JP2014129295A - 頭皮用水中油型乳化化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪を汚すことなく容易に頭皮に製剤を直接塗布でき、頭皮での使用性(肌なじみ、均一塗布性、速乾性)に優れた頭皮用水中油型乳化化粧料の提供。
【解決手段】下記(a)〜(c)成分を含有し、30℃における粘度が3000〜6000mPa・sである頭皮用水中油型乳化化粧料。
(a)油溶性紫外線吸収剤
(b)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルを含有する25℃で液状の油剤(但し、(a)成分は除く)
(c)エタノール 化粧料総量に対して15質量%以上30質量%以下
【選択図】なし

Description

本発明は、頭皮用水中油型乳化化粧料に関する。
皮膚に対する紫外線の影響として、サンバーンセルや紅斑のように1回の紫外線暴露により生じる急性障害と、長期間の紫外線暴露によって生じる光老化などの慢性障害が知られている。
頭皮には毛髪が生えているため、一部紫外線が毛髪に吸収され、紫外線の頭皮に対する影響は皮膚に対するものよりも軽減されてはいるが、毛髪の分け目やつむじ等、比較的頭皮が露出しやすい部分においては紫外線の影響を受けやすい。
既存の日焼け止め化粧料は、主としてチューブタイプ、ボトルタイプの容器で提供されている。そのため、頭皮へ日焼け止め化粧料を塗布する場合、日焼け止め化粧料を1度手に取って頭皮へ塗布するため、毛髪へ日焼け止め化粧料が付着しやすく、毛髪がべたつく、毛髪が白くなる、さらに頭皮から垂れ落ちるという問題があった。また、頭皮は、鼻の脇や耳の後ろなどと同様に皮脂の分泌が多い部位であり、皮膚用の日焼け止め化粧料を頭皮へ塗布すると、頭皮にヌルつき感が残る、塗りムラが生じやすいという問題があった。
近年、毛髪又は頭皮用の日焼け止め化粧料として、スプレータイプの日焼け止め化粧料が提案されている(特許文献1、2参照)。
特表2008−543939号公報 特表2006−503061号公報
しかし、スプレータイプの日焼け止め化粧料を頭皮に塗布する場合、噴霧範囲が広いため毛髪に付着し、頭皮に十分量塗布しにくく、効果量使用しようとすると製剤の粘度も低いため、頭皮からたれ落ちが生ずる、また、毛髪に日焼け止め化粧料が付着するため、毛髪がべたつく、白くなる、という問題は残ったままであった。
従って、本発明は、毛髪を汚すことなく容易に頭皮に製剤を直接塗布でき、頭皮への使用性(肌なじみ、均一塗布性、速乾性)に優れた頭皮用水中油型乳化化粧料を提供することを課題とする。
本発明者は、紫外線吸収剤含有化粧料を頭皮へ直接塗布する手段及びその塗布性、使用性について鋭意検討した結果、油溶性紫外線吸収剤、液状油及び特定量のエタノールを含有する特定粘度の水中油型乳化化粧料を頭皮に塗布した際に、製剤の速乾性が良好で、頭皮にヌルつき感がなく、均一塗布性に優れたものであることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下記(a)〜(c)成分を含有し、30℃における粘度が3000〜6000mPa・sである頭皮用水中油型乳化化粧料を提供するものである。
(a)油溶性紫外線吸収剤
(b)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルを含有する25℃で液状の油剤(但し、(a)成分は除く)
(c)エタノール 化粧料総量に対して15質量%以上30質量%以下
本発明の頭皮用水中油型乳化化粧料は、毛髪を汚すことなく容易に頭皮に製剤を直接塗布でき、頭皮に塗布した際にヌルつき感がなく、速乾性、均一塗布性に優れ、かつ経時安定性にも優れたものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明で用いる(a)油溶性紫外線吸収剤は、化粧料に配合され得るものであれば特に限定されるものでない。なお、本発明において油溶性とは、水への溶解度が1w/w%以下であることをいう。
これらの油溶性紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸(PABA)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、2−(4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸エチルヘキシルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、3,4,5−トリメトキシケイ皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシリキシ)シリル]ブチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2'−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、オクトクリレン等が挙げられる。これらの油溶性紫外線吸収剤は1種又は2種以上を用いることができる。
このうち、下記(B)成分との相溶性が良く、安定性に優れる点から、液状の油溶性紫外線吸収剤を含有することが好ましく、メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オクトクリレン、サリチル酸エチルヘキシル及びサリチル酸ホモメンチルからなる群から選択される1種又は2種以上が好ましく挙げられ、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルがさらに好ましく挙げられる。なお、本発明においては、液状とは、25℃において流動性のあることをいう。
これらは一般に市販されており、ユビナールMC80(メトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル;BASF社製)、ユビナールN−539(オクトクリレン;BASF社製)、ESCALOL587(サリチル酸エチルヘキシル;ISP社製)、EUSOLEX HMS(サリチル酸ホモメンチル;メルク社製)などを挙げることができる。
なお、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタンは、金属部分が前記化粧料と接触する構造の容器では、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタンと金属とが反応を起こし、前記化粧料の変質を生ずる場合があるため、金属部分が前記化粧料と接触する構造の容器には利用しない方が好ましい。
