JP2014131223A - 通信装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

通信装置およびその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークへの接続形態が複数通りある場合に、適切な履歴情報を用いてネットワークに接続する。
【解決手段】外部装置とネットワークを介して接続される通信装置であって、中継装置の形成したネットワークを介して外部装置とのデータ通信を行う第1のデータ通信手段と、自らが中継装置となるネットワークを形成し、外部装置とのデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、第1および第2のデータ通信手段で接続を確立した外部装置の情報を記憶する第1の記憶手段と、第1および第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを記憶する第2の記憶手段と、を有し、第1のデータ通信手段により接続を確立する場合は、第2の記憶手段に記憶されているネットワークのパラメータのいずれかを使用し、第2のデータ通信手段により接続を確立する場合は、外部装置との接続を確立したときに記憶したネットワークのパラメータを利用する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置のネットワーク接続処理に関する。
無線通信装置を搭載したデジタルカメラ等の撮像装置では、撮影した画像データをファイルとして、カメラに内蔵または装着されたメモリカード等の記録メディアに記録することが一般的である。そして、画像データがファイル形式であるため、通信によって容易に送受信可能である。
さらに、無線通信装置に簡易的なアクセスポイント機能を搭載したものがある。無線通信装置が簡易的なアクセスポイント機能を起動すると、他の装置が無線通信装置をアクセスポイントとして検知し、無線通信装置が形成したネットワークに参加する。このようにすることで、アクセスポイントが形成する無線ネットワークがない環境においても、無線通信装置同士で接続を確立することができる。
無線通信装置が簡易的なアクセスポイント機能を起動する際のネットワークパラメータは、セキュリティの観点から常に一定とせず、適宜変更することが望ましい。
例えば、特許文献1では、ホームモード用の暗号鍵とパーティーモード用の暗号鍵を記憶しておき、ユーザ操作によりモードが切り替えられた場合に、それぞれ記憶してある暗号鍵に対応したネットワークを生成する技術が記載されている。
特開2012−175160号公報
しかしながら、上記特許文献1では、例えば自機が外部のアクセスポイントに接続するデバイスとして動作することも、自機が簡易的なアクセスポイントとして動作することもできる場合について考慮されていない。
本発明に係る通信装置は、外部装置とネットワークを介して接続される通信装置であって、中継装置の形成したネットワークを介して外部装置との接続を確立し、当該外部装置とのデータ通信を行う第1のデータ通信手段と、自らが中継装置となるネットワークを形成し、形成したネットワークを介して外部装置との接続を確立し、当該外部装置とのデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、前記第1および第2のデータ通信手段で接続を確立した外部装置の情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを記憶すると共に、前記第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを前記第1の記憶手段に記憶された外部装置の情報と関連付けて記憶する記憶手段と、を有し、前記第1のデータ通信手段により外部装置との接続を確立する場合は、前記第2の記憶手段に記憶されているネットワークのパラメータのいずれかを使用して前記中継装置の形成したネットワークに参加し、前記第2のデータ通信手段により前記外部装置と接続を確立する場合は、当該外部装置との接続を確立したときに記憶したネットワークのパラメータを利用し、自らが中継装置となるネットワークを形成する。
本発明によれば、ネットワークへの接続形態が複数通りある場合に、適切な履歴情報を用いて過去に接続したことのあるネットワークに接続できる。
本発明に係る実施形態の通信装置の構成を示すブロック図。 本実施形態の携帯電話の構成を示すブロック図。 本実施形態のネットワーク構成を示す図。 本実施形態の通信装置が保持するデータベースの概念図。 本実施形態の通信装置の処理を示すフローチャート。 本実施形態の通信装置の処理を示すフローチャート。 本実施形態の通信装置の処理を示すフローチャート。 本実施形態の通信装置の処理中に表示される画面を例示する図。 実施形態2の通信装置の処理を示すフローチャート。 実施形態2の通信装置の処理を示すフローチャート。 実施形態2の通信装置の処理を示すフローチャート。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
以下、本発明の通信装置を、例えば、デジタルカメラ等の撮像装置に搭載した実施形態について説明するが、これに限られない。本発明を、例えば携帯電話や携帯型のメディアプレーヤ、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置に適用することもできる。
<撮像装置の構成>図1を参照して、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成及び機能の概略について説明する。
図1において、制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行い、デジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部101にて所定の演算を行い、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンなどの操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作画面のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、接続部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。なお、本実施形態では、接続部111は外部装置と無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、接続部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではない。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、無線LANのインフラストラクチャモードにおけるスレーブ装置として動作することが可能である。スレーブ装置として動作する場合、周辺のアクセスポイント(以下、AP)に接続することで、APが形成するネットワークに参加することが可能である。また、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、APの一種ではあるが、より機能が限定された簡易的なAP(以下、簡易AP)として動作することも可能である。なお、本実施形態におけるAPは中継装置の一例である。デジタルカメラ100が簡易APとして動作すると、デジタルカメラ100は自身でネットワークを形成する。デジタルカメラ100の周辺の装置は、デジタルカメラ100をAPと認識し、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することが可能となる。上記のようにデジタルカメラ100を動作させるためのプログラムは不揮発性メモリ103に保持されているものとする。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100はAPの一種であるものの、スレーブ装置から受信したデータをインターネットプロバイダなどに転送するゲートウェイ機能は有していない簡易APである。したがって、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネットなどのネットワークに転送することはできない。なお、他の実施形態として、デジタルカメラ100にゲートウェイ機能を持たせることも可能である。
