JP7446820B2 - 通信装置、通信装置の検索方法およびプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の検索方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信装置の検索方法およびプログラムに関する。
近年の無線通信用デバイスの集積化により、携帯用パーソナルコンピュータ(ノートパーソナルコンピュータ)のみならず、プリンタ、携帯情報端末、デジタルカメラ、スマートデバイス、およびスマートフォン等に無線LANが搭載されるようになってきた。これにより、従来、USB接続などの特定の機器との間で有線接続による通信手段しか持たなかった機器が、無線通信手段を有することにより、様々な機器との間でデータ通信を行うことが可能となっている。例えば、特許文献1には、サーバ、パーソナルコンピュータ、またはプリンタのいずれかを選択して画像を送信する電子カメラが開示されている。
特開2011-120279号公報
従来、デジタルカメラは、接続したことがあるアクセスポイント(以下、APという)を記憶しておき、相手機器との接続を開始する際、最初に全チャンネルに対して周りに存在するAPを検索し、記憶しているAPを発見できた場合は、自動でAPに接続していた。また、デジタルカメラは、AP検索を所定回数繰り返しても、記憶しているAPを発見できなかった場合は、デジタルカメラ自身が簡易的なアクセスポイントになる簡易的なAPを起動していた。
しかしながら、デジタルカメラの無線LANが2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している場合、2.4GHz帯と5GHz帯の全チャンネルに対してAP検索を行うと時間がかかってしまうため、記憶しているAPに接続するまでに時間がかかってしまう。また、AP検索を所定回数繰り返しても、記憶しているAPを発見できなかった場合に、簡易的なAPを起動するまでに時間がかかってしまう。
本発明の目的は、第1の周波数帯および第2の周波数帯のアクセスポイントの検索時間を短縮することができるようにすることである。
本発明の通信装置は、アクセスポイントの検索を行う第1の検索手段と、前記第1の検索手段の検索により、アクセスポイントの履歴情報の中で現在から最も近いタイミングで接続したアクセスポイントを示す最近接続したアクセスポイントを発見できた場合には、前記最近接続したアクセスポイントに対して接続処理を行う第1の接続処理手段と、前記第1の検索手段の検索により、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントを発見できなかった場合において、前記アクセスポイントの履歴情報が第1の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報が第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索する第2の検索手段とを有する。
本発明によれば、第1の周波数帯および第2の周波数帯のアクセスポイントの検索時間を短縮することができる。
デジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 デジタルカメラとアクセスポイントの接続形態を示す図である。 デジタルカメラが記憶するアクセスポイント情報を示す図である。 デジタルカメラにおいて表示される画面を示す図である。 2.4GHz帯と5GHz帯で使用できるチャンネルを示す図である。 デジタルカメラの検索方法を示すフローチャートである。 デジタルカメラの検索方法を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施形態を適宜組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
<デジタルカメラ100の内部構成>
図1は、第1の実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、通信装置の一例である。ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラ100について述べるが、通信装置はデジタルカメラ100に限定されない。例えば、通信装置は、携帯型のメディアプレーヤ、タブレットデバイス、またはパーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
デジタルカメラ100は、制御部101と、撮像部102と、不揮発性メモリ103と、作業用メモリ104と、操作部105と、表示部106と、記録媒体110と、接続部111と、近距離無線通信部112とを有する。
制御部101は、入力された信号や、プログラムに従って、デジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101がデジタルカメラ100の全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、デジタルカメラ100の全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニット、絞り、ズーム、およびフォーカスなどを制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などを有する。撮像素子は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行い、デジタルデータを画像データとして出力する。制御部101は、画像データを、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体110に記録する。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101が実行するプログラム等を格納する。作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリ、表示部106の画像表示用メモリ、および制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、デジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付ける。操作部105は、例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のオン/オフを指示するための電源ボタン、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、および画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。