JP5020494B2 - 無線通信装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置及びその制御方法に関し、更に詳しくは、無線通信機能を持たない装置と、無線通信機能を持つ装置間における無線通信を可能にする、省電力消費を実現した無線通信装置及びその制御方法に関する。
従来より、コンピュータとデジタルカメラとをUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠した有線による通信方式で接続して、データのやりとりを行うことが広くなされている。しかし、有線による通信方式の場合、ケーブルの接続に手間がかかったり、デジタルカメラのような携帯型機器の場合には、デジタルカメラと一緒にケーブルを持ち歩く必要があるなどの不便が生じていた。また、コネクタの抜差しによってコネクタ部分が破損することが考えられるという問題もあった。
これに対して、利用者の利便性を図るために、例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線による通信方式で接続して、コンピュータとデジタルカメラとの間でデータのやりとりをすることが行われている。しかしながら、この場合、デジタルカメラとコンピュータが共に無線通信機能を備えていなければ、無線通信を行うことができないという問題点があった。
このように、コンピュータが、例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線通信機能を備えていない場合に、USB無線変換デバイスを使って無線接続を行う方法が特許文献1に開示されている。この方法では、USBコネクタを有するコンピュータにUSB無線変換デバイスを接続し、このUSB無線変換デバイスとデジタルカメラとの間をIEEE802.11b規格に準拠した無線通信接続する。これにより、コンピュータとデジタルカメラ間の通信を無線で行うことが可能になる。
また、特許文献2では、USBホストとUSBデバイスとを無線接続するためのデータ中継システムを使って、無線通信機能を備えていないデジタルカメラとコンピュータとの間の通信を無線で行うことも提案されている。
特開2004−86359号公報 特開2005−44094号公報
ところで、IEEE802.11bやBluetooth等の高速無線通信を使用する場合、消費電流は無線チップの性能に依存するが、概ね数100mA程度必要であった。
一方で、USB規格では、データ信号用の2本の線に加えて電源用の2本の線を備えたコネクタ、およびケーブルを使用している。このUSBの電源線は、USBに接続したUSBデバイスが、USBホストのコンピュータなどの装置から+5Vの電源供給を受けるためのものである。ここで、各デバイスは自由に任意量だけ電流を消費できるのではなく、以下の3つのモードに従って電流消費が決められている。
(1)最大電流100mA以下の消費モード
(2)最大電流500mA以下の消費モード
(3)最大電流500μA以下のサスペンド消費モード
(1)の最大電流100mA以下の消費モードは、USBデバイスがUSBホストに接続された時点で、USBホストから供給を受けることができる消費電流である。USBホストからUSBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)が指示されるまでは、この消費モードで動作する必要がある。つまり、USBデバイスをUSBホストに接続した直後は、(1)の消費モード下でUSBホストとUSBデバイスとの間でネゴシエーションが実行される。このネゴシエーションではUSBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)に関する情報がUSBデバイスからUSBホストに送信される。このコンフィギュレーションデータには、USBデバイスがコンフィギュレーション実行後に必要とする電流値を示す所要電流値情報(MaxPower)フィールドが含まれている。USBホストは、MaxPowerにより特定される値の電流をバスパワーとして供給可能な場合、接続を許可してUSBデバイスに対してコンフィギュレーションが実行される。
(2)の最大電流500mA以下の消費モードは、USBデバイスがコンフィギュレーションを指示された後に有効になる消費モードである。USBデバイスは、コンフィギュレーション実行以降、この消費モードで動作することができる。
(3)の最大電流500μA以下のサスペンド消費モードは、USBホストのコンピュータなどの装置がサスペンド状態に移行した際にUSBデバイスがUSBホストから供給を受けることができる消費電流である。
特許文献1で開示されているようなUSB無線変換デバイスを使って、USBホストからのバスパワー供給を受けて、USB無線変換デバイスとデジタルカメラとの間を無線通信で接続する場合、次のような問題があった。
無線通信が例えば、IEEE802.11b規格やBluetooth規格に準拠している場合、特に高速にデータの送受信を行おうとすると、USB無線変換デバイスは、数100mA程度の電流供給をUSBホストから受ける必要がある。そのため、(2)の最大電流500mA以下の消費モードでUSB無線変換デバイスを稼動させる必要がある。このとき、例えばUSB無線変換デバイスがコンピュータに接続された状態で、IEEE802.11b規格やBluetooth規格の無線通信機能を有効にして、デジタルカメラとの無線接続を試みたものとする。その際に、デジタルカメラが起動していない状態であっても、常時数100mA程度の電流供給をUSBホストから受け続けなければならない。
また、USBデバイスが数100mA程度の電流供給をUSBホストから受けるためには、USBホストがUSBデバイスに対してコンフィギュレーションを実行する必要がある。これに伴って、USBホストであるコンピュータなどの装置が、接続されているUSBデバイスに対応したドライバを内部的にロードしたり、ラウンチ設定されているアプリケーションを自動的に起動したりする。
例えば、コンピュータに対してデジタルカメラがUSB接続されたことを検知すると、画像管理ソフトを自動的に起動するよう設定されていることがある。この場合、USB無線変換デバイスとデジタルカメラとの間で無線接続が確立しているかどうかに関わらず、USBホストからのコンフィギュレーションが実行されると、それに伴って画像管理ソフトがコンピュータ上で起動される。そのため、デジタルカメラが起動していなかったり、デジタルカメラとの無線接続が確立されていない場合には、ユーザーの混乱につながる。
また、USB無線変換デバイスとデジタルカメラとの間の無線接続が確立されていない状態で、USBホストとUSB無線変換デバイスとの間でUSB通信が行われると、以下のような問題が生じる。すなわち、例えばカメラ名やファイル情報などをUSBホストから要求されると、USB無線変換デバイスがデジタルカメラに代わって応答する必要があるため、USBホストとデジタルカメラとの間で情報が不整合となる要因になる。
また、特許文献1で開示されている方法の場合、コンフィギュレーションデータとしてUSBデバイスからUSBホストにMaxPower値が異なる複数通りの情報を送信する。この情報に応じてUSBホストが許可したコンフィギュレーション指示に従って、USBデバイスを制御するように構成することによって、コンピュータにおいてコンフィギュレーション後の消費電力を低くする方法を提案している。
しかし、上記方法は無線接続対象の装置が起動していない状態での使用を想定していない。そのため、無線通信手段としてIEEE802.11b規格で実現されていた場合、やはり数100mA程度の電流をUSBホストから供給されつつ、無線接続が確立されていないという状態が長時間続いてしまうことがある。
また、上記方法では、USBホストからコンフィギュレーションが実行されて、それに伴ってUSBホストであるコンピュータ上でアプリケーションが起動してしまうことによって、ユーザーの混乱につながる、という問題は解消することができない。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、無線通信機能を持たない装置と、無線通信機能を有する装置間で無線通信を可能とする無線通信装置において、消費電力を低減することを第1の目的とする。
また、無線通信装置を介して無線通信を行う装置間で、情報が不整合にならないようにすることを第2の目的とする。
更に、無線通信装置を介して無線通信が行われていない場合に、一方の装置でアプリケーションが起動するなどによるユーザーの混乱が起きないようにすることを第3の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、外部装置から有線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を無線通信により外部無線通信装置に送信すると共に、前記外部無線通信装置から無線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を有線通信により前記外部装置に送信する本発明の無線通信装置は、前記外部装置と有線通信により信号の送受信を行うとともに、前記外部装置から電力供給を受ける有線通信手段と、第1の無線通信手段と、前記第1の無線通信手段よりも低消費電力で動作する第2の無線通信手段と、前記有線通信手段により前記外部装置と物理的に接続された場合、前記外部装置が前記無線通信装置と接続されたことを認識する前に前記外部装置が供給可能な第1の電流の供給を前記外部装置から受けて、前記第2の無線通信手段により前記外部無線通信装置を検索する検索手段と、前記検索手段により前記外部無線通信装置が検索された後に、前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させる認識手段と、前記認識手段により前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させ、かつ前記外部装置から前記無線通信装置における使用電力に関する指示を受けた後、前記外部装置から前記第1の電流以上の第2の電流の供給を受けて前記第1の無線通信手段により前記外部無線通信装置とのデータ通信を行うように制御する制御手段とを有する。
