JP2014121412A - ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム - Google Patents

ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014121412A
JP2014121412A JP2012278716A JP2012278716A JP2014121412A JP 2014121412 A JP2014121412 A JP 2014121412A JP 2012278716 A JP2012278716 A JP 2012278716A JP 2012278716 A JP2012278716 A JP 2012278716A JP 2014121412 A JP2014121412 A JP 2014121412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
data
user
screen
golf club
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012278716A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6162398B2 (ja
Inventor
Masatoshi Kato
雅敏 加藤
Katsuhiko Ueda
勝彦 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Dunlop Sports Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Dunlop Sports Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd, Dunlop Sports Co Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2012278716A priority Critical patent/JP6162398B2/ja
Publication of JP2014121412A publication Critical patent/JP2014121412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6162398B2 publication Critical patent/JP6162398B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

【課題】スイング全体を反映させた、より詳細なシャフトスペックに基づきフィッティングするにあたって、ユーザ自身のスイングの傾向を容易に視認することができる、ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係るゴルフクラブのシャフトの分析表示装置は、ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をサンプリングしたサンプリングデータを取得する取得部と、前記サンプリングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出する算出部と、前記シャフトの軸方向の複数位置と前記剛性指標との関係が予め決定された複数のモデルシャフト剛性データを記憶する記憶部と、前記ユーザシャフト剛性データと最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを選択し、当該モデルシャフト剛性データを表すモデル図を表示する第1画面を作成する画面作成部とを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラムに関する。
ゴルファーにとってボールの飛距離を延ばすとともにボールを狙った方向・角度に飛ばすことは永遠のテーマである。そのためには、自身のスイングに合ったゴルフクラブを使用することが重要である。
ゴルファーに合ったゴルフクラブを選定することは一般にフィッティングと称されている。このフィッティングを効果的に行うためには、ゴルフクラブの全重量、クラブヘッドの重量、ゴルフクラブの長さなど穫々のファクターを考慮する必要があるが、とりわけ、ゴルフクラブのシャフトの物性がフィッティングの良否に大きく影響する。
例えば、シャフトの物性の一つとしてフレックがある。このフレックスは、シャフトの硬さ(曲げ剛性)を表しており、順式フレックスは、図17に示されるように、シャフト20のチップ端20aから129mmの点を荷重点W1とし、この荷重点W1からシャフト20のバット端側に824mmの点を支点Aとし、この支点Aからバット端側に140mmの位置を作用点Bとして、前記荷重点W1に2.7kgfの荷重Wtを掛けたときの前記チップ端20aの変位量である。この変位量F1(この値を順式フレックスという)に対して、或る値f1〜或る値f2までのものをXシャフトとするなどの定義によりフレックスが定められている。
一般に、フレックスは、ヘッド速度の大小に応じて適合する硬さが推奨されており、ヘッド速度が比較的遅いゴルファーには撓みやすいシャフトが勧められる一方、ヘッド速度が比較的速いゴルファーには硬いシャフトが勧められる。しかし、このフレックスは、統−された規格がなく、メーカー毎に異なる基準で定められている。そして、適合するフレックスの値の選定は、フィッティングを行う者(フイッター)の経験と勘に頼ることが多く、選定結果は客観的ではなく個人差がある。
また、他のシャフトの物性として調子がある。この調子は、図18に示されるように、シャフト20のチップ端20aから12mmの位置を作用点Cとし、この作用点Cからシャフト20のバット端側に140mmの点を支点Dとし、この支点Dからバット端側に776mmの点を荷重点W2として、当該荷重点W2に1.3kgfの荷重Wtを掛けたときのバット20bの変位量F2(この値を逆式フレックスという)を求め、このF2と前述したF1(順式フレックス)の値から次の式(1)にしたがいTを計算し、このTの値の大小で先調子なのか、又は手元調子なのかを決めている。この調子を用いたゴルフクラブの選定についても、前述したフレックスを用いる場合と同じく、フィッティングを行う者の経験と勘に頼らざるを得ず、選定結果は客観的ではなく個人差がある。
T=F2/(F1+F2)×100 ・・・・・・(1)
そこで、フィッティングに際し、ゴルファーに実際にスイングをしてもらい、そのスイングの計測結果からフィッティングを行うことが提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
特許文献1には、ゴルフスイングにおいて用いるゴルフクラブのゴルフクラブモデルを生成するモデル生成ステップと、ゴルフクラブモデルを用いてゴルフスイングを再現するために、ゴルフクラブモデルに所定の境界条件を与えてゴルフクラブモデルのスイング挙動を演算し、ゴルフスイングにおけるゴルフクラブモデルの所望の動的特性値を算出する特性値算出ステップと、この特性値算出ステップを、生成されるゴルフクラブモデルの種類を変えながら繰り返し行うことで複数のゴルフクラブモデルそれぞれについて動的特性値を求める繰り返しステップと、この繰り返しステップで求められた複数の動的特性値のうち、動的特性伎の最大値及び最小値を抽出し、当該最大値と最小値との差に基づいて、ゴルフスイングの特徴を分頚して評価するスイング評価ステップとを有する、ゴルフスイングの評価方法が開示されている。
また、特許文献2は、クラウン部に、ゴルフクラブシャフトが装着されるホーゼル部が設けられたゴルフクラブヘッドを有するゴルフクラブのスイング評価方法であって、前記ゴルフクラブヘッドを水平面に設置した状態において、ゴルフクラブシャフトの軸線を含むとともに、水平面に対して直交する平面と、ゴルフクラブヘッドのクラウン部とが交わる交線上における少なくとも10mm離れた2点について、ゴルフクラブのスイング時の速度をそれぞれ計測し、前記各点の速度に基づいてスイングを評価するスイングの評価方法が開示されている。