<携帯電話の構成>次に、図2を参照して、本発明の接続機器を適用した一実施形態の携帯電話200の構成及び機能について説明する。なお、以下では、本発明の通信装置の一例として携帯電話について述べるが、これに限られない。本発明は、例えば無線機能付きのデジタルカメラ、携帯型のメディアプレーヤやいわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどの情報処理装置にも適用できる。
図2において、制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従って携帯電話200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行い、デジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体210に記録される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部201で実行される各種プログラム等が格納される。デジタルカメラ100と通信するためのプログラムも不揮発性メモリ203に保持され、カメラ通信アプリケーションとしてインストールされているものとする。なお、本実施形態における携帯電話200の処理は、カメラ通信アプリケーションにより提供されるプログラムを読み込むことにより実現される。なお、カメラ通信アプリケーションは携帯電話200にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのプログラムを有しているものとする。なお、携帯電話200のOSが本実施形態における処理を実現するためのプログラムを有していてもよい。
作業用メモリ204は、撮像部202で生成された画像データを一時的に保存するバッファメモリや、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、携帯電話200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザが携帯電話200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部206に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。
表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部206は必ずしも携帯電話200が内蔵する必要はない。携帯電話200は表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体210は、撮像部202から出力された画像データを記録することができる。記録媒体210は、携帯電話200に着脱可能なよう構成してもよいし、携帯電話200に内蔵されていてもよい。すなわち、携帯電話200は少なくとも記録媒体210にアクセスする手段を有していればよい。
接続部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の携帯電話200は、接続部211を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。なお、本実施形態では、接続部211は外部装置と無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部201は、接続部211を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、少なくともインフラストラクチャモードにおけるスレーブ装置として動作することが可能であり、周辺のAPが形成するネットワークに参加することが可能である。
公衆網接続部212は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。携帯電話200は、公衆網接続部212を介して、他の機器と通話をしたり、データ通信をすることができる。通話の際には、制御部201はマイク213およびスピーカ214を介して音声信号の入力と出力を行う。本実施形態では、公衆網接続部212は3Gを用いた通信を行うためのインターフェースを含むものとする。なお、3Gに限らず、LTEやWiMAX、ADSL、FTTH、いわゆる4Gといった他の通信方式を用いてもよい。また、接続部211および公衆網接続部212は必ずしも独立したハードウェアで構成する必要はなく、例えば1つのアンテナで兼用することも可能である。
<システム構成>次に、図3を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100と携帯電話200とが接続されたシステム構成について説明する。
デジタルカメラ100と携帯電話200が無線LANでデータを送受信する場合、図3(a)と図3(b)の2つのデータ通信形態が考えられる。
図3(a)は、外部中継装置の一例である外部AP300が形成する無線LANネットワークに、デジタルカメラ100と携帯電話200とが参加する第1のデータ通信形態である。デジタルカメラ100及び携帯電話200は、外部AP300が定期的に送信するビーコン信号を検知し、外部AP300が形成する無線LANネットワークに参加する。デジタルカメラ100と携帯電話200は同じ無線LANネットワークに参加した後、互いの機器発見、機器の能力取得などを経て無線LANによるデータの送受信が可能な状態となる(機器間の接続を確立する)。
また、本実施形態における外部AP300は、公衆網などを用いてインターネットなどの外部ネットワークに接続することが可能である。したがって、携帯電話200は、外部AP300を介してインターネット上にデータを送信することが可能である。
図3(b)は、外部AP300を介さず、デジタルカメラ100と携帯電話200とが直接接続する第2のデータ通信形態である。この場合は、デジタルカメラ100が簡易APとして動作して無線LANネットワークを形成する。デジタルカメラ100は簡易APとして動作すると、ビーコン信号の定期的な送信を開始する。携帯電話200はビーコン信号を検知し、デジタルカメラ100が形成した無線LANネットワークに参加する。そして図3(a)の場合と同様、互いの機器発見、機器の能力取得などを経て接続を確立し、データの送受信が可能な状態となる。
なお、前述したように、本実施形態におけるデジタルカメラ100はインターネットなどの外部ネットワークへの通信機能を有していない。したがって、デジタルカメラ100が形成する無線LANネットワークに参加している携帯電話200は、簡易APを介してインターネットなどにデータを送信することはできない。
以上述べたように、デジタルカメラ100と携帯電話200には2つのデータ通信形態がある。本実施形態では、これらのデータ通信形態に応じて適切な制御を行う例について説明する。
<接続履歴のデータ構造>次に、図4を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100が保持するデータベースについて説明する。
デジタルカメラ100が相手機器と接続する場合、まずネットワークに参加し(ここでは自機が簡易APとしてネットワークを形成する場合も含む)、その後相手機器との接続を確立する。本実施形態では、ネットワークの情報と接続する相手機器の情報とを別のデータベースで管理する。本実施形態におけるデジタルカメラ100が保持するデータベースには、接続機器情報410と、ネットワーク参加パラメータ420と、ネットワーク形成パラメータ430が記録されている。
