JP2017135971A - 回転電機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】界磁巻線に対して電力を供給するHブリッジ回路を構成する各アームについて、その各アームの異常を検出する機会を増加させる。【解決手段】制御装置40は、スイッチSW1,SW4をともに導通状態にして、界磁巻線12に直流電源21から励磁電流が流れる励磁状態と、スイッチSW1を導通状態、スイッチSW4を遮断状態にして、界磁巻線12に還流電流が流れる第1還流状態と、スイッチSW4を導通状態、スイッチSW1を遮断状態にして、界磁巻線12に還流電流が流れる第2還流状態と、を切り替え、励磁状態、1還流状態、及び、第2還流状態において、Hブリッジ回路23に流れる電流に基づいて、スイッチSW1〜SW4に異常が発生しているか否かを判定し、スイッチSW3に開異常が生じている場合、第1還流状態への切り替えを禁止し、スイッチSW3に開異常が生じている場合、第2還流状態への切り替えを禁止する。【選択図】 図2

Description

電機子巻線及び界磁巻線を備える回転電機の制御装置に関する。
電機子巻線及び界磁巻線を備える回転電機において、Hブリッジ回路を用いて、界磁巻線の励磁制御を行う構成が知られている。Hブリッジ回路を構成するスイッチについて、バッテリから界磁巻線に対して電流を流す際に用いる励磁用スイッチと、界磁巻線に蓄積された界磁エネルギーをバッテリに回生する際に用いる回生用スイッチの故障を検出する構成が、特許文献1に記載されている。特許文献1の構成によれば、Hブリッジ回路を構成する各スイッチの異常を判定することが可能になるとともに、異常が生じたスイッチと異なるスイッチを用いて発電を継続することが可能になる。
特許4254738号公報
回転電機における発電時及び駆動時において、界磁巻線は、バッテリから界磁巻線に対して電流を流す励磁状態と、励磁電流を還流させる還流状態とに設定される。つまり、回転電機の発電及び駆動の終了時のみ、界磁巻線は、界磁エネルギーをバッテリに回生する回生状態とされる。つまり、特許文献1に開示の構成では、Hブリッジ回路を構成するスイッチ(アーム)の異常の検出機会が限られることになる。
また、回転電機における発電及び駆動の継続時では、励磁状態と回生状態とを交互に実施すると、界磁の大きさが変動し易く、回転電機にトルクリプルが生じる。このため、回転電機における発電及び駆動の継続時において、界磁巻線を回生状態とすることは望ましくない。
本発明は、界磁巻線に対して電力を供給するHブリッジ回路を構成する各アームについて、その各アームの異常を検出する機会を増加させることが可能な回転電機の制御装置を提供することを主たる目的とする。
第1の構成は、電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2,D2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3,D3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームは、それぞれ半導体スイッチング素子又はダイオードを有して構成され、前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームをともに導通状態にして、前記界磁巻線に前記直流電源から励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アームを導通状態、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第2レグの前記下アームを導通状態、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子に流れる電流に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
上記構成によれば、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに対して電流が流れることになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を増加させることが可能となる。加えて、上アーム側での還流(第1還流状態)と、下アーム側での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
そして、第1レグの下アームに開異常が生じている場合に、第2還流状態を禁止する制御と、第2レグの上アームに開異常が生じている場合に、第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施することで、第1レグの下アーム又は第2レグの上アームにオープン異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
また、各アームにおいてはんだクラックなどが生じた結果、半導体スイッチング素子が設けられている経路の抵抗値が増加したり、半導体スイッチング素子の制御端子に入力される電圧が低下したりする場合、各アームに流れる電流が減少する開異常が生じる。半導体スイッチング素子に流れる電流に基づいて、開異常の発生を判定する上記構成では、各アームに流れる電流が減少する開異常の発生の有無を判定することが可能になり、当該開異常が生じている場合に、回転電機の動作を継続できる。
第2の構成は、電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2,D2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3,D3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームは、それぞれ半導体スイッチング素子又はダイオードを有して構成され、前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームをともに導通状態にして、前記界磁巻線に前記直流電源から励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アームを導通状態、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第2レグの前記下アームを導通状態、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
上記構成によれば、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに対して全アームに印加される電圧が変化することになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を増加させることが可能となる。加えて、上アーム側での還流(第1還流状態)と、下アーム側での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
そして、第1レグの下アームに開異常が生じている場合に、第2還流状態を禁止する制御と、第2レグの上アームに開異常が生じている場合に、第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施することで、第1レグの下アーム又は第2レグの上アームにオープン異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
また、Hブリッジ回路に流れる電流は、Hブリッジ回路の時定数、即ち、界磁巻線を含むHブリッジ回路の誘導成分及びHブリッジ回路を含む抵抗成分に応じて変化する。つまり、Hブリッジ回路に流れる電流は、各半導体スイッチング素子の開閉状態が変化した後、Hブリッジ回路の時定数に応じて変化する。特に、正常時において、半導体スイッチング素子が開状態から閉状態とされる場合に、半導体スイッチング素子に流れる電流は0から時定数に応じて増加する。よって、正常時において、半導体スイッチング素子が開状態から閉状態とされる場合に、半導体スイッチング素子に流れる電流が開異常の判定に用いる所定電流を超えるまでに時定数に応じた時間を要する。このため、Hブリッジ回路に流れる電流に基づいて開異常を判定する構成では、スイッチSW1〜SW4が開状態から閉状態とされる場合に、開異常が生じているか否かの判定にHブリッジ回路23の時定数に応じた時間を要する。
一方、正常時において、半導体スイッチング素子が開状態から閉状態とされる場合、半導体スイッチング素子の入出力端子間の電圧は、即時的に変化する。よって、半導体スイッチング素子の入出力端子間の電圧に基づいて開閉異常を判定する構成では、半導体スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流に基づいて開異常を判定する構成と比較すると、開異常を応答性よく判定することができる。
さらに、電圧検出は電流検出よりも構成が簡素化できるため、半導体スイッチング素子の入出力端子間の電圧に基づいて開閉異常を判定する構成では、半導体スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流に基づいて開異常を判定する構成と比較すると、構成を簡素化できる。
第3の構成は、第2の構成において、前記異常判定部は、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号、及び、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する。