さらに、操作部105は、接続部111を介して、外部機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。また、操作部105は、表示部106に形成されるタッチパネルを含む。なお、レリーズスイッチは、第1のスイッチおよび第2のスイッチを有する。レリーズスイッチが半押し状態となることにより、第1のスイッチがオンとなる。これにより、操作部105は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが全押し状態となることにより、第2のスイッチがオンとなる。これにより、操作部105は、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダ画像の表示、撮影した画像データの表示、および対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は、必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は、内部または外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能な構成でもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は、少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
接続部111は、外部装置に対して、IEEE802.11の規格に従った無線LANで通信するためのインターフェースである。制御部101は、接続部111を介して、外部装置とデータの送受信を行うことができる。例えば、制御部101は、撮像部102で生成された画像データを、接続部111を介して外部装置に送信することができる。なお、接続部111は、必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は、内部又は外部の接続部111と接続することができ、接続部111を制御する接続制御機能を少なくとも有していればよい。制御部101は、接続部111を制御することで、外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は、無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式、Bluetooth(登録商標)、またはWirelessUSB等、他の無線通信方式を採用してもよい。
近距離無線通信部112は、例えば、無線通信のためのアンテナと、無線信号を処理するため変復調回路と、通信コントローラを有する。近距離無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから送信し、またアンテナで受信した無線信号を復調することにより、IEEE802.15の規格(Bluetooth(登録商標))に従った近距離無線通信を実現する。Bluetooth(登録商標)通信は、低消費電力であるBluetooth(登録商標) Low Energyのバージョン4.0を採用する。このBluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて、通信可能な範囲が狭い(通信可能な距離が短い)。また、Bluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて、通信速度が遅い。その一方で、Bluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて、消費電力が小さい。制御部101は、近距離無線通信部112を介して、外部装置とデータの送受信を行うことができる。例えば、制御部101は、外部装置から撮影の命令を受信した場合には撮像部102を制御し、撮影動作を行い、無線LAN通信によるデータの授受を行うための命令を受信した場合には接続部111を制御し、無線LAN通信を開始する。
なお、接続部111は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとを有している。そして、制御部101が接続部111をCLモードで動作させることにより、デジタルカメラ100は、インフラストラクチャモードにおけるCL機器として動作することが可能である。デジタルカメラ100は、CL機器として動作する場合、周辺のアクセスポイント機器に接続することで、アクセスポイント機器が形成するネットワークに参加することが可能である。また、制御部101が接続部111をAPモードで動作させることにより、デジタルカメラ100は、アクセスポイントの一種ではあるが、より機能が限定された簡易的なアクセスポイント(以下、簡易的なAPという)として動作することも可能である。デジタルカメラ100が簡易的なAPとして動作すると、デジタルカメラ100は、自身でネットワークを形成する。デジタルカメラ100の周辺の装置は、デジタルカメラ100をアクセスポイント機器と認識し、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することが可能となる。上記のようにデジタルカメラ100を動作させるためのプログラムは、不揮発性メモリ103に記憶されている。
なお、デジタルカメラ100は、アクセスポイントの一種であるものの、CL機器から受信したデータをインターネットプロバイダなどに転送するゲートウェイ機能は有していない簡易的なアクセスポイントである。したがって、デジタルカメラ100は、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネットなどのネットワークに転送することはできない。
<接続形態の概要>
図2は、デジタルカメラ100とアクセスポイント(以下、APという)200の接続形態を示す図である。デジタルカメラ100は、AP検索を行うことにより周りに存在するAPを発見し、パスワードなどのパラメータを指定して所望のAPに参加要求することにより、APが形成する無線LANネットワークに参加することができる。
デジタルカメラ100は、相手機器と接続する場合、まずAPが形成するネットワークに参加し(ここでは自機が簡易的なAPとしてネットワークを形成する場合も含む)、その後、相手機器との接続を確立する。デジタルカメラ100が、APが形成するネットワークに参加するまでについて説明する。
まず、図3(a)と図4(a)を参照して、従来のデジタルカメラ100における接続したことがあるAPの履歴のデータ構造、およびデータベースを用いたAPとの接続の仕方について説明する。図3(a)は、従来のデジタルカメラ100が保持する接続したことがあるAPの履歴のデータベースの例を示す図である。図4(a)は、デジタルカメラ100においてAPとの接続を行う際に、デジタルカメラ100の表示部106に表示される画面を例示する図である。
