これに伴い、ガイド壁16の第2部16Bが持ち上がり、また、前述した隙間Xが、ゲート17が常態位置にあるときよりも上方ヘ僅かに広がる。なお、カム24が、前記所定量だけ逆回転すると、ゲート17は解除位置から常態位置に戻る。このように、ゲート17を常態位置から解除位置へ移動させることによって、隙間Xを上方へ広げることができ、詰まり発生時の解除処理が実行される。
回転円盤14が正方向に回転することによって、回転円盤14上のメダルには遠心力が作用し、回転円盤14上のメダルは、回転円盤14の外周縁(換言すればガイド壁16の内周面)へ向かって移動する。なお、前述したように回転円盤14の上面における円中心位置にガイドキャップ19が設けられていることから、遠心力が作用せずに回転円盤14の円中心位置に留まり続けるメダルはない。
ガイド壁16の内周面まで到達したメダルは、ガイド壁16の内周面に接触することによって、回転円盤14の径方向外側へそれ以上移動できないが、引き続き回転円盤14が回転していることから、ガイド壁16の内周面に沿って1枚ずつ並びつつ、ガイド壁16の内周面に接触しながら回転円盤14とともに回転する。
このようにガイド壁16の内周面に接触しながら回転円盤14とともに回転するメダルは、前述した遠心力によって隙間Xを通って回転円盤14の外側へ出て、搬送路30の前端部に繰り出される。
一方、回転円盤14が正方向とは反対の逆方向に回転されると、搬送路30の前端部(換言すれば隙間Xの周囲)のメダルは、隙間Xを通って回転円盤14の内側に移動する。
回転円盤14に関連して、回転円盤14上にメダルが存在しているか否かを検出する残メダル検出センサ27(図2では図示しない。図5参照)が配置されている。この残メダル検出センサ27は、たとえば透過型の光学センサからなり、ガイド壁16の外方にそれぞれ配置された投光部および受光部を備えている。投光部から投光された光は、ガイド壁16に形成された透過孔(図示しない)を通して受光部に至るようになっている。投光部から受光部に至る検知ラインは、回転円盤14の直上を横切るように配置されている。回転円盤14上にメダルが存在しているときは、投光部からの光が遮られる遮光状態になり、回転円盤14上にメダルが存在していないときは、投光部からの光が透過する透光状態になる。
図3は、搬送機構12および判別機構13を説明するための計数ユニット6の要部平面図である。
搬送機構12は、搬送路30と、1対の側壁31と、搬送路30を前方から後方へとメダルを搬送するために搬送路30の上に配置されている2つのプーリ32および搬送ベルト33とを備えている。なお、説明の便宜上、プーリ32および搬送ベルト33は、破線で示している(プーリ32および搬送ベルト33は、図2も参照)。
搬送路30は、ベース10の上面に設けられた水平面によって構成されている。搬送路30は、回転円盤14におけるガイド壁16の切欠き部分20(換言すれば前述した隙間X)の近傍を始点として本体ケーシング2の後方(図3では上方)へ向かって延びている。搬送路30は、回転円盤14の上面と面一に、前後方向に直線状に延びている。
図4は、図3を切断面線A−Aで切断した断面図である。図4では、搬送ベルト33の図示を省略している。
図3および図4を参照して、搬送路30の途中部には、平面視で前後方向にやや長い長方形状のリジェクト穴34が形成されている。リジェクト穴34は、紙面下方へ開口している。リジェクト穴34は、搬送路30よりも下方に配置されたリジェクトボックス7(図1参照)に連通している。すなわち、リジェクト穴34から落下したメダルは、リジェクトボックス7に溜められる。リジェクトボックス7がメダルで満杯になると、作業者(店員/遊技者)は、リジェクトボックス7が引き出して、リジェクトボックス7からメダルを取り除く。なお、リジェクト穴34の左右方向寸法は、たとえば30mmよりも若干大きく設定されている。
リジェクト穴34には、リジェクト穴34を部分的に閉塞することができるスライドプレート(案内部材)36が設けられている。このスライドプレート36は、メダルの搬送方向に長手を有する直方形状をなしており、搬送路30とほぼ面一の平坦面からなる上面36aを有している。このスライドプレート36は、リジェクト穴34の一部(図3で示す左端部分)を閉塞する通過位置(図3で実線にて図示)と、リジェクト穴34(の左側辺)から退避して、当該リジェクト穴34を開放する退避位置(図3で二点鎖線にて図示)との間で水平方向に移動可能に構成されている。
