JP2014131416A - スプリングリターン機構付きボイスコイルモータの駆動回路およびそれを用いたレンズモジュールおよび電子機器、ならびにボイスコイルモータの共振周波数の測定方法 - Google Patents

スプリングリターン機構付きボイスコイルモータの駆動回路およびそれを用いたレンズモジュールおよび電子機器、ならびにボイスコイルモータの共振周波数の測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スプリングリターン機構付きVCMの共振周波数を測定可能な駆動回路を提供する。
【解決手段】制御信号生成部10は、VCM200の通常の駆動時に、VCM200の目標ストローク量を指示する指令値S1にもとづいて制御信号S2を生成するとともに、VCM200の共振周波数foを測定する工程において、強制振動期間の間、振動し、その後の測定期間の間、固定値を維持する制御信号S2を生成する。駆動電流生成部10は、VCM200のコイルL1に、制御信号S2に応じた駆動電流IDRVを供給する。周期測定部40は、VCM200の共振周波数foを測定する工程において、測定期間の間、VCM200のコイルL1の両端間に生ずるコイル電圧Vに応じたコイル電圧検出信号Vcの周期を測定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スプリングリターン機構付きボイスコイルモータの制御技術に関する。
デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラあるいは撮像機能付きの電子機器(たとえば携帯電話)には、フォーカシングレンズを位置決めするためのアクチュエータが設けられる。アクチュエータとしてはステッピングモータ方式、ピエゾ方式、ボイスコイルモータ(VCM)方式等が採用される。
VCMは、そのコイルに流れる電流の向きに応じた直線方向に推進力を発生させることができる。たとえばVCMにHブリッジ回路を接続した場合、コイル電流の向きを切りかえることができ、正方向と負方向に推進力を得ることができる。
これに対して、スプリングリターン機構付きのVCMが利用される場合がある。スプリングリターン機構付きVCMは、第1の方向への推進力をコイルに駆動電流を供給することで発生し、それと反対の第2の方向への推進力を可動子に取り付けられたばね(スプリング)の力を利用して発生させる構造となっている。つまり電気的な駆動と力学的な駆動が併用されている。スプリングリターン機構付きVCMを駆動する場合、そのコイルの一方向にのみ駆動電流を供給すればよく、駆動回路が簡素化できる。
特開2004−12492号公報 特開平9−298430号公報 特開2008−113506号公報 特開2008−043171号公報 米国特許出願公開第2010/0201301A1号明細書
ばねを有する振動系は、ばね定数Kと、質量Mで定まる共振周波数foを有する。
fo=√(K/M)/2π …(1)
電子機器の小型化にともない、スプリングリターン機構付きVCMの小型化が要求されている。VCMが小型化すると、コイルのインダクタンスが小さくなり、また可動子の重量も小さくなることから、スプリングの力によって可動子、つまりレンズが振動するという問題が発生する。
レンズの振動を抑制するために、共振周波数foの周波数成分が除去されたスペクトルを有する駆動電流によって、VCMを駆動する方法が提案されている。具体的には、(1)ステップ波形を、共振周波数を除去する帯域除去フィルタBEFによって波形整形し、駆動電流を生成する手法や、(2)波形整形された駆動信号をあらかじめ演算により計算してそれをメモリに格納しておき、駆動時に読み出す、といった手法が提案されている。
いずれの手法を採用する場合であっても、共振周波数foをあらかじめ測定しておく必要がある。従来では、VCMを搭載するセット(電子機器)の製造段階において、レーザ変位計を用いて可動子の振動を計測し、共振周波数foを測定していた。製造段階における共振周波数foの測定は、コストを増大させる要因となる。
そして測定した共振周波数foを、電子機器に搭載されるROM(Road Only Memory)などの不揮発性メモリに書き込んでおき、電子機器の電源が投入されるたびに、ROMに格納された共振周波数foを、駆動回路の内部のレジスタに読み出すという処理が必要であった。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、それ単独で、スプリングリターン機構付きVCMの共振周波数を取得可能な駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、スプリングリターン機構付きボイスコイルモータの駆動回路に関する。駆動回路は、(i)ボイスコイルモータの通常の駆動時に、ボイスコイルモータの目標ストローク量を指示する指令値にもとづいて制御信号を生成するとともに、(ii)ボイスコイルモータの共振周波数を測定する工程において、強制振動期間の間、振動し、その後の測定期間の間、固定値を維持する制御信号を生成する制御信号生成部と、ボイスコイルモータのコイルに、制御信号に応じた駆動電流を供給する駆動電流生成部と、ボイスコイルモータの共振周波数を測定する工程において、測定期間の間、ボイスコイルモータのコイルの両端間に生ずるコイル電圧に応じたコイル電圧検出信号の周期を測定する周期測定部と、を備える。