図3(a)に示すネットワーク参加パラメータ310は、デジタルカメラ100が参加したことがある外部APなどが形成したネットワークを管理するための情報である。ネットワーク参加パラメータ310は、個々のネットワーク参加パラメータに付与される「ネットワーク参加パラメータ番号」、「接続順」、「ESSID」、「認証方式」、「暗号種別」、「暗号鍵」、「チャンネル」、「IPアドレス取得方法」、および「DNS取得方法」を有する。ここで、「接続順」とは、デジタルカメラ100が、ネットワーク参加パラメータ310に記憶されている無線ネットワークに対し、過去に参加した順番であり、番号が大きいほうが最近参加したことを示す。また、ネットワーク参加パラメータ310は、M個記憶できるようになっており、それ以上記憶させるためには、既に記憶されているネットワーク参加パラメータ310を削除する必要がある。ネットワーク参加パラメータ310は、M個記憶している状態で、新たに記憶しようとした際には、「接続順」を参照して番号が一番小さい、つまり、最古に参加したネットワーク参加パラメータ310を削除する。
次に、上述したデータベースを参照したAPとの接続の仕方について説明する。デジタルカメラ100が保持するデータベースは、制御部101が不揮発性メモリ103から作業用メモリ104に展開して使用する。まず、デジタルカメラ100のユーザが所望の相手機器を選択することにより、制御部101は接続処理を開始する。例えば、図4(a)に示すような接続先機器の選択画面において、ユーザは、新規の機器と接続する場合は、「接続先機器の追加」(401)、既に登録されている機器と接続する場合には、「MySmartPhone」(402)を選択すると、処理が開始される。
接続処理が開始されると、まず、制御部101は、全チャンネルに対してAP検索を行い、ネットワーク参加パラメータ310のAPの中の「接続順」が一番大きい、つまり、最近接続したAPを発見できたか否かを判断する。制御部101は、「接続順」が一番大きいAPを発見できた場合は、ネットワーク参加パラメータ310を用いてAPへの接続処理を行う。例えば、図3(a)の場合、デジタルカメラ100は、ネットワーク参加パラメータ310として、ESSIDが「NW1-bgn」(311)と「NW3-bgn」(312)のAPを記憶している。制御部101は、AP検索により「接続順」が一番大きい、ESSIDが「NW1-bgn」のAPを発見できた場合は、「NW1-bgn」のネットワーク参加パラメータ(認証方式、暗号種別、暗号鍵など)(311)を用いてAPへの接続処理を行う。
制御部101は、AP検索を行い、ネットワーク参加パラメータ310のAPの中の「接続順」が一番大きいAPを発見できなかった場合は、AP検索を所定回数繰り返し行う。例えば、制御部101は、最大3回AP検索を行う。制御部101は、AP検索を所定回数行った後で、「接続順」が一番大きいAP以外のAPも含めネットワーク参加パラメータ310の中のAPを一つも発見できなかった場合は、デジタルカメラ100自身でネットワークを形成する簡易的なAPを起動する。また、制御部101は、AP検索を所定回数行った後で、ネットワーク参加パラメータ310のAPの中の「接続順」が一番大きいAPは発見できなかったが、ネットワーク参加パラメータ310の他のAPを発見できた場合がある。その場合、制御部101は、発見できたAPで「接続順」が一番大きいAPに接続する。例えば、図3(a)の場合、制御部101は、AP検索により「接続順」が一番大きいESSIDが「NW1-bgn」(311)のAPは発見できなかったが、「NW3-bgn」(312)を発見できたとする。その場合、制御部101は、「NW3-bgn」のネットワーク参加パラメータ(認証方式、暗号種別、暗号鍵など)(312)を用いてAPへの接続処理を行う。上述のような流れで、制御部101は、データベースを参照してAPとの接続、もしくは簡易的なAPの起動を行う。
<2.4GHz帯と5GHz帯のチャンネル数>
従来のデジタルカメラにおける無線LANは、2.4GHz帯のみに対応していた。しかしながら、近年、デジタルカメラにおける無線LANは、2.4GHz帯だけでなく5GHz帯にも対応するようになってきている。ここで、無線LANの2.4GHz帯と5GHz帯におけるチャンネルについて説明する。
図5(a)および(b)は、本実施形態における2.4GHz帯と5GHz帯において使用できるチャンネルを例示する図である。図5(a)は、2.4GHz帯で使用できるチャンネルの例を示している。2.4GHz帯は、1chから11chの11個のチャンネルを使用できる。
図5(b)は、5GHz帯で使用できるチャンネルの例を示している。5GHz帯は、W52の36ch、40ch、44ch、48ch、W53の52ch、56ch、60ch、64ch、W56の100ch、104ch、108ch、112ch、116ch、120ch、124ch、128ch、132ch、136ch、140chの19個のチャンネルを使用できる。なお、デジタルカメラ100は、上記のチャンネルを使用できるものとするが、特に5GHz帯は国によって使用できるチャンネルが異なるため、使用できるチャンネルは上記のチャンネルに限定されない。
上述した通り、従来のデジタルカメラでは、まず、制御部101は、全チャンネルにおいてAP検索を行って、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPを発見できたか否かを判断していた。制御部101は、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPを発見できた場合にはAPに接続し、AP検索を最大3回繰り返しても、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPを発見できない場合には、簡易的なAPを起動していた。従来のデジタルカメラの無線LANは、2.4GHz帯のみ使用可能であったため、1chから11chの全11チャンネルにおいてAP検索を行った場合でもそれほど時間はかかっていなかった。また、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPを発見できない場合、最大3回AP検索を繰り返して、簡易的なAPを起動しても、そこまで時間がかかるわけではなかった。