特開2006−230466号公報 特開2009−18043号公報
しかしながら、特許文献1記載の方法では、用いる装置が大型であり、設置場所が限られる。また、大規模な演算装置が必要であり、コストが高くつくという問題がある。また、特許文献2記載の方法では、スイングの評価をインパクトだけで行っており、アドレスからトップを経てインパクトに至るスイング全体の特徹を反映させたものではない。したがって、ゴルファーのスイングに適合したシャフトを選定できないことがあり、改良が望まれていた。また、このようなシャフトの選定にあたっては、ゴルファー自身のスイングを測定するのであるが、測定されたスイングの傾向を、ユーザ自身が知りたいという要望もある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、スイング全体を反映させた、より詳細なシャフトスペックに基づきフィッティングするにあたって、ユーザ自身のスイングの傾向を容易に視認することができる、ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブのシャフトの分析表示装置は、ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をサンプリングしたサンプリングデータを取得する取得部と、前記サンプリングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出する算出部と、前記シャフトの軸方向の複数位置と前記剛性指標との関係が予め決定された複数のモデルシャフト剛性データを記憶する記憶部と、前記ユーザシャフト剛性データと最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを選択し、当該モデルシャフト剛性データを表すモデル図を表示する第1画面を作成する画面作成部と
を備えている。
上記分析表示装置において、前記モデル図は、前記シャフトの軸方向の位置と前記剛性指標との関係を示す折れ線グラフとすることができる。
上記分析表示装置において、前記画面作成部は、前記第1画面に、ユーザースイング特徴と前記モデルシャフト剛性データの説明の少なくとも一方をさらに表示することができる。
上記分析表示装置において、前記記憶部は、前記ユーザシャフト剛性データと対応する、複数のゴルフクラブのシャフトのフレックスを含むフレックスデータを記憶し、前記画面作成部は、前記フレックスデータから、前記算出部で算出されたユーザシャフト剛性データと対応するフレックスを表示する第2画面を作成することができる。
上記分析表示装置において、前記画面作成部は、前記最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを、前記シャフトの軸方向の複数位置に対して前記剛性指標が分布するように表示するモデルデータ分布図と、前記ユーザシャフト剛性データを、前記シャフトの軸方向の複数位置に対して前記剛性指標が分布するように表示するユーザデータ分布図と、の少なくとも一方が表示された第3画面を作成することができる。
このとき、前記画面作成部は、前記モデルデータ分布図と、前記ユーザデータ分布図とを重ね合わせて表示した前記第3画面を作成することができる。
上記分析表示装置においては、ユーザから、前記第1画面と第3画面の切り替えの入力を受け付ける入力部をさらに備え、前記画面作成部は、前記入力部からの入力を受け付けると、前記第1画面と第3画面とを切り替えていずれか一方を表示することができる。
上記分析表示装置において、前記サンプリングデータは、前記ゴルフクラブのグリップの3軸回りの角速度を含み、前記算出部は、前記角速度に基づいて、コック方向の角速度、手の甲方向の角速度、及びローテーションの角速度の少なくとも1つを含むユーザ角速度データを算出し、前記画面作成部は、前記ユーザ角速度データを前記角速度が分布したユーザ速度分布図として表示する第4画面を作成することができる。
上記分析表示装置において、前記取得部は、3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃したときの前記センサからの計測値をサンプリングデータとして取得し、前記算出部は、前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトの決定と、前記計測値から得られる以下の(1)〜(4)のスイング特徴量を用いた、前記ユーザシャフト剛性データの算出と、を行うことができる。
(1)トップ付近でのコック方向のグリップ角速度の変化量
(2)トップから、ダウンスイング途中であってコック方向のグリップ角速度が最大となるときまでの当該コック方向のグリップ角速度の平均値
(3)ダウンスイング途中であってコック方向のグリップ角速度が最大となるときから、インパクトまでの当該コック方向のグリップ角速度の平均値
(4)トップからインパクトまでのコック方向のグリップ角速度の平均値
本発明に係るゴルフクラブのシャフトの分析表示プログラムは、コンピュータが、ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をサンプリングしたサンプリングデータを取得するステップと、前記サンプリングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出するステップと、前記シャフトの軸方向の複数位置と前記剛性指標との関係が予め決定された複数のモデルシャフト剛性データから、前記ユーザシャフト剛性データと最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを選択し、当該モデルシャフト剛性データを表すモデル図を表示する第1画面を作成するステップと、を実行させる。
また、本発明に係るゴルフクラブのシャフトの分析表示方法は、ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をサンプリングしたサンプリングデータを取得するステップと、前記サンプリングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出するステップと、前記シャフトの軸方向の複数位置と前記剛性指標との関係が予め決定された複数のモデルシャフト剛性データから、前記ユーザシャフト剛性データと最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを選択し、当該モデルシャフト剛性データを表すモデル図を表示する第1画面を作成するステップと、を備えている。
本発明では、ユーザのスイングをサンプリングしたデータに基づいて、シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出している。ユーザシャフト剛性データは、シャフトの剛性を単一の指標で表すのではなく、シャフトの軸方向の複数の位置での剛性を算出した複数の指標で表すため、ユーザのスイングの特徴をより詳細に捉えることができる。そして、本発明では、このような特徴を視認できるように、画面作成部で画面を作成する。
しかしながら、ユーザシャフト剛性データは、ユーザによってばらつきがあり、そのパターンは無限に存在する。したがって、このような無限のパターンの中から1つのパターンを見てもユーザは自身のシャフト剛性データの傾向を知ることは難しい。そこで、本発明では、予め規定された複数のモデルシャフト剛性データの中から、算出されたユーザシャフト剛性データに最も関連の高いものを選択し、これを表示する第1画面を作成している。このようにすると、予め規定された所定数のシャフト剛性データのうちから1つが表示されるため、ユーザ自身のスイングの傾向を容易に視認することができる。また、この装置の提供者は、表示されたモデルシャフト剛性データに基づいて、ユーザに適したシャフトを提案することができるという利点もある。