この態様によると、強制振動期間に与えた制御信号によってボイスコイルモータの可動子を振動させる。このときの可動子の振動周波数は、共振周波数と実質的に等しく、コイルには、振動にともなう逆起電力が発生する。そこで逆起電力の周期を測定することにより、共振周波数foを測定することができる。
コイルの両端間のコイル電圧は、コイルのインダクタンス成分に生ずる逆起電力と、その内部抵抗の電圧降下の和であるところ、測定期間の間は、駆動電流は一定値を維持するため、コイルの両端間のコイル電圧は、一定の駆動電流に応じた直流成分と、逆起電力に応じた交流成分の和となるため、コイル電圧に応じたコイル電圧検出信号の周期を測定することにより、逆起電力の周期を測定できる。当然のことながら、周期を測定することと、周波数を測定することは等価である。
強制振動期間における制御信号の周波数は、ボイスコイルモータの共振周波数の典型値であってもよい。
これにより、測定期間における可動子の振幅を大きくすることができる。
強制振動期間において、制御信号は、固定値Xcを中心として、正方向と負方向に等しい振幅で振動してもよい。
これにより、可動子に対して、正負それぞれの方向について、実質的に等しいエネルギーを与えることができる。このとき、コイル電圧のセンターレベルは、強制振動期間の前後で等しくなるため、周期の測定が容易となる。
周期測定部は、しきい値電圧を生成する電圧源と、コイル電圧検出信号をしきい値電圧と比較し、パルス信号を生成するコンパレータと、パルス信号の周期を測定する第1カウンタと、を含んでもよい。
コイル電圧のセンターレベルにしきい値を設定することにより、パルス信号の周期は、逆起電力の周期と実質的に等しくなる。
第1カウンタは、パルス信号のパルス幅を複数回測定して平均値を生成してもよい。第1カウンタは、測定回数が切りかえ可能に構成されてもよい。
電圧源は、しきい値電圧を可変に構成されてもよい。
この場合、コイル電圧のセンターレベルに応じてしきい値を設定することができる。
制御信号生成部は、ボイスコイルモータの共振周波数を測定する工程に先だったキャリブレーション工程において、そのカウント値を制御信号として出力する第2カウンタを含んでもよい。第2カウンタは、測定期間より前の期間において、所定の初期値からカウントアップを開始し、コンパレータの出力が遷移したときのカウント値を、固定値として保存してもよい。
制御信号は、矩形波であってもよい。
この場合、デジタル信号処理によって簡易に制御信号を生成できる。
制御信号は、台形波、正弦波、三角波であってもよい。
駆動電流生成部は、ボイスコイルモータと直列に設けられた検出抵抗と、検出抵抗の両端間の電圧を増幅する帰還アンプと、制御信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、アナログ信号と帰還アンプの出力信号の誤差を増幅するエラーアンプと、エラーアンプの出力信号を増幅し、ボイスコイルモータのコイルに印加するパワードライバと、を含んでもよい。
駆動電流生成部は、制御信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、ボイスコイルモータのコイルの低電位側の端子と接地端子の間に順に直列に設けられた出力トランジスタおよび検出抵抗と、その第1入力端子にアナログ信号を受け、その第2入力端子に検出抵抗に生ずる電圧降下が入力され、その出力端子が出力トランジスタの制御端子に接続された演算増幅器と、を含んでもよい。
駆動回路は、一つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、レンズモジュールに関する。レンズモジュールは、フォーカシングレンズと、その可動子がフォーカシングレンズに連結されたリターン機構付きボイスコイルモータと、ボイスコイルモータを駆動する上述のいずれかの態様の駆動回路と、を備える。
本発明の別の態様は、レンズモジュールに関する。レンズモジュールは、手ぶれ補正用レンズと、その可動子が手ぶれ補正用レンズに連結されたリターン機構付きボイスコイルモータと、ボイスコイルモータを駆動する上述のいずれかの態様の駆動回路と、を備える。
