JP2014130106A - 画像解析装置、情報報知装置、画像解析方法、情報報知方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像取得部111は、連続して撮影された複数の画像を取得する。特定部112は、画像取得部111によって取得された複数の画像の各々から、所定の物体としてのゴルフボールBrを特定する。回転数算出部113は、特定部112によって特定された所定の物体の回転数を算出す。移動量算出部114は、ゴルフボールBrが移動した全体移動量を算出する。滑り量算出部115は、回転数算出部113によって算出された回転数と、全体移動量とに基づいて、滑り量を算出する。
【選択図】図2
Description
特許文献1に記載されたゴルフパット練習器具は、パッティングの基点からテークバックの程度を検知することで、パッティングの距離の打ち分けを練習するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報報知装置は、特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された滑り量に関する情報を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
出力部19は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部20は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
画像解析処理とは、連続して撮像された一連の撮像画像から、所定の物体(ゴルフボール)の位置及び大きさを特定することにより、所定の物体の回転数から当該所定の物体が回転することによって移動した距離(回転移動量)を算出し、当該所定の物体が実際に移動した全体移動量から所定の物体が回転運動のみによって移動する仮想的な回転移動量を減算して滑り量を算出し、算出された滑り量を報知するまでの一連の処理をいう。
画像解析処理には、滑り量を算出する処理(以下、「滑り量算出処理」と呼ぶ)と、滑り量をユーザに報知する処理(以下、「滑り量報知処理」と呼ぶ)とが含まれる。
ここで、滑り量とは、所定の物体が地面等の面に接触しながら移動するに際し、その全体の移動量のうち、回転を伴わない移動の量(いわゆる滑りながら移動した量)をいう。
本実施形態では、所定の物体として、ゴルフボールが採用されている。
ここで、動画像は、フレームやフィールド等のいわゆる「コマ」に相当する画像(以下、「単位画像」と呼ぶ)が複数枚配置されて構成される。本実施形態では、単位画像としてフレームが採用されているが、本明細書では、フレームを「フレーム画像」と適宜呼ぶ。
即ち、ユーザによりパットの動作がなされると、撮像装置1は、パットスペース上でゴルフボールが移動している様子を、動画像として撮像する。正確には、パットスペースのうち撮像範囲内で移動するゴルフボールが映る動画像が得られる。
撮像装置1は、この動画像から、ゴルフボールが撮像範囲内で移動した全体の量(以下、「全体移動量」と呼ぶ)と、ゴルフボールが回転しながら移動した量(以下、「回転移動量」と呼ぶ)を算出する。
そして、撮像装置1は、全体移動量から回転移動量を減算することによって、ゴルフボールの滑り量を算出する。
特定部112は、図3に示すような円の分離度フィルタをフレーム画像のデータにかけて、分離度を算出することで、当該フレーム画像内のゴルフボール像を特定(検出)することができる。ここで、分離度とは、図3に示すような2つの局所的な領域a1と領域a2の各々の領域情報の分離の程度を示すパラメータである。特定部112が、ゴルフボール像の位置を特定するために、このような円の分離度フィルタを採用するのは、ゴルフボール像が、2つの領域a1及び領域a2の輝度に依存し難く、ノイズの影響を受け難いという利点があるからである。
本実施形態では、特定の対象が、フレーム画像における円形状のゴルフボール像である。このため、本実施形態の円の分離度フィルタでは、2つの局所領域として、円c1の輪郭の内側である領域a1と、円c1の輪郭と円c2の輪郭との間の領域a2とが採用されている。また、本実施形態では、領域情報として、フレーム画像のデータ(各画素値)のうち、各画素の、輝度、色度、及び彩度が採用されている。
より具体的には、分離度μは、次の式(1)、式(2)、及び式(3)によって求められる。
級間分散とは、集団がいくつかの部分集団(級と呼ぶ)に分けられているとき、部分手段の平均が母集団の平均の周りにどの程度の散らばり方で散らばるかを表す量を意味する。
式(2)において、n1は領域a1の全画素数を示し、n2は領域a2の全画素数を示している。頭部にバーが付されたP1は、領域a1の各画素値(各画素の領域情報)の平均値を示し、頭部にバーが付されたP2は、領域a2の各画素値の平均値を示し、頭部にバーが付されたPmは、領域a1と領域a2との各画素値の平均値を示している。
式(3)において、Nは、領域a1と領域a2の全画素数を示し、Piは、フレーム画像内の画素位置iの画素値を示している。
特定部112は、初期位置で静止しているゴルフボール像を検出し、このゴルフボール像を含むフレーム画像を初期のフレーム画像であるとする。
特定部112は、移動するゴルフボール像が含まれていると初回に判定したフレーム画像のデータを、インパクトフレーム画像のデータとして特定する。
