JP2014120444A - Ledランプ点灯装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDランプ回路における消費電流を低減するとともに、LEDランプが全消燈になることを回避することができる、LEDランプ点灯装置を提供する。
【解決手段】本発明のLEDランプ点灯装置は、第1のランプ回路(LEDランプ111)と、第1のランプ回路に直列に接続される第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)と、を備える。そして、第2のランプ回路が故障し、第2のランプ回路から第1のランプ回路へ電流を流せなくなった場合に、ランプ故障検出回路123は、この第2のランプ回路の故障を、第1のランプ回路又は第2のランプ回路中の何れかの点(例えば、ノードNA)の電位の変化により検出する。そして、第2のランプ回路の故障が検出された場合は、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)により、第2のランプ回路を迂回して、ランプ駆動電源10から第1のランプ回路に電流を流す。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDランプ点灯装置、及びLEDランプ点灯装置の制御方法に関する。
一般に、LED(Light Emitting Diode)ランプは、低電圧で駆動することができ、フィラメント灯などと比較して長寿命、低消費電力、素早い反応速度、及び耐衝撃性を有しており、小型、軽量化を図ることができる。このため、LEDランプは、例えば、車両のヘッドランプなどに好適に用いることができる。
このような、LEDランプの駆動装置の一例として、例えば、図9に示すようなLED点灯制御装置がある(特許文献1を参照)。この特許文献1に記載のLED点灯制御装置は、簡単な回路構成でLEDオープンエラーを検知し、LEDオープンエラーを生じないLED電圧を決定することができるLED点灯制御装置を提供することを目的としている。
この特許文献1に記載のLED点灯制御装置220は、電源232、ドライバ238及び制御部240を備え、ドライバは、複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイ230の負極端子の電圧VdsによりLEDオープンエラーを検知し、制御部は、LEDオープンエラーが検知された場合、LEDオープンエラーが解除されるまで正極端子に印加するLED電圧VLEDを増大させ、LEDオープンエラーが解除されたときの電圧VLEDを仮LED電圧として決定し、LEDアレイを点灯させる場合、仮LED電圧よりも所定値だけ大きいLED電圧を印加するように、電源を制御する。これにより、簡単な回路構成でLEDオープンエラーを検知し、LED点灯時のLED電圧を適切に決定できる。
特開2012−160413号公報
ところで、上述した特許文献1のLED点灯制御装置のように、直列に接続された複数のLEDランプを1つのドライバ回路で駆動する場合、何れか1灯のLEDランプが破壊(断線)すると全てのLEDランプが消燈するという問題が発生する。
例えば、図10は、車両に使用されるLEDランプ回路の例を示す図である。図10(a)に示すLEDランプ回路は、例えば、走行用前照用のハイランプ(Hiランプ)と、すれ違い用前照灯用のローランプ(Lo1ランプ)と、同じくすれ違い用前照灯用のローランプ(Lo2ランプ)と、が直列に接続され、また、HiランプにスイッチSW1が並列に接続されて構成されている。
この図10(a)に示すLEDランプ回路では、例えば、Lo2ランプが故障(断線)すると、電流回路が遮断され、全てのランプが消燈になってしまうという問題がある。特に、車両においては、夜間に走行している場合にLEDランプが全消燈になると、非常に危険な状態に陥ることになる。
この問題に対処するLEDランプ回路として、図10(b)に示すLEDランプ回路がある。この図10(b)に示すLEDランプ回路は、Hiランプ側の回路と、Lo1及びLo2ランプ側の回路とを並列に構成した例である。この図10(b)に示す回路では、例えば、Lo2ランプが故障(断線)した場合においても、スイッチSW1をオン状態(導通)にすることにより、Hiランプを点灯することができる。また、例えば、Hiランプが故障した場合においても、Lo1及びLo2ランプを点灯できるという利点がある。