しかしながら、デジタルカメラ100の無線LANが2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している場合、図5(a)および(b)に示す通り、5GHz帯のチャンネル数の19個分が2.4GHz帯のチャンネル数に加わって多くなる。そのため、制御部101は、2.4GHz帯と5GHz帯の全チャンネルをAP検索すると時間がかかってしまい、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPを発見できた場合でも、開始してからAPに接続できるまでに時間がかかってしまうという課題がある。また、制御部101は、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPが見つからない場合も、最大3回2.4GHz帯と5GHz帯の全チャンネルのAP検索を行うと、簡易的なAPを起動するまでに時間がかかってしまうという課題がある。
そこで、本実施形態では、デジタルカメラ100は、ネットワーク参加パラメータ310の中のAPの周波数帯によって、AP検索を行う周波数帯を決定する。
<デジタルカメラ100における処理>
図3(a)~(d)、図4(a)~(d)、および図6を参照して、デジタルカメラ100に記憶されているAPに接続する際の処理について説明する。図3(a)~(d)は、デジタルカメラ100が保持する接続したことがあるAPの履歴のデータベースの例を示す図である。図3(a)は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有するデータベースの例を示す。図3(b)は、APの履歴情報が5GHz帯のAPのみを有するデータベースの例を示す。図3(c)は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有しており、「接続順」が一番大きい、つまり、最近参加したAPが2.4GHz帯の場合のデータベースを示す。図3(d)は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有しており、「接続順」が一番大きい、つまり、最近参加したAPが5GHz帯の場合のデータベースを示す。デジタルカメラ100が保持するデータベースは、制御部101が不揮発性メモリ103から作業用メモリ104に展開して使用する。
図6は、第1の実施形態によるデジタルカメラ100の検索方法を示すフローチャートである。フローチャートの処理は、図4(a)に示す選択画面において、ユーザが新規の機器と接続する場合には「接続先機器の追加」(401)を選択し、既に登録されている機器と接続する場合には「MySmartPhone」(402)を選択した場合に実行される。また、このフローチャートにおける各処理は、制御部101が、不揮発性メモリ103に格納されたプログラムを作業用メモリ104に展開して実行することにより実現される。また、フローチャートの処理が開始されると、制御部101は、表示部106に図4(b)に示すような「検索中」の画面を表示する。
まず、ステップS601において、制御部101は、作業用メモリ104に記憶しているAPの履歴情報を取得し、ステップS602に進む。
ステップS602において、制御部101は、ステップS601で取得したAPの履歴情報が、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有するか否かを判断する。制御部101は、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有すると判断した場合は、ステップS603に進む。また、制御部101は、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有しない、つまり、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPのどちらかしか有しないと判断した場合は、ステップS607に進む。APの履歴情報が図3(c)の場合、各AP情報のチャンネル情報を参照すると、AP1は1chであるため2.4GHz帯、AP2は44chであるため5GHz帯、AP3は60chであるため5GHz帯、AP4は8chであるため2.4GHz帯である。この場合、制御部101は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有すると判断する。
まず、ステップS602において、制御部101が、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有すると判断した場合について説明する。図3(c)と図3(d)は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有する場合のデータベースである。
ステップS603において、制御部101は、ステップS601において取得したAPの履歴情報の中の最近接続したAPの周波数帯を取得し、ステップS604に進む。例えば、APの履歴情報が図3(c)の場合、各AP情報の「接続順」を参照すると、AP1は12、AP2は4、AP3は1、AP4は5である。一番接続順の数が大きいAP1が最近接続したAPであり、AP1のチャンネルは1chであるため、最近接続したAPの周波数帯は、2.4GHz帯である。同様に、APの履歴情報が図3(d)の場合は、最近接続したAPの周波数帯は、5GHz帯である。
ステップS604において、制御部101は、ステップS603において取得した最近接続したAPの周波数帯が2.4GHz帯であるか否かを判断する。制御部101は、最近接続したAPの周波数帯が2.4GHz帯であると判断した場合は、ステップS605に進み、最近接続したAPの周波数帯が2.4GHz帯ではない、つまり5GHz帯であると判断した場合は、ステップS606に進む。
ステップS605において、制御部101は、作業用メモリ104にAP検索を行う周波数帯を2.4GHz帯に設定して、ステップS610に進む。
ステップS606において、制御部101は、作業用メモリ104にAP検索を行う周波数帯を5GHz帯に設定して、ステップS610に進む。
次に、ステップS602において、制御部101が、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPのどちらかしか有していないと判断した場合について説明する。図3(a)と図3(b)は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPのどちらかしか有していない場合のデータベースである。