また、別の構成によれば、外部装置から有線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を無線通信により外部無線通信装置に送信すると共に、前記外部無線通信装置から無線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を有線通信により前記外部装置に送信する本発明の無線通信装置は、前記外部装置と有線通信により信号の送受信を行うとともに、前記外部装置から電力供給を受ける有線通信手段と、第1の通信モードと、該第1の通信モードよりも低消費電力で動作する第2の通信モードとで動作可能な無線通信手段と、前記有線通信手段により前記外部装置と物理的に接続された場合、前記外部装置が前記無線通信装置と接続されたことを認識する前に前記外部装置が供給可能な第1の電流の供給を前記外部装置から受けて、前記第2の通信モードで前記外部無線通信装置を検索させる検索手段と、前記検索手段により前記外部無線通信装置が検索された後に、前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させる認識手段と、前記認識手段により前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させ、かつ前記外部装置から前記無線通信装置における使用電力に関する指示を受けた後、前記外部装置から前記第1の電流以上の第2の電流の供給を受けて前記第1の通信モードで前記外部無線通信装置とのデータ通信を行うように前記無線通信手段を制御する制御手段とを有する。
また、上記第2の目的を達成するために、前記検索手段により検索された前記外部無線通信装置に応じて前記有線通信手段により前記外部装置に送信する属性情報設定る。
また、上記第3の目的を達成するために、前記第1の無線通信手段または第1の通信モードにより前記外部無線通信装置と通信している間、前記送受信手段を能動化し、それ以外の間、前記送受信手段を非能動化する。
本発明によれば、無線通信機能を持たない装置と、無線通信機能を有する装置間で無線通信を可能とする無線通信装置において、消費電力を低減することが可能となる。
また、無線通信装置を介して無線通信を行う装置間で、情報が不整合にならないようにすることができる。
また、無線通信装置を介して無線通信が行われていない場合に、一方の装置でアプリケーションが起動するなどによるユーザーの混乱が起きないようにすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図1に示す無線通信システムは、コンピュータ100とデジタルカメラ101と無線通信装置102とから構成されている。
無線通信装置102はコンピュータ100とUSB規格の通信方式で接続され、無線通信装置102がUSBのデバイス、コンピュータ100がUSBのホストの役割で通信が実現されている。また、無線通信装置102およびデジタルカメラ101はIEEE802.11b規格に準拠した無線通信部をそれぞれ備えている。
無線通信装置102はコンピュータ100からUSB規格に準拠したデータパケットが送信されてくると、データパケットをIEEE802.11b規格に準拠した無線データパケットに変換して、デジタルカメラ101に送信する機能を備えている。更に、無線通信装置102はデジタルカメラ101からIEEE802.11b規格に準拠した無線データパケットが送信されてくると、そのデータパケットをUSB規格に準拠したデータパケットに変換してコンピュータ100に送信する機能も備えている。このように、デジタルカメラ101と無線通信可能な無線通信装置102をコンピュータ100にUSB接続する。これにより、コンピュータ100がIEEE802.11b規格に準拠した無線通信部を備えていない場合でも、デジタルカメラ101との間において、無線による通信を実現することが可能となる。
さらに、本第1の実施形態においては、無線通信装置102およびデジタルカメラ101は、ZigBee規格に準拠した無線通信部を備えている。ZigBee規格は家電向けの短距離無線通信規格の一つであり、IEEE802.11b規格やBluetooth規格よりも低速で伝送距離も短いが、代わりに省電力で低コストという利点がある。制御コントローラや制御方法によっても変わってくるが、送受信時で10〜20mA程度の電流で動作することが可能である。なお、ZigBee規格によるデータ転送速度は最高250kbpsで、最大伝送距離は30m程度である。
なお、以降の説明では、ZigBee規格による低消費電力無線通信機能と区別するために、IEEE80.11b規格の無線通信機能を「高速無線通信機能」とも呼ぶ。なお、ここでいう「高速」とは、低消費電力無線通信(ここではZigBee規格)よりもデータ転送速度が速いことを示すためのものであり、データ転送速度を特に数値的に限定するものではない。
図2は、本発明の無線通信システムの別の構成例を示すブロック図である。図2は、図1に示す無線通信システムのコンピュータ100の代わりにプリンタ200を接続した構成である。無線通信装置102は、プリンタ200とUSB規格の通信方式で接続して使用される。この場合、無線通信装置102がUSBのデバイス、プリンタ200がUSBのホストの役割で通信が実現される。
従来より、プリンタとデジタルカメラを直接USB接続して、ダイレクトプリントの機能を実現するようなシステムが提案されているが、プリンタ200はそのようなダイレクトプリント機能を備えているものとする。また、無線通信装置102は、上述したように、IEEE802.11b規格に準拠した無線データパケットをUSB規格に準拠したデータパケットに、また、その逆に変換して送信する機能を有する。これにより、プリンタ200がIEEE802.11b規格に準拠した無線通信部を備えていない場合でも、デジタルカメラ101との間において、無線によるダイレクトプリント機能を実現することが可能となる。
なお、本第1の実施形態においては、プリンタ200もZigBee規格に準拠した無線通信部を備えている。
図3は、本第1の実施形態における無線通信システムにおいて、主に無線通信装置102およびデジタルカメラ101の概略構成を示すブロック図である。なお、ここでは図1に示す構成を有する無線通信システムを一例として図示しており、以下、当該構成における処理について詳しく説明する。
無線通信装置102はUSB I/F110を備え、コンピュータ100とコンピュータ100のUSB HOST I/F103を介してUSB規格の通信方式で接続される。無線通信装置102はUSB I/F110を介して、コンピュータ100から電源供給を受けて動作する。そのため、無線通信装置102はバッテリなどの電源供給手段を備える必要がない。
USB I/F110にはその制御部であるUSB通信制御部113が接続されている。USB通信制御部113はUSB属性情報保持部104に保持されたUSB属性情報の値に応じて、USB規格で定義されている各データを生成して、USBホストからの要求に応じて返答する機能を備える。なお、USB規格で定義されている各データは、Device DescriptorやDevice_Qualifier Descriptor、Configuration Descriptorを含む。他に、Other_Speed_Configuration Descriptor、Interface Descriptor、Endpoint Descriptorを含む。
また、無線通信装置102は無線通信I/F105を備え、デジタルカメラ101とデジタルカメラ101の無線通信I/F120を介してIEEE802.11b規格の無線通信を行うことができる。無線通信I/F105にはその制御部である無線通信制御部106が接続されている。
また無線通信装置102は、プロトコル変換部108を備える。ここで、プロトコル変換部108の動作について説明する。
図4は無線通信装置102とデジタルカメラ101の間でやりとりされるIEEE802.11規格の無線データパケットのパケット構造を示す図である。
本第1の実施形態における無線通信装置102は、デジタルカメラ101との間の通信方式として、ユーザーデータをTCP/IP形式のパケットに変換した後、IEEE802.11b規格のパケットに変換して、無線通信により送受信する方式を使用している。そのため、ユーザーデータの頭には、TCPヘッダ、IPヘッダ、LLCヘッダ(論理リンク制御フィールド)、802.11ヘッダを付加し、ユーザーデータの後ろには802.11FCS(フレームの誤り検査フィールド)を付加する構成を取る。ユーザーデータとしては、PTP(Picture Transfer Protocol)規格で定められた形式のデータパケットが収納される。
図5は、PTPでInitiatorとResponderでやりとりされるトランザクションの形式を示したものである。また、図6の(a)はオペレーションフェーズパケット、(b)はデータフェーズパケット、(c)レスポンスフェーズパケットのパケット構造をそれぞれ示す図である。
PTPでは、図5(a)に示すオペレーションフェーズ→レスポンスフェーズという構成のトランザクションと、図5(b)及び(c)に示すオペレーションフェーズ→データフェーズ→レスポンスフェーズという構成のトランザクションが定義されている。データフェーズは、図5(b)に示すようにInitiatorからResponderの向きにデータを送信する場合と、図5(c)に示すようにResponderからInitiatorの向きにデータを送信する場合とがある。