しかしながら、図10(b)に示す回路では、Hiランプ点灯時に、図10(a)の回路に比べて約2倍の電流が流れてしまうという問題がある。また、スイッチSW1が水等でぬれた場合に、スイッチSW1を介してリーク電流が流れ、Lo1及びLo2ランプ点灯時に、Hiランプも点灯してしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、複数のLEDランプを含むLEDランプ回路における消費電流を低減するとともに、LEDランプ回路中の何れかのLEDランプが故障した場合においても、LEDランプが全消燈になることを回避することができる、LEDランプ点灯装置、及び制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のLEDランプ点灯装置は、ランプ駆動電源から電流の供給を受け、該電流により直列に接続された複数のLEDランプを駆動するLEDランプ点灯装置であって、1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第1のランプ回路と、前記第1のランプ回路に直列に接続されるランプ回路であって、1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第2のランプ回路と、前記第2のランプ回路に故障が発生し、該第2のランプ回路に前記ランプ駆動電源から電流を流せなくなった場合に、該第2のランプ回路の故障を、前記第1のランプ回路又は前記第2のランプ回路中の何れかの点の電位の変化により検出するランプ故障検出回路と、前記ランプ故障検出回路により前記第2のランプ回路の故障が検出された場合に、前記第2のランプ回路を迂回して前記ランプ駆動電源から前記第1のランプ回路に電流を流す第1のスイッチ回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のLEDランプ点灯装置において、前記ランプ駆動電源は、定電圧制御機能と定電流制御機能を有して構成されており、前記第1のランプ回路及び第2のランプ回路中の何れかのLEDランプに電流を流せる場合には、前記定電流制御機能により、前記LEDランプに定電流を流し、前記第1のランプ回路及び第2のランプ回路中の何れのLEDランプにも電流を流せない場合には、前記定電圧制御機能により、出力電圧を所定の電圧まで上昇させて一定の電圧に制限することを特徴とする。
また、本発明のLEDランプ点灯装置は、前記第1のランプ回路中のLEDランプの点灯又は消燈を選択するためのスイッチ回路であって、前記ランプ駆動電源から供給される電流を、前記第1のランプ回路を通して流すか、又は第1のランプ回路を迂回して流すかを選択する第2のスイッチ回路を備えるとともに、前記第1のランプ回路と前記第2のランプ回路との間に挿入されるスイッチ回路であって、前記第1のスイッチ回路から前記第2のスイッチ回路に電流が流れることを抑止する第3のスイッチ回路を備えることを特徴とする。
また、本発明のLEDランプ点灯装置は、前記ランプ駆動電源の高電位側の端子と、前記第1のランプ回路又は前記第2のランプ回路中の何れかの点との間の電位差が所定の基準電圧以上になったことが前記ランプ故障検出回路により検出された場合に、前記第1のスイッチ回路が導通を開始することを特徴とする。
また、本発明のLEDランプ点灯装置は、前記ランプ駆動電源の低電位側の端子にカソード端子が接続される第1のLEDランプと、前記第1のLEDランプのアノード端子にカソード端子が接続されるダイオードと、前記ダイオードのアノード端子にカソード端子が接続される第2のLEDランプと、前記第2のLEDランプのアノード端子にカソード端子が接続され、アノード端子が前記ランプ駆動電源の高電位側の端子に接続される第3のLEDランプと、前記ダイオードのカソード端子と前記第1のLEDランプのアノード端子との接続点に一端が接続される第1の抵抗と、前記第1の抵抗の他端にカソード端子が接続され、アノード端子が前記ランプ駆動電源の高電位側の端子に接続されるサイリスタと、前記第1の抵抗の他端と前記サイリスタのカソード端子との接続点に一端が接続され、他端が前記サイリスタのゲート端子に接続される第2の抵抗と、前記第2の抵抗の他端と前記サイリスタのゲート端子との接続点に一端が接続される第3の抵抗と、前記第3の抵抗の他端にアノード端子が接続され、カソード端子が前記ランプ駆動電源の高電位側の端子に接続されるツェナーダイオードと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の制御方法は、ランプ駆動電源から電流の供給を受け、該電流により直列に接続された複数のLEDランプを駆動するLEDランプ点灯装置の制御方法であって、1又は複数のLEDランプを直列に接続して第1のランプ回路を構成する手順と、1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第2のランプ回路を、前記第1のランプ回路に直列に接続する手順と、前記第2のランプ回路が故障が発生し、該第2のランプ回路に前記ランプ駆動電源から電流を流せなくなった場合に、該第2のランプ回路の故障を、前記第1のランプ回路又は前記第2のランプ回路中の何れかの点の電位の変化により検出するランプ故障検出手順と、前記ランプ故障検出手順により前記第2のランプ回路の故障が検出された場合に、前記第2のランプ回路を迂回して前記ランプ駆動電源から前記第1のランプ回路に電流を流す手順と、を含むことを特徴とする。
本発明のLEDランプ点灯装置は、第1のランプ回路と、第1のランプ回路に直列に接続される第2のランプ回路と、を備える。そして、第2のランプ回路が故障し、第2のランプ回路から第1のランプ回路へ電流を流せなくなった場合に、ランプ故障検出回路は、この第2のランプ回路の故障を、第1のランプ回路又は第2のランプ回路中の何れかの点の電位の変化により検出する。そして、第2のランプ回路の故障が検出された場合は、第1のスイッチ回路により、第2のランプ回路を迂回して、ランプ駆動電源から第1のランプ回路に電流を流す。