本構成では、半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に加えて、半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号に基づいて、異常の発生を判定する。半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号は、デジタル値でありアナログ値と比較してノイズの影響を受けにくい。このため、異常判定におけるノイズの影響を抑制可能である。また、半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号に基づいて、異常の発生を判定することで、半導体スイッチング素子の開閉状態が変更されるタイミングで、異常の発生を判定することが可能になり、正確に異常の発生を判定することができる。
第4の構成は、電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2,D2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3,D3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームは、それぞれ半導体スイッチング素子又はダイオードを有して構成され、前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームをともに導通状態にして、前記界磁巻線に前記直流電源から励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アームを導通状態、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第2レグの前記下アームを導通状態、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の温度に基づいて、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
半導体スイッチング素子が閉状態とされている場合、その半導体スイッチング素子には電流が流れるため、その半導体スイッチング素子の温度が上昇する。また、半導体スイッチング素子が開状態とされている場合、その半導体スイッチング素子には電流が流れないため、その半導体スイッチング素子の温度は上昇しない。そこで、半導体スイッチング素子の温度に基づいて、第1レグの上アーム、及び、第2レグの下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定することができる。
上記構成によれば、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに対して電流が流れることになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を増加させることが可能となる。加えて、上アーム側での還流(第1還流状態)と、下アーム側での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
そして、第1レグの下アームに開異常が生じている場合に、第2還流状態を禁止する制御と、第2レグの上アームに開異常が生じている場合に、第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施することで、第1レグの下アーム又は第2レグの上アームにオープン異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
さらに、半導体スイッチング素子がそれぞれ設けられている経路においてはんだクラックなどが生じた結果、半導体スイッチング素子が設けられている経路の抵抗値が増加したり、半導体スイッチング素子の制御端子に入力される電圧が低下したりする場合、半導体スイッチング素子に流れる電流が減少する開異常が生じる。半導体スイッチング素子に流れる電流が減少する開異常が生じると、半導体スイッチング素子に電流が流れている際の半導体スイッチング素子の温度上昇が抑制される。そこで、半導体スイッチング素子の温度に基づいて、開異常の発生を判定する上記構成では、半導体スイッチング素子に流れる電流が減少する開異常の発生の有無を判定することが可能になり、当該開異常が生じている場合に、回転電機の動作を継続できる。
第5の構成は、電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子に流れる電流に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態を禁止する制御と、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
上記構成によれば、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに対して電流が流れることになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を増加させることが可能となる。加えて、上アーム側での還流(第1還流状態)と、下アーム側での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
そして、第1レグの下アーム、又は、第2レグの上アームに閉異常が生じている場合に、直流電源が短絡しないように励磁電流を流すことで、アームに閉異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
また、閉異常が生じると、各アームの入出力端子間に流れる電流は急峻に増加するため、半導体スイッチング素子に流れる電流に基づいて閉異常を判定する構成では、半導体スイッチング素子の入出力端子間の電圧に基づいて閉異常を判定する構成と比較すると、閉異常を応答性よく判定することができる。
第6の構成は、電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態を禁止する制御と、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
上記構成によれば、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに印加される電圧が変化することになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を増加させることが可能となる。加えて、上アーム側での還流(第1還流状態)と、下アーム側での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
そして、第1レグの下アーム、又は、第2レグの上アームに閉異常が生じている場合に、直流電源が短絡しないように励磁電流を流すことで、アームに閉異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
また、電圧検出は電流検出よりも構成が簡素化できるため、半導体スイッチング素子の入出力端子間の電圧に基づいて開閉異常を判定する構成では、半導体スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流に基づいて開異常を判定する構成と比較すると、構成を簡素化できる。
第7の構成は、第6の構成において、前記異常判定部は、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号、及び、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する。
本構成では、半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に加えて、半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号に基づいて、異常の発生を判定する。半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号は、デジタル値でありアナログ値と比較してノイズの影響を受けにくい。このため、異常判定におけるノイズの影響を抑制可能である。また、半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号に基づいて、異常の発生を判定することで、半導体スイッチング素子の開閉状態が変更されるタイミングで、異常の発生を判定することが可能になり、正確に異常の発生を判定することができる。
第8の構成は、電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の温度に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態を禁止する制御と、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
半導体スイッチング素子が閉状態とされている場合、その半導体スイッチング素子には電流が流れるため、その半導体スイッチング素子の温度が上昇する。また、半導体スイッチング素子が開状態とされている場合、その半導体スイッチング素子には電流が流れないため、その半導体スイッチング素子の温度は上昇しない。そこで、半導体スイッチング素子の温度に基づいて、第1レグの上アーム、及び、第2レグの下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定することができる。
上記構成によれば、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに対して電流が流れることになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を増加させることが可能となる。加えて、上アーム側での還流(第1還流状態)と、下アーム側での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
