JP2000165612A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000165612A
JP2000165612A JP10338193A JP33819398A JP2000165612A JP 2000165612 A JP2000165612 A JP 2000165612A JP 10338193 A JP10338193 A JP 10338193A JP 33819398 A JP33819398 A JP 33819398A JP 2000165612 A JP2000165612 A JP 2000165612A
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Takeharu Kirikoshi
武晴 桐越
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読取開始位置及び読取終了位置がモータ
スピードに左右されることのない画像読取装置を提供す
る。 【解決手段】 原稿搬送手段17、23と、原稿搬送手
段17、23を駆動する駆動手段11と、画像読取手段
58と、搬送経路の読取位置よりも原稿繰込側に位置
し、原稿の先端の通過を光学的に検出するアクチュエー
タ式センサと、搬送されている原稿の読取開始及び読取
終了のタイミングを所定のタイミング値で制御する読取
制御手段と、読取開始及び読取終了タイミングの調整手
段と、記憶手段42、51とで構成され、アクチュエー
タ式センサの誤動作防止時間をモータのスピード毎に各
々記憶手段42に記憶し、誤動作防止時間の設定値と読
取開始及び読取終了のタイミングの調整をモータスピー
ド毎に行うことにより、原稿の読取開始及び読取終了の
タイミングを調整可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、特に、ファクシミリ装置や複写機、スキャナ装置等
に使用され、原稿の読取開始位置を高精度で調整するこ
とが可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿を搬送しながら画像を読み取る画像
読取装置は、一般的に所定の経路に沿って原稿を搬送す
る原稿搬送手段と、搬送経路上の所定の画像読取位置の
画像を読み取る画像読取手段と、搬送されている原稿の
読取の開始及び読取の終了のタイミングを制御する読取
制御手段とを有している。
【0003】従来の画像読取装置には、例えば特開平8
−317128号公報に記載されているものがある。図
10に示すように、この画像読取装置を備えたファクシ
ミリ装置は、原稿を積載する原稿セット台120と、原
稿がセットされたことを検出する原稿検出センサ144
と、積載された原稿を1枚づつに分離しながら搬送する
自動給紙部131、132と、原稿を搬送する搬送部1
33、136と、搬送部133、136をステッピング
モータで駆動する図示しない駆動部と、原稿の先端が読
取位置に到達するタイミング、及び原稿の後端が読取位
置を越えるタイミングを認識するための先端センサ14
6と、イメージセンサを用いた画像読取機構135とで
構成されている。
【0004】この先端センサ146は、搬送ローラ13
2と排出ローラ133との間に位置し、かつ画像読取位
置よりも搬送ローラ132側に配置されている。尚、図
面に記載のその他の機構部の構成は、画像読取装置に関
係のない部分なので説明を割愛する。また、イメージセ
ンサを用いた画像読取機構に関しても、その構造は一般
的な文献等でも広く知られることなので説明を割愛す
る。また、画像読取機構に関しては、CCDを用いた画
像読取機構も広く知られるところである。
【0005】次に、このファクシミリ装置の制御部に関
しては、図11に示されるように、主としてCPU18
0と、プログラムや各種固定値を格納するROM182
と、変数や画像データを格納するRAM184等の記憶
部(以下メモリーとする)と、各機構制御系統とアクセ
スする入出力ポート190と、読取モードを指定する操
作パネル114で構成されている。尚、図面に記載のそ
の他制御部の構成については、画像読取装置に関係のな
い部分なので説明を割愛する。
【0006】次に、このファクシミリ装置の画像読取装
置の制御方法について説明する。
【0007】ファクシミリ装置等に使用されるこの種の
画像の読取装置では、その原稿の先端が画像読取機構の
読取位置に到達したことをもって、画像読取機構による
原稿画像の読取を開始する必要がある。同様に、その原
稿の後端が画像読取機構の読取位置に到達したことをも
って、画像読取機構による原稿画像の読取を終了する必
要がある。
【0008】この画像の読取の開始・終了のタイミング
を制御部170が知る手段としては、読取位置よりも上
流側に原稿の先端及び後端の通過を光学的に検出する先
端センサ146等の原稿検出手段が設けられている。そ
して、その検出手段の検出位置と画像読取機構の読取位
置間隔に応じた、所定の原稿搬送量をRAM184に予
め確保しておき、パルスモータ148の出力パルスが所
定の原稿搬送量分出力されたことをCPU180が判定
し、入出力ポート190から読取機構部の読取回路に読
取の開始・終了を伝え、それによって読取の開始・終了
が制御されている。
【0009】上記の原稿先端・後端の通過を光学的に検
出する先端センサ146等の原稿検出手段の代表的なも
のとしては、アクチュエータ型のフォトセンサユニット
が挙げられる。その他に、反射型フォトセンサユニット
を用いる方式や、特開平9−315618号公報に記載
のような画像読取用のイメージセンサを用いる方式も存
在するが、前者は通過した原稿の黒率が高いと原稿の先
端及び後端の検出タイミングにずれを発生させる危険性