本発明の別の態様は電子機器に関する。電子機器は、上述のいずれかのレンズモジュールと、レンズモジュールを通った光を撮像する撮像素子と、を備える。
本発明によれば、駆動回路が単独で、スプリングリターン機構付きVCMの共振周波数を取得できる。
実施の形態に係る駆動回路を備える電子機器の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るレンズモジュールの構成を示すブロック図である。 図3(a)〜(e)は、第2制御信号のいくつかの例を示す波形図である。 駆動回路の駆動電流生成部および周期測定部の具体的な構成例を示す回路図である。 図4の駆動回路の動作波形図である。 制御信号生成部の構成例を示すブロック図である。 制御信号生成部のキャリブレーション動作を示すタイムチャートである。 電子機器の一例である携帯電話端末を示す斜視図である。 変形例1に係る駆動回路の構成を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係る駆動回路2を備える電子機器1の全体構成を示すブロック図である。電子機器500は、撮像機能付きの携帯電話、あるいはデジタルカメラ、ビデオカメラ、WEBカメラ、タブレットPC(Personal Computer)などであり、レンズモジュール502、撮像素子504、画像処理プロセッサ506、CPU(Central Processing Unit)508、を備える。
レンズモジュール502は、いわゆるオートフォーカス機能を実現するために設けられ、フォーカシングレンズ512およびアクチュエータ510を含む。レンズ512は、光軸方向に移動可能に支持される。アクチュエータ510は、CPU508からの指令値S1にもとづいて、レンズ512の位置を制御する。
撮像素子504には、レンズ512を通過した光(画像)が入射する。画像処理プロセッサ506は、撮像素子504から画像データを読み出す。
CPU508は、画像処理プロセッサ506により読み出された画像にもとづき、フォーカシングレンズ512を通過した像が、撮像素子504上で結像するように、フォーカシングレンズ512の目標位置を決定し、その目標位置に応じた指令値S1をアクチュエータ510に出力する。
以上が電子機器500の全体構成である。続いてレンズモジュール502の具体的な構成を説明する。
図2は、実施の形態に係るレンズモジュール502の構成を示すブロック図である。
レンズモジュール502は、ボイスコイルモータ(VCM)200、スプリング202、駆動回路2を備える。
VCM200は、フォーカシングレンズ512を位置決めするアクチュエータであり、その可動子は、フォーカシングレンズ512と連結されている。VCM200は、リターンスプリング機構を備え、その可動子はスプリング202と連接されている。
駆動回路2は、VCM200のコイルL1に駆動電流IDRVを供給し、レンズ512の位置を制御する。具体的には、駆動回路2はコイルL1に駆動電流IDRVを流すことにより、可動子を第1の方向に変位させる。スプリング202は、可動子を第1の方向と反対の第2の方向に押し戻すように作用する。
駆動回路2は、出力端子OUT+、OUT−、電源端子PVDD、接地端子PGND、駆動電流生成部10、制御信号生成部20、インタフェース回路30、周期測定部40、検出抵抗Rs、を備え、ひとつの半導体基板上に一体集積化される。
電源端子PVDDには電源電圧VDDが、接地端子PGNDには接地電圧VSSが供給される。
インタフェース回路30は、入力端子PINを介して、図1のCPU508からVCM200の目標ストローク量を指示する指令値S1を受ける。
制御信号生成部20は、VCM200の通常駆動時において、指令値S1にもとづいて、駆動電流IDRVの大きさおよび波形を記述するデジタルの第1制御信号S2aを生成する。通常駆動時における第1制御信号S2aの生成方法については、公知技術を用いればよく、本発明では特に限定されない。
また制御信号生成部20は、VCM200の共振周波数foを測定する工程において、第2制御信号S2bを生成する。第2制御信号S2bは、ある強制振動期間T1の間、振動し、その後の測定期間の間、固定値Xcを維持する。
駆動電流生成部10は、VCM200のコイルL1に、制御信号S2に応じた、より具体的には制御信号S2に比例した駆動電流IDRVを供給する。本実施の形態において、駆動回路2は、コイルL1に駆動電流IDRVを流し込むソース型で構成される。検出抵抗Rsは、出力端子OUT−と接地端子の間に設けられる。検出抵抗Rsは、駆動電流生成部10の一部と把握されるが、理解の容易化のため、駆動電流生成部10の外部に示している。
