JP2014121129A - 駆動制御装置及び該駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置 - Google Patents

駆動制御装置及び該駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子の数を増加させることなく、故障率を低減することを可能とする駆動制御装置を提供する。
【解決手段】駆動制御回路19は、電動機10を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、電動機10の回転方向に対応する、FET2及びFET3をオン状態にして電源ソース側から電源シンク側に向かって前記電源電流を電動機10に流す通電状態(図5A、図5C)と、FET3をオフ状態にして電動機10の還流電流をFET2及びダイオードD1を通じて還流させる上アーム還流状態(図5B)と、FET2をオフ状態にしてFET2に電流を流さないオフ状態(図5D)を設けると共に同時にFET3をオン状態にして電動機10の還流電流をFET3及びダイオードD4を通じて還流させる下アーム還流状態(図5D)と、が繰り返すようにPWM制御する。
【選択図】図5

Description

この発明は、ブリッジ回路により電動機を正転乃至逆転駆動する駆動制御装置及び該駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置に関し、特に、前記ブリッジ回路を構成するスイッチング素子の故障率を低減する駆動制御装置及び該駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置に関する。
例えば、電動機は、駆動制御回路からブリッジ回路を通じて駆動制御される。前記ブリッジ回路の各アーム(各枝)には、前記駆動制御回路から出力される駆動信号によりオンオフ制御されるパワー素子(パワー半導体)のスイッチング素子が使用に供されている。
前記スイッチング素子の故障による前記駆動制御装置の故障は、電動パワーステアリング装置のような高信頼性を要する装置では重要な対策課題になっている。
特許文献1では、ブリッジ回路を構成する前記各アームのスイッチング素子を、逆方向に並列接続された寄生ダイオードを有しバッテリ側から電流を通流可能な第1FETと、前記第1FETと同型のFETであって前記第1FETに対して前記第1寄生ダイオードの電流通流方向と逆方向になるように接続された第2寄生ダイオードを並列に有する第2FETと、の直列接続により構成している。
そして、通常動作時には、各アームの前記第1FETを全てオン状態にすると共に、各アームの前記第2FETをPWM駆動することでバッテリ側から上アーム、電動機、下アームを通じてグランド側に電流を通流し、電動パワーステアリング装置用の前記電動機を駆動する。
一方、第2FETのいずれかがオン故障(短絡故障)であることを検出した故障検出動作時には、第1及び第2FETを全てオフ状態にすることで、オン故障していない第2FETの第2寄生ダイオードによりバッテリから前記電動機を通じてグランド側に電流が供給されることを阻止すると共に、誤ってバッテリが逆接続された場合にも、第1FETの第1寄生ダイオードにより前記グランド側から前記電動機を介して電源に電流が流れることを阻止するようにしている。
この駆動制御装置を適用して電動パワーステアリング装置の電動機を駆動するように構成すれば、ブリッジ回路の故障時に、操向ハンドルの手動操作で発生する前記電動機の誘起電圧により流れる誘起電流の経路が遮断され、前記電動機の回転方向と逆方向に制動力が発生することを防止することができるとされている。
特開2005−287205号公報([0034]−[0038]、[0051])
しかしながら、上記従来技術による駆動制御装置では、故障時対応のために、ブリッジ回路(Hブリッジ回路)の各アームに、PWM駆動用のスイッチング素子(第2FET)の他に、直列に回路遮断用のスイッチング素子(第1FET)を設けているので、ブリッジ回路のスイッチング素子の総数が、例えばHブリッジ回路では、2倍の8素子となり、3相ブリッジ回路では、6素子から12素子となり、駆動制御装置の大型化、重量増加、コスト増加を伴うという課題がある。しかも、スイッチング素子の数が増加することから、MTBF(故障間平均時間)が短くなるという課題もある。
この発明は上記の課題を考慮してなされたものであって、スイッチング素子の数を増加させることなく、故障率を低減することを可能とする駆動制御装置及び該駆動制御装置を適用した電動パワーステアリングを提供することを目的とする。
また、この発明は上記の課題を考慮してなされたものであって、スイッチング素子の数の増加を最小限に抑制して、故障率を低減することを可能とする駆動制御装置及び該駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
一般に、半導体素子であるスイッチング素子は、その接合温度(以下、単にスイッチング素子の温度という。)が規定温度を上回ると、いわゆる温度による熱破壊を発生する。
この場合、スイッチング素子の故障率は、スイッチング素子の温度上昇に伴い、例えば10[℃]の増加で2倍に増加するといわれている。
スイッチング素子の温度上昇は、電動機にトルク(動力)を発生させるために前記スイッチング素子から前記電動機に供給される電流の大きさに依存する。
よって、所定のトルクを発生させるためには、スイッチング素子を通じて所定の電流を前記電動機に流す必要があるが、この所定の電流を流しながら前記ブリッジ回路を構成するスイッチング素子の消費電力を低減して温度上昇を抑制し故障率を低減することが好ましい。
この発明は、このような考慮・思想に基づきなされたものである。
この発明に係る駆動制御装置は、電源電流を流し出す電源ソース側と前記電源電流が流し込まれる電源シンク側との間に配され、それぞれ逆方向に並列にダイオードが接続された上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との直列回路が少なくとも2回路設けられ、前記直列回路の中点間に電動機が接続されたブリッジ回路と、各前記上アームスイッチング素子と各前記下アームスイッチング素子を各駆動信号によりPWM制御しながら、前記電動機を正転乃至逆転させる駆動制御回路と、を備え、前記駆動制御回路は、前記電動機を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、前記電動機の回転方向に対応する前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子をオン状態にして前記電源ソース側から前記電源シンク側に向かって前記電源電流を前記電動機に流す通電期間と、前記下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記電動機の還流電流を前記上アームスイッチング素子を通じて還流させる上アーム還流期間と、前記上アームスイッチング素子をオフ状態にして前記上アームスイッチング素子に電流を流さないオフ期間を設けると共に前記オフ期間に同時に前記下アームスイッチング素子をオン状態にして前記電動機の還流電流を前記下アームスイッチング素子を通じて還流させる下アーム還流期間と、が繰り返すようにPWM制御することを特徴とする。