が高いため、高性能な機種に用いられることは少ない。
また後者は、原稿が読取位置に到達するまで所定の画像
パターンとの相違の有無を判定し続けなければならず、
よってCPU等の画像処理システムの高負荷を招くた
め、処理スピードやコスト面での制約を考えるとあまり
一般的ではない。
【0010】さらに、この従来の画像読取装置には、機
構部の寸法のばらつきや組立誤差の読取開始タイミング
への影響を吸収すべく、読取開始位置の調整機能が設け
られている。その手段は、図12のフローチャートに示
されるように、操作パネルから指示可能な所定の調整プ
ログラムを起動し、先端に黒の正方領域を持つ所定の調
整用原稿の読取を行い、先端センサの原稿検出からスキ
ャンを開始し、その黒領域が白に変わったところまでの
モータパルスをカウントすれば、そのモータパルス数
が、読取開始位置までの所定の原稿搬送量の設定値とし
て採用できるというものである。
【0011】補足するが、この調整方法に関しては、こ
の従来例ではイメージセンサを用いた読取機構で実現し
ているが、CCDを用いた読取機構でも同様のことが可
能であるのは自明である。
【0012】さらに、従来例に記載はないが、ファクシ
ミリ装置の画像解像度に応じたモータスピードの可変技
術に関して通信モードG3の場合を例に説明する。
【0013】G3モードの解像度は表1に示すとおりで
ある。尚、表の解像度には2値の場合の名称を用いた。
この表より、副走査の解像度において、例えば、標準を
1とした場合、ファインは2倍、スーパーファインは4
倍となる。逆にスーパーファインを1とした場合は、フ
ァインは1/2、標準は1/4となることが判る。
【0014】
【表1】 まず、モータスピードを一定速度に固定した場合につい
て説明する。画像を等倍で読み取るには、スーパーファ
インの1ラインのクロックにイメージセンサまたはCC
D(以下読取機構を総称して「光学ユニット」とする)
の読取周期(以下「CCDクロック」とする)を同期さ
せることになる。ここからファイン、標準に解像度を落
とすには、CCDクロックの分周比を2倍・4倍に延ば
すことで実現することになる。但し、コスト面を考慮す
るとCCDクロックの分周比を変えることはマイナス要
因となるので、読み取った画像を副走査ラインに、例え
ばファインなら1ライン飛びで間引き(切り捨て)処理
を用いることが多い。
【0015】次に、上記とは逆に、CCDクロックを固
定にした場合について説明する。スーパーファインのC
CDクロックを1とした場合、ここから解像度を下げる
にはモータを2倍・4倍のスピードで回転させれば物理
的な間引きがなされることになる。
【0016】装置の性能を改善する施策として、分単位
の読取枚数性能(PPM)(以下「スループット」とす
る)を改善するのが必須であるが、前者と後者いずれの
場合も、スループットの改善はモータのコストアップ・
大型化につながり、限られた装置のサイズとコストの中
では全解像度を網羅することは難しいことが判る。そこ
で、前者及び後者各々のメリットを合わせることでスル
ープットを改善する手段も考えられる。
【0017】例えば、モータスピードがスーパーファイ
ンの場合を1、CCDクロックがスーパーファインの場
合を1としたとき、まずスーパーファインでのモータス
ピードを高速化し、さらにその2倍の速度までの回転性
能を持つモータを用いれば、物理的なファインの解像度
の読取が可能となる。さらに、ファインの画像で読み取
った画像に、1ライン飛びに間引き処理をほどこせば、
標準の解像度での読取が可能になる。これによって全体
のスループットを改善しつつ、各解像度の画像の確保が
可能となる。このようにモータの回転スピードを解像度
毎に可変とする方式がファクシミリ装置では一般的に用
いられている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の画像読取装置では、次のような問題がある。
【0019】すなわち、第1の問題点は、モータスピー
ドが変化すると原稿読取開始位置及び読取終了位置がず
れてしまうという点がある。
【0020】その理由は、原稿先端検出センサにアクチ
ュエータ型のフォトセンサユニットを用いると、原稿の
通過でバウンド(以下「チャタリング」とする)が発生
し、その結果誤検出することがあるため、これを回避す
る制御としてセンサのオンを検出してから所定のチャタ
リング回避時間が経過した後センサオンが継続していれ
ばオンが確定したとする制御方法が採られる。
【0021】すなわち、チャタリング回避中は、センサ
の変化はまだないものとして、読取位置調整カウンタは
スタートしない。ここで、ファクシミリ装置ではモータ
スピードを2種類以上持つのが一般的である。従って、
チャタリング回避時間、及び読取位置までのモータパル
スのカウンタをモータスピードに拘わらず固定すると、
例えば読取位置調整を行ったモータスピードに対してモ
ータスピードが2倍の場合には、原稿も2倍進むため、
読取開始位置がずれてしまう。同様に、モータスピード
が1/2の場合も原稿が1/2しか進まないため読取開
始位置がずれてしまう。
【0022】また、第2の問題点として、原稿先端検出
センサを読取開始位置近傍に置く必要性があるため、装
置の小型化に支障をきたすことが挙げられる。
【0023】その理由は、原稿読取開始位置に対するモ
ータスピードの影響を減らすには、原稿先端検出センサ
をできるだけ読取位置の近傍に配置する必要があり、読
取位置付近にはイメージセンサや読取ガラス等、アクチ
ュエータ型フォトセンサの配置が困難な要素を含むため
である。
【0024】さらに、第3の問題点として、読取位置ま
での搬送距離の調整をモータパルスでカウントすると、
モータの制御方式によって原稿読取開始位置がずれてし
まうという点がある。