スイング中のシヤフトの僥みの挙動を説明する図である。 本発明のフィッティング方法において曲げ剛性が測定されるシヤフトの4つの位置を説明する図である。 本発明における曲げ剛性の測定方法を説明する図である。 本発明におけるスイング特徴量を計測する方法を説明する図である。 センサが取り付けられたゴルフクラブの一部拡大斜視図である。 分析表示装置の概略構成を示すブロック図である。 スイングにおけるアドレス及びテイクバックを示す図である。 スイングにおけるトップ及びダウンスイングを示す図である。 スイングにおけるダウンスイング及びインパクトを示す図である。 スイングにおけるフォロースルー及びフィニッシュを示す図である。 スイングにおけるコック方向の角速度の時間経過にしたがう変化を示す図である。 第1画面を示す図である。 モデルシャフト剛性データのモデル図の例を示す図である。 第2画面を示す図である。 第3画面を示す図である。 第4画面を示す図である。 順式フレックスの測定方法を説明する図である。 逆式フレックスの測定方法を説明する図である。
以下、本発明に係るゴルフクラブのシャフトの分析表示装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[本実施形態に係るフィッティング方法の原理]
本実施形態に係る分析表示装置の説明する前に、本実施形態が対象とするフィッティング方法の原理ないし論理的背景について説明する。本発明者らは、ゴルフクラプのシャフトの曲げが、トップからインパクトに向けてスイングが進行するにしたがい当該シャフトの手元側から先端側に伝わることに着目した。そして、或るゴルファーのトップからインパクトまでの時間に伴うスイング特徴(スイング特徴の内容については後述する)と、当該ゴルファーにマッチしたシャフトのインチ毎の硬さとの間には相関関係があるという仮定のもと、鋭意研究・検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、ボールを打撃するときのゴルファーのスイングは、アドレス→トップ→インパクトと推移するが、その際、ゴルフクラブのシャフトは、当該ゴルフクラブの先端に比較的重量が大きいヘッドが存在するため、その慣性により曲げが生じる。この曲げは、スイングの全過程において、シャフトの同一箇所に生じるのではなく、図1に示されるように、トップからインパクトに向けてシャフトの手元側から先端側に伝わる。換言すれば、トップからインパクトに向けてスイングが進行するにしたがい、シャフトにおける曲げの位置が当該シャフトの手元側から先端側に移動する。
具体的に、アドレスからテイクバックを行い、トップに至った時点(図1において(1)で示される時点)では、シャフトの手元付近に曲げが生じる。ついで、切り返しを行い、ダウンスイング初期(図1において(2)で示される時点)に至ると、曲げはシャフトの先端側にやや移動する。さらに、ゴルファーの腕が水平になる時点(図1において(3)で示される時点)では、曲げはシャフト中央よりも先端側に移動する。そして、インパクト直前(図1において(4)で示される時点)では、曲げはシャフトの先端付近まで移動する。
このようにスイング時におけるシャフトの曲げが、トップからインパクトに向けてシャフトの手元側から先端側に伝わることに鑑み、本発明者は、前記時間帯(1)〜(4)におけるゴルファーのスイング特徴に着目し、シャフトのインチ毎に最適な曲げ剛性を選定することを試みた。
具体的に、図2に示されるように、シャフト20を4つの領域に分割して、各領域中の1点の曲げ剛性を定義した。本実施形態では、シャフト20のチップ端20aから36インチの箇所を測定点(1)とし、26インチの箇所を測定点(2)とし、16インチの箇所を測定点(3)とし、6インチの箇所を測定点(4)としている。そして、シャフト20の4つの測定点における曲げ剛性を計測し、数値化している。なお、本明細書においで、「インチ毎の」とは、1インチの、2インチの、・・・という意味ではなく、「シャフトの一端から所定インチの距離にある複数の箇所について、各箇所の」という意味であり、本実施形態における「所定インチ」とは、前述したようにシャフト20のチップ端20aから36インチ、26インチ、16インチ、6インチである。また、本実施形態では、シャフトの曲げ剛性を測定する4つの測定を、当該シャフトのチップ端から36インチ、26インチ、16インチ、及び6インチとしているが、このインチ数は、本発明において特に限定されるものではなく、各インチ数に対して、±数インチの幅内で変更することが可能である。例えば、測定点(1)をシャフトのチップ端から36±3インチとすることができる。
シャフトのインチ毎の曲げ剛性(EI値:N・m2)は、例えばインテスコ社製の2020型計測機(最大荷重500kgf)を用いて図3に示されるようにして測定することができる。
具体的に、2つの支持点11、12においてシャフト20を下方から支えつつ、測定点Pに上方から荷重Fを加えたときのたわみ量αを測定する。測定点Pは、本実施形態の場合、シャフト20のチップ端20aから36インチ、26インチ、16インチ及び6インチの4箇所である。支持点11と支持点12との間の距離(スパン)は200mmである。また、測定点Pは、支持点11と支持点12の中間点である。上方から荷重Fを加える圧子13の先端は、シャフト20を傷付けないように丸められている。圧子13の先端の断面形状は、シャフト軸方向に平行な断面において、10mmの曲率半径を有している。シャフト軸方向に対して垂直な方向の断面において、圧子13の先端の断面形状は直線であり、その長さは45mmである。
支持体14は、支持点11においてシャフト20を下方から支持する。支持体14の先端は、凸状の丸みを有している。支持体14の先端の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において15mmの曲率半径を有する。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体14の先端の断面形状は直線であり、その長さは50mmである。支持体15の形状は支持体14と同一である。支持体15は、支持点12においてシャフト20を下方から支持する。支持体15の先端は、凸状の丸みを有している。支持体15の先端の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において15mmの曲率半径を有する。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体15の先端の断面形状は直線であり、その長さは50mmである。
前述した支持体14及び支持体15を固定した状態で、圧子13を5mm/minの速度で下方へ移動させる。そして、荷重Fが20kgfに達した時点で圧子13の移動を終了させる。圧子13の移動を終了させた瞬間におけるシャフト20のたわみ量α(mm)を測定し、以下の式(2)にしたがって曲げ剛性EI(N・m2)を計算する。
曲げ剛性EI(N・m2)=32.7/α (2)
そして、測定されたシャフトのインチ毎の曲げ剛性を指標としてフィッティングが行われる。インチ毎のシャフトの硬さ(曲げ剛性)は、トップからインパクトまでの時間に伴うスイング特徴と相関関係があり、個々のゴルファーにおける前記スイング特徴が分かれば、その特徴に合ったインチ毎のシャフトの硬さを決めることができる。スイング中のシャフトの曲げないし変形(たわみ量)は、前途したように、トップからダウンスイングにかけてシャフトの手元側から先端側に曲げが伝わっていく。本発明では、この曲げの伝わりに着目し、トップ付近のシャフトの撓み量がトップ付近のグリップの挙動(角速度)の速い遅いに関係があることから、この速度が速いゴルファーには硬めのシャフトを提供し、遅いゴルファーには軟らかめのシャフトを提供する。