スライドプレート36が通過位置(図3で実線で図示)にあるときは、リジェクト穴34から落下することなく搬送路30を搬送される。一方、スライドプレート36が退避位置(図3で二点鎖線で図示)にあると、搬送路30を搬送されるメダルは、リジェクト穴34から落下し、有底容器状のリジェクトボックス7へと導かれる。スライドプレート36には第3モータ37が接続されており、この第3モータ37の駆動力により、スライドプレート36が通過位置と退避位置との間で移動される。
1対の側壁31は、ベース10の上面から立設されており、搬送路30の左右方向を区画している。詳しくは、右側の側壁31Aは、搬送路30の右端に沿いつつ、本体ケーシング2の後方へ向かって延びている。左側の側壁31Bは、搬送路30の左端に沿いつつ、本体ケーシング2の後方へ向かって延びている。
1対の側壁31は、前述したように搬送路30の左右方向を区画していることから、搬送路30の幅を規定している。搬送路30の幅(1対の側壁31の間隔)は、前端部を除く前後方向における全域に亘って、約30mmで一定にされている。
2つのプーリ32は、回転軸が水平に左右を向いており、搬送路30の上方において、前後方向に互いに間隔を隔てた状態で回転自在に配置されている。詳しくは、前側のプーリ32Aは、搬送路30の前端部の上方に配置されている。後側のプーリ32Bは、搬送路30の後端部の上方に配置されている。プーリ32Bは、前述した第1モータ15(図2参照)の出力軸に連結されている。
搬送ベルト33は、プーリ32Aとプーリ32Bとの間に所定の張力で掛け渡されている。搬送ベルト33(より具体的には、プーリ32Aの下端とプーリ32Bの下端とを繋ぐ下側部分)は、後方へ向かって直線的に延びつつ、水平方向に平坦となっており、搬送路30に対して上方から対向している。詳しくは、搬送ベルト33は、後方に向かうにしたがって搬送路30に対して左側へやや寄った(偏向した)状態で配置されている。
第1モータ15(図2参照)が正方向に回転駆動されると、その駆動力がプーリ32Bを介して搬送ベルト33に伝達され、搬送ベルト33は、所定の正方向(後方。図3で示す下から上に向かう方向)に向けて移動する。搬送路30の前端部に繰り出されたメダルは、搬送路30と搬送ベルト33とによって上下から挟まれ、周回移動する搬送ベルト33によって、搬送路30を後方へ搬送される。
第1モータ15(図2参照)が逆方向に回転駆動されると、その駆動力がプーリ32Bを介して搬送ベルト33に伝達され、搬送ベルト33は、所定の逆方向(前方。図3で示す上から下に向かう方向)に向けて移動する。搬送路30の前端部に繰り出されたメダルは、搬送路30と搬送ベルト33とによって上下から挟まれ、周回移動する搬送ベルト33によって、搬送路30を前方へ搬送される。
判別機構13は、リジェクト穴34の上流側に配置されており、1対のセンサ35A,35Bを含んでいる。1対のセンサ35A,35Bのうち、一方のセンサは、右側の側壁31Aに支持されて搬送路30内に臨む第1センサ35Aであり、他方のセンサは、左側の側壁31Bに支持されて搬送路30内に臨む第2センサ35Bである。第1センサ35Aはたとえば磁気センサによって構成されており、第2センサ35Bはたとえば光電センサによって構成されている。
前述したように搬送ベルト33は後方に向かうにしたがって搬送路30に対して左側へやや寄っているので、搬送ベルト33によって搬送路30を後方へ搬送されるメダルは、搬送路30の左壁(左側の側壁31B)に沿って側壁31Bにガイドされるように搬送路30を進む。
第1センサ35Aは、メダルが通過するときメダルの右端部分を検出し、パルスを出力する。同様に、第2センサ35Bも、メダルが通過するときメダルの左端部分を検出して、制御部28に対してパルスを出力する。ここで、第1センサ35Aが出力するパルスを第1パルスとし、第2センサ35Bが出力するパルスを第2パルスという。
図5は、このメダル計数機1の電気的構成を示すブロック図である。
メダル計数機1は、たとえばマイクロコンピュータを含む制御部28を備えている。この制御部28には、カウンタ52と、リジェクトカウンタ53とが備えられている。制御部28には、第1センサ35A、第2センサ35B、第1モータ15、第2モータ18および第3モータ37が制御対象として接続されている。
また、制御部28には、第1センサ35Aからの第1パルスおよび第2センサ35Bからの第2パルスが与えられるようになっている。第1パルスと第2パルスとが同時に与えられると、カウンタ52の値がインクリメント「+1」される。制御部28は、各センサ35A,35Bによるメダルの通過が同時に検出されるか否かに応じて、メダルの直径が予め定めるサイズ(φ30メダル)であるか否かが検出される。この実施形態では、第1センサ35Aおよび第2センサ35Bがサイズセンサを構成する。そして、これら1対のセンサ35A,35Bおよび制御部28は、判別手段を構成する。カウンタ52の値(メダルの枚数情報)は表示パネル4(図1参照)に表示される。また、カウンタ52の値(メダルの枚数情報)は、図示しない外部情報端子を介して外部機器(レシート発行機、管理コンピュータ等)に出力される。