これにより、複数のLEDランプを含むLEDランプ回路における消費電流を低減するとともに、LEDランプ回路中の何れかのLEDランプが故障した場合においても、LEDランプが全消燈になることを回避することができる。
本発明の実施形態に係るLEDランプ点灯装置の回路図である。 通常動作時(LEDランプが故障していない時)のLEDランプ点灯装置100の動作について説明するための図である。 故障発生時のLEDランプ点灯装置100の動作について説明するための図である。 ランプ故障制御部120の動作について説明するための図である。 LEDランプ点灯装置100を駆動するバッテリ充電装置1の例を示す図である。 バッテリ充電装置1における第2サイリスタ13の制御動作について説明するための図である。 通常動作時(LEDランプが故障していない時)の第2スイッチ制御部14の動作を説明するための図である。 LEDランプが故障時の第2スイッチ制御部14の動作を説明するための図である。 従来のランプ点灯制御装置の例を示す図である。 車両に使用されるLEDランプ回路の例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の本実施形態に係るLEDランプ点灯装置の回路図である。この図1に示す例は、例えば、車両のヘッドランプの例である。
図1に示すように、LEDランプ点灯装置100には、ランプ駆動電源10と、スイッチ部20とが接続される。
ランプ駆動電源10の負電圧側の端子10−1は、LEDランプ点灯装置100の外部端子aに接続され、ランプ駆動電源10の正電圧側の端子10−2は、LEDランプ点灯装置100の外部端子cに接続される。このランプ駆動電源10は、LEDランプの駆動電流ILをLEDランプ点灯装置100に供給する。LEDランプ点灯装置100は、複数のLEDランプ111,112,113及びダイオードD110を有するLEDユニット110と、ランプ故障制御部120とを有している。
上記ランプ駆動電源10は、定電流制御機能と定電圧制御機能とを備えている。このランプ駆動電源10は、通常動作時(LEDランプが故障していない時)に、LEDユニット110内のLEDランプ111,112,113に一定の電流ILを矢印の方向に流す定電流動作を行う。また、ランプ駆動電源10は、LEDランプの故障時、例えば、LEDランプ113の故障(断線)により負荷オープン状態になった場合に、LEDランプ点灯装置100に出力する電圧を一定の電圧まで上昇させて保持する定電圧動作を行う。
スイッチ部20は、車両のヘッドランプのハイビームとロービームとを切り替えるためのスイッチであり、このスイッチ部20は、手動でオン/オフ状態(導通/非導通)を切り替えるスイッチ21と、このスイッチ21に直列に接続された抵抗Roとで構成される。
スイッチ21は、一端が、ランプ駆動電源10の負電圧側の端子10−1と、LEDランプ点灯装置100の外部端子aとに接続される。スイッチ21の他端は、抵抗Roの一端に接続され、抵抗Roの他端は、LEDランプ点灯装置100の外部端子bに接続される。なお、抵抗Roは、スイッチ21のオン時のラッシュ電流(突入電流)を低減させるための抵抗値の低い抵抗である。
LEDランプ点灯装置100は、LEDユニット110と、ランプ故障制御部120とで構成される。
LEDユニット110は、複数のLEDランプが直列に接続された構成されるランプユニットであり、例えば、2輪車のヘッドランプである。このLEDユニット110は、ハイランプ(例えば、走行用前照灯)となるLEDランプ(Hi)111と、ダイオードD110と、ローランプ(例えば、すれ違い用前照灯)となるLEDランプ(Lo1)112と、同じくローランプとなるLEDランプ(Lo2)ランプ113と、が直列に接続されて構成されている。
LEDユニット110において、LEDランプ111のカソード端子は、LEDランプ点灯装置100の外部端子aに接続され、LEDランプ111のアノード端子は、ノードNAを介して、ダイオードD110のカソード端子に接続される。ダイオードD110のアノード端子は、ノードNBを介して、LEDランプ点灯装置100の外部端子bと、LEDランプ112のカソード端子とに接続される。LEDランプ112のアノード端子は、LEDランプ113のカソード端子に接続され、LEDランプ113のアノード端子は、LEDランプ点灯装置100の外部端子cに接続される。
なお、ダイオードD110は、後述するように電源短絡防止用のダイオードである。
また、ランプ故障制御部120は、サイリスタ121と、抵抗R11と、抵抗R12と、抵抗R13と、ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)122とを有して構成される。
このランプ故障制御部120において、抵抗R11の一端は、LEDユニット110のノードNAに接続され、抵抗R11の他端は、抵抗R12の一端と、サイリスタ121のカソード端子とに接続される。抵抗R12の他端は、抵抗R13の一端と、サイリスタ121のゲート端子Gとに接続される。抵抗R13の他端は、ツェナーダイオード122のアノード端子に接続され、ツェナーダイオード122のカソード端子は、LEDランプ点灯装置100の外部端子cに接続される。
