JP2014125317A - 移載装置およびこれを備える搬送システム - Google Patents

移載装置およびこれを備える搬送システム Download PDF

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勝弘 齊藤
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Fuji Giken Kogyo Kk
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FUJI GIKEN KOGYO
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Abstract

【課題】従来より簡易な構成により被搬送物を容易に移載することができる移載装置およびこれを備える搬送システムを提供すること。
【解決手段】互いに交差する方向に向けられて設けられる搬入路3と搬出路5との間に設けられ、前記搬入路3から搬入される被搬送物Wの搬入方向Wiを変更し、当該被搬送物Wを前記搬出路5に移載する移載装置1であって、前記搬入方向Wiに向けられて延ばされた押し出し用回転軸部151と、前記押し出し用回転軸部151の回転動作に連動して回転し、前記搬入路3から搬入される被搬送物Wを前記搬出路5に向けて押し出す押し出し部152とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬入路から搬出路に被搬送物を移載する移載装置およびこれを備える搬送システムに関する。
従来、互いに異なる方向に向けられて設けられた搬入路から搬出路に被搬送物を移載して、所定の搬出場所に被搬送物を搬送するものとして、種々の搬送システムが利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
これら搬送システムとしては、例えば以下の構成が知られている。
すなわち、この搬送システムは、互いに異なる方向に向けられて設けられる搬入路および搬出路と、搬入路から搬出路に被搬送物を移載する移載装置とを備えている。
そして、この移載装置は、搬入路から搬入される被搬送物を送り入れる複数の送り入れローラと、これら送り入れローラを駆動する送り入れ用駆動部とを備えている。また、移載装置は、被搬送物を搬出路に向けて送り出す送り出しローラと、この送り出しローラを駆動する搬出用駆動部と、送り出しローラを送り入れローラに対して昇降させる昇降機構および昇降用駆動部とを備えている。なお、送り入れローラは、搬入路から搬入される被搬送物の搬入方向に直交する方向に向けられ、送り出しローラは、搬入方向に向けられている。
このような構成のもと、送り入れ用駆動部が駆動されると、搬入路から搬入される被搬送物が、送り入れローラによって移載装置の所定の位置まで送り入れられる。そして、下方位置に配された送り出しローラが昇降機構および昇降用駆動部によって上昇し、被搬送物の下面に当接する。さらに、送り出しローラは上昇を続け、被搬送物を下面から支持して、送り入れローラに対して上昇させていく。そして、送り出しローラが所定の高さまで上昇すると、当該上昇動作が停止する。このとき、被搬送物は、送り出しローラによって支持され、送り入れローラに対して上昇した位置に配される。そして、送り出しローラが搬出用駆動部によって駆動され、被搬送物が搬出路に送り出されていく。さらに、被搬送物は、搬出路によって搬出されていく。なお、送り出しローラは、昇降機構および昇降用駆動部によって下降し、下方位置に戻される。そして、これら動作が繰り返され、被搬送物が連続して搬送される。
しかしながら、このような移載装置およびこれを備える搬送システムでは、昇降機構、昇降用駆動部、送り入れ用駆動部および搬出用駆動部などをそれぞれ別々に構成して別々に駆動しなければならないという問題がある。
実開平1−96427号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、従来より簡易な構成により被搬送物を容易に移載することができる移載装置およびこれを備える搬送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、互いに交差する方向に向けられて設けられる搬入路と搬出路との間に設けられ、前記搬入路から搬入される被搬送物の搬入方向を変更し、当該被搬送物を前記搬出路に移載する移載装置であって、前記搬入方向に向けられて延ばされた押し出し用回転軸部と、前記押し出し用回転軸部の回転動作に連動して回転し、前記搬入路から搬入される被搬送物を前記搬出路に向けて押し出す押し出し部とを備えることを特徴とする。
この発明においては、押し出し用回転軸部が回転すると、この回転動作に連動して押し出し部が回転し、被搬送物を搬出路に向けて押し出す。
これにより、従来より簡易な構成により、容易に被搬送物を移載することができる。
また、本発明は、前記押し出し用回転軸部が、前記搬入方向に交差する方向に複数設けられ、複数の前記押し出し用回転軸部にわたって掛け合わされた環状部が、前記押し出し用回転軸部の回転に連動して回転するようになっており、前記押し出し部が、前記環状部の外周側に設けられて前記被搬送物を前記搬出路に向けて押し出す環状用突起部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、簡易な構成により確実に被搬送物を移載することができる。
