JP2014120952A - 画像読取装置、シート搬送装置、並びに画像読取システム - Google Patents

画像読取装置、シート搬送装置、並びに画像読取システム Download PDF

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Abstract

【課題】透明部分と不透明部分から構成されるラミネートカードを、従来の画像読み取り処理装置で読み取ると、不要な透明部分の画像まで読み取り処理を行う場合があり、画像メモリの使用量を無駄に増大させる問題があった。
【解決手段】透明シートを検知可能なシート検知センサを備えた画像読み取り装置において、シートの透明部分の画像読み取りを行うかどうかを設定する透明部分読み取り設定手段を設けるようにする。また、長さ情報からシートの種類を判断し、ラミネートカードであると判断された場合は透明部分を読み取り対象から除外することで、無駄な画像読み取りを行うことに起因する問題を防ぐ。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えばスキャナや複写機などの画像読取装置に関し、特にシート搬送機構を有する画像読取装置に関する。
画像スキャナや複合機は、用紙等の媒体に記録された画像を読み取って画像に対応したディジタル画像データを生成する画像読み取り装置として機能する。さらに、トレイに載置された媒体を読み取り位置まで搬送し、読み取りが完了した媒体を排出する搬送機構を持つ画像読み取り装置は、高精度の位置合わせと、複数の媒体の連続的な読み取りを実現できる。ここで読み取られる媒体には用紙などの不透明シートに加えて、OHPシートのような透明シートなどもある。搬送機構でシートを扱うには、シートの位置決めや動作タイミングの制御のため、シートを検知するセンサが必要である。このために、シートの搬送路を挟んで発光部と受光部とを対向して設け、搬送されるシートにより遮光されることでシートを検知するセンサが利用される。さらに、発光部から受光部に至る光路とシートの搬送方向とが斜めになるようセンサを設けて透明シートにより光を反射させることで透明シートを検知できるセンサも提案されている(特許文献1等参照)。
紙などの不透明シートやOHPシートなどの透明シートに加えて、ラミネートカードなるものもある。ラミネートカードは、画像を記録した紙等の媒体の両面を透明なフィルムで被い、その縁部を貼り合わせるとともにフィルムを硬化させ、媒体の保護や高剛性化を実現したものである。ラミネートカードは、媒体の縁からはみ出したフィルムが透明な縁部を形成しており、1枚のシートに透明な部分と不透明な部分とが混在している。ラミネートカードは、画像を予め記録した不透明なシートを透明なフィルムで覆ったものであるため、透明部分には一般的に画像が記録されていない。
また、ラミネートカードは、紙等の媒体の両面をプラスチックフィルムで覆っているために紙に比べて厚く、重量も相当重い。また、透明フィルムを硬化させてあるため紙等に比べて相当高い剛性を有している。
特開2002−286857号公報 特開2003−087500号公報 特開2008−247539号公報
このようなラミネートカードに記録された画像をスキャナや複合機などにより、特に搬送機能を持つ画像読み取り装置により読み取る場合、以下のような問題があった。
(1)ラミネートカードの縁部には、その構成上画像が記録されることは通常なく、画像の読み取りを行う際には透明部分を読み取る必要がない。しかしながら、従来の画像読み取り装置は、透明シートや不透明シートを読み取ることができるが、1枚のシートの透明部分と不透明部分とを区別した画像の読み取り制御を行っていない。透明シートを検知可能なセンサを、シートの位置決めのためのレジストセンサとして使用したとしても、透明部分の読み取りを行ってその画像データを生成してしまうため、画像が含まれていない透明部分のためにメモリを消費し、また、データ転送を行うことになる。
(2)ラミネートカードは不透明シートを透明シートで挟む構成となっているため、通常のシートに比べて厚みがあり、また重く、複数枚のシートが重なった状態で搬送されるいわゆる重送を検知するための重送検知センサが誤検知する可能性があった。重送検知センサの一例として、超音波の発信素子と受信素子から構成され、受信素子の受信レベルの変化により重送を判定する超音波重送検知センサがある。超音波重送検知センサは、重送しているときの受信レベルが、重送していないときの受信レベルに比べて小さくなることを利用して重送を検知する。しかし、超音波重送検知センサでラミネートカードを検知すると、ラミネートカードは厚みがあるので、超音波が大きく減衰して受信レベルが小さくなり、重送と誤検知することがあった。
(3)さらに、搬送路にUターンパスのような湾曲部がある場合、ラミネートカードは厚みがあり固いので正常な搬送が困難であり、装置にエラーを生じたり、また装置やカードを破損させる可能性があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、透明部分と不透明部分から構成される特定のシート、たとえばラミネートカードに対して適切に画像読み取り処理を行える画像読み取り装置、特に搬送機構を有する画像読み取り装置を提供することを目的としている。
