JP2014128432A - ゲーム装置、ゲームの中断制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

ゲーム装置、ゲームの中断制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが意図しないゲームの進行を防止することが可能なゲーム装置を提供する。
【解決手段】ユーザの操作を検出するタッチパネル検出装置11と、タッチパネル検出装置11が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象のプレイヤキャラクタをゲーム上で行動させつつゲームを進行させる制御ユニット10とを備え、ゲーム制御ユニット10には、検出装置11が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合にはゲームの進行を中断させ、中断条件が解除されるとゲームの進行を再開させる中断制御部21が設けられたゲーム装置3において、中断制御部21は、操作対象に対するユーザの操作が検出されない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別し、検出されない状態が所定の限度を超えている場合には中断条件が満たされたものとしてゲームの進行を中断させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゲームの進行を中断させる機能を備えたゲーム装置等に関する。
従来より、ゲームの進行中にユーザがポーズボタンを押下する等の特定の操作を実行することにより、ゲームの進行を中断させる機能を備えたゲーム装置が周知である。また、ゲームのロード完了後にゲームを自動的に開始させるゲーム装置として、ロード完了後にユーザの操作が所定期間入力されない場合には、ゲームの進行を停止させてロードが完了した直後の状態に戻すようにしたゲーム装置も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−244953号公報
ユーザがキャラクタを絶えず操作すべき必要があるゲーム装置では、ユーザが何らかの事情により操作できないとき、その間もゲームが進行してユーザに不利な状況が生じることがある。例えば、ユーザが操作対象のキャラクタ(プレイヤキャラクタと呼ばれることがある。)を操作してゲーム画像内の敵キャラクタと戦うタイプのゲームでは、ゲーム装置の制御によって敵キャラクタが絶えず行動しているため、ユーザが操作できない状況が短時間でも生じると、プレイヤキャラクタが攻撃されてダメージを受けるといった不都合が生じる。従来のゲーム装置において、そのような事態を避けるためにはポーズボタンといった操作部を明示的に操作してゲームの進行を止める必要がある。しかし、そのような中断に必要な操作ができない状況ではゲームが意図せずに進行する。特許文献1のゲーム装置はゲームをロード時点の状態に戻すものに過ぎず、ゲームの進行を途中で中断させるものではない。
そこで、本発明は、ゲームの進行を中断させるための制御を改良することにより、ユーザが意図しないゲームの進行を防止することが可能なゲーム装置等を提供することを目的とする。
本発明のゲーム装置(3)は、ユーザの操作を検出する操作検出手段(11)と、前記操作検出手段が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象(102)をゲーム上で行動させつつ前記ゲームを進行させるゲーム制御手段(10)とを備え、前記ゲーム制御手段には、前記操作検出手段が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合には前記ゲームの進行を中断させ、前記中断条件が解除されると前記ゲームの進行を再開させる中断制御手段(21)が設けられたゲーム装置であって、前記中断制御手段は、前記操作対象に対する前記ユーザの操作を前記操作検出手段が検出しない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別し(S1)、前記検出しない状態が前記所定の限度を超えている場合には前記中断条件が満たされたものとして前記ゲームの進行を中断させる(S3)ように構成されたものである。