また、本発明は、前記押し出し部が、前記押し出し用回転軸部の径方向外方に延ばされて当該押し出し用回転軸部に設けられ、かつ前記押し出し用回転軸部の回転に連動して回転して前記被搬送物を前記搬出路に向けて押し出す軸用突起部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、簡易な構成により確実に被搬送物を移載することができる。
また、本発明は、前記軸用突起部が、前記押し出し用回転軸部の回転方向の前方から後方にいくにしたがって高さ寸法が大きくなるように設定されたカム部を備え、前記カム部が、前記搬入路から搬入される被搬送物の下面に当接する位置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、被搬送物をカム部によって上昇させることができ、被搬送物を容易に移載することができる。
また、本発明は、前記環状用突起部が、前記被搬送物に当接する当接位置において、前記カム部に対して前記押し出し用回転軸部の回転方向の後方側に配され、前記被搬送物の下面に当接することを特徴とする。
この発明によれば、カム部によって持ち上げられた被搬送物の下面を、環状用突起部によって確実に支持して押し出すことができる。
また、本発明は、前記環状用突起部の高さ寸法が、前記カム部における前記回転方向の後方端の高さ寸法と同一にされていることを特徴とする。
この発明によれば、カム部によって持ち上げられた被搬送物の下面を、環状用突起部によってスムーズに支持することができる。
また、本発明は、前記環状部の外周側のうち前記軸用突起部に対して前記回転方向の後方側に設けられ、前記軸用突起部の高さ寸法よりも大きい環状用高突起部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、被搬送物の側面から被搬送物を押し出すことができ、被搬送物を確実に移載することができる。
また、本発明は、前記軸用突起部が、前記回転方向の前方から後方にわたって高さ寸法が同一に設定され、かつ当該高さ寸法が、前記カム部における前記回転方向の後方端の高さ寸法と同一に設定された円弧部を備え、前記円弧部は、前記カム部に対して前記回転方向の後方側に設けられており、前記円弧部および前記環状用突起部は、前記回転方向において互いに重なる位置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、被搬送物の下面を、円弧部および環状用突起部によって確実に支持し押し出すことができ、被搬送物を安定して移載することができる。
また、本発明は、前記搬入路から搬入される被搬送物を支持する搬入支持部を備え、前記押し出し用回転軸部は、当該押し出し用回転軸部の外周部が前記搬入支持部よりも下方に配される位置に設けられ、前記軸用突起部は、前記カム部の先方端が鉛直方向上方に向けられたときに当該先方端の外周縁が前記搬入支持部よりも下方に配され、かつ前記カム部の後方端が鉛直方向上方に向けられたときに当該後方端の外周縁が前記搬入支持部よりも上方に配される位置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、被搬送物を上方に確実に持ち上げることができる。
また、本発明は、被搬送物を搬入する搬入路と、前記搬入路に対して交差する方向に向けられて設けられ前記被搬送物を搬出する搬出路と、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の移載装置とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の移載装置と同様の効果を奏することができるだけでなく、迅速かつ容易に被搬送物を搬送することができる。
本発明によれば、従来より簡易な構成により被搬送物を容易に移載することができる。
本発明の実施形態における移載装置および搬送システムを示す平面図である。 図1のA−A線矢視図である。 図1の回転片部を拡大して示す平面図である。 図2の押し出し用回転軸部が90°回転した様子を示す説明図である。 図4の押し出し用回転軸部が90°回転した様子を示す説明図である。 図5の押し出し用回転軸部が90°回転した様子を示す説明図である。 図6の押し出し用回転軸部が90°回転した様子を示す説明図である。 移載装置の第1の変形例を示す説明図である。 移載装置の第2の変形例を示す説明図である。 移載装置および搬送システムの第3の変形例を示す説明図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態における移載装置および搬送システムについて、図面を参照して説明する。
まず、この搬送システムによって搬送される被搬送物Wについて説明する。
図1に示すように、被搬送物Wは矩形状のパレットである。そのサイズは、幅900mm×奥行900mm×高さ300mmとなっている。なお、被搬送物Wとしては、パレットに限ることはなく、各種物品や食品、半導体装置、建築部材など適宜変更可能である。
次に、移載装置および搬送システムについて説明する。
図1に示すように、搬送システム10は、被搬送物Wを連続して搬入する搬入路3と、この搬入路3から搬入される被搬送物Wを連続して搬出する搬出路5と、これら搬入路3から搬出路5に被搬送物Wを移載する移載装置1とを備えている。
搬入路3と搬出路5とは、互いに直交する方向に向けられて配置されており、移載装置1は、これら搬入路3と搬出路5との間に配置されている。すなわち、移載装置1は、搬入路3の長手方向の先端に隣接して配置されるとともに、搬出路5の長手方向の基端に隣接して配置されている。