そして、第1レグの下アーム、又は、第2レグの上アームに閉異常が生じている場合に、直流電源が短絡しないように励磁電流を流すことで、アームに閉異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
第9の構成は、第1乃至第8の構成のいずれかにおいて、さらに、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、半導体スイッチング素子を有して構成され、前記制御部は、前記異常判定部により前記第1レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アーム、及び、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第2レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アーム及び前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
上記構成によれば、第1レグの上アーム、又は、第2レグの下アームに開異常が生じている場合に、直流電源が短絡しないように励磁電流を流すことで、アームに閉異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
第10の構成は、第5乃至第9の構成のいずれかにおいて、さらに、前記回転電機は車両に搭載され、前記界磁巻線は、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを介して電流が流れた場合、前記第2レグの前記上アーム、及び、前記第1レグの前記下アームを介して電流が流れた場合と比較して、界磁が大きくなる有極性を有するものであって、前記第2レグの前記上アーム、及び、前記第1レグの前記下アームを介して前記励磁電流が流れる場合、前記車両に搭載されている電気負荷の動作を制限する。
界磁巻線が有極性を有する場合、界磁巻線に対し、アームの異常時において通常時と逆向きに電流を流すと、通常時に比べて界磁が弱まる。このため、回転電機における発電電力が減少する。そこで、励磁電流を界磁巻線に対して反転させて流す場合に、車載電気負荷の動作を制限する構成とした。このような構成にすることで、発電電力が減少した場合であっても、車両走行を継続できる。
第11の構成は、第1乃至第10の構成のいずれかにおいて、さらに、前記制御部は、前記異常判定部により前記第1レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合に、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第2レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合に、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する。
上記構成によれば、第1レグの上アーム、又は、第2レグの下アームに閉異常が生じている場合に、直流電源が短絡しないように励磁電流を流すことで、アームに閉異常が生じている場合であっても、回転電機の動作を継続できる。
第12の構成は、第1乃至第11の構成のいずれかにおいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームは、それぞれパワー半導体スイッチング素子を有して構成される。
パワー半導体スイッチング素子(例えば、パワーMOS−FETやIGBT)を用いて各アームを構成することで、界磁巻線に流れる電流のリプルを低減し、回転電機の発電電流や出力トルクを安定化させるとともに、Hブリッジ回路の電力効率を向上させることができる。
第1実施形態の電気的構成を表す図。 第1実施形態のHブリッジ回路の電気的構成を表す図。 正常時においてHブリッジ回路に流れる電流の経路を表す図。 制御装置による界磁電流の調整を表すタイミングチャート。 正常時、オープン異常時、及び、ショート異常時のそれぞれにおいてスイッチに流れる電流の大きさを表す表。 第1スイッチのショート異常時における動作を表す図。 第4スイッチのショート異常時における動作を表す図。 第2スイッチのショート異常時における動作を表す図。 第3スイッチのショート異常時における動作を表す図。 第1スイッチのオープン異常時における動作を表す図。 第4スイッチのオープン異常時における動作を表す図。 第2スイッチのオープン異常時における動作を表す図。 第3スイッチのオープン異常時における動作を表す図。 第1実施形態の制御処理を表すフローチャート。 正常時、オープン異常時、及び、ショート異常時のそれぞれにおいてスイッチの電圧の大きさを表す表。 正常時、オープン異常時、及び、ショート異常時のそれぞれにおいてスイッチの温度を表す表。 変形例におけるHブリッジ回路の電気的構成を表す図。
(第1実施形態)
図1に示すように、回転電機10は、多相巻線を有する巻線界磁型回転電機であり、具体的には、3相巻線を有する巻線界磁型同期回転電機である。本実施形態では、回転電機10として、スタータ及びオルタネータ(発電機)の機能を統合したISG(Integrated Starter Generator)を想定している。特に本実施形態では、エンジンの初回の始動に加えて、所定の自動停止条件が成立する場合にエンジンを自動停止させ、その後、所定の再始動条件が成立する場合にエンジンを自動的に再始動させるアイドリングストップ機能を実行する場合にも、回転電機10がスタータとして機能する。
回転電機10を構成するロータ11(回転子)は、界磁巻線12を備え、また、エンジンのクランク軸と動力伝達が可能とされている。本実施形態において、ロータ11は、ベルトを介してクランク軸に連結(より具体的には直結)されている。回転電機10のステータ13(固定子)には、電機子巻線14が3相巻線となるように巻回されている。
回転電機10の電機子巻線14には、インバータ20が接続されている。インバータ20には、直流電源21が接続されている。インバータ20は、U,V,W相高電位側スイッチSUp,SVp,SWpと、U,V,W相低電位側スイッチSUn,SVn,SWnとの直列接続体を3組備えている。U,V,W相における上記直列接続体の接続点は、電機子巻線14のU,V,W相の端子に接続されている。
本実施形態では、各スイッチSUp〜SWnとして、NチャネルMOSFETを用いている。そして、各スイッチSUp〜SWnにはそれぞれ、還流ダイオードDUp〜DWnが並列に接続されている。なお、各還流ダイオードDUp〜DWnは、各スイッチSUp〜SWnのボディーダイオードであってもよい。また、各スイッチSUp〜SWnとしては、NチャネルMOSFETに限らず、例えばIGBTであってもよい。
インバータ20の高電位側の端子(各高電位側スイッチのドレイン側の端子)には、直流電源21の正極端子が接続されている。低電位側の端子(各低電位側スイッチのソース側の端子)には、直流電源21の負極端子が接続されている。
界磁巻線12には、界磁電流出力部22によって直流電圧が印加可能とされている。界磁電流出力部22は、直流電源21から供給される電力を用いて、界磁巻線12に印加する界磁電圧Vfを調整することにより、界磁巻線12に流れる界磁電流Ifを制御する。このように、電機子巻線14及び界磁巻線12は共通の直流電源21から電力を供給される。
制御装置40は、界磁電流検出部30から界磁電流Ifの検出値を取得する。そして、制御装置40は、界磁電流Ifをその指令値If*にフィードバック制御する。また、制御装置40は、回転電機10のトルク指令値T*と回転角速度ωに基づき、d軸電流Idの指令値であるd軸電流指令値Id*、及び、q軸電流Iqの指令値であるq軸電流指令値Iq*を算出する。ここで、d軸電流Id及びq軸電流Iqは、dq軸座標系上におけるd軸電流及びq軸電流の組から成る電流ベクトルの要素である。
制御装置40は、d軸電流指令値Id*、及び、q軸電流指令値Iq*に基づき、操作信号gUp〜gWnを生成する。より具体的には、d軸電流指令値Id*、q軸電流指令値Iq*、及び、相電流検出部31から取得した相電流IV,IWの検出値に基づいて、各相の指令電圧VU*,VV*,VW*を算出する。そして、指令電圧VU*,VV*,VW*と、キャリア信号tp(例えば三角波信号)との大小比較に基づくPWM処理によって操作信号gUp〜gWn生成する。
そして、制御装置40は、生成された操作信号gUp〜gWnをインバータ20に出力する。これにより、電機子巻線14のU,V、W相には、電気角で互いに位相が120度ずれた正弦波状の電圧が印加され、電気角で互いに位相が120度ずれた正弦波状の電流が流れることとなる。
図2に、界磁電流出力部22の電気的構成を示す。
界磁電流出力部22は、Hブリッジ回路23と、駆動回路24とを備えて構成されている。Hブリッジ回路23は、直列接続された第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2を有する第1レグと、直列接続された第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4を有する第2レグと、が並列接続されて構成されている。第1スイッチSW1が第1レグの上アームに相当し、第2スイッチSW2が第1レグの下アームに相当し、第3スイッチSW3が第2レグの上アームに相当し、第4スイッチSW4が第2レグの下アームに相当する。各スイッチSW1〜SW4は、パワー半導体スイッチング素子であり、具体的には、パワーMOS−FETである。各スイッチSW1〜SW4には、ボディーダイオードが逆並列に接続されている。以下、各スイッチSW1〜SW4をまとめてスイッチSWとも記載する。なお、スイッチSWは、還流ダイオードが逆並列に接続されたIGBTであってもよい。