本発明のゲームの中断制御方法は、ユーザの操作を検出する操作検出手段(11)と、前記操作検出手段が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象(102)をゲーム上で行動させつつ前記ゲームを進行させるゲーム制御手段(10)とを備えたゲーム装置(3)に適用され、前記操作検出手段が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合には前記ゲームの進行を中断させ、前記中断条件が解除されると前記ゲームの進行を再開させるゲームの中断制御方法であって、前記操作対象に対する前記ユーザの操作を前記操作検出手段が検出しない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別する手順(S1)と、前記検出しない状態が前記所定の限度を超えている場合には前記中断条件が満たされたものとして前記ゲームの進行を中断させる手順(S3)とを備えたものである。
本発明のコンピュータプログラム(15)は、ゲーム装置(3)のコンピュータ(10)を、前記ゲーム装置の操作検出手段(11)が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象(102)をゲーム上で行動させつつ前記ゲームを進行させるゲーム制御手段として機能させるように構成されたゲーム用のコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記操作検出手段が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合、前記ゲーム制御手段による前記ゲームの進行を中断させ、前記中断条件が解除されると前記ゲームの進行を再開させる中断制御手段(21)として機能させ、さらに、前記操作対象に対する前記ユーザの操作を前記操作検出手段が検出しない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別する手順(S1)と、前記検出しない状態が前記所定の限度を超えている場合には前記中断条件が満たされたものとして前記ゲームの進行を中断させる手順(S3)とを前記中断制御手段に実行させるように構成されたものである。
本発明によれば、操作対象に対するユーザの操作が所定の限度を超えて検出されない場合に中断条件が満たされたものとしてゲームの進行を中断させている。そのため、操作対象に対する操作とは別の明示的な中断操作を要することなくゲームの進行を中断させることが可能であり、ユーザが意図しないゲームの進行を防ぐことができる。
本発明の一形態において、前記中断制御手段は、前記中断時点の状態から前記ゲームの進行を再開させることができるように前記ゲームの進行を中断させるものとすることができる。これによれば、中断後、ユーザが再び操作対象の操作を開始すると、中断条件が解除されてゲームの進行を中断時点の状態から円滑に再開させることができる。
また、前記中断制御手段は、前記ゲームの進行が中断されている間に、前記ユーザの操作に基づいて前記ゲームを前記中断時点の状態から変更して再開させるために必要な例外処理を許容するものとしてもよい。この場合、ゲームの進行は、中断時点の状態とは異なる状態から再開されることになる。しかし、その変更はユーザの操作に基づくものであり、ユーザが意図しないゲームの進行を抑えつつ、中断されたゲームの状態をユーザの意思に従って変化させることができる。
さらに、前記操作検出手段として、表示装置(13)の画面を覆うタッチパネル検出装置(11)が設けられ、前記操作対象の操作は、前記画面に表示された操作対象をユーザがタッチして移動させる操作であってもよい。これによれば、ユーザが絶えず操作対象をタッチしつつ移動させる要素を含むゲームに対して、その進行の中断及び再開をユーザの意思に即して円滑に切り替えることができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明によれば、操作対象に対するユーザの操作が所定の限度を超えて検出されない場合にゲームの進行を中断させているため、ユーザの明示的な中断操作を要することなくゲームの進行を中断させることが可能であり、ユーザが意図しないゲームの進行を防ぐことができる。
本発明の一形態に係るゲーム装置を含んだゲームシステムの全体構成を示す図。 ゲーム装置にて実行されるゲーム画像の一例を示す図。 ゲーム装置の要部における制御系の機能ブロック図。 中断制御部が実行する中断制御処理の手順を示すフローチャート。 ゲーム設定部が実行するメニュー操作処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明の一形態に係るゲームシステムの概略構成を示している。本形態のゲームシステム1は、ゲームサーバ2と、そのゲームサーバ2に対してネットワーク4を介して接続可能なクライアント装置としてのゲーム装置3とを含んだサーバ−クライアント型のゲームシステムとして構成されている。ゲームサーバ2は、複数のサーバユニット2A、2B…が組み合わされることにより一台の論理的なサーバ装置として構成されている。ただし、単一のサーバユニットによりゲームサーバ2が構成されてもよい。あるいは、クラウドコンピューティングを利用して論理的にゲームサーバ2が構成されてもよい。