搬入路3は、長手方向に延びる搬入本体部31と、この搬入本体部31に設けられた複数の搬入ローラ32と、これら搬入ローラ32を駆動する搬入用駆動部33とを備えている。
搬入本体部31は、直方体形状をなしており、その上面は開放されている。
搬入ローラ32は、搬入本体部31の短手方向に向けられて、搬入本体部31の上面に設けられている。そして、搬入ローラ32の上方に被搬送物Wが載せられるようになっている。
搬入用駆動部33は、例えばモータなどからなり、搬入ローラ32を回転させるようになっている。
このような構成のもと、搬入用駆動部33を駆動すると、搬入ローラ32が回転し、搬入ローラ32の上方に載せられた被搬送物Wが、搬入路3の長手方向の基端から先端に連続して搬入される。なお、搬入路3の長手方向が、搬入方向Wiとなる。
搬出路5は、長手方向に延びる搬出本体部51と、この搬出本体部51に設けられた複数の搬出ローラ52と、これら搬出ローラ52を駆動する搬出用駆動部53とを備えている。
搬出本体部51は、直方体形状をなしており、その上面は開放されている。
搬出ローラ52は、搬出本体部51の短手方向に向けられて、搬出本体部51の上面に設けられている。そして、搬出ローラ52の上方に被搬送物Wが載せられるようになっている。搬出ローラ52の径寸法は、搬入ローラ32と同一に設定されている。
搬出用駆動部53は、例えばモータなどからなり、搬出ローラ52を回転させるようになっている。
このような構成のもと、搬出用駆動部53を駆動すると、搬出ローラ52が回転し、搬出ローラ52の上方に載せられた被搬送物Wが、搬出路5の長手方向の基端から先端に連続して搬出される。なお、搬出路5の長手方向が、搬出方向Woとなり、この搬出方向Woと搬入方向Wiとは互いに直交している。
移載装置1は、矩形枠状の移載本体部11と、この移載本体部11に設けられた複数の送り入れローラ(搬入支持部)12と、これら送り入れローラ12を駆動する送り入れ用駆動部13とを備えている。また、移載装置1は、送り入れられた被搬送物Wを検出する送り入れ検出部14と、送り入れられた被搬送物Wを搬出路5に向けて押し出す押し出し機構15とを備えている。
移載本体部11の矩形枠状の上面は、開放されている。
送り入れローラ12は、搬入方向Wiに直交する方向に向けられて、移載本体部11の上面に設けられている。送り入れローラ12の径寸法および高さ位置は、搬入ローラ32と同一に設定されている。また、送り入れローラ12の高さ位置は、搬出ローラ52の高さ位置よりも低い位置に設定されている。
送り入れ用駆動部13は、例えばモータなどからなり、送り入れローラ12を回転させるようになっている。
送り入れ検出部14は、例えば光学センサなどからなり、被搬送物Wが所定の位置に送り入れられると、当該被搬送物Wによって検出光が遮光されることにより、被搬送物Wの有無を検出するようになっている。また、送り入れ検出部14は、検出光を遮光するかしないかによってオンオフの信号を出力し、送り入れ用駆動部13、搬入用駆動部33および搬出用駆動部53の駆動を制御するようになっている。
押し出し機構15は、図2に示すように、搬入方向Wiに向けられた一対の押し出し用回転軸部151と、これら押し出し用回転軸部151を駆動する押し出し用駆動部158(図1に示す)と、押し出し用回転軸部151の両端部に設けられた回転片部(押し出し部、軸用突起部)152とを備えている。また、押し出し機構15は、一対の押し出し用回転軸部151にわたって掛け合わされたチェン(環状部)153と、このチェン153の外周側に設けられた支持ブロック(押し出し部、環状用突起部)154、側方ブロック(押し出し部、環状用高突起部)155およびセンサブロック156と、このセンサブロック156を検出するブロック検出部157とを備えている。
押し出し用回転軸部151は、軸本体部1511と、この軸本体部1511に連結固定されたスプロケット1512とを備えている。軸本体部1511の径寸法は、スプロケット1512の径寸法よりも小さく設定されており、これら軸本体部1511とスプロケット1512とは、同心状に配置されている。また、押し出し用回転軸部151は、搬出方向Woに所定間隔を空けて同じ高さ位置に2本配列されており、それぞれ回転軸線a,bを回転中心として、搬入方向Wiから見て右方向(回転方向R)に回転するようになっている。また、スプロケット1512の外周縁の高さ位置は、送り入れローラ12の外周縁の高さ位置よりも低い位置に設けられている。
押し出し用駆動部158は、例えばモータなどからなり、押し出し用回転軸部151を回転方向Rに回転させるようになっている。
チェン153は、押し出し用回転軸部151のスプロケット1512にわたって噛み合わされており、押し出し用回転軸部151の回転動作に連動して回転するようになっている。
支持ブロック154は、例えばナイロン、ゴムなどの樹脂からなっている。また、支持ブロック154は、均等間隔を空けて3つ近接して設けられている。
側方ブロック155は、例えばナイロン、ゴムなどの樹脂からなっている。また、側方ブロック155は、3つの支持ブロック154と同一の間隔を空けて、押し出し用回転軸部151の回転方向Rの後方側に近接して設けられている。
センサブロック156は、例えばナイロン、ゴムなどの樹脂からなっている。また、センサブロック156は、支持ブロック154および側方ブロック155と同一の間隔を空けて、押し出し用回転軸部151の回転方向Rの後方側に近接して設けられている。