さらに、残メダル検出センサ27からの信号が制御部28に入力されるようになっている。また、表示パネル4の計数開始表示50、確認表示51およびリジェクト表示59の入力信号は、制御部28に与えられるようになっている。
図6は、メダル計数機1における計数処理の流れを示すフローチャートである。図7は、表示パネル4における表示内容の一例を示す図である。図7において、(a)は待機画面を示し、(b)は計数処理中画面を示し、(c)は計数終了画面を示し、(d)は警告画面、(e)はメダル詰まり警告画面を示している。
メダルが投入口3に投入されておらず、メダル計数処理が始まる前の待機状態では、表示パネル4は、待機画面(図7(a)参照)となっている。待機画面では、表示パネル4の上部に「メダルを入れてください」というガイダンスが表示され、表示パネル4の下部に計数開始表示50が表示されている。
まず、計数すべきメダルがいずれか(若しくは双方)の投入口3に投入される。投入口3から投入されたメダルは、ホッパ5を通して導かれることによって計数ユニット6に上から降り注がれ、計数ユニット6の回転円盤14の上面における円中心位置周辺に落下する。回転円盤14の上面における円中心位置にガイドキャップ19が設けられているので、メダルは、回転円盤14の上面において、円中心位置以外の領域に落下する。
その後、表示パネル4に表示された計数開始表示50(図7(a)参照)が押されることによって、計数ユニット6にてメダル計数処理が開始される。具体的には、第1モータ15が回転(通常運転)されて、回転円盤14が正方向(平面視における時計回りの方向であり、図2に図示した太い実線矢印参照)に回転される(ステップS1)。また、搬送ベルト33も所定の正方向(図3で示す下から上に向かう方向)に回転される。メダル計数処理の開始にともなって、表示パネル4の表示は、待機画面(図7(a)参照)から計数処理中画面(図7(b)参照)に切り換わる。
回転円盤14の回転によって遠心力が作用した回転円盤14上のメダルは、回転円盤14の外周縁(換言すればガイド壁16の内周面)へ向かって移動し、メダル出口26から回転円盤14の外側へ出る。これにより、搬送路30の前端部に1枚ずつ繰り出される。
搬送路30の前端部に繰り出されたメダルは、搬送路30と搬送ベルト33とによって上下から挟まれて、搬送路30を後方へ搬送される。そして、搬送路30を搬送されるメダルがφ30のメダルであるときは、メダルの左端部および右端部が、それぞれ、第1センサ35Aおよび第2センサ35Bの上方を同時に通過する。したがって、第1センサ35Aからの第1パルス、および第2センサ35Bからの第2パルスが制御部28に同時に与えられると(ステップS2でYES、ステップS3でYES)、制御部28はカウンタ52の値をインクリメント(「+1」)するとともに(ステップS4)、表示パネル4の計数表示をインクリメント(「+1」)する(ステップS5)。また、リジェクトカウンタ53の値をリセットする(ステップS6)。このとき、スライドプレート36が通過位置に位置し、リジェクト穴34の一部が閉塞されているので、メダルがリジェクト穴34に落下せずに、搬送路30を搬送される。搬送路30の後端部を通過したメダルは、その後、本体ケーシング2の後方から図示しない洗浄タンクに向けて排出される。
一方、第2センサ35Bからの第2パルスは制御部28に出力されているが、第1センサ35Aからの第1パルスが制御部28に向けて出力されていない場合は(ステップS2でYES、ステップS3でNO)、搬送路30を計数対象のメダルと径の異なるメダル(たとえばφ25メダル)が搬送されていると判別される。そして、第3モータ37が駆動されて、スライドプレート36が退避位置(図3で二点鎖線で示す位置)に退避されることにより、当該メダルがリジェクト穴34からリジェクトボックス7に向けて落下する(ステップS7)。その後、制御部28がリジェクトカウンタ53の値をインクリメントした後(ステップS8)、スライドプレート36が通過位置(図3で実線で示す位置)に戻される(ステップS9)。
この計数処理は、計数ユニット6の回転円盤14上にメダルが存在しなくなるまで繰り返し続行される(ステップS11)。