【0025】その理由は、ステッピングモータの制御
は、励磁パタンやステップパタンによってパルスクロッ
クが異なり、例えば速度が2倍になったとしても単純に
パルスクロックが2倍になるとは限らないためである。
【0026】そこで、本発明は上記従来の画像読取装置
における問題点に鑑みてなされたものであって、原稿読
取開始位置及び読取終了位置が、モータスピードに左右
されることのない画像読取装置を提供することを目的と
する。
【0027】また、これに加えて、本発明の他の目的
は、原稿先端検出センサの配置に自由度を持たせられる
画像読取装置を実現することで、画像読取装置の小型化
を実現することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明は、所定の搬送経路に沿
って原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段
を駆動する駆動手段と、該搬送経路上の所定の位置で原
稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記搬送経路の前
記読取位置よりも原稿繰り込み側に位置し、原稿の先端
の通過を光学的に検出するアクチュエータ式センサと、
搬送されている原稿の読取開始及び読取終了のタイミン
グを所定のタイミング値で制御する読取制御手段と、前
記読取開始及び読取終了タイミングの調整手段と、記憶
手段とで構成され、少なくとも2つ以上のモータ回転動
作モードを有する画像読取装置において、前記アクチュ
エータ式センサの誤動作防止時間をモータのスピード毎
に各々前記記憶手段に記憶し、前記誤動作防止時間の設
定値と前記読取開始及び読取終了のタイミングの調整を
モータスピード毎に行うことにより、原稿の読取開始及
び読取終了のタイミングを調整可能としたことを特徴と
する。
【0029】そして、請求項1記載の発明によれば、モ
ータスピード毎に読取開始及び読取終了のタイミングを
調整可能とすることによって、モータスピードに左右さ
れることなく、読取開始及び読取終了のタイミングを的
確に得ることができる。
【0030】また、請求項2または請求項3記載の発明
は、上記画像読取装置において、アクチュエータ式セン
サの誤動作防止時間の設定値、または読取開始及び読取
終了タイミングのタイミング値の、いずれか一方を所定
の値の固定値で記憶手段に記憶し、他方の値をモータス
ピード毎に各々調整可能であることを特徴とする。
【0031】このように変数を減らすことで、調整手段
からの調整手順を削減することができるとともに、記憶
手段の記憶容量の圧迫や、調整判定処理の複雑化を避け
ることができる。
【0032】さらに、請求項4または請求項5記載の発
明においては、アクチュエータ式センサの誤動作防止時
間の設定値、またはアクチュエータ式センサによる原稿
検出から読取開始または読取終了のタイミング値のいず
れか一方を所定の値の固定値で記憶手段に記憶し、他方
をモータスピード毎の固定値で各々記憶手段に記憶し、
その2つの値から得られる原稿の読取開始及び読取終了
のタイミングを調整手段から差分で調整値を得ることを
特徴とする。
【0033】このように差分で調整値を得ることで、調
整手段からの調整を一元的に一回の手順で行えるので、
調整作業が容易になるとともに、記憶手段の記憶容量の
圧迫や、調整判定処理の複雑化を避けることができる。
【0034】また、請求項6記載の発明では、前記アク
チュエータ式センサの誤動作防止時間の設定値、及び前
記アクチュエータ式センサによる原稿検出から読取開始
または読取終了のタイミング値、前記調整手段で入力さ
れる調整値に基づく原稿移動量のカウントを、CCD等
の読取手段の副走査1ライン毎のクロック、または、そ
のクロックを生成するためのシステムクロックを基準に
カウンターを生成することで、所定の原稿読取開始及び
読取終了のタイミングを得ることを特徴とする。
【0035】このように、CCD等の読取手段の副走査
1ライン毎のクロック、または、そのクロックを生成す
るためのシステムクロックをカウント値に用いれば、読
取位置調整精度を高めることができる。また、上記一連
の発明を採用することで、原稿先端検出センサの配置制
約が軽減され、装置の小型化を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる画像読取装
置の実施の形態の具体例として、この画像読取装置をフ
ァクシミリ装置に搭載した場合を例に図面を参照しなが
ら説明する。
【0037】図1は、本発明にかかる画像読取装置を搭
載したファクシミリ装置の読取装置の断面図を示す。ま
た、図2は、本発明にかかる画像読取装置を用いたファ
クシミリ装置の制御回路のブロック図を示す。
【0038】図2に示すように、このファクシミリ装置
はITRON準拠のOSから構築されており、スキャナ
制御部45、プリンタ制御部46、通信制御部47、フ
ァイル管理部48等の制御タスクはOS上で管理されて
いる。また、IOポート制御部44はOSの機能の一部
として供給されている。さらに、IOアクセスはメモリ
ーマップドIOであり、その命令は一旦RAM51のI
Oアドレスに書き込まれ、書き込まれた命令は、IOポ
ート制御部44を解して対象となるLSIのレジスタに
書き込まれる。
【0039】スキャナ制御部45は、所定周期で起床し
ているタスクで、IOアクセス用のメモリー空間のスキ
ャナ状態をポーリングし、原稿の状態や読取の状態を確
認している。また、センサ変化や読取の完了等厳しいタ
イミングでの処理が必要なものは、メインCPU43の
割り込み処理で行っている。
【0040】スキャナハードウェアの構成としては、C
CDクロック発信器による所定のパルスで駆動されてい
る、2値化処理とメカ制御の両方の機能画像読取装置を