図4に示す無線データのパケット構造にPTPのデータパケットを詰める場合は、PTPのデータパケットをTCPの1パケットに収まるサイズに分割した後、適当なヘッダを付加してユーザーデータ領域に書き込む手順をとる。
デジタルカメラ101から送信されるIEEE802.11b規格のデータパケットを無線通信I/F105で受信すると、まず、IEEE802.11b規格で定義されているヘッダ等を取り除く。そして、さらにIPヘッダ、TCPヘッダに従って、ユーザーデータを取り出し、無線通信I/F105が内部に備えている送受信バッファ115に順次蓄積する。
プロトコル変換部108は、上述のようにして無線通信I/F105から蓄積されたユーザーデータを取り出す。そして、プロトコル変換部108で実行される変換プログラムの動作によって、PTPのデータフェーズパケット、レスポンスフェーズパケットを構築する。さらに、USB規格に準拠したデータパケットに変換して、USB I/F110に引き渡して、コンピュータ100に向けて送信する。なお、USB規格の通信方式でPTPのデータパケットを送信する場合、USBのBulk In転送を使用する。
一方、無線通信装置102において、USB規格の通信方式でPTPのデータパケットを受信する場合、USBのBulk Out転送を使用する。コンピュータ100からUSB規格に準拠したデータパケットが送信されてくると、USB I/F110で受信し、受信したUSBデータパケットのうち標準リクエストのパケットについては、USB通信制御部113で取り扱う。PTPのデータパケットについてはプロトコル変換部108に入力する。プロトコル変換部108の動作によって、PTPのオペレーションフェーズパケット、データフェーズパケットを分割して、TCP/IPのユーザーデータ形式に変換し、無線通信I/F105に引き渡す。無線通信I/F105はTCP/IPのユーザーデータを受け取ると、TCPヘッダ、IPヘッダを付加し、さらにLLCヘッダ、802.11ヘッダ、802.11FCSを付加してIEEE802.11b規格のデータパケットを生成する。このようにして生成したデータパケットを、無線通信によりデジタルカメラ101に向けて送信する。
このように、コンピュータ100は、無線通信I/F120を備えたデジタルカメラ101と通信を行うことができる。なお、コンピュータ100は、このデジタルカメラ101との通信を、USB HOST I/F103に直接USBデバイスを接続して、PTPのデータパケットをやりとりする場合と同様のハードウェア、およびソフトウェアの動作で実現することができる。すなわち、無線通信装置102の働きによって、コンピュータ100のユーザーは、USBデバイスがコンピュータに接続されている場合と同様のデジタルカメラ操作用アプリケーションを実行することができる。
また、本第1の実施形態における無線通信装置102は、低消費電力無線通信I/F109を備え、デジタルカメラ101とデジタルカメラ101の低消費電力無線通信I/F133を介してZigBee規格の無線通信を行う。低消費電力無線通信I/F109にはその制御部である低消費電力無線通信制御部107が接続されている。
低消費電力無線通信I/F109を使っての通信は、主に無線通信装置102とデジタルカメラ101がお互いに存在を検知する際に行われる。すなわち、無線通信装置102がデジタルカメラ101を無線ネットワーク上で検索する場合や、逆にデジタルカメラ101が無線通信装置102を検索する場合に、低消費電力無線通信を使用する。特に無線通信装置102はコンピュータ100やプリンタ200に接続された状態で、デジタルカメラとIEEE802.11b規格による無線接続を確立するまでの間、長時間検索動作を行うことが考えられる。そのため、低消費電力無線通信を使用することによって、消費電力を抑えることができる。
一方、デジタルカメラ101は、撮像部123を備える。撮像部123は、撮影レンズと、撮影レンズを介して入射する被写体光を受光し、光電変換して画像信号を生成するCCDやCMOSセンサに代表される撮像素子と、その後段に配置されたアナログ/デジタル(A/D)変換回路等から構成される。CPU131の制御の下、撮像部123がデジタル画像信号を出力し、信号処理部121で信号処理を施した後、RAM122に一時的にデジタル画像信号を保持する。その後、作成されたデジタル画像信号に撮影設定情報などを付属情報としてヘッダー領域に付加し、最終的にコンパクトフラッシュ(登録商標)等の記憶媒体124に画像ファイルとして保存する。
なお、画像ファイルを保存するための記憶媒体124としては、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ以外のメモリカード、光磁気ディスク、またはその他のリムーバブルメディアであってもよく、その種類は問わない。
CPU131には、更にROM127、各種操作部材129からの入力を制御するSW制御部128、デジタル画像信号の表示データや、各種ユーザーインターフェイスの表示データを保持するためのVRAM125が接続されている。なお、VRAM125に保持された表示データの内容は、LCDモニタ126に表示される。また、無線通信I/F120の制御部である無線通信制御部130、低消費電力無線I/F133の制御部である低消費電力無線通信制御部134もCPU131に接続されている。
ROM127には、画像を撮像するのためのプログラムや、撮影した画像をLCDモニタ126に表示するためのプログラムが保持されている。また、無線通信I/F120から受信したユーザーデータを取得して解釈し、一方で送信データを生成して無線通信I/F120に書き込むなど、通信を行うためのプログラムも保持されている。
各種操作部材129としては、例えば、電源のON/OFFを制御するための電源SW、撮影を指示するためのレリーズSW、LCDモニタ126にデジタル画像信号の表示を指示するためのSW等がある。他に、LCDモニタ126にメニューを表示するためのSW、画像コマを送ったり戻したり、メニューの選択状態を変更したりするために使用するSW、液晶上で直接指示を与えるタッチパネル、無線通信の開始・停止を指示するためのSW等がある。
デジタルカメラ101では、無線通信装置102から送信されるIEEE802.11b規格のデータパケットを無線通信I/F120で受信すると、IEEE802.11b規格で定義されているヘッダ等を取り除く。そして、さらにIPヘッダ、TCPヘッダに従ってユーザーデータを取り出し、無線通信I/F120が内部に備えている送受信バッファ132に順次蓄積する。
無線通信I/F120内部の送受信バッファ132に蓄積されるユーザーデータとしては、コンピュータ100から無線通信装置102を介して送信されるPTPのオペレーションフェーズデータ、データフェーズデータなどがある。本第1の実施形態のデジタルカメラ101は、ROM127に保持されている通信プログラムの動作によって、まず、無線通信I/F120から蓄積されたユーザーデータを取り出す。そして、PTPのオペレーションフェーズパケット、データフェーズパケットを構築して、解釈するよう構成されている。
また、同じく通信プログラムの動作によって、受け取ったPTPのオペレーションフェーズパケットに応じて、コンピュータ100に送信するデータフェーズパケット、レスポンスフェーズパケットを生成し、送受信バッファ132に書き込む。無線通信I/F120は、書き込まれたPTPのオペレーションフェーズパケット、データフェーズパケットを分割して、TCPヘッダ、IPヘッダを付加し、さらにLLCヘッダ、802.11ヘッダ、802.11FCSを付加する。このようにしてIEEE802.11b規格のデータパケットを生成し、無線通信により無線通信装置102に向けて送信する。
次に、上記構成を有する無線通信システムにおける本第1の実施形態の通信制御について説明する。
図7および図8は、それぞれ無線通信装置102とデジタルカメラ101における無線通信接続及び切断のシーケンスを示すフローチャートである。
まず、図7を参照して無線通信装置102における無線通信接続及び切断のシーケンスについて説明する。
本第1の実施形態の無線通信装置102は、コンピュータ100のUSB I/F103にUSB I/F110を接続した時点で、USB端子のV−Busに電圧がかかっていることを検知することによって動作を開始する。無線通信装置102は、USBホストから+5Vの電源供給を受けて動作する。
上述したように、無線通信装置102は、USBホストからUSBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)が指示されるまでは、最大電流100mA以下の消費モードで動作する必要がある。本第1の実施形態では、低消費電力無線通信I/F109を使って低消費電力無線通信機能であるZigBee通信を開始し(ステップS101)、デジタルカメラ101の検索を開始する(ステップS102)。デジタルカメラ101の検索は、何らかの信号を無線通信装置102から送信して、その応答が帰ってくるかどうかを確認する動作を一定時間ごとに繰り返すことで行うことができる。あるいは、デジタルカメラ101が連続的に送信するbeacon信号を定期的に監視する動作によって実現することも可能である。
ZigBee規格に準拠した無線通信方式では、送受信時で10〜20mA程度の電流で動作することができる。またデジタルカメラ101の検索中は、無線通信I/F105、無線通信制御部106、プロトコル変換部108、USB通信制御部113へのクロック供給を停止する。従って、検索動作を間欠的に行えば、平均して数mA程度の消費電流でデジタルカメラ101の検索を行うことができるため、消費電力を抑えることができる。
特に、無線通信装置102をコンピュータ100に接続した状態を長時間続けることも考えられるが、その場合には、デジタルカメラ101を検索することによるコンピュータ100の電池消耗を低減する効果が特に大きい。