また、計数処理時においては、表示パネル4は、計数処理中画面(図7(b)参照)となっている。この計数処理中画面では、表示パネル4の上部に計数を終えた(センサ35A,35Bに検出されてカウントされた)メダルの総数(ここでは「974」)が表示される。メダルの総数の表示の下には、景品数および余り数が表示される。メダルの総数と景品数と余り数との関係は、メダルの割数に景品数を乗じた値に余り数を足したものが、メダルの総数となる。そのため、メダルの割数に景品数を乗じた値がメダルの総数と等しければ、余り数は0(ゼロ)となる。計数を終えたφ30メダルの総数が増加して割数(ここでは6)の倍数に到達する度に、景品数が1つずつ増える。割り数は、遊技場側が予め設定している。
計数処理中は、リジェクトカウンタ53の値が5に達するか否かが監視されている(ステップS10)。
その後、回転円盤14上からメダルがなくなって、残メダル検出センサ27からの信号がHighになると(ステップS11でYES)、第1モータ15が停止されて回転円盤14の回転および搬送ベルト33の回転が停止されるとともに(ステップS12)、制御部28のカウンタ52の値が、外部機器に出力されて(ステップS13)、メダル計数機1の計数処理が完了する。
このとき、表示パネル4は、計数終了画面(図7(c)参照)となる。この図7(c)では、投入口3に投入されたメダルの枚数が1203枚である場合を例に挙げている。計数終了画面では、メダルの総数の表示ならびに景品数および余り数の表示の下方に計数開始表示50が再び表示される。
回転円盤14上からメダルがなくなる前に、リジェクトカウンタ53の値が5に達すると、すなわち計数対象のメダルと径の異なるメダル(たとえばφ25メダル)が連続して5枚検出されると(ステップS10でYES)、エラーモードになる。
図8は、エラーモードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
エラーモードでは、第1モータ15の回転駆動が停止されて(ステップS21)、回転円盤14および搬送ベルト33の回転が停止される。このとき、搬送路30上には、メダルが多数枚留っている。
また、表示パネル4は、警告画面(図7(d)参照)に切り換わる(ステップS22)。警告画面には、表示パネル4の上部に「誤ったメダル(計数対象外のメダル)が投入された恐れがある」旨、「ホッパ内のメダルとリジェクトされたメダルを取り除く」旨および「メダルを取り除いた後に確認ボタン(確認表示)を押す」旨の警告表示54が表示される。さらに、表示パネル4の下部に確認表示51が表示される。
作業者(店員/遊技者)は、リジェクトボックス7を引き出して、リジェクトボックス7内のメダルを取り除く。また、作業者は、ホッパ5にある全てのメダルを手作業で取り除く。そして、ホッパ5からメダルが取り除かれ、空のリジェクトボックス7が本体ケーシング2にセットされた後、作業者は表示パネル4の確認表示51を押す(ステップS23)。
表示パネル4の確認表示51が押されると(ステップS23でYES)、第1モータ15が逆方向に向けて回転駆動されて、回転円盤14が正方向(図2に太矢印で示す方向)とは反対の逆方向に回転される(ステップS24)。また、搬送ベルト33も予め定める方向とは反対の逆方向(図3で上から下に向かう方向)に回転される(ステップS24)。搬送ベルト33が逆方向に回転されることにより、搬送路30上に存在するメダルが、搬送路30の前端部まで移動される。そして、回転円盤14が逆方向に回転されることにより、搬送路30の前端部にあるメダルは、隙間Xを通してホッパ5へと導かれる。これにより、搬送路30にあるメダルが搬送路30から排除されて、ホッパ5に戻される。第1モータ15の逆回転は、予め定める排除時間が終了するまで続行される(ステップS25)。
排除時間が経過すると(ステップS25でYES)、第1モータ15の回転駆動が停止されて(ステップS26)、回転円盤14および搬送ベルト33の回転が停止される。そして、リジェクトカウンタ53がリセットされた後(ステップS27)、エラーモードが終了し、メダル計数機1が、メダル計数処理が始まる前の待機状態に戻される。また、表示パネル4が、待機画面(図7(a)参照)に切り換わる。
そして、ホッパ5に戻されたメダルが作業者(店員/遊技者)によって取り除かれた後に、計数すべき全てのメダルが作業者によって再びホッパ5に投入され、計数開始表示50が操作されることにより、メダル計数機1における計数処理が再度実行される。
なお、前述の説明では、エラーモードにおける回転円盤14および搬送ベルト33の回転が停止後、作業者がホッパ5にあるメダルを手作業で取り除くと説明したが、ホッパ5からメダルを取り出さずにホッパ5にメダルを残したまま、搬送ベルト33および回転円盤14を逆方向に回転させる構成であってもよい。