接続機器情報410は、デジタルカメラ100がネットワークを介して接続したことのある相手機器を管理するための情報である。なお、接続機器情報410は、第1の記憶手段により記憶される履歴情報の一例である。接続機器情報410には、個々の接続機器情報に付与される「接続機器情報番号」と、「接続順」、「機器種別」、「登録名」、「UUID」、「閲覧許可設定」、「ネットワーク生成パラメータ番号」が記録されている。ここで、「接続順」とはデジタルカメラ100が接続機器情報410に記憶している接続機器に対し、過去に接続した順番であり、番号が大きいほうが最近接続したことを示す。「登録名」はユーザ設定可能な接続機器名であり、ユーザが接続機器を識別できるように自由に変更することができる。なお、「機器種別」、「登録名」、「UUID」などは必ずしも別個の情報でなくてもよく、例えば種別と名称と一意な文字列を連結した1つのIDでこれらの情報を特定できるようにしてもよい。「ネットワーク形成パラメータ番号」は、ネットワーク形成パラメータ430のうち、どのパラメータを用いてネットワークを形成したかを示す。また、接続機器情報410は、N個記憶できるようにしており、それ以上記憶させるためには既に記憶されている接続機器情報410を削除する必要がある。なお、接続機器情報410を、デジタルカメラ100のユーザからの操作により削除してもよいし、N個記憶している状態で新たに記憶しようとした際に、「接続順」を参照して番号が一番小さい接続機器情報410を削除してもよい。
ネットワーク参加パラメータ420は、デジタルカメラ100が参加したことのある、外部APなどが形成したネットワークを管理するための情報である。なお、ネットワーク参加パラメータ420は、第2の記憶手段により記憶される履歴情報の一例である。ネットワーク参加パラメータ420には、個々のネットワーク参加パラメータに付与される「ネットワーク参加パラメータ番号」、「接続順」、「ESSID」、「認証方式」、「暗号種別」、「暗号鍵」、「チャネル」、「IPアドレス取得方法」、「DNS取得方法」が記憶されている。ここで、「接続順」とはデジタルカメラ100がネットワーク参加パラメータ420に記憶している無線ネットワークに対し、過去に参加した順番であり、番号が大きいほうが最近参加したことを示す。また、ネットワーク参加パラメータ420は、M個記憶できるようにしており、それ以上記憶させるためには既に記憶されているネットワーク参加パラメータ420を削除する必要がある。なお、ネットワーク参加パラメータ420を、デジタルカメラ100のユーザからの操作により削除してもよい。もしくは、M個記憶している状態で新たに記憶しようとした際に、「接続順」を参照して番号が一番小さいネットワーク参加パラメータ420を削除してもよい。なお、自機が簡易APとしてネットワークを形成した場合、その情報はネットワーク参加パラメータ420とは識別可能な情報として、以下に説明するネットワーク形成パラメータ430で管理される。
ネットワーク形成パラメータ430は、デジタルカメラ100が簡易APとして形成したネットワークの情報を管理するものである。ネットワーク形成パラメータ430には、個々のネットワーク形成パラメータに付与される「ネットワーク生成パラメータ番号」と、「ESSID」、「暗号鍵」が記憶されている。ネットワーク形成パラメータ430に認証方式、暗号種別、チャネル、IPアドレス取得方法、DNS取得方法などを記憶してもよいが、デジタルカメラ100が生成するネットワークの全てに共通の項目は必ずしも記憶しなくともよい。また、ネットワーク形成パラメータ430は、接続機器情報410と同数のN個記憶できるようにしている。接続機器情報410が削除された場合、関連付けられているネットワーク形成パラメータ430を消すことにより、ネットワーク形成パラメータ430がN個より多く記憶することがなくなる。
デジタルカメラ100が保持するデータベースは、制御部101が不揮発性メモリ103から作業用メモリ104に展開して使用されてもよい。以降の説明ではデジタルカメラ100が保持するデータベースは作業用メモリ104に展開されているものとして説明する。
<機器登録処理>次に、図5Aから図5Cを参照して、本実施形態のデジタルカメラ100が携帯電話200を含む通信装置と初めて通信を行う場合のデジタルカメラ100での処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、デジタルカメラ100の制御部101が入力信号やプログラムにしたがい、デジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。なお、特に言及しない限り、デジタルカメラ100の処理を示す他のフローチャートでも同様である。本処理は、デジタルカメラ100のユーザがメニュー操作などで他装置との接続を指示したことに応じて開始される。
図6(a)に、接続機器と接続を開始する際に表示部106に表示されるUI画面を例示する。デジタルカメラ100のユーザは、接続機器の機器種別としてカメラ601、携帯電話602、PC603、プリンタ604、Webサービス605などを選択する。またMENU606が選択された場合、1つ前の画面に戻る。本実施形態では携帯電話602が選択された場合について説明する。
図6(b)に、デジタルカメラ100のユーザにより接続する機器種別が選択された場合、機器登録処理、もしくは2回目以降接続処理を選択する際に表示部106に表示されるUI画面を例示する。デジタルカメラ100のユーザは、接続先の機器の登録607を選択し、その機器種別の接続機器を登録するか、既に登録済みの接続機器である608、609を選択し、2回目以降接続処理を行う。
まず、図5Aを参照して、「接続先の機器の登録」が選択された場合の機器登録処理(ネットワーク参加/形成)を行う際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
図5Aにおいて、ステップS501では、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420が記憶されているかを判定する。ネットワーク参加パラメータ420が記憶されていると判定した場合、制御部101は処理をステップS502に進め、無線ネットワークに参加するためにAPの検索処理を行う。また、ネットワーク参加パラメータ420が記憶されていないと判定した場合、制御部101は処理をステップS504に進め、無線ネットワークの形成処理を行う。
ステップS502では、制御部101は、接続部111を制御することにより、周囲に存在するAPを検索する。図6(c)に、APの検索中に表示部106に表示される画面を例示する。
ステップS503では、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAP、すなわち登録済みAPが、ステップS502のAP検索で発見されたかを判定する。AP検索で発見されたと判定した場合、制御部101は処理をステップS506に進める。AP検索で発見していないと判定された場合、制御部101は処理をステップS504に進め、自機の簡易APによる無線ネットワークの形成処理を行う。なお、本実施形態では、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAPが、ステップS502のAP検索で発見されたか否かをESSIDの比較により判定しているが、BSSIDなど他の識別子を用いて判定してもよい。
また、ステップS501においてネットワーク参加パラメータ420が記憶されていない場合、処理をステップS504に進めるのは、ステップS502でAP検索を行っても、ステップS503で登録済みAPを見つけることができないからである。そのため、ステップS502の検索処理を省略して、接続を確立するまでの時間を短縮させることを意図している。また、別の意図として、ネットワーク参加パラメータ420が記憶されていない場合は、ネットワークに参加しようとすると、ネットワークの選択や、参加するためにはパラメータの入力などが必要となり、デジタルカメラ100の操作が煩雑になる。このため、パラメータ入力する手間が少ない簡易APによるネットワーク形成のほうを優先して行うことにしている。