従来技術では、発熱量が大きくなる、電源ソース側に接続されている上アームスイッチング素子が、通電状態と還流状態を繰り返すように制御されていたのに対し、この発明によれば、上アームスイッチング素子が、通電状態及び還流状態の他にオフ状態を採って繰り返すように制御したので、換言すれば、電動機の還流状態に流れる還流電流の消費を下アームスイッチング素子にも分散させて消費させるように制御したので、PWM制御周期内での上アームスイッチング素子の平均的な通過電流を小さくすることができ、これにより発熱損失(発熱量)を小さくし、結果として、駆動制御装置全体としての故障率を低減することができる。
このように、この発明によれば、従来技術では、PWM制御周期内で、上アームスイッチング素子を通電状態及び還流状態の2パターンが繰り返すように制御していたのを、通電状態及び還流状態にオフ状態を加えた3パターンが繰り返すように制御している。3パターンに限らず、PWM制御周期内で、通電状態の期間(通電期間)や、還流状態の期間(還流期間)や、オフ状態の期間(オフ期間)を分割して4パターン以上が繰り返すように制御することは任意であり、PWM制御周期内で、上アームスイッチング素子が、通電期間及び還流期間の他にオフ期間を含むように制御していれば、この発明に含まれる。
また、この発明に係る駆動制御装置は、電源電流を流し出す電源ソース側と前記電源電流が流し込まれる電源シンク側との間に配され、それぞれ逆方向に並列にダイオードが接続された上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との直列回路が少なくとも2回路設けられ、前記直列回路の中点間に電動機が接続されたブリッジ回路と、各前記上アームスイッチング素子と各前記下アームスイッチング素子を各駆動信号によりPWM制御しながら、前記電動機を正転乃至逆転させる駆動制御回路と、を備え、前記駆動制御回路は、前記電動機を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、前記電動機の回転方向に対応する前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子をオン状態にして前記電源ソース側から前記電源シンク側に向かって前記電源電流を前記電動機に流す通電期間と、前記下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記電動機の還流電流を前記上アームスイッチング素子を通じて還流させる上アーム還流期間と、が繰り返すようにPWM制御する駆動制御装置において、前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子の全てを、形状・定格が同一の素子を採用し、前記上アームスイッチング素子用のヒートシンクの熱抵抗を、前記下アームスイッチング素子用のヒートシンクの熱抵抗より小さく形成するか、又は、前記上アームスイッチング素子を前記同一の素子の並列接続で構成し且つ前記下アームスイッチング素子を前記同一の素子の単独素子で構成することを特徴とする。
この発明によれば、上下アームスイッチング素子として、形状・定格が同一のスイッチング素子を採用し、発熱量の大きい上アームスイッチング素子用のヒートシンクの熱抵抗を、下アームスイッチング素子用のヒートシンクの熱抵抗より小さく設定することで、同一スイッチング素子を採用することにより、異なる(形状と定格が非同一)素子を識別して管理・保管する管理コストや組み付けの際の製造の仕方に係るコストの増加を抑制しながら、駆動制御装置の故障率を低減することができる。
或いは、上下上アームスイッチング素子として、同一のスイッチング素子を採用し、前記上アームスイッチング素子を同一スイッチング素子の並列接続構成及び前記下アームスイッチング素子を単独スイッチング素子として構成することで、形状又は定格が異なる素子を識別して管理・保管する管理コスト及び駆動制御装置を製造する際の製造コストの増加を抑制しながら、駆動制御装置の故障率を低減することができる。
この場合、前記駆動制御装置により駆動制御される前記電動機が、操向ハンドルの操作に応じてトルクセンサにより検出される操舵トルクに基づき決定される目標電流を前記電源電流として駆動制御する操舵アシスト用電動機として用いられているので、電動パワーステアリング装置の故障率を低減することができる。
なお、上記した各発明において、電動機は、例えば、少なくとも2つの(電力)端子を備えた電動機であればよく、例えば、直流ブラシ電動機の他、3相のブラシレス電動機等に適用することができる。ブリッジ回路は、直流電動機を駆動するHブリッジ回路の他に、3相電動機を駆動する3相ブリッジ回路に適用することができる。
この発明によれば、ブリッジ回路を構成する発熱量の大きい上アームスイッチング素子の発熱を下アームスイッチング素子に分散させるようにしたので、駆動制御装置の故障率を低減することができる。
よって、この発明に係る駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置の故障率を低減することができる。