また、厚みや重量が通常の用紙に比して大きいシート、たとえばラミネートカードなどについても、たとえば重送などのエラーの誤検出を防止できるシート搬送装置、及びそれを用いた画像読み取り装置を提供することを目的とする。
また、剛性が高く湾曲させにくいシート、たとえばラミネートカードなどについても、その搬送に起因する機器やシートの破損を防止できるシート搬送装置、及びそれを用いた画像読取装置、並びに画像読取システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
透明部及び不透明部を含むシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートを検知可能なシート検知手段と、
搬送される前記シートの画像を読み取る画像読み取り手段と、
前記シートの不透明部の画像を読み取り、透明部の画像を読み取らないよう前記画像読み取り手段を制御する制御手段とを有する。
他の観点によれば、本発明は以下の構成を有する。
透明部及び不透明部を含むシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートを検知可能なシート検知手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの重送を検知する重送検知手段と、
前記シート検知手段よる検知結果に基づいて前記シートの透明部と不透明部の領域から前記シートが特定の種類であると判定されたなら重送と判定せず、前記シートが特定の種類ではないと判定されたなら、前記重送検知手段により検知された重送を通知するメッセージを出力する報知手段とを有する。
また他の観点によれば、本発明は以下の構成を有する。
透明部及び不透明部を含むシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートを検知可能なシート検知手段と、
前記搬送手段により搬送されるシートを、直線搬送路と湾曲搬送路とのいずれか一方に分岐させる分岐手段と、
前記分岐手段による分岐方向を検知する分岐検知手段と、
前記分岐検知手段により湾曲搬送路への分岐が検知され、かつ、前記シート検知手段よる検知結果に基づいてシートの透明部と不透明部の領域から前記シートが特定の種類であると判定されたなら、その旨を通知するメッセージを出力する報知手段とを有する。
本発明によれば、ラミネートカードなどの透明部分と不透明部分から構成される特定のシートの画像読み取り処理時に、不要な透明部分の画像を読み取らないよう設定でき、画像データのサイズを抑制することができる。このためメモリの使用量を抑えることができ、また転送するデータ量を減らすことができる。
また、本発明によれば、ラミネートカードなどの、通常の用紙に比べて厚みのあるシートを搬送するときにも、重送の誤検知を防止できる。
さらに、本発明によれば、湾曲した搬送経路を持つシート搬送装置において、湾曲させにくいラミネートカード等のシートが湾曲した搬送路を通過することを事前にユーザに報知することで、装置やシートの破損を防止することができる。
シート搬送機構を持つ画像読み取り装置の断面図。 シート搬送機構を持つ画像読み取り装置の内部構成を示すブロック図。 シート搬送機構を持つ画像読み取り装置の処理の流れを表すフローチャート。 シート搬送装置の断面図。 Uターンパスとストレートパスの切り替えの様子を示す図。 シート搬送機構を持つ画像読み取り装置の内部構成を示すブロック図。 シート搬送機構を持つ画像読み取り装置の処理の流れを表すフローチャート。 ラミネートカード用の処理の流れを表すフローチャート。 通常シート用の処理の流れを表すフローチャート。 ラミネートカードの検知位置を示す図。 ラミネートカードを検知するときの受光レベルの変化を示す図。 ラミネートカードの一例を示す図。 シート検知センサの受光レベルを示す図
[第1実施形態]
図1は、シート搬送機構により搬送されるシートの画像を読み取る画像読取装置700の断面図である。なお、画像読取装置700を、それが持つシート搬送機構にのみ着目して、シート搬送装置と呼ぶこともある。図2は、シート搬送機構を持つ画像読取装置700の内部構成を示すブロック図である。
図示するように、シート搬送機構を持つ画像読取装置700は、モータ駆動制御部310を用いて各モータを制御している。画像読取装置700は、読取動作を開始すると、リタードローラ3が給紙方向と逆向きに回転し、それ以外のピックアップローラ2、送りローラ4、搬送ローラ5が給紙方向に向けて回転する。搬送ローラ5は、加速シーケンス及び減速シーケンスを除く定常状態では一定の角速度で回転し、その結果シートも一定速度で搬送される。画像読取装置700は、リタードローラ3が給紙方向とは逆向きに回転することで、給紙トレイ7に載置されたシート束100から1枚ずつシートに分離して装置内に給紙することができる。ピックアップローラ2、リタードローラ3、送りローラ4、搬送ローラ5は、それぞれ図示していないパルスモータとギアの駆動により回転する。搬送されたシートが画像の読取位置6に達すると、画像の読み取りが開始される。すなわち、シートが読取位置6に達したことは、例えば、搬送路上の特定の位置に設けたレジストセンサ8によりシート先端が検出されたタイミングを起点として、起点から所定パルス数分搬送ローラ5の駆動モータを駆動したことで判定できる。駆動するパルス数は、例えば、1パルスあたりのシートの搬送量で、レジストセンサ8の位置から読取位置6までの距離を除することで決定できる。