ステップS504では、制御部101は無線LANネットワークを形成するために必要なESSID、認証方式、暗号種別、暗号鍵、チャネルを生成する。本実施形態におけるデジタルカメラ100は、新規登録処理の場合、ESSID、暗号鍵、認証方式、暗号種別、チャネルのうち、少なくとも1つは毎回異なるものを生成する。本実施形態では、ESSID、暗号鍵は毎回異なるものを生成する。なお、本実施形態では、ステップS504のタイミングでは、制御部101は生成したネットワーク情報のネットワーク形成パラメータ430への登録は行わない。ネットワーク形成パラメータ430への登録は、後述する接続機器との接続が確立した時点で記憶する。
ステップS505では、制御部101は、ステップS504において生成したネットワークパラメータを用いて、無線LANネットワークを形成する。また制御部101は、外部装置がネットワークに参加するために必要な情報として、少なくともESSIDおよび暗号鍵を表示部106に表示する。図6(d)に接続待機中に表示部106に表示される画面を例示する。図6(d)の画面では、ダイアログ610に示されるように、ESSIDは「CAMERA−123」、暗号鍵は「12345678」に決定されている。外部装置のユーザはこの表示を確認することで、容易にデジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することができる。さらにステップS505では、他機器との通信を可能にするため、IPアドレスの割り当て、サブネットの設定を行い、制御部101は処理をステップS521に進める。
次に、ステップS503からステップS506に進んだ場合について説明する。
ステップS506では、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAPが、ステップS502のAP検索で複数発見されたかを判定する。AP検索で複数発見されたと判定した場合、制御部101は処理をステップS508に進める。AP検索で複数発見していないと判定された場合、制御部101は処理をステップS507に進める。
ステップS507では、制御部101は、ステップS502のAP検索で発見されたAPの中から、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAPを選択し、処理をステップS509に進める。
ステップS508では、制御部101は、ステップS502のAP検索で発見されたAPの中から、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAPで、最近参加したAPを選択し、処理をステップS509に進める。制御部101はネットワーク参加パラメータ420の「接続順」情報を参照し、その中から値が一番大きいものを選択することで、直近に参加したAPを選択することができる。例えば、図4のネットワーク参加パラメータ420が記憶されている状態で、ステップS502のAP検索においてNETWORK−100、NETWORK−101、NETWORK−102という3つのAPが検索されたとする。この場合、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているのは、421に記憶されているNETWORK−100と、422に記憶されているNETWORK−101である。また、それらに対応するネットワーク参加パラメータ420の「接続順」は、NETWORK−100が「6」、NETWORK−101が「2」なので、値が大きいNETWORK−100(421)が最近参加したAPとして選択される。
ステップS509では、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420を参照して、ステップS507もしくは、ステップS508で選択されたAPの無線LANネットワークに参加する。図6(e)に、無線LANネットワーク参加処理中に表示部106に表示される画面を例示する。
ステップS510では、制御部101は無線LANネットワークへの接続に成功したかを判定する。接続に成功したと判定した場合、制御部101は処理をステップS511に進める。接続に失敗したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS513に進め、エラー表示を行う。
ステップS511では、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420のIPアドレス取得方法、DNS取得方法を参照して、IPアドレスの割り当て、サブネットの設定を行い、処理をステップS512に進める。
ステップS512では、制御部101はIPアドレスの割り当てが成功したかを判定する。IPアドレスの割り当てに成功したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS521に進め、機器検索処理を実行する。IPアドレスの割り当てに失敗したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS513に進め、エラー表示を行う。
ステップS513では、制御部101は無線LANネットワークへの接続に失敗した、もしくは、IPアドレスの割り当てに失敗した旨を表示部106に表示する。また、デジタルカメラ100のユーザにより、エラー内容を確認した旨の通知がなされた場合、制御部101は処理をステップS541に進める。
ここまでが、デジタルカメラ100がネットワークに参加する際の処理である。
次に、図5Bを参照して、機器登録処理(接続機器との接続)を行う際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
図5Bにおいて、ステップS521では、制御部101は、同一ネットワーク内の接続可能な機器を検索する。制御部101は、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)やmDNS(Multicast Domain Name Service)等を用いて検索を行い、携帯電話200の通知するサービスを検出する。なお、本実施形態では、ここで携帯電話200側でもユーザは所定の操作を行い、携帯電話200がデジタルカメラ100により検索可能な状態に移行させる。本実施形態では、所定の通信アプリケーションを起動させることで、携帯電話200がデジタルカメラ100により検索可能な状態に移行する。図6(d)、(f)に、機器検索中に表示部106に表示される画面を例示する。図6(d)はデジタルカメラ100の簡易AP機能を用いて無線LANネットワークを形成した場合の画面例である。制御部101は610のように、形成した無線ネットワークのSSIDと暗号化キー、さらに携帯電話200のアプリケーションを起動することをユーザに促すメッセージを表示部106へ表示する。図6(f)は外部APの形成する無線LANネットワークに参加した場合の画面例であり、図6(e)から遷移する。制御部101は携帯電話200のアプリケーションを起動することをユーザに促すメッセージを表示部106へ表示する。これによりユーザが携帯電話200のアプリケーションを起動すると、携帯電話200は接続ネットワークに対してサービス通知を行うので、デジタルカメラ100は携帯電話200を検索することが可能となる。
ステップS522では、制御部101は接続可能な機器を発見したかを判定する。接続可能な機器を発見したと判定された場合、制御部101は処理をステップS524に進め、発見した機器一覧を表示する。接続可能な機器を発見していないと判定された場合、制御部101は処理をステップS523に進める。
ステップS523では、制御部101は、デジタルカメラ100のユーザから無線ネットワーク変更の指示があるかを判定する。無線ネットワーク変更の指示があると判定した場合、制御部101は、現在形成している無線LANネットワークを消滅もしくは、現在参加しているネットワークから離脱し、処理をステップS541に進める。無線ネットワーク変更の指示がないと判定した場合、制御部101は処理をステップS521に進める。例えば、無線LANネットワークを形成した場合の画面例である図6(d)では、ネットワーク変更612が選択された場合、無線ネットワーク変更の指示があると判定し、現在形成している無線LANネットワークを消滅させ、処理をステップS541に進める。また、無線LANネットワークに参加した場合の画面例である図6(f)では、ネットワーク変更614が選択された場合、無線ネットワーク変更の指示があると判定し、現在参加している無線LANネットワークから離脱し、処理をステップS541に進める。また、無線LANネットワーク参加処理中に表示する画面例である図6(e)における、ネットワーク変更613を選択された場合も、無線LANネットワークの参加処理を中断し、処理をステップS541に進める。