この発明の実施形態に係る駆動制御装置の概略的な構成を示す回路ブロック図である。 図2Aは、比較例及び他の実施形態に適用される通電パターンを説明するタイムチャートである。図2Bは、この実施形態に適用される通電パターンを説明するタイムチャートである。 図3Aは、比較例の通電時における回路電流の流れ方を説明する回路図である。図3Bは、比較例の還流時における回路電流の流れ方を説明する回路図である。 図2Aの通電パターンでの各スイッチング素子の比較例による発熱損失等を説明する回路図である。 図5Aは、この実施形態に係る技術の通電時における回路電流の流れ方を説明する回路図である。図5Bは、この実施形態に係る技術の還流時における上アームスイッチング素子に流れる回路電流の流れ方を説明する回路図である。図5Cは、図5Aと同様にこの実施形態に係る技術の通電時における回路電流の流れ方を説明する回路図である。図5Dは、この実施形態に係る技術の還流時における下アームスイッチング素子に流れる回路電流の流れ方を説明する回路図である。 この実施形態に係る図2Bの通電パターンでの各スイッチング素子の実施形態による発熱損失等を説明する回路図である。 比較例と実施形態に係る技術による故障率の比較説明図である。 他の実施形態の実施例1に係る駆動制御装置を構成するブリッジ回路の構成を示す回路図である。 図9Aは、他の実施形態に係る技術の通電時における回路電流の流れ方を説明する回路図である。図9Bは、他の実施形態に係る技術の還流時における回路電流の流れ方を説明する回路図である。 図2Aの通電パターンでの他の実施形態の実施例1に係る技術の各スイッチング素子の発熱損失等を説明する回路図である。 比較例と他の実施形態に係る技術による故障率の比較説明図である。 他の実施形態の実施例2に係る駆動制御装置の構成を示す回路ブロック図である。 この実施形態及び他の実施形態に係る駆動制御装置が適用された電動パワーステアリング装置の概略構成図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、電動機10を駆動制御するこの実施形態に係る駆動制御装置12の概略的な構成を示している。
駆動制御装置12は、電動機10を駆動するブリッジ回路14と、ブリッジ回路14を駆動する駆動信号(駆動電圧、FET駆動信号又はFET駆動電圧ともいう。)S1−S4を発生する駆動回路16と、駆動回路16にPWMデューティ値を供給する電流F/B制御部18とを備える。駆動回路16と電流F/B制御部18とにより駆動制御回路19が構成される。
ここで、駆動制御回路19は、電流F/B制御部18に入力される目標電流Itarに対応する実電流Irが電動機10に流れるように駆動回路16を通じてブリッジ回路14を駆動する。
すなわち、電流F/B制御部18は、周知のように、目標電流Itarと電流センサ20により検出される電動機10の実電流Irとを比較し、実電流Irが目標電流Itarに等しくなるようにPID制御等に係るフィードバック(F/B)制御を行いPWMデューティ値を生成する。駆動回路16は、電流F/B制御部18から入力されたPWMデューティ値に基づき、オンオフ信号である各駆動信号S1−S4を出力する。
ブリッジ回路14は、それぞれがパワー半導体素子、例えばMOSFETであって、逆方向に寄生ダイオードD1−D4が並列に接続されたFET1(第1FET)−FET4(第4FET)からなる同一形状、同一定格の第1−第4スイッチング素子21−24を備える。第1及び第2スイッチング素子21、22を上アームスイッチング素子21、22、第3及び第4スイッチング素子23、24を下アームスイッチング素子23、24ともいう。
電動機10は、電力が供給される第1端子31と第2端子32とを備える。
この実施形態では、理解の便宜のために、電動機10が2相電動機の直流ブラシ電動機であり、ブリッジ回路14がHブリッジ回路であるとして駆動制御装置12の構成・動作について説明するが、この発明は、公知の他の2相電動機、3相電動機及びこの3相電動機を駆動する3相ブリッジ回路(3相フルブリッジ回路)等に適用することができる。
第1スイッチング素子21は、電圧VBのバッテリ等の電源(電源電流を流し出す電源ソース)と電動機10の第1端子31が接続された接続点41(中点41ともいう。)との間に接続される。第2スイッチング素子22は、電源ソースと電動機10の第2端子32が接続された接続点42(中点42ともいう。)との間に接続される。第3スイッチング素子23は、電動機10の第1端子31が接続された接続点41とグランド(電源電流が流し込まれる電源シンク)50との間に接続される。第4スイッチング素子24は、電動機10の第2端子32が接続された接続点42(中点42ともいう。)とグランド50との間に接続される。
第1及び第3スイッチング素子21、23が直列回路とされ、第2及び第4スイッチング素子22、24が直列回路とされ、各直列回路が、電源ソースである電圧VBの電源と電源シンクであるグランド50との間に接続され、さらに、各直列回路の中点41、42間に電動機10が接続されている点に留意する。
駆動制御回路19を構成する電流F/B制御部18と駆動回路16は、ECU(Electronic Control Unit)等により構成される公知の構成を有しているので、その詳細な説明は省略する。
この実施形態に係る電動機10の駆動制御装置12は、基本的には以上のように構成される。
次に、この発明の要部に係る、駆動制御回路19の駆動信号S1−S4のタイミングとブリッジ回路14の通電パターンについて図2A(比較例又は他の実施形態の動作説明に供される。)、図2B(この実施形態の動作説明に供される。)のタイムチャートを参照しながら説明する。
この発明では、PWM制御周期内にFET1−FET4に通電される電流の量(大きさ)に着目しているので、理解の便宜のために、まず、比較例を図2Aのタイムチャートを参照して説明する。
[比較例の説明]
図3Aは、比較例の制御(従来制御)によるデューティオン(Duty On)時、すなわち通電パターン中、通電時のFET2、FET3の回路電流(通電電流)の流れを示し、図3Bは、比較例の制御(従来制御)によるデューティオフ(Duty Off)時、すなわち通電パターン中、還流時のFET1、FET2の回路電流(還流電流)の流れを示している。図3A及び図3Bにおいては、電動機10への通電を60[A]、PWM制御(固定周期デューティ可変)のDutyを70[%]に設定している。
図2Aの時点t0−時点t2間及び時点t2−時点t4間がそれぞれPWM制御の固定周期(PWM制御周期)であり、時点t0−時点t1(時点t2−時点3)間の各要素のタイミングが図3Aの通電パターンに対応し、時点t1−時点t2(時点t3−時点t4)間の各要素のタイミングが図3Bの通電パターンに対応する。
PWM制御により、Duty量(Duty値)に応じて図3Aの通電時と図3Bの還流時の通電パターンが切り替えられながら電源電流(すなわち電動機電流)が接続点42(電動機10の第2端子32)側から接続点41(電動機10の第1端子31)側に流れるように電動機10が駆動され、電動機10が一方向に回転する。
時点t0−時点t2間のPWM制御周期である1周期(以下、繰り返される。)の動作についてより詳しく説明すると、時点t0−時点t2の間、第2スイッチング素子22(FET2)の駆動信号S2が、ハイレベルに保持され第2スイッチング素子22(FET2)がオン状態とされる。