併せ持つLSI(以下「スキャナLSI」と称する)、
CCD59や光源60で構成されている2値化データを
入力する光学ユニット58、機械的な駆動を行うステッ
ピングモータ11、原稿のセット状態を検出する原稿有
無センサ、原稿の読取開始位置への到達を検出する原稿
先端センサ、給紙タイミングを制御するための電磁クラ
ッチ7で構成されている。
【0041】RAM51は、読み取ったデータの記憶
や、各種設定情報の記憶に用いられている。各種設定情
報や画像データが電源の遮断で消去されないよう、RA
M51はバックアップバッテリー50で保護されてい
る。
【0042】次に、この画像読取装置の読取動作につい
て図1を参照しながら説明する。
【0043】原稿はセット台1に積載され、積載された
原稿は搬送中に斜行等発生しないように、原稿位置決め
プレート2で両端が挟まれている。
【0044】原稿がセットされたことは、図示しない原
稿有無センサで検出され、その情報がRAM51に書き
込まれる。その情報を確認したスキャナ制御部45は、
原稿がセットされ、読取可能になったことをパネル制御
CPU41に通知する。オペレーションパネル40から
読取の開始を指示されると、パネル制御CPU41はメ
インCPU43に読取開始を要求する。要求を受けたメ
インCPU43は、スキャナ制御部45に読取の開始を
要求する。スキャナ制御部45は、読取要求を受け付け
ると、2値化処理部53とメカ制御部54を起動すべ
く、IOポート制御部のレジスタにその命令を書き込
む。そして、命令が書き込まれたスキャナLSIは、命
令内容にそった制御を実行する。
【0045】オペレーションパネル40から読取要求が
あると、ステッピングモータ11の駆動が開始され、同
時に原稿を繰り込む動作が実行される。ステッピングモ
ータ11が駆動されると、ギア12等の駆動伝達手段に
よって、第1搬送ローラ17、第2搬送ローラ23、排
出ローラ31、原稿押さえローラ28等各ローラの回転
が開始される。但し、給紙ローラ8と繰り込みローラ4
に関しては、電磁クラッチ7で駆動の伝搬が切断されて
いるので、給紙は行われない。
【0046】ステッピングモータ11が起動すると、電
磁クラッチ7が接続され、給紙ローラ8と繰り込みロー
ラ4の回転が開始されるとともに、積載された原稿の上
方に位置する繰り込みローラ4が下降し、この繰り込み
ローラ4が原稿に当接すると、原稿の繰り込みが開始さ
れる。
【0047】繰り込まれた原稿は給紙ローラ8で搬送さ
れる。給紙ローラ8には分離ローラ10が、バネや駆動
モーメントにより圧接されており、分離ローラ10は繰
り込まれた原稿を1枚ずつ分離し、原稿が多重に繰り込
まれないようになっている。また、本読取装置には、遮
蔽板6が設けられており、原稿のセット時に原稿が斜め
にセットされることがない。
【0048】給紙された原稿は、第1搬送ローラ17、
第2搬送ローラ23で搬送され、原稿セット台1の下方
に戻るように搬送される。第2搬送ローラ23にさしか
かると、その途中には図示しない原稿先端センサが設け
られている。原稿先端センサが原稿有りを検出すると、
所定の時間をもって電磁クラッチ7は切断される。原稿
先端センサが原稿有りを検出後、原稿が図示しない原稿
読取開始位置に到達すると2値化が開始される。
【0049】原稿押さえローラ28は原稿をガラス板2
9に押しつけ、原稿のばたつきによる画像不正を防止し
ている。また、黒地が出ないように、図示しない読取ロ
ーラは白色に着色されている。原稿の後端を原稿先端セ
ンサが検出すると、次の読取がまだ継続される場合に
は、次の原稿の読取を行うべく、電磁クラッチ7が接続
され、次の原稿の給紙が行われる。その後、原稿後端が
読取位置に到達すると2値化を完了する。2値化が完了
した原稿は排出ローラ31で原稿セット台の裏側に排出
される。
【0050】このように原稿の繰込と読取を繰り返し、
最後の原稿の読取が完了すると、ステッピングモータ1
1の駆動が停止される。読み取った画像はファイル管理
部48によって、各ページ単位で管理されている。その
画像データは、コピー時はプリンタ制御部46でプリン
タ55に出力され、ファクシミリ時は通信制御部47で
モデム56を介して送信相手機に送信される。
【0051】次に、本発明の画像読取装置の読取開始制
御について説明する。
【0052】図3には、本発明の画像読取装置の動作の
タイミングチャートが示されている。尚、このタイミン
グチャートは、供給された原稿が2枚の場合を示してい
る。ステッピングモータ11のオンと略々同時に電磁ク
ラッチ7がオンになる。そして、搬送された原稿は原稿
有無センサをオンにする。原稿先端センサがオンになる
と、センサの誤動作回避時間TC1(以下「チャタリン
グ時間」と称する)の経過を待って、再度センサの状態
を確認し、先の状態とセンサ状態が同様なら、センサオ
ンを確定する。
【0053】センサのオンが確定したら、その時点から
読取開始位置までの原稿搬送時間SC1を待って、SC
1時間経過したら読取が実行される。そのまま原稿は搬
送され続け、原稿の後端が原稿先端センサに達すると、
原稿先端センサはオフになる。原稿先端センサがオフに
なると、チャタリング時間TC1を待った後、再度原稿
先端センサの状態を確認し、センサの状態に変化がなけ
ればオフを確定する。センサのオフが確定したら、その
時点から読取開始位置までの原稿搬送時間TS1を待っ
てTS2時間経過したら読取が停止する。
【0054】読取が停止しても、ステッピングモータ1
1はそのまま駆動を続け、次の原稿の読取に備える。先
の原稿の後端が原稿先端センサをオフさせ、オフが確定
したら次の原稿の搬送が始まる。搬送された次原稿は前
の原稿と同様に読取が行われる。読取が完了して次原稿
がなければ、自原稿の排出を待ってステッピングモータ
11をオフにする。