デジタルカメラ101の存在を検知すると(ステップS103でYES)、低消費電力無線通信I/F109を介してデジタルカメラ101の属性情報を取得する(ステップS104)。そして、ステップS104で取得した属性情報を基に、USBのディスクリプタ情報を設定する(ステップS105)。ディスクリプタ情報には、USB規格で定義されたデバイスの種別(デバイスクラス)を表す情報や、デバイス名、Product ID、消費電力情報などが含まれる。このように、低消費電力無線通信を使って取得したデジタルカメラ101の属性情報に基づいて、ディスクリプタ情報を設定することによって、無線通信装置102がUSB接続されているコンピュータ100において、適切なドライバをロードすることができる。また、ユーザーに正しいデジタルカメラ名を表示することもできる。
なお、本第1の実施形態では、無線通信装置102は、デジタルカメラ101の属性情報を取得すると、USBのStill Imageクラスのデバイスのディスクリプタを設定する。図9(a)はStill Imageクラスのデバイスディスクリプタ情報、図9(b)はインターフェイスディスクリプタ情報の構成の一例を示したものである。Still Imageクラスのデバイスの場合、bInterfaceClass=0x06、bInterfaceSubClass=0x01、bInterfaceProtocol=0x01の値をとる。すなわち、デジタルカメラ101の検知後、無線通信装置102はコンピュータ100に対して、USBのStill Imageクラスとして振舞うように構成されている。
次にUSB通信制御部113へのクロック供給を開始した後、USBの信号線の一方(Low SpeedデバイスのときはD−信号線、Full SpeedデバイスのときはD+信号線)を3.3VにPull upする(ステップS106)。この動作によって、USBホストであるコンピュータ100が無線通信装置102を認識して、USB通信が開始される。USB通信では、まずUSBホストであるコンピュータ100と、USBデバイスである無線通信装置102との間でネゴシエーションが実行される。
このネゴシエーションでは、USBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)に関する情報を、USBデバイスからUSBホストに送信し、そのコンフィギュレーションでUSB接続を許可するか否かを、USBホストが判断する。その結果、接続が許可された場合、USBホストからUSBデバイスのコンフィギュレーションが指示される。コンフィギュレーションデータには、USBデバイスが通常動作時に必要とする電流値を示す所要電流値情報(MaxPower)フィールドが含まれている。本第1の実施形態における無線通信装置102では、MaxPowerフィールドの値として500mAが記述されているものとする。無線通信装置102は、USBホストからのコンフィギュレーション指示後は、無線通信I/F105を稼動させて、デジタルカメラ101との間でIEEE802.11b規格の無線通信を行う。そのため、デジタルカメラ101の検知後は、常時数100mAの電流供給をUSBホストから受けるよう構成されている。
USBホストからのコンフィギュレーション失敗指示(コンフィギュレーション値がゼロ)が発生すると(ステップS107でNO)、低消費電力無線通信I/F109を介して、デジタルカメラ101に当該情報を送信する(ステップS115)。デジタルカメラ101では、この情報を受けてLCDモニタ126に失敗情報を表示するなどして、ユーザーに接続失敗を通知することができる。
一方、USBホストからのコンフィギュレーション指示(コンフィギュレーション値がゼロ以外の適切な値のとき)が発生すると(ステップS107でYES)、ステップS108に進む。ステップS108では、低消費電力無線通信I/F109を使って、デジタルカメラ101にIEEE802.11b規格での無線接続開始要求を送信する。また無線通信I/F105、無線通信制御部106、プロトコル変換部108へのクロック供給を開始して、さらにステップS109でIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を開始する。
IEEE802.11b規格の高速無線通信を行うには、接続相手であるデジタルカメラ101との間で、使用する無線チャンネル、ESS−ID、WEP Keyなどの無線通信設定を同一にする必要がある。本第1の実施形態では、無線通信装置102とデジタルカメラ101との間で、それらの無線設定をあらかじめ同一に設定しているものとする。無線通信装置102は無線設定情報を保持することができるものとする。これによって無線通信装置102をどのコンピュータに接続した場合でも、無線通信装置102の無線設定を、そのコンピュータが加入している無線ネットワークの設定に合わせるといった作業をする必要がない。従って、ユーザーがそのような煩雑な作業をしなくても、デジタルカメラ101と任意のコンピュータとの間の無線接続が可能になるという利点がある。
なお、ステップS107におけるUSBホストからのコンフィギュレーション指示に伴って、無線通信装置102は、コンピュータ100に対してStill ImageクラスのUSBデバイスとしての振る舞いを開始する。これに応じて、コンピュータ100では、Still Imageクラスのドライバがメモリ上にロードされる。さらにラウンチアプリケーションが設定されている場合は、画像取得アプリケーションや画像閲覧アプリケーションなどのラウンチ設定されたアプリケーションがコンピュータ100上で自動的に起動される。
Still ImageクラスのドライバはWindows(登録商標) OSやMac OSに出荷時にインストールされているため、利用者がドライバをインストールすることなく利用することができる。
このように、コンピュータ100において、Still Imageクラスのドライバがメモリ上にロードされ、所定のアプリケーションがコンピュータ100上で自動的に起動した時点では、無線通信装置102がデジタルカメラ101を検知済みの状態である。従って、ユーザーからはデジタルカメラ101で無線通信開始の指示を与えて、無線通信装置102とデジタルカメラ101との間の無線通信が確立した時点で、コンピュータ100上でアプリケーションが自動的に起動するように見える。そのため、デジタルカメラ101と無線通信装置102との無線接続が行われていないにも関わらず、アプリケーションが自動的に起動することが無くなり、ユーザーが操作性に違和感を感じることが無くなる。
次に、USBホストであるコンピュータ100がコンフィギュレーション指示を行うと、Still Imageクラスのドライバの動作によって、PTPのオペレーションが発生する。無線通信装置102は受信したPTPオペレーションフェーズデータを内部に保持し、後述するステップS111で変換プログラムを開始した後に、デジタルカメラ101へのPTPオペレーションフェーズデータの送信を行うよう構成されている。
無線通信装置102はステップS110でデジタルカメラ101とIEEE802.11b規格の高速無線通信での接続を開始し、さらにステップS111で変換プログラムの実行を開始する。この段階で、デジタルカメラ101とコンピュータ100が無線通信装置102を介して接続された状態となる。デジタルカメラ101から見ると、IEEE802.11b規格に準拠した高速無線通信によってコンピュータ100とやりとりをする。一方コンピュータから見ると、USB HOST I/F103の先にStill ImageクラスのUSBデバイスが接続されているように見えて、PTPで定められた形式のデータパケットでやりとりをする。
すなわち、コンピュータ100から送られてくるPTPのオペレーションフェーズデータに従って、デジタルカメラ101がデータフェーズデータを送受信したり、レスポンスデータを送信したりする。これによって、デジタルカメラ101が備える記憶媒体124に収納されている画像データをコンピュータ100に送ったり、逆にコンピュータ100から送られてくる画像データを記憶媒体124に保存したりすることができる。
ステップS111でプロトコル変換機能を実行すると、ステップS112で高速無線接続が切断されたかどうかの監視を開始する。そして、高速無線接続が切断された場合には、ステップS113でIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を停止して、再び低消費電力無線通信機能のみの動作状態に戻る。更に、ステップS114でD+のPull up状態を解除してコンピュータ100とのUSB接続を切断し、ステップS102の状態に復帰する。
この状態では、無線通信装置102は低消費電力無線通信機能であるZigBee通信を使ってデジタルカメラ101の検索を再開し、USBホストであるコンピュータ100から平均して数mA程度の電流供給を受けて動作している状態に戻る。
また、無線通信装置102が接続されているコンピュータ100から見ると、デジタルカメラ101がUSBバスから取り除かれ、USBのバス上にUSBデバイスが接続されていないと認識している状態となる。
次に、図8を参照してデジタルカメラ101における無線通信接続及び切断のシーケンスについて説明する。
図8のシーケンスはデジタルカメラ101の操作部材129を使って、ユーザーが無線通信の開始を指示することなどによって開始される。
まず、ステップS201で低消費電力無線通信機能であるZigBee通信を開始し、ステップS202で低消費電力無線通信を使って無線通信装置102の検索を開始する。無線通信装置102の検索は、無線通信装置102で行われる検索動作と同様に、何らかの信号をデジタルカメラ101から送信して、その応答が帰ってくるかどうかを確認する動作を一定時間ごとに繰り返すことで行うことができる。あるいは、無線通信装置102が連続的に送信するbeacon信号を定期的に監視する動作によって実現することも可能である。
無線通信装置102の存在を検知すると(ステップS203でYES)、低消費電力無線通信を使って無線通信装置102にデジタルカメラ101の属性情報を送信する(ステップS204)。