また、計数処理中に隙間Xでメダル詰まりが発生した場合、表示パネル4が、メダル詰まり警告画面(図7(e)参照)に切り換わる。メダル詰まり警告画面では、計数処理中画面(図7(b)参照)と同様のメダルの総数の表示の上に「メダル詰まり発生」というメッセージが表示される。また、計数処理中画面(図7(b)参照)と同様の余り数の表示の下には、リジェクト表示59が表示されている。メダル詰まりが発生すると、搬送路30を搬送されるメダルが当該搬送路30に留まる。リジェクト表示59が押されることにより、第3モータ37が駆動されて、スライドプレート36が通過位置から退避位置に移動される。これにより、搬送路30のリジェクト穴34が開放される。また、第1モータ15が正方向に向けて回転駆動されて、回転円盤14が正方向(図2に太矢印で示す方向)に回転される。また、搬送ベルト33も正方向(図3で下から上に向かう方向)に回転される。搬送ベルト33が正方向に回転されることにより、搬送路30にあるメダルが、搬送路30の後端部に向けて移動されて、リジェクト穴34から落下する。これにより、搬送路30にあるメダルが搬送路30から排除されて、リジェクトボックス7に収容される。
以上によりこの実施形態によれば、第1および第2センサ35A,35Bによって、搬送路30を搬送されるメダルが計数対象のメダルと径の異なるメダル(計数対象外のメダル)であるか否かが判別される。そして、第1および第2センサ35A,35Bによって、計数対象のメダルと径の異なるメダル(たとえばφ25メダル)が連続して5枚判別されると、ホッパ5に投入されたメダルに対象外の種類のメダルが多数枚含まれているとして、搬送路30におけるメダルの搬送動作が停止される。
したがって、計数対象のメダルと径の異なるメダル(たとえばφ25メダル)が多数枚ホッパ5に投入された場合であっても、その誤投入から程なくしてメダルの搬送動作を中断または中止させることができる。メダルの計数を中断するまでの時間を短縮させることができる。そして、ホッパ5および搬送路30から全てのメダルが取り除かれることにより、メダル計数機1による計数処理を再開することが可能である。これにより、メダル計数機1による計数処理を早期に再開することができる。
また、計数対象のメダルと径の異なるメダルが連続して5枚検出されると、搬送路30におけるメダルの搬送動作が停止されるとともに、表示パネル4が警告画面に切り換わる。これにより、計数対象外のメダルがホッパ5に投入された旨を作業者(遊技者/店員)に効果的に知らせることができる。
さらに、メダルの搬送動作の停止後は、搬送路30にメダルが幾らか留まっている。確認表示51が押されることにより、搬送路30からメダルが強制的に排除される。これにより、搬送路30からメダルが取り除かれて、メダルの計数動作を再開することが可能になる。
この第1実施形態では、図8に示すエラーモードの処理に代えて次に述べる他の処理を採用することもできる。
図9は、エラーモードにおける他の処理の流れを示すフローチャートである。
エラーモードでは、第1モータ15の回転駆動が停止されて(ステップS31)、回転円盤14および搬送ベルト33の回転が停止される。そして、搬送路30上には、メダルが多数枚留っている。また、表示パネル4は前述の警告画面(図7(b)参照)に切り換わる(ステップS32)。
作業者(店員/遊技者)は、リジェクトボックス7を引き出して、リジェクトボックス7内のメダルを取り除く。また、作業者は、ホッパ5にある全てのメダルを手作業で取り除く。そして、ホッパ5からメダルが取り除かれ、空のリジェクトボックス7が本体ケーシング2にセットされた後、作業者は表示パネル4の確認表示51を押す(ステップS33)。
表示パネル4の確認表示51が押されると(ステップS33でYES)、第3モータ37が駆動されて、スライドプレート36が通過位置から退避位置に移動される。これにより、搬送路30のリジェクト穴34が開放される(ステップS34)。また、第1モータ15が正方向に向けて回転駆動されて、回転円盤14が正方向(図2に太矢印で示す方向)に回転される(ステップS35)。また、搬送ベルト33も正方向(図3で下から上に向かう方向)に回転される(ステップS35)。搬送ベルト33が正方向に回転されることにより、搬送路30にあるメダルが、搬送路30の後端部に向けて移動されて、リジェクト穴34から落下する。また、作業者によって取り除かれずにホッパ5に残ったメダルは、回転円盤14の回転により搬送路30に繰り出され、搬送路30を後端部に搬送されて、リジェクト穴34から落下する。そして、リジェクト穴34から落下したメダルはリジェクトボックス7へと導かれる。これにより、搬送路30にあるメダルが搬送路30から排除されて、リジェクトボックス7に収容される。第1モータ15の回転は、予め定める排除時間が終了するまで続行される(ステップS36)。