第2スイッチング素子22(FET2)がオン状態にされているPWM制御周期(時点t0−時点t2間)中の時点t0−時点t1の間で、スイッチング素子23(FET3)の駆動信号S3がハイレベルにされると、その期間、図3Aの太い実線で示すように、電圧VBの電源からFET2(ON)、電動機10及びFET3(ON)を通じてグランド50に電流が流れ、FET2及びFET3は通電状態(図2A中、クロスハッチング領域で示している。)とされる。
次いで、時点t1−時点t2の間でスイッチング素子23(FET3)の駆動信号S3がローレベルにされると、図3Bの太い実線で示すように、その期間、電動機10のコイルに時点t0−時点t1の間に蓄積されたエネルギにより前記コイルから発生する電流(還流電流という。)が、電動機10、第1スイッチング素子21(FET1)のダイオードD1、FET2(ON)を通じて電動機10に還流する。
すなわち、時点t1−時点t2の間で、第2スイッチング素子22(FET2)及びFET1(ダイオードD1)は、還流状態(シングルハッチング領域で示している。)とされ、スイッチング素子23(FET3)はオフ状態とされる。
以下、PWM制御周期毎に、例えばFET2は、通電状態から還流状態への同一の動作を繰り返す。
なお、電動機10の回転を逆方向にする場合には、通電方向を逆方向にして、接続点41側から接続点42側に電動機電流を流せばよく、この場合には、第2スイッチング素子22(FET2)及び第3スイッチング素子23(FET3)の駆動が、第1スイッチング素子21(FET1)及び第4スイッチング素子24(FET4)の駆動に代替され、電動機10が前記一方向と反対方向に回転する。
図4は、図2A、図3A及び図3Bの比較例の通電パターンによる制御時のスイッチング素子21−24(FET1−FET4)のPWM制御周期での平均電流(通電量)と発熱損失(発熱量)の計算例を示している。
FET1−FET4のON抵抗値を、代表値として0.003[Ω]としている。Duty=70[%]で駆動されるFET2に流れる平均電流(電動機10に流れる実電流Irの平均電流)を60[A]としているので、FET2(第2スイッチング素子22)の発熱損失が、0.003×602≒11[W]となり、還流時におけるFET2(第2スイッチング素子22)の発熱損失が、還流電流が(1−0.7)×60=18[A]となることから0.003×182≒1[W]になる。また、通電時にのみ電流が流れるFET3の平均電流は、残りの42{60×(1−0.3)}[A]として計算されるので、EFT3(スイッチング素子23)の発熱損失は、0.003×422≒5[W]になる。
この場合、FET2(第2スイッチング素子22)は、通電時も還流時も常時ON状態になっているので、平均電流及び発熱損失が大きくなり、4つのFET1−FET4(第1スイッチング素子21−第4スイッチング素子24)中、最も温度上昇量が高く、従って故障率が高くなることが分かる。そして、FET1−FET4に流れる電流の二乗で発熱損失が増加すること、発熱損失の増加によりFET1−FFE4の温度が上昇し故障率が増加する(10[℃]の上昇で故障率は、およそ2倍に増加する。)ことを考慮すれば、高負荷となるFET2(第2スイッチング素子22)の故障率が極端に高くなることが推測される。従って、この高負荷がかかるFET2(上アームスイッチング素子22)及び回転方向が逆の場合には高負荷がかかるFET1(上アームスイッチング素子21)の故障率を低減させることが好ましい。
[実施形態の説明]
次にこの実施形態を図2Bのタイムチャートを参照して説明する。
この実施形態の制御によるFET1−FET4の通電パターンを図5A−図5Dに示す。図5Aは、デューティオン(On)時1、すなわち通電パターン中、通電時のFET2、FET3の回路電流(通電電流)の流れを示し、図5Bは、デューティオフ(Off)時1、すなわち通電パターン中、還流時のFET1、FET2の回路電流(還流電流)の流れを示している。図5Cは、図5Aと同じ図を再掲したデューティオン(On)時2、すなわち通電パターン中、通電時のFET2、FET3の回路電流(通電電流)の流れを示し、図5Dは、デューティオフ(Off)時2、すなわち通電パターン中、還流時のFET3、FET4の回路電流(還流電流)の流れを示している。
図5A−図5Dにおいては、比較例の制御に係る図3A例及び図3B例と同じく、電動機10への平均通電電流を60[A]、PWM制御(固定周期デューティ可変)のDutyを70[%]に設定している。
この実施形態では、図2Bの時点t10−時点t14間がPWM制御周期の固定周期(PWM制御周期)を示している。
時点t10−時点t11間(時点t0−時点1間と同じ長さ)が図5Aの通電時の通電パターンに対応し、時点t11−時点t12間(時点1−時点t2間と同じ長さ)が図5Bの上アームスイッチング素子還流時の通電パターンに対応し、時点t12−時点t13間(時点t2−時点t3間と同じ長さ)が図5Cの通電時の通電パターンに対応し、時点t13−時点t14間(時点t3−時点t4間と同じ長さ)が図5Dの還流時の通電パターンに対応する。
PWM制御により、Duty量(Duty値)に応じて図5A、図5B、図5C、図5D、図5A、…のように通電パターンが切り替えられながら電源電流(すなわち電動機電流)が接続点42(電動機10の第2端子32)側から接続点41(電動機10の第1端子31)側に流れるように電動機10が駆動され、電動機10が一方向に回転する。
より詳しく説明すると、時点t10−時点t14間のPWM制御周期である1周期{以下、繰り返される。}において、図2Bに示すように、PWM制御周期1周期の間の一部の期間で第2スイッチング素子22(FET2)を駆動する駆動信号S2をローレベル(時点t13−時点t14間)にしている点に留意する。なお、図2Aに示す従来技術では、駆動信号S2が、連続的にハイレベルになっている。
PWM制御周期(時点t10−時点t14)中、時点t10−時点t13の間で、駆動信号S2がハイレベルとされ、第2スイッチング素子22(FET2)がオン状態とされ、時点t13−時点t14の間で、駆動信号S2がローレベルとされ、スイッチング素子(FET2)がオフ状態とされる。
第2スイッチング素子22(FET2)がオン状態にされている時点t10−t13の期間中、時点t10−時点t11の間で、駆動信号S3がハイレベルとされると、その期間、図5Aの太い実線で示すように、電圧VBの電源からFET2(ON)、電動機10及びFET3(ON)を通じてグランド50に電流が流れ、FET2及びFET3は通電状態(図2B中、クロスハッチング領域で示している。)とされる。