支持ブロック154の高さ寸法h1は、3つとも同一に設定されている。また、側方ブロック155の高さ寸法h2は、高さ寸法h1よりも大きく設定されている。さらに、センサブロック156の高さ寸法h3は、高さ寸法h2よりも大きく設定されている。なお、ここでの高さ寸法とは、回転軸線aを通り各ブロック154,155,157の先端面と平行な基準線Kに対して、当該基準線Kから各ブロック154,155,157の先端面までの長さ寸法をいう。
ブロック検出部157は、例えば光学センサなどからなり、センサブロック156が所定の位置に配されると、当該センサブロック156によって検出光が遮光されることにより、センサブロック156の有無を検出するようになっている。また、ブロック検出部157は、検出光の遮光によってオンオフの信号を出力し、押し出し用駆動部158の駆動を制御するようになっている。
また、回転片部152は、図3に示すように、半円板状に形成されている。さらに、回転片部152は、回転方向Rの前方側に配されたカム部1521と、後方側に配された円弧部1522とを備えている。これらカム部1521および円弧部1522は、同一平面上において回転方向Rに一体的に連結されて構成されている。
また、カム部1521および円弧部1522には、取り付け穴1523が複数形成されている。そして、これら取り付け穴1523にネジが通されて、当該ネジがスプロケット1512の不図示の固定穴に締められることにより、回転片部152が、回転軸線a(または回転軸線b)に対して主面を垂直にした状態でスプロケット1512に取り付けられている。これにより、回転片部152は、押し出し用回転軸部151の回転に連動(同期)して、それぞれ回転軸線a,bを回転中心として回転するようになっている。
ここで、カム部1521および円弧部1522の径寸法(高さ寸法)について説明する。
なお、回転方向Rにおけるカム部1521の最先の辺を先方端1521fとし、最後の辺を後方端1521bとする。また、回転方向Rにおける円弧部1522の最先の辺を先方端1522fとし、最後の辺を後方端1522bとする。先方端1521fと後方端1522bは、回転軸線aを通る直線上に配され、後方端1521bと先方端1522fは、同一の直線であり、かつ先方端1521fおよび後方端1522bに対して直交する直線である。
先方端1521fにおける、回転軸線aからカム部1521の外周縁までの径寸法r1は、後方端1521bにおける、回転軸線aからカム部1521の外周縁までの径寸法r2よりも小さくなっている。すなわち、カム部1521の径寸法は、先方端1521fから後方端1521bにいくにしたがって漸次大きくなるように設定されている。
一方、先方端1522fにおける、回転軸線aから円弧部1522の外周縁までの径寸法r2は、後方端1522bにおける、回転軸線aから円弧部1522の外周縁までの径寸法r3と同一に設定されている。すなわち、円弧部1522の径寸法は、先方端1522fから後方端1522bにわたって常に同一に設定されている。
また、カム部1521は、図4に示すように、先方端1521fが鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されたときに、当該先方端1521fの外周縁の高さ位置H1が、送り入れローラ12の外周縁の高さ位置H2よりも低くなるように設定されている。そして、カム部1521は、図5に示すように、後方端1521bが鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されたときに、当該後方端1521bの外周縁の高さ位置H3が、送り入れローラ12の外周縁の高さ位置H2よりも高くなるように設定されている。
また、カム部1521の後方端1521bの径寸法r2は、回転方向Rにおける最先の支持ブロック154が被搬送物Wの下面に最初に当接する当接位置T1(図5に示す)において、支持ブロック154の高さ寸法h1と同一になるように設定されている。また、支持ブロック154は、当接位置T1において、カム部1521の後方端1521bの後方側に近接して配されるようになっている。すなわち、搬入方向Wiから見て、3つの支持ブロック154は、当接位置T1において、円弧部1522と重なる位置に配されるようになっている。
また、カム部1521の後方端1521bの径寸法r2は、回転方向Rにおける最後の支持ブロック154が被搬送物Wの下面に最初に当接する当接位置T2(図6示す)において、側方ブロック155の高さ寸法h2よりも小さくなるように設定されている。また、側方ブロック155は、当接位置T2において、円弧部1522の後方端1522bの後方側に近接して配されるようになっている。
次に、このように構成された移載装置1および搬送システム10の動作について説明する。
なお、図2に示すように、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156は、それぞれ下方を向けられた開始位置Sに配されているものとする。すなわち、開始位置Sとは、センサブロック156がブロック検出部157の検出光を遮光する位置であり、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156が、送り入れローラ12の外周縁よりも下方に配された位置をいう。さらに、回転位置Sとは、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156のすべてが下方を向けられた位置をいう。
まず、搬入用駆動部33および送り入れ用駆動部13が駆動され、搬入ローラ32および送り入れローラ12が回転する。搬入路3の基端部に、被搬送物Wが連続して載置されていく。被搬送物Wは、所定の間隔を空けて、搬入路3の先端部に向けて搬入ローラ32の上方を搬入方向Wiに搬入されていく。