本実施形態では、前述した方法によりインチ毎に測定されたシャフトの曲げ剛性に応じて複数段階のランク値のうちいずれかの値を付与している。具体的に、曲げ剛性に応じて10段階のIFC(剛性指標)のうちいずれかの値を付与している。このIFCは、International Flex Cord(インターナショナル・フレックス・コード)の略であり、シャフトの硬さを表すものとして本出願人により提案されている指標である。
以下の表1〜4は、それぞれ測定点(1)〜(4)におけるシャフトのEI値からIFCへの変換表である。シャフトの硬さを10段階に分ける方法として、市販されている全てのシャフトを対象にして10段階に分ける方法や、使用頻度などを考慮して、フィッターがユーザに提供しようとして用意したシャフトの範囲内で10段階に分ける方法など、いくつかの方法が考えられるが、本実施形態では、後者の方法によりフィッティングを行っている。
<スイング特微量>
本実施形態では、図4に示されるように、ゴルフクラブのフィッティングを希望するゴルファーに実際にスイングをしてもらい、そのスイングから、当該ゴルファーに特有のスイング特徴量を計測している。ゴルフクラブ1のグリップエンドには、例えば図5に示されるように、3軸回りの角速度を計測することができるセンサ2が取り付けられている。センサ2は、両面テープ、接着剤、ねじ止めなどによりグリップエンドに固定することができる、図4に示される例では、ゴルファーGは右利きであり、所定位置にセットされたボールBを打撃するためのスイングを開始する直前のアドレス状態である。
センサ2は無線式であり、測定されたデータは、無線により、分析表示装置10に内蔵された通信部(図示せず)に送信される。無線通信としては、例えばBluetooth(登録商標)の規格及び技術を用いることができる。
センサ2は、3軸方向(x軸方向、y軸方向、及びz軸方向)回りの角速度を計測することができる角速度センサ(図示せず)を内蔵している。センサ2は、更に、A/D変換器、CPU、無線インターフェース、無線アンテナ及び電源を備えている。電源としては、例えばボタン型のリチウムイオン電池などを用いることができる。電池は充電可能なものであってもよい。そして、センサ2は、電池を充電するための充電回路を備えていてもよい。使用可能なセンサ2の例としては、ワイヤレステクノロジー社製のWAA−010(商品名)をあげることができる。
なお、センサ2からの信号を受信する前記無線受信装置は、無線アンテナ、無線インターフェース、CPU及びネットワークインターフェースを備えている。
次に、分析表示装置10について説明する。図6は分析表示装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、分析表示装置10は、出力部101、入力部102、記憶部103、制御部104、及び通信部(取得部)105を有している。そして、これらは、互いにバス線106で接続されており、相互に通信可能である。本実施形態では、出力部101を、液晶ディスプレイで構成することができ、後述する画面等をユーザーや分析装置の操作者に対し表示する。また、入力部102は、マウス、キーボード、タッチパネル等で構成することができ、分析表示装置10に対するユーザからの操作を受け付ける。通信部105はセンサ2と通信するためのものであり、センサ2で計測されたデータを受信したり、センサ2の操作のための信号を送信するのに使用される。具体的には、無線アンテナ、無線インターフェースなどで構成される。また、このような分析表示装置10としては、汎用のコンピュークがそのまま用いられてもよい。
記憶部103は、ハードディスク等の記憶装置から構成され、分析表示プログラム1031が格納されているほか、ソフトウェア管理領域1032が確保されている。ソフトウェア管理領域1032は、分析表示プログラム3231が使用する領域である。ソフトウェア管理領域1032内には、第1記憶部1032a、第2記憶部1032bなど確保されている。第1記憶部1032aは、後述するように、モデルシャフト剛性データ、そのモデル図、及びフレックスデータが記憶される領域であり、第2記憶部1032bは後述するユーザシャフト剛性データが記憶される領域である。その他、記憶部1032には、センサや画面を操作するなど、計測や表示に必要なデータが記憶されており、これらのデータは、プログラムを実行する上で逐次参照される。なお、分析表示プログラムは、記憶部1032に予め格納しておくほか、光磁気ディスク、CD−ROM,DVD−ROM,ブルーレイディスク、USBメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体110に記憶されたものを、インストールすることで、制御部104によって実行することもできる。
また、制御部104は、CPU、ROMおよびRAM等から構成することができる。制御部104は、記憶部103内に格納されている分析表示プログラム1031を読み出して実行することにより、図6に示すように、仮想的に算出部1041、画面作成部1042として動作し、例えば、センサ2から送信されたデータが処理される。算出部1041及び画面作成部1042の動作については、後述する。
センサ2は、x軸、y軸及びz軸の各軸回りの角速度を検知する。これらの角速度はアナログ信号として得られ、こめアナログ信号は、センサ2に内蔵されているA/D変換器によってデジタル信号に変換される。A/D変換器からの出力はCPUに伝達されて1次フィルタリングなどの演算処理が実行される。こうしてセンサ2内で処理されたデータ(サンプリングデータ)は、無線インターフェースを介して、無線アンテナから分析表示装置10に内蔵された通信部105に送信される。
センサ2のグリップエンドヘの取付に際しては、計測軸とゴルフクラブ1との関係が考慮される。本実施形態では、センサ2のz軸がゴルフクラブ1のシャフト軸にー致している。センサ2のx軸は、ゴルフクラブ1のヘッド1aのトゥーヒール方向に沿うように配向される。また、センサ2のy軸は、ヘッド1aのフェース面の法線方向に沿うように配向される。このようにセンサ2を取り付けることで、演算を簡略化することができる。
本実施形態では、局座標系が考慮され、この局座標系のx軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系である。本実施の形態では、z軸が前記ゴルフクラブ1のシャフト軸とされ、x軸は、ヘッド1aのトゥーヒール方向に沿うように配向される。また、y軸は、ヘッド1aのフェース面の法線方向に沿うように配向される。
すなわち、局座標系のz軸は、センサ2のz軸に一致しており、局座標系のy軸は、センサ2のy軸に一致している。また、局座標系のx軸は、センサ2のx軸に一数している。
センサ2によって、時系列的に述続した複数のデータを得ることができる。単位時間当たりのデータ数は、サンプリング周波数に依存する。
図7〜図10は、ゴルファーによるアドレスからフイニッシュまでのスイングを説明する図である。スイングには、インパクト後のフォロースルーが含まれるが、本実施形態では、アドレスからインパクトまでのスイングの特徴に着目している。
図7〜図10は、ゴルファーを正面から見た図である。スイングの始まりはアドンスであり、スイングの終わりはフィニッシュと呼ばれている。スイングは、(S1)、(S2)、(S3)、(S4)、(S5)、(S6)、(S7)、(S8)の順で進行する。図7の(S1)がアドレスであり、(S2)がテイクバックである。図8の(S3)がトップ(トップオプスイング)である。通常、トップでは、スイング中におけるヘッドの移動速度が最小である。図8の(S4)はダウンスイングである。図9の(S5)もダウンスイングであるが、図8の(S4)よりもダウンスイングが進行した状態である。図9の(S6)はインパクトであり、ゴルフクラブ1のヘッド1aとボールBとが衝突した瞬間である。図10の(S7)はフォロースルーであり、(S8)はフィニッシュである、フィニッシュで、スイングが終了する。