画像読取装置700は、センサ制御部330を用いて各センサを制御している。レジストセンサ8は、特許文献1等で提案されている透明体を検知可能なシート検知センサを用いている。レジストセンサ8は、図13に示すように、センサ受光部の受光レベルが、シート無し、透明シート有り、不透明シート有りの各状態に応じて変化することで、透明シート及び不透明シートをそれぞれ検出することができる。トレイセンサ9は、トレイにシートが載置されていることを検出するためのセンサである。トレイセンサ9はシートの有無を検知すればよいので、レジストセンサと同様の光学センサを用いてもよいし、マイクロスイッチなどの機械式センサを用いてもよい。
画像読取装置700は、モータ駆動制御部310や画像処理部320を用いて、CISやCCDなどの画像読取センサ321による画像の読み取り処理を制御している。読み取られた画像データは、画像処理部320において画像処理が施され、画像メモリ322に格納される。制御処理には、特許文献2に示されているように搬送ローラの回転速度に同期して画像の読み取り周期を変更する技術が用いられている。
画像読取装置700は、その通信制御部340により、USBケーブルやSCSIケーブル等のケーブルを介してホストコンピュータ(以下、ホストPCと呼ぶ)341と接続され、通信を行っている。ユーザは、ホストPC341を、ディスプレイ342やマウス/キーボード343などの入力デバイスを用いて操作して画像読取設定と読取開始指示とをそれぞれ入力して画像読取装置700に送り、画像読取装置700から読み取られた画像データを受け取る。すなわち、画像読取装置700とホストPC341とで画像読取システムが構築される。
ここで、画像読取装置700の動作を図3のフローチャートと、図1の断面図および図2のブロック図を用いて説明する。
ユーザは、ホストPC341を操作して、例えば、画像読取装置700のドライバが提供するユーザインタフェースを介して画像読取設定を行い、画像読取開始指示(コマンド)を画像読取装置700に対して送信する。画像読取設定の中には、『透明領域の読み取り』の設定項目がある。一方、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合は、画像読取装置700はレジストセンサ8で検知したシートの透明部分を画像読み取り領域に含める。そして、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合は、画像読取装置700は、レジストセンサ8で検知したシートの透明部分を画像読み取り領域に含めない。
以降では、『透明領域の読み取り』の設定が無効になっている場合について、図3を参照して説明する。図3の手順は、画像読取装置700のCPU300により実行されるプログラムによって実現される。このプログラムは例えばフラッシュメモリ350に格納されている。
画像読取装置700が読み取り動作を開始すると、画像読取装置700はステップS2010でリタードローラ3と搬送ローラ5の駆動を開始する。
ステップS2020では、画像読取装置700が送りローラ4およびピックアップローラ2の駆動を開始する。これにより、画像読取装置700は、リタードローラ3と送りローラ4のニップ位置で、トレイ7に載置されたシート束100からシートを1枚ずつ分離する。
ステップS2030では、画像読取装置700は搬送されてきたシートの先端をレジストセンサ8で検知する。なお、ステップS2030では、たとえばレジストセンサ8の出力信号を監視し、透明部分または不透明部分いずれかに相当する検知レベルの出力信号を検出すると、シートの先端を検知したものと判定できる。そしてこの判定をもって、シートの先端をレジストセンサ8で検知するというステップS2030の処理が完了する。これは、検知対象が透明か不透明かまたはいずれでもよいかという点で相違はあるものの、レジストセンサ8でシートを検知する他のステップにおいても同様である。
ステップS2040では、画像読取装置700は、シートの先端をレジストセンサ8で検知すると、送りローラ4およびピックアップローラ2の駆動を停止する。画像読取装置700は、送りローラ4およびピックアップローラ2の駆動を停止しても、搬送ローラ5が駆動しているため、シートは搬送される。
ステップS2050では、画像読取装置700は、シート先方の不透明部分の到達検知を行う。なお、本実施形態例では、「シート先方」とは、当該シートに含まれる部分であって、シート先端から搬送方向後方へと連続した部分をいう。画像読取装置700は、シート先端の検知レベルが透明シートを示している場合は、シートの先端部を検知してから検知レベルが不透明を示すまで、搬送ローラ5の駆動に使用しているパルスモータに印加したパルス数を数えて記憶する。あるいは、当該パルス数から、シート先方における透明部分の長さを算出する。シート先端部が不透明であれば、誤差がないものとすれば、算出されるパルス数は0である。