そして、被搬送物Wが、搬入路3の先端を越えると、当該越えた部分の下面が移載装置1の送り入れローラ12の外周面に当接し、被搬送物Wは、送り入れローラ12によって移載装置1の移載位置M(図1に示す)に向けて送り入れられていく。このとき、搬入ローラ32の外周面と送り入れローラ12の外周面とは同一の高さ位置に設定されていることから、被搬送物Wは、搬入路3から移載装置1へとスムーズに移動していく。なお、移載位置Mとは、被搬送物Wが送り入れ検出部14の検出光を遮光する位置であり、搬入路3の先端および搬出路5の基端と隣接する位置、すなわち搬入路3の長手方向と搬出路5の長手方向とが交差する領域をいう。
被搬送物Wが、送り入れローラ12によって移載位置Mまで送り入れられると、送り入れ検出部14の検出光が遮光され、送り入れ検出部14がオン信号を出力し、送り入れ用駆動部13および搬入用駆動部33の駆動を停止する。そして、搬入ローラ32と送り入れローラ12の回転が停止することにより、被搬送物Wが移載位置Mにおいて停止する。
そして、送り入れ検出部14から出力されたオン信号により、押し出し用駆動部158および搬出用駆動部53を駆動する。これにより、図2に示すように、押し出し用回転軸部151が、それぞれ回転軸線a,bを回転中心として回転方向Rに回転するとともに、搬出ローラ52が同方向に回転する。
そして、押し出し用回転軸部151の回転に連動して、回転片部152が、それぞれ回転軸線a,bを回転中心として同方向に回転する。また、押し出し用回転軸部151の回転に連動して、一対の押し出し用回転軸部151にわたってチェン153が同方向に回転し、これにより、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156が、同方向に回転する。すなわち、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156が、押し出し用回転軸部151の回転に連動して同方向に回転する。
そして、図4に示すように、回転片部152が左方に配されて先方端1521fが鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されると、回転方向Rの最先の支持ブロック154が左方に向けられた回転位置に配され、他の支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156は、回転方向Rの後方に近接する所定の回転位置に配される。このときは、先方端1521fの外周縁は、送り入れローラ12の外周縁よりも下方に配されるため、回転片部152は、被搬送物Wに接触していない。
さらに、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156が、同方向に回転すると、カム部1521の径寸法が漸次大きくなっていることから、カム部1521の外周縁が、送り入れローラ12の外周縁に対して、上方に突出し、その突出寸法が漸次大きくなっていく。そのため、所定のタイミングで、カム部1521の外周縁が被搬送物Wの下面に当接し、さらにカム部1521の外周縁の突出寸法が漸次大きくなるにしたがって、被搬送物Wが上方に持ち上げられていく。このとき、被搬送物Wは、カム部1521によって、漸次上方に持ち上げられるとともに、搬出路5に向けて搬出方向Woにも押し出されていく。すなわち、カム部1521は、移載位置Mに配された被搬送物Wを上方および搬出方向Woに案内する。
そして、図5に示すように、カム部1521の後方端1521bが、鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されると、カム部1521の外周縁の突出寸法が最大となり、被搬送物Wが最高位置に配される。したがって、このとき、被搬送物Wの下面の高さ位置が後方端1521bの外周縁の高さ位置H3と同一に配される。なお、搬出ローラ52の外周縁は、最高位置に配された被搬送物Wの下面と同一の高さ位置、すなわち後方端1521bおよび支持ブロック154が鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されたときの径寸法および高さ寸法h1と同一の高さ位置H3に設定されている。
そして、被搬送物Wが最高位置に配されたとき、後方端1521bの回転方向Rの後方側に支持ブロック154が近接して配置されていることから、最先の支持ブロック154の先端面が、被搬送物Wの下面に当接して、被搬送物Wを下方から支持する。また、このとき、円弧部1522の先方端1522fの外周縁が被搬送物Wの下面に当接して、被搬送物Wを下方から支持する。そして、円弧部1522の径寸法が同一に設定されていることから、円弧部1522および支持ブロック154の回転により、被搬送物Wは、最高位置における高さを保ちながら、円弧部1522および支持ブロック154によって下方から支持されて搬出方向Woに押し出されていく。