(a)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量は、紫外線防御能、製剤安定性、使用感の点から、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、7質量%がさらに好ましく、また、15質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、1〜15質量%が好ましく、3〜12質量%がより好ましく、5〜12質量%がさらに好ましく、7〜12質量%がさらに好ましく、7〜10質量%がさらに好ましい。
本発明で用いられる(b)25℃で液状の油剤としては、1気圧下、25℃にて流動性を有する状態の油剤であり、ペースト状の油剤を含むものである。
本発明の(b)成分中には塗布の均一性、頭皮への肌なじみの良さの点から、(b1)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルを含有することが必要である。
前記エステルとして具体的には、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸ヘキシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソパルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルドデシルなどが挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
これらのうち、好ましいエステルとしては、炭素数12〜18の直鎖脂肪酸と炭素数8〜20の分岐高級アルコールとのエステルであり、具体的にはラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル等が挙げられる。さらに好ましくはミリスチン酸と炭素数16〜20の分岐アルコールとのエステルであり、具体的にはミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシルが挙げられる。
前記(b1)成分以外の(b)液状油としては、1気圧下、25℃の環境下において液状である油剤であれば特に限定されない(但し、(a)成分は除く)。具体的には、α−オレフィンオリゴマー、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;トリオクタン酸グリセリル、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、ダイズ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマシ油、綿実油、ミンク油等のトリグリセリド;オレイン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、イソステアリン酸プロピレングリコール等(b1)以外のエステル油;2−オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール等の分岐又は不飽和の高級アルコール;ジメチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油を挙げることができる。
頭皮とのなじみの良さ、均一塗布性の良さ、ぬるつき感の低減の点から、(b)成分中に(b1)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と、炭素数6〜24の直鎖又は分岐の高級アルコールとのエステルを5質量%以上含有することが好ましく、15質量%以上含有することがより好ましく、30質量%以上含有することがさらに好ましい。
本発明の(b)成分として、皮膚外用剤では一般的に油剤に由来するべたつき感を低減する目的で用いられている(b2)揮発性油剤も用いることができる。しかし、頭皮との肌なじみが低下し、ぬるつき感が強く感じられる傾向があるため、(b)成分中に(b2)揮発性油を90質量%以下含有することが好ましく、70質量%以下含有することがより好ましく、40質量%以下とすることがさらに好ましい。
なお、本願における(b2)揮発性油剤とは、1気圧下における沸点が260℃以下の炭化水素油及びシリコーン油からなる群から選択される1種又は2種以上である。
1気圧下における沸点が260℃以下の炭化水素油として、直鎖状、分岐状のいずれの炭化水素を用いてもよく、具体例としては、ドデカン、テトラデカン、ヘキサデカン等のC12−C16アルカン類、イソデカン、イソドデカン、イソヘキサデカン等のC8−C16イソアルカン(イソパラフィンとしても知られる)類が挙げられる。1気圧下における沸点が260℃以下のシリコーン油としては、メチルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン(動粘度1.5cs)、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン類、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン等の環状ポリシロキサン類、またはカプリリルメチコン等が挙げられる。
(a)成分及び(b)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の合計含有量は、均一塗布性、肌なじみの点から、8質量%以上が好ましく、また20質量%以下が好ましく、17質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、8〜20質量%が好ましく、8〜17質量%がより好ましく、8〜15質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる(c)エチルアルコールは、化粧料に配合され得るものであれば特に限定されるものでなく、(c)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量は、製剤の速乾性を向上させ、頭皮とのなじみの良さの点から、15質量%以上30質量%以下とすることが必要であり、15〜25質量%が好ましく、より好ましくは18〜25質量%である。