その後、ステップS205で、低消費電力無線通信の伝送路上で、デジタルカメラ101からIEEE802.11b規格の高速無線接続開始要求が送信されるのを待つ。なお、高速無線接続開始要求を待つ間(すなわち、ステップS205でNOの間)、ステップS206で、デジタルカメラ101からコンフィギュレーション失敗情報が送信されたかどうかを判断する。
ステップS206でコンフィギュレーション失敗情報を受信すると、ステップS214でデジタルカメラ101のLCDモニタ126にコンフィギュレーションに失敗したことを表示してユーザーに通知する。更に、ステップS215で低消費電力無線通信を停止して、無線接続シーケンスを終了する。なお、コンフィギュレーションに失敗する原因としては、無線通信装置102が接続されているコンピュータ100の電源供給能力が不足していることが考えられる。その旨を失敗原因として表示するように構成すれば、ユーザーはコンピュータ100の電源をバッテリーでの動作状態からAC電源での動作状態に切り替えるなどの対応をとることが可能になる。
一方、ステップS205で、デジタルカメラ101から高速無線接続開始要求を受信すると、ステップS207でIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を開始する。IEEE802.11b規格の高速無線通信を行うには、接続相手である無線通信装置102との間で、使用する無線チャンネル、ESS−ID、WEP Keyなどの無線通信設定が同一である必要がある。本第1の実施形態では、先に説明したように、無線通信装置102とデジタルカメラ101との間で、それらの無線設定をあらかじめ同一に設定しているものとする。また、デジタルカメラ101は無線設定情報を保持することができるものとする。
次にステップS208に進んで無線通信装置102とIEEE802.11b規格の高速無線通信での接続を開始し、ステップS209で無線通信装置102が提供するプロトコル変換機能の利用を開始する。
この状態では、デジタルカメラ101の操作部材129を操作して、ユーザーが送信画像を指定し、送信を指示することによって、指定された画像ファイルを無線通信装置102を介してコンピュータ100に送信することができる。
また、ユーザーがコンピュータ100を操作することによって、デジタルカメラ101とコンピュータ100との間で、無線通信装置102を介して画像ファイルの送受信を行うことができる。すなわち、デジタルカメラ101と無線通信装置102との間では、PTPのデータパケットをTCPのペイロード上にのせて、さらにIEEE802.11b規格のパケットに変換して無線通信により送受信する。
デジタルカメラ101の内部では、無線通信装置102から送られてくるIEEE802.11b規格のパケットを受信すると、そこからIEEE802.11b規格で定義されているヘッダ等を取り除く。さらにIPヘッダ、TCPヘッダに従って、ユーザーデータを取り出し、最終的にはPTPのオペレーションフェーズデータやデータフェーズデータを取り出して、処理する。一方、デジタルカメラ101からPTPのデータフェーズデータやレスポンスフェーズデータを送信するときは、PTPのデータパケットを、TCPの1パケットに収まるサイズに分割した後、適当なヘッダを付加する。さらにIEEE802.11b規格のパケットに変換して無線通信により送信する。
デジタルカメラ101が無線通信装置102が提供するプロトコル変換機能を利用している間、ステップS210でユーザーが操作部材129の電源ボタン、あるいは無線通信の終了ボタンを押すのを監視する。ユーザーが電源ボタン、あるいは無線通信の終了ボタンを押すと、ステップS211で高速無線接続を切断して、ステップS212でIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を停止する。さらに、ステップS213で低消費電力無線通信機能を停止して、無線通信シーケンスを完了する。
上記の通り本第1の実施形態によれば、デジタルカメラ101と無線通信装置102の間でIEEE802.11b規格の高速無線通信が行われている間を除いて、低消費電力無線通信を行う。これにより、無線通信装置102における消費電力を低減することが可能となる。
また、本第1の実施形態の無線通信装置では、低消費電力無線通信I/F109及び低消費電力無線通信制御部107が、無線通信I/F105と無線通信制御部106とは別の構成となっている。
従って、低消費電力無線通信I/F109と低消費電力無線通信制御部107を1チップで構成し、無線通信I/F105や無線通信制御部106、USB通信制御部113、プロトコル変換部108などを、メインのCPUやRFチップなどで構成できる。このように構成することにより、デジタルカメラ101の検索中は低消費電力無線チップだけを動作させるように制御し、デジタルカメラ101を検知すると、低消費電力無線チップがメインのCPUを起動するように制御することが可能となる。これにより、デジタルカメラ101の検索中における消費電力を抑えることができる。
また、無線通信装置102は、デジタルカメラ101の存在を検知してから、低消費電力無線通信を使ってデジタルカメラ101の属性情報を取得し、この取得した属性情報を基にUSBのディスクリプタ情報を設定する。また、IEEE802.11b規格の無線通信での接続開始と変換プログラムが実行されてから、コンピュータからデジタルカメラへ、また、デジタルカメラからコンピュータへのPTPのデータパケットの送信が行われる。そのため、USBホストからのUSBデータパケットやPTPデータパケットという形での要求に対して、無線通信装置102が代理で応答したり、仮の情報を返したりする必要が無くなる。従って、USBホストとデジタルカメラ101との間で情報が不整合にならないようにすることができる。
また、本第1の実施形態の無線通信装置では、低消費電力無線通信としてZigBee規格の通信手段を備えた構成であった。しかし、ZigBeeに代えて、例えばIrDA(IrBUS)を使用してもよい。IrBUSはZigBeeと同様に低消費電力という特徴に加えて、赤外線を使用するため指向性が高い。したがって、ユーザーは無線接続を開始したいときは、デジタルカメラ101を無線通信装置102に向けて指示を出すというような利用形態になる。この場合、複数の無線通信装置が存在するような環境であっても、目的の装置とIEEE802.11b規格による無線通信接続を確立することができる、といった利点がある。
また、本第1の実施形態の無線通信装置102とデジタルカメラ101間の高速無線通信機能としてIEEE802.11b規格の無線通信での実施形態を述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、Bluetoothや、より高速なIEEE802.11g、IEEE802.11nなど他の無線規格による無線通信に置き換えても実現可能なことは言うまでもない。
更に、本第1の実施形態では、無線通信装置102とコンピュータ100間の有線通信機能としてUSB規格に準拠している場合について説明したが、勿論、その他の有線の通信規格に準拠していても良い。
また、上記第1の実施形態では、無線通信機能を有さないコンピュータ100と、無線通信装置102と、無線通信機能を有するデジタルカメラ101から構成される無線通信システムについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、コンピュータ100の代わりに任意の無線通信機能を有さない装置、また、デジタルカメラ101の代わりに任意の無線通信機能を有する装置に置き換えて構成することも勿論可能である。
例えば、本第1の実施形態における無線通信装置102をプリンタ200に接続した場合、プリンタ200では以下のように制御することができる。すなわち、USBホスト端子にUSBデバイスが装着されたことを検知してから、プリント実行のための回路や部品、USB通信のための回路などを能動化する。本第1の実施形態の無線通信装置102によれば、デジタルカメラ101を検索している間はD+信号線をPull upしないため、USBホストであるプリンタ200に無線通信装置102を認識させない。デジタルカメラ101の検索は長時間にわたることが考えられるため、その間のプリンタ200側の消費電力を効果的に低減することができる。
また、本第1の実施形態においては、無線通信装置102とデジタルカメラ101において、ステップS109とステップS207でIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を開始した後も、低消費電力無線機能を有効にした状態を継続している。しかしながら、無線通信装置102とデジタルカメラ101間のIEEE802.11b規格の高速無線通信を使用して、PTPデータパケットの送受信を長時間行わないような場合には、以下のように制御しても良い。すなわち、PTPデータパケットの送受信を長時間行わないような場合、一旦IEEE802.11b規格の高速無線通信機能を停止して、再度PTPデータパケットの送受信が再開する際に、低消費電力無線通信を使って再開の通知を行う。そして、無線通信装置102とデジタルカメラ101のIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を起動するような形態も容易に実現可能である。
これによって、無線通信装置102とデジタルカメラ101の無線通信によるIEEE802.11b規格の高速無線接続確立後における消費電力を更に低減化することが可能である。
また、ステップS109とステップS207でIEEE802.11b規格の高速無線通信機能を開始した時点で、低消費電力無線機能を停止するようにしても良い。