ステップS2060では、画像読取装置700は、シートの移動量を、搬送ローラ5の駆動に使用しているパルスモータに印加したパルス数から算出し、シート不透明部分の先頭位置が画像読取処理部6に到達したら画像の読み取り処理を開始する。たとえば、透明部分も読む設定であれば、シート先端部がレジストセンサ8で検知されると、その後、所定のパルス数搬送ローラの駆動モータを駆動した時点(これを本来の開始タイミングと呼ぶ。)で画像読み取りを開始する。これに対して透明部分を読まない設定であれば、シートの先端部をレジストセンサ8により検知した後、所定のパルス数搬送ローラの駆動モータを駆動し、さらに、ステップS2050で数えた透明部分の搬送方向の長さの分だけ搬送ローラを駆動したタイミングで画像読み取りを開始する。すなわち、本来の開始タイミングより、シート先方の透明部分を搬送する時間だけ遅らせたタイミングで、読み取りを開始する。シートの先端部が不透明であれば、シート不透明部分の先頭位置はシートの先端となる。
ステップS2070では、画像読取装置700は搬送されてきたシートの不透明部分の終わりをレジストセンサ8で検出する。
ステップS2080では、画像読取装置700は搬送されてきたシートの後端をレジストセンサ8で検知する。シートの後方に透明部分を検知した場合は、シート先方における透明部分の長さの算出と同じ要領で、シート後方における透明部分の長さを算出する。なお本例では、「シート後方」とは、当該シートに含まれる部分であって、シート後端から搬送方向前方へと連続した部分をいう。
ステップS2090では、画像読取装置700は搬送されてきたシート不透明部分の読み取りを行って、読み取り処理を終了する。読み取った画像データは画像メモリ322に格納される。なお、ステップS2080では、シート後方部分の透明部分の長さをシート先方部分と同じ要領で算出するとしているが、必ずしも同じでなくともよい。それというのは、シート前方に透明部分があれば、読み取り開始のタイミングを、本来の開始タイミングに対して、透明部分の搬送方向の長さに相当する時間だけ遅らせればよい。
それに対して、シート後方に透明部分があれば、読み取り終了のタイミングを、透明部分の搬送方向の長さに相当する時間だけ早めねばならないためである。このためレジストセンサの位置と読取位置との距離によっては、シート後端が検知された時には、透明部分が画像読取位置をすでに経過していることも考えられる。
このような状況を許容しないならば、レジストセンサ8によりシート後方の透明部分を検知したタイミングから、その部分が画像読取位置に達するまで所定数の駆動パルスを搬送ローラ5の駆動モータに引火した時点で、読み取りを終了する。所定数の駆動パルスは、レジストローラ8の位置と画像読取位置との距離を搬送ローラの駆動モータの駆動パルス数に相当する。
ステップS2100では、画像読取装置700はケーブルを介して読み取った画像を画像メモリ322から読み出してホストPC341に送信する。
ステップS2110では、画像読取装置700はトレイセンサ9により後続のシートを検知したらステップS2020の処理に戻り、そうでなければステップS2120の処理を行う。
ステップS2120では、画像読取装置700はシートが排紙口から排紙されるまで待ちを行う。この待ちは、シート後端がレジストセンサ8を通過してから排出が完了されるまでの時間を予め算出或いは測定しておき、その待ち時間だけ搬送ローラ等を駆動しておけばよい。
ステップS2130では、画像読取装置700は、上記待ち時間が経過するとリタードローラ3の駆動の停止および搬送ローラ5の駆動の停止を行い、画像読み取り処理を終了する。
ここまでは、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合について説明してきたが、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合については、無効である場合のステップS2050からステップS2090の処理を、以下のように変更することで画像の読み取り処理を行える。
ステップS2050では、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合は、画像読取装置700はシート先方の不透明部分の到達検知を行っているが、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合は、ステップS2050の処理を行わない。
ステップS2060では、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合は、画像読取装置700はシートの移動量を、搬送ローラ5の駆動に使用しているパルスモータに印加したパルス数から算出し、シート不透明部分の先頭位置が画像読み取り処理部6に到達するだけ搬送ローラ5を駆動したら画像の読み取り処理を開始している。これに対して、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合は、画像読取装置700は、シートの移動量を、搬送ローラ5の駆動に使用しているパルスモータに印加したパルス数から算出し、シートの先端が画像読み取り処理部6に到達するだけ搬送ローラを駆動したら画像の読み取り処理を開始する。