一方、ゲーム装置3は、ユーザにゲームをプレイさせる機能を備えたネットワーク端末装置の一種である。図1では、ゲーム装置3の一例として、表示装置の画面上にタッチパネル検出装置が装備されたスマートフォンが図示されている。ただし、本発明におけるゲーム装置はスマートフォンに限らず、パーソナルコンピュータ(以下、PCと表記する。)、携帯型ゲーム機、携帯型タブレット端末装置といった、ネットワーク接続が可能でかつユーザの個人用途に供される各種のネットワーク端末装置がゲーム装置3として利用されてよい。ネットワーク4は、一例として、TCP/IPプロトコルを利用してネットワーク通信を実現するように構成される。典型的には、WANとしてのインターネットとLANとしてのイントラネットとを組み合わせてネットワーク4が構成される。図1の例において、ゲーム装置3は、ネットワーク4の一部としてのアクセスポイント4aを介してネットワーク4に接続され、ゲームサーバ2はルータ4bを介してネットワークに接続されている。
周知のゲームシステムと同様に、ゲームサーバ2は、ゲーム装置3に対してゲーム用のアプリケーションソフトウエアの配信、ユーザの登録あるいは認証、ゲームで使用するアイテム、背景画像、音楽といったコンテンツの無償又は有償の配信、ユーザ間の情報交換の媒介といった各種のサービスを提供する。この種のゲームシステムでは、ゲームの実行に必要なソフトウエアをクライアント装置上に実装し、ソフトウエアの更新や追加、あるいはオンライン対戦といったサーバの処理が必要な最小限の場合にのみクライアント装置がサーバにアクセスする方式、ゲームの実行時にクライアント装置をサーバに接続させ、ゲームを進行させるための演算処理をサーバ側にて実行し、クライアント装置には、ユーザの操作情報の入力やゲーム画像、楽音の出力といったインタフェース部分のみを担当させる方式等、サーバの利用形態に様々な方式が存在する。以下では、ゲーム用のソフトウエアがゲーム装置3に実装済であり、かつ、ゲーム装置3がゲームサーバ2に依存することなく単独でゲームを実行する場合を例に挙げて説明を続ける。
図2は、ゲーム装置3にて実行されるゲーム画像の一例を示している。図示のゲーム画像100には、ゲームの仮想的な世界を表現した背景101と、ユーザの操作対象としてのプレイヤキャラクタ102と、複数の敵キャラクタ103と、ゲーム成績104とが表示されている。背景101は上から下に向かって所定速度で自動的にスクロールされ、敵キャラクタ103は背景101のスクロールと連動して上から下へと移動するように表示位置が逐次制御される。一方、プレイヤキャラクタ102は、ゲーム画像100に対するユーザのタッチ操作及びスライド操作に応じてゲーム画像100内を移動する。ユーザが所定の攻撃操作(一例としてゲーム画像100に対するタップ操作)を行うとプレイヤキャラクタ102から攻撃弾102aが上方に向けて発射され、一方、敵キャラクタ103からはゲーム装置3の制御により下方に向けて攻撃弾103aが発射される。ユーザは、攻撃弾103aを除けながら攻撃弾102aを敵キャラクタ103に命中させるようにプレイヤキャラクタ102を絶えず操作する必要がある。
図2のゲームでは、何らかの事情でユーザがプレイヤキャラクタ102を一時的に操作できない状況が生じると、敵キャラクタ103の攻撃を受けてプレイヤキャラクタ102が意図せずにダメージを受けるといった不都合が生じるおそれがある。例えば、ゲーム中に電話の着信があった場合、ゲーム中に電車を乗降する必要が生じた場合等には、プレイヤキャラクタ102の操作を継続することが困難である。そのような場合、従来のゲーム装置のようにポーズボタン等の操作部を明示的に操作しない限りゲームを中断できないとすれば、中断操作をし損ねてゲームが意図せずに進行するおそれがある。そこで、本形態では、ゲーム中にユーザがプレイヤキャラクタ102を継続的に操作しているか否かを監視し、一定限度を超えて操作していないと判断された場合にゲームの進行にかかわる処理を中断させるものとした。なお、ここでいう中断とは、中断時点のゲームの状態を保持してその状態からゲームの進行を再開させることが可能となる処理を意味する。中断時点の状態からの再開が不可能となるような不可逆な処理を必須とするものは中断の概念に含まれない。図2の例では、背景101をスクロールさせる処理、敵キャラクタ103や攻撃弾102a、103aを移動させる処理等が中断の対象となる。ゲームに制限時間が存在する場合には、時間を進行させる処理も中断の対象となる。一方、BGMの再生のように、中断時点から変化しても再開時のユーザの操作対象の操作に影響を与えないもの、あるいはゲーム結果に影響を与えない単なる演出に過ぎないものは中断対象から除外されてもよい。