【0055】尚、本タイミングチャートでは原稿の先端
にも、後端にも各々同じ値のTC1、TS1を用いてい
るが、部品寸法のばらつきや搬送時のスリップ等の影響
で必ずしも先端、後端のチャタリング時間が同じになら
ない場合もあり、その場合には、各々別の値でタイミン
グをとる必要がある。
【0056】次に、本発明にかかる画像読取装置の2値
化制御について説明する。
【0057】図4は、本発明の画像読取装置のラインパ
ルスとCCDパルスのクロックタイミングチャートを示
す。ラインパルス1回は副走査1ラインのパルスを示し
ている。また、CCDパルス1パルスは主走査1画素の
パルスを示している。CCDパルスは、Vout・od
dとVout・evenの2系統のパルスで構成され、
各々反復しながらCCD59にパルスを供給している。
副走査1ラインに対する主走査の出力期間は7594画
素分設けられている。CCD59には7500画素仕様
を用いている。各々、CCD59の有効画素領域の前後
にダミー信号領域が用意されている。ダミー信号74画
素分の出力が終わるとCCD59の有効画素領域とな
る。
【0058】読取は7500画素全て行うのではなく、
読取が行われる原稿のサイズに合わせてスキャナLSI
に読取有効を設定することで、読取信号の有効無効が判
別可能となっている。1ラインの読取が終わらないうち
に次のラインに移ってしまうことがないよう、ラインパ
ルスはCCD59の有効領域分のパルスより長くなって
いる。このラインパルスはステッピングモータ11の副
走査1ライン分の搬送パルスに同期している。但し、ス
テッピングモータ11のパルスそのものではない。モー
タパルスとラインパルスは、原則同振幅のパルスの倍数
である必要があるが、CCD59のラインパルスを増減
させることで、読取倍率が変化する特性を用いて、メカ
の読取倍率の補正に用いることもある。
【0059】また、副走査画像の拡大、縮小は、ステッ
ピングモータ11の速度を変更することで実現される。
ラインパルス1に対して、モータ標準速で1ライン分の
画像が得られるので、モータ速度を1/2に減速すれ
ば、画像は200%に拡大されて読み取られる。さら
に、モータ速度を1/4にすれば画像は400%に拡大
されて読み取られる。逆に、モータ速度を2倍にすれ
ば、画像は50%縮小されることになる。ファクシミリ
の場合は画像のモードに応じて副走査のライン数が倍で
あったり1/2であったりするので、モータの速度を変
更することで、モードを変更する方法が用いられる。本
実施例では、スーパーファインモードを標準速度、ファ
インモードを2倍速度、標準モードを2倍速としてい
る。尚、標準モードではさらに間引き回路に50%間引
きを行うことで、通信規格を満足させる解像度にしてい
る。また、スキャナLSIには画像間引き回路が備えら
れており、細かい倍率の調整を間引き本数の調整で行う
ことが可能である。
【0060】次に、本発明にかかる画像読取装置の読取
開始・終了のタイミング検出処理について説明する。
【0061】図5には、本発明にかかる画像読取装置の
読取位置調整制御の一実施例を表すフローチャートが示
されている。STARTは、原稿先端検出センサのオフ
からオン、またはオフからオンの変化がトリガーであ
る。センサの変化を検出すると、ステップS001によ
って、オペレーションパネル40から予め設定してある
TCxをRAM51から得る。ステップS002でTC
xがカウンタP1に代入される。ステップS003にお
いてラインパルスの発生を待ち、ラインパルスが発生し
たら、ステップS004でP1が0になったか否かを判
定し、P1が0でない場合は、ステップS005でP1
から1を減算し、再びラインパルスを待つステップS0
03にループする。
【0062】ラインパルス発生の毎にP1が0になるま
でステップS004とステップS005を繰り返し、P
1が0になると、ステップS006において原稿先端セ
ンサの状態が変化点発生後を維持しているかを確認す
る。このとき、原稿先端センサの状態が変化点発生前に
戻っている場合には、センサが誤動作したものとして読
取位置検出処理は、ステップS023で中断・破棄され
る。一方、原稿先端センサの状態が変化点発生後を維持
している場合には、センサが正しく変化したことを確定
し、ステップS007へ移行する。
【0063】ステップS007では、カウンタP2にS
Cxが代入される。ステップS009においてラインパ
ルスの発生を待ち、ラインパルスが発生するとステップ
S010においてP2が0になったか否かを判定し、P
2が0でない場合には、ステップS011においてP2
から1を減算し、再びラインパルスを待つステップS0
09にループする。
【0064】そして、ラインパルスが発生する毎にP2
が0になるまでステップS010とステップS011と
を繰り返し、P2が0になると読取開始位置に到達した
ものとして本処理を終了するとともに、読取を開始す
る。
【0065】ここで、TCxとSCxはモータスピード
毎に異なる値となっており、オペレーションパネル40
からは予め各々の値が登録されている。この値を変更す
ることにより、読取の開始・終了位置の調整を、本実施
例における4種類のスピード(スーパーファイン標準速
度、拡大200%速度、拡大400%速度、が印2倍速
度)毎に行うことができる。これによって、高精度の読
取位置の調整が可能となり、読取開始位置に拘わらず原
稿先端センサを配置することができる。
【0066】図1からも理解できるように、原稿先端セ
ンサは、搬送ローラ17、23のUターン部の途中に配
置されており、これによって、画像読取装置の小型化が
図られている。また、画像ラインパルスとモータパルス
とが各々別であることによって、ステッピングモータ1
1の励磁パタン等の回転モードに調整値が左右されない
