JP2014130235A - 電子写真感光体及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真プロセスの小型化ないし高速化に対応できる、電気特性及び耐摩耗性に優れる電子写真感光体と、当該電子写真感光体を象担持体として備える画像形成装置とを提供すること。
【解決手段】導電性基体上に、下引き層を介してもしくは直接に、電荷発生材料、電荷輸送材料とバインダー樹脂を含有した感光層を有す電子写真感光体であって、感光層中の最表層が、バインダー樹脂として、式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体。
Figure 2014130235

【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に備えられる電子写真感光体としては、セレン等の無機材料からなる感光層を備える無機系感光体と、主に、バインダー樹脂、電荷発生材料、電荷輸送材料等の有機材料からなる感光層を備える有機感光体とがある。そして、これらの感光体のなかでは、無機系感光体と比較して製造が容易であり、感光層の材料を幅広い材料から選択できて設計の自由度が高いことから有機系感光体が幅広く使用されている。
これら有機系感光体は、かかる利点の反面、用いられる有機材料が軟質であることから、感光体の繰り返し使用により感光層が磨耗しやすいという問題点があった。そのため、従来より、有機系感光体の感光層の耐磨耗性の改良について多くの検討がなされてきている。感光層の主要な構成成分であるバインダー樹脂の改良は、これらの中でも重要な検討項目であり、例えば、特許文献1、2等のような提案がなされている。
積層型の電子写真感光体では、導電性基体上に、電荷発生層と、電荷輸送層とがこの順で積層されることが多い。電荷発生層には電荷発生材料が加えられ、電荷輸送層には電荷輸送材料が加えられるが、この電荷輸送材料には、電子輸送材料と正孔輸送材料とがある。後者の正孔輸送材料については、電荷輸送能に優れることから、種々のトリアリールアミン誘導体の使用が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平05−257299号公報 特開平06−051544号公報 特開2005−289877号公報
近年の電子写真プロセスの小型化、高速化の進展はめざましく、感光体の線速も益々の高速化が要求されてきている。そのため、感光体表面の摩耗が一層苛酷となって、感光体表層の膜削れが促進される傾向にある。このため、例えば、上記の特許文献1,2において提案されたようなバインダー樹脂を使用しても感光体表面の磨耗の抑制について十分とはいえなくなってきた。
さらに、高速プロセスに対応するためには、感光体に、従前にも増して優れた電気特性が要求される。感光層の電気特性には、適切な電荷輸送材料の選択が重要になるところ、例えば、感光層中で上記のようなトリアリールアミン誘導体が結晶化すると、電子写真感光体の電気特性(感度特性)が著しく損なわれてしまう。特許文献3に記載のトリアリールアミン誘導体は、バインダー樹脂との組合せによっては、感光層中で非常に結晶化しやすいため、優れた感度特性と、耐摩耗性とを両立させることが困難であった。
本発明の課題は、電子写真プロセスの小型化ないし高速化に対応できる有機系電子写真感光体を提供することにあり、具体的には、電気特性、耐摩耗性に優れた有機系電子写真感光体を提供することにある。
本発明者らは、バインダー樹脂として、特定の繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する感光層を導電性基体上に設けることにより、電子写真感光体の電気特性と耐摩耗性の向上を図ることのできることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には本発明は以下のものを提供する。
本発明の第一の態様は、導電性基体上に、下引き層を介してもしくは直接に、電荷発生材料、電荷輸送材料とバインダー樹脂を含有した感光層を有し、感光層中の最表層が、前記バインダー樹脂として、式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体である。
Figure 2014130235
本発明の第二の態様は、像担持体と、像担持体の表面を帯電するための帯電部と、帯電された像担持体の表面を露光して像担持体の表面に静電潜像を形成するための露光部と、静電潜像をトナー像として現像するための現像部と、トナー像を前記像担持体から被転写体へ転写するための転写部と、を備える画像形成装置であって、前記像担持体が、第一の態様に係る電子写真感光体であるものに関する。
本発明によれば、バインダー樹脂として、特定の繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する感光層を導電性基体上に設けたことにより、電子写真感光体の電気特性と耐摩耗性の向上を図ることができる。
積層型感光体の構成を示す図である。 単層型感光体の構成を示す図である。 本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の要旨を限定するものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態は、導電性基体上に、下引き層を介してもしくは直接に、電荷発生材料、電荷輸送材料とバインダー樹脂を含有した感光層を有し、感光層中の最表層が、バインダー樹脂として、式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体である。感光層中の最表層とは、感光層が有する2つの表面のうち、導電性基体又は下引き層と接していない表面を備える層である。例えば、一般的な積層型感光体である、導電性基体上に、電荷発生層と、電荷輸送層とをこの順で積層して形成された感光層を備える積層型感光体では、電荷輸送層が最表層である。また、電荷輸送材料は、後述の式(III)、(IV)又は(V)で示される化合物である正孔輸送材料を含むのが好ましい。
Figure 2014130235
以下、本発明の第1実施形態に係る電子写真感光体である、感光体について説明する。
本発明の有機感光体は、積層型、単層型のいずれの感光体として製造、使用してもよい。以下、積層型感光体と単層型感光体について順に説明する。