図3は、ゲーム装置3の中断制御に係る制御系の要部を示している。ゲーム装置3は、CPUを主体として構成されたコンピュータとしての制御ユニット10と、制御ユニット10に対する入力装置として設けられたタッチパネル検出装置11及びキー入力装置12と、制御ユニット10からの出力装置として設けられた表示装置13とを備えている。タッチパネル検出装置11は表示装置13の表示画面を覆うように配置され、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御ユニット10に出力する。キー入力装置12は、表示装置13の枠外、一例として表示装置13の下方に並べて配置された複数の操作部を有し、それらの操作部の操作に対応した信号を制御ユニット10に出力する。表示装置13は、液晶パネル、有機ELパネル等を利用したフラットパネルディスプレイである。なお、入力装置及び出力装置は図示した以外にも適宜に設けられる。
制御ユニット10には記憶装置14が接続される。記憶装置14は電源を供給しなくても記憶を保持することが可能な不揮発性記憶装置であり、制御ユニット10に内蔵されたRAM、キャッシュメモリ等の主記憶装置(不図示)に対して補助記憶装置として機能する。記憶装置14にはゲームプログラム15が記録される。そのプログラム15が制御ユニット10に読み込まれて実行されることにより、制御ユニット10にはゲーム演算部20、中断制御部21、ゲーム設定部22及び画像描画部23が設けられる。これらは、コンピュータのハードウエア資源とコンピュータプログラムとの組み合わせによって実現される論理的装置である。
ゲーム演算部20は、タッチパネル検出装置11及びキー入力装置12が検出するユーザの操作に応じてゲームを進行させるために必要な各種の演算処理を実行する。図2の例では、背景101、プレイヤキャラクタ102、敵キャラクタ103、攻撃弾102a、103aといった表示要素のゲーム画像100内における位置の演算、攻撃弾102a、103aの命中の有無の演算、命中時の効果の演算、ゲーム途中の成績104等の演算等をゲーム演算部20が実行する。それらの演算は、表示装置13によるゲーム画像100の描画周期に応じて繰り返される。
中断制御部21は、ゲーム中におけるタッチパネル検出装置11の出力に基づいて所定の中断条件が満たされたか否かを判断し、満たされた場合にはゲーム演算部20によるゲームの演算を中断させ、中断条件が解除された場合にはゲームの演算を再開させる。ゲーム設定部22は、ユーザに対して開放された各種の設定事項を、タッチパネル検出装置11やキー入力装置12が検出したユーザの操作に従って設定する。例えば、プレイヤキャラクタ102の画像、能力、装備、アイテムといったゲーム上の各種の要素がゲーム設定部22によって設定される。画像描画部23は、ゲーム演算部20から演算結果を受け取って次のフレームで描画されるべきゲーム画像100を描画し、その描画結果に応じた映像信号を表示装置13に出力する。
図4は中断制御部21が実行する中断制御処理を示している。中断制御部21は、ゲームの実行中において所定の周期で図4の処理を繰り返し実行する。中断制御処理において、中断制御部21はまずタッチパネル検出装置11の出力信号に基づいて、ユーザの操作、より具体的にはプレイヤキャラクタ102に対するユーザの操作が検出されない状態が所定の限界時間を超えて継続しているか否かを判別する(ステップS1)。限界時間は、プレイヤキャラクタ102をユーザが継続的に操作している場合にタッチパネル検出装置11から出力される操作検出信号の時間間隔に対して、所定の余裕を見込んだ値に設定すればよい。例えば、ゲームの進行中において、ユーザがゲーム画像100を常になぞるように操作する必要がある場合、限界時間は1秒〜数秒程度に設定すれば十分である。
ステップS1の条件が否定判断された場合、中断制御部21は、所定の中断条件が満たされていない、又は中断条件が解除されたものとみなして、ゲーム演算部20によるゲームの進行に必要な演算処理を継続させる(ステップS2)。ただし、中断制御部21は、今回の処理時点でゲーム演算部20の演算処理が中断している場合には、ステップS2で進行演算を再開させる。ステップS2の処理後、中断制御部21は今回の処理を終える。