ステップS2070では、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合は、画像読み取り装置700は搬送されてきたシートの不透明部分の終わりをレジストセンサ8で検出しているが、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合は、ステップS2070の処理を行わない。
ステップS2080では、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合の処理から変更はない。
ステップS2090では、『透明領域の読み取り』の設定が無効である場合は、画像読取装置700は搬送されてきたシート不透明部分の読み取りを行って、読み取り処理を終了しているが、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合は、画像読取装置700は搬送されてきたシート後端部分までの読み取りを行って、読み取り処理を終了する。
以上のように変更することで、『透明領域の読み取り』の設定が有効である場合の読み取り処理を行える。なお『透明領域の読み取り』の設定が有効であるか無効であるかは、図3の処理に判定し、その判定結果に応じた処理を実行してもよいし、『透明領域の読み取り』の設定に応じて処理内容が変わるステップで判定し、判定結果に応じた処理を実行してもよい。
以上のように、『透明領域の読み取り』の設定を無効にしておくことで、1枚のシートの搬送方向に対して前後に透明部分がある場合には、透明部分の画像を読み取ることがない。このため、透明部分の範囲にわたって画像データが生成されず、画像メモリの消費を抑制でき、また、送信するデータ量も抑制できる。なお、シートの中間部分に透明部分がっても、透明部分を検知したなら、その部分が画像読取位置に移動したタイミングで読み取りを終了し、また不透明部分を検知したなら、その部分が画像読み取り位置に移動したタイミングで読み取りを開始することで、透明部分の読み取りを抑制できる。ただし、シートの中間部分の読み取りを行わないと、シート全体に記録された画像の中間部分が圧縮されることとなり、読み取られた画像データが記録された画像と一致しないこともあり得る。
次に『透明領域の読み取り』の設定を決定するときの推奨設定を以下に示す。
ラミネートカードの画像読み取りを行う場合は、透明部分には情報が記載されていないので、『透明領域の読み取り』の設定は無効であることが望ましい。
半折原稿の読取処理を行う場合などに、キャリアシートを用いて画像読取処理を行う場合は、『透明領域の読み取り』の設定が無効になっていることが望ましい。
OHPシートやフィルムの読み取り処理を行う場合は、シート透明部分に情報が記載されているため、『透明領域の読み取り』の設定が有効であることが望ましい。
透明体を検知可能なシート検知センサの構成は、本実施形態の構成以外にも、光透過型シート検知センサと超音波重送検知センサを備えて、両方のセンサ検知結果からシート透明部分の検知を行っても良い。
他にも、光透過型シート検知センサと機械レバー式センサを備えて、両方のセンサ検知結果からシート透明部分の検知を行っても良い。
[第2実施形態]
第2の実施形態として、例えばラミネートカードなど厚みのあるシートを搬送するシート搬送装置について説明する。本実施形態では搬送中の制御について特徴を有するので、必ずしも画像読取装置である必要はないが、この例ではシート搬送機能を持つ画像読取装置を例にして説明する。図4は、シート搬送機能を有する画像読取装置701の断面図である。図6は画像読取装置701の内部構成を示すブロック図である。
画像読取装置701を構成する各モータは第1実施形態と同様の構成であるので説明を省略する。
図4及び図6について、図1との相違点に限って説明する。画像読取装置701は、センサ制御部303を用いて各センサを制御している。重送検知センサ50は、たとえば超音波の発信素子と受信素子から構成され、受信素子の受信レベルの変化により、2枚以上のシートが重複した状態での搬送すなわち重送を判定する。
搬送パス検知センサ331(図4には不図示)は、搬送路選択レバー213の状態を検知する。搬送路選択レバー213は、図5に示すように、ストレート排紙口カバー106に連動して動作する。搬送路選択レバー213は、ストレート排紙口カバー106が開いているときはストレートパス(直線搬送路)215にシートを搬送し、閉じているときはUターンパス(湾曲搬送路)214にシートを搬送するよう、シートの搬送方向を分岐させる。搬送路選択レバー213の状態とは、搬送路選択レバーがどちらを向いているかを示す状態であり、この状態を搬送パス検知センサ331が検知する。すなわち搬送パス検知センサ331は分岐方向を検知する分岐検知センサであるといえる。
レジストセンサ8の構成については、第1実施形態と同様の構成となっているので省略する。
本実施形態に係る画像読取装置701の動作を図7のフローチャートと、図4の断面図および図6のブロック図を用いて説明する。図7のフローチャートはCPU300によりフラッシュメモリ350に格納したプログラムを実行することで実現される。
ユーザはホストPC341を操作して画像読取設定を行った後に画像読取開始指示を画像読取装置700に対して送信する。画像読取設定には、『重送検知』の設定が含まれる。図7の手順は『重送検知』の設定が有効となっている場合の手順である。