本実施形態では、前述したスイングにおける種々の段階のうちトップ付近からインパクトに至るダウンスイング中のコック方向の角遠度ωyに着目し、時間経過にしたがって当該角速度ωyを細分化して定量化する。なお、本明細書において「トップ付近」とは、トップ直前の所定時間及びトップ直後の所定時間を含む時間帯を意味しており、具体的には、例えばトップー50msから、トップ+50msまでの100msの時間帯を意味している。
図11は、或るスイングにおけるアドレスからインパクトまでの時間(s)とコック方向の角速度ωy(deg/s)との関係を示している、本実施形態では、図11に示されるように、スイングの時間径過にしたがって4つのスイング特微(1)〜(4)を設定し、各スイング特徴を定量化している。
スイング特徴量(1)は、トップ付近のコック方向の角速度ωyの傾きであり、例えばトップから50ms前の角速度ωyと、トップから50ms後の角速度ωyとの和で表すことができる、このスイング特微量(1)は、前述したシャフトのチップ端から36インチの測定点における曲げ剛性と相関関係がある。
スイング特徴量(2)は、トップから、角速度ωyが最大となる時点までの当該角速度ωyの平均値である。トップからインパクトまでの角速度ωyにおける最大値を求め、トップから、この最大値となる時点までの角速度ωyの累積値を、トップから、前記最大値となる時点までの時間で除することにより前記平均値を求めることができる。このスイング特微量(2)は、前述したシャフトのチップ端から26インチの測定点における曲げ剛性と相関関係がある。
スイング特徴量(3)は、角迭度ωyが最大となる時点からインパクトまでの当該角速度ωyの平均値であり、前記最大値となる時点からインパクトまでの角速度ωyの累積値を、前記最大値となる時点からインパクトまでの時間で除することにより前記平均値を求めることができる。このスイング特微量(3)は、前述したシャフトのチップ端から16インチの測定点における曲げ剛性と相関関係がある。
スイング特徴量(4)は、トップからインパクトまでの角速度ωyの平均値であり、トップからインパクトまでの角速度ωyの累積値を、トップからインパクトまでの時間で除することにより前記平均値を求めることができる。このスイング特徴量(4)は、前述したシャフトのチップ端から6インチの測定点における曲げ剛性と相関関係がある。
以上のスイング特徴量(1)〜(4)は、フィッティングを希望するゴルファーに所定数のボール、例えば5球のボールを試打してもらい、各打球時に算出したスイング特徴量の平均を当該ゴルファーのスイング特徴量と設定することができる。
<インチ毎のシャフト剛性の算出>
ついで、算出されたスイング特徴量(1)〜(4)に基づいて、当該ゴルファーに適したインチ毎のシャフト剛性を計算する。この計算は、制御部104の算出部1041により行われる。この計算に先立って、予め各スイング特徴量について、スイング特微量と好ましいシャフトの曲げ剛性(EI値)との関係を表す近似式を求めておくことができる。近似式は、種々の方法で算出することができるが、例えば、以下の方法により算出することができる。まず、複数のテスターに試打をしてもらうことでデータを収集し、このデータに基づいて作成する。近似式の信頼性を高める観点からは、テスターの数は多い方が好ましい。本実施形態では、テスターを、ハンディが20以下の中級者又は上級者とした。各テスターに対し、予め用意した複数のゴルフクラブ(ドライバー)の中から普段使用しているゴルフクラブの重量、長さ及びフレックス(又は調子)を基準にして数本のゴルフクラブを選定し、この数本のゴルフクラブについてそれぞれ数球、例えば6球試打(ミスショットを除く)してそのクラブの適否を判断した。そして、各スイング特徴と、曲げ剛性(EI値)との関係を示した4種類のグラフを作成し、その関係を近似式(例えば、一次式)で表す。近似式は最小二乗法など種々の方法で作成することができ、条件によって複数の近似式を用いることもできる。
<インチ毎のIFCの算出>
続いて、取得したユーザのスイングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出する。ここでは、インチ毎に算出されたシャフトのEI値について、例えば前記表1〜4に示される変換表を用いて、インチ毎に、10段階のIFCのうちいずれかの値を算出する。本実施形態では、前述したように、使用頻度などを考慮して、フィッターがユーザーに提供しようとして用意したシャフトの範囲内で10段階に分ける方法を採用している。算出されるIFCの例として、36インチ:5、26インチ:4、16インチ:4、6インチ:2を挙げることができる。そして、算出部1041が算出したシャフトのインチ毎のIFCは、ユーザシャフト剛性データとして、第2記憶部1032aに記憶される。各ユーザシャフト剛性データは、上述したように、インチ毎に4つのIFCを有している。
<分析結果の表示>
上記のように、算出されたユーザシャフト剛性データはディスプレイ101に表示される。この処理は、制御部104の画面作成部1042により行われる。図12は、算出が終了後に最初に表示される第1画面51であり、ユーザの操作に応じて、適宜、第2〜第4画面が表示される。まず、第1画面51から説明する。上記のように、IFCは、10段階で評価されるため、4箇所のIFCを算出すると、その組み合わせは、10000通りになる。したがって、そのいずれかを表示したとしても、ユーザには自身のスイングの傾向がわかりにくい。そこで、本実施形態に係る分析表示装置10では、代表的なシャフト剛性データであるモデルシャフト剛性データを予め第1記憶部1032aに記憶しておき、ユーザシャフト剛性データが算出されると、これと最も関連性の高いモデルシャフト剛性データを選択して表示するようにしている。モデルシャフト剛性データは、ユーザシャフト剛性データと同様に、インチ毎に4つのIFCを有している。
ここで、モデルシャフト剛性データは、種々のものを規定できるが、例えば、図13に示す4種類のタイプに分類し例示することができる。モデルシャフト剛性データは、上述したシャフトのインチ毎のIFCを規定したものであり、分析表示装置10の出力部101で表示する際には、同図に示すように、グラフ化したモデル図が表示される。例えば、分類1は、グリップから先端にいくにしたがって、IFCが高くなる「右上がりタイプ」であり、分類3は、36インチから26インチの位置にいくにしたがってIFCが高くなり、26インチから16インチまではIFCがほとんど変わらず、16インチから6インチにいくにしたがってIFCが低くなる「凸フラットタイプ」である。このように、モデルシャフト剛性データは、シャフトの位置との関係で、ユーザに推奨できる理想的なIFCを有する複数のタイプを規定したものである。そして、後述するように、推奨される実際のシャフトは、このモデルシャフト剛性データに基づいて作製されている。
図12に戻って、第1画面51について説明する。同図に示すように、第1画面では、モデルシャフト剛性データを図13に示すような簡易的に表示したモデル図511が表示される。すなわち、厳密なシャフトの位置とIFCの数値を示すのではなく、どのタイプであるかを視認しやすいように、模式化されたグラフであるモデル図511が表示される。具体的には、横軸がインチ毎の位置であり、縦軸がIFCの折れ線グラフであるが、縦軸は概ね5段階程度の近似的な表示がなされた、簡易な折れ線グラフが表示される。