一方、ステップS1にて操作の不検出状態が限界時間を超えて継続していると判断された場合、中断制御部21は中断条件が満たされたものとみなして、ゲーム演算部20における演算処理を中断させる(ステップS3)。その後、中断制御部21は、現時点におけるゲームの状態、つまり、ゲーム演算部20にて演算されたゲームの進行状態を示す各種のパラメータ等をRAM等の主記憶装置に保存させる(ステップS4)。その保持された状態が画像描画部23に出力されることにより、ゲーム画像100は一時停止の状態に保持される。その後、中断制御部21は、ゲーム設定部22に対して所定のメニュー処理が許可されるべきことを通知する(ステップS5)。ステップS5の処理を終えると、中断制御部21は今回の処理を終える。
ゲーム設定部22は、図4のステップS5でメニュー操作許可が通知されている場合、図5のメニュー操作処理を実行する。そのメニュー操作処理において、ゲーム設定部22はまずユーザがメニュー操作を行ったか否かをタッチパネル検出装置11あるいはキー入力装置12の出力に基づいて判別する(ステップS11)。なお、メニュー操作は、プレイヤキャラクタ102に対するユーザの操作と明確に相違するように設定される。例えば、キー入力装置12を操作してメニューを表示させた後、そのメニューをタッチして項目を選択するといった操作がメニュー操作として設定される。ステップS11でメニュー操作がないと判断された場合、ゲーム設定部22は今回の処理を終える。一方、メニュー操作があったと判断された場合、ゲーム設定部22は、ユーザの操作に従ってゲームの設定を更新する(ステップS12)。ここでは、プレイヤキャラクタ102の画像、能力、装備、アイテム等をユーザの指示に従って変更し、追加し、あるいは削除するといった処理を行えるようにしてよい。ゲームサーバ2にアクセスしてアイテムを購入するといった操作を可能としてもよい。ただし、ゲームの進行が中断している間に許容されるべきメニュー操作の内容は、ゲーム開始前等に許容されるゲームの設定操作と比較して制限されてもよい。ステップS12の処理後、ゲーム設定部22は今回の処理を終了する。
以上のゲーム装置3によれば、ユーザがプレイヤキャラクタ102を操作しない状態が限界時間を超えると、ユーザがキー入力装置12を操作するといった明示的な中断操作を行わなくともゲームの進行演算が中断する。ユーザがプレイヤキャラクタ102の操作を再開するとそれに応じてゲームの進行演算が再開される。中断時から再開時までの間、ユーザがメニュー操作を実行してゲームの設定を変更しなければ、ゲームの進行は、中断時点の状態から再開される。したがって、ゲームの進行の中断及び再開をユーザの意に沿って円滑に切り替え、ユーザが意図しないゲームの進行を防止することができる。また、ゲームの進行が中断している間、ゲーム設定部22を利用したゲーム設定の変更等が例外処理として許容される。その場合、ゲームは中断時点の状態とは異なる状態から再開されることになるが、そのような変更はユーザの意思に基づくものであり、ユーザが意図しないゲームの進行が生じるおそれはない。
上記の形態においては、タッチパネル検出装置11が本発明の操作検出手段に相当し、制御ユニット10が本発明のゲーム制御手段に相当する。そして、中断制御部21が本発明の中断制御手段に相当する。ただし、本発明は上記の形態に限定されることなく、種々の変更又は変形が可能である。例えば、ユーザの操作対象はプレイヤキャラクタ102に限らず、ユーザの操作に応じてゲーム内で行動する限りにおいて、各種のキャラクタやオブジェクト等が操作対象に含まれ得る。操作検出手段はタッチパネル検出装置11に限定されず、操作対象に対するユーザの操作を検出する限りにおいて、各種の操作検出装置が操作検出手段として設定されてよい。例えば、操作ボタン、操作レバーといった物理的な操作部材を含む装置が操作検出手段として用いられてよい。カメラ、光学センサ等の非接触式の検出装置が操作検出手段として用いられてよい。
本発明のゲーム装置にてプレイされるべきゲームは図2に例示したようなスクロールタイプのゲームに限らない。例えば、ユーザの操作対象のキャラクタが敵キャラクタと格闘するタイプのゲーム、レースゲーム等のようにユーザが操作対象を絶えず操作すべき内容のゲームであれば本発明を好適に適用することができる。音楽ゲームに対しても本発明が適用されてよい。ただし、音楽ゲームの場合には、音楽がゲームの進行にとって一体不可分であるため、中断時点で音楽の再生も停止させる必要がある。