読み取り動作を開始すると、画像読取装置701はステップS3010でリタードローラ3と搬送ローラ5を駆動する。
ステップS3020では、画像読取装置701は送りローラ4およびピックアップローラ2の駆動を開始する。これにより、画像読取装置701はシート束を給紙し、リタードローラ3と送りローラ4のニップ位置でシートを1枚ずつ分離する。
ステップS3030では、画像読取装置701は搬送されてきたシートの先端をレジストセンサ8で検知する。
ステップS3040では、画像読取装置701は重送検知センサ50による重送検知処理を行う。検知結果はメモリ等にいったん記憶しておく。重送が起きていると判定された場合は、後のステップで処理される。
ステップS3050では、画像読取装置701は送りローラ4およびピックアップローラ2の駆動を停止する。画像読取装置701は、送りローラ4およびピックアップローラ2の駆動を停止しても、搬送ローラ5が駆動しているため、シートは搬送される。
ステップS3060では、画像読取装置701はシート先方の不透明部分の到達検知を行っている。画像読取装置701は、搬送されたシート先方に透明部分が含まれていた場合は、搬送ローラ5の駆動に使用しているパルスモータに印加したパルス数からシート先方における透明部分の長さL1を算出する。
ステップS3070では、画像読取装置701はシートの移動量を、搬送ローラ5の駆動に使用しているパルスモータに印加したパルス数から算出し、シートの先端が画像読み取り処理部6に到達したら画像の読み取り処理を開始する。
ステップS3080では、画像読取装置701は搬送されてきたシートの不透明部分の終わりをレジストセンサ8で検出する。
ステップS3090では、画像読取装置701は搬送されてきたシートの後端をレジストセンサ8で検知する。シートの後方に透明部分が含まれていた場合は、シート先方における透明部分の長さの算出と同じ要領で、シート後方における透明部分の長さL2を算出する。
ステップS3100では、画像読取装置701は搬送されてきたシート後端部分までの読み取りを行って、読み取り処理を終了する。
ステップS3110では、画像読取装置701は搬送されたシートが特定の種類のシート、本例ではラミネートカードであったか否かの判定を行う。ラミネートカードの判定方法は、シートの先方および後方の透明部分の長さをそれぞれL1、L2としたときに、L1とL2との差分の絶対値が、ある定数Dよりも小さいときに、ラミネートカードと判定している。ラミネートカードの透明部分の幅(すなわち。搬送方向の長さ)は、図12に示すようにシートの対向の縁同士ではほぼ同一であるから、この特徴に基づいて、ラミネートカードの判定を行う。
ラミネートカードが搬送された際の時間の流れとレジストセンサ8での受光レベルの変化の関係を示した例を図10および図11を用いて説明する。t1のときはラミネートカードがレジストセンサ8に到達していない状態であり、受光レベルが大きい。t2のときはレジストセンサ8にラミネートカードの透明部分が到達した状態であり、受光レベルがt1のときに比べて小さくなっている。t3のときはレジストセンサ8にラミネートカードの不透明部分が到達した状態であり、さらに受光レベルが小さくなっている。t4、t5のときはそれぞれt2、t1と同様になる。よって、センサの受光レベルに応じて『シート無し』、『透明シート有り』、『不透明シート有り』のそれぞれの状態を判別することができ、『透明シート有り』と判定された領域の長さの算出結果から、ラミネートカードかどうかの判断を行うことができる。この処理でラミネートカードだと判定した場合は、ステップS3120の、そうでない場合はステップS3130の処理を行う。
ステップS3110でラミネートカードと判定された場合の次の処理であるステップS3120について、図8のフローチャートを用いて説明する。
ステップS4010では、画像読取装置701は、搬送路選択レバー213の状態を検知する搬送パス検知センサ331の検知結果を基に、現在の搬送経路がUターンパスかどうかの判定を行う。搬送パス検知センサ331が検知した搬送路選択レバー213の状態は、搬送路がUターンパスかストレートパスかのいずれかを示しており、その検知結果によりいずれであるかを判定できる。ラミネートカードは比較的厚みがあり固いので、Uターンパスで搬送を行うと、装置やシートを破損する可能性がある。
そこで、Uターンパスが選択されている場合、ステップS4040において、画像読み取り装置701は、搬送処理を終了し、ラミネートカードに対してUターンパスが選択されている旨を通知するエラー(あるいはメッセージ)をユーザに通知する。なおUターンパスという呼び名は便宜であり、ラミネートカードが破損したり、あるいはラミネートカードによる画像読み取り装置の破損が生じかねない程度に曲がった搬送路をUターンパスと呼んでいる。
一方、ストレートパスが選択されている場合、ステップS4020において、画像読取装置701は、ステップS3040で判定した重送検知処理の判定結果に関わらず、重送検知処理の判定結果を無視する。無視とは、例えば、ステップS3040で保存した重送検知センサによる検知結果を消去すること、あるいは重送とみなさないなどで実現される。あるいは単にステップS4020では何もしないことにしてもよい。なお、ラミネートカードは、シートを重ねて構成されているので、重送検知センサで誤検知する可能性がある。そこで、ラミネートカードと判定された場合には、『重送検知』を有効にしていても判定結果を無視する。