ことも高精度の読取位置の調整を可能とする一要因とな
っている。
【0067】次に、本発明にかかる画像読取装置の読取
開始・終了タイミングの検出処理に関する第2実施例に
ついて説明する。
【0068】図6は、本発明にかかる画像読取装置の読
取位置調整制御の第2実施例を示すフローチャートであ
る。STARTは、原稿先端検出センサのオフからオ
ン、またはオフからオンの変化がトリガーである。セン
サの変化を検出すると、ステップS101において、オ
ペレーションパネル40から予め設定してあるTCxを
RAMから得る。ステップS102でTCxがカウンタ
P1に代入される。ステップS103においてラインパ
ルスの発生を待ち、ラインパルスが発生したら、ステッ
プS104でP1が0になったか否かを判定し、P1が
0でない場合は、ステップS105でP1から1を減算
し、再びラインパルスを待つステップS103にループ
する。
【0069】ラインパルス発生の毎にP1が0になるま
でステップS104とステップS105を繰り返し、P
1が0になると、ステップS106において原稿先端セ
ンサの状態が変化点発生後を維持しているかを確認す
る。このとき、原稿先端センサの状態が変化点発生前に
戻っている場合には、センサが誤動作したものとして読
取位置検出処理は、ステップS123で中断・破棄され
る。一方、原稿先端センサの状態が変化点発生後を維持
している場合には、センサが正しく変化したことを確定
し、ステップS107へ移行する。
【0070】ステップS107では、ROM42に予め
記憶してあるSCxをROM42から得る。ステップS
108では、カウンタP2にSCxが代入される。そし
て、ステップS109でラインパルスの発生を待ち、ラ
インパルスが発生したらステップS110でP2が0に
なったか否かを判定し、P2が0でない場合は、ステッ
プS111でP2から1を減算し、再びラインパルスを
待つステップS109にループする。その後、ラインパ
ルス発生の毎にP2が0になるまでステップS110と
ステップS111を繰り返し、P2が0になると、読取
開始位置に到達したものとして、本処理を終了するとと
もに、読取を開始する。
【0071】ここで、TCxはモータスピード毎に各々
異なる値となっている。また、SCxはモータスピード
によらず固定値である。オペレーションパネル40から
予めTCxの値を各々登録する。そして、この値を変更
することによって読取開始・終了位置の調整が、本実施
例における4種類のスピード(スーパーファイン標準速
度、拡大200%速度、拡大400%速度、ファイン2
倍速度)毎に可能となる。これにより、第1実施例に比
較してRAMの容量の節約と調整工数の削減が可能とな
る。
【0072】次に、本発明の画像読取装置の読取開始・
終了タイミング検出処理に関する第3実施例について説
明する。
【0073】図7には、本発明にかかる画像読取装置の
読取位置調整制御の第3の実施例を表すフローチャート
が示されている。本実施例は、基本的には上記第2実施
例と同様であって詳細説明を省略するが、本実施例で
は、TCxを固定値とし、SCxを変数としている。こ
れによって、第2実施例の場合と同様にRAMの節約と
調整工数の削減が可能となる。
【0074】次に本発明の画像読取装置の読取開始・終
了タイミング検出処理に関する第4の実施例について説
明する。
【0075】図8には、本発明の画像読取装置の読取位
置調整制御の第4実施例を表すフローチャートが示され
ている。本実施例では、TCx、SCxの両方が固定値
となっている。その代わりに、変数DCが用意され、こ
の変数DCはオペレーションパネル40から予め設定可
能な値である。変数DCには、現在の読取位置に対する
調整値(差分値)を入力する。TCxとSCxのうち、
いずれかをモータスピード毎に違う定数として用意す
る。
【0076】以上の前提条件のもと、フローチャートの
流れを説明すると、STARTは原稿センタ検出センサ
のオフからオン、またはオフからオンの変化がトリガー
である。センサ変化を検出すると、ステップS401に
おいてTCxをROM42から得る。ここでは、このT
Cxがモータスピード毎に用意されているものとする。
【0077】ステップ401aにおいてオペレーション
パネル40から予め設定されている読取位置調整値DC
をRAM51から読み取る。ステップS402でTCx
+DCはカウンタP1に代入される。DCにはプラスま
たはマイナスが入力されているので、式としては加算に
なる。
【0078】ステップS403でラインパルスの発生を
待ち、ラインパルスが発生したらステップS404でP
1が0になったかを判定し、P1が0でない場合には、
ステップS405でP1から1を減算し、再びラインパ
ルスを待つステップS403にループする。そして、ラ
インパルス発生の毎にP1が0になるまでステップS4
04とステップ405を繰り返し、P1が0になると、
ステップS406で原稿先端センサの状態が変化点発生
後を維持しているかを確認する。
【0079】このとき原稿先端センサの状態が変化点発
生前に戻っていたら、センサが誤動作したものとして、
読取位置検出処理はステップS423で中断・破棄され
る。一方、原稿先端センサの状態が変化点発生後を維持
していれば、センサが正しく変化したことを確定し、ス
テップS407へ移行する。
【0080】ステップS407では、ROM42に予め
用意されている固定値SCxをRAM51から得る。ス
テップS408ではカウンタP2にSCxが代入され
る。ステップS409でラインパルスの発生を待ち、ラ
インパルスが発生したらステップS410でP2が0に
なったかを判定し、P2が0でない場合は、ステップS
411でP2から1を減算し、再びラインパルスを待つ
ステップS409にループする。