なお、本出願の明細書及び特許請求の範囲において、積層型感光体における電荷輸送層、単層型感光体における感光層に含まれる樹脂を「バインダー樹脂」と呼ぶ。また、積層型感光体の電荷発生層が樹脂を含む場合に、電荷発生層に含まれる樹脂を「ベース樹脂」と呼ぶ。
≪積層型感光体≫
図1(a)に示す積層型電子写真感光体のように、電子写真感光体において積層型感光体10は、導電性基体11上に蒸着又は塗布等の手段によって、電荷発生材料を含有する電荷発生層12を形成し、次いで電荷発生層12上に、電荷輸送材料とバインダー樹脂とを含む塗布液を塗布した後に乾燥させて電荷輸送層13を形成することにより作成できる。ここで、積層型電荷輸送材料の種類を適宜選択することにより、正負何れの帯電方式にも適用可能である。
また、図1(b)に示す積層型電子写真感光体のように、感光層を形成する前に、導電性基体11上に、下引き層14を予め形成しておくことも好ましい。下引き層14を設けることにより、導電性基体11側の電荷の感光層への注入を防ぐとともに、感光層の導電性基体11上への結着を強固にし、導電性基体11の表面上の欠陥を被覆して平滑化することができるためである。
以下、積層型感光体に関して、導電性基体、感光層、及び感光層の作成方法について順に説明する。
〔導電性基体〕
導電性基体は、電子写真感光体の導電性基体として用いることができるものであれば、特に限定されない。具体的には、例えば、導電性を有する材料で少なくとも表面部が構成されるもの等が挙げられる。すなわち、具体的には、例えば、導電性を有する材料からなるものであってもよいし、プラスチック材料等の表面を、導電性を有する材料で被覆したものであってもよい。また、導電性を有する材料としては、例えば、アルミニウム、鉄、銅、錫、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等が挙げられる。また、導電性を有する材料としては、導電性を有する材料を1種で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて、例えば、合金等として用いてもよい。また、導電性基体としては、上記の中でも、アルミニウム又はアルミニウム合金からなることが好ましい。そうすることによって、より好適な画像を形成することができる感光体を提供することができる。このことは、感光層から導電性基体への電荷の移動が良好であることによると考えられる。
導電性基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて適宜選択することができ、例えば、シート状、ドラム状等の基体が好適に使用できる。また、導電性気体の厚みは上記形状に応じて適宜選択することができる。
〔下引き層〕
下引き層14は、金属や金属酸物の微粒子およびバインダー樹脂を含有する層である。バインダー樹脂としては、電荷輸送層と同様のものが挙げられる。
金属や金属酸物の微粒子としては、アルミニウム、鉄、銅、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム等が挙げられ、酸化チタンが好ましい。酸化チタンとしては、アルミナおよびシリカで表面処理され、さらにメチルハイドロジェンポリシロキサン等で表面処理されたものが好ましい。
下引き層14の金属や金属酸物の微粒子の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して10質量部以上1000質量部以下が好ましく、30質量部以上400質量部以下がより好ましい。下引き層14の厚さは、0.1μm以上10μm以下が好ましく、0.2μm以上5μm以下がより好ましい。
〔感光層〕
積層型感光体は、導電性基体上に形成された、少なくとも電荷発生材料を含む電荷発生層及び少なくとも電荷輸送材料とバインダー樹脂とを含む電荷輸送層から構成されている。電荷発生層はベース樹脂を含んでいてもよい。以下、バインダー樹脂、電荷輸送材料、電荷発生材料、ベース樹脂について順に説明する。
(バインダー樹脂)
積層型感光体における電荷輸送層はバインダー樹脂として、下記式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を1種以上含有する。
Figure 2014130235
式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂の製造方法は特に限定されない。例えば、式(I)に記載の繰り返し単位に対応するビスフェノール化合物を用いて、公知のポリカーボネート樹脂の製造方法に従い製造することができる。その際、バインダー樹脂の有機溶剤への溶解性や、電気的、機械的性質の観点から、式(I)に記載の繰り返し単位とは異なるビスフェノール化合物を併用して共重合ポリカーボネート樹脂とすることが好ましい。
好ましい共重合ポリカーボネート樹脂として、下記式(II)で示されるポリカーボネート樹脂を挙げることができる。
Figure 2014130235
(式(II)中、RからRは、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基からなる群より選択される基であり、Xは0.05から0.7を示す。RとRは連結してシクロアルキリデン基を形成してもよい。)
〜Rがアルキル基である場合、アルキル基の炭素数は1〜20が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜8が特に好ましい。アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、1,2−ジメチルプロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、及びn−イコシル基等が挙げられる。
〜Rがアルコキシ基である場合、アルコキシ基の炭素数は1〜20が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜8が特に好ましい。アルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、シクロプロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、シクロブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、1,2−ジメチルプロピルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ウンデシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基、n−トリデシルオキシ基、n−テトラデシルオキシ基、n−ペンタデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキシ基、n−ヘプタデシルオキシ基、n−オクタデシルオキシ基、n−ノナデシルオキシ基、及びn−イコシルオキシ基等が挙げられる。