そして、支持ブロック154が回転を続け、2つ目の支持ブロック154が、同様に、被搬送物Wの下面に当接して、被搬送物Wを下方から支持し、さらに、図6に示すように、3つ目の支持ブロック154が、同様に、被搬送物Wの下面に当接して、被搬送物Wを下方から支持する。そして、後方端1522bが鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されると、その後方側に近接して側方ブロック155が配されていることから、側方ブロック155が鉛直方向上方に向けられる。このとき、側方ブロック155の高さ寸法h2が支持ブロック154の高さ寸法h1よりも大きく設定されていることから、側方ブロック155は、支持ブロック154の先端面に対して、上方に突出した状態になる。そして、側方ブロック155は、被搬送物Wの側方に配される。これにより、側方ブロック155が、被搬送物Wを側方から搬出方向Woに押し出していく。
さらに、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156が同方向に回転を続けると、図7に示すように、支持ブロック154の先端面が被搬送物Wの下面を支持し、側方ブロック155が被搬送物Wの側面に当接しながら、被搬送物Wを搬出方向Woに押し出していく。そして、被搬送物Wの下面のうち、搬出方向Woにおける先端部が搬出ローラ52の外周面に当接し、支持される。そのため、被搬送物Wは、支持ブロック154および側方ブロック155の回転によって搬出方向Woに押し出されるとともに、搬出ローラ52の回転によって、搬出方向Woに引っ張られていく。さらに、被搬送物Wは、支持ブロック154、側方ブロック155および搬出ローラ52によって、搬出方向Woに押し出されていく。これにより、被搬送物Wが移載装置1から搬出路5に移載される。
そして、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156は、同方向の回転を続け、図2に示すように、センサブロック156が開始位置Sに配されると、ブロック検出部157の検出光を遮光することにより、ブロック検出部157がオフ信号を出力し、押し出し用駆動部158の駆動が停止される。これにより、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156は、開始位置Sに戻されて停止する。
また、被搬送物Wが移載装置1から搬出路5に移載されると、被搬送物Wが搬出ローラ52によって先端部の搬出位置に搬出されていく。被搬送物Wが搬出位置に搬出されると、当該被搬送物Wは、フォークリフトなどによって、所定の場所に搬出される。
また、被搬送物Wが移載装置1から搬出路5に移載されると、送り入れ検出部14の検出光が解放され、送り入れ用駆動部13および搬入用駆動部33を駆動する。
そして、上記の移載動作およびこれを含めた搬送動作が繰り返される。
以上より、本実施形態における移載装置1および搬送システム10によれば、回転片部152、支持ブロック154および側方ブロック155により、移載位置Mに配された被搬送物Wを搬出路5に向けて押し出すことができることから、従来より簡易な構成により、迅速かつ容易に被搬送物を移載することができる。
また、支持ブロック154によって、被搬送物Wを下面から支持して、搬出路5に向けて押し出すことができることから、簡易な構成により確実に被搬送物Wを移載することができる。
また、回転片部152によって、被搬送物Wを下面から支持して、搬出路5に向けて押し出すことができることから、簡易な構成により確実に被搬送物Wを移載することができる。
また、カム部1521が設けられていることから、移載位置Mに配された被搬送物Wを送り入れローラ12の外周面に対して容易に上昇させることができ、被搬送物Wと送り入れローラ12の外周面とを非接触にすることができることにより、被搬送物Wを押し出すときの摩擦を無くして、被搬送物Wを容易に移載することができる。
また、カム部1521の後方側に支持ブロック154が設けられていることから、カム部1521によって持ち上げられた被搬送物Wの下面を、支持ブロック154によって確実に支持して押し出すことができる。
また、カム部1521の後方端1521bと支持ブロック154の高さ寸法h1とが同一に設定されていることから、カム部1521によって持ち上げられた被搬送物Wの下面を、支持ブロック154によってスムーズに支持することができる。
また、側方ブロック155が設けられていることから、被搬送物Wの側面から押し出すことができ、被搬送物Wを確実に移載することができる。
また、円弧部1522が設けられ、この円弧部1522が、搬入方向Wiから見て、回転方向Rにおいて支持ブロック154と重ねられていることから、被搬送物Wの下面を、円弧部1522および支持ブロック154によって確実に支持し押し出すことができ、被搬送物Wを安定して移載することができる。
また、カム部1521の先方端1521fが鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されたときに、当該先方端1521fの外周縁の高さ位置H1が、送り入れローラ12の外周縁の高さ位置H2よりも下方に配され、後方端1521bが鉛直方向上方に向けられた回転位置に配されたときに、当該後方端1521bの外周縁の高さ位置H3が、送り入れローラ12の外周縁の高さ位置H2よりも上方に配されることから、被搬送物Wを上方に確実に持ち上げることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、押し出し用回転軸部151および回転片部152の設置数や形状は適宜変更可能である。すなわち、本実施形態では、押し出し用回転軸部151および回転片部152を搬出方向Woに2つ設けているが、これに限ることはなく、1つであっても3つ以上であっても良い。
また、搬入方向Wiにおける回転片部152の設置数も適宜変更可能であり、本実施形態では、回転片部152を2つ設けているが、これに限ることはなく、1つであっても3つ以上であっても良い。