具体的には、例えば、特定部112は、初期位置が特定されたフレーム画像のデータを基準として、それ以降に画像取得部111から逐次出力されるフレーム画像のデータを処理対象として、ゴルフボールの初期位置付近に走査範囲を限定して、基準と処理対象の各特徴量の差分を算出する。特定部112は、この算出結果に基づいてインパクトフレーム画像のデータを検出する。即ち、インパクトフレーム画像では、基準のフレーム画像内の初期位置にあったゴルフボール像が、ゴルフクラブに打たれたことによって移動し、初期位置を含む領域から消失する。このため、初期位置を含む領域の特徴量の差分が最大値(例えば1)を取る。そこで、特定部112は、初期位置を含む領域の特徴量の差分が最大値をとったフレーム画像のデータを、インパクトフレーム画像のデータであると特定する。
図4に示すように、インパクトフレーム画像においては、ゴルフボール像は、ゴルフクラブのヘッドにより打たれて、移動を開始する状態である。
図5に示すように、フレームアウト画像においては、図4のインパクトフレーム画像と比較して、ゴルフボール像は図中下方に移動しており、その結果、フレーム画像における相対的な大きさは大きくなっている。
また、特定部112は、インパクトフレーム画像が撮像されてからフレームアウト画像が撮像されるまでに要した時間長を、観測期間として設定する。
本実施形態では、例えば、図6(a)に示すように、ゴルフボールBrにはマークMが付されている。動画像を構成する複数のフレーム画像のそれぞれについて、ゴルフボールBrが回転することにより、フレーム画像に含まれるゴルフボール像が、図6(a)に示すようにマークMが見える状態のものと、図6(b)に示すようにマークMが隠れて見えない状態のものとで周期的に交互に繰り返して現れる。回転数算出部113は、特定部112によって設定された観測期間内においてマークMの周期的な見え隠れが起こる回数をカウントすることによって、ゴルフボールの回転数を算出する。
ここで、観測期間内の動画像を構成する複数のフレーム画像の各々において、ゴルフボール像の位置と大きさは、特定部112によって特定されている。そこで、回転数算出部113は、画像取得部111によりフレーム画像のデータが入力される毎に、それを処理対象として、処理対象の中から、ゴルフボール像を含む所定サイズのブロック(領域画像)のデータを順次抽出し、参照ブロックのデータとパターンマッチングする。このようなパターンマッチングは、観測期間内の複数のフレーム画像のデータ毎にその都度実行される。
回転数算出部113は、パターンマッチングの結果として、処理対象のブロックと参照ブロックとの各データの相関性を求め、相関性を示すパラメータ(以下、「相関係数」と呼ぶ)を、観測期間内の複数のフレーム画像の各々に対応付ける。
図7において、縦軸は相関係数を示し、横軸は、観測期間内の複数のフレームの各々を示している。図7中に記した「閾値」は、ゴルフボールBrのマークMが撮像されたか否かを判定するために予め設定されている閾値である。
ゴルフボールBrは滑りにより移動した後、回転による移動を開始する。このとき、処理対象のブロックにおけるゴルフボールBrのマークMの像が、参照ブロックのマークMの位置に近づくほど、相関係数も高くなる(完全一致すると最高値1になる)。換言すると、ゴルフボールBrが回転し、処理対象のブロックにおけるゴルフボールBrのマークMの位置が、参照ブロックのマークMの位置から離れていくほど、相関係数が小さくなる。
なお、相関係数の算出は、公知の計算式によって可能である。本実施形態では、相関係数CCは、次の式(4)に従って算出される。
上述したように、撮像装置1は、パットスペースの上方に固定されていて、パットスペースのうち、図8中に示した撮像範囲Aの実空間を撮像することができる。
図8において、ゴルフボールは、初期位置であるポイントPsで静止した状態で、ユーザによりゴルフクラブのヘッドで打たれると、パットスペース上の移動を開始し、ポイントPsからポイントPoに向かって移動する。そして、ゴルフボールは、ポイントPoにおいてフレームアウトする(撮像範囲Aから外れる2、3フレーム前の状態になった)とする。
即ち、本実施形態では、撮像画像上の座標と、実際に撮像される(実世界の)撮像範囲A上の座標が予め対応付けられている。移動量算出部114は、特定部112によって特定されたゴルフボールBrの初期位置と、フレームアウト画像におけるゴルフボールBrの位置とを撮像画像から取得する。そして、移動量算出部114は、撮像画像上のゴルフボールBrの位置から実世界におけるゴルフボールBrの初期位置と、撮像範囲Aから出る直前のゴルフボールBrの位置を特定し、角度αを算出する。
そして、撮像画像上の座標、算出された距離及び角度を、実際の座標、距離及び角度に補正するためのLUT(LookUp Table)を予め記憶部20に保存しておくものであってもよい。このようにした場合、移動量算出部114は、式(5)によって算出された全体移動量kをLUTと比較して、LUTからより正確な全体移動量kを得るようにしてもよい。
このような本実施形態は、撮像装置1等の機材や撮像範囲の画角を厳密に位置合わせする必要がない。このため、本実施形態によれば、簡便に自身のパッティングを検証することができる。また、本実施形態は、撮像装置1に特別高い解像度も必要ないため、比較的安価でありながら、撮像範囲A全体を撮像できる撮像装置1を提供することができる。