ステップS607において、制御部101は、ステップS601において取得したAPの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有するか否かを判断する。制御部101は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有すると判断した場合は、ステップS608に進み、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有しない、つまり5GHz帯のAPのみを有すると判断した場合は、ステップS609に進む。例えば、APの履歴情報が図3(a)の場合、各AP情報の「チャンネル」を参照すると、AP1は1、AP2は8であるため、APの履歴情報の中のAPの周波数帯は、2.4GHz帯のみである。また、APの履歴情報が図3(b)の場合は、APの履歴情報の中のAPの周波数帯は、5GHz帯のみである。
ステップS608において、制御部101は、作業用メモリ104にAP検索を行う周波数帯を2.4GHz帯に設定して、ステップS610に進む。
ステップS609において、制御部101は、作業用メモリ104にAP検索を行う周波数帯を5GHz帯に設定して、ステップS610に進む。
ステップS610において、制御部101は、検索部として機能し、接続部111を制御することにより、ステップS605、S606、S608、またはS609において設定した周波数帯で周囲に存在するAPを検索し、ステップS611に進む。
ステップS611において、制御部101は、ステップS610のAP検索により発見できたAPとステップS601において取得したAPの履歴情報とを比較して、AP検索によってAPの履歴情報の中のAPを発見できたか否かを判断する。制御部101は、APの履歴情報の中のAPを発見できたと判断した場合は、ステップS612に進み、APの履歴情報の中のAPを発見できなかったと判断した場合は、ステップS615に進む。
ステップS612において、制御部101は、ステップS610のAP検索により、ステップS601において取得したAPの履歴情報の中の最近接続したAPを発見できたか否かを判断する。制御部101は、最近接続したAPを発見できたと判断した場合は、ステップS613に進み、最近接続したAPを発見できなかったと判断した場合は、ステップS614に進む。
ステップS613において、制御部101は、接続処理部として機能し、接続部111を制御することにより、ネットワーク参加パラメータを用いて最近接続したAPに対して接続処理を行い、図6の処理を終了する。制御部101は、APに対して接続処理を行っている際は、表示部106に、図4(d)に示すような接続しているAPのESSIDを表示する。
ステップS614において、制御部101は、ステップS610のAP検索により発見できたAPの中で、ステップS601において取得したAPの履歴情報に存在するAPを作業用メモリ104に記憶し、ステップS615に進む。
ステップS615において、制御部101は、AP検索を所定回数行ったか否かを判断する。制御部101は、AP検索を所定回数行ったと判断した場合は、ステップS616に進み、AP検索を所定回数行っていないと判断した場合は、ステップS619に進む。例えば、所定回数は3回である。
ステップS616において、制御部101は、ステップS610のAP検索により、ステップS601において取得したAPの履歴情報の中のAPが発見されたか否かを判断する。つまり、制御部101は、ステップS614において作業用メモリ104に記憶したAPがAPの履歴情報の中に存在するか否かを判断する。制御部101は、APの履歴情報の中のAPが発見されたと判断した場合は、ステップS617に進み、APの履歴情報の中のAPが発見されなかったと判断した場合は、ステップS618に進む。
ステップS617において、制御部101は、接続処理部として機能し、接続部111を制御することにより、接続処理を行う。具体的には、制御部101は、ステップS601において取得したAPの履歴情報の中のAPであり、ステップS610のAP検索により発見されたAPの中の最近接続したAPに対してネットワーク参加パラメータを用いて接続処理を行い、図6の処理を終了する。
ステップS618において、制御部101は、起動部として機能し、接続部111を制御することにより、簡易的なAPを起動し、処理を終了する。制御部101は、簡易的なAPを起動して相手機器が接続してくるのを待機している際は、表示部106に、図4(c)に示すような起動している簡易的なAPのESSIDとパスワードを表示する。また、図4(c)の画面でユーザによりネットワーク変更ボタンが押下された場合は、制御部101は、2.4GHz帯と5GHz帯の全チャンネルに対してAP検索を行い、発見したAPの一覧画面を表示部106に表示する。
ステップS619において、制御部101は、ステップS601において取得したAPの履歴情報が、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有するか否かを判断する。制御部101は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有すると判断した場合は、ステップS620に進む。また、制御部101は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有していない、つまり、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPのどちらかのみを有すると判断した場合は、ステップS610に戻る。ステップS610では、制御部101は、作業用メモリ104に記憶してあるAP検索を行う周波数帯に従って再度AP検索を行う。
ステップS620において、制御部101は、作業用メモリ104に記憶してあるAP検索を行う周波数帯を参照して、前回AP検索した周波数帯が2.4GHzであるか否かを判断する。制御部101は、前回AP検索した周波数帯が2.4GHz帯であると判断した場合は、ステップS621に進み、前回AP検索した周波数帯が2.4GHz帯ではない、つまり5GHz帯であると判断した場合は、ステップS622に進む。
ステップS621において、制御部101は、作業用メモリ104にAP検索を行う周波数帯を5GHz帯に設定して、ステップS610に戻り、再度AP検索を行う。
ステップS622において、制御部101は、作業用メモリ104にAP検索を行う周波数帯を2.4GHz帯に設定して、ステップS610に戻り、再度AP検索を行う。
制御部101は、ステップS610からS622を所定回数繰り返し行うことにより、APの履歴情報の中のAPへの接続、もしくは、簡易的なAPの起動を行う。以上が、制御部101が、APの履歴情報を参照してAP検索を行う周波数帯を切り替えてAP検索を行い、APの履歴情報の中のAPに接続する、もしくは、簡易的なAPを起動する処理の説明である。