ステップS524では、制御部101はサービスの通知に含まれるデバイス名を表示部106にリスト表示する。図6(g)に、接続可能な機器のリストとして、表示部106に表示される画面を例示する。図6(g)では、接続可能な機器として「mobilePhone1」が検出されている。また、本ステップでサービスの通知に含まれるUUIDとデバイス名とを関連付けて作業用メモリ104に保存する。
なお、本実施形態ではサービスの通知にデバイス名とUUIDが含まれる構成としたが、サービスの通知を受信したデジタルカメラ100が、デバイス名及びUUIDを携帯電話200に問い合わせる構成としてもよい。また、サービスの通知に含まれるUUIDの接続機器が既に接続機器情報410に記憶されている場合、表示部106に表示されるサービスの通知に含まれるデバイス名の代わりに、接続機器情報410に記憶されている登録名を表示してもよい。
ステップS525では、制御部101はデジタルカメラ100のユーザにより、ステップS524でリスト表示されたデバイス名のうちいずれかを選択させる。ステップS524でリスト表示された画面例である図6(g)では、接続可能な機器615を選択することが可能である。また、本ステップ中にも接続機器検索を継続し、新たに接続可能な機器を検出した場合、制御部101はサービスの通知に含まれるデバイス名を表示部106にリスト表示する。
ステップS526では、制御部101は、ステップS525で選択された機器のUUIDを用いて携帯電話200に接続要求を送信し、選択された機器との接続を確立するための処理を開始し、処理をステップS527に進める。なお、本実施形態では接続機器のUUIDを用いて接続を実行するが、UUIDからIPアドレスやポート番号を特定して接続してもよい。また、検索を行う時点でIPアドレスを入手してもよい。図6(h)に、接続要求先の機器として、表示部106に表示される画面を例示する。図6(h)の画面では「mobilePhone1」に接続要求を送信している。
ステップS527では、制御部101は選択された機器との接続を確立することに成功したかを判定する。接続を確立できたと判定した場合、制御部101は処理をステップS528に進める。接続を確立できなかったと判定した場合、制御部101は表示部106にエラー表示し、機器登録処理を終了する。図6(i)に、接続が確立したときに、表示部106に表示される画面を例示する。図6(i)の画面には、切断ボタン616、リサイズ選択ボタン617、画像送信ボタン618などが表示されており、切断ボタン616が選択された場合、接続が確立している機器との接続を切断する。リサイズ選択ボタン617を選択された場合、リサイズの設定を変更可能であり、「リサイズなし」や「Mサイズ」、「Sサイズ」などに変更可能である。画像送信ボタン618が選択された場合、接続が確立している機器へ、リサイズの設定で選択されているサイズにリサイズを行い、画像を送信する。
ステップS528では、制御部101は現在接続している無線LANネットワークが、デジタルカメラ100が自らの簡易AP機能により形成したネットワークであるかを判定する。デジタルカメラ100が自ら形成したネットワークであると判定した場合、制御部101は処理をステップS529に進める。デジタルカメラ100が自ら形成したネットワークでないと判定した場合、制御部101は処理をステップS530に進める。
ステップS529では、制御部101はデジタルカメラ100が自ら形成したネットワークのパラメータを、ネットワーク形成パラメータ430に記憶する。例えば、ネットワーク形成パラメータに何も記憶されていない状態で、デジタルカメラ100が形成したネットワークのESSIDが「CAMERA−123」、暗号鍵が「12345678」の場合、図4のネットワーク形成パラメータ431のようになる。
なお、デジタルカメラ100が自ら形成したネットワークであると判定した場合のみ、ネットワークパラメータを記憶する意図は以下の通りである。すなわち、ネットワーク形成パラメータは接続機器と1対1に関連付けて記憶することにより、後述する2回目以降の接続で利用可能になるパラメータである。したがって、ネットワークを形成してすぐにパラメータを記憶するのではなく、関連付ける接続機器が決定してから記憶することとしている。また、デジタルカメラ100が自ら形成したネットワークでないと判定した場合に、ネットワークパラメータを記憶していないのは、後述するネットワーク変更処理の際に記憶するためである。
ステップS530では、制御部101は接続機器の情報を接続機器情報410に記憶する。例えば、接続機器情報の情報番号2と3が既に登録されている状態で、接続が確立した機器が「mobilePhone1」の場合、接続機器情報は図4の接続機器情報番号1の列(411)のようになる。このとき、接続機器情報番号は、既に記憶されている接続機器情報と排他された番号である必要がある。接続順は、既に記憶されている接続機器情報の接続順よりも大きい値になるように設定する必要がある。UUIDは、ステップS524で作業用メモリに保存したUUIDを記憶してもよいし、携帯電話200に問い合わせる構成としてもよい。閲覧許可は、デジタルカメラ100のユーザに選択させて保存してもよいし、デフォルトとして許可、もしくは不許可を保存して、後から変更できる構成にしてもよい。ネットワーク形成パラメータ番号は、ステップS528でデジタルカメラ100が自ら形成したネットワークであると判定した場合、ステップS529で保存したネットワーク形成パラメータ番号を保存する。ステップS528でデジタルカメラ100が自ら形成したネットワークでないと判定した場合、何も保存しない。
次に、図5Cを参照して、機器登録処理(ネットワーク変更)を行う際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
図5Cにおいて、ステップS541では、制御部101は周囲に存在するAPを検索し、処理をステップS542に進める。
ステップS542では、制御部101は、ステップS541でスキャンした結果検出されたビーコン信号に含まれるESSIDの一覧を表示部106に表示する。図6(j)に、AP検索結果として、表示部106に表示される画面を例示する。図6(j)の画面では、「NETWORK−100」及び「NETWORK−102」というESSIDが検出されている。また、更新619が選択された場合は、再度周囲に存在するAPを検索し、図6(j)と同様の画面を表示する。また、本実施形態では、周囲に存在するAPを2つしか表示していないが、複数見つかった場合は、画面をスクロールさせることにより、周囲に存在するAPを複数表示してもよい。このとき、ネットワーク参加パラメータ420の「接続順」を参照し、過去に参加したことのあるAPを最近参加した順番に上位にソートしてもよい。また、電波強度の強いものから上位にソートしてもよい。
ステップS543では、制御部101は無線LANネットワークに参加するかを判定する。図6(j)では、検出したAP621、622が選択された場合、無線LANネットワークに参加すると判定し、制御部101は処理をステップS546に進め、選択した無線LANネットワークへの参加処理を行う。無線LANネットワークの形成を指示する620が選択された場合、無線LANネットワークに参加しないと判定し、制御部101は処理をS544に進める。
ステップS544、S545の処理は、ステップS504、S505と同様の処理であるため、説明を省略する。
ステップS546では、制御部101は、ステップS543において選択されたAPの無線LANネットワークに参加し、処理をステップS547に進める。このとき、選択されたAPがネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAPであった場合は、暗号鍵などを入力させることなく無線LANネットワークに参加してもよい。もしくは暗号鍵の入力画面の初期値として記憶している暗号鍵を入力してもよい。また、IPアドレス取得方法、DNS取得方法も、選択させず記憶している方法を用いてもよいし、再度デジタルカメラ100のユーザに選択させてもよい。選択されたAPがネットワーク参加パラメータ420に記憶されていないAPであった場合は、必要なパラメータをデジタルカメラ100のユーザに入力させてもよい。IPアドレス取得方法、DNS取得方法も、デジタルカメラ100のユーザに入力させてもよいし、デフォルトとしてAutoとしてもよい。