Hブリッジ回路23の入力端子P1には、直流電源21の高圧端子、入力端子P2には、直流電源21の低圧端子がそれぞれ接続されており、Hブリッジ回路23の出力端子P3,P4には、界磁巻線12が接続されている。Hブリッジ回路23は、直流電源21から供給される電力を界磁巻線12に対して出力する。駆動回路24は、界磁電流Ifが、制御装置40から出力される指令信号(オン操作信号、及び、オフ操作信号)に応じて、各スイッチSW1〜SW4を駆動する。
また、本実施形態の界磁巻線12は、出力端子P3から出力端子P4の方向に界磁電流Ifが流れた場合、出力端子P4から出力端子P3の方向に界磁電流Ifが流れた場合と比較して、界磁が大きくなる有極性を有するものである。
図3,4を用いて、界磁電流出力部22の動作について説明を行う。制御装置40は、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオン状態(導通状態)、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態(遮断状態)とすることで、界磁巻線12を励磁状態(図3の経路A)とする。図4に示すように、励磁状態では、界磁巻線12に対して直流電源21が接続されることで、界磁巻線12に流れる界磁電流If(励磁電流)が増加していく。
界磁巻線12に流れる界磁電流Ifが界磁電流指令値If*から定まる上限値I1(If*に所定の許容値を加算した値)に達すると、制御装置40は、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオン状態、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオフ状態とすることで、界磁巻線12を第1還流状態(図3の経路B)とする。第1還流状態では、界磁巻線12と直流電源21との接続が解除されるとともに、界磁巻線12から、第3スイッチSW3及び第1スイッチSW1に向かって、界磁電流If(還流電流)が流れる。図4に示すように、第1還流状態では、界磁電流If(還流電流)は、界磁巻線12、第3スイッチSW3及び第1スイッチSW1を有する閉回路の抵抗成分(銅損)によって減少していく。
その後、界磁巻線12に流れる電流が界磁電流指令値If*から定まる下限値I2(If*から所定の許容値を減算した値)に達すると、制御装置40は、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオン状態、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることで、界磁巻線12を再び励磁状態とする。図4に示すように、励磁状態では、界磁巻線12に対して直流電源21が接続されることで、界磁巻線12に流れる界磁電流If(励磁電流)が増加していく。
界磁巻線12に流れる界磁電流Ifが上限値I1に達すると、制御装置40は、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオン状態、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることで、界磁巻線12を第2還流状態(図3の経路C)とする。第2還流状態では、界磁巻線12と直流電源21との接続が解除されるとともに、界磁巻線12から、第4スイッチSW4及び第2スイッチSW2に向かって、還流電流が流れる。図4に示すように、第2還流状態では、界磁電流If(還流電流)は、界磁巻線12、第4スイッチSW4及び第2スイッチSW2を有する閉回路の抵抗成分(銅損)によって減少していく。
その後、界磁巻線12に流れる界磁電流Ifが下限値I2に達すると、制御装置40は、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオン状態、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることで、Hブリッジ回路23を再び励磁状態とする。このように、制御装置40は、励磁状態と、第1還流状態と第2還流状態の一方とを交互に繰り返すことで、界磁電流Ifを界磁電流指令値If*によって定まる上限値I1と下限値I2との間になるように調整する。さらに、第1還流状態と第2還流状態とで異なるスイッチSWに対して電流を流すことで、スイッチSWにおける発熱を分散させることができる。
本実施形態の制御装置40は、上述した励磁状態、第1還流状態、及び、第2還流状態において、各スイッチSW1〜SW4に流れる電流の検出値を取得し、その検出値に基づいて、各スイッチSW1〜SW4の異常を判定する。
図5に各スイッチの操作信号の状態と、正常時、ショート異常(閉異常)時、オープン異常(開異常)時における電流の大きさとを示す。
スイッチの操作信号がオフ状態の場合、正常時には、そのスイッチに流れる電流は略0となり、閉異常時には、そのスイッチには過電流が流れ、開異常時には、そのスイッチに流れる電流は略0となる。よって、スイッチの操作信号がオフ状態の場合、制御装置40は、そのスイッチにおける閉異常を判定することができる。ここで、同一のレグに属するもう一方のスイッチがオン状態とされている場合に、閉異常時にスイッチに対して過電流が流れる。例えば、スイッチSW1に閉異常が生じ、スイッチSW2がオン状態とされる場合に、スイッチSW1に過電流が流れる。
スイッチの操作信号がオン状態の場合、正常時には、そのスイッチに流れる電流は上限値I1〜下限値I2の範囲に含まれる所定電流となり、閉異常時には、そのスイッチに流れる電流は上限値I1〜下限値I2の範囲に含まれる所定電流となり、開異常時には、そのスイッチに流れる電流は略0となる。よって、スイッチの操作信号がオン状態の場合、制御装置40は、そのスイッチにおける開異常を判定することができる。
具体的には、制御装置40は、励磁状態において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2に所定電流より大きな電流が流れている場合、第2スイッチSW2にショート異常(閉異常)が生じていると判定する。制御装置40は、励磁状態において、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4に所定電流より大きな電流が流れている場合、第3スイッチSW3にショート異常が生じていると判定する。
制御装置40は、第1還流状態において、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4に所定電流より大きな電流が流れている場合、第4スイッチSW4にショート異常が生じていると判定する。制御装置40は、第2還流状態において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2に所定電流より大きな電流が流れている場合、第1スイッチSW1にショート異常が生じていると判定する。
制御装置40は、励磁状態、及び、第1還流状態において、第1スイッチSW1に流れる電流がともにほぼ0である場合、第1スイッチSW1にオープン異常(開異常)が生じていると判定する。制御装置40は、励磁状態、及び、第2還流状態において、第4スイッチSW4に流れる電流がともにほぼ0である場合、第1スイッチSW1にオープン異常が生じていると判定する。
制御装置40は、励磁状態において、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4に流れる電流が正常範囲内であって、かつ、第1還流状態において、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3に流れる電流がともにほぼ0である場合、第3スイッチSW3にオープン異常が生じていると判定する。制御装置40は、励磁状態において、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4に流れる電流が正常範囲内であって、かつ、第2還流状態において、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4に流れる電流がともにほぼ0である場合、第4スイッチSW4にオープン異常が生じていると判定する。
上述した通り、本実施形態の構成によれば、界磁巻線12への電力供給の継続中において、各スイッチSW1〜SW4のオープン異常及びショート異常について、判定することが可能になる。
さらに、本実施形態の制御装置40は、異常が生じたスイッチSW及びそのスイッチSWの異常の種別(オープン異常又はショート異常)に基づいて、励磁電流を流す経路、及び、還流電流を流す経路の少なくとも一方を設定する。具体例について、図6〜図13を用いて説明する。
図6に示すように、制御装置40は、第1スイッチSW1にショート異常が生じた場合、第2還流状態への切り替えを禁止する。これにより、第1スイッチSW1にショート異常が生じている状況下で、第2スイッチSW2がオン状態とされ、第1レグに貫通電流が流れることを抑制する。つまり、第1スイッチSW1にショート異常が生じている状況下では、第4スイッチSW4をオン状態とし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることでコイルを励磁状態にする。また、第3スイッチSW3をオン状態、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオフ状態とすることでコイルを還流状態(第1還流状態)とする。