本発明では塗布時のたれ落ちを防ぎ、経時安定性を高める点から、さらに(d)水溶性増粘剤を用いることができる。水溶性増粘剤としては、天然の水溶性高分子、半合成水溶性高分子、合成水溶性高分子、無機の水溶性高分子に大別される。
天然の水溶性高分子としては、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系水溶性高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系水溶性高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系水溶性高分子などが例示される。
半合成水溶性高分子としては、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分子などが例示される。
合成水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)等のビニル系水溶性高分子;ポリエチレングリコール20,000、同4,000,000、同600,000等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子のほか、ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなどが例示される。
なお、上記(d)成分の水溶性増粘剤の配合において、乳化安定性をより向上させる目的で、中和塩を配合してもよい。中和塩としては、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、トリエタノールアミン等が挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。
無機の水溶性高分子としては、ベントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸などが例示される。
本発明では、頭皮になじみやすさ、べたつきのなさの点から、合成水溶性高分子が好ましく、アクリル系水溶性高分子がさらに好ましく用いられる。
(d)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量は、安定性、均一塗布性の良さの点から、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、また、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、0.05〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%、特には0.1〜0.5質量%が好ましい。
本発明の頭皮用水中油型乳化化粧料の粘度は、頭皮からのたれ落ちの抑制、経時安定性の向上の点から、B型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1(芝浦システム製)、ローターNo.4、12回転/分、30秒)にて、30℃で、3000〜6000mPa・sであることが必要であり、3500mPa・s以上が好ましく、4000mPa・s以上がより好ましく、また、5500mPa・s以下が好ましい。具体的な範囲としては、3500〜5500mPa・sであることがより好ましく、4000〜5500mPa・sであることがさらに好ましい。
本発明の頭皮用水中油型乳化化粧料には、さらに、通常、乳化化粧料に配合され得る成分を、本発明の効果を損なわない範囲で、適宜配合することができる。
このような成分としては、例えば固形油、高級アルコール、モノグリセライドなどの乳化補助剤、低級アルコール((c)エチルアルコールは除く)、ポリオール類等の水性成分、界面活性剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、紫外線散乱剤、顔料、防腐剤、香料、清涼剤等が挙げられる。ただしこれら成分に限定されるものでない。
なお、酸化亜鉛粉末、酸化チタン粉末等の紫外線散乱剤を含有する場合、紫外線防御効果の向上が期待できるが、高濃度含有させると、毛髪が白くなる、容器が詰まりやすくなる場合があるため、紫外線散乱剤の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量は、5質量%以下とするのが好ましく、3質量%以下とするのがより好ましく、1質量%以下とするのがさらに好ましい。
本発明の頭皮用水中油型乳化化粧料は、毛髪との接触を低減し、頭皮上への油溶性紫外線吸収剤の塗布性を改善するため、頭皮に前記化粧料を直接塗布するため吐出容器へ充填して用いることが好ましい。具体的な吐出容器としては、ロールオン容器、又は、特開平7−223664号公報、実公平7−47340号公報等に記載されるような内容物の吐出口近傍にヘラ状、ブラシ状又はスポンジ状の塗布部を有し、塗布部により内容物を塗り広げられる機構を有する容器が挙げられる。
頭皮に塗布する場合の塗布部の幅は、所望する部位に塗布する際に適した大きさにするよう適宜設計することが、毛髪との接触を低減し、化粧料の塗りやすさを考慮し、塗布幅は5〜15mmとすることが好ましい。
特に好ましい容器は、内容物の均一吐出性に優れ、毛髪への製剤の付着が少なく、ローラーでのマッサージ効果も期待できるロールオン容器である。ロールオン容器は、容器口部にボールを回転自在に保持した中栓を配置し、内容物をボール表面に分配して所望部位に塗布する容器である。ロールオン容器を使用する際には、ボールを塗布部位となる皮膚に接触させつつ、容器本体を上方に持ち上げ、内容物をボールに接触させるとともに、ボールを皮膚上で転がすことによって、ボール表面に内容物を分配される。ボールの直径は、毛髪との接触を低減し、化粧料の塗りやすさを考慮し、塗布幅は5〜15mmとすることが好ましく、5〜10mmとすることがより好ましい。このようにして、内容物はボール表面と中栓内周面との間の隙間を通って、ボールの表面から皮膚上に塗布される。使用後は、キャップを容器本体に装着する。ボールに付着した製剤を外気との接触から遮断し、品質を保持することができる。