上記の抵抗R11は、サイリスタ121のターンオン時のラッシュ電流(突入電流)を低減させるための抵抗値の低い抵抗である。
また、LEDユニット110内のダイオードD110は、サイリスタ121がオン状態になった場合に、サイリスタ121から、ノードNBを介して、スイッチ部20に電流が流れることを抑止するためのダイオードスイッチである。つまり、ダイオードD110は、サイリスタ121からスイッチ部20に電流が流れて電源短絡が発生することを抑止するためのダイオードである。このため、スイッチ部20が設備されない場合は、ダイオードD110は不要になる。
なお、ランプ故障制御部120において、抵抗R11と、抵抗R12と、抵抗R13と、ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)122と構成される部分が、後述するランプ故障検出回路123となる。
(LEDランプ点灯装置100の動作についての説明)
次に、LEDランプ点灯装置100の動作について説明する。
図2は、通常動作時(LEDランプが故障していない時)のLEDランプ点灯装置100の動作について説明するための図であり、図3は、故障発生時のLEDランプ点灯装置100の動作について説明するための図である。
なお、以下の説明において、LEDランプ111をハイランプと呼ぶことがあり、LEDランプ112及び113をローランプと呼ぶことがある。
図2に示す通常動作時において、図2(a)は、スイッチ21をオン状態(導通)にし、ハイランプ111を消燈、ローランプ112及び113を点灯した場合、つまり、ローランプ112及び113のみに電流I1を流して点灯する場合である。また、図2(b)は、スイッチ21をオフ状態(非導通)にし、ハイランプ111、ローランプ112、及びローランプ113に電流I2を流して点灯した場合、つまり、LEDランプの全点灯の場合である。
なお、図2(a)及び(b)に示す通常動作時の場合においては、ランプ故障制御部120は動作せず、このランプ故障制御部120が、LEDランプに流れる電流I1及びI2に影響を与えることはない。このランプ故障制御部120の動作については、後述する。
図2(a)に示すローランプ112及び113のみ点灯の場合は、スイッチ21がオン状態(導通)にされ、ランプ駆動電源10から供給される電流I1が、「ローランプ113→ローランプ112→抵抗Ro→スイッチ21」の経路で流れる。これにより、ローランプ112及び113が点灯する。
一方、図2(a)の状態において、ハイランプ111については、抵抗Roの抵抗値が低く、抵抗Roの両端に発生する電圧が小さいため(ノードNBと外部端子aとの間に発生する電圧が小さいため)、ハイランプ111に点灯に必要な電圧を供給できず、ハイランプ111は消燈状態になる。
また、図2(b)に示す全点灯の場合は、スイッチ21がオフ状態(非導通)にされ、ランプ駆動電源10から供給される電流I2が、「ローランプ113→ローランプ112→ダイオードD110→ハイランプ111」の経路で流れる。これにより、ローランプ112及び113と、ハイランプ111とが全点灯する。
次に、図3を参照して、LEDランプ故障時の動作について説明する。
図3(a)は、ハイランプ111が故障(断線)した場合を示し、図3(b)は、ローランプ112が故障(断線)した場合を示している。
図3(a)に示すハイランプ111の故障の場合は、スイッチ21をオン状態(導通)にすることにより、ランプ駆動電源10から供給される電流I1を、「ローランプ113→ローランプ112→抵抗Ro→スイッチ21」の経路で流すことができる。これにより、ハイランプ111の故障時においても、ローランプ112及び113を点灯することができる。
なお、図3(a)に示す場合においても、ランプ故障制御部120は動作せず、このランプ故障制御部120が、LEDランプ112及び113に流れる電流I1に影響を与えることはない。
また、図3(b)に示すローランプ112の故障(断線)の場合は、後述するように、ランプ故障制御部120が動作し、ランプ駆動電源10から供給される電流I2が、「サイリスタ121→抵抗R11→ハイランプ111」の経路で流れる。これにより、ハイランプ111を点灯することができる。なお、この図3(b)に示す場合において、スイッチ21のオン/オフ状態は無関係になり、LEDランプ111に流れる電流I2に影響を与えることはない。
また、ローランプ113が故障(断線)した場合についても、ローランプ112が故障(断線)した場合と同様である。
次に、このランプ故障制御部120について、図4を参照して説明する。
なお、以下の説明においては、電圧値を比較する対象となる各電圧が負電圧(外部端子cの電圧を0Vとした場合)であるため、説明と理解の容易さのために、回路内の各電圧の大小の比較を行う場合は、電圧の絶対値により比較することがある。