検出抵抗Rsには、駆動電流IDRVに比例した電圧降下(電流検出信号VCS)が発生する。
CS=Rs×IDRV
具体的には、駆動電流生成部10は、電流検出信号VCSが、制御信号S2に応じたレベルと一致するように、フィードバックによって、コイルL1の両端間の電圧、すなわち出力端子OUT+の電圧(出力電圧Vc)を調節する。
周期測定部40は、VCM200の共振周波数foを測定する工程において、第2制御信号S2bが生成される測定期間の間、VCM200のコイルL1の両端間に生ずるコイル電圧Vに応じたコイル電圧検出信号Vcの周期を測定する。本実施の形態では、コイル電圧検出信号Vcは、電流検出信号VCSとコイル電圧Vの和である。
Vc=VCS+V …(1)
後述するように、コイル電圧検出信号Vcの周期の逆数は、共振周波数foとなる。周期測定部40は、測定した共振周波数foをレジスタ60に書き込む。制御信号生成部20は、通常の駆動時に、レジスタ60に書き込まれた共振周波数foにもとづいて第1制御信号S2aを生成する。
以上が駆動回路2の構成である。続いてその動作原理を説明する。
強制振動期間T1に与えた制御信号S2bによって、その後の測定期間T2の間、VCM200の可動子は振動する。このときの可動子の振動周波数は、共振周波数foと実質的に等しく、コイルL1には、振動にともなう逆起電力VBEMFが発生する。そこで逆起電力VBEMFの周期を測定することにより、共振周波数foを測定することができる。
ここで、コイルL1は、インダクタンス成分Lcと内部抵抗Rcを含む。したがってコイルL1の両端間のコイル電圧Vは、その内部抵抗Rcの電圧降下VRCと、インダクタンス成分Lcに生ずる逆起電力VBEMFの和となる。
=VRC+VBEMF …(2)
式(2)を式(1)に代入すると、式(3)を得る。
Vc=VCS+VRC+VBEMF …(3)
測定期間T2の間は、第2制御信号S2bは一定レベルを維持し、駆動電流IDRVも一定値を維持する。したがって、検出抵抗Rsの電圧降下VCSおよび内部抵抗Rcの電圧降下VRCは、いずれも一定レベルをとる。したがって、コイル電圧検出信号Vcに含まれる周期信号は、コイルL1のインダクタンス成分Lcに生ずる逆起電力VBEMFと等しくなり、コイル電圧検出信号Vcの周期を測定することにより、逆起電力VBEMFの周期を測定できる。
以上が駆動回路2の動作原理である。
図3(a)〜(e)は、第2制御信号S2bのいくつかの例を示す波形図である。第2制御信号S2bは、強制振動期間T1において、振動し、その後の測定期間T2の間、固定値Xcを有する。図3(a)の第2制御信号S2bは、強制振動期間T1において矩形波を有する。矩形波のデジタル信号は、生成が容易であるという利点がある。
図3(b)〜(d)の第2制御信号S2bはそれぞれ、強制振動期間T1において、三角波、台形波、正弦波を有する。三角波や台形波の制御信号は、カウンタ等を用いて生成できる。台形波や三角波は、矩形波よりも正弦波に波形が近いため、測定期間T2において誘起される可動子の振幅を大きくできるという利点がある。
正弦波は、波形テーブルなどが必要となるため、ハードウェア規模が大きくなるが、測定期間T2において誘起される可動子の振幅を最も大きくできるという利点がある。
図3(e)に示すように、強制振動期間T1内に、第2制御信号S2bは、複数回、振動してもよい。当然ながら、三角波、台形波、正弦波を複数回振動させてもよいし、異なる波形を組み合わせてもよい。
駆動回路2の設計者は、駆動回路2が駆動対象とするVCM200の種類、品番、製造メーカなどを知っている場合が多く、したがってそれらの情報から、VCM200の共振周波数foについても、おおよその値(以下、典型値typical valueという)fotypを知りうる。たとえば、フォーカシング用レンズドライバの場合、共振周波数は、80〜100Hz程度である。
そこで、強制振動期間T1における第2制御信号S2bの周波数は、VCM200の共振周波数foの典型値fotypに設定することが好ましい。図3(a)の第2制御信号S2bの場合、正方向のパルス幅、負方向のパルス幅は、それぞれ、1/(2×fotyp)に設定される。
第2制御信号S2bの周波数を、共振周波数foに近づけることにより、測定期間T2において誘起される可動子の振幅を大きくすることができる。これにより、逆起電力VBEMFの振幅およびS/N比を大きくでき、正確な周期測定が可能となる。
また、第2制御信号S2bは、固定値Xcを中心として、正方向と負方向に等しい振幅ΔI+、ΔI−で振動することが望ましい。
これにより、可動子に対して、正負それぞれの方向について、実質的に等しいエネルギーを与えることができる。このとき、コイル電圧Vのセンターレベルは、強制振動期間の前後で等しくなるため、周期の測定が容易となる。具体的には、後述のようにセンターレベル付近にしきい値を設定し、しきい値電圧とコイル電圧検出信号Vcの比較により2値化(パルス化)することができ、周期の測定が容易となる。