〜Rがアリール基である場合、アリール基の炭素数は6〜20が好ましく、6〜14がより好ましく、6〜10が特に好ましい。典型的にはアリール基は、フェニル基、又はベンゼン環が縮合されるか単結合により連結されて形成される基が好ましい。アリール基の具体例としては、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、ターフェニル基、アントラニル基、フェナントリル基、ピレニル基、及びペリレニル基が挙げられる。
とRとが連結してシクロアルキリデン基が形成される場合、シクロアルキリデン基の炭素数は、3〜10が好ましく、4〜8がより好ましく、6が特に好ましい。
式(II)で示されるポリカーボネート樹脂のうち、好適な樹脂の具体例としては、例えば下式で示されるResin−II−1〜3が挙げられる。式中、Xは式(II)と同義である。
Figure 2014130235
上記ポリカーボネート共重合体中の各々の構成単位は、本発明の目的を阻害しない限り、ランダム共重合体及びブロック共重合体の何れのかたちをとってもよい。式(II)で示されるポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量は、5,000以上200,000以下であるのが好ましく、20,000以上80,000以下であるのがより好ましい。バインダー樹脂の粘度平均分子量をかかる範囲とすることにより、バインダー樹脂が適度な硬さとなり、バインダー樹脂中に良好に電荷輸送材料が分散することによって、電気的特性及び耐磨耗性に優れる感光体が得られる。
ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量[M]は、オストワルド粘度計によって、極限粘度[η]を求め、Schnellの式によって、[η]=1.23×10−40.83より算出できる。なお、[η]は、20℃で、塩化メチレンを溶媒として、濃度が6.0g/dmとなるようにポリカーボネート樹脂を溶解させて得られるポリカーボネート樹脂溶液を用いて測定できる。
本発明においては、上記バインダー樹脂に加え、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来から有機感光体において使用されているバインダー樹脂から適宜選択して併用することができる。好適なバインダー樹脂の具体例としては、上記式(I)以外のポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスルホン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシアクリレート樹脂、及びウレタン−アクリレート樹脂等が挙げられる。これらのバインダー樹脂の中でも、感光層の磨耗量を抑制しやすい点で、ポリカーボネート樹脂が好ましい。ポリカーボネート樹脂の具体例としては、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂、ビスフェノールZC型ポリカーボネート樹脂、ビスフェノールC型ポリカーボネート樹脂、及びビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂が挙げられる。
耐摩耗性の観点から、バインダー樹脂は、バインダー樹脂の総質量に対する式(I)で示される繰り返し単位の含有率が5質量%以上、より好ましくは20質量%以上となるように、式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含むことが好ましい。
(電荷輸送材料)
電荷輸送材料としては、一般的に、正孔輸送材料と電子輸送材料とが挙げられるものが特に限定されることなく使用できる。以下、正孔輸送材料と電子輸送材料とについて説明する。
・正孔輸送材料
正孔輸送材料としては、従来から電子写真感光体において正孔輸送材料として使用されているものであれば、特に限定されない。正孔輸送材料の具体例としては、ベンジジン誘導体、2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、1−フェニル−3−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合物、縮合多環式化合物等が挙げられる。これらの正孔輸送材料の中では、分子中に1又は複数のトリフェニルアミン骨格を有するトリフェニルアミン系化合物がより好ましい。これらの正孔輸送材料は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
正孔輸送材料の中では、感度に優れる感光体を得やすいことから、下記式(III)〜(V)で示される化合物が好ましい。
Figure 2014130235
(式(III)中、R〜R13は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、及び炭素数1〜8のアルコキシ基からなる群より選択される基であり、aは0から5の整数である。)
Figure 2014130235
(式(IV)中、R14〜R21は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、及びフェニル基からなる群より選択される基であり、bは0〜5の整数であり、cは0〜4の整数であり、kは0又は1の整数である。)
Figure 2014130235
(式(V)中、R22〜R24は、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、及び、炭素数1〜8のアルコキシ基からなる群より選択される基であり、dは0〜4の整数であり、e及びfはそれぞれ独立に0から5の整数である。)
式(III)〜(V)中、R〜R24がアルキル基である場合、その炭素数は1〜8であり、1〜5が好ましく、1〜3がより好ましい。R〜R24がアルキル基である場合の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−へプチル基、n−オクチル基、及び2−エチルヘキシル基が挙げられる。