図2に示したCPU11においては、滑り量報知処理が制御される場合、滑り量取得部116と、報知制御部117と、が機能する。滑り量取得部116は、滑り量算出部115から滑り量を取得するばかりでなく、通信部21を介して他の撮像装置から滑り量を取得する。
報知制御部117は、滑り量取得部116が出力した滑り量を出力部19のディスプレイやスピーカ等といった形態に合わせて、テキストや画像或いは音声として出力部19に出力する。
マルチモーション表示処理とは、取得した動画像のデータにおける被写体(本実施形態ではゴルフボール)の特定の動作を連続的に撮像した画像を重畳合成したマルチモーション画像のデータと、当該マルチモーション画像に含まれる被写体の速度を表すオブジェクト画像とを重畳的に表示するまでの一連の処理である。
図9では、滑り量取得部116が取得した滑り量が図中に「S」で示されている。「S」以外のゴルフボールBrの軌跡には、ゴルフボールBrの速度に対応した網掛けが付されたオブジェクト画像が重畳的に表示されている。このため、ユーザに対して、パッティングで移動したゴルフボールBrの状態をより把握し易い表示を行うことができるようになる。
また、当該マルチエモーション画像では、滑り量の大きさに応じて図中の「S」の部分のオブジェクトの色を変化させるようにしてもよい。
図10は、図1に示した撮像装置1が実行する画像解析処理の全体の流れを説明するためのフローチャートである。
画像解析処理は、撮像装置1が撮像を開始したことを契機として開始される。撮像装置1の撮像は、例えば、ユーザがパッティングの練習を開始する際に撮像装置1に撮像開始を指示することによって開始するものであってもよい。
続くステップS212において、特定部112は、初期位置を含む領域の特徴量の差分が最大値をとったフレーム画像のデータから、インパクトフレーム画像のデータを特定する。
ステップS221において、回転数算出部113は、画像取得部111によりフレーム画像のデータを処理対象として、処理対象の中から領域画像のデータを順次抽出し、参照ブロックのデータとパターンマッチングをする。
ステップS222において、回転数算出部113は、パターンマッチングの結果として、処理対象のブロックと参照ブロックとの各データの相関性を求め、相関係数を算出する。そして、観測期間内の複数のフレーム画像の各々に相関係数を対応付ける。
さらに、ステップS223において、回転数算出部113は、算出された相関係数の変動から、ゴルフボールBrの回転数を算出する。
また、ステップS236において、移動量算出部114は、回転数算出部113によって算出されたゴルフボールBrの回転数に基づいて、ゴルフボールBrの回転移動量を算出する。
さらに、ステップS243において、滑り量算出部115は、ゴルフボールBrの全体移動量からゴルフボールBrの回転移動量を減算し、滑り量を算出する。
なお、パッティングにおいては、ゴルフボールBrの滑り量がパッティングの状態を示す指標の1つとなることが知られている。滑り量は、実際にユーザがパッティングを行って得られる値であるから、滑り量とパッティングの状態との間にユーザの感覚のズレは生じ難い。
このため、本実施形態は、撮像装置1をゴルフの練習に適用し、ユーザの感覚とボールが進む距離との間のズレを解消し、パッティングの状態の指標をより簡便に取得することが可能になる。
画像取得部111は、連続して撮影された複数の画像を取得する。
特定部112は、画像取得部111によって取得された複数の画像の各々から、所定の物体としてのゴルフボールBrを特定する。
回転数算出部113は、特定部112によって特定されたゴルフボールBrの回転数を算出する。
移動量算出部114は、ゴルフボールBrが移動する全体移動量を算出する。
滑り量算出部115は、回転数算出部113によって算出された回転数と、移動量算出部114によって算出された全体移動量とに基づいて、滑り量を算出する。
これにより、連続して撮像された複数の画像に含まれる所定の物体の像の滑り量を算出することができる。このため、ユーザの感覚とゴルフボールが進む距離との間のズレを解消することができる。
これにより、撮像装置1は、滑り量をユーザに報知し、滑り量をパッティングの状態を示す指標としてユーザに提供することができる。
また、撮像装置1は、図3等に示すように、特定部112が、画像取得部111によって取得された複数の画像の各々において、少なくとも2つの異なる領域の情報の分離度により、物体を特定する。
これにより、分離フィルタを使って物体の特定を行うことができる。
これにより、複数の画像の各々を参照画像とパターンマッチングすることによって所定の物体の回転数を算出することができる。
これにより、比較的簡易な方法によって滑り量の値を算出することができる。
これにより、ゴルフボールBrの移動距離を算出するための情報を別個に取得することなく、回転数等、他の情報を取得した複数の画像を使ってゴルフボールBrの移動距離を算出することができる。
報知制御部117は、滑り量取得部116によって取得された滑り量に関する情報を報知する。
これにより、滑り量をユーザに報知し、滑り量をパッティングの状態を示す指標としてユーザに提供することができる。
例えば、報知制御部117は、当該演算した値がゴルフボールBrの移動した距離全体のうちに占める割合を滑り量として報知するようにしてもよい。