図4は、駆動回路2の駆動電流生成部10および周期測定部40の具体的な構成例を示す回路図である。
周期測定部40は、電圧源42、コンパレータ44、第1カウンタ46を含む。電圧源42は、しきい値電圧Vthを生成する。しきい値電圧Vthは可変であることが好ましく、たとえば電圧源42は、D/Aコンバータで構成してもよい。
コンパレータ44は、コイル電圧検出信号Vcをしきい値電圧Vthと比較し、パルス信号S3を生成する。しきい値電圧Vthは、測定期間T2において振動するコイル電圧検出信号Vcのセンターレベル付近に設定することが望ましい。測定期間T2におけるコイル電圧検出信号Vcのセンターレベルは、IDRV_T2×(Rc+Rs)で与えられる。IDRV_T2は、測定期間T2における駆動電流IDRVであり、上述のように、測定期間T2における第2制御信号S2bの値に比例する。
逆の観点から言えば、測定期間T2における第2制御信号S2bの値は、測定期間T2におけるコイル電圧検出信号Vcのセンターレベルが、しきい値電圧Vth付近となるように定めることが望ましい。
第1カウンタ46は、パルス信号S3の周期を測定する。第1カウンタ46は、パルス信号S3のポジティブエッジから次のポジティブエッジまでの時間を測定してもよいし、ハイレベル区間とローレベル区間を別々に測定し、それらの測定値を加算してもよい。パルス信号S3のデューティ比が50%である場合、ハイレベル区間のみ、あるいはローレベル区間のみを測定して、測定値を2倍してもよい。
駆動電流生成部10は、検出抵抗Rs、D/Aコンバータ12、帰還アンプ14、エラーアンプ16、パワードライバ18を含む。
D/Aコンバータ12は、デジタルの制御信号S2をアナログの制御信号S4に変換する。検出抵抗Rsは、コイルL1と直列に設けられる。帰還アンプ14は、検出抵抗Rsの両端間の電圧(電圧降下)である電流検出信号VCSを増幅する。エラーアンプ16は、アナログの制御信号S4と帰還アンプ14の出力信号S5の誤差を増幅する。たとえばエラーアンプ16は、積分アンプであってもよい。
パワードライバ18は、エラーアンプ16の出力信号S6を増幅し、VCM200のコイルL1に印加する。
図5は、図4の駆動回路2の動作波形図である。図5には、図3(a)の第2制御信号S2bを用いたときの、コンパレータ44の出力パルスS3、コイル電圧検出信号Vc、およびVCM200の変位量Δxが示される。
強制振動期間T1に、図3(a)の第2制御信号S2bが生成され、矩形パルス状の駆動電流IDRVがコイルL1に供給される。第2制御信号S2bの周波数は、共振周波数foの典型値fotypである。
VCM200の可動子の変位量Δxは、第2制御信号S2bの前半周期T1aにおいて正方向に変位し、続く後半周期T1bにおいて負方向に変位する。
上述のように、コイル電圧検出信号Vcは、式(3)で与えられる。
Vc=VCS+VRC+VBEMF …(3)
図5において、前半周期T1aの先頭と、後半周期T1bの先頭において、コイル電圧検出信号Vcが跳ね上がっているのは、駆動電流IDRVが第2制御信号S2bに応じてパルス状に変化することにより、逆起電力VBEMFの成分が大きくなるためである。
その後、測定期間T2となると、VCM200の可動子は、VCM200の実際の共振周波数foで振動し始める。可動子が振動すると、それにともなって共振周波数foの逆起電力VBEMFが発生する。このときコイル電圧検出信号Vcは、センターレベルを中心として、共振周波数foで振動する。上述のように、センターレベルは、コイルL1の抵抗成分と検出抵抗Rsの電圧降下の合計であり、IDRV×(Rc+Rs)で与えられる。
コンパレータ44によって、コイル電圧検出信号Vcが、センターレベル付近のしきい値Vthとクロスするたびにレベルが遷移するパルス信号S3が生成される。パルス信号S3の周波数は、コイルL1のインダクタンス成分Lcに誘起される逆起電力VBEMFの周波数と一致する。したがって第1カウンタ46によってパルス信号S3の周期を測定することにより、逆起電力VBEMFの周波数、すなわちVCM200の共振周波数foを測定することができる。
強制振動期間T1と測定期間T2を跨ぐパルス信号S3の周期は、共振周波数foとは無関係である。そこで第1カウンタ46は、測定期間T2に移行したのち、1回目にパルス信号S3がレベル遷移したことを契機として、それ以降の計測区間T3におけるパルス信号S3の周期を測定することが望ましい。