このランプ故障制御部120は、抵抗R11と、抵抗R12と、抵抗R13と、ツェナーダイオード122とにより、ノードNAの電圧VNAを監視するように構成されている。つまり、ノードNAの電圧|VNA|が、所定の基準電圧|Vref|よりも大きくなった場合(|VNA|>|Vref|の場合)に、ツェナーダイオード122が導通し、抵抗R13に電流が流れるように構成されている。そして、ツェナーダイオード122が導通し、抵抗R13に電流が流れることにより、サイリスタ121のアノード端子とゲート端子間に電圧Vz’が発生し、この電圧Vz’によりサイリスタ121のゲート端子Gにゲート電流Igが流れて、サイリスタ121がターンオンする。
そして、基準電圧Vrefは、抵抗R11,R12及びR13の抵抗値と、ツェナーダイオード122の降伏電圧Vzにより、所望の値に設定することができる。
例えば、図4(a)に示す通常動作の全点灯時において、電流I1が、「ローランプ113→ローランプ112→ダイオードD110→ハイランプ111」の経路で流れる場合は、ノードNAの電圧VNAは、
|VNA|≒|Vf1|+|Vf2|+|Vfd|となる。
ここで、Vf1は、ローランプ112の順方向電圧、Vf2は、ローランプ113の順方向電圧、Vfdは、ダイオードD110の順方向電圧である。例えば、ローランプ112及び113の順方向電圧を3V程度、ダイオードD110の順方向電圧を1Vとすると、|VNA|は、7V程度となる。
また、スイッチ21をオン状態にした場合のノードNAの電圧VNAは、
|VNA|≒|Vf1|+|Vf2|、となり、|VNA|は、6V程度となる。
従って、基準電圧Vrefを、
|VNA|<|Vref|、
となるように設定すれば(例えば、|Vref|を9V程度に設定すれば)、通常動作時において、サイリスタ121が動作をすることはなく、このランプ故障制御部120が、LEDユニット110の動作に影響を及ばすことがなくなる。
一方、図4(b)に示すように、ローランプ112(又はローランプ113)の故障(断線)時には、ランプ駆動電源10の定電圧制御動作により、ランプ駆動電源10の出力電圧が所定の制限電圧(例えば、13V程度)まで上昇し、これに応じて、ノードNAの電圧|VNA|も、|Vref|を超えるレベルまで上昇する。
従って、|VNA|>|Vref|、となり、ランプ駆動電源10から、電流Izが、「ツェナーダイオード122→抵抗R13→抵抗R12→抵抗R11→ハイランプ111」の経路で流れる。
これにより、ツェナーダイオード122のカソード端子と抵抗R13の一端(抵抗R12との接続点)との間に電圧Vz’が発生し、この電圧Vz’によりサイリスタ121のゲート端子にゲート電流Igが流れて、サイリスタ121がターンオンする。
そして、サイリスタ121がターンオンすると、前述の図3(b)に示したように、ランプ駆動電源10から供給される電流I2が、「サイリスタ121→抵抗R11→ハイランプ111」の経路で流れる。
また、ローランプ113が故障(断線)した場合についても、ローランプ112が故障(断線)した場合と同様である。
これにより、ローランプ112或いはローランプ113の故障時において、サイリスタ121を介して、ランプ駆動電源10からハイランプ111に電流を流して点灯することができる。
以上説明したように、本実施形態のLEDランプ点灯装置100では、LEDユニット110をランプ駆動電源10(定電圧制御機能と定電流制御機能を備える電源ユニット)により駆動する。そして、LEDユニット110を、LEDランプ111,112,113の直列3灯点灯として、1灯のLEDランプ112又は113が故障(断線)した場合に、ランプ駆動電源10の定電圧制御動作により、ハイランプ111のアノード端子(ノードNA)の電圧|VNA|を|Vref|以上に上昇させる。ランプ故障制御部120では、この電圧|VNA|が|Vref|以上に上昇したことを検出して、サイリスタ121をオン状態にする。これにより、ハイランプ111を点灯することができる。
このように、本実施形態のLEDランプ点灯装置100では、サイリスタ121を含むランプ故障制御部120を設けることにより、直列に接続されたLEDランプ111,112,113のうちの何れかのLEDランプが故障(断線)した場合においても、全てのLEDランプが消灯するモードはなくなり、少なくとも1灯のLEDランプのみは点灯することができる。
以上説明したように、本実施形態のLEDランプ点灯装置100では、LEDユニット110をLEDランプ111,112,113の直列3灯点灯の構成とする。これにより、本実施形態のLEDランプ点灯装置100では、図10(b)に示すような並列回路構成による場合と比較して、LEDランプに流れる消費電流を低減することができる。また、図10(b)に示す並列回路構成の場合に、スイッチ21を介してリーク電流が流れ、ローランプの点灯時に、ハイランプも点灯してしまうという問題もなくなる。
また、サイリスタ121を含むランプ故障制御部120を設けることにより、直列に接続されたLEDランプ111,112,113のうちの何れかのLEDランプが故障(断線)した場合においても、全てのLEDランプが消灯するモードはなくなり、少なくとも1灯のLEDランプのみは点灯することができる。
[ランプ駆動電源10の構成]