ステップS547からS549の処理は、ステップS510からS512と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS547において、無線LANネットワークに接続失敗したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS553に進め、表示部106にエラー表示を行う。ステップS549において、IPアドレスの割り当てに成功したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS550に進める。IPアドレスの割り当てに失敗したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS553に進め、表示部106にエラー表示を行う。
ステップS550では、制御部101はネットワーク参加パラメータ420を参照して、現在参加している無線LANネットワークが記憶済みかを判定する。記憶済みと判定した場合、制御部101は処理をS552に進め、ネットワークパラメータの更新を行う。記憶済みでないと判定した場合、制御部101は処理をS551に進め、ネットワークパラメータを新規に記憶する。
ステップS551では、制御部101は現在参加している無線LANネットワークのパラメータを、ネットワーク参加パラメータ420に記憶し、処理をステップS521に進める。
例えば、ステップS542に表示されたAP一覧の中でNETWORK−102というネットワークが選択された場合は、ネットワーク参加パラメータ番号3(423)にESSID「NETWORK−102」と、認証方式、暗号種別、暗号鍵、チャネル、IPアドレス取得方法、DNS取得方法に然るべき値を記憶する。また、接続順は最も大きな値にする必要があるので「7」を記憶する。
ステップS552では、制御部101は現在参加している無線LANネットワークのパラメータを用いて、ネットワーク参加パラメータ420を更新し、処理をS521に進める。例えば、ステップS542に表示されたAP一覧の中でNETWORK−101というネットワークが選択された場合は、ネットワーク参加パラメータ番号2(422)の接続順を、最も大きな値にする必要があるので「7」に更新する。
ステップS553の処理は、ステップS513と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS553でエラー表示後、デジタルカメラ100のユーザにより、エラー内容を確認した旨を通知された場合、制御部101は処理をステップS541に進める。
<2回目以降接続>次に、図7Aから図7Cを参照して、携帯電話200を含む接続機器と2回目以降接続する際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
まず、図7Aを参照して、2回目以降接続処理(ネットワーク参加/形成)を行う際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
ステップS701では、制御部101はデジタルカメラ100のユーザからの接続機器選択を受け付ける。前述したように、図6(b)の既に登録済みの接続機器である608、609が選択された場合、2回目以降接続処理を行う。ここで、既に登録済みの接続機器は、接続機器情報410に記憶されている機器の一覧を表示する。例えば、機器情報が図4の状態の場合、既に登録済みの接続機器は「mobilePhone1」(411)、「mobilePhone2」(412)、「PC1」(413)である。ここで、図6(a)において携帯電話602が選択されているため、既に登録済みの接続機器として、機器種別が携帯電話の「mobilePhone1」(411)、「mobilePhone2」(412)のみを表示する。
ステップS702からS704の処理は、図5のステップS501からS503と同様の処理であるため、省略して説明する。
ステップS702において、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420が記憶されていないと判定した場合は、処理をステップS705に進める。一方、ステップS704に進んだ場合、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ420に記憶されているAPが、ステップS703のAP検索で発見されたかを判定し、AP検索で発見されたと判定した場合、処理をステップS709に進める。制御部101は、AP検索で発見されなかったと判定された場合、処理をステップS705に進める。
ステップS705では、制御部101は接続機器情報410を参照し、ステップS701で選択した接続機器に関連付いた無線ネットワーク形成履歴があるかを判定する。例えば、接続機器情報410が図4の状態である場合に、ステップS701において「mobilePhone1」(411)が選択されていた場合は、ネットワーク形成パラメータ番号が関連付けられているので、制御部101は処理をS706に進める。一方、ステップS701において「mobilePhone2」(412)が選択されていた場合は、ネットワーク形成パラメータ番号が関連付けられていないので、制御部101は処理をS707に進める。
ステップS706では、制御部101は接続機器情報410を参照し、ステップS701で選択した接続機器に関連付いた無線ネットワーク形成パラメータ番号を特定する。そして、ネットワーク形成パラメータ430を参照し、ネットワーク形成パラメータの読み出しを行い、処理をS708に進める。例えば、接続機器情報410とネットワーク形成パラメータ430が図4の状態である場合、ステップS701において「mobilePhone1」(411)が選択されていた場合は、ネットワーク形成パラメータ番号1(431)が関連付けられている。このため、制御部101はネットワーク形成パラメータ430からネットワーク形成パラメータ番号1(431)を参照し、ESSID「CAMERA−123」、暗号鍵「12345678」を読み出す。
ステップS707の処理は、図5のステップS504と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS708では、制御部101は、ステップS706において読み出したネットワークパラメータ、もしくは、ステップS707において生成したネットワークパラメータを用いて、無線LANネットワークを形成する。つまり、簡易APとして新しくネットワークを形成し、接続相手に参加させる処理を行う。これ以降の処理は、図5のステップS505と同様の処理であるため、説明を省略する。制御部101は、処理をステップS721に進める。また、ステップS705で無線ネットワーク形成履歴がありと判定された場合、ネットワーク形成パラメータ430を参照して無線LANネットワークを形成する意図は以下の通りである。すなわち、接続機器と2回目以降接続する場合に、デジタルカメラ100が前回と同じネットワークを形成すれば、接続機器側は記憶しているネットワークパラメータを使用して接続処理を行え、ユーザに暗号鍵などを再度入力させる手間を省略できるからである。
ステップS709からS716の処理は、図5のステップS506からS513と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS713において、無線LANネットワークに接続失敗したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS716に進める。ステップS715において、IPアドレスの割り当てに成功したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS721に進める。IPアドレスの割り当てに失敗したと判定した場合は、制御部101は処理をステップS716に進める。ステップS716でエラー表示後、デジタルカメラ100のユーザにより、エラー内容を確認した旨を通知された場合、制御部101は処理をステップS731に進める。