図5に示すように、測定期間T2において可動子の振動が複数回、持続する場合、第1カウンタ46によって複数回、パルス信号S3の周期を測定し、測定結果を平均することが好ましい。これにより周波数の検出精度を高めることができる。
一方、VCM200の種類によっては、具体的にはQ値が小さな振動系では、可動子の振動の持続時間が短い場合もありえる。この場合、平均回数を減少させる必要がある。そこで第1カウンタ46は、パルス信号S3の周期の測定回数を、複数の値から選択可能とすることが好ましい。たとえば、外部のプロセッサからの制御により、測定回数を、1回、4回、8回から選択できるようにしてもよい。
続いて、しきい値電圧Vthと、測定期間T2において第2制御信号S2bがとるべき固定値Xcのキャリブレーションについて説明する。
図6は、制御信号生成部20の構成例を示すブロック図である。制御信号生成部20は、第1制御信号生成部21、第2制御信号生成部22、キャリブレーションユニット23を含む。
キャリブレーションユニット23は、固定値Xcおよびしきい値電圧Vthをキャリブレーションするために設けられる。キャリブレーションユニット23によりキャリブレーションされた固定値Xcは、レジスタ24aに書き込まれる。共振周波数foの典型値fotypはレジスタ24bに格納される。第2制御信号生成部22は、固定値Xcおよび共振周波数foの典型値fotypにもとづいて、図3(a)〜(e)に示す第2制御信号S2bを生成する。第2制御信号S2bによって測定された共振周波数foは、レジスタ60に格納される。第1制御信号生成部21は、指令値S1と測定された共振周波数foにもとづいて、第1制御信号S2aを生成する。
キャリブレーションユニット23について説明する。
キャリブレーションユニット23は、レジスタ24a、24bに加えて、レジスタ24c、第2カウンタ25を備える。
第2カウンタ25は初期値が任意に設定可能なプリセッタブルカウンタである。レジスタ24cは、第2カウンタ25の初期値Zcを保持する。ロード(LOAD)信号がアサートされると、レジスタ24の初期値Zcが、第2カウンタ25にセットされる。イネーブル端子(EN#、反転論理)には、周期測定部40のコンパレータ44の出力S3が入力される。イネーブル端子EN#がローレベルの間、第2カウンタ25は、クロック発生器29が生成するクロックCKに応じてカウントアップ動作を行い、イネーブル信号EN#がハイレベルとなると、カウント動作を停止する。第2カウンタ25のカウント値CNTは、キャリブレーション信号S2cとして駆動電流生成部10に出力される。
続いて制御信号生成部20のキャリブレーション動作を説明する。キャリブレーション動作時には、駆動電流生成部10には、キャリブレーションユニット23により生成されるキャリブレーション信号S2cが入力される。
図7は、制御信号生成部20のキャリブレーション動作を示すタイムチャートである。
第2カウンタ25のイネーブル端子EN#をハイレベルに固定しておく。
レジスタ24に、初期値Zcを書き込む。この初期値Zcは、固定値Xcとして想定される暫定値Ycよりも低く定めておく。
キャリブレーション信号S2cと駆動電流IDRVの間には、IDRV=k×S2cの関係が成り立つとする。kは比例定数である。しきい値電圧Vthは、キャリブレーション信号S2cが暫定値Ycであるときのコイル電圧検出信号Vcの電圧レベル付近に設定される。具体的には、しきい値電圧Vthは、Vth=IDRV×(Rc+Rs)、IDRV=k×Yc、から計算することができる。
続いて時刻t1にLOAD信号をアサートし、第2カウンタ25に初期値Zcをロードする。続いて時刻t2イネーブル端子EN#にコンパレータ44の出力S3を入力する。このときVc<Vthであるため、コンパレータ44の出力S3はローレベルであり、第2カウンタ25はカウントアップ動作を行う。第2カウンタ25のカウント値CNT、すなわちキャリブレーション信号S2cが増大すると、それに比例して駆動電流IDRVが増大していく。駆動電流IDRVの増大にともない、コイル電圧検出信号Vcが増大していく。
時刻t3に、コイル電圧検出信号Vcがしきい値電圧Vthに達すると、コンパレータ44の出力S3がハイレベルとなり、第2カウンタ25のイネーブル端子EN#がハイレベルとなり、カウント動作が停止する。
第2カウンタ25は、このときのカウント値CNTを、固定値Xcとしてレジスタ24aに書き込む。
図6の制御信号生成部20によれば、しきい値電圧Vthを、測定期間T2において振動するコイル電圧検出信号Vcのセンター値付近に設定することができる。なお、コイルL1の抵抗成分Rcは温度によって変動するため、キャリブレーションは、共振周波数foの測定の直前に行うことが望ましい。