なお、無線通信装置102がコンピュータ100に接続されている状態で、以下のような制御も容易に行うことができる。まず、ステップS103のデジタルカメラ101の検索時に、例えばプリンタの検索も同時に行う。そして、ステップS103で検知されたデバイスに応じて、ステップS105で設定するディスクリプタ情報のデバイスクラスの値を変えるように制御する。つまり、デジタルカメラ101を検知したときにはUSBのStill Imageクラスのデバイスのディスクリプタ情報を設定し、プリンタを検知したときにはUSBのPrinterクラスのデバイスのディスクリプタ情報を設定する。これにより、無線通信装置102がUSB接続されているコンピュータ100では、ディスクリプタ情報に応じて適切なドライバをロードしたり、アプリケーションを起動したりすることができる。更には、検知したデバイスに応じてプロトコル変換部108の動作を変えることによって、1台の無線通信装置102を介して、コンピュータ100は複数の異なるデバイスとの無線接続による動作を実現することができる。例えば、コンピュータ100は、無線通信装置102を介してデジタルカメラ101との無線接続による動作を実現したり、プリンタとの無線接続による動作を実現したりすることが可能となる。
<第2の実施形態>
次に本発明の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態の無線通信装置は、ZigBeeなどの低消費電力無線通信機能と、IEEE802.11b規格など高速の無線通信機能の、消費電力が異なる2種類の無線通信機能を備える構成であった。これに対し、本第2の実施形態の無線通信装置では、IEEE802.11b規格の高速無線通信機能のみを備え、該無線通信機能が低消費電力で動作するモードと、高消費電力で動作するモードとを備える構成を有する。なお、本第2の実施形態における無線通信システムの構成は、図1または図2に示すものと同様であるため、説明を省略するが、無線通信措置102及びデジタルカメラ10の詳細構成は、第1の実施形態で図3を参照して説明したものと異なる。なお、本第2の実施形態では、図2に示す構成を有する無線通信システムを例に挙げて説明する。
図10は本発明の図2に示す構成を有する無線通信システムにおいて、主に無線通信装置102およびデジタルカメラ101の第2の実施形態における概略構成を示すブロック図である。なお、図3に示す構成と同様の構成には同じ参照番号を付し、説明を省略する。
図10に示す構成において、無線通信装置102はプリンタ200とUSB規格の通信方式で接続され、無線通信装置102がUSBのデバイス、プリンタ200がUSBのホストの役割で通信が実現される。
図3と図10における無線通信装置102及びデジタルカメラ101は、図10において、低消費電力無線通信I/F109及び133、低消費電力無線通信制御部107及び134が無いところが異なる。そして、本第2の実施形態における無線通信装置102の無線通信I/F405及びデジタルカメラ101の無線通信I/F420は、低消費電力で動作する低消費電力モードと、高消費電力で動作する高消費電力モードとを有する。
無線通信では、一般的に、送信電力を落とすことによって電波の到達範囲を狭めると同時に、送信時の消費電力を低減化することができる。また受信時においては、間欠的に動作することによって、平均消費電力が低減化できる。本第2の実施形態における無線通信装置102はこれらの手法によって低消費電力モードを実現するものとする。そして、低消費電力モードで無線通信機能を有効化している状態では、無線通信装置102全体で、USBホストからUSBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)が指示されるまでに使用できる最大電流100mA以下に収めるものとする。
低消費電力モードでの無線通信動作は、主に無線通信装置102とデジタルカメラ101がお互いに存在を検知する際に使用される。すなわち、無線通信装置102がデジタルカメラ101を無線ネットワーク上で検索する場合や、逆にデジタルカメラ101が無線通信装置102を検索する場合に、低消費電力モードを使用する。特に無線通信装置102はプリンタ200に接続された状態で、デジタルカメラ101と無線接続されるまでの間、長時間検索動作を行うことが考えられるため、低消費電力無線通信を使用することによって、消費電力を抑えることができる。
無線通信装置102とデジタルカメラ101との間でやりとりされる無線データパケットのパケット構造は図4に示したものと同じである。第1の実施形態の場合と同様に、ユーザーデータとしてはPTP(Picture Transfer Protocol)で定められた形式のデータパケットが収納されている。
次に、上記構成を有する無線通信システムにおける本第2の実施形態の通信制御について説明する。
図11および図12は、それぞれ無線通信装置102とデジタルカメラ101における無線通信の接続及び切断のシーケンスを示すフローチャートである。
まず、図11を参照して無線通信装置102の無線通信接続及び切断のシーケンスについて説明する。
本第2の実施形態における無線通信装置102は、プリンタ200のUSB I/F203にUSB I/F110を接続した時点で、USB端子のV−Busに電圧がかかっていることを検知することによって動作を開始する。無線通信装置102は、USBホストから+5Vの電源供給を受けて動作する。
上述したように、無線通信装置102は、USBホストからUSBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)が指示されるまでは、最大電流100mA以下の消費モードで動作する必要がある。本第2の実施形態では、低消費電力モードで無線通信機能を開始し(ステップS301)、デジタルカメラ101の検索を開始する(ステップS302)。デジタルカメラ101の検索は、何らかのProbe信号を無線通信装置102から送信して、その応答が帰ってくるかどうかを確認する動作を一定時間ごとに繰り返すことで行うことができる。あるいは、デジタルカメラ101が連続的に送信するbeacon信号を定期的に監視する動作によって実現することも可能である。なお、デジタルカメラ101の検索中は、プロトコル変換部108、USB通信制御部113へのクロック供給を停止する。
一般的に、無線通信においては送信状態よりも受信状態の方が消費電力が低いことから、本第2の実施形態では、デジタルカメラ101が定期的に送信するbeacon信号を無線通信装置102が検知する方式が好ましい。このようにすることで、検索状態における無線通信装置102の消費電力を低減させることができる。
また、IEEE802.11b規格の無線通信を行うには、接続相手であるデジタルカメラ101との間で、使用する無線チャンネル、ESS−ID、WEP Keyなどの無線通信設定を同一にする必要がある。本第2の実施形態では、無線通信装置102とデジタルカメラ101との間で、それらの無線設定をあらかじめ同一に設定しているものとする。無線通信装置102は無線設定情報を保持することができるものとする。これによって、デジタルカメラ101と任意のプリンタ200との間の無線接続が可能になるという利点がある。
次に、デジタルカメラ101の存在を検知すると(ステップS303でYES)、低消費電力モードのまま、無線通信I/F405を介してデジタルカメラ101の属性情報を取得する(ステップS304)。そして、ステップS304で取得した属性情報を基に、USBのディスクリプタ情報を設定する(ステップS305)。ディスクリプタ情報には、USB規格で定義されたデバイスの種別(デバイスクラス)を表す情報や、デバイス名、Product ID、消費電力情報などが含まれる。このように、無線通信を使って取得したデジタルカメラ101の属性情報に基づいて、ディスクリプタ情報を設定することによって、無線通信装置102がUSB接続されているプリンタ200において、適切なドライバをロードすることができる。また、ユーザーに正しいデジタルカメラ名を表示することもできる。
なお、本第2の実施形態では、無線通信装置102は、デジタルカメラ101の属性情報を取得すると、USBのStill Imageクラスのデバイスのディスクリプタを設定する。すなわち、デジタルカメラ101の検知後、無線通信装置102はプリンタ200に対して、USBのStill Imageクラスとして振舞うように構成されている。
次にUSB通信制御部113へのクロック供給を開始した後、USBの信号線の一方(Low SpeedデバイスのときはD−信号線、Full SpeedデバイスのときはD+信号線)を3.3VにPull upする(ステップS306)。この動作によって、USBホストであるプリンタ200が無線通信装置102を認識して、USB通信が開始される。USB通信では、まずUSBホストであるプリンタ200と、USBデバイスである無線通信装置102との間でネゴシエーションが実行される。
このネゴシエーションでは、USBデバイスのコンフィギュレーション(機能構成)に関する情報を、USBデバイスからUSBホストに送信し、そのコンフィギュレーションでUSB接続を許可するか否かを、USBホストが判断する。その結果、接続が許可された場合、USBホストからUSBデバイスのコンフィギュレーションが指示される。コンフィギュレーションデータには、USBデバイスが通常動作時に必要とする電流値を示す所要電流値情報(MaxPower)フィールドが含まれている。本第2の実施形態における無線通信装置102では、MaxPowerフィールドの値として500mAが記述されているものとする。無線通信装置102は、USBホストからのコンフィギュレーション指示後は、無線通信I/F105、無線通信制御部106を高消費電力モードで稼動させて、デジタルカメラ101との間で通常モードでの無線通信を行う。そのため、デジタルカメラ101の検知後は、常時数100mAの電流供給をUSBホストから受けるよう構成されている。