ロールオン容器としては、例えば特開2012−232776号公報に記載されるようなボール先端を押し下げる、口紅等で用いられるような繰り出し、シャープペンシルのようにノックすることで、容器内に収容された製剤が一定量流路を通ってボールに接触させる機構とすることが好ましい。この場合、容器に収容された製剤を外気との接触から遮断し、品質を保持することができる。また、使用時に適量を出すことができるため、無駄の使用をすることがなく効率良く使用することができる。さらに、収容された製剤の垂れ落ちや流れ出しなどの問題も解決することができる。
上述の実施形態に関し、本発明はさらに以下の実施態様を開示する。
<1>下記(a)〜(c)成分を含有し、30℃における粘度が3000〜6000mPa・sである頭皮用水中油型乳化化粧料。
(a)油溶性紫外線吸収剤
(b)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルを含有する25℃で液状の油剤(但し、(a)成分は除く)
(c)エタノール 化粧料総量に対して15質量%以上30質量%以下
<2>(a)成分が、好ましくは安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、ジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2'−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン及びオクトクリレンから選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは安息香酸系紫外線吸収剤及びケイ皮酸系紫外線吸収剤から選ばれる1種又は2種以上であり、さらに好ましくは2−(4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸エチルヘキシルエステル及びパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルから選ばれる1種又は2種である<1>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<3>(a)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量が、好ましくは1質量%以上、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、さらに好ましくは7質量%以上であり、また好ましくは15質量%以下、より好ましくは12質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下である<1>又は<2>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<4>(a)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量が、好ましくは1〜15質量%、より好ましくは3〜12質量%、さらに好ましくは5〜12質量%、さらに好ましくは7〜12質量%、さらに好ましくは7〜10質量%である<1>〜<3>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<5>(b1)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルが、好ましくは炭素数12〜18の直鎖脂肪酸と炭素数8〜20の分岐高級アルコールとのエステルであり、より好ましくは、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル及びステアリン酸イソセチルから選ばれる1種又は2種以上であり、さらに好ましくはミリスチン酸と炭素数16〜20の分岐アルコールとのエステルであり、さらに好ましくはミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル及びミリスチン酸オクチルドデシルから選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<4>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<6>(b)成分中に(b1)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と、炭素数6〜24の直鎖又は分岐の高級アルコールとのエステルを5質量%以上含有することが好ましく、15質量%以上含有することがより好ましく、30質量%以上含有することがさらに好ましい<1>〜<5>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<7>(b)成分中に(b2)揮発性油剤を含む<1>〜<6>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<8>(b)成分中に(b2)揮発性油剤を好ましくは90質量%以下、より好ましくは70質量%以下、さらに好ましくは40質量%以下含有する<7>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<9>(b2)揮発性油剤が、好ましくは1気圧下における沸点が260℃以下の炭化水素油及びシリコーン油からなる群から選ばれる1種又は2種以上である<7>又は<8>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<10>(a)成分及び(b)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の合計含有量が、好ましくは8質量%以上、また好ましくは20質量%以下、より好ましくは17質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下である<1>〜<9>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<11>(a)成分及び(b)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の合計含有量が、好ましくは8〜20質量%、より好ましくは8〜17質量%、さらに好ましくは8〜15質量%である<1>〜<10>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<12>(c)エチルアルコールの頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