上記の形態では、ネットワークに接続可能なクライアント装置をゲーム装置として例示したが、本発明のゲーム装置はネットワークに接続されることを必ずしも必要としない。一方、ゲームの演算処理の少なくとも一部をサーバ側で行うようなネットワーク型のゲームシステムの場合には、クライアント装置とサーバ装置との組み合わせを本発明におけるゲーム装置として対応付けてもよい。この場合、ゲーム制御手段や中断制御手段の少なくとも一部又は全部がサーバ装置側に存在してもよい。
1 ゲームシステム
3 ゲーム装置
10 制御ユニット(ゲーム制御手段)
11 タッチパネル検出装置(操作検出手段)
13 表示装置
15 ゲームプログラム
20 ゲーム演算部
21 中断制御部(中断制御手段)
100 ゲーム画像
102 プレイヤキャラクタ(ユーザの操作対象)

Claims (6)

  1. ユーザの操作を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象をゲーム上で行動させつつ前記ゲームを進行させるゲーム制御手段とを備え、前記ゲーム制御手段には、前記操作検出手段が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合には前記ゲームの進行を中断させ、前記中断条件が解除されると前記ゲームの進行を再開させる中断制御手段が設けられたゲーム装置において、
    前記中断制御手段は、前記操作対象に対する前記ユーザの操作を前記操作検出手段が検出しない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別し、前記検出しない状態が前記所定の限度を超えている場合には前記中断条件が満たされたものとして前記ゲームの進行を中断させるように構成されているゲーム装置。
  2. 前記中断制御手段は、前記中断時点の状態から前記ゲームの進行を再開させることができるように前記ゲームの進行を中断させる請求項1に記載のゲーム装置。
  3. 前記中断制御手段は、前記ゲームの進行が中断されている間に、前記ユーザの操作に基づいて前記ゲームを前記中断時点の状態から変更して再開させるために必要な例外処理を許容する請求項1又は2に記載のゲーム装置。
  4. 前記操作検出手段として、表示装置の画面を覆うタッチパネル検出装置が設けられ、前記操作対象の操作は、前記画面に表示された操作対象をユーザがタッチして移動させる操作である請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲーム装置。
  5. ユーザの操作を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象をゲーム上で行動させつつ前記ゲームを進行させるゲーム制御手段とを備えたゲーム装置に適用され、前記操作検出手段が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合には前記ゲームの進行を中断させ、前記中断条件が解除されると前記ゲームの進行を再開させるゲームの中断制御方法であって、
    前記操作対象に対する前記ユーザの操作を前記操作検出手段が検出しない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別する手順と、
    前記検出しない状態が前記所定の限度を超えている場合には前記中断条件が満たされたものとして前記ゲームの進行を中断させる手順と、
    を備えたゲームの中断制御方法。
  6. ゲーム装置のコンピュータを、前記ゲーム装置の操作検出手段が検出したユーザの操作に従って該ユーザの操作対象をゲーム上で行動させつつ前記ゲームを進行させるゲーム制御手段として機能させるように構成されたゲーム用のコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記操作検出手段が検出したユーザの操作が所定の中断条件を満たした場合、前記ゲーム制御手段による前記ゲームの進行を中断させ、前記中断条件が解除されると前記ゲームの進行を再開させる中断制御手段として機能させ、
    前記操作対象に対する前記ユーザの操作を前記操作検出手段が検出しない状態が所定の限度を超えて継続しているか否かを判別する手順と、前記検出しない状態が前記所定の限度を超えている場合には前記中断条件が満たされたものとして前記ゲームの進行を中断させる手順とを前記中断制御手段に実行させるように構成されたゲーム用のコンピュータプログラム。
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