以上説明したように、制御部101は、接続したことがあるAPの履歴情報が、2.4GHz帯のAPのみを有する場合は、2.4GHz帯でAP検索を行い、APの履歴情報が5GHz帯のAPのみを有する場合は、5GHz帯でAP検索を行う。また、制御部101は、接続したことがあるAPの履歴情報が、2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有する場合は、最近接続したAPの周波数帯でAP検索を行う。制御部101は、最近接続したAPを発見できた場合は、最近接続したAPに接続処理を行うことにより、最近接続したAPへ接続するまでの時間を短縮することができる。
また、制御部101は、APの履歴情報の中のAPを発見できず、AP検索を所定回数繰り返し行う場合、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有する場合は毎回2.4GHz帯でAP検索を行う。また、制御部101は、APの履歴情報が5GHz帯のAPのみを有する場合は毎回5GHz帯でAP検索を行う。また、制御部101は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有する場合は別の周波数帯に切り替えて(前回2.4GHz帯の場合は次回5GHz帯、前回5GHz帯の場合は次回2.4GHz帯)検索を繰り返し行う。これにより、簡易的なAPを起動するまでの時間を短縮することができる。
また、制御部101は、最近接続したAPを発見できなかったが、APの履歴情報の中の他のAPを発見できた場合も、AP検索を所定回数繰り返し行う。制御部101は、同様に、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有する場合は毎回2.4GHz帯でAP検索を行い、APの履歴情報が5GHz帯のAPのみを有する場合は毎回5GHz帯でAP検索を行う。また、制御部101は、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有する場合は、別の周波数帯に切り替えて(前回2.4GHz帯の場合は次回5GHz帯、前回5GHz帯の場合は次回2.4GHz帯)検索を繰り返し行う。これにより、APの履歴情報の中の他のAPへ接続するまでの時間を短縮することができる。
なお、制御部101が最大3回AP検索を繰り返す例を説明したが、ステップS615の所定回数は3回に限定されない。例えば、所定回数は、APの履歴情報の中のAPの周波数帯に応じて、決定するようにしてもよい。例えば、APの履歴情報が2.4GHz帯のAPのみを有する場合、所定回数は3回に決定される。5GHz帯はチャンネル数が多いため、APの履歴情報が5GHz帯のAPのみを有する場合、所定回数は2回に決定される。APの履歴情報が2.4GHz帯のAPと5GHz帯のAPの両方を有する場合、所定回数は、2.4GHz帯と5GHz帯で1回ずつに決定される。
さらに、5GHz帯は、国によって使用可能なチャンネル数が異なる。そのため、APの履歴情報が5GHz帯のAPのみを有する場合は、使用可能なチャンネル数が少ない国の場合、所定回数は3回に決定され、使用可能なチャンネル数が多い国の場合、所定回数は2回に決定される。このように、所定回数は、5GHz帯で使用可能なチャンネル数に応じて、決定される。これにより、最近接続したAPを発見できなかった場合に、APの履歴情報の中の他のAPへ接続するまでの時間、また、簡易的なAPを起動するまでの時間を短縮することができる。
また、制御部101が、接続したことがあるAPの履歴情報があるが、所定回数AP検索を行っても、APの履歴情報の中のAPを発見できない場合は、簡易的なAPを起動する例を説明した。ただし、制御部101は、所定回数AP検索を行っても、APの履歴情報の中のAPを発見できない場合に、簡易的なAPを起動するのではなく、AP検索を行って発見したAPの一覧を表示部106に表示してもよい。例えば、接続先がFTPサーバのようなAP経由での使用が多いと想定される機能の場合、制御部101は、簡易的なAPを起動するのではなく、APの一覧を表示することにより、ユーザが簡易的なAPからAP検索へ切り替える手間を省くことができる。
また、制御部101が、接続したことがあるAPの履歴情報があることを前提として、APの履歴情報の中のAPの周波数帯に従ってAP検索を行う例を説明したが、APの履歴情報がない場合がある。その場合、制御部101は、AP検索を行わず、簡易的なAPを起動するようにしてもよい。このようにすることで、制御部101は、無駄なAP検索を行わず、簡易的なAPを起動することができる。さらに、APの履歴情報がない場合、制御部101は、簡易的なAPを起動するのではなく、2.4GHz帯と5GHz帯の全チャンネルに対してAP検索を行い、発見したAPの一覧を表示部106に表示してもよい。例えば、接続先がFTPサーバのようなAP経由での使用が多いと想定される機能の場合、制御部101は、簡易的なAPを起動するのではなく、AP一覧を表示することにより、ユーザが簡易的なAPからAP検索へ切り替える手間を省くことができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態によるデジタルカメラ100の検索方法を示すフローチャートである。フローチャートの処理は、図4(a)に示す選択画面において、ユーザが新規の機器と接続する場合には「接続先機器の追加」(401)を選択し、既に登録されている機器と接続する場合には「MySmartPhone」(402)を選択した場合に実行される。また、このフローチャートにおける各処理は、制御部101が、不揮発性メモリ103に格納されたプログラムを作業用メモリ104に展開して実行することにより実現される。また、フローチャートの処理が開始されると、制御部101は、表示部106に図4(b)に示すような「検索中」の画面を表示する。
まず、ステップS701において、制御部101は、作業用メモリ104に記憶しているAPの履歴情報を取得し、ステップS702に進む。
ステップS702において、制御部101は、ステップS701において取得したAPの履歴情報の中のAPのチャンネルを取得し、ステップS703に進む。例えば、APの履歴情報が図3(c)の場合、各APのチャンネルは、AP1が1ch、AP2が44ch、AP3が60ch、AP4が8chである。
ステップS703において、制御部101は、検索部として機能し、ステップS702において取得したAPのチャンネルを、AP検索を行うチャンネルに指定して、接続部111を制御することによりAP検索を行い、ステップS704に進む。例えば、APの履歴情報が図3(c)の場合、制御部101は、1ch、8ch、44ch、60chのチャンネルを指定してAP検索を行う。