式(III)〜(V)中、R〜R24がアルコキシ基である場合、その炭素数は1〜8であり、1〜5が好ましく、1〜3がより好ましい。R〜R24がアルコキシ基である場合の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−へプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、及び2−エチルヘキシルオキシ基が挙げられる。
・電子輸送材料
電子輸送材料は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来から電子写真感光体の感光層において使用されている電子輸送材料から適宜選択することができる。好適な電子輸送材料の具体例としては、ナフトキノン誘導体、ジフェノキノン誘導体、アントラキノン誘導体、アゾキノン誘導体、ニトロアントアラキノン誘導体、ジニトロアントラキノン誘導体等のキノン誘導体、マロノニトリル誘導体、チオピラン誘導体、トリニトロチオキサントン誘導体、3,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン誘導体、ジニトロアントラセン誘導体、ジニトロアクリジン誘導体、テトラシアノエチレン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、無水コハク酸、無水マレイン酸、及びジブロモ無水マレイン酸等が挙げられる。これらの中では、キノン誘導体がより好ましい。
(電荷発生材料)
電荷発生材料は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来から電子写真感光体の感光層において使用されている電荷発生材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、例えば、下記式(VI)で表されるX型無金属フタロシアニン(x−HPc)、Y型オキソチタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)、ペリレン顔料、ビスアゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、無金属ナフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニン顔料、スクアライン顔料、トリスアゾ顔料、インジゴ顔料、アズレニウム顔料、シアニン顔料、セレン、セレン−テルル、セレン−ヒ素、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等の無機光導電材料の粉末、ピリリウム塩、アンサンスロン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料等が挙げられる。
Figure 2014130235
また、電荷発生材料は、所望の領域に吸収波長を有するように、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。さらに、前述の各電荷発生材料のうち、特に半導体レーザー等の光源を使用したレーザービームプリンターやファクシミリ等のデジタル光学系の画像形成装置には、700nm以上の波長領域に感度を有する電子写真感光体が必要となるため、例えば、無金属フタロシアニンやオキソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料が好適に用いられる。なお、上記フタロシアニン系顔料の結晶型については特に限定されず、種々のものが使用される。また、ハロゲンランプ等の白色の光源を使用した静電式複写機等のアナログ光学系の画像形成装置には、可視領域に感度を有する電子写真感光体が必要となるため、例えば、ペリレン顔料やビスアゾ顔料等が好適に用いられる。
(ベース樹脂)
電荷発生層を導電性基体上に、電荷発生材料を含む溶液を塗布して形成する場合、電荷発生材料とともにベース樹脂が使用される。本発明において電荷発生層に用いるベース樹脂は、電荷輸送層において使用されるバインダー樹脂と同様の樹脂を用いることができる。しかしながら、積層型感光体は一般的に電荷発生層、電荷輸送層の順に塗工されるため、電荷輸送層の塗工において、電荷発生層がその塗工溶剤に溶解しないようなベース樹脂が選択される。
〔感光層の作成方法〕
積層型感光体における感光層は、導電性基体上、又は、導電性基体上に形成された下引き層の上に、電荷発生層及び電荷輸送層を順次積層して形成される。
積層型感光体における電荷発生層の膜厚は0.1μm以上5μm以下が好ましく、0.1μm以上3μm以下がより好ましい。また、電荷輸送層の膜厚は2μm以上100μm以下が好ましく、5μm以上50μm以下がより好ましい。
電荷発生層における電荷発生材料の含有量は本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。電荷発生層と塗布液の塗布により形成する場合、電荷発生材料の量は、ベース樹脂100質量部に対して10質量部以上500質量部以下が好ましく、30質量部以上300質量部以下であるのがより好ましい。
電荷輸送層における電荷輸送材料の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して55質量部以下であり、5質量部以上55質量部以下が好ましく、10質量部以上55質量部以下がより好ましい。なお、電荷輸送材料の量は電荷輸送層における、正孔輸送材料と電子輸送材料の量の合計量である。電荷輸送材料の量をかかる範囲とすることにより、耐摩耗性に優れた積層型感光体を得やすい。
電荷発生層の形成方法としては、電荷発生材料の真空蒸着、又は少なくとも電荷発生材料、ベース樹脂、及び溶剤を含む塗布液の塗布が挙げられる。電荷発生層の形成方法としては、高価な蒸着装置が不要であり、製膜操作が容易であることから、少なくとも電荷発生材料、ベース樹脂、及び溶剤を含む塗布液の塗布が好ましい。また、電荷輸送層の形成方法としては、少なくとも、電荷輸送材料、バインダー樹脂、及び溶剤を含む塗布液の塗布が挙げられる。
感光層形成用の塗布液の調製に用いる溶媒としては、感光層形成用塗布液に従来用いられている種々の有機溶剤が使用可能である。具体的には、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類;N,N−ジメチルホルムアルデヒド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性有機溶媒が挙げられる。感光層形成用塗布液に用いられる溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