図7に示すように、制御装置40は、第4スイッチSW4にショート異常が生じた場合、第1還流状態への切り替えを禁止する。これにより、第4スイッチSW4にショート異常が生じている状況下で、第3スイッチSW3がオン状態とされ、第2レグに貫通電流が流れることを抑制する。第4スイッチSW4にショート異常が生じている状況下では、第1スイッチSW1をオン状態とし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることでコイルを励磁状態にする。また、第2スイッチSW2をオン状態、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることでコイルを還流状態(第2還流状態)とする。
このように、スイッチSW1,SW4の一方にショート異常が生じている場合に、異常判定結果に基づいて、第1還流状態及び第2還流状態の一方を禁止することで、スイッチSW1,SW4の一方にショート異常が生じている場合であっても、回転電機10の動作を継続できる。
図8に示すように、制御装置40は、第2スイッチSW2にショート異常が生じた場合、界磁巻線12に対して流す励磁電流の向きを反転させる。具体的には、励磁状態において、第3スイッチSW3をオン状態、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態とすることで、界磁巻線12に励磁電流を流す。また、第4スイッチSW4をオン状態、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオフ状態とすることで、界磁巻線12に還流電流を流す。
図9に示すように、制御装置40は、第3スイッチSW3にショート異常が生じた場合、界磁巻線12に対して流す励磁電流の向きを反転させる。具体的には、第2スイッチSW2をオン状態、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフ状態とすることで、界磁巻線12に励磁電流を流す。また、第1スイッチSW1をオン状態、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオフ状態とすることで、界磁巻線12に還流電流を流す。
このように、スイッチSW2,SW3の一方にショート異常が生じている場合に、異常判定結果に基づいて、励磁状態において界磁巻線12に流す励磁電流の向きを反転することで、スイッチSW2,SW3の一方にショート異常が生じている場合であっても、回転電機10の動作を継続できる。
図10に示すように、制御装置40は、第1スイッチSW1にオープン異常が生じた場合、界磁巻線12に対して流す励磁電流の向きを反転させる。具体的には、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオン状態、第4スイッチSW4をオフ状態とすることで、界磁巻線12に励磁電流を流す。また、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオン状態、第3スイッチSW3をオフ状態とすることで、界磁巻線12に還流電流を流す。
図11に示すように、制御装置40は、第4スイッチSW4にオープン異常が生じた場合、界磁巻線12に対して流す励磁電流の向きを反転させる。具体的には、第2スイッチSW及び第3スイッチSW3をオン状態、第1スイッチSW1をオフ状態とすることで、界磁巻線12に励磁電流を流す。また、第2スイッチSW2をオフ状態、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオン状態とすることで、界磁巻線12に還流電流を流す。
このように、スイッチSW1,SW4の一方にオープン異常が生じている場合に、異常判定結果に基づいて、励磁状態において界磁巻線12に流す励磁電流の向きを反転するとともに、第1還流状態及び第2還流状態の一方を禁止する。これにより、スイッチSW1,SW4の一方にオープン異常が生じている場合であっても、回転電機10の動作を継続できる。
図12に示すように、制御装置40は、第2スイッチSW2にオープン異常が生じた場合、第2還流状態への切り替えを禁止する。即ち、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を介して界磁巻線12に励磁電流を流す励磁状態と、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3を介して界磁巻線12に還流電流を流す第1還流状態と、を交互に切り替える制御を行う。
図13に示すように、制御装置40は、第3スイッチSW3にオープン異常が生じた場合、第1還流状態への切り替えを禁止する。即ち、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4を介して界磁巻線12に励磁電流を流す励磁状態と、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4を介して界磁巻線12に還流電流を流す第2還流状態と、を交互に切り替える制御を行う。
このように、スイッチSW2,SW3の一方にオープン異常が生じている場合に、異常判定結果に基づいて、第1還流状態及び第2還流状態の一方を禁止することで、スイッチSW2,SW3の一方にオープン異常が生じている場合であっても、回転電機10の動作を継続できる。
図14に、制御装置40による界磁電流出力部22の制御処理を表すフローチャートを示す。本処理は、制御装置40によって所定周期毎に実施される。
ステップS01において、Hブリッジ回路23が励磁状態であるか否かを判定する。Hブリッジ回路23が励磁状態である場合(S01:YES)、ステップS02において、界磁電流Ifが上限値I1以上であるか否かを判定する。界磁電流IfがI1未満の場合(S02:NO)、ステップS03以降の処理を行う。
界磁電流Ifが上限値I1以上の場合(S02:YES)、ステップS04において、第1還流状態が禁止されているか否かの判定を行う。第1還流状態が禁止されていない場合(S04:NO)、ステップS05において、第2還流状態が禁止されているか否かの判定を行う。第2還流状態が禁止されている場合(S05:YES)、ステップS06において、Hブリッジ回路23を第1還流状態に設定し、ステップS03以降の処理を行う。
第2還流状態が禁止されていない場合(S05:NO)、ステップS07において、現在の励磁状態の直前(前回の還流状態)において、第1還流状態とされていたか否かを判定する。前回の還流状態において、第1還流状態とされていた場合(S07:YES)、ステップS08において、Hブリッジ回路23を第2還流状態に設定し、ステップS03以降の処理を行う。前回の還流状態において、第2還流状態とされていた場合(S07:NO)、ステップS06において、Hブリッジ回路23を第1還流状態に設定する。また、第1還流状態が禁止されている場合(S04:YES)、ステップS08において、Hブリッジ回路23を第2還流状態に設定する。
Hブリッジ回路23が還流状態である場合(S01:NO)、ステップS09において、界磁電流Ifが下限値I2以下であるか否かを判定する。界磁電流IfがI2より大きい場合(S09:NO)、ステップS03以降の処理を行う。
界磁電流Ifが下限値I2以下である場合(S09:YES)、ステップS10において、スイッチSW1,SW4の少なくとも一方がオープン異常であるか、又は、スイッチSW2,SW3の少なくとも一方がショート異常であるか否かを判定する。ステップS10において、否定的な判断がなされた場合(S10:NO)、ステップS11において、Hブリッジ回路23を励磁状態に設定し、ステップS03以降の処理を行う。ステップS10において、肯定的な判断がなされた場合(S10:YES)、ステップS12において、励磁電流の向きが反転するように(端子P4から端子P3に流れるように)、Hブリッジ回路23を励磁状態として設定し、ステップS03以降の処理を行う。
ステップS03において、各スイッチSW1〜SW4に流れる電流の検出値に基づいて、各スイッチSW1〜SW4に異常が発生しているか否かの判定を行う。ステップS13において、スイッチSW1,SW3の少なくとも一方がショート異常であるか、又は、スイッチSW2,SW4の少なくとも一方がオープン異常であるか否かを判定する。ステップS13において肯定的な判定がなされた場合(S13:YES)、ステップS14において、第2還流状態を禁止する。
ステップS13の否定的な判定(S13:NO)、又は、ステップS14の後、ステップS15において、スイッチSW2,SW4の少なくとも一方がショート異常であるか、又は、スイッチSW1,SW3の少なくとも一方がオープン異常であるか否かを判定する。ステップS15において肯定的な判定がなされた場合(S15:YES)、ステップS16において、第1還流状態を禁止する。
ステップS15の否定的な判定(S15:NO)、又は、ステップS16の後、ステップS17において、スイッチSW2,SW3の少なくとも一方がショート異常であるか、又は、スイッチSW1,SW4の少なくとも一方がオープン異常であるか否かを判定する。ステップS17において肯定的な判定がなされた場合(S17:YES)、ステップS18において、回転電機10を有する車両に搭載されており、回転電機10及び直流電源21から電力供給される各種電気負荷の動作を制限し、処理を終了する。また、ステップS17において否定的な判定がなされた場合(S17:NO)、処理を終了する。
本実施形態では、界磁巻線12が有極性を有するため、界磁巻線12に対し通常時(P3→P4)と逆向き(P4→P3)に電流を流すと、通常時に比べて界磁が弱まる。このため、回転電機10における発電電力が減少する。そこで、制御装置40は、界磁巻線12に対して励磁電流を反転させて流す場合に、車載電気負荷の動作を制限する構成とした。例えば、車両走行に関係する電気負荷を優先して動作させ、車両走行に関係しない電気負荷の動作を制限する。このような構成にすることで、発電電力が減少した場合であっても、車両走行を継続できる。