そして、ステップS4030で画像読取装置701は読み取った画像の不透明部分の切出処理(トリミング)を行う。この切出処理は、画像処理部320で、シート透明部分とシート不透明部分の画像のエッジを検出して切り出し処理を行う。なお、このような画像処理部320による処理の少なくとも一部は、ホストPC341側で行うようにしてもよい。また、エッジの検出方法は、シートの透明部分が背景画像と同様の画像となることを利用する。この他に、画像読取装置701はシート先方および後方の透明部分の長さL1、L2の計測を行っているので、画像の副走査方向の切り出し処理はL1、L2の長さ情報を基に切り出し処理をおこない、画像の主操作方向はシート透明部分とシート不透明部分の画像のエッジを検出して切り出し処理を行っても良い。これにより、不要な透明部分の画像データを省くことができ、ホストPC341へ転送するデータ量を減らすことができる。なお、画像のエッジ検出処理もホストPC341側で行っても良い。
次に、ステップS3110でラミネートカードでないと判定された場合の次の処理であるステップS3130について、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップS5010では、画像読取装置701は、上述したステップS3040で処理した重送検知処理の判定結果に基づいて処理を行う。重送が起きたと判定されていた場合は、ステップS5030で、画像読取装置701は搬送処理を終了し、重送が起きた旨のエラーをユーザに通知する。
各処理が正常に終わったら、次のステップS3140では、画像読取装置701はケーブルを介して読み取った画像をホストPC341に送信する。
ステップS3150では、画像読取装置701はトレイセンサ9により後続のシートを検知したらステップS3020の処理に戻り、そうでなければステップS3160の処理を行う。
ステップS3160では、画像読取装置701はシートが排紙口から排紙されるまで待ちを行う。
ステップS3170では、画像読取装置701はリタードローラ3の駆動の停止および搬送ローラ5の駆動の停止を行い、画像読取処理を終了する。
以上の手順により、本実施形態のシート搬送機能付きの画像読取装置によれば、ラミネートカード等、通常の紙に比べて剛性が高く曲がった搬送路を通すことが困難なシートについては、曲がった搬送路の通貨を予防することができる。
なお、ステップS4040で出力するエラー表示は、ユーザに対して、ストレート排紙口カバー106を開くよう促すためのメッセージである。そのため、ステップS4040でエラーを出力した時点でストレート排紙口カバー106を開けば、当該ラミネートカードはストレートパスを通ることが望ましい。すなわち、図4において、レジストセンサ8の位置と、搬送路選択レバー213の支点とは反対側の端部の位置との距離は、搬送されるシート特にラミネートカードの搬送方向の長さよりも長いことが望ましい。
また、本実施形態の搬送機能付き画像読取装置によれば、ラミネートカード等の厚みがあって重送の誤検知の可能性があるシートについては、誤検知を防止することができる。
[他の実施形態]
なお図7において、ステップS3020〜ステップS3030及びステップS3050〜ステップS3100の各ステップではさらに、図3のステップS2020〜ステップS2090とそれぞれ同じ処理を行ってもよい。このようにすることで、第1実施形態で説明した透明部分の読み取りの省略も併せて実現できる。この場合にはステップS3040は不要である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。例えば、上述した実施形態における画像読取装置で行った各種処理の少なくとも一部を、画像読取装置に接続されたコンピュータ(情報処理装置)のCPU(制御部)で行うようにしてもよく、その場合には、コンピュータ側にある画像読取装置の制御プログラム(ドライバを含む)で各種データ処理を行うようにするのが望ましい。

Claims (14)

  1. 透明部及び不透明部を含むシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートを検知可能なシート検知手段と、
    搬送されるシートの画像を読み取る画像読取手段と、
    前記シートの不透明部の画像を読み取り、前記シートの透明部の画像を読み取らないよう前記画像読取手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とした画像読取装置。
  2. 前記シートの透明部の画像を読み取るか否かの設定を受け付ける受付手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記シートの透明部の画像を読み取らない設定が入力された場合に、前記シートの不透明部の画像を読み取り、透明部の画像を読み取らないよう前記画像読取手段を制御し、前記受付手段を介して前記シートの透明部の画像を読み取る設定が入力された場合には、前記シートの画像を読み取るよう前記画像読取手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送手段は前記シートを一定速度で搬送し、