USBホストからのコンフィギュレーション失敗指示(コンフィギュレーション値がゼロ)が発生すると(ステップS307でNO)、低消費電力モードでの無線通信により、デジタルカメラ101に当該情報を送信する(ステップS315)。デジタルカメラ101では、この情報を受けてLCDモニタ126に失敗情報を表示するなどして、ユーザーに接続失敗を通知することができる。
一方、USBホストからのコンフィギュレーション指示(コンフィギュレーション値がゼロ以外の適切な値のとき)が発生すると(ステップS307でYES)、ステップS308に進む。ステップS308では、プロトコル変換部108へのクロック供給を開始し、ステップS308で無線通信を使ってデジタルカメラ101にコンフィギュレーション成功情報を送信する。さらにステップS309で無線通信機能を高消費電力モードに切り替える。
また、ステップS307でUSBホストからのコンフィギュレーション指示が発生すると、無線通信装置102は、プリンタ200に対してStill ImageクラスのUSBデバイスとしての振る舞いを開始する。これに応じて、プリンタ200内部に組み込まれているStill Imageクラスのドライバの動作によって、PTPのオペレーションが発生する。無線通信装置102は受信したPTPオペレーションフェーズデータを内部に保持し、後述するステップS310で変換プログラムを開始した後に、デジタルカメラ101へのPTPオペレーションフェーズデータの送信を行うよう構成されている。
無線通信装置102はステップS310で変換プログラムの実行を開始する。この段階で、デジタルカメラ101がプリンタ200と無線通信装置102を介して接続された状態となる。デジタルカメラ101から見ると、IEEE802.11b規格に準拠した無線通信によってプリンタとやりとりをする。一方プリンタから見ると、USB HOST I/F203の先にStill ImageクラスのUSBデバイスが接続されているように見えて、PTPで定められた形式のデータパケットでやりとりをする。
すなわち、プリンタ200から送られてくるPTPのオペレーションフェーズデータに従って、デジタルカメラ101がデータフェーズデータを送受信したり、レスポンスデータを送信したりする。これによって、デジタルカメラ101が備える記憶媒体124に収納されている画像データをプリンタ200に送って印刷することができる。
ステップS310でプロトコル変換機能を実行すると同時に、ステップS311で無線接続が切断されたかどうかを監視する。そして、切断された場合には、ステップS312でIEEE802.11b規格の無線通信機能を低消費電力モードに切り替える。更に、ステップS313でD+のPull up状態を解除してプリンタ200とのUSB接続を切断し、ステップS302の状態に復帰する。
この状態では、無線通信装置102は低消費電力モードで無線通信を使ってデジタルカメラ101の検索を再開し、USBホストであるプリンタ200からは100mA以下の電流供給を受けて動作している状態に戻る。
また、無線通信装置102が接続されているプリンタ200から見ると、デジタルカメラ101がUSBバス上から取り除かれ、USBのバス上にUSBデバイスが接続されていないと認識している状態となる。この状態では最大100mAの電流供給ができるように構成されている。
次に、図12を参照してデジタルカメラ101における無線通信接続及び切断のシーケンスについて説明する。
図12のシーケンスはデジタルカメラ101の操作部材129を使って、ユーザーがIEEE802.11b規格の無線通信の開始を指示するなどすることによって開始される。上述したように、IEEE802.11b規格の無線通信を行うには、接続相手である無線通信装置102との間で、使用する無線チャンネル、ESS−ID、WEP Keyなどの無線通信設定が同一である必要がある。本第2の実施形態では、先に説明したように、無線通信装置102とデジタルカメラ101との間で、それらの無線設定をあらかじめ同一に設定しているものとする。また、デジタルカメラ101は無線設定情報を保持することができるものとする。
まず、ステップS401で無線通信機能を低消費電力モードで起動し、ステップS402で無線通信を使って無線通信装置102の検索を開始する。無線通信装置102の検索は、無線通信装置102で行われる動作と同様に、何らかの信号をデジタルカメラ101から送信して、その応答が帰ってくるかどうかを確認する動作を一定時間ごとに繰り返すことで行うことができる。あるいは、無線通信装置102が連続的に送信するbeacon信号を定期的に監視する動作によって実現することも可能である。
なお、一般的に無線通信においては送信状態よりも受信状態の方が消費電力が低いことから、本第2の実施形態では上述したようにデジタルカメラ101が定期的にbeaconを送信し、そのbeacon信号を無線通信装置102が検知する方式が好ましい。このようにすることで、検索状態における無線通信装置102の消費電力を低減させることができる。
無線通信装置102の存在を検知すると(ステップS403でYES)、低消費電力モードのまま、無線通信I/F405を介して無線通信装置102にデジタルカメラ101の属性情報を送信する(ステップS404)。
その後、ステップS405で、無線通信の伝送路上で、デジタルカメラ101からコンフィギュレーション成功情報が送信されるのを待つ。また、コンフィギュレーション成功情報を待つ間(すなわち、ステップS405でNOの間)、ステップS406で同伝送路上で、デジタルカメラ101からコンフィギュレーション失敗情報が送信されたかどうかを判断する。
ステップS406で、コンフィギュレーション失敗情報を受信すると、ステップS412でデジタルカメラ101のLCDモニタ126にコンフィギュレーションに失敗したことを表示してユーザーに通知する。更に、ステップS410で無線通信を切断し、ステップS411でIEEE802.11b規格の無線通信を停止して、無線接続シーケンスを終了する。コンフィギュレーションに失敗する原因としては、無線通信装置102が接続されているプリンタ200の電源供給能力が不足していることが考えられる。その旨を失敗原因として表示するように構成すれば、ユーザーはプリンタ200の電源をバッテリーでの動作状態からAC電源での動作状態に切り替えるなどの対応をとることが可能になる。
一方、ステップS405で、デジタルカメラ101からのコンフィギュレーション成功情報を受信すると、ステップS407で無線通信機能を高消費電力モードに切り替える。そして、ステップS408で無線通信装置102が提供するプロトコル変換機能の利用を開始する。
この状態では、デジタルカメラ101の操作部材129を操作して、ユーザーがプリント画像を指定し、送信を指示することによって、指定された画像ファイルを無線通信装置102を介してプリンタ200に送信することができる。続けてプリント開始要求を無線通信装置102を介してプリンタ200に送信することによって、プリンタ200で対象画像が印刷される。
デジタルカメラ101と無線通信装置102との間では、PTPのデータパケットをTCPのペイロード上にのせて、さらにIEEE802.11b規格のパケットに変換して無線通信上で送受信する。
デジタルカメラ101の内部では、無線通信装置102から送られてくるIEEE802.11b規格のパケットを受信すると、そこからIEEE802.11b規格で定義されているヘッダ等を取り除く。さらにIPヘッダ、TCPヘッダに従って、ユーザーデータを取り出し、最終的にはPTPのオペレーションフェーズデータやデータフェーズデータを取り出して、処理する。一方、デジタルカメラ101からPTPのデータフェーズデータやレスポンスフェーズデータを送信するときは、PTPのデータパケットを、TCPの1パケットに収まるサイズに分割した後、適当なヘッダを付加する。さらにIEEE802.11b規格のパケットに変換して無線通信により送信する。
デジタルカメラ101が無線通信装置102が提供するプロトコル変換機能を利用している間、ステップS409でユーザーが操作部材129の電源ボタン、あるいは無線通信の終了ボタンを押すのを監視する。ユーザーが電源ボタン、あるいは無線通信の終了ボタンを押すと、ステップS410で無線接続を切断して、ステップS411でIEEE802.11b規格の無線通信機能を停止し、無線通信シーケンスを完了する。
上記の通り本第2の実施形態によれば、デジタルカメラ101とプリンタ200間で通信を行う上で障害が無い場合には高消費電力モードで無線通信を行い、それ以外の場合には低消費電力モードで無線通信を行う。これにより、無線通信装置102における消費電力を低減することが可能となる。
また、無線通信装置102は、低消費電力モードでのIEEE802.11b規格の無線通信によりデジタルカメラ101の存在を検知し、デジタルカメラ101の属性情報を取得し、この取得した属性情報を基にUSBのディスクリプタ情報を設定する。また、変換プログラムが実行されてから、プリンタから送信されるPTPのデータパケットをデジタルカメラに送信し、また、デジタルカメラから送信されるPTPのデータパケットをプリンタに送信する。そのため、USBホストからのUSBデータパケットやPTPデータパケットという形での要求に対して、無線通信装置102が代理で応答したり、仮の情報を返したりする必要が無くなる。従って、USBホストとデジタルカメラ101との間で情報が不整合にならないようにすることができる。
また、本第2の実施形態の無線通信装置102とデジタルカメラ101では、無線通信機能が低消費電力モードと高消費電力モードを備える構成となっているため、第1の実施形態の場合のように、別途低消費電力用の無線通信機能を備える必要がない。従って、低消費電力用のチップを搭載する必要がなく、無線通信装置102とデジタルカメラ101を安価に製造することができる。
また、本第2の実施形態の無線通信装置102とデジタルカメラ101間の無線通信機能としてIEEE802.11b規格の無線通信での実施形態を述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、Bluetoothや、より高速なIEEE802.11g、IEEE802.11nなど他の無線規格による無線通信に置き換えても実現可能なことは言うまでもない。