量が、好ましくは15〜25質量%、より好ましくは18〜25質量%である<1>〜<11>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<13>さらに、(d)水溶性増粘剤を含有する<1>〜<12>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<14>(d)水溶性増粘剤が、アクリル系水溶性高分子である<13>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<15>(d)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量が、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下である<13>又は<14>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<16>(d)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中の含有量が、好ましくは0.05〜5質量%、より好ましくは0.1〜3質量%、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である<13>〜<15>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<17>頭皮用水中油型乳化化粧料の30℃の精度が、好ましくは3500mPa・s以上、より好ましくは4000mPa・s以上であり、また、好ましくは5500mPa・s以下であり、さらに好ましくは3500〜5500mPa・sであり、さらに好ましくは4000〜5500mPa・sである<1>〜<16>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<18>頭皮用水中油型乳化化粧料を頭皮へ直接塗布が可能な吐出容器に充填した<1>〜<17>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
<19>吐出容器が、ロールオン容器である<18>の頭皮用水中油型乳化化粧料。
<20>日焼け止め化粧料である<1>〜<19>のいずれかの頭皮用水中油型乳化化粧料。
以下、本発明を実施例に基づき、さらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%で示す。
実施例1〜5、比較例1〜6
表1に示す組成の試料を調製し、容器収容時の安定性、分け目の頭皮に塗布した際の均一塗布性および、速乾性、頭皮へのなじみの良さについて評価した。評価法は以下の基準によった。なお、容器としては、ボール直径8mm、容器後部のボタンを押すことで所定量の内容物(試料)がボール部に吐出されるノック式ロールオン容器を用いた。
(粘度測定)
B型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1(芝浦システム製)、ローターNo.4、12回転/分、30秒)にて、30℃にて各試料の粘度を測定した。
(容器収容時の安定性)
試料調製後、容器に収容し、高温(45℃)・常温・低温(0℃)にて3月間保存し、試料の状態を目視にて観察した。
○:いずれの温度帯においても試料の変色、分離、揮発又は漏れは見られなかった
△:いずれかの温度帯において試料の軽微な変色、分離、揮発又は漏れが見られた。
×:いずれかの温度帯において試料の変色、分離、揮発又は漏れが見られ、外観が著しく損なわれていた
(頭皮に塗布した際の均一塗布性)
試料調製後、容器に収容し、分け目の頭皮に塗布した際の均一性を目視で観察した。
○:均一に塗布できた
×:均一に塗布できなかった
(頭皮に塗布した際の速乾性)
試料調製後、容器に収容し、分け目の頭皮に一定量塗布した際に、分け目(長さ5cm)に沿ってローラーを往復させ、試料が乾燥するに要した往復回数を評価した。往復回数が低いほど、速乾性が高いことを表す。
(頭皮に塗布した際のなじみ)
試料調製後、容器に収容し、分け目の頭皮に一定量塗布した際に、分け目(長さ5cm)に沿ってローラーを往復させ、塗布した際のぬるつきがなくなり、頭皮へのなじむのに要した往復回数を評価した。往復回数が低いほど、なじみが良いことを表す。
Figure 2014129295
表1に示すように、(b)成分中に(b1)のエステルを含有しない組成物(比較例1、2)、粘度が3000〜6000mPa・sの範囲外の組成物(比較例3、4)、及び(c)エタノールの含有量が8〜20質量%の範囲外の組成物(比較例5、6)は、安定性、頭皮への塗布性、速乾性、なじみ等が良くなかった。
これに対し、本発明の頭皮用水中油型乳化化粧料は、ロールオン容器で均一に塗布でき、速乾性、頭皮なじみに優れ、安定性の良いものであった。
4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタンを含有する組成物では、ノック式ロールオン容器内に金属(バネ)部分が存在し、前記組成物と接触していた部分から組成物の変色が生じてしまっていた。しかし、金属部分が前記組成物と接触しない構造のロールオン容器に変更した場合、安定性に問題はなく、均一塗布性、速乾性、頭皮なじみに優れたものであった(実施例5;評価は変更したロールオン容器による評価結果である。)。
以下に本発明の頭皮へ直接塗布が可能な吐出容器に充填された頭皮用水中油型乳化化粧料の処方例を示す(30℃における粘度:4000〜5500mPa・s)。いずれも安定性に優れ、良好な使用感が期待されるものである。
処方例1(頭皮用サンスクリーン(O/W))
成分 含有量(質量%)
(1)エタノール 20
(2)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.5
(3)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.6
(4)2−(4−(ジエチルアミノ)−2− 1.4
ヒドロキシベンゾイル)安息香酸ヘキシルエステル(*1)
(5)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.7
(6)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン 0.4
(20E.O.)