次に、図7Bを参照して、接続機器との2回目以降の接続を行う際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
図7Bにおいて、ステップS721では、制御部101は、同一ネットワーク内の接続可能な機器から、ステップS701で選択した接続機器の検索を行う。検索方法の処理の詳細は、図5のステップS521と同様の処理であるため、説明を省略する。制御部101は接続機器情報410を参照し、ステップS701で選択した接続機器のUUIDが一致する接続可能な機器を検索する。例えば、接続機器情報410が図4の状態である場合、ステップS701で「mobilePhone1」(411)が選択された場合は、UUIDが「0000−ABCD−EFGH」である接続可能な機器を検索する。図6(d)と図6(f)に、接続可能な機器の検索中に、表示部106に表示される画面を例示する。
ステップS722では、制御部101は接続可能な機器から、ステップS701で選択した機器を発見したかを判定する。ステップS701で選択した機器を発見したと判定された場合、制御部101は処理をステップS724に進める。ステップS701で選択した機器を発見していないと判定された場合、制御部101は処理をステップS723に進める。
ステップS723の処理は、図5のステップS523と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS723において、ネットワーク変更の指示がされたと判定した場合、制御部101は処理をステップS731に進める。ネットワーク変更の指示がされていないと判定した場合、制御部101は処理をステップS721に進める。
ステップS724では、制御部101はステップS701で選択した機器のUUIDを用いて携帯電話200に接続要求を送信し、選択された機器との接続を確立するための処理を開始する。制御部101は処理をステップS725に進める。接続を確立するための処理の詳細は、図5のステップS526と同様の処理であるため、説明を省略する。図6(h)に、ステップS701で「mobilePhone1」が選択された場合に、表示部106に表示される画面を例示する。
ステップS725からS726の処理は、図5のステップS527からS528と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS726において、デジタルカメラ100が自ら形成したネットワークであると判定した場合、制御部101は処理をステップS727に進める。デジタルカメラ100が自ら形成したネットワークでないと判定した場合、制御部101は処理をステップS729に進める。
ステップS727では、制御部101はステップS705でネットワークパラメータを生成したかを判定する。ネットワークパラメータを生成したと判定された場合、制御部101は処理をステップS728に進め、ネットワークパラメータを記憶する。ネットワークパラメータを生成していないと判定された場合、制御部101は処理をステップS729に進める。
ステップS728では、制御部101はデジタルカメラ100が自ら形成したネットワークのパラメータを、ネットワーク形成パラメータ430に記憶し、2回目接続を終了する。例えば、ネットワーク形成パラメータが図4の状態のときに、ステップS701で「mobilePhone2」が選択され、デジタルカメラ100が形成したネットワークのESSIDが「CAMERA−456」、暗号鍵が「11112222」の場合、ネットワーク形成パラメータ430のネットワーク形成パラメータ番号2の列(432)に、ESSID「CAMERA−456」、暗号鍵が「11112222」を記憶する。
ステップS729では、制御部101は接続機器情報410における接続機器のパラメータを更新する。例えば、接続機器情報410が図4の状態の場合、ステップS701で「mobilePhone2」が選択されると、接続機器情報410の接続機器情報番号2の列(412)の接続順に、他の接続機器情報の接続順よりも大きい値である「7」を記憶する。また、ステップS727でネットワークパラメータを生成した場合、ステップS728で記憶したネットワーク形成パラメータ430のネットワーク形成パラメータ番号に、接続機器情報番号2の列(412)のネットワーク形成パラメータ番号を記憶する。これにより、次に「mobilePhone2」にネットワークを形成して接続を確立させる場合、同一の無線LANパラメータを用いることが可能となる。
次に、図7Cを参照して、2回目接続処理(ネットワーク変更)を行う際のデジタルカメラ100の処理について説明する。
図7Cにおいて、ステップS731からS733の処理は、図5のステップS541からS543と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS733において無線LANネットワークに参加すると判定した場合、制御部101は処理をステップS738に進める。無線LANネットワークに参加しないと判定した場合、制御部101は処理をS734に進める。
ステップS734からS737の処理は、ステップS705からS708と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS737の処理の後、制御部101は処理をステップS721に進める。
ステップS738からS745の処理は、図5のステップS546からS553と同様であるため、説明を省略する。ステップS743の処理の後、制御部101は処理をステップS721に進める。ステップS744の処理の後、制御部101は処理をステップS721に進める。ステップS745でエラー表示後、デジタルカメラ100のユーザにより、エラー内容を確認した旨を通知された場合、制御部101は処理をステップS731に進める。
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラ100は、接続履歴のある装置を指定すると、適切なネットワークへの参加を開始し、ネットワークに参加した後は指定された機器に接続する。ユーザから見れば、自分が接続したい機器を選択すれば、ネットワークへの参加から機器との接続までの一連の処理が適切に実行されるため、操作性を向上させることができる。
[実施形態2]以下に、実施形態2のデジタルカメラ100の処理について説明する。
上述した実施形態1では、デジタルカメラ100と携帯電話200には2つのデータ通信形態があり、これらのデータ通信形態に応じて適切な制御を行う例について説明した。しかしながら接続機器のハードウェア構成やユーザの使用形態、使用環境によっては、アクセスポイントの検索方法を適宜変更した方がよい場合がある。アクセスポイントの検索は実施形態1でも述べたように、同一の無線LANネットワークに参加する機器それぞれがアクセスポイントからのビーコン信号を検知することにより行われる。しかしながら、タイミングや電波状況、無線LANネットワーク数その他の要因により、一度の検索処理では目的のアクセスポイントを発見するに至らないこともありうる。
図5AのステップS502では、制御部101はアクセスポイント検索を行った後、ステップS503において、登録済みのアクセスポイントがあるかどうかの判定を行っている。しかし、仮にステップS503において、制御部101は登録済みのアクセスポイントが見つからなかったと判定しても、再度処理をステップS502に戻し、アクセスポイント検索を行ってもよい。ただし、本当に登録済みのアクセスポイントが見つからない状況において、何度もアクセスポイント検索を試行すると処理に時間が掛かる。そのため、例えば3回の試行で登録済みのアクセスポイントが見つからなければ、制御部101は処理をステップS502の検索処理には戻さず、ステップS504、S505の無線ネットワーク形成処理に進めるなど、上限回数を決めておいてもよい。これによりアクセスポイント検索時のタイミングや電波状況により、1度の検索で所望のアクセスポイントを見つけられなかった場合でも、アクセスポイント検索を上限回数まで繰り返すので、所望の無線LANネットワークに接続することが可能となる。