排除時間が経過すると(ステップS36でYES)、第1モータ15の回転駆動が停止されて(ステップS37)、回転円盤14および搬送ベルト33の回転が停止される。また、第3モータ37が駆動されて、スライドプレート36が退避位置から通過位置に移動される(ステップS38)。これにより、搬送路30を搬送されるメダルがリジェクト穴34から落下しないようになる。そして、リジェクトカウンタ53がリセットされた後(ステップS39)、エラーモードが終了し、メダル計数機1が、メダル計数処理が始まる前の待機状態に戻される。また、表示パネル4は、待機画面(図7(a)参照)に切り換わる。
そして、リジェクトボックス7に収容されたメダルが作業者(店員/遊技者)によって取り除かれた後、計数すべき全てのメダルが作業者によって再びホッパ5に投入され、計数開始表示50が操作されることにより、メダル計数機1における計数処理が再度実行される。
図10は、本発明の第2実施形態にかかるメダル計数機60の電気的構成を示すブロック図である。
この第2実施形態において、前述の図1〜図8の実施形態(第1実施形態)に示された各部に対応する部分には、図1〜図8と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
この第2実施形態に係るメダル計数機60が、第1実施形態に係るメダル計数機1と異なる点は、エラーモードに変わる基準となるメダル枚数を表示パネル4の操作により設定することが可能な点である。表示パネル4の次に述べる文字切換え表示61からの入力信号、枚数設定表示62からの入力信号、および設定確認表示66からの入力信号は、それぞれ制御部28に与えられる。
図11は、表示パネル4に表示される停止条件設定画面を示す図である。
待機状態で表示パネル4に表示される待機画面(図7(a)参照)の図示しない画面切換え表示が押されると、表示パネル4は、図11に示す停止条件設定画面に切り換わる。この停止条件設定画面では、エラーモードに変わる条件(エラーモードに変わる基準となるメダル枚数)が文字表示と枚数表示との組合せで表示されている。
具体的には、表示パネル4の左部には、文字表示を表示するための文字表示部64が配置されており、表示パネル4の右部には、メダルの設定枚数を表示する枚数表示部65が配置されている。文字表示部64および枚数表示部65の下部には、設定確認表示66が配置されている。
文字表示部64の上方および下方には、それぞれ、上向きおよび下向きの矢印の表示からなる文字切換え表示61が配置されている。上向き矢印の表示からなる文字切換え表示61が押されることにより、文字表示部64に「連続して」という語と「計数開始から」という語とが切換え可能に表示される。
枚数表示部65には、設定される時間(秒数)がデジタル表示されている。枚数表示部65の上方および下方には、それぞれ、上向きおよび下向きの矢印の表示からなる枚数設定表示62が配置されている。上向き矢印の表示からなる枚数設定表示62が押されると、枚数表示部65の表示値が所定数(たとえば1)ずつ上昇し、下向き矢印の表示からなる枚数設定表示62が押されると、枚数表示部65の表示値が所定数(たとえば1)ずつ下降する。なお、図11におけるエラーモードに変わる条件についての文字表示と枚数表示との組合せ表示は一例であり、この構成に限られない。
文字切換え表示61および枚数設定表示62が押されて、文字表示部64および枚数表示部65にエラーモードに変わる条件が選択表示された後、設定確認表示66が押されると(操作される)と、文字表示部64および枚数表示部65の表示により特定される条件が、エラーモードに変わる条件として制御部28のメモリ(図示しない)に記憶される。
図11(a)の例では、エラーモードに変わる条件として、計数対象のメダルと径の異なるメダルが連続して5枚検出されることを設定する場合を示し、図11(b)の例では、エラーモードに変わる条件として、計数対象のメダルと径の異なるメダルが計数開始から通算して10枚識別されることを設定する場合を示している。
この第2実施形態によれば、表示パネル4に、文字切換え表示61、枚数設定表示62および設定確認表示66が表示される。これにより、メダル計数機60の設置状況に応じた最適の停止条件を設定することができる。
図12は、本発明の第3実施形態にかかるメダル計数機70の計数ユニット6の要部平面図である。