次いで、時点t11−時点t12の間でスイッチング素子23(FET3)の駆動信号S3がローレベルにされると、図5Bの太い実線で示すように、その期間、電動機10のコイルに時点t10−時点t11の間に蓄積されたエネルギにより前記コイルから発生する電流(還流電流という。)が、電動機10、第1スイッチング素子21(FET1)のダイオードD1、FET2(ON)を通じて電動機10に還流する。すなわち、FET2及びFET1(ダイオードD1)は、還流状態(シングルハッチング領域で示している。)とされる。
次に、時点t12−時点t13の間でFET3の駆動信号S3がハイレベルにされると、時点t10−時点t11間と同様に、その期間、電圧VBの電源からFET2、電動機10及びFET3を通じてグランド50に電流が流れ、FET2及びFET3は通電状態(クロスハッチング領域で示している。)とされる。
最後に、第2スイッチング素子22(FET2)の駆動信号S2がローレベルとされている時点t13−時点t14の間で、第2スイッチング素子22(FET2)がオフ状態とされ、FET3の駆動信号S3がハイレベルが継続されるとFET3はオン状態を保持し、その期間、電動機10のコイルから発生する還流電流が、電動機10、FET3、及びスイッチング素子24(FET4)のダイオードD4を通じて電動機10に還流する。FET4が、還流状態(シングルハッチング領域で示している。)とされ、FET2がオフ状態(ブランク領域)になっている点に留意する。
以下、PWM制御周期1周期毎に同一の動作、例えば、第2スイッチング素子22(FET2)は、通電状態1、還流状態、通電状態2、オフ状態、通電状態1、…を繰り返す。
なお、図2B例では、PWM制御周期内で、例えば第2スイッチング素子22(FET2)が、図5A−図5Dに示すように、通電状態1、還流状態、通電状態2、及びオフ状態を繰り返しているが、通電状態(通電状態1+通電状態2)、還流状態、及びオフ状態を繰り返すように駆動信号S3の信号変化パターンを変更してもよい。変更しても、PWM制御周期1周期内のFET2の平均発熱損失は変化しない。
この実施形態の場合においても、電動機10への通電方向が逆になる場合(接続点41側から接続点42側に電動機電流が流れる場合)、FET2及びFET3の組み合わせではなく、FET1及びFET4の組み合わせで駆動すればよい。
図6は、図2B、図5A−図5Dのこの実施形態に係る通電パターンによる制御時のスイッチング素子21−24(FET1−FET4)のPWM制御周期の平均電流(通電量)と発熱損失(発熱量)の計算例を示している。
従来制御の図3A例及び図3B例では、高負荷がかかっていたFET2が図2Bの区間(時点t13−時点t14)でオフ状態(非通電状態)となっている分、平均電流が60[A]から51[A](=60[A]×170[%]/200[%])に低減されることが分かる。従って、発熱損失も11[W]から8[W]に低減されて、上アームスイッチング素子22(FET2)の温度上昇が抑制される。
図7は、上アームスイッチング素子22(FET2)の故障率の低減の例を示している。温度上昇量[℃]が、ドット60で示す比較例(従来制御)に比べてドット62で示すこの実施形態では、概ね10[℃]低減するので、ドット60(比較例)での故障率の値を1.0に正規化すれば、ドット62(実施形態)では、その半分の0.5に故障率が約半分に低減していることが分かる。
この実施形態では、第1スイッチング素子21−第4スイッチング素子24(FET1−FET4)の数が、背景技術で説明した特開2005−287205号公報に開示された従来技術での総数8個から4個と半数になっていることから(図3A及び図3Bに示した比較例と同等であり増加していないことから)、大型化、重量増加、コスト増加を伴うことなく故障率低減効果が得られる駆動制御装置12を提供することができる。
[他の実施形態の説明]
他の実施形態では、上述した比較例において、通電状態と還流状態が繰り返され常時ON駆動される高負荷の第1スイッチング素子21(FET1)又は第2スイッチング素子22(FET2)のみを、発熱量が少ない構成(下記実施例1)又は放熱量の大きい構成(下記実施例2)とすることにより、スイッチング素子の増加を背景技術で説明した特開2005−287205号公報に開示された従来技術よりも抑制しつつ、効果的に信頼性向上の効果を得るものである。
[実施例1]
図8は、他の実施形態の実施例1に係る駆動制御装置12Aを構成するブリッジ回路14Aの構成例を示す回路図である。電流F/B制御部18、駆動回路16及び電動機10の構成は図1に示したものと同じである。なお、図8に示すブリッジ回路14Aにおいて、図1に示したものと対応するものには同一の符号をつけてその詳細な説明を省略する。
この図8例のブリッジ回路14Aでは、図1例の第1及び第2スイッチング素子21、22のFET1とFET2が、それぞれ、上アームスイッチング素子121、122として、同一形状・同一定格の2つのMOSFETが並列接続されたFET1a及びFET1bからなるFET1Pと、同一形状・同一定格の2つのMOSFETが並列接続されたFET2a及びFET2bからなるFET2Pに代替されて構成されている。
図9A及び図9Bは、図8に示す他の実施形態の実施例1の通電パターンに係る回路電流の流れ方を説明する回路図であり、上記した実施形態と同じに、電動機10への通電を60[A]、PWM制御のDutyを70[%]に設定している。図9Aは、DutyOn時のFET1P、FET2P、FET3及びFET4の通電パターン、図9Bは、DutyOff時のFET1P、FET2P、FET3及びFET4への通電パターンを示している。
駆動回路16からのPWM制御された駆動信号S1−S4により、Duty量(Duty値)に応じて図9Aと図9Bの通電パターンが切り替わりながら電流が接続点42(第2端子32)側から接続点41(第1端子31)側に流れるように電動機10が駆動される。
より具体的には、図2Aのタイムチャート(公知)を参照すれば理解できるように、時点t0−時点t2間の1周期(以下、繰り返される。)の動作について説明すると、その間、FET2P(FET2a、FET2b)の駆動信号S2は、ハイレベルに保持され、FET2Pはオン状態にされる。
時点t0−時点t1の間で駆動信号S3がハイレベルにされ、FET3がオン状態にされると、その期間、図9Aに示すように、電圧VBの電源からFET2P(FET2a、FET2b)、電動機10及びFET3を通じてグランド50に電流が流れ、FET2P(FET2a、FET2b)及びFET3は通電状態(クロスハッチング領域で示している。)とされる。