第1画面51にモデル図511が示されるにあたっては、まず、算出されたユーザシャフト剛性データから対応するモデルシャフト剛性データが選択される必要がある。このような、ユーザシャフト剛性データとモデルシャフト剛性データとのマッチングは、例えば、次のように行うことができる。すなわち、以下の式(3)に示される「一致度」を第1記憶部1032aに記憶されている全てのモデルシャフト剛性データについて計算し、その値が最も小さいモデルシャフト剛性データを第1画面51に表示する(iは測定対象のシャフト位置の数(本実施形態は4)、計算iはシャフト位置iにおけるユーザシャフト剛性データ(IFC値)、データベースiはシャフト位置iにおけるモデルシャフト剛性データ(IFC値)を示す)。なお、本明細書における「一致度」は、一致している度合いを意味するのではなく、式(3)から明らかなように、その値が小さいほど計算結果に近い曲げ剛性を有するモデルシャフト剛性データであるということを意味する指標である。一致度がOとは、計算結果と同じインチ毎の曲げ剛性を有するモデルシャフト剛性データであるということである。
このように、第1画面51には、算出されたユーザシャフト剛性データに最も関連性が高いモデルシャフト剛性データの簡易表示であるモデル図511が表示される。また、モデル図の下方には、ユーザースイング特徴とそのモデル図の表記と説明がなされている。図12の例では、「凸〜フラットタイプ」が表示されており、その説明512も合わせて表示されている。これにより、フィッティングを受けたユーザは、推奨されるシャフトのタイプと、自身のスイングのタイプを容易に視認することができる。
次に、第2画面52について、図14を参照しつつ説明する。第2画面52は、ユーザシャフト剛性データに基づいて推奨されるシャフトの硬度(フレックス)521を表示する。シャフトの硬度の表記としては、一般的にJ,L,A,R,SR,S,X,XXがあるが、この中のいくつかを選択して第2画面52に表示するとともに、推奨されるシャフトの硬度の表記にはマーカにより着色が施される。
推奨されるシャフトの硬度の選択には種々の方法があるが、例えば、以下のように行うことができる。シャフトの硬度は順式フレックスと相関が高い。すなわち、グリップ側の曲げ剛性との相関が高いことから、上述したスイング特徴量(1)(2)を用いて得られた36インチと26インチのIFCの値を用いる。そして、これらIFC値の合計値に基づいて、第1記憶部1032aに記憶されたフレックスデータを参照し、シャフト硬度を決定する。フレックスデータは、IFC値の合計と、シャフト硬度との関係を示すテーブルであり、画面作成部1042は、このテーブルを参照して、いずれかのシャフト硬度を選択し、上述したように第2画面52に表示する。
このように、ユーザシャフト剛性データからは、一般的なシャフトの硬度も推奨するように、画面表示がなされる。また、第2画面52において、シャフトの硬度の表記の下方には、その説明522を表示させることができる。あるいは、図14に示すように、測定されたヘッドスピードなどの説明を行うこともできる。あるいは、理想的なIFCに対して、重量が合っていないシャフトを出した場合には、その旨を表示するようにすることもできる。
以上の画面では、主として、シャフト剛性データの簡易表示がなされているが、厳密なデータの表示を行うこともできる。例えば、分析表示装置10の操作者は、入力部102を操作することで、第1画面51または第2画面52から、図15に示す第3画面53に画面表示を切り替えることができる。第3画面53には、ユーザシャフト剛性データとモデルシャフト剛性データとが正確に示されたグラフ(ユーザデータ分布図、モデルデータ分布図)が表示されている。すなわち、この第3画面53のグラフでは、横軸がインチ毎の位置、縦軸が10段階のIFCを示しており、4つのIFCが折れ線グラフとして表示されている。上述したように、第1画面51では、モデルシャフト剛性データを簡易表示をしたが、第3画面53では、正確なユーザシャフト剛性データとモデルシャフト剛性データとを重ね合わせて表示している。これにより、ユーザは、自身のユーザシャフト剛性データと理想的なモデルシャフト剛性データとの乖離を視認することができる。
図16は、第4画面54を示す図である。第4画面54は、ユーザのスイングの傾向を示す図であり、縦軸にスイングの特徴、横軸に速さの度合いが示されている。スイングの特徴は、この例では、7つ示されている。ωyであるコック方向の角速度,ωxである手の甲方向の角速度、ωzであるダウンスイング全体におけるローテションの速度、及びこれらの特徴量を用いて計算された値である。また、速さ(角速度)の度合いは5段階で表示され、該当する位置に○が表示される。このような第4画面54により、ユーザは自身のスイングの特徴を視認することができる。
上述したように、各モデルシャフト剛性データには、対応するシャフトが作製されているため、本実施形態の分析表示装置10では、ユーザに対して、表示されたモデルシャフト剛性データに基づいて、推奨されるシャフトを表示することもできる。こうして、ユーザのスイングに対応したシャフトを表示することで、フィッティングが完了する。
<特徴>
以上のように、本実施形態に係るフィッティング方法によれば、ゴルファーのスイング中の限られた局面だけでなく、トップからインパクトに至るスイング全体を反映させた4つのスイング特徴量に基づいてシャフトを選定することができるので、より詳細なシャフトスペックに基づきフィッティングすることができる。その結果、当該ゴルファーにとって、より性能(飛距離、方向性及び振り易さ。)が優れたシャフトを提供することができる。
そして、本実施形態では、このような特徴を視認できるように、画面作成部1042で画面51〜54を作成する。特に、本実施形態では、予め規定された複数のモデルシャフト剛性データの中から、算出されたユーザシャフト剛性データに最も関連の高いものを選択し、これを表示する第1画面51を作成している。このようにすると、予め規定された所定数のシャフト剛性データのうちから理想的なシャフトとして簡易にモデル化された1つが表示されるため、ユーザ自身のスイングの傾向を容易に視認することができる。また、この装置10の提供者は、表示されたモデルシャフト剛性データに基づいて、ユーザに適したシャフトを提案することができるという利点もある。さらに、詳細なシャフト剛性データを表示させたいときは、画面を第3画面53に切り替えることができるため、ユーザは、自身のシャフト剛性データと理想的なモデルシャフト剛性データを対比することができる。
また、このフィッティング方法では、クラブのグリップ端にセンサ2を取り付けるだけでスイング特徴を定量化することができ、従来のカメラなどの大掛かりな設備が不要になるので、フィッティングのための設備のコヌトが小さくて済む。さらに、データは無線で分析表示装置10に配信することができ、設備全体の構成を簡素化することができ、これにより、持ち運びや設置・撒去も簡単に行うことができる。
<変形例>
<1.>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、第1画面51において、4種類のモデルシャフト剛性データのモデル図を示したが、これらはあくまで例示であり、他のモデル図を予め規定しておくことができるのはいうまでもない。また、モデル図は、折れ線グラフのほか、散布図、数値での表記、記号、絵文字、図形など、種々の態様が可能であり、要するに、インチ毎のIFCが模式的に視認できる態様であればよい。
<2.>
上記実施形態では、IFCを10段階、曲げ剛性の測定点を4点としたが、これに限定されず、第1及び第3画面51,53で表示する数は、適宜増減することができる。
<3.>
第2画面52で表示されるフレックスの表記はいくつでもよく、また推奨されるフレックスを視認させるためには、上述したマーカによる着色以外でもよい。例えば、文字のフォント、大きさを変更したり、図形などを付加するなど、種々の方法がある。また、推奨されるシャフトの硬度の算出方法も特には限定されず、ユーザシャフト剛性データを用いて算出する限り、上述したもの以外を用いることができる。
<4.>