続いて、電子機器500の具体例を説明する。図8は、電子機器500の一例である携帯電話端末を示す斜視図である。電子機器500は、筐体501、レンズモジュール502、撮像素子504を備える。撮像素子504は、筐体501に内蔵される。筐体501には、撮像素子504とオーバーラップする箇所に開口部が設けられ、レンズモジュール502は開口部に設けられる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
実施の形態では、電流ソース型の駆動電流生成部10について説明したが、駆動電流生成部10はシンク型で構成されてもよい。図9は、変形例1に係る駆動回路2aの構成を示す回路図である。
コイルL1の一端には電源電圧VDDが供給され、その他端は駆動回路2aの出力端子OUTと接続される。駆動電流生成部10aは、D/Aコンバータ12と、電流ドライバ19を備える。電流ドライバ19は、出力端子OUTと接地端子の間に設けられ、D/Aコンバータ12の出力S4に比例した駆動電流IDRVを生成する。
たとえば、電流ドライバ19は、検出抵抗Rs、出力トランジスタM1、演算増幅器OA1を含む。出力トランジスタM1および検出抵抗Rsは、出力端子OUTと接地端子の間に直列に設けられる。演算増幅器OA1の第1入力端子(非反転入力端子)には、D/Aコンバータ12からのアナログ信号S4が入力され、その第2入力端子(反転入力端子)には検出抵抗Rsに生ずる電圧降下Vcsが入力され、その出力端子は、出力トランジスタM1の制御端子に接続される。なお電流ドライバ19の構成は特に限定されず、図4に示すように、帰還アンプ14、エラーアンプ16、パワードライバ18を用いて構成してもよい。
(変形例2)
図2に示すソース型の駆動電流生成部10として、図9に示す電流ドライバ19を天地反転した回路を用いてもよい。
(変形例3)
測定期間T2において発生するコイル電圧検出信号Vcの振幅が小さい場合には、出力端子OUTと周期測定部40の間に、コイル電圧検出信号Vcを増幅するアンプを挿入してもよい。
(変形例4)
実施の形態では、コイル電圧検出信号Vcをしきい値電圧Vthと比較してパルス信号S3に変換し、パルス信号S3の周期を測定する場合を説明したが、本発明はそれには限定されず、正弦波状に振動するコイル電圧検出信号Vcの周期を直接測定してもよい。
(変形例5)
実施の形態では、フォーカシング用のレンズモジュールを説明したが、駆動回路2の用途はそれには限定されない。たとえばVCM200は、手ぶれ補正用のレンズを駆動してもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
500…電子機器、501…筐体、502…レンズモジュール、504…撮像素子、506…画像処理プロセッサ、508…CPU、510…アクチュエータ、512…レンズ、100…駆動回路、102…出力端子、10…駆動電流生成部、12…D/Aコンバータ、14…電流ドライバ、16…演算増幅器、18…トランジスタ、R2…抵抗、20…制御信号生成部、22…波形メモリ、24…係数設定部、26…演算部、40…第1乗算器、42…係数選択部、44…第2乗算器、46…振幅計算部、48…加算器、50…開始点計算部、30…インタフェース回路、200…ボイスコイルモータ(VCM)、202…スプリング、S1…指令値、S2…制御信号。

Claims (16)

  1. スプリングリターン機構付きボイスコイルモータの駆動回路であって、
    (i)前記ボイスコイルモータの通常の駆動時に、前記ボイスコイルモータの目標ストローク量を指示する指令値にもとづいて制御信号を生成するとともに、(ii)前記ボイスコイルモータの共振周波数を測定する工程において、強制振動期間の間、振動し、その後の測定期間の間、固定値を維持する前記制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記ボイスコイルモータのコイルに、前記制御信号に応じた駆動電流を供給する駆動電流生成部と、
    前記ボイスコイルモータの共振周波数を測定する工程において、前記測定期間の間、前記ボイスコイルモータのコイルの両端間に生ずるコイル電圧に応じたコイル電圧検出信号の周期を測定する周期測定部と、
    を備えることを特徴とする駆動回路。
  2. 前記強制振動期間における前記制御信号の周波数は、前記ボイスコイルモータの共振周波数の典型値であることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記強制振動期間において、前記制御信号は、前記固定値を中心として、正方向と負方向に等しい振幅で振動することを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 前記周期測定部は、
    しきい値電圧を生成する電圧源と、