(7)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(*4) 0.2
(8)水酸化カリウム 0.086
(9)エデト酸二ナトリウム 0.02
(10)フェノキシエタノール 0.1
(11)センブリエキス(*5) 0.1
(12)ニンジンエキス(*6) 0.1
(13)香料 適 量
(14)精製水 残 余
(*5) センブリ抽出リキッドSS、丸善製薬社製
(*6) ニンジン抽出液BG、丸善製薬社製
処方例2(頭皮用サンスクリーン(O/W))
成分 含有量(質量%)
(1)エタノール 15
(2)ミリスチン酸オクチルドデシル 3.0
(3)メチルポリシロキサン(*7) 2.0
(4)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 7.5
(5)オクトクリレン 1.5
(6)2−(4−(ジエチルアミノ)−2− 1
ヒドロキシベンゾイル)安息香酸ヘキシルエステル(*1)
(7)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.7
(8)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン 0.4
(20E.O.)
(9)濃グリセリン 0.1
(10)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(*4)0.2
(11)水酸化カリウム 0.086
(12)エデト酸二ナトリウム 0.02
(13)フェノキシエタノール 0.1
(14)ニコチン酸アミド 0.1
(15)N−メチル−L−セリン 0.01
(16)オレンジ果汁・濃グリセリン混合液(*8) 0.1
(17)オウバクエキス(*9) 0.1
(18)オトギリソウエキス(*10) 0.1
(19)オリーブ葉エキス(*11) 0.1
(20)アンペロプシスグロセデンタタ葉エキス(*12) 0.1
(21)チューベロースポリサッカライド液−BG(*13) 0.1
(22)水溶性コラーゲン(*14) 0.1
(23)ヒアルロン酸ナトリウム(*15) 0.01
(24)ローヤルゼリーエキス(*16) 0.1
(25)キョウニンエキス(*17) 0.1
(26)酵母エキス(*18) 0.1
(27)エクトイン(*19) 0.1
(28)海草エキス(*20) 0.1
(29)香料 適 量
(30)精製水 残 余
(*7) SH200 C Fluid 100cs、東レダウコーニング社製
(*8) HORMO FRUIT ORANGE、香栄興業社製
(*9) オウバク抽出液BG、丸善製薬社製
(*10) オトギリソウ抽出液BG、丸善製薬社製
(*11) オリーブ葉抽出液BG、丸善製薬社製
(*12) 藤茶抽出液BG、丸善製薬社製
(*13) ソフケア TP-SB、花王社製
(*14) マリンコラーゲンペプチド、井原水産社製
(*15) ヒアルロン酸FCH-SU、キッコーマンバイオケミファ社製
(*16) ローヤルゼリー抽出液BG、丸善製薬社製
(*17) キョウニン抽出液LA、丸善製薬社製
(*18) イーストリキッド ZB 一丸ファルコス社製
(*19) RonaCare Ectoin、Merck KGaA社製
(*20) カイソウ抽出液BG−J、丸善製薬社製
尚、上記の処方例において使用した香料の組成は表2に示す。
Figure 2014129295

Claims (6)

  1. 下記(a)〜(c)成分を含有し、30℃における粘度が3000〜6000mPa・sである頭皮用水中油型乳化化粧料。
    (a)油溶性紫外線吸収剤
    (b)炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルを含有する25℃で液状の油剤(但し、(a)成分は除く)
    (c)エタノール 化粧料総量に対して15質量%以上30質量%以下
  2. (a)成分と(b)成分の頭皮用水中油型乳化化粧料中における合計含有量が、8質量%以上20質量%以下である請求項1に記載の頭皮用水中油型乳化化粧料。
  3. (b)成分中に炭素数10〜18の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数6〜24の直鎖又は分岐のアルコールとのエステルを15質量%以上含有する請求項1又は2に記載の頭皮用水中油型乳化化粧料。
  4. 頭皮用水中油型乳化化粧料を頭皮へ直接塗布が可能な吐出容器に充填した請求項1〜3のいずれかに記載の頭皮用水中油乳化化粧料。
  5. 吐出容器がロールオン容器である請求項4に記載の頭皮用水中油型乳化化粧料。
  6. 日焼け止め化粧料である請求項1〜5のいずれかに記載の頭皮用水中油型乳化化粧料。
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