次いで、時点t1−時点t2の間で駆動信号S3がローレベルにされるとFET3がオフ状態とされ、その期間、図9Bに示すように、電動機10のコイルに蓄積されたエネルギにより前記コイルから発生する電流(還流電流という。)が、電動機10、第1スイッチング素子121{FET1P(FET1a、FET1b)}の各ダイオードD1a、D1b、FET2P(FET2a、FET2b)を通じて電動機10に還流する。FET2P(FET2a、FET2b)は、還流状態(シングルハッチング領域で示している。)とされる。
以下、PWM制御周期毎に同一の動作を繰り返す。
なお、電動機10への通電方向が逆になる場合(接続点41側から接続点42側に電動機電流が流れる場合)、FET2P及びFET3の組み合わせではなく、FET1P及びFET4の組み合わせで駆動すればよい。
図10は、図2A、図9A及び図9Bの他の実施形態の実施例1の通電パターンによる制御時のスイッチング素子121−124(FET1P、FET2P、FET3及びFET4)のPWM1周期間の平均電流(通電量)と発熱損失(発熱量)を示している。
図4の比較例の従来制御に係る発熱量と比較して、高負荷がかかっていたFET2がFET2P(FET2a、FET2b)として並列化されている分、電流量が低減されることから、発熱損失(発熱量)が約11[W]から約6[W]に低減されて、FET2Pの温度上昇が抑制される。その結果、FET2Pの故障率低減効果が得られる。
図8に示した他の実施形態の実施例1では、ブリッジ回路14Aのスイッチング素子(FET)の総数が、4個から6個に増加しているが、特開2005−287205号公報に開示された従来技術による故障低減手法の8個に比較すれば、25%の低減であり少ない。
よって、ブリッジ回路14Aを備える他の実施形態に係る実施例1の駆動制御装置12Aの大型化、重量増加及びコスト増加を従来手法よりも抑制しつつ、信頼性向上の効果を得ることができる。
図11は、FET2Pの故障率の低減の例を示している。温度上昇量[℃]がドット70で示す比較例(従来制御)に比較してドット72で示すこの実施形態では、概ね20[℃]低減するので、ドット70での故障率の値を1.0に正規化すれば、その半分以下に故障率が低減していることが分かる。
[実施例2]
電動機10を駆動するスイッチング素子としては、いわゆるパワーMOSFETやパワートランジスタが採用される。
一般に、FETやトランジスタは、半導体チップと前記半導体チップに接続される電極端子と、前記半導体チップでの発熱を放熱するヒートシンク(パッケージが兼ねる場合もある。)と、これらをマウントするパッケージ(ケースともいう。)とから構成される(以下、FETパッケージとして説明する。)。
従って、FETでは、半導体チップからパッケージ(電極端子ヒートシンクを含む)を通じての外気との間で熱抵抗θja[℃/W]が定義される。そこで、FETのパッケージに外部ヒートシンクを取り付ければ(熱的に密に結合すれば)、熱抵抗θjaを小さくすることができ、結果として、同一発熱量に対する半導体チップの温度(接合温度:ジャンクション温度)上昇を抑制することができる。
そこで、他の実施形態の実施例2では、図12に示す駆動制御装置12Bに示すように、高負荷がかかる上アームスイッチング素子121(FET1)、上アームスイッチング素子122(FET2)に、それぞれドット描画領域で模式的に示すヒートシンク81、82を取り付ける。ヒートシンク81、82は、例えば、発熱量が11[W](図4参照)であるとき、上アームスイッチング素子121(FET1)及び上アームスイッチング素子122(FET2)2の接合温度が、図6例の発熱量が8[W]のときの第2スイッチング素子22(FET2)と同じ温度になるように設計すればよい。
このように、形状・定格が同一のFETを採用し、発熱量の大きい第1及び第2スイッチング素子121、122(FET1、FET2)用のヒートシンク81、82の熱抵抗θjaを、第3及び第4スイッチング素子123、124(FET3、FET4)用のヒートシンクの熱抵抗より小さく形成し同一素子を採用することにより、異なる(形状と定格が非同一)パワー素子を識別して管理・保管する管理コストや組み付けの際の製造の仕方に係るコストの増加を抑制しながら、駆動制御装置12Bの故障率を低減することができる。
[電動パワーステアリング装置への適用例]
図13は、この発明の実施形態(及び他の実施形態)に係る駆動制御装置12(12A、12B)が適用されたこの発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置210の概略構成図を示している。
車両(不図示)に搭載された電動パワーステアリング装置210は、操向ハンドル212に連結されたステアリング軸214に対して、運転者が与える操舵トルクを補助するトルク(補助トルク)を与えるように構成される。
ステアリング軸214の上端は操向ハンドル212に連結され、下端にはピニオン216が取り付けられている。ピニオン216に噛み合うラック218を設けたラック軸220が配置されている。ピニオン216とラック218によってラック・ピニオン機構222が形成される。ラック軸220の両端にはタイロッド224が設けられ、各タイロッド224の外側端には前輪(転舵輪)226が取り付けられている。
ステアリング軸214に対して、減速機構である動力伝達機構228を介して電動機10が設けられている。電動機10は、操舵トルクを補助するための回転力を出力する。この回転力は、上記補助トルクとして、動力伝達機構228を経由して増力されステアリング軸214に与えられる。
ステアリング軸214には、また、操舵トルクセンサ232が設けられている。操舵トルクセンサ232は、運転者が操向ハンドル212を操作することによって生じる操舵トルクをステアリング軸214に加えたとき、ステアリング軸214に加わる当該操舵トルクの大きさと方向を検出し、検出した操舵トルクの大きさに応じた電気信号である操舵トルクTsと方向を出力する。操舵トルクセンサ232は例えばトーションバーを利用して構成されている。
ステアリング軸214には、さらに、ステアリング軸214の回転による操舵角、すなわち舵角を操舵方向を含めて検出し、検出した舵角に応じた電気信号である舵角θsを出力する舵角センサ234が設けられている。
電動パワーステアリング装置210の搭載車両には、当該車両の走行速度に対応した電気信号である車速Vsを検出して出力する車速センサ236が設けられている。
駆動制御装置12(12A、12B)には、上述した操舵トルクセンサ232、舵角センサ234、車速センサ236及び電動機10が電気的に接続されている。
つまり、駆動制御装置12(12A、12B)には、操舵トルクセンサ232から出力される操舵トルクTsとその方向、舵角センサ234から出力される舵角θs、及び車速センサ236から出力される車速Vsが入力される。