即ち、撮像装置1は、移動量算出部114が、回転数算出部113によって算出された回転数から、ゴルフボールBrが回転運動のみにより移動した距離である回転移動量を算出する。滑り量算出部115は、移動量算出部114によって算出された全体移動量から移動量算出部114によって算出された回転移動量を減算した値を算出し、算出された値が全体移動量に占める割合を滑り量として算出する。
これにより、比較的簡易な方法によってゴルフボールBrが回転することなく移動する距離が全体移動量に占める割合を滑り量として算出することができる。
例えば、本発明は、画像解析機能、情報報知機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM12や、図1の記憶部20に含まれるハードディスク等で構成される。
[付記1]
連続して撮影された複数の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された複数の画像の各々から、所定の物体を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された前記所定の物体の回転数を算出する回転数算出手段と、
前記所定の物体が移動した距離を算出する第1移動距離算出手段と、
前記回転数算出手段によって算出された回転数と、前記第1移動距離算出手段によって算出された距離とに基づいて、滑り量を算出する滑り量算出手段と、
を備えたことを特徴とする画像解析装置。
[付記2]
前記滑り量算出手段により算出された滑り量に対応する情報を報知する報知手段を、更に備えたことを特徴とする付記1に記載の画像解析装置。
[付記3]
前記特定手段は、
前記画像取得手段によって取得された複数の画像の各々において、少なくとも2つの異なる領域の情報の分離度により、前記物体を特定する
ことを特徴とする付記1又は2に記載の画像解析装置。
[付記4]
前記回転数算出手段は、
前記所定の物体を含む所定の画像を参照画像として、前記参照画像と、前記複数の画像の各々との相関性に基づいて、前記物体の回転数を算出する
ことを特徴とする付記1から3の何れか1つに記載の画像解析装置。
[付記5]
前記回転数算出手段によって算出された回転数から、前記所定の物体が回転運動のみにより移動した距離を算出する第2移動距離算出手段を更に備え、
前記滑り量算出手段は、前記第1移動距離算出手段により算出された距離から前記第2移動距離算出手段により算出された距離を減算した値を前記滑り量として算出することを特徴とする付記1から4の何れか1つに記載の画像解析装置。
[付記6]
前記回転数算出手段によって算出された回転数から、前記所定の物体が回転運動のみにより移動した距離を算出する第2移動距離算出手段を更に備え、
前記滑り量算出手段は、前記第1移動距離算出手段により算出された距離から前記第2移動距離算出手段により算出された距離を減算した値が前記第1移動距離算出手段によって算出された距離に占める割合を前記滑り量として算出することを特徴とする付記1から4の何れかに1つに記載の画像解析装置。
[付記7]
前記第1移動距離算出手段は、前記画像取得手段により取得された複数の画像に基づいて、前記所定の物体が移動した距離を算出することを特徴とする付記1から6の何れか1つに記載の画像解析装置。
[付記8]
画像を解析する画像解析装置が実行する画像解析方法であって、
連続して撮影された複数の画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて取得された前記複数の画像の各々から、所定の物体を特定する特定ステップと、
前記特定ステップにおいて特定された前記所定の物体の回転数を算出する回転数算出ステップと、
前記所定の物体が移動した距離を算出する第1移動距離算出ステップと、
前記回転数算出ステップにおいて算出された回転数と、前記第1移動距離算出ステップにおいて算出された距離とに基づいて、滑り量を算出する滑り量算出ステップと、
を含むことを特徴とする画像解析方法。
[付記9]
画像解析装置を制御するコンピュータを、
連続して撮影された複数の画像を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって取得された複数の画像の各々から、所定の物体を特定する特定手段、
前記特定手段によって特定された前記所定の物体の回転数を算出する回転数算出手段、
前記所定の物体が移動した距離を算出する第1移動距離算出手段、
前記回転数算出手段によって算出された回転数と、前記第1移動距離算出手段によって算出された距離とに基づいて、滑り量を算出する滑り量算出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
[付記10]
特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された滑り量に関する情報を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする情報報知装置。
[付記11]
情報を報知する情報報知装置が実行する情報報知方法であって、
特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された滑り量に関する情報を報知する報知ステップと、
を含むことを特徴とする情報報知方法。
[付記12]
情報報知装置を制御するコンピュータを、