電荷発生層用又は電荷輸送層用の塗布液には、電子写真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の添加剤を配合することができる。塗布液に配合する好適な添加剤としては、例えば、酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等が挙げられる。また、電荷輸送材料や電荷発生材料の分散性、感光層表面の平滑性をよくするために界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよい。
電荷発生層用又は電荷輸送層用の塗布液の塗布方法は特に限定されないが、例えば、スピンコーター、アプリケーター、スプレーコーター、バーコーター、ディップコーター、ドクターブレード等を用いる方法が挙げられる。
上記の方法により、塗布液を塗布して形成された皮膜は、高温乾燥機や減圧乾燥機等を用いて乾燥することにより溶媒を除去され電荷発生層及び電荷輸送層とされる。乾燥温度としては40℃以上150℃以下が好ましい。かかる温度範囲で、皮膜を乾燥することにより、溶媒の除去が速やかに進行し、均一な厚さの電荷発生層及び電荷輸送層を効率よく形成できるためである。乾燥温度が高すぎる場合、感光層に含まれる成分が熱分解する場合があり好ましくない。
なお、下引き層は、樹脂と、酸化亜鉛や酸化チタン等の無機微粒子と、溶媒とから塗布液を調製し、これを導電性基体上に塗布した後に乾燥して形成することができる。
≪単層型電子写真感光体≫
第1実施形態にかかる電子写真感光体は、正負何れの帯電方式においても使用できること、感光層が単一の層であることから感光体の製造が容易であること、層間の界面が少なく光学的特性に優れること等から、単層型感光体とすることも好ましい。
図2(a)に示す単層型電子写真感光体のように、単層型感光体20は、導電性基体11上に単一の感光層21を設けたものである。単層型感光体20における感光層21は、例えば、電荷輸送材料と、電荷発生材料と、バインダー樹脂と、必要に応じてレベリング剤等とを適当な溶媒に溶解又は分散させて得た塗布液を、導電性基体11上に塗布した後に乾燥することにより形成できる。
また、図2(b)に示す単層型電子写真感光体のように、導電性基体11上に、下引き層14を介して感光層21を形成することも好ましい。
以下、単層型感光体に関して、導電性基体、感光層、及び感光層の作成方法について順に説明する。
(導電性基体)
本発明において単層型感光体に用いる導電性基体は、前述の積層型感光体に用いる導電性基体と同様の材料からなる基体を使用できる。また、導電性基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて適宜選択することができ、例えば、シート状、ドラム状等の基体が好適に使用できる。また、導電性気体の厚みは上記形状に応じて適宜選択することができる。
(感光層)
単層型感光体における感光層を構成する主たる材料としては、バインダー樹脂、電荷輸送材料、及び電荷発生材料が挙げられる。バインダー樹脂は、積層型感光体の電荷輸送層に含まれるバインダー樹脂と同様の樹脂を用いる。また、電荷輸送材料及び電荷発生材料は、積層型感光体と同様の材料を使用する。
(感光層の作成方法)
単層型感光体の感光層は、電荷輸送材料、電荷発生材料、バインダー樹脂、及び溶媒から塗布液を調製し、積層型感光体における電荷発生層、及び電荷輸送層の形成方法と同様の方法により形成することができる。
単層型感光体の感光層における、電荷輸送材料の使用量は、バインダー樹脂100質量部に対して55質量部以下が好ましく、5質量部以上55質量部以下がより好ましく、10質量部以上55質量部以下が特に好ましい。なお、電荷輸送材料の量は電荷輸送層における正孔輸送材料の量と電子輸送材料の量との合計量である。電荷輸送材料の量をかかる範囲とすることにより耐摩耗性に優れた単層型感光体を得やすい。
単層型感光体の感光層における、電荷発生材料の使用量は、バインダー樹脂100質量部に対して0.2質量部以上40質量部以下が好ましく、0.5質量部以上20質量部以下がより好ましい。
単層型感光体の感光層の厚さは、感光層として好適な機能を有する限り特に限定されない。具体的には、感光層の厚さは、5μm以上100μm以下が好ましく、10μm以上50μm以下がより好ましい。
以上、説明した、第1実施形態にかかる電子写真感光体は、耐摩耗性と、感度特性とに優れるため、種々の画像形成装置において好適に使用される。
[第2実施形態]
第2実施形態は、像担持体と、像担持体の表面を帯電するための帯電部と、帯電された像担持体の表面を露光して像担持体の表面に静電潜像を形成するための露光部と、静電潜像をトナー像として現像するための現像部と、トナー像を像担持体から被転写体へ転写するための転写部とを備え、像担持体として第1実施形態にかかる電子写真感光体を用いる画像形成装置に関する。
第2実施形態にかかる画像形成装置において、帯電部、露光部、現像部、及び転写部等の像担持体の他の構成要素は、従来の画像形成装置において使用されるものから適宜選択することができる。
第2実施形態にかかる画像形成装置としては、モノクロ画像形成装置や、後述するような複数色のトナーを用いるタンデム方式のカラー画像形成装置が好ましい。より具体的には、例えば、後述するような、複数色のトナーを用いるタンデム方式のカラー画像形成装置が挙げられる。ここでは、タンデム方式のカラー画像形成装置について説明する。
なお、第1実施形態に係る電子写真感光体を備えるタンデム型のカラー画像形成装置は、各表面上にそれぞれ異なった各色のトナーによるトナー像を形成させるために、所定方向に並設された、複数の像担持体と、各像担持体に対向して配置され、表面にトナーを担持して搬送し、搬送されたトナーを、各像担持体の表面にそれぞれ供給する、現像ローラーを備えた複数の現像部とを備え、各像担持体として、それぞれ第1実施形態にかかる電子写真感光体を用いる。
図3は、第1実施形態に係る電子写真感光体を備える画像形成装置の構成を示す概略図である。ここでは、画像形成装置としては、カラープリンター1を例に挙げて説明する。
このカラープリンター1は、図3に示すように、箱型の機器本体1aを有している。この機器本体1a内には、用紙Pを給紙する給紙部2と、この給紙部2から給紙された用紙Pを搬送しながら当該用紙Pに画像データ等に基づくトナー像を転写する画像形成部3と、この画像形成部3で用紙P上に転写された未定着トナー像を用紙Pに定着する定着処理を施す定着部4とが設けられている。さらに、機器本体1aの上面には、定着部4で定着処理の施された用紙Pが排紙される排紙部5が設けられている。