なお、ステップS03,S10,S13,S15,S17の処理が「異常判定部」に相当し、ステップS01〜S12,S14,S16,S18の処理が「制御部」に相当する。
(第2実施形態)
上記第1実施形態の構成では、各スイッチSW1〜SW4に流れる電流に基づいて、各スイッチSW1〜SW4の開異常、及び、閉異常をそれぞれ判定する構成とした。本実施形態では、当該構成を変更し、各スイッチSW1〜SW4の入出力端子間(ドレイン−ソース間)の電圧に基づいて、各スイッチSW1〜SW4の開異常、及び、閉異常をそれぞれ判定する。第2実施形態の「異常判定部」としての制御装置40による各スイッチSW1〜SW4の異常判定を除く制御装置40による制御、及び、回転電機10の電気的構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施系形態では、各スイッチSW1〜SW4の入出力端子間に電圧センサを設ける。そして、制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4に設けられた電圧センサの検出値を取得することで、各スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧の検出値を取得し、開閉異常の判定を行う。さらに、制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4の開閉状態を指令する信号に基づいて、各スイッチSW1〜SW4の開閉異常の判定を行う。ここで、各スイッチSW1〜SW4の開閉状態を指令する信号とは、例えば、制御装置40から駆動回路24に対して入力される操作信号である。また、各スイッチSW1〜SW4の開閉状態を指令する信号は、駆動回路24から各スイッチSW1〜SW4に出力される駆動信号であってもよいし、各スイッチSW1〜SW4のゲート電圧であってもよい。
図15に各スイッチの操作信号の状態と、正常時、ショート異常(閉異常)時、オープン異常(開異常)時におけるそのスイッチの入出力端子間の電圧の大きさとを示す。
スイッチの操作信号がオフ状態の場合、正常時には、そのスイッチの入出力端子間の電圧は所定値(具体的には、直流電源21の出力電圧から、経路上における界磁巻線12の逆起電圧や、各スイッチSW1〜SW4における電圧降下を引いた値)となり、ショート異常時には、そのスイッチの入出力端子間の電圧は略0となり、オープン異常時には、そのスイッチの入出力端子間の電圧は正常時と同様の所定値となる。よって、スイッチの操作信号がオフ状態の場合、制御装置40は、そのスイッチにおけるショート異常を判定することができる。
スイッチの操作信号がオン状態の場合、正常時には、そのスイッチの入出力端子間の電圧は略0となり、ショート異常時には、そのスイッチの入出力端子間の電圧は略0となり、そのスイッチの入出力端子間の電圧は所定値(具体的には、直流電源21の出力電圧から、経路上における界磁巻線12の逆起電圧や、各スイッチSW1〜SW4における電圧降下を引いた値)となる。よって、スイッチSW1〜SW4の操作信号がオン操作を指令している場合、制御装置40は、そのスイッチにおけるオープン異常を判定することができる。
具体的には、制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4がオン操作されている状態で、各スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧の検出値が所定値より高い場合に、オープン異常が生じていると判定する。また、制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4がオフ操作されている状態で、各スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧の検出値が所定値より低い場合に、オープン異常が生じていると判定する。制御装置40は、オープン異常の判定に用いる所定値を、直流電源21の出力電圧に基づいて設定し、ショート異常の判定に用いる所定値を、略0に設定する。なお、各所定値は、オープン異常及びショート異常のそれぞれが判定可能な値に設定されていればよい。
スイッチSW1〜SW4のそれぞれに流れる電流は、Hブリッジ回路23の時定数、即ち、界磁巻線12を含むHブリッジ回路23の誘導成分及びHブリッジ回路23を含む抵抗成分に応じて変化する。つまり、スイッチSW1〜SW4のそれぞれに流れる電流は、各スイッチSW1〜SW4の開閉状態が変化した後、時定数に応じて変化する。特に、正常時において、スイッチSW1〜SW4が開状態から閉状態とされる場合に、スイッチSW1〜SW4に流れる電流は0から時定数に応じて増加する。よって、正常時において、スイッチSW1〜SW4が開状態から閉状態とされる場合に、スイッチSW1〜SW4に流れる電流がオープン異常の判定に用いる所定電流を超えるまでに時定数に応じた時間を要する。このため、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間に流れる電流に基づいて開閉異常を判定する構成では、スイッチSW1〜SW4が開状態から閉状態とされる場合に、オープン異常が生じているか否かの判定にHブリッジ回路23の時定数に応じた時間を要する。
一方、正常時において、スイッチSW1〜SW4が開状態から閉状態とされる場合、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧は、即時的に変化する。よって、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧に基づいて開閉異常を判定する構成では、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間に流れる電流に基づいてオープン異常を判定する構成と比較すると、オープン異常を応答性よく判定することができる。
さらに、電圧検出は電流検出よりも構成が簡素化できるため、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧に基づいて開閉異常を判定する構成では、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間に流れる電流に基づいてオープン異常を判定する構成と比較すると、構成を簡素化できる。
一方、ショート異常が生じると、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間に流れる電流は急峻に増加するため、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間に流れる電流に基づいてショート異常を判定する構成では、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間の電圧に基づいてショート異常を判定する構成と比較すると、ショート異常を応答性よく判定することができる。
また、スイッチSW1〜SW4がそれぞれ設けられている経路においてはんだクラックなどが生じた結果、スイッチSW1〜SW4が設けられている経路の抵抗値が増加したり、スイッチSW1〜SW4のゲートに入力される電圧が低下したりする場合、スイッチSW1〜SW4に流れる電流が減少する異常が生じる。第1実施形態の構成では、スイッチSW1〜SW4に流れる電流が減少する上記異常の発生の有無を判定することが可能になる。なお、上述したスイッチSW1〜SW4に流れる電流が減少する異常は、オープン異常に含まれるものである。
また、制御装置40は、スイッチSW1〜SW4の入出力端子間電圧に加えて、スイッチSW1〜SW4の開閉状態を指令する信号に基づいて、異常の発生を判定する。スイッチSW1〜SW4の開閉状態を指令する信号は、デジタル値でありアナログ値と比較してノイズの影響を受けにくい。このため、異常判定におけるノイズの影響を抑制可能である。また、スイッチSW1〜SW4の開閉状態を指令する信号に基づいて、異常の発生を判定することで、スイッチSW1〜SW4の開閉状態が変更されるタイミングで、異常の発生を判定することが可能になり、正確に異常の発生を判定することができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態の制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4に流れる電流に基づいて、各スイッチSW1〜SW4のオープン異常、及び、ショート異常をそれぞれ判定する構成とした。ここで、各スイッチSW1〜SW4は、電流が流れることで損失が生じ発熱する。そこで、本実施形態の制御装置40は、当該構成を変更し、各スイッチSW1〜SW4の温度に基づいて、各スイッチSW1〜SW4のオープン異常、及び、ショート異常をそれぞれ判定する。第3実施形態の「異常判定部」としての制御装置40による各スイッチSW1〜SW4の異常判定を除く制御装置40による制御、及び、回転電機10の電気的構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施系形態では、各スイッチSW1〜SW4に感温ダイオードを設け、その感温ダイオードに定電流を流す。そして、制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4に設けられた感温ダイオードの順方向降下電圧を取得することで、各スイッチSW1〜SW4の温度の検出値を取得し、開閉異常の判定を行う。なお、感温ダイオードに代えて、感温抵抗やサーミスタや、熱電対などを用いてもよい。
図16に各スイッチの操作信号の状態と、正常時、ショート異常(閉異常)時、オープン異常(開異常)時におけるそのスイッチの温度変化を示す。