    前記コイル電圧検出信号を前記しきい値電圧と比較し、パルス信号を生成するコンパレータと、
    前記パルス信号の周期を測定する第1カウンタと、
    を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の駆動回路。
  5. 前記第1カウンタは、前記パルス信号の周期を複数回測定して平均値を生成し、かつ測定回数が切りかえ可能に構成されることを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
  6. 前記電圧源は、前記しきい値電圧を可変に構成されることを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
  7. 前記制御信号生成部は、前記ボイスコイルモータの共振周波数を測定する工程に先だったキャリブレーション工程において、そのカウント値を前記制御信号として出力する第2カウンタを含み、
    前記第2カウンタは、前記キャリブレーション工程において、所定の初期値からカウントアップを開始し、前記コンパレータの出力が遷移したときのカウント値を、前記固定値として保存することを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
  8. 前記制御信号は、矩形波であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の駆動回路。
  9. 前記制御信号は、台形波、正弦波、三角波であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の駆動回路。
  10. 前記駆動電流生成部は、
    前記ボイスコイルモータと直列に設けられた検出抵抗と、
    前記検出抵抗の両端間の電圧を増幅する帰還アンプと、
    前記制御信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記アナログ信号と前記帰還アンプの出力信号の誤差を増幅するエラーアンプと、
    前記エラーアンプの出力信号を増幅し、前記ボイスコイルモータのコイルに印加するパワードライバと、
    を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の駆動回路。
  11. 前記駆動電流生成部は、
    前記制御信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記ボイスコイルモータのコイルの低電位側の端子と接地端子の間に順に直列に設けられた出力トランジスタおよび検出抵抗と、
    その第1入力端子に前記アナログ信号を受け、その第2入力端子に前記検出抵抗に生ずる電圧降下が入力され、その出力端子が前記出力トランジスタの制御端子に接続された演算増幅器と、
    を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の駆動回路。
  12. 一つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の駆動回路。
  13. フォーカシングレンズと、
    その可動子が前記フォーカシングレンズに連結されたリターン機構付きボイスコイルモータと、
    前記ボイスコイルモータを駆動する請求項1から12のいずれかに記載の駆動回路と、
    を備えることを特徴とするレンズモジュール。
  14. 手ぶれ補正用レンズと、
    その可動子が前記手ぶれ補正用レンズに連結されたリターン機構付きボイスコイルモータと、
    前記ボイスコイルモータを駆動する請求項1から12のいずれかに記載の駆動回路と、
    を備えることを特徴とするレンズモジュール。
  15. 請求項13または14に記載のレンズモジュールと、
    前記レンズモジュールを通った光を撮像する撮像素子と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  16. スプリングリターン機構付きボイスコイルモータの共振周波数を測定する方法であって、
    強制振動期間の間、振動し、その後の測定期間の間、固定値を維持する制御信号を生成するステップと、
    前記ボイスコイルモータのコイルに、前記制御信号に応じた駆動電流を供給するステップと、
    前記測定期間の間、前記ボイスコイルモータのコイルの両端間に生ずるコイル電圧に応じたコイル電圧検出信号の周期を測定するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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