給紙部2は、給紙カセット121、ピックアップローラー122、給紙ローラー123,124,125、及びレジストローラー126を備えている。給紙カセット121は、機器本体1aから挿脱可能に設けられ、各サイズの用紙Pを貯留する。ピックアップローラー122は、給紙カセット121の図3に示す左上方位置に設けられ、給紙カセット121に貯留されている用紙Pを1枚ずつ取り出す。給紙ローラー123,124,125は、ピックアップローラー122によって取り出された用紙Pを用紙搬送路に送り出す。レジストローラー126は、給紙ローラー123,124,125によって用紙搬送路に送り出された用紙Pを一時待機させた後、所定のタイミングで画像形成部3に供給する。
また、給紙部2は、機器本体1aの図3に示す左側面に取り付けられる不図示の手差しトレイとピックアップローラー127とをさらに備えている。このピックアップローラー127は、手差しトレイに載置された用紙Pを取り出す。ピックアップローラー127によって取り出された用紙Pは、給紙ローラー123,125によって用紙搬送路に送り出され、レジストローラー126によって、所定のタイミングで画像形成部3に供給される。
画像形成部3は、画像形成ユニット7と、この画像形成ユニット7によってその表面(接触面)にコンピューター等から電送された画像データに基づくトナー像が1次転写される中間転写ベルト31と、この中間転写ベルト31上のトナー像を給紙カセット121から送り込まれた用紙Pに2次転写させるための2次転写ローラー32とを備えている。
画像形成ユニット7は、上流側(図3では右側)から下流側に向けて順次配設されたブラック用ユニット7Kと、イエロー用ユニット7Yと、シアン用ユニット7Cと、マゼンタ用ユニット7Mとを備えている。各ユニット7K,7Y,7C及び7Mは、それぞれの中央位置に像担持体としての電子写真感光体37(以下、感光体37)が矢符(時計回り)方向に回転可能に配置されている。そして、各感光体37の周囲には、帯電部39、露光部38、現像部71、及び不図示のクリーニング部と、必要に応じて不図示の除電部とが、回転方向上流側から順に各々配置されている。
帯電部39は、矢符方向に回転されている感光体37の周面を均一に帯電させる。帯電部39は、電子写真感光体37の周面を均一に帯電させることができれば特に制限されず、非接触方式であっても接触方式であってもよい。帯電部39の具体例としては、コロナ帯電装置、帯電ローラー、帯電ブラシ等が挙げられる。帯電部39としては、帯電ローラー、帯電ブラシ等の接触方式の帯電装置がより好ましく、帯電ローラーが特に好ましい。接触方式の帯電部39を使用することにより、帯電部39から発生するオゾンや窒素酸化物等の活性ガスの排出を抑え、活性ガスによる電子写真感光体の感光層の劣化を防止するとともに、オフィス環境等に配慮した設計をすることができる。
帯電部39が接触方式の帯電ローラーを備える場合、帯電ローラーが感光体37と接触したまま、感光体37の周面(表面)を帯電させる。このような帯電ローラーとしては、例えば、感光体37と接触したまま、感光体37の回転に従属して回転するもの等が挙げられる。また、帯電ローラーとしては、例えば、少なくとも表面部が樹脂で構成されたローラー等が挙げられる。より具体的には、例えば、回転可能に軸支された芯金と、芯金上に形成された樹脂層と、芯金に電圧を印加する電圧印加部とを備えたもの等が挙げられる。このような帯電ローラーを備えた帯電部は、電圧印加部によって、芯金に電圧を印加することによって、樹脂層を介して接触する感光体37の表面を帯電させることができる。
電圧印加部により帯電ローラーに印加される電圧は特に制限されないが、交流電圧や直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧を印加する場合より、直流電圧のみであることが好ましい。帯電ローラーに直流電圧のみを印加する場合のほうが、感光層の磨耗量が少なくなる傾向があり、好適な画像を形成することができる。電子写真感光体に印加する直流電圧は、100V以上2000V以下が好ましく、1200V以上1800V以下がより好ましく、1400V以上1600V以下が特に好ましい。
また、帯電ローラーの樹脂層を構成する樹脂は、感光体37の周面を良好に帯電させることができれば特に限定されない。樹脂層に用いる樹脂の具体例としては、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン変性樹脂等が挙げられる。また、樹脂層には、無機充填材を含有させていてもよい。
露光部38は、いわゆるレーザー走査ユニットであり、帯電部39によって均一に帯電された感光体37の周面に、上位装置であるパーソナルコンピューター(PC)から入力された画像データに基づくレーザー光を照射し、感光体37上に画像データに基づく静電潜像を形成する。現像部71は、静電潜像が形成された感光体37の周面にトナーを供給することで、画像データに基づくトナー像を形成させる。そして、このトナー像が中間転写ベルト31に1次転写される。クリーニング部は、中間転写ベルト31へのトナー像の1次転写が終了した後、感光体37の周面に残留しているトナーを清掃する。除電部は、1次転写が終了した後、感光体37の周面を除電する。クリーニング部及び除電部によって清浄化処理された感光体37の周面は、新たな帯電処理のために帯電部へ向かい、新たな帯電処理が行われる。
中間転写ベルト31は、無端状のベルト状回転体であって、表面(接触面)側が各感光体37の周面にそれぞれ当接するように駆動ローラー33、従動ローラー34、バックアップローラー35、及び1次転写ローラー36等の複数のローラーに架け渡されている。また、中間転写ベルト31は、各感光体37と対向配置された1次転写ローラー36によって感光体37に押圧された状態で、複数のローラーによって回転するように構成されている。駆動ローラー33は、ステッピングモーター等の駆動源によって回転駆動し、中間転写ベルト31を回転させるための駆動力を与える。従動ローラー34、バックアップローラー35、及び1次転写ローラー36は、回転自在に設けられ、駆動ローラー33による中間転写ベルト31の回転に伴って従動回転する。これらのローラー34,35,36は、駆動ローラー33の主動回転に応じて中間転写ベルト31を介して従動回転するとともに、中間転写ベルト31を支持する。