上記第3画面53では、ユーザシャフト剛性データを分布図として表示したユーザデータ分布図と、モデルシャフト剛性データを分布図として表示したモデルデータ分布図とを重ね合わせて表示しているが、これに限定されるものではなく、ユーザの操作により、ユーザデータ分布図またはモデルデータ分布図のいずれか一方を表示するようにすることもできる。また、上記実施形態では、各分布図を線で結んだ折れ線グラフとして表示しているが、単なる分布図として表示することもできる。
<5.>
第4画面54も適宜変更することができる。例えば、角速度の段階は5段階に限られない、また、対応する表記も「○」以外でもよい。さらに、スイングの特徴も測定されたデータから算出できるものであれば、特には限定されない。
<6.>
また、上記第1及び第2画面51,52では、ユーザスイング特徴、シャフトタイプなどの説明を表示しているが、説明の内容は適宜変更することができ、また、説明を表示しないようにすることもできる。この点は、第3及び第4画面53,54についても同様であり、画面の説明などを表示することもできる。
<7.>
第1〜第4画面51〜54は、ディスプレイの画面の中にすべて表示させることもできるし、そのうちのいくつかを選択して表示させることもできる。また、入力部より適宜切り替えながら、表示させることもできる。
<8.>
上記実施形態では、4つのスイング特徴量に基づいて、曲げ剛性に基づくIFCという剛性指標を用いたが、シャフトの軸方向の複数位置における曲げ剛性を算出できるのであれば、IFCに限られず、種々の指標を用いることができる。すなわち、曲げ剛性EIに基づく指標であれば、特には限定されず、EIを直接用いたり、適宜補正して用いることもできる。また、その算出方法も特には限定されない。
<9.>
上記実施形態では、ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をセンサ2によってサンプリングしたサンプリングデータを、無線通信により、センサ2から無線により角速度を送信しているが、これら限定されず、例えば、センサで記録したデータをUSBメモリなどに保存し、これを分析表示装置10で読み込むことで、記憶部103にデータを保存することもできる。この場合、分析表示装置10において、USBメモリを受けるインターフェースが本発明の取得部となる。
103 記憶部
1041 算出部
1042 画面作成部
105 通信部(取得部)

Claims (10)

  1. ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をサンプリングしたサンプリングデータを取得する取得部と、
    前記サンプリングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出する算出部と、
    前記シャフトの軸方向の複数位置と前記剛性指標との関係が予め決定された複数のモデルシャフト剛性データを記憶する記憶部と、
    前記ユーザシャフト剛性データと最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを選択し、当該モデルシャフト剛性データを表すモデル図を表示する第1画面を作成する画面作成部と
    を備えている、ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  2. 前記モデル図は、前記シャフトの軸方向の位置と前記剛性指標との関係を示す折れ線グラフである、請求項1に記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  3. 前記画面作成部は、前記第1画面に、ユーザースイング特徴と前記モデルシャフト剛性データの説明の少なくとも一方をさらに表示する、請求項1または2に記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  4. 前記記憶部は、前記ユーザシャフト剛性データと対応する、複数のゴルフクラブのシャフトのフレックスを含むフレックスデータを記憶し、
    前記画面作成部は、前記フレックスデータから、前記算出部で算出されたユーザシャフト剛性データと対応するフレックスを表示する第2画面を作成する、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  5. 前記画面作成部は、
    前記最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを、前記シャフトの軸方向の複数位置に対して前記剛性指標が分布するように表示するモデルデータ分布図と、
    前記ユーザシャフト剛性データを、前記シャフトの軸方向の複数位置に対して前記剛性指標が分布するように表示するユーザデータ分布図と、
    の少なくとも一方が表示された第3画面を作成する、請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  6. 前記画面作成部は、
    前記モデルデータ分布図と、前記ユーザデータ分布図とを重ね合わせて表示した前記第3画面を作成する、請求項5に記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  7. ユーザから、前記第1画面と第3画面の切り替えの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記画面作成部は、前記入力部からの入力を受け付けると、前記第1画面と第3画面とを切り替えていずれか一方を表示する、請求項5または6に記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  8. 前記サンプリングデータは、前記ゴルフクラブのグリップの3軸回りの角速度を含み、
    前記算出部は、前記角速度に基づいて、コック方向の角速度、手の甲方向の角速度、及びローテーションの角速度の少なくとも1つを含むユーザ角速度データを算出し、
    前記画面作成部は、前記ユーザ角速度データを前記角速度が分布したユーザ速度分布図として表示する第4画面を作成する、請求項1から7のいずれかに記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
  9. 前記取得部は、3軸回りの角速度を計測可能なセンサがグリップに取り付けられたゴルフクラブでゴルフボールを打撃したときの前記センサからの計測値をサンプリングデータとして取得し、
    前記算出部は、
    前記計測値からスイングにおけるアドレス、トップ及びインパクトの決定と、
    前記計測値から得られる以下の(1)〜(4)のスイング特徴量を用いた、前記ユーザシャフト剛性データの算出と、
    を行う、請求項1から8のいずれかに記載のゴルフクラブのシャフトの分析表示装置。
    (1)トップ付近でのコック方向のグリップ角速度の変化量
    (2)トップから、ダウンスイング途中であってコック方向のグリップ角速度が最大となるときまでの当該コック方向のグリップ角速度の平均値
    (3)ダウンスイング途中であってコック方向のグリップ角速度が最大となるときから、インパクトまでの当該コック方向のグリップ角速度の平均値
    (4)トップからインパクトまでのコック方向のグリップ角速度の平均値
  10. コンピュータが、
    ユーザによるゴルフクラブのスイング動作をサンプリングしたサンプリングデータを取得するステップと、
    前記サンプリングデータを用い、前記シャフトの軸方向の複数位置について当該シャフトの曲げ剛性に基づいて決定される剛性指標を含むユーザシャフト剛性データを算出するステップと、
    前記シャフトの軸方向の複数位置と前記剛性指標との関係が予め決定された複数のモデルシャフト剛性データから、前記ユーザシャフト剛性データと最も関連性の高い前記モデルシャフト剛性データを選択し、当該モデルシャフト剛性データを表すモデル図を表示する第1画面を作成するステップと、
    を実行させる、ゴルフクラブのシャフトの分析表示プログラム。