本実施形態のLEDランプ点灯装置100は、ランプ駆動電源10として、定電流制御機能と定電圧制御機能とを有する電源を用いることを前提としている。つまり、ランプ駆動電源10は、通常動作時の場合に、LEDランプに流れる電流が一定電流(より正確には、実効値又は平均値が一定の電流)になるように制御する定電流制御機能を備える。また、ランプ駆動電源10は、LEDランプが故障(断線)してLEDランプに流れる電流が途絶えた場合に、出力電圧を一定電圧まで上昇させて保持する定電圧制御機能を備える。
ところで、車両の電源としては一般的にバッテリが使用されており、このバッテリは、エンジンと連動して回転する交流発電機から出力される電圧により充電されることが多い。このため、車両には、発電機から出力される電圧によりバッテリを充電するためのバッテリ充電装置を備えている。
ここでは、単相交流発電機から出力される交流電圧によりバッテリに充電を行うとともに、上記のランプ駆動電源10の機能を備える、バッテリ充電装置の例について説明する。
(バッテリ充電装置の全体構成の説明)
図5は、LEDランプ点灯装置100を駆動するバッテリ充電装置の例を示す図である。図5に示すバッテリ充電装置1は、発電機2と、制御回路10Aと、DC負荷30と、バッテリ50と、LEDランプ点灯装置100とを有して構成されている。
発電機2は、単相交流発電機であり、車両等のエンジンに連動して回転することにより、交流で発電を行う。発電機2の一端2−1は、制御回路10Aの外部端子10−3に接続され、他端2−2は、接地されている。発電機2は、発電した交流電圧VAを制御回路10Aに出力する。
DC負荷30は、車両の各種電装回路である。DC負荷30の一端は、制御回路10Aの外部端子10−4に接続され、他端は、接地されている。ヒューズ40は、バッテリ50の保護をする。ヒューズ40の一端は、制御回路10Aの外部端子10−4に接続され、他端は、バッテリ50の正極端子に接続されている。バッテリ50は、充電式の電池である。バッテリ50の正極端子は、ヒューズ40の他端に接続され、負極端子は、接地されている。
制御回路10Aは、第1サイリスタ11(SCR1)、第2サイリスタ13(SCR2)、第1スイッチ制御部12、第2スイッチ制御部14、及び整流平滑用のコンデンサ(電解コンデンサ)C1を有して構成されている。
また、第2スイッチ制御部14は、第2サイリスタ制御回路15、ダイオードD1,D2、及び抵抗R1,R2,R3,R4を有して構成される。
そして、上述のランプ駆動電源10は、第2サイリスタ13(SCR2)、第2スイッチ制御部14、及び平滑用のコンデンサ(電解コンデンサ)C1により構成されている。
コンデンサC1は、負電圧側の端子が、ノードNcを介して、第2サイリスタ13のアノード端子に接続されており、正電圧側の端子が、ノードNeに接続されている。ノードNeは、外部端子Eを介して接地される。これにより、コンデンサC1は、第2サイリスタ13を介して、発電機2の交流電圧VAの負相側の電圧により充電されるとともに、第2サイリスタ13を介してLEDランプ点灯装置100に供給される電圧の平滑作用を行う。
また、第1サイリスタ11のゲート端子は、第1スイッチ制御部12の出力端子out11に接続され、第1サイリスタ11のアノード端子は、外部端子10−3を介して、発電機2の一端2−1に接続されている。また、第1サイリスタ11のカソード端子は、外部端子10−4を介して、DC負荷30の一端、及びヒューズ40の一端に接続されている。
これにより、第1サイリスタ11は発電機2が出力する交流電圧VAを第1スイッチ制御部12の制御に基づき半波整流及び位相制御して、破線31のように、半波整流した出力電圧VoをDC負荷30、バッテリ50に供給する。
第1スイッチ制御部12の入力端子in11は、外部端子10−3を介して、発電機2の一端2−1に接続され、発電機2から出力される交流電圧VAが入力される。入力端子in12は、第1サイリスタ11のカソード端子に接続され、出力電圧Voが入力される。また、第1スイッチ制御部12の出力端子out11は、第1サイリスタ11のゲート端子に接続されている。
これにより、第1スイッチ制御部12は、発電機2の交流電圧VA及びバッテリ電圧VE(出力電圧Vo)を検出し、バッテリ50への過充電を防止するように第1サイリスタ11の導通タイミング(点弧位相)を制御する。
第2サイリスタ13のゲート端子は、第2サイリスタ制御回路15の出力端子out21に接続され、第2サイリスタ13のカソード端子は、外部端子10−3を介して、発電機2の一端2−1に接続されている。また、第2サイリスタ13のアノード端子は、ノードNcに接続され、このノードNcには、抵抗R1の一端と、コンデンサC1の負電圧側端子と、外部端子10−1とが接続される。この外部端子10−1には、LEDランプ点灯装置100の外部端子aと、スイッチ21の一端とが接続されている。
これにより、第2サイリスタ13は、発電機2が出力する交流電圧VAの負相側の電圧を、第2スイッチ制御部14の制御に基づき半波整流し、一点鎖線32に示すように、LEDランプ点灯装置100に点灯電流を供給する。また、第2サイリスタ13は、導通期間中に平滑用のコンデンサC1を充電する。このコンデンサC1は、第2サイリスタ13の非導通期間において、LEDランプ点灯装置100に電流を供給するための整流平滑用のコンデンサとなる。