1次転写ローラー36は、1次転写バイアス(トナーの帯電極性とは逆極性)を中間転写ベルト31に印加する。そうすることによって、各感光体37上に形成されたトナー像は、各感光体37と1次転写ローラー36との間で、駆動ローラー33の駆動により矢符(反時計回り)方向に周回する中間転写ベルト31に重ね塗り状態で順次転写(1次転写)される。この後、所望により、除電光により各感光体37の表面を除電するための除電部(図示せず)による除電が行われた後に、各感光体37はさらに回転され、次のプロセスに移行する。
2次転写ローラー32は、トナー像と逆極性の2次転写バイアスを用紙Pに印加する。そうすることによって、中間転写ベルト31上に1次転写されたトナー像は、2次転写ローラー32とバックアップローラー35との間で用紙Pに転写され、これによって、用紙Pにカラーのトナー画像が転写される。
定着部4は、画像形成部3で用紙Pに転写された転写画像に定着処理を施すものであり、通電発熱体により加熱される加熱ローラー41と、この加熱ローラー41に対向配置され、周面が加熱ローラー41の周面に押圧当接される加圧ローラー42とを備えている。
そして、画像形成部3で2次転写ローラー32により用紙Pに転写された転写画像は、当該用紙Pが加熱ローラー41と加圧ローラー42との間を通過する際の加熱による定着処理で用紙Pに定着される。そして、定着処理の施された用紙Pは、排紙部5へ排紙されるようになっている。また、本実施形態のカラープリンター1では、定着部4と排紙部5との間の適所に搬送ローラー6が配設されている。
排紙部5は、カラープリンター1の機器本体1aの頂部が凹没されることによって形成され、この凹没した凹部の底部に排紙された用紙Pを受ける排紙トレイ51が形成されている。
カラープリンター1は、以上のような画像形成動作によって、用紙P上に画像形成を行う。そして、上記のようなタンデム方式の画像形成装置は、像担持体として、耐摩耗性と感度特性に優れる第1実施形態にかかる電子写真感光体が備えているので、長期間にわたって高品質な画像を形成できる。
<バインダー樹脂の合成>
(2,8−ジブロモジベンゾフランの合成)
ジベンゾフランスレン46.4g(0.276mol)を酢酸464gに室温にて溶解し、75℃まで昇温した。次いで、32〜35℃で、臭素185.2g(1.16mol)を酢酸108gで希釈した。得られた臭素溶液を、ジベンゾフランスレンの溶液に30分かけて滴下した後、3時間反応を行った。反応後、室温に冷却された反応液に水500gを入れた後、析出した結晶をろ過した。得られた結晶を水1000gにて三回、10℃のメタノール400mlにて1回洗浄した。その後、洗浄された結晶をトルエンにて再結晶し、2,8−ジブロモジベンゾフラン48.2g(0.148mol)を得た。ジベンゾフランスレンを基準とする収率は53.6%であった。
(2,8−ジヒロドキシジベンゾフランの合成)
容量3LのSUS−316製のオートクレーブに、上記方法で合成した2,8−ジブロモジベンゾフラン67.9g(0.236mol)、水酸化ナトリウム184g(4.7mol)、エタノール450ml、水1L、及び酸化第一銅1.9g(0.0235mol)を仕込んだ。オートクレーブ内の空気をアルゴンに置換した後、オートクレーブの内容物を攪拌しながら200℃まで加熱し、同温度で6時間保持した。次にオートクレーブを室温まで冷却した後、オートクレーブから反応液を取り出した。その後、オートクレーブ内をエタノール及び水で洗浄し、洗浄液を反応液に混合した。反応液と洗浄液との混合溶液にトルエン200mlを加え、未反応原料及び中性の副生成物をトルエン相に抽出除去した。トルエンで洗浄された水相をろ過して銅触媒を除去した後、水相を濃硫酸で酸性にして2,8−ジヒドロキシジベンゾフランを析出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離した後乾燥して、2,8−ジヒドロキシジベンゾフランの白色粉末を得た。2,8−ジブロモジベンゾフランを基準とする収率は68%であった。
(Resin−1合成例)
ビスフェノールZ148.18g(0.50mol)を、濃度6質量%の水酸化ナトリウム水溶液680mlに溶解した溶液と、塩化メチレン310mlとを混合した。反応液を攪拌しながら、冷却下、反応液中にホスゲンガスを1秒間1.0lの割合で20分間吹き込んだ。
次いで、この反応液を静置分離し、有機相に重合度が2〜4であり、分子末端にクロロホルメート基を有するオリゴマーの塩化メチレン溶液を得た。得られたオリゴマーの塩化メチレン溶液に塩化メチレンを加えて全量を560mlとした。その後、オリゴマーの塩化メチレン溶液と、前述で合成した2,8−ジヒロドキシジベンゾフラン20.02g(0.10mol)を濃度10質量%の水酸化ナトリウム水溶液120mlに溶解した溶液と、分子量調節剤であるp−tert−ブチルフェノール2.0g(0.013mol)とを混合した。
この混合溶液を激しく攪拌しながら、混合液に、触媒として濃度6質量%のトリエチルアミン水溶液3mlを加えた。混合液の温度を30℃に保持しながら攪拌を続け、2.0h反応を行った。反応終了後の反応液に塩化メチレン1.5lを加えた後、反応液を有機相と水相とに分液した。分液して得られた有機相を、水2.0lで2回、0.01Nの塩酸1lで3回の順で洗浄した。洗浄された有機相をメタノール中に投入し、反応生成物を再沈精製して、下記のResin−1(PC−A換算分子量48,500)を得た。
また、上記と同様の手順により、下記のResin−2〜7を得た。
Figure 2014130235
続いて、上で製造したバインダー樹脂を用いた積層型電子写真感光体を作成し、各種評価を行った。実施例及び比較例において、正孔輸送材料(HTM)として、以下のCTM−1〜CTM−11を使用した。また、バインダー樹脂として、上記Resin−1〜7及び比較例としてResin−8及び9を用いた。
Figure 2014130235
〔積層型感光体の作製〕
[下引き層の形成]
アルミナとシリカで表面処理した後、湿式分散しながらメチルハイドロジェンポリシロキサンにて表面処理した酸化チタン(テイカ製試作品SMT−A(数平均一次粒子径10nm)2重量部と、6,12,66,610四元共重合ポリアミド樹脂(東レ製 アミランCM8000、1重量部とを、メタノール10重量部およびブタノール1重量部、トルエン1重量部をビーズミルを用いて5時間分散させ、下引き層用塗布液を調製した。
得られた下引き層用塗布液を5ミクロンのフィルタにてろ過後、導電性支持体として直径30mm、全長246mmのアルミニウム製のドラム状支持体をディップコート法にて塗布し、130℃、30分で熱処理し、膜厚2μmの下引き層を形成した。