スイッチの操作信号がオフ状態の場合、正常時には、そのスイッチの温度は上昇せず(温度が不変、又は、空冷などの冷却により温度が低下する)、ショート異常時には、そのスイッチの温度は上昇し、オープン異常時には、そのスイッチの温度は上昇しない。よって、スイッチの操作信号がオフ状態の場合、制御装置40は、そのスイッチの温度に基づいてショート異常を判定することができる。
スイッチの操作信号がオン状態の場合、正常時には、そのスイッチの温度は上昇し、ショート異常時には、そのスイッチの温度は上昇し、オープン異常時には、そのスイッチの温度は上昇しない。よって、スイッチの操作信号がオン状態の場合、制御装置40は、そのスイッチの温度に基づいてオープン異常を判定することができる。
具体的には、制御装置40は、スイッチSW1〜SW4にオン操作信号が入力され、スイッチSW1〜SW4の温度が上昇しない場合、その温度が上昇しないスイッチSW1〜SW4においてオープン異常が生じていると判定する。また、制御装置40は、スイッチSW1〜SW4にオフ操作信号が入力されている状況下で、スイッチSW1〜SW4の温度が上昇している場合、その温度が上昇しているスイッチSW1〜SW4においてショート異常が生じていると判定する。
ここで、第1還流状態では、スイッチSW3に対して逆方向(スイッチSW3のボディーダイオードに対して順方向)に電流が流れる。また、第2還流状態では、スイッチSW2に対して逆方向(スイッチSW2のボディーダイオードに対して順方向)に電流が流れる。例えば、第1還流状態において、スイッチSW3が正常である場合、オン状態とされたスイッチSW3に電流が流れ、スイッチにオープン異常が生じている場合、スイッチSW3のボディーダイオードに電流が流れる。第2還流状態におけるスイッチSW2の場合も同様にオープン異常が生じていると、スイッチSW2のボディーダイオードに電流が流れる。このため、スイッチSW1〜SW4に流れる電流に基づいて、開閉異常の判定を行う第1実施形態の構成では、第1還流状態におけるスイッチSW3のオープン異常、及び、第2還流状態におけるスイッチSW2のオープン異常を判定できない。
ここで、スイッチSW2,SW3に電流が流れる場合、例えば、スイッチSW2,SW3のオン抵抗を0.2mΩ、スイッチSW2,SW3に流れる電流を10Aとすると、スイッチSW2,SW3における発熱(損失)は、0.02Wとなる(P=I^2・R=10・10・0.0002=0.02)。一方、スイッチSW2,SW3のボディーダイオードに電流が流れる場合、例えば、スイッチSW2,SW3のボディーダイオードの順方向電圧降下を0.7V、スイッチSW2,SW3に流れる電流を10Aとすると、スイッチSW2,SW3のボディーダイオードにおける発熱(損失)は、7Wとなる(P=I・Vf=10・0.7=7)。つまり、スイッチSW2,SW3に電流が流れる場合のスイッチSW2,SW3の発熱と、スイッチSW2,SW3のボディーダイオードに電流が流れる場合のスイッチSW2,SW3の発熱(スイッチSW2,SW3のボディーダイオードの発熱)と、は大きくことなるため、第3実施形態の制御装置40は、スイッチSW2,SW3の温度に基づいて、スイッチSW2,SW3のオープン異常を判定することができる。
また、スイッチSW1〜SW4がそれぞれ設けられている経路においてはんだクラックなどが生じた結果、スイッチSW1〜SW4が設けられている経路の抵抗値が増加したり、スイッチSW1〜SW4の制御端子に入力される電圧が低下したりする場合、スイッチSW1〜SW4に流れる電流が減少するオープン異常が生じる。スイッチSW1〜SW4に流れる電流が減少するオープン異常が生じると、スイッチSW1〜SW4に電流が流れている際のスイッチSW1〜SW4の温度上昇が抑制される。そこで、スイッチSW1〜SW4の温度に基づいて、オープン異常の発生を判定する第3実施形態の構成では、スイッチSW1〜SW4に流れる電流が減少するオープン異常の発生の有無を判定することが可能になり、当該オープン異常が生じている場合に、回転電機10の動作を継続できる。
(他の実施形態)
・第1実施形態の構成において、Hブリッジ回路について、図2に示すHブリッジ回路23に代えて、図17に示すようなHブリッジ回路23aであってもよい。即ち、図2に示した構成から、第1レグの下アームのスイッチ(第2スイッチSW2)を還流ダイオードD2に変更し、第2レグの上アームのスイッチ(第3スイッチSW3)を還流ダイオードD3に変更してもよい。
この構成では、スイッチSW1,SW4をともにオン状態とすることで、界磁巻線12に励磁電流が流れる励磁状態とすることができる。また、スイッチSW1をオン状態、スイッチSW4をオフ状態とすることで、界磁巻線12に還流電流が流れる第1還流状態とすることができ、スイッチSW1をオフ状態、スイッチSW4をオン状態とすることで、界磁巻線12に還流電流が流れる第2還流状態とすることができる。
本構成においても、第1還流状態と、第2還流状態とを切り替えることで、全アームに対して電流が流れることになり、各アームの異常を判定することができる。つまり、各アームの異常の検出の機会を確保することが可能となる。加えて、上アーム側(SW1,D3)での還流(第1還流状態)と、下アーム側(SW2,D4)での還流(第2還流状態)とを切り替えて実施することで、還流電流が流れる際の各アームにおける発熱を分散させることができる。
さらに、制御装置40は、第1スイッチSW1にショート異常が生じた場合、第2還流状態への切り替えを禁止する。また、制御装置40は、第4スイッチSW4にショート異常が生じた場合、第1還流状態への切り替えを禁止する。このように、直流電源21が短絡しないように励磁電流を流すことで、スイッチSW1及びSW4の一方に閉異常が生じている場合であっても、回転電機10の動作を継続できる。
また、制御装置40は、還流ダイオードD2にオープン異常が生じた場合、第2還流状態への切り替えを禁止する。また、制御装置40は、還流ダイオードD3にオープン異常が生じた場合、第1還流状態への切り替えを禁止する。ダイオードD2,D3の一方に開異常が生じている場合に制御を変更することで、回転電機10の動作を継続できる。
・界磁巻線12が有極性を有しないものであってもよい。この場合、図13に示すフローチャートの処理のうち、ステップS17,S18の処理を省略するとよい。
・Hブリッジ回路のうち、第1レグの下アーム及び第2レグの上アームのうち、一方がスイッチ、他方が還流ダイオードで構成されるものであってもよい。
・図13に示すフローチャートについて、ステップS10〜S12の処理、ステップS13,S14の処理、ステップS15,S16の処理、及び、ステップS17,S18の処理について、それぞれ省略するものであってもよい。
・制御装置40は、界磁電流Ifを界磁電流指令値If*に調整する際に、Hブリッジ回路23の出力電圧(端子P3−P4間の電圧)を、所定電圧に調整する制御を行うものであってもよい。
・異常判定部としての制御装置40は、各スイッチSW1〜SW4に流れる電流の検出値を取得し、その検出値に基づいて、各スイッチSW1〜SW4の異常を判定する構成とした。これを変更し、界磁巻線12に流れる界磁電流Ifの検出値に基づいて、各スイッチSW1〜SW4の異常を判定する構成としてもよい。
・「異常判定部」及び「制御部」としての構成の一部又は全部を駆動回路24が有する構成としてもよい。特に、第2実施形態の構成において、「異常判定部」としての構成を駆動回路24が有する構成とすれば、各スイッチSW1〜SW4の入出力端子間電圧の検出値を駆動回路24に入力するだけで、駆動回路24は、異常判定を行うことができる。さらに、駆動回路24をスイッチSW1〜SW4のそれぞれに設け、各スイッチSW1〜SW4に設けられた駆動回路24と各スイッチSW1〜SW4とをモジュール化することで、構成を簡素化できる。
10…回転電機、12…界磁巻線、14…電機子巻線、21…直流電源、23…Hブリッジ回路、40…制御装置、P3,P4…出力端子、SW1〜SW4…スイッチ。

Claims (12)

  1. 電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、
    前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2,D2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3,D3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームは、それぞれ半導体スイッチング素子又はダイオードを有して構成され、
    前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームをともに導通状態にして、前記界磁巻線に前記直流電源から励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アームを導通状態、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第2レグの前記下アームを導通状態、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、
    前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子に流れる電流に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する回転電機の制御装置。
  2. 電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、