ステップS704において、制御部101は、ステップS703のAP検索により発見できたAPとステップS701において取得したAPの履歴情報とを比較して、AP検索によってAPの履歴情報の中のAPを発見できたか否かを判断する。制御部101は、APの履歴情報の中のAPを発見できたと判断した場合は、ステップS705に進み、APの履歴情報の中のAPを発見できなかったと判断した場合は、ステップS707に進む。
ステップS705において、制御部101は、ステップS703のAP検索により、ステップS701において取得したAPの履歴情報の中の最近接続したAPを発見できたか否かを判断する。制御部101は、最近接続したAPを発見できたと判断した場合は、ステップS714に進み、最近接続したAPを発見できなかったと判断した場合は、ステップS706に進む。
ステップS714において、制御部101は、接続処理部として、接続部111を制御することにより、ネットワーク参加パラメータを用いて最近接続したAPに対して接続処理を行い、図7の処理を終了する。制御部101は、APに対して接続処理を行っている際は、表示部106に、図4(d)に示すような接続しているAPのESSIDを表示する。
ステップS706において、制御部101は、ステップS703のAP検索により発見できたAPの中で、ステップS701において取得したAPの履歴情報に存在するAPを作業用メモリ104に記憶し、ステップS707に進む。
ステップS707からS710は、図6のステップS603からS606と同様の処理であるため、詳細の説明は省略する。制御部101は、APの履歴情報から、最近接続したAPの周波数帯を取得して、AP検索する周波数帯として設定し、ステップS711に進む。
ステップS711からS723は、図6のステップS610からS622と同様であるため、詳細の説明は省略する。制御部101は、最近接続したAPの周波数帯でAP検索を行い、最近接続したAPを発見できた場合はAPへの接続処理を行い、図7の処理を終了する。制御部101は、最近接続したAPの周波数帯でAP検索を行い、最近接続したAPを発見できなかった場合は、AP検索を所定回数行ったか否かを判断する。制御部101は、AP検索を所定回数行っていない場合は、AP検索を行う周波数帯を設定し直す。制御部101は、APの履歴情報に2.4GHz帯と5GHz帯のどちらかのAPしか存在しない場合は、AP検索を行う周波数帯は同じまま、ステップS711に戻り、再度AP検索を行う。制御部101は、APの履歴情報に2.4GHz帯と5GHz帯の両方のAPが存在する場合は、前回2.4GHz帯でAP検索を行った場合は、AP検索を行う周波数帯に5GHz帯を設定し、ステップS711に戻り、再度AP検索を行う。また、制御部101は、前回5GHz帯でAP検索を行った場合は、AP検索を行う周波数帯に2.4GHz帯を設定し、ステップS711に戻り、再度AP検索を行う。制御部101は、AP検索を所定回数行った場合で、APの履歴情報の中のAPが発見できた場合は、発見できたAPの中の最近接続したAPへの接続処理を行い、APの履歴情報の中のAPが発見できなかった場合は、簡易的なAPを起動し、図7の処理を終了する。
以上が、最初のAP検索はAPの履歴情報の中のAPのチャンネルのみで行い、次回以降のAP検索はAPの履歴情報を参照して行うことにより、APの履歴情報の中のAPに接続する、もしくは、簡易的なAPを起動する処理の説明である。
以上説明したように、制御部101は、接続したことがあるAPの履歴情報の中のAPのチャンネルを指定してAP検索を行い、最近接続したAPを発見できた場合は接続処理を行う。これにより、最近接続したAPが周りに存在し、チャンネルが変わっていない場合、最近接続したAPへ接続するまでの時間を短縮することができる。
また、制御部101は、APの履歴情報の中のAPのチャンネルを指定してAP検索を行い、最近接続したAPを発見できなかった場合は、次に最近接続したAPの周波数帯でAP検索を行う。これにより、最近接続したAPが周りに存在し、チャンネルが変わっていた場合でも、制御部101は、最近接続したAPへ接続することができる。
第1および第2の実施形態では、制御部101は、接続したことがあるAPの履歴情報を参照してAP検索を行う周波数帯またはチャンネルを決定する。これにより、APの履歴情報の中のAPへ接続するまでの時間、または簡易的なAPを起動するまでの時間を短縮することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
100 デジタルカメラ、101 制御部、102 撮像部、103 不揮発性メモリ、104 作業用メモリ、105 操作部、106 表示部、110 記録媒体、111 接続部、112 近距離無線通信部

Claims (18)

  1. アクセスポイントの検索を行う第1の検索手段と、
    前記第1の検索手段の検索により、アクセスポイントの履歴情報の中で現在から最も近いタイミングで接続したアクセスポイントを示す最近接続したアクセスポイントを発見できた場合には、前記最近接続したアクセスポイントに対して接続処理を行う第1の接続処理手段と、
    前記第1の検索手段の検索により、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントを発見できなかった場合において、前記アクセスポイントの履歴情報が第1の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報が第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索する第2の検索手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントと前記第2の周波数帯のアクセスポイントを有する場合において、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントが前記第1の周波数帯のアクセスポイントである場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントが前記第2の周波数帯のアクセスポイントである場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントと前記第2の周波数帯のアクセスポイントを有する場合において、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントが前記第1の周波数帯のアクセスポイントである場合には、前記第1の周波数帯の全チャンネルに対してアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントが前記第2の周波数帯のアクセスポイントである場合には、前記第2の周波数帯の全チャンネルに対してアクセスポイントを検索することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第2の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントと前記第2の周波数帯のアクセスポイントを有する場合において、前記第1の検索手段が前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索した場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記第1の検索手段が前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索した場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記第1の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報の中のアクセスポイントのチャンネルを指定して、アクセスポイントの検索を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記第2の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントが前記第1の周波数帯のアクセスポイントである場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントが前記第2の周波数帯のアクセスポイントである場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索することを特徴とする請求項1またはに記載の通信装置。
  8. 前記第1の接続処理手段は、前記第2の検索手段の検索により、アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントを発見できた場合には、前記最近接続したアクセスポイントに対して接続処理を行うことを特徴とする請求項1、6および7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第2の検索手段の検索により、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントを発見できなかった場合において、前記アクセスポイントの履歴情報が第1の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報が第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索する第3の検索手段をさらに有することを特徴とする請求項1および6~8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記第3の検索手段は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントと前記第2の周波数帯のアクセスポイントを有する場合において、前記第2の検索手段が前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索した場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記第2の検索手段が前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索した場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  11. 前記第1の周波数帯は、2.4GHz帯であり、前記第2の周波数帯は、5GHz帯であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記アクセスポイントの検索が所定回数行われ、前記アクセスポイントの履歴情報の中のアクセスポイントが発見されなかった場合には、簡易的なアクセスポイントを起動する起動手段をさらに有することを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記アクセスポイントの検索が所定回数行われ、前記アクセスポイントの履歴情報の中のアクセスポイントが発見された場合には、前記発見されたアクセスポイントの中の最近接続したアクセスポイントに対して接続処理を行う第2の接続処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記所定回数は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合、または前記アクセスポイントの履歴情報が前記第1の周波数帯のアクセスポイントと前記第2の周波数帯のアクセスポイントを有する場合に応じて、決定されることを特徴とする請求項12または13に記載の通信装置。
  15. 前記所定回数は、前記アクセスポイントの履歴情報が前記第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合、前記第2の周波数帯で使用可能なチャンネル数に応じて、決定されることを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記第1の検索手段による検索は、いずれのアクセスポイントとも接続中でない際に行われることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  17. アクセスポイントの検索を行う第1の検索ステップと、
    前記第1の検索ステップの検索により、アクセスポイントの履歴情報の中で現在から最も近いタイミングで接続したアクセスポイントを示す最近接続したアクセスポイントを発見できた場合には、前記最近接続したアクセスポイントに対して接続処理を行う第1の接続処理ステップと、
    前記第1の検索ステップの検索により、前記アクセスポイントの履歴情報の中の最近接続したアクセスポイントを発見できなかった場合において、前記アクセスポイントの履歴情報が第1の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第1の周波数帯のアクセスポイントを検索し、前記アクセスポイントの履歴情報が第2の周波数帯のアクセスポイントのみを有する場合には、前記第2の周波数帯のアクセスポイントを検索する第2の検索ステップとを有することを特徴とする通信装置の検索方法。
  18. コンピュータを、請求項1~16のいずれか1項に記載された通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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