[電荷発生層の形成]
次にチタニルフタロシアニン1.5重量部、バインダー樹脂としてポリビニルアセタール樹脂(積水化学工業、エスレックBX−5、1重量部、分散媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテル40重量部、テトラヒドロフラン40重量部を混合し、ビーズミルにて2時間分散させ、電荷発生層用の塗布液を作製した。得られた塗布液を、3ミクロンのフィルタにてろ過後、上記で作製した下引き層上にディップコート法にて塗布し、50℃で5分間乾燥させて、膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
次に、正孔輸送材料(HTM)50重量部と、添加剤としてイルガノックス1010、2重量部、バインダー樹脂としてポリカーボネート樹脂100重量部、溶剤としてテトラヒドロフラン350重量部、トルエン350部を混合溶解し電荷輸送層用塗布液を調製した。
調製した電荷輸送層用塗布液を、電荷発生層用塗布液と同様にして電荷発生層上に塗布し、120℃にて40分乾燥し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し積層型電子写真感光体を作製した。
実施例比較例の電荷輸送層の作成に用いた正孔輸送材料(HTM)とバインダー樹脂の組み合わせを表1にまとめて示す。
(電気特性評価)
ドラム感度試験機(GENTEC社製)を用いて、以下のようにして帯電能および感度を測定した。
(1)帯電能: 回転数31rpm、ドラム流れ込み電流−10μA時の表面電位(V)を測定した。
(2)感度:感光体表面を表面電位を600Vに帯電させた後、単色光(露光波長:780nm)を露光量0.8μJ/cmで感光体表面に照射し、露光後80msec後の感光体の表面電位(V)を測定した。
実施例1〜17、及び比較例1〜2の感光体の電気特性を表1に記す。
〔摩耗試験評価〕
正孔輸送材料(HTM)50重量部と、添加剤としてイルガノックス1010、2重量部、バインダー樹脂100重量部、溶剤としてテトラヒドロフラン350重量部、トルエン350重量部を混合溶解し電荷輸送層用塗布液を調製した。
調製した電荷輸送層用塗布液を、φ78アルミパイプに巻きつけたPPシート(厚さ0.3mm)に塗布し、120℃にて40分乾燥し、膜厚30μmの摩耗評価用のシートを作製した。
このPPシートから電荷輸送層を剥離し、ウイールS−36(テーバー社製)に貼り付け、サンプルを作製した。これをロータリーアブレージョンテスタ((株)東洋精機製作製)にて、摩耗輪C−10(テーバー社製)、荷重500gf、回転速度60rpmの条件で1000回転摩耗試験を実施し、摩耗試験前後のサンプルの重量変化にて摩耗量を評価した。
Figure 2014130235
実施例1〜17によれば、式(I)で示される繰返し単位を有するResin−1〜Resin−7を電荷輸送層のバインダー樹脂として用いることにより、同繰り返し単位を有さないResin−8,9を電荷輸送層のバインダー樹脂として用いた場合に比べ、磨耗減量を大はばに低減することができることが分かった。また、実施例1〜17の感光体は、Vが120V以下、より好ましくは60V以下であり、感度特性に問題のないものであった。
実施例1〜9と実施例10及び11との比較から、電荷輸送材料として式(III)から(V)で示されるトリアリールアミン誘導体を使用した電子写真感光体は、Vの値が特に低く、耐摩耗性と優れた電気特性とを両立できることが分かる。
10 積層型感光体
10’ 下引き層を有する積層型感光体
11 導電性基体
12 電荷発生層
13 電荷輸送層
14 下引き層
20 単層型感光体
20’ 下引き層を有する単層型感光体
21 感光層

Claims (4)

  1. 導電性基体上に、下引き層を介してもしくは直接に、少なくとも電荷発生材料、電荷輸送材料とバインダー樹脂を含有した感光層を有す電子写真感光体であって、感光層中の最表層が、前記バインダー樹脂として、式(I)で示される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 2014130235
  2. 前記ポリカーボネート樹脂が式(II)で示される共重合ポリカーボネート樹脂であることを特徴とする請求項1の範囲の電子写真感光体。
    Figure 2014130235
    (式中、R〜Rは、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基を示し、Xは0.05から0.7を示す。RとRは連結してシクロアルキリデン基を形成してもよい。)
  3. 前記電荷輸送材が式(III)、(IV)又は(V)で示される化合物であることを特徴とする請求項1の範囲の電子写真感光体。
    Figure 2014130235
    (式(III)中、R〜R13は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、及び炭素数1〜8のアルコキシ基からなる群より選択される基であり、aは0から5の整数である。)
    Figure 2014130235
    (式(IV)中、R14〜R21は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、及びフェニル基からなる群より選択される基であり、bは0〜5の整数であり、cは0〜4の整数であり、kは0又は1の整数である。)
    Figure 2014130235
    (式中、R22〜R24は、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、及び、炭素数1〜8のアルコキシ基からなる群より選択される基であり、dは0〜4の整数であり、e及びfは0から5の整数である。)
  4. 像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電するための帯電部と、
    帯電された前記像担持体の表面を露光して前記像担持体の表面に静電潜像を形成するための露光部と、
    前記静電潜像をトナー像として現像するための現像部と、
    前記トナー像を前記像担持体から被転写体へ転写するための転写部と、を備え、前記像担持体が請求項1〜3の何れか1項に記載の電子写真感光体である画像形成装置。
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