第2サイリスタ制御回路15の入力端子in21は、外部端子10−3を介して、発電機2の一端2−1に接続され、第2サイリスタ制御回路15の出力端子out21は、第2サイリスタ13のゲート端子に接続されている。
これにより、第2サイリスタ制御回路15は、LEDランプ点灯装置100に流れる電流(LEDランプの点灯電流)の実効値又は平均値が一定になるように、第2サイリスタ13の導通タイミング(点弧位相)を制御することができる。
また、第2サイリスタ13のアノード側のノードNcに一端が接続される抵抗R1は、他端が抵抗R2の一端に接続され、抵抗R2の他端は、外部端子Eを介して接地される。この抵抗R1とR2とで抵抗分圧回路が構成される。
これにより、抵抗R1と抵抗R2の接続点(ノードNc’)には、コンデンサC1の充電電圧Vcを分圧した電圧Vc’が発生する。この抵抗R1とR2の接続点(ノードNc’)には、ダイオードD1のカソード端子が接続され、ダイオードD1のアノード端子は、ノードNrに接続される。このノードNrには、第2サイリスタ制御回路15の入力端子in22と、ダイオードD2のアノード端子と、抵抗R4の一端とが接続される。また、抵抗R4の他端は外部端子Eを介して接地される。
これにより、コンデンサC1の充電電圧Vcの検出電圧Vc’が、ダイオードD1を介して、第2サイリスタ制御回路15に入力される。
LEDランプ点灯装置100は、図1に示すLEDランプ点灯装置と同じ構成のものである。このLEDランプ点灯装置100は、LEDランプ111と、ダイオードD110と、LEDランプ112と、LEDランプ113とが直列に接続されて構成されている。LEDランプ点灯装置100の外部端子aは、制御回路10Aの外部端子10−1と、スイッチ21の一端とに接続され、外部端子bは、抵抗Roを介してスイッチ21の他端に接続されている。外部端子cは、制御回路10Aの外部端子10−2を介して、LEDランプ点灯装置100に流れる電流を検出する電流検出用の抵抗R3の一端(ノードNi)に接続され、電流検出抵抗R3の他端(ノードNe)は、外部端子Eを介して接地されている。
また、抵抗R3の一端(ノードNi)には、ダイオードD2のカソード端子が接続され、ダイオードD2のアノード端子は、ノードNrを介して、第2サイリスタ制御回路15の入力端子in22に接続される。これにより、LEDランプ点灯装置100に流れる電流によりノードNiに発生する電圧Viが、ダイオードD2を介して、第2サイリスタ制御回路15の入力端子in22に入力される。つまり、ノードNiに発生する電圧Viは、LEDランプ点灯装置100に流れる電流のフィードバック信号となる。
(第2サイリスタ13の制御動作についての説明)
次に、第2サイリスタ13の制御動作について説明する。
図6は、バッテリ充電装置1における第2サイリスタ13の制御動作について説明するための図である。この図6は、図5に示すバッテリ充電装置1において、LEDランプ点灯装置100と、制御回路10A内の第2サイリスタ13と、コンデンサC1と、第2スイッチ制御部14と、を抽出して示したものである。
また、この図6において、抵抗R1と抵抗R2とで構成される抵抗分圧回路が、コンデンサ電圧検出回路16として示され、ダイオードD1及びD2と抵抗R4とで構成される回路が、電圧信号選択回路17として示される。
図6において、コンデンサC1の充電電圧Vcは、コンデンサ電圧検出回路16内の抵抗R1及びR2により分圧され、抵抗R1とR2の接続点(ノードNc’)に分圧されたコンデンサC1の電圧Vc’が発生する。また、電流検出用の抵抗R3の一端(ノードNi)には、LEDランプ点灯装置100に流れる電流ILに比例した電圧Viが発生する。
電圧信号選択回路17は、ダイオードD1及びD2と、抵抗R4とで構成され、ダイオードD1のカソード端子は、ノードNc’に接続され、ダイオードD2のカソード端子は、ノードNiに接続されている。これにより、電圧信号選択回路17は、ノードNc’に発生する電圧Vc’と、ノードNiに発生する電圧Vi(LEDランプ点灯装置100に流れる電流ILの検出電圧)のうち、グランドEの電位に対して、より電位の低い方の電圧(絶対値の大きい方の電圧)を検出するオア回路として作用する。つまり、電圧信号選択回路17において、「|Vc’|>|Vi|(Vc’<Vi)」の場合、ノードNrには、電圧Vc’による検出電圧VRが発生し、「|Vi|>|Vc’|(Vi<Vc’)」の場合、ノードNrには、電圧Viによる検出電圧VRが発生する。
そして、ノードNrに発生する電圧VRは、第2サイリスタ制御回路15に入力される。第2サイリスタ制御回路15は、電圧変換回路15−1と比較回路15−2と、基準電圧発生回路15−3とを有している。
電圧変換回路15−1は、電圧信号選択回路17で選択された信号電圧VRを、その実効値(又は平均値)を表す電圧VR’に変換し、変換した電圧VR’を比較回路15−2の一方の入力端子に出力する。この電圧VR’は、コンデンサC1の電圧Vc又は電流検出抵抗R3に流れる電流ILの検出値として取り扱われる。