そして、図13の電動パワーステアリング装置210では、周知のように、駆動制御装置12(12A、12B)が、操向ハンドル212の操作に応じて操舵トルクセンサ232により検出される操舵トルクTsと方向、車速センサ236により検出される車速Vs及び舵角センサ234により検出される舵角θsに基づき目標電流Itarを決定し、実電流Irが前記目標電流Itarとなるように電動機10を駆動制御する。これにより、電動機10により適切な操舵補助力が得られる。
このような構成の電動パワーステアリング装置210では、故障率を低減した駆動制御装置12(12A、12B)を適用(採用)しているので、故障率を低減することができる。
[実施形態及び他の実施形態のまとめ]
以上説明したように、この実施形態に係る駆動制御装置12は、電源電流を流し出す電源ソース側としての電圧VBを発生する電源と、前記電源電流が流し込まれる電源シンク側としてのグランド50との間に配され、それぞれ逆方向に並列にダイオードD1−D4が接続された上アームスイッチング素子21、22と下アームスイッチング素子23、24との直列回路が少なくとも2回路設けられ、前記直列回路(上アームスイッチング素子21と下アームスイッチング素子23及び上アームスイッチング素子22と下アームスイッチング素子24)の中点41、42間に電動機10が接続されたブリッジ回路14と、各前記上アームスイッチング素子21、22と各前記下アームスイッチング素子23、24を各駆動信号S1−S4によりPWM制御しながら、電動機10を正転乃至逆転させる駆動制御回路19と、を備える。
駆動制御回路19は、電動機10を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、電動機10の回転方向に対応する、例えば、図5A及び図5Cに示すように、上アームスイッチング素子22及び下アームスイッチング素子23をオン状態にして前記電源ソース側から前記電源シンク側に向かって前記電源電流を電動機10に流す通電期間(時点t10−時点t11、時点t12−時点t13)と、図5Bに示すように、下アームスイッチング素子23をオフ状態にして電動機10の還流電流を上アームスイッチング素子22及びダイオードD1を通じて還流させる上アーム還流期間(時点t11−t12)と、図5Dに示すように、上アームスイッチング素子22をオフ状態にして上アームスイッチング素子22に電流を流さないオフ期間(時点t13−時点t14)を設けると共に前記オフ期間(時点t13−t14)に同時に下アームスイッチング素子23をオン状態にして電動機10の還流電流を下アームスイッチング素子23及びダイオードD4を通じて還流させる下アーム還流期間(時点t13−時点t14)と、が繰り返すようにPWM制御するようにしている。
従来技術では、発熱量が大きくなる、電源ソース側に接続されている上アームスイッチング素子21、22が、通電状態と還流状態を繰り返すように制御されていたのに対し、この発明によれば、上アームスイッチング素子21、22が、通電状態及び還流状態の他にオフ状態を採って繰り返すように制御したので、換言すれば、電動機10の還流状態に流れる還流電流の消費を下アームスイッチング素子23、24にも分散させて消費させるように制御したので、PWM制御周期内での上アームスイッチング素子21、22の平均的な通過電流を小さくすることができ、これにより発熱損失(発熱量)を小さくし、結果として、駆動制御装置全体としての故障率を低減することができる。
このように、この発明によれば、従来技術では、PWM制御周期内で、上アームスイッチング素子21、22を通電状態及び還流状態の2パターンが繰り返すように制御していたのを、通電状態1、還流状態、通電状態2にオフ状態を加えた4パターンで繰り返すように制御している。4パターンに限らず、PWM制御周期内で、通電状態の期間(通電期間)をまとめて(通電期間=通電期間1+通電期間2)、還流状態の期間(還流期間)と、オフ状態の期間(オフ期間)の3パターンが繰り返すように制御してもよく、あるいは細かく分割して4パターン以上とすることは任意であり、PWM制御周期内で、上アームスイッチング素子21、22が、通電期間及び還流期間の他にオフ期間を含むように制御すれば、この発明に含まれる。
他の実施形態に係る駆動制御装置12A、12Bは、電源電流を流し出す電源ソース側と前記電源電流が流し込まれる電源シンク側との間に配され、それぞれ逆方向に並列にダイオードD1、D2が接続された上アームスイッチング素子121、122と下アームスイッチング素子123、124との直列回路が少なくとも2回路設けられ、前記直列回路の中点41、42間に電動機10が接続されたブリッジ回路14A(図8参照)と、各前記上アームスイッチング素子121、122と各前記下アームスイッチング素子123、124を各駆動信号S1−S4によりPWM制御しながら、電動機10を正転乃至逆転させる駆動制御回路19と、を備え、駆動制御回路19は、電動機10を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、図9Aに示すように、電動機10の回転方向に対応する前記上アームスイッチング素子122及び前記下アームスイッチング素子123をオン状態にして前記電源ソース側から前記電源シンク側に向かって前記電源電流を電動機10に流す通電期間(時点t0−時点t1)と、図9Bに示すように、下アームスイッチング素子123をオフ状態にして電動機10の還流電流を上アームスイッチング素子122及びダイオード{D1、(D1a+D1b)}を通じて還流させる上アーム還流期間(時点t1−時点t2)と、が繰り返すようにPWM制御する駆動制御装置12A、12Bにおいて、駆動制御装置12Bのように、上アームスイッチング素子121、122及び下アームスイッチング素子123、124の全てを、形状・定格が同一の素子を採用し、上アームスイッチング素子121、122用のヒートシンク81、82の熱抵抗を、下アームスイッチング素子123、124用のヒートシンクの熱抵抗より小さく形成するか、又は、駆動制御装置12Aのように、前記上アームスイッチング素子121、122を前記同一素子の並列接続{FET1P(FET1aとFET2aの並列接続)、FET2P(FET2aとFET2bの並列接続)で構成し且つ下アームスイッチング素子123、124を前記同一素子の単独素子で構成する。
この発明によれば、上下アームスイッチング素子121−124として、形状・定格が同一のスイッチング素子を採用し、発熱量の大きい上アームスイッチング素子121、122用のヒートシンク81、82の熱抵抗を、下アームスイッチング素子123、124用のヒートシンクの熱抵抗より小さく設定することで、同一スイッチング素子を採用することにより、異なる(形状と定格が非同一)素子を識別して管理・保管する管理コストや組み付けの際の製造の仕方に係るコストの増加を抑制しながら、駆動制御装置12Bの故障率を低減することができる。