この第3実施形態において、前述の図1〜図8の実施形態(第1実施形態)に示された各部に対応する部分には、図1〜図8と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。遊技店には、使用できるメダルのレートが異なる複数種のパチスロ機(たとえば高レート運用(20円/枚)および低レート運用(5円/枚))が設置される場合がある。これらレートの異なるメダルは、メダルの形状、径および材質は共通しているが、表面(一方表面および他方表面)に付された模様(画像)が互いに異なっている。この実施形態にかかるメダル計数機70は、表面に付された模様が特定の模様(たとえば『777』の数字)であるメダルを計数対象とするものである。
この第3実施形態に係るメダル計数機70が、第1実施形態に係るメダル計数機1と異なる点は、メダルの直径を測定する第1および第2センサ35A,35Bに代えて、メダルの表面に付された模様(画像)を光学的に読み取るためのイメージセンサ71を設けた点にある。この実施形態では、イメージセンサ71および制御部28が判別手段を構成する。
このメダル計数機70にて計数対象となるメダルは、表面(一方表面および他方表面)の中央部に、特定の模様(たとえば『777』の数字)がプレス転写により形成されている。ただし、模様はプレスにより形成されるものに限られず、たとえばレーザ光を照射することにより記録される、いわゆるレーザマーキングにより形成されていてもよい。
イメージセンサ71は、たとえばCCDエリアセンサからなり、リジェクト穴34の上流側の搬送路30における左右方向の中央部に配置されている。したがって、イメージセンサ71は、搬送路30を下流側へ向けて搬送されるメダルの表面の中央部と対向するようになり、これにより、メダルに付された模様を良好に読み取ることができる。イメージセンサ71によって読み取られた画像データは、制御部28に与えられる。なお、イメージセンサ71はたとえばCCDラインセンサからなっていてもよいし、CMOSセンサなど他の撮像素子からなるセンサからなっていてもよい。
メダル計数機70では、イメージセンサ71の上流側の搬送路30に、メダルの通過を検出するためのメダル通過センサ72が配置されている。メダル通過センサ72は、たとえば光電センサにより構成されており、搬送路30を搬送されるメダルのメダル通過センサ72の通過を検出し、パルスを出力する。
図13は、図12に示すメダル計数機70の電気的構成を示すブロック図である。
制御部28には、メダル通過センサ72からのパルスが与えられるようになっている。パルスが制御部28に与えられると、カウンタ52の値がインクリメント「+1」される。
イメージセンサ71は、制御部28の制御により、所定のタイミングでメダルの表面の画像を撮影し、読み取ることができるようになっている。メダルの表面から読み取られた画像信号が制御部28に入力されるようになっている。なお、制御部28の図示しないメモリには、特定の模様(たとえば『777』の数字)に対応する画像信号が予め記憶されている。
メダル通過センサ72によりメダルの通過が検出されることに応答して、メダルの表面がイメージセンサ71によって読み取られる。制御部28は、イメージセンサ71により読み取られた模様が特定の模様であるか否かを判別する。具体的には、制御部28に与えられた画像信号が、予めメモリに記憶されている画像信号と同一であるか否かパターンマッチングされる。メダルは円形であるため、このパターンマッチングの際には画像を回転させる画像回転処理が同時に実行される。
制御部28による判別の結果、イメージセンサ71により読み取られた模様が特定の模様メダルが計数対象のメダルであると判別された場合は、当該メダルが計数対象のメダルであるとして、スライドプレート36は通過位置(図3で実線にて図示)から移動せず、リジェクト穴34の部分的な閉塞状態が維持される。したがって、当該メダルは、リジェクト穴34から落下せず、搬送路30を後端部まで搬送される。
一方、制御部28による判別の結果、表面の模様が計数対象のメダルと異なるメダルであると判別された場合は、第3モータ37が駆動されて、スライドプレート36が退避位置(図3で二点鎖線で図示)に退避され、リジェクト穴34が開放される。これにより、当該メダルがリジェクト穴34から落下して、リジェクトボックス7に収容される。
そして、制御部28により、表面の模様が計数対象のメダルと異なるメダルが連続して5枚判別されると、図8または図9に示すエラーモードに変わり、第1モータ15の駆動が停止されて、回転円盤14および搬送ベルト33の回転が停止される。
なお、計数対象とするメダルの表面と裏面とで模様が異なる場合は、それぞれの模様に対応する画像信号を予め制御部28に記憶しておき、読み取られた画像信号がどちらとも一致しない場合に計数対象外のメダルであると判断する。
以上、この発明の3つの実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。