また、被搬送物Wのサイズによって、搬入方向Wiおよび搬出方向Woにおける回転片部152の駆動を制御するようにしても良い。すなわち、被搬送物Wのサイズを検出し、その検出結果に応じて、必要な回転片部152のみを駆動するようにしても良い。この場合、回転片部152の駆動単位に合わせて押し出し用回転軸部151を設けたり、回転片部152と押し出し用回転軸部151との間にクラッチなどを設けたりすることによって、必要な回転片部152の駆動を制御することができる。
また、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156の回転を押し出し用回転軸部151の回転と合わせているが、これに限ることはなく、その構成は適宜変更可能である。例えば、回転片部152および支持ブロック154などにクラッチを設けることによって、回転片部152、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156の回転位置(開始位置Sや当接位置Tなど)を調整することができる。
また、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156の設置位置や設置数は適宜変更可能である。例えば、支持ブロック154を3つ設けているが、これに限ることはなく、1つまたは2つ設けても良いし、4つ以上設けても良い。もちろん、側方ブロック155およびセンサブロック156を2つ以上設けても良い。
また、側方ブロック155が被搬送物Wの側面に当接するとしたが、これに限ることはなく、被搬送物Wの位置やサイズによっては、側方ブロック155は被搬送物Wに必ずしも当接しなくても良い。この場合、側方ブロック155は、被搬送物Wを搬出方向Woに押し出す際の補助用として機能する。
また、側方ブロック155を設けることなく、これを省略することもできる。
また、支持ブロック154や円弧部1522を設けることなく、これらを省略することもできる。すなわち、カム部1521のみによって、被搬送物Wを上昇させつつ、搬出方向Woに押し出すことにより、被搬送物Wを搬出路5に移載しても良い。
また、回転片部152の形状は適宜変更可能である。例えば、図8に示すように、移載装置1aにおいては、カム部1521および円弧部1522に代えて、押し出し用回転軸部151の径方向外方に直線上に延びる回転壁部(押し出し部、軸用突起部)152aを設けるようにしても良い。これにより、回転壁部152aによって、被搬送物Wをその側面から搬出方向Woに確実に押し出すことができる。
また、回転片部152を設けることなく、これを省略することができる。例えば、図9に示すように、移載装置1bにおいては、径方向外方に直線上に延びる側方押し出し部(押し出し部、環状用突起部)159のみをチェン153の外周面に設けるようにしても良い。これにより、側方押し出し部159のみによって、被搬送物Wをその側面から搬出方向Woに確実に押し出すことができる。
また、支持ブロック154、側方ブロック155およびセンサブロック156などの設置位置や形状、寸法などは、適宜変更可能である。例えば、支持ブロック154の高さ寸法h1と、カム部1521の後方端1521bの径寸法r2とは、異なるようにしても良い。この場合、高さ寸法h1を径寸法r2よりも大きくしても良いが、高さ寸法h1を小さくする方が好ましい。
また、搬入方向Wiから見て、回転方向Rにおいて支持ブロック154が円弧部1522と重なる位置に設けられるとしたが、これに限ることはなく、いずれかを回転方向Rの前方側や後方側に設けても良い。
また、移載装置1は、送り入れローラ12や移載本体部11を備えるとしたが、これらは適宜省略することができる。この場合、搬入路3の先端部側方に搬出路5の基端部を近接させて配置し、搬入路3の先端部に送り出し機構15や送り入れ検出部14を設けることができる。
また、図10に示すように、移載装置1cおよび搬送システム10aにおいては、搬入路3と搬出路5とをT字状に配置しても良い。この場合、紙面に対して右側の右搬出方向WRに被搬送物Wを送り出す右送り出し機構15dと、紙面に対して左側の左搬出方向WLに被搬送物Wを送り出す左送り出し機構15cとを設けるようにすれば良い。すなわち、右送り出し機構15dは、上記実施形態と同様とし、左送り出し機構15cは、右送り出し機構15dに対して左右対称に構成して回転方向を逆にすれば良い。そして、被搬送物Wの種類やサイズによって、右送り出し機構15dと左送り出し機構15cとの駆動を適宜切り替えるようにする。なお、符号5Rは右搬出路を示し、符号5R1は右搬出本体部、符号5R2は右搬出ローラ、符号5R3は右搬出用駆動部を示している。また、符号5Lは左搬出路を示し、符号5L1は左搬出本体部、符号5L2は左搬出ローラ、符号5L3は左搬出用駆動部を示している。なお、図10においては、送り入れローラなどの記載を省略していることは言うまでもない。
また、図10において、左送り出し機構15cおよび右送り出し機構15dを設けるとしたが、これに限ることはなく、送り出し機構を一つにしても良い。その場合、図3に示す回転片部152を、先方端1521f、回転軸線aおよび後方端1522bを通る直線に対して線対称にして、押し出し用回転軸部151に設ければよい。すなわち、一対の回転辺部152が、押し出し用回転軸部151の全周にわたって設けられる。そのため、一対のカム部1521および一対の円弧部1522によって、一対の回転辺部152が全体として卵形に設けられる。そして、被搬送物Wを右搬送路5Rに送り出す場合には、押し出し用回転軸部151を右方向に回転させ、搬入方向Wiから見て左半分の回転辺部152によって、被搬送物Wを右に送り出す。一方、被搬送物Wを左搬送路5Lに送り出す場合には、押し出し用回転軸部151を左方向に回転させ、搬入方向Wiから見て右半分の回転辺部152によって、被搬送物Wを左に送り出す。これにより、簡易な構成によって、被搬送物Wを左右に選択的に搬送することができる。