JP2012278716A 2012-12-20 2012-12-20 ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム Active JP6162398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012278716A JP6162398B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012278716A JP6162398B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014121412A true JP2014121412A (ja) 2014-07-03
JP6162398B2 JP6162398B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=51402463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012278716A Active JP6162398B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6162398B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10384115B2 (en) 2016-06-12 2019-08-20 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Swing analysis including wrist cock strength display
JP2021058302A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 住友ゴム工業株式会社 ゴルフスイング分析装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255303A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Mizuno Corp ゴルフクラブシャフトのヘッド先行程度検出装置、ゴルフクラブシャフトのトウダウン程度検出装置および撓み速度検出装置
JP2006289073A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Mizuno Corp ゴルフクラブシャフト選定システムおよびゴルフクラブシャフト選定方法
JP2010276493A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 角速度の計測方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255303A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Mizuno Corp ゴルフクラブシャフトのヘッド先行程度検出装置、ゴルフクラブシャフトのトウダウン程度検出装置および撓み速度検出装置
JP2006289073A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Mizuno Corp ゴルフクラブシャフト選定システムおよびゴルフクラブシャフト選定方法
JP2010276493A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 角速度の計測方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10384115B2 (en) 2016-06-12 2019-08-20 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Swing analysis including wrist cock strength display
JP2021058302A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 住友ゴム工業株式会社 ゴルフスイング分析装置
JP7371427B2 (ja) 2019-10-04 2023-10-31 住友ゴム工業株式会社 ゴルフスイング分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6162398B2 (ja) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4184363B2 (ja) ゴルフクラブ選定方法
JP6313260B2 (ja) ゴルフスイング中に一つまたは複数のスイングパラメータを測定するように構成されたコンピュータ可読命令を有する非一時的なコンピュータ可読媒体
US9452331B2 (en) Golf club shaft fitting method
JP2013056074A (ja) スイング分析方法
JP6981735B2 (ja) Gui表示装置
JP6911298B2 (ja) ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム
KR102089934B1 (ko) 골프 스윙에서의 임팩트 시간의 추출 방법
JP2017213145A (ja) 打点推定装置
JP5981195B2 (ja) ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法
WO2014050801A1 (ja) ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法
JP6162398B2 (ja) ゴルフクラブのシャフトの分析表示装置、及び分析表示プログラム
JP2006031430A (ja) ゴルフクラブの設計または選定支援装置およびゴルフボールの設計または選定支援装置
JP2018175496A (ja) スイング解析装置、スイング解析方法、およびスイング解析システム
JP6087132B2 (ja) ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法
JP2016034468A (ja) ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム
JP6059878B2 (ja) ゴルフスイングにおけるインパクト時間の抽出方法
JP2012239627A (ja) ゴルフクラブの選定方法および設計方法
JP6152255B2 (ja) ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法
JP2006109988A (ja) ゴルフスウィング解析システムおよびそのプログラム
JP6153373B2 (ja) ゴルフクラブのシャフトのフィッティング方法
JP2018117670A (ja) 運動解析装置、運動解析方法、プログラム、及び運動解析システム
JP4525092B2 (ja) ゴルフクラブシャフトの剛性分布に対するゴルフスウィングの感度の評価方法およびゴルフスウィングの感度の評価装置
JP2005103127A (ja) ゴルフクラブの最適化設計方法およびゴルフクラブ・ゴルフボールの組み合わせの最適化設計方法
JP2024051378A (ja) ゴルフクラブのフィッティング装置、方法及びプログラム
JP2023103070A (ja) ゴルフクラブのシャフトのフィッティング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6162398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250