さらには、周囲のネットワーク環境によって処理の流れを変えてもよい。一度のアクセスポイント検索では発見できないアクセスポイントがある可能性については上述した通りである。その場合でもいくつかのアクセスポイントは発見したが、いくつかのアクセスポイントは発見できなかったという場合が多く、周囲に発見可能なアクセスポイントがあるにもかかわらず検索の結果1つも発見できないことは少ない。
そのため、制御部101はステップS502でアクセスポイントを検索し、その結果1つもアクセスポイントが見つからなければ、処理をステップS502の検索処理には戻さず、ステップS504、S505の無線ネットワーク形成処理に進めてもよい。これにより、デジタルカメラ100の周囲にアクセスポイントが1つもない、つまり無線LAN環境がまったく存在しないような環境下においては、不要な検索処理に時間をかけずに、ステップS504、S505の無線ネットワーク形成処理に進むことができる。
図5CのステップS541におけるアクセスポイント検索についても同様である。ここでも一度の検索ですべてのアクセスポイントの発見に至らない可能性はある。そのため、例えば3回検索を試行し、発見したアクセスポイントの一覧をステップS542において表示するようにすればより正確な情報をユーザに提供することができる。
また、ユーザの使用目的によっては接続シーケンスを適宜変更した方がよい場合もある。
実施形態1で述べたように、本実施形態におけるデジタルカメラ100が形成する無線LANネットワークは、インターネットなどの外部ネットワークへの通信機能を有していない。したがって、デジタルカメラ100が形成する無線LANネットワークに参加している携帯電話200は、簡易APを介してインターネットなどにデータを送信することはできない。したがって、インターネットなどの外部ネットワークへ接続することを主目的とするユーザにとっては、図5AのステップS504、S505の無線ネットワーク形成処理を行う必要はない。また、ステップS501で登録済みのアクセスポイントがない場合とステップS503で登録済みのアクセスポイントが発見できなかった場合にも、制御部101は処理をステップS504、S505には進めない。この場合は、図5CのステップS541(S501から分岐した場合)または、ステップS542(S503から分岐した場合)に進める。
また、ステップS543でユーザは未登録の無線ネットワークに参加するか、無線ネットワーク形成処理を開始するかを選択できる。そのためインターネットなどの外部ネットワークへ接続することを主目的とするユーザは、無線ネットワーク形成処理を行うことなく未登録のアクセスポイントでの無線ネットワークに参加できる。また、無線ネットワーク形成処理による接続を選択することもできる。
なお、インターネットなどの外部ネットワークへ接続することを主目的とするかを、制御部101は、携帯電話200に問い合わせて判定を行ってもよいし、デジタルカメラ100のユーザからの入力により、切り替えるようにしてもよい。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (8)

  1. 外部装置とネットワークを介して接続される通信装置であって、
    中継装置の形成したネットワークを介して外部装置との接続を確立し、当該外部装置とのデータ通信を行う第1のデータ通信手段と、
    自らが中継装置となるネットワークを形成し、形成したネットワークを介して外部装置との接続を確立し、当該外部装置とのデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、
    前記第1および第2のデータ通信手段で接続を確立した外部装置の情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを記憶すると共に、前記第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを前記第1の記憶手段に記憶された外部装置の情報と関連付けて記憶する記憶手段と、を有し、
    前記第1のデータ通信手段により外部装置との接続を確立する場合は、前記第2の記憶手段に記憶されているネットワークのパラメータのいずれかを使用して前記中継装置の形成したネットワークに参加し、
    前記第2のデータ通信手段により前記外部装置と接続を確立する場合は、当該外部装置との接続を確立したときに記憶したネットワークのパラメータを利用し、自らが中継装置となるネットワークを形成することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第2の記憶手段は、前記第1のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータのうち、前記第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータと異なるものを記憶することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の記憶手段は、前記第1のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータのうち、前記第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータと共通のものについては記憶しないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記第1の記憶手段に記憶された外部装置の情報が削除された場合、前記第2の記憶手段に関連付けられている前記第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを削除する削除手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記第1のデータ通信手段による接続を確立する際に、前記中継装置が検出できない場合、前記第2のデータ通信手段によるネットワークを形成するように切り替えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記第1のデータ通信手段による接続を確立するか、前記第2のデータ通信手段によるネットワークを形成するかを選択する選択手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 中継装置の形成したネットワークを介して外部装置との接続を確立し、当該外部装置とのデータ通信を行う第1のデータ通信手段と、
    自らが中継装置となるネットワークを形成し、形成したネットワークを介して外部装置との接続を確立し、当該外部装置とのデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、
    前記第1および第2のデータ通信手段で接続を確立した外部装置の情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを記憶すると共に、前記第2のデータ通信手段により接続されたネットワークのパラメータを前記第1の記憶手段に記憶された外部装置の情報と関連付けて記憶する第2の記憶手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記第1のデータ通信手段により前記外部装置と接続を確立する場合は、前記第2の記憶手段に記憶されているネットワークのパラメータのいずれかを使用して前記中継装置の形成したネットワークに参加し、
    前記第2のデータ通信手段により前記外部装置と接続を確立する場合は、当該外部装置との接続を確立したときに記憶したネットワークのパラメータを利用し、自らが中継装置となるネットワークを形成することを特徴とする通信装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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