特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された滑り量に関する情報を報知する報知手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (12)
- 連続して撮影された複数の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された複数の画像の各々から、所定の物体を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された前記所定の物体の回転数を算出する回転数算出手段と、
前記所定の物体が移動した距離を算出する第1移動距離算出手段と、
前記回転数算出手段によって算出された回転数と、前記第1移動距離算出手段によって算出された距離とに基づいて、滑り量を算出する滑り量算出手段と、
を備えたことを特徴とする画像解析装置。 - 前記滑り量算出手段により算出された滑り量に対応する情報を報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
- 前記特定手段は、
前記画像取得手段によって取得された複数の画像の各々において、少なくとも2つの異なる領域の情報の分離度により、前記物体を特定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像解析装置。 - 前記回転数算出手段は、
前記所定の物体を含む所定の画像を参照画像として、前記参照画像と、前記複数の画像の各々との相関性に基づいて、前記物体の回転数を算出する
ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像解析装置。 - 前記回転数算出手段によって算出された回転数から、前記所定の物体が回転運動のみにより移動した距離を算出する第2移動距離算出手段を更に備え、
前記滑り量算出手段は、前記第1移動距離算出手段により算出された距離から前記第2移動距離算出手段により算出された距離を減算した値を前記滑り量として算出することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像解析装置。 - 前記回転数算出手段によって算出された回転数から、前記所定の物体が回転運動のみにより移動した距離を算出する第2移動距離算出手段を更に備え、
前記滑り量算出手段は、前記第1移動距離算出手段により算出された距離から前記第2移動距離算出手段により算出された距離を減算した値が前記第1移動距離算出手段によって算出された距離に占める割合を前記滑り量として算出することを特徴とする請求項1から4の何れかに1項に記載の画像解析装置。 - 前記第1移動距離算出手段は、前記画像取得手段により取得された複数の画像に基づいて、前記所定の物体が移動した距離を算出することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像解析装置。
- 画像を解析する画像解析装置が実行する画像解析方法であって、
連続して撮影された複数の画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて取得された前記複数の画像の各々から、所定の物体を特定する特定ステップと、
前記特定ステップにおいて特定された前記所定の物体の回転数を算出する回転数算出ステップと、
前記所定の物体が移動した距離を算出する第1移動距離算出ステップと、
前記回転数算出ステップにおいて算出された回転数と、前記第1移動距離算出ステップにおいて算出された距離とに基づいて、滑り量を算出する滑り量算出ステップと、
を含むことを特徴とする画像解析方法。 - 画像解析装置を制御するコンピュータを、
連続して撮影された複数の画像を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって取得された複数の画像の各々から、所定の物体を特定する特定手段、
前記特定手段によって特定された前記所定の物体の回転数を算出する回転数算出手段、
前記所定の物体が移動した距離を算出する第1移動距離算出手段、
前記回転数算出手段によって算出された回転数と、前記第1移動距離算出手段によって算出された距離とに基づいて、滑り量を算出する滑り量算出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された滑り量に関する情報を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする情報報知装置。 - 情報を報知する情報報知装置が実行する情報報知方法であって、
特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された滑り量に関する情報を報知する報知ステップと、
を含むことを特徴とする情報報知方法。 - 情報報知装置を制御するコンピュータを、
特定の物体の滑り量に関する情報を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された滑り量に関する情報を報知する報知手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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