【0081】ラインパルス発生の毎にP2が0になるま
でステップS410とステップS411を繰り返し、P
2が0になると、読取開始位置に到達したものとして、
本処理を終了するとともに、読取を開始する。SCxと
TCxを予め固定値でROM42に用意することで、第
2、第3の実施例よりさらにRAM51の容量の節約が
可能となるとともに、調整変数を差分値DCのみとする
ことで、工場出荷時の調整が一回で済むので、検査工数
の大幅な削減が可能となる。
【0082】次に、本発明の画像読取装置の読取開始・
終了タイミング検出処理に関する第5の実施例について
説明する。
【0083】図9には、本発明の画像読取装置の読取位
置調整制御の第5の実施例を表すフローチャートが示さ
れている。本実施例は、基本的には本発明の第4の実施
例と同様であって詳細説明を省略するが、本実施例で
は、SCxのカウンタで調整を実現する方式をとってい
る。また、TCxは固定値で、SCxをモータスピード
毎に固定値とし、変数DCで読取開始位置の調整を実現
している。そして、第4実施例の場合と同様にRAM5
1の容量の節約が可能となるとともに、調整変数を差分
値DCのみとすることで、工場出荷時の調整が一回で済
むので、検査工数の大幅な削減が可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクチュエータ式センサの誤動作防止時間をモータのス
ピード毎に各々記憶手段に記憶し、前記誤動作防止時間
の設定値と、前記読取開始及び読取終了のタイミングの
調整をモータスピード毎に行うことで、原稿の読取開始
及び読取終了のタイミングを調整することができるた
め、モータスピードが変化しても原稿読取位置がずれる
ことなく、原稿の同じ開始点からの読取が可能な画像読
取装置を提供することができる。
【0085】また、本発明によれば、アクチュエータ式
センサの誤動作防止時間の設定値、または読取開始及び
読取終了タイミングのタイミング値のいずれか一方を所
定の値の固定値で記憶手段に記憶し、他方の値をモータ
スピード毎に各々調整可能であるため、原稿読取開始位
置の調整変数を減らすことで、調整手段からの調整手順
を削減できるとともに、記憶手段の記憶容量の圧迫や、
調整判定処理の複雑化を避けることが可能な画像読取装
置を提供することができる。
【0086】さらに、本発明によれば、アクチュエータ
式センサの誤動作防止時間の設定値、またはセンサによ
る原稿検出から読取開始または終了のタイミング値の、
いずれか一方を所定の値の固定値で記憶手段に記憶し、
他方をモータスピード毎の固定値で各々記憶手段に記憶
し、その2つの値から得られる原稿の読取開始及び読取
終了のタイミングを調整手段から差分で調整値を得るた
め、原稿読取開始位置の調整を基準値の差分で得ること
で、調整手段からの調整を一元的に一回の手順で行なう
ことができ、調整作業が容易になるとともに、記憶手段
の記憶容量の圧迫や、調整判定処理の複雑化を避けるこ
とが可能な画像読取装置を提供することができる。
【0087】また、本発明によれば、前記アクチュエー
タ式センサの誤動作防止時間の設定値、及び前記センサ
による原稿検出から読取開始または読取終了のタイミン
グ値、前記調整手段で入力される調整値に基づく原稿移
動量のカウントをCCD59等の読取手段の副走査1ラ
イン毎のクロック、または、そのクロックを生成するた
めのシステムクロックを基準にカウンターを生成するこ
とで、より精密な原稿読取開始及び読取終了のタイミン
グが得られるため、さらに読取位置調整精度を高めるこ
とが可能な画像読取装置を提供することができる。
【0088】さらに、本発明によれば、より精密な原稿
読取開始及び終了をタイミングが得られることで、読取
位置からセンサが離れた位置にあっても精度の高い読取
開始、終了の調整が可能であるため、原稿先端検出セン
サの配置制約が軽減され、装置の小型化が可能な画像読
取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像読取装置を用いたファクシ
ミリ装置の断面図である。
【図2】本発明にかかる画像読取装置を用いたファクシ
ミリ装置の制御回路のブロック図である。
【図3】本発明にかかる画像読取装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明にかかる画像読取装置のラインパルスと
CCDパルスクロックのタイミングチャートである。
【図5】本発明にかかる画像読取装置の読取位置調整制
御の第1実施例を表すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる画像読取装置の読取位置調整制
御の第2の実施例を表すフローチャートである。
【図7】本発明にかかる画像読取装置の読取位置調整制
御の第3の実施例を表すフローチャートである。
【図8】本発明にかかる画像読取装置の読取位置調整制
御の第4の実施例を表すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる画像読取装置の読取位置調整制
御の第5の実施例を表すフローチャートである。
【図10】従来のファクシミリ装置の一例を示す断面図
である。
【図11】従来のファクシミリ装置の制御回路の一例を
示すブロック図である。
【図12】従来のファクシミリ装置の読取位置調整方法