更に、本第2の実施形態では、無線通信装置102とプリンタ200間の有線通信機能としてUSB規格に準拠している場合について説明したが、勿論、その他の有線の通信規格に準拠していても良い。
また、本第2の実施形態における無線通信装置102がコンピュータ100に接続された場合、コンピュータ100側では以下のように制御することができる。すなわち、USBホスト端子にUSBデバイスが装着されたことを検知してから、画像データを処理するための回路や部品、USB通信のための回路などを能動化する。本第2の実施形態の無線通信装置102によれば、デジタルカメラ101を検索している間はD+信号線をPull upしないためUSBホストであるコンピュータ100に無線通信装置102を認識させない。デジタルカメラ101の検索は長時間にわたることが考えられるため、その間のコンピュータ100側の消費電力を効果的に低減することができる。
また、上記第2の実施形態では、無線通信機能を有さないプリンタ200と、無線通信装置102と、無線通信機能を有するデジタルカメラ101から構成される無線通信システムについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、プリンタ200の代わりに任意の無線通信機能を有さない装置、また、デジタルカメラ101の代わりに任意の無線通信機能を有する装置に置き換えて構成することも勿論可能である。
なお、上記第1及び第2の実施形態の無線通信装置102は、USBホストから電源供給を受けて動作するように構成するものとして説明した。しかしながら、無線通信装置102自身がバッテリなどの電源供給手段を備え、USBホストから電源供給を受けずにSelf−Powerデバイスとして動作するよう構成してもよい。その場合、USBホストからの電源供給量の制限値に関係なく動作できる。また、この場合には、無線通信装置102がデジタルカメラ101を検索する際に、低消費電力の無線通信を行うことによって、内部のバッテリの消耗を防ぐことができるという利点がある。
本発明の実施の形態における通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における通信システムの別の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の通信システムにおいて、主に無線通信装置およびデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 IEEE802.11規格のパケット構成図である。 PTPのトランザクション形式を示す図である。 PTPのオペレーションフェーズパケット、データフェーズパケット、レスポンスフェーズパケットのパケット構成図である。 本発明の第1の実施形態の無線通信装置における無線通信接続及び切断時のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態のデジタルカメラにおける無線通信接続及び切断時のフローチャートである。 USB Still Imageクラスのディスクリプタ情報の構成図である。 本発明の第2の実施形態の通信システムにおいて、主に無線通信装置およびデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信装置における無線通信接続及び切断時のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のデジタルカメラにおける無線通信接続及び切断時のフローチャートである。
符号の説明
100 コンピュータ
101 デジタルカメラ
102 無線通信装置
103 USB HOST I/F
104 USB属性情報保持部
105、405 無線通信I/F
106、406 無線通信制御部
107 低消費電力無線通信制御部
108 プロトコル変換部
109 低消費電力無線通信I/F
110 USB I/F
113 USB通信制御部
115、415 送受信バッファ
120、420 無線通信I/F
121 信号処理部
122 RAM
123 撮像部
124 記憶媒体
125 VRAM
126 LCDモニタ
127 ROM
128 SW制御部
129 操作部材
130、430 無線通信制御部
131 CPU
132、432 送受信バッファ
133 低消費電力無線通信I/F
134 低消費電力無線通信制御部
200 プリンタ
203 USB HOST I/F

Claims (9)

  1. 外部装置から有線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を無線通信により外部無線通信装置に送信すると共に、前記外部無線通信装置から無線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を有線通信により前記外部装置に送信する無線通信装置であって、
    前記外部装置と有線通信により信号の送受信を行うとともに、前記外部装置から電力供給を受ける有線通信手段と、
    第1の無線通信手段と、
    前記第1の無線通信手段よりも低消費電力で動作する第2の無線通信手段と、
    前記有線通信手段により前記外部装置と物理的に接続された場合、前記外部装置が前記無線通信装置と接続されたことを認識する前に前記外部装置が供給可能な第1の電流の供給を前記外部装置から受けて、前記第2の無線通信手段により前記外部無線通信装置を検索する検索手段と、
    記検索手段により前記外部無線通信装置が検索された後に、前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させる認識手段と、
    前記認識手段により前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させ、かつ前記外部装置から前記無線通信装置における使用電力に関する指示を受けた後、前記外部装置から前記第1の電流以上の第2の電流の供給を受けて前記第1の無線通信手段により前記外部無線通信装置とのデータ通信を行うように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記検索手段により検索された前記外部無線通信装置に応じて前記有線通信手段により前記外部装置に送信する属性情報を設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の無線通信手段により前記外部無線通信装置と通信している間、前記有線通信手段を能動化し、それ以外の間、前記有線通信手段を非能動化する能動化手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 外部装置から有線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を無線通信により外部無線通信装置に送信すると共に、前記外部無線通信装置から無線通信により受信した信号を変換して、変換した信号を有線通信により前記外部装置に送信する無線通信装置であって、
    前記外部装置と有線通信により信号の送受信を行うとともに、前記外部装置から電力供給を受ける有線通信手段と、
    第1の通信モードと、該第1の通信モードよりも低消費電力で動作する第2の通信モードとで動作可能な無線通信手段と、
    前記有線通信手段により前記外部装置と物理的に接続された場合、前記外部装置が前記無線通信装置と接続されたことを認識する前に前記外部装置が供給可能な第1の電流の供給を前記外部装置から受けて、前記第2の通信モードで前記外部無線通信装置を検索させる検索手段と、
    記検索手段により前記外部無線通信装置が検索された後に、前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させる認識手段と、
    前記認識手段により前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させ、かつ前記外部装置から前記無線通信装置における使用電力に関する指示を受けた後、前記外部装置から前記第1の電流以上の第2の電流の供給を受けて前記第1の通信モードで前記外部無線通信装置とのデータ通信を行うように前記無線通信手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  5. 前記検索手段により検索された前記外部無線通信装置に応じて前記有線通信手段により前記外部装置に送信する属性情報を設定することを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1の通信モードで前記外部無線通信装置と通信している間、前記有線通信手段を能動化し、それ以外の間、前記有線通信手段を非能動化する能動化手段と
    を更に有することを特徴とする請求項4または5に記載の無線通信装置。
  7. 前記有線通信手段は、USB通信規格に準拠したプロトコル信号を送受信する手段であり、USBのデバイスとして前記外部装置と接続することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. 前記有線通信手段は、前記外部無線通信装置に応じて、USBのディスクリプタ情報の少なくともひとつのフィールドの値を変えることを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  9. 前記認識手段は、前記有線通信手段のD+線をプルアップすることで前記無線通信装置が接続されたことを前記外部装置に認識させることを特徴とする請求項またはに記載の無線通信装置。
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