また、この発明によれば、上下アームスイッチング素子121−124として、形状・定格が同一のスイッチング素子を採用し、上アームスイッチング素子121、122を同一素子の並列接続{FET1P(FET1aとFET2aの並列接続)、FET2P(FET2aとFET2bの並列接続)}で構成し且つ下アームスイッチング素子123、124を前記同一素子の単独素子で構成することにより、異なる(形状と定格が非同一)素子を識別して管理・保管する管理コストの増加を抑制しながら、駆動制御装置12Aの故障率を低減することができる。
この場合、駆動制御装置12(12A、12B)により駆動制御される電動機10が、図13に示すように、操向ハンドル212の操作に応じて操舵トルクセンサ232により検出される操舵トルクTsに基づき決定される目標電流Itarを前記電源電流として駆動制御する操舵アシスト用電動機10として用いられる電動パワーステアリング装置210の故障率を低減することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、例えば、平均電流が大きい上アームスイッチング素子(21、22、121、122)の平均発熱損失を低減するために、下アームスイッチング素子(23、24、123、124)のON抵抗値(例えば、4[mΩ])よりも上アームスイッチング素子(21、22、121、122)のON抵抗値が小さい素子(例えば、3[mΩ])を選択して上アームスイッチング素子(21、22、121、122)として使用する等、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…電動機
12、12A、12B…駆動制御装置
14、14A…ブリッジ回路 16…駆動回路
18…電流F/B制御部 19…駆動制御回路
21、22、121、122…上アームスイッチング素子
23、24、123、124…下アームスイッチング素子
41、42…中点 50…グランド
81、82…ヒートシンク
210…電動パワーステアリング装置
D1−D4…ダイオード S1−S4…駆動信号

Claims (4)

  1. 電源電流を流し出す電源ソース側と前記電源電流が流し込まれる電源シンク側との間に配され、それぞれ逆方向に並列にダイオードが接続された上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との直列回路が少なくとも2回路設けられ、前記直列回路の中点間に電動機が接続されたブリッジ回路と、
    各前記上アームスイッチング素子と各前記下アームスイッチング素子を各駆動信号によりPWM制御しながら、前記電動機を正転乃至逆転させる駆動制御回路と、を備え、
    前記駆動制御回路は、前記電動機を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、前記電動機の回転方向に対応する前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子をオン状態にして前記電源ソース側から前記電源シンク側に向かって前記電源電流を前記電動機に流す通電期間と、前記下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記電動機の還流電流を前記上アームスイッチング素子を通じて還流させる上アーム還流期間と、前記上アームスイッチング素子をオフ状態にして前記上アームスイッチング素子に電流を流さないオフ期間を設けると共に前記オフ期間に同時に前記下アームスイッチング素子をオン状態にして前記電動機の還流電流を前記下アームスイッチング素子を通じて還流させる下アーム還流期間と、が繰り返すようにPWM制御する
    ことを特徴とする駆動制御装置。
  2. 請求項1記載の駆動制御装置において、
    前記駆動制御回路は、
    前記PWM制御の制御周期中に、前記通電期間を2つの期間に分け、
    前記上アームスイッチング素子が、前記通電期間、前記上アーム還流期間、前記通電期間及び前記オフ期間を繰り返すようにPWM制御すると共に、これに同期して、前記下アームスイッチング素子が前記通電期間、前記オフ期間、前記通電期間及び前記下アーム還流期間を繰り返すように制御する
    ことを特徴とする駆動制御装置。
  3. 電源電流を流し出す電源ソース側と前記電源電流が流し込まれる電源シンク側との間に配され、それぞれ逆方向に並列にダイオードが接続された上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との直列回路が少なくとも2回路設けられ、前記直列回路の中点間に電動機が接続されたブリッジ回路と、
    各前記上アームスイッチング素子と各前記下アームスイッチング素子を各駆動信号によりPWM制御しながら、前記電動機を正転乃至逆転させる駆動制御回路と、を備え、
    前記駆動制御回路は、前記電動機を正転乃至逆転の一方向に回転させる際、前記電動機の回転方向に対応する前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子をオン状態にして前記電源ソース側から前記電源シンク側に向かって前記電源電流を前記電動機に流す通電期間と、前記下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記電動機の還流電流を前記上アームスイッチング素子を通じて還流させる上アーム還流期間と、が繰り返すようにPWM制御する駆動制御装置において、
    前記上アームスイッチング素子及び前記下アームスイッチング素子の全てを、形状・定格が同一の素子を採用し、前記上アームスイッチング素子用のヒートシンクの熱抵抗を、前記下アームスイッチング素子用のヒートシンクの熱抵抗より小さく形成するか、又は、前記上アームスイッチング素子を前記同一の素子の並列接続で構成し且つ前記下アームスイッチング素子を前記同一の素子の単独素子で構成する
    ことを特徴とする駆動制御装置。
  4. 請求項1−3のいずれか1項に記載の前記駆動制御装置により駆動制御される前記電動機が、操向ハンドルの操作に応じてトルクセンサにより検出される操舵トルクに基づき決定される目標電流を前記電源電流として駆動制御する操舵アシスト用電動機として用いられている
    ことを特徴とする前記駆動制御装置を適用した電動パワーステアリング装置。
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