の一例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿セット台 2 原稿位置決めプレート 3 給紙ローラローラ軸 4 繰り込みローラ 5 繰り込みローラ軸 6 遮蔽板 7 電磁クラッチ 8 給紙ローラ 9 分離ローラフレーム 10 分離ローラ 11 ステッピングモータ 12 ギア 13 送信済みスタンプ 14 バネ 16 第1ピンチローラ 17 第1搬送ローラ 23 第2搬送ローラ 24 第2搬送ローラ回転軸 25 搬送ベルト 26 搬送ベルトプーリ 28 原稿押さえローラ 29 ガラス板 30 第2ピンチローラ 31 搬出ローラ 40 オペレーションパネル 41 パネル制御CPU 42 ROM 43 メインCPU 44 IOポート制御部 45 スキャナ制御部 46 プリンタ制御部 47 通信制御部 48 ファイル管理部 49 システムクロック発振器 50 バックアップバッテリー 51 RAM 52 IOポート 53 2値化処理部 54 メカ制御部 55 プリンタ 56 モデム 57 スキャナ 58 光学ユニット 59 CCD 60 光源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿って原稿を搬送する
    原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段を駆動する駆動手段
    と、該搬送経路上の所定の位置で原稿の画像を読み取る
    画像読取手段と、前記搬送経路の前記読取位置よりも原
    稿繰り込み側に位置し、原稿の先端の通過を光学的に検
    出するアクチュエータ式センサと、搬送されている原稿
    の読取開始及び読取終了のタイミングを所定のタイミン
    グ値で制御する読取制御手段と、前記読取開始及び読取
    終了タイミングの調整手段と、記憶手段とで構成され、
    少なくとも2つ以上のモータ回転動作モードを有する画
    像読取装置において、 前記アクチュエータ式センサの誤動作防止時間をモータ
    のスピード毎に各々前記記憶手段に記憶し、前記誤動作
    防止時間の設定値と前記読取開始及び読取終了のタイミ
    ングの調整をモータスピード毎に行うことにより、原稿
    の読取開始及び読取終了のタイミングを調整可能とした
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ式センサの誤動作防
    止時間の設定値を固定値として前記記憶手段に記憶し、 前記センサによる原稿検出から読取開始または読取終了
    のタイミング値で原稿の読取開始及び読取終了のタイミ
    ングをモータスピード毎に各々調整可能としたことを特
    徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取開始及び終了タイミングの前記
    タイミング値を固定値で前記記憶手段に記憶し、 前記アクチュエータ式センサの誤動作防止時間の設定値
    で原稿の読取開始及び読取終了のタイミングをモータス
    ピード毎に各々調整可能としたことを特徴とする請求項
    1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータ式センサの誤動作防
    止時間の設定値を固定値で前記記憶手段に記憶し、 前記センサによる原稿検出から読取開始または終了のタ
    イミング値を各々モータスピード毎に前記記憶手段に記
    憶し、 前記アクチュエータ式センサの誤動作防止時間の設定値
    と、前記原稿検出から読取開始または読取終了のタイミ
    ング値で得られる原稿の読取開始及び読取終了のタイミ
    ングに対し、前記調整手段から差分を調整値として入力
    することにより、原稿の読取開始及び読取終了のタイミ
    ングを調整可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータ式センサの誤動作防
    止時間の設定値を各々のモータスピード毎に前記記憶手
    段に記憶し、 前記センサによる原稿検出から読取開始または読取終了
    のタイミング値を固定値で前記記憶手段に記憶し、 前記アクチュエータ式センサの誤動作防止時間の設定値
    と、前記原稿検出から読取開始または読取終了のタイミ
    ング値で得られる原稿の読取開始及び読取終了のタイミ
    ングに対し、前記調整手段から差分を調整値として入力
    することにより、原稿の読取開始及び読取終了のタイミ
    ングを調整可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータ式センサの誤動作防
    止時間の設定値、及び前記アクチュエータ式センサによ
    る原稿検出から読取開始または読取終了のタイミング
    値、前記調整手段で入力される調整値に基づく原稿移動
    量のカウントを、CCD等の前記読取手段の副走査1ラ
    イン毎のクロック、またはそのクロックを生成するため
    のシステムクロックを基準にカウンターを生成すること
    により、所定の原稿読取開始及び読取終了のタイミング
    を得ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の画像読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010080994A (ja) * 2008-09-23 2010-04-08 Brother Ind Ltd 画像読取装置
US8141871B2 (en) 2009-05-13 2012-03-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2014120952A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Canon Electronics Inc 画像読取装置、シート搬送装置、並びに画像読取システム

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