    前記シート検知手段は、前記シートを搬送路の特定の位置で検知し、
    前記画像読取手段は、前記特定の位置から前記シートの搬送方向に所定の距離だけ離れた読取位置で画像を読み取り、
    前記制御手段は、前記画像読取手段により画像の読み取りを開始するタイミング及び終了するタイミングを、前記シート検知手段が前記シートの先端部および後端部において検知した透明部それぞれの長さに相当する時間だけずらすことで、前記透明部の読み取りを行わないよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記搬送手段により搬送される前記シートの重送を検知する重送検知手段と、
    前記シート検知手段よる検知結果に基づいて前記シートの透明部と不透明部の領域から前記シートが特定の種類であると判定されたなら重送と判断せず、前記シートが特定の種類ではないと判定されたなら、前記重送検知手段により検知された重送を通知するメッセージを出力する通報手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記搬送手段により搬送される前記シートを、直線搬送路と湾曲搬送路とのいずれかに分岐させる分岐手段と、
    前記分岐手段による分岐方向を検知する分岐検知手段と、
    前記分岐検知手段により湾曲搬送路への分岐が検知され、かつ、前記シート検知手段よる検知結果に基づいてシートの透明部と不透明部の領域から前記シートが特定の種類であると判定されたなら、その旨を通知するメッセージを出力する通報手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記シート検知手段により、前記シートの先端部および後端部に同一幅の透明部が検知された場合、前記シートが特定の種類であると判定することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像読取装置。
  7. 前記シート検知手段により、前記シートの先端部および後端部に同一幅の透明部が検知された場合、前記シートはラミネートカードであると判定することを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 透明部及び不透明部を含むシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートを検知可能なシート検知手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートの重送を検知する重送検知手段と、
    前記シート検知手段よる検知結果に基づいて前記シートの透明部と不透明部の領域から前記シートが特定の種類であると判定されたなら重送と判断せず、前記シートが特定の種類ではないと判定されたなら、前記重送検知手段により検知された重送を通知するメッセージを出力する報知手段と
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  9. 透明部及び不透明部を含むシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートを検知可能なシート検知手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートを、直線搬送路と湾曲搬送路との何れかに分岐させる分岐手段と、
    前記分岐手段による分岐方向を検知する分岐検知手段と、
    前記分岐検知手段により湾曲搬送路への分岐が検知され、かつ、前記シート検知手段よる検知結果に基づいて前記シートの透明部と不透明部の領域から前記シートが特定の種類であると判定されたなら、その旨を通知するメッセージを出力する報知手段と
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  10. 前記シート検知手段により、前記シートの先端部および後端部に同一幅の透明部が検知された場合、前記シートが特定の種類であると判定することを特徴とする請求項8又は9に記載のシート搬送装置。
  11. 前記シート検知手段により、前記シートの先端部および後端部に同一幅の透明部が検知された場合、前記シートはラミネートカードであると判定することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  12. 請求項8乃至11の何れか1項に記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  13. 請求項12に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置に接続される情報処理装置とを備えたことを特徴とする画像読取システム。
  14. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置に接続される情報処理装置とを備えたことを特徴とする画像読取システム。
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