    前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2,D2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3,D3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームは、それぞれ半導体スイッチング素子又はダイオードを有して構成され、
    前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームをともに導通状態にして、前記界磁巻線に前記直流電源から励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アームを導通状態、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第2レグの前記下アームを導通状態、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、
    前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する回転電機の制御装置。
  3. 前記異常判定部は、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号、及び、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する請求項2に記載の回転電機の制御装置。
  4. 電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、
    前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2,D2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3,D3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームは、それぞれ半導体スイッチング素子又はダイオードを有して構成され、
    前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームをともに導通状態にして、前記界磁巻線に前記直流電源から励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アームを導通状態、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第2レグの前記下アームを導通状態、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、
    前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の温度に基づいて、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する回転電機の制御装置。
  5. 電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、
    前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、
    前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、
    前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子に流れる電流に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態を禁止する制御と、
    前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する回転電機の制御装置。
  6. 電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、
    前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、
    前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、
    前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、
    前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態を禁止する制御と、
    前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する回転電機の制御装置。
  7. 前記異常判定部は、前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の開閉状態を指令する信号、及び、前記半導体スイッチング素子の入出力端子間電圧に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する請求項6に記載の回転電機の制御装置。
  8. 電機子巻線(14)及び界磁巻線(12)を備える回転電機(10)の制御装置(40)であって、
    前記界磁巻線は、Hブリッジ回路(23)の第1レグの上アーム(SW1)及び下アーム(SW2)の接続点(P3)と、第2レグの上アーム(SW3)及び下アーム(SW4)の接続点(P4)とに接続され、
    前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームは、それぞれ半導体スイッチング素子を有して構成され、
    前記Hブリッジ回路の前記上アームは、直流電源(21)の高圧端子に接続されるとともに、前記Hブリッジ回路の前記下アームは、前記直流電源の低圧端子に接続され、
    前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態と、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第1還流状態と、前記第1レグの前記下アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に還流電流を流す第2還流状態と、を切り替える制御を行う制御部と、
    前記励磁状態、前記第1還流状態、及び、前記第2還流状態において、前記半導体スイッチング素子の温度に基づいて、前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームのいずれかに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記異常判定部により前記第1レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態を禁止する制御と、
    前記異常判定部により前記第2レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態を禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する回転電機の制御装置。
  9. 前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームは、半導体スイッチング素子を有して構成され、
    前記制御部は、
    前記異常判定部により前記第1レグの前記上アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アーム、及び、前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第2レグの前記下アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、
    前記異常判定部により前記第2レグの前記下アームに開異常が生じていると判定された場合、前記第2レグの前記上アーム及び前記第1レグの前記下アームを導通状態にし、前記第1レグの前記上アームを遮断状態にして、前記界磁巻線に励磁電流を流す励磁状態とするとともに、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  10. 前記回転電機は車両に搭載され、
    前記界磁巻線は、前記第1レグの前記上アーム、及び、前記第2レグの前記下アームを介して電流が流れた場合、前記第2レグの前記上アーム、及び、前記第1レグの前記下アームを介して電流が流れた場合と比較して、界磁が大きくなる有極性を有するものであって、
    前記第2レグの前記上アーム、及び、前記第1レグの前記下アームを介して前記励磁電流が流れる場合、前記車両に搭載されている電気負荷の動作を制限する請求項5乃至9のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記異常判定部により前記第1レグの前記上アームに閉異常が生じていると判定された場合に、前記第2還流状態への切り替えを禁止する制御と、前記異常判定部により前記第2レグの前記下アームに閉異常が生じていると判定された場合に、前記第1還流状態への切り替えを禁止する制御と、の少なくとも一方を実施する請求項1乃至10のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  12. 前記第1レグ及び前記第2レグの前記上アーム及び前記下アームは、それぞれパワー半導体スイッチング素子を有して構成される請求項1乃至11のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
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