前述の第1実施形態では、計数対象のメダルと径の異なるメダル(たとえばφ25メダル)が連続して5枚検出するとエラーモードになるとして説明した。一般に、1回のメダル計数処理において、計数対象外のメダルであっても1、2枚程度であれば混入する可能性があり、その場合は計数対象外のメダルをリジェクトした上で計数処理を継続すればよい。しかしながら、たとえば、計数対象外のメダルを5枚も連続して検出するということは、単なる混入ではないのと考えられるので、計数処理を停止することになる。
この停止条件(エラーモードに変更する条件)は、遊技店の方針や環境などにおいて決められ、設定される。
具体的には、連続して5枚検出される場合に限られず、2枚や3枚、4枚連続検出される場合であってもよいし、6枚以上連続検出される場合であってもよい。
また、計数対象のメダルと径の異なるメダルが連続して計数される場合に限られず、計数対象のメダルと径の異なるメダルが計数開始から通算して所定枚数検出されるとエラーモードになっていてもよい。
前述の第1および第2実施形態で示したメダル計数機1,60は、φ30メダルを計数対象とするものとして説明したが、φ25メダルを計数対象とするものであってもよい。
また、識別情報が記憶されたICチップが埋め込まれたメダルが用いられる場合には、メダルに予め定める識別情報に基づいて、計数対象のメダルか否かを判別することができる。この場合、搬送路30に対向する位置に、ICチップから識別情報を読み出すためのリーダが備えられる。そして、リーダおよび制御部28が判別手段を構成する。
さらに、本発明は、遊技媒体としてのパチンコ玉を計数するパチンコ玉計数機にも適用できる。たとえば、パチンコ玉計数機にパチンコ玉の外表面の色を判別するための色センサを設けることで、パチンコ玉の外表面の色に基づいて、計数対象のパチンコ玉か否かを判別することが可能である。かかる構成が採用されている場合には、特定色以外の色のパチンコ玉が所定個数判別されることに基づいて、パチンコ玉計数機の計数処理が停止されてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1,60,70 メダル計数機(遊技媒体計数装置)
3 投入口
4 表示パネル
15 第1モータ
28 制御部
35A 第1センサ
35B 第2センサ
71 イメージセンサ

Claims (5)

  1. 遊技媒体が投入される投入口と、
    前記投入口から投入された遊技媒体を検出して、その種類を判別する判別手段と、
    少なくとも前記判別手段により計数対象と判別された遊技媒体の数を計数する計数手段と、
    前記判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が、所定の条件を満たした場合に、異常処理を行う異常処理手段と、
    前記遊技媒体の数に関する条件の入力を受け付ける条件入力手段と、
    前記条件入力手段により入力された条件を、前記異常処理を行う条件として設定する設定手段と、
    を含む、遊技媒体計数装置。
  2. 前記異常処理手段は、前記判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が前記条件を満たした場合に、少なくとも計数動作の一部を停止することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数装置。
  3. 前記遊技媒体の数に関する条件として、予め定める計数対象とは異なる遊技媒体を、前記判別手段が連続して所定数判別したことを含む、請求項1または2に記載の遊技媒体計数装置。
  4. 前記遊技媒体の数に関する条件として、予め定める計数対象とは異なる遊技媒体を前記判別手段が判別した回数が、通算して所定数に達したことを条件に含む、請求項1または2記載の遊技媒体計数装置。
  5. 遊技媒体が投入される投入口と、
    前記投入口から投入された遊技媒体を検出して、その種類を判別する判別手段と、
    少なくとも
    前記判別手段により計数対象と判別された遊技媒体の数を計数する計数手段と、
    前記判別手段により予め定める計数対象とは異なると判別された遊技媒体の数に関する条件が、所定の条件を満たした場合に、異常処理を行う異常処理手段と、
    前記遊技媒体の数に関する条件の入力を受け付ける条件入力手段と、
    前記条件入力手段により入力された条件を、前記異常処理を行う条件として設定する設定手段と、
    を含む、遊技媒体計数システム。
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