また、上記実施形態においては、搬入路3と搬出路5とが直交するものとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。
また、上記変形例は、適宜組み合わせることができることは言うまでもない。
1,1a,1b,1c 移載装置
3 搬入路
5 搬出路
10,10a 搬送システム
12 送り入れローラ(搬入支持部)
151 押し出し用回転軸部
152 回転片部(押し出し部、軸用突起部)
152a 回転壁部(押し出し部、軸用突起部)
153 チェン(環状部)
154 支持ブロック(押し出し部、環状用突起部)
155 側方ブロック(押し出し部、環状用高突起部)
159 側方押し出し部(押し出し部、環状用突起部)
1521 カム部
1522 円弧部
h1,h2,h3 高さ寸法
r1,r2,r3 径寸法(高さ寸法)
T1 当接位置
Wi 搬入方向

Claims (10)

  1. 互いに交差する方向に向けられて設けられる搬入路と搬出路との間に設けられ、前記搬入路から搬入される被搬送物の搬入方向を変更し、当該被搬送物を前記搬出路に移載する移載装置であって、
    前記搬入方向に向けられて延ばされた押し出し用回転軸部と、
    前記押し出し用回転軸部の回転動作に連動して回転し、前記搬入路から搬入される被搬送物を前記搬出路に向けて押し出す押し出し部と
    を備えることを特徴とする移載装置。
  2. 前記押し出し用回転軸部が、前記搬入方向に交差する方向に複数設けられ、
    複数の前記押し出し用回転軸部にわたって掛け合わされた環状部が、前記押し出し用回転軸部の回転に連動して回転するようになっており、
    前記押し出し部が、前記環状部の外周側に設けられて前記被搬送物を前記搬出路に向けて押し出す環状用突起部を備えることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  3. 前記押し出し部は、
    前記押し出し用回転軸部の径方向外方に延ばされて当該押し出し用回転軸部に設けられ、かつ前記押し出し用回転軸部の回転に連動して回転して前記被搬送物を前記搬出路に向けて押し出す軸用突起部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移載装置。
  4. 前記軸用突起部は、前記押し出し用回転軸部の回転方向の前方から後方にいくにしたがって高さ寸法が大きくなるように設定されたカム部を備え、
    前記カム部が、前記搬入路から搬入される被搬送物の下面に当接する位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の移載装置。
  5. 前記環状用突起部は、前記被搬送物に当接する当接位置において、前記カム部に対して前記押し出し用回転軸部の回転方向の後方側に配され、前記被搬送物の下面に当接することを特徴とする請求項4に記載の移載装置。
  6. 前記環状用突起部の高さ寸法は、前記カム部における前記回転方向の後方端の高さ寸法と同一にされていることを特徴とする請求項5に記載の移載装置。
  7. 前記環状部の外周側のうち前記軸用突起部に対して前記回転方向の後方側に設けられ、前記軸用突起部の高さ寸法よりも大きい環状用高突起部を備えることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の移載装置。
  8. 前記軸用突起部は、
    前記回転方向の前方から後方にわたって高さ寸法が同一に設定され、かつ当該高さ寸法が、前記カム部における前記回転方向の後方端の高さ寸法と同一に設定された円弧部を備え、
    前記円弧部は、前記カム部に対して前記回転方向の後方側に設けられており、
    前記円弧部および前記環状用突起部は、前記回転方向において互いに重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の移載装置。
  9. 前記搬入路から搬入される被搬送物を支持する搬入支持部を備え、
    前記押し出し用回転軸部は、当該押し出し用回転軸部の外周部が前記搬入支持部よりも下方に配される位置に設けられ、
    前記軸用突起部は、前記カム部の先方端が鉛直方向上方に向けられたときに当該先方端の外周縁が前記搬入支持部よりも下方に配され、かつ前記カム部の後方端が鉛直方向上方に向けられたときに当該後方端の外周縁が前記搬入支持部よりも上方に配される位置に設けられていることを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の移載装置。
  10. 被搬送物を搬入する搬入路と、
    前記搬入路に対して交差する方向に向けられて設けられ前記被搬送物を搬出する搬出路と、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の移載装置と
    を備えることを特徴とする搬送システム。
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