基準電圧発生回路15−3は、基準電圧VTを発生させ、この基準電圧VTを比較回路15−2の他方の入力端子に出力する。この基準電圧VTは、第2サイリスタ13の導通タイミングが電圧Viで制御されている場合(|Vi|>|Vc’|の場合)に、LEDランプ点灯装置100に定電流IL(より正確には、実効値又は平均値が一定の電流IL)を供給するための目標電圧となる。また、基準電圧VTは、第2サイリスタ13の導通タイミングが電圧Vc’で制御されている場合(|Vc’|>|Vi|の場合)に、コンデンサC1の電圧Vcが一定の電圧値以上にならないように制限するための目標電圧となる。
比較回路15−2は、電圧変換回路15−1から入力した信号電圧VR’と基準電圧VTとを比較し、この比較の結果に基づき第2サイリスタ13の導通タイミングを規定する制御信号g2を生成する。
これにより、第2スイッチ制御部14は、LEDランプ111,112,113を定電流で駆動することができる。また、第2スイッチ制御部14は、LEDランプ点灯装置100内のLEDランプ111,112,113の何れかのLEDランプに故障(断線)が発生し、LEDランプ111,112,113に電流を流せなくなり、その結果、コンデンサC1の充電電圧Vcが上昇する場合に、コンデンサC1の充電電圧Vcが過電圧にならないように、一定の電圧に制限することができる。
例えば、図7は、通常動作時(LEDランプが故障していない時)の第2スイッチ制御部14の動作を説明するための図であり、図8は、LEDランプ故障時の第2スイッチ制御部14の動作を説明するための図である。
図7に示すように、通常動作時(LEDランプが故障していない時)においては、電圧信号選択回路17は、ダイオードD2を介して、ノードNiに発生する電圧Vi(LEDランプ点灯装置100に流れる電流ILの検出電圧)を検出するように動作する。つまり、ノードNiに発生する電圧Viが電流フィードバック信号として検出される。
これにより、第2サイリスタ制御回路15は、LEDランプ点灯装置100に定電流IL(より正確には、実効値又は平均値が一定の電流IL)を矢印の方向に流すように、第2サイリスタ13の導通タイミングを制御する。
例えば、LEDランプ111,112,113のそれぞれの順電圧降下を3V程度とし、ダイオードD110の順電圧降下を1V程度とすると、LEDランプ111,112,113の全点灯時(スイッチ21のオフ状態時)には、コンデンサC1の充電電圧Vcの実効値(又は平均値)が、10V程度になるように、第2サイリスタ13の導通タイミングが制御される。また、LEDランプ112,113の2灯の点灯時(スイッチ21のオン状態時)には、コンデンサC1の充電電圧Vcの実効値が、6V程度になるように、第2サイリスタ13の導通タイミングが制御される。
また、図8は、LEDランプが故障時の第2スイッチ制御部14の動作を説明するための図であり、例えば、LEDランプ112の故障(断線)時の例である。このLEDランプ112の故障(断線)時において、サイリスタ121がオン状態になる前は、LEDランプ111,112,113に電流ILを流すことができなくなり、LEDランプ111,112,113は全消燈になる。
このLEDランプ111,112,113の全消燈時には、ノードNiに発生する電圧Vi(電流フィードバック信号)が0Vになるため、電圧信号選択回路17は、ダイオードD1を介して、ノードNc’に発生する電圧Vc’(コンデンサC1の充電電圧Vcの検出電圧)を検出するように動作する。
つまり、第2サイリスタ制御回路15は、LEDランプ111,112,113に電流ILを流すことができなくなった場合(電流フィードバック信号がなくなった場合)に、定電流制御動作により、第2サイリスタ13からコンデンサC1に供給する電圧Vcを増大させてLEDランプ111,112,113に電流を流そうとする。このため、コンデンサC1は、最悪、交流電圧VAのピーク電圧値まで充電される可能性がある。
これを回避するために、第2スイッチ制御部14では、LEDランプ111,112,113に電流ILを流すことができなくなった場合(電流フィードバック信号がなくなった場合)に、電圧信号選択回路17によりコンデンサC1の充電電圧Vcを検出して第2サイリスタ13の導通タイミングを制御する。これにより、第2スイッチ制御部14は、コンデンサC1の充電電圧Vcが所定の制限電圧(例えば、13V程度)以上にならないように、第2サイリスタ13の導通タイミングを制御することができ、コンデンサC1が過充電されることを防ぐことができる。
このように、第2スイッチ制御部14は、通常動作時(LEDランプが故障していない時)において、LEDランプ111,112,113に定電流を流す定電流制御機能と、LEDランプの故障(断線)時において、コンデンサC1が過充電になることを防ぐ定電圧制御機能と備えている。
なお、第1スイッチ制御部12の構成についても、第2サイリスタ制御回路15と同様に、電圧変換回路と、基準電圧発生回路と、比較回路とを備えており、この第1スイッチ制御部12では、制御回路10Aの出力電圧Vo(バッテリ電圧VE)を検出し、この出力電圧Voの検出値を、所定の基準電圧と比較し、この比較の結果に基づき第1サイリスタ11の導通タイミングを規定する制御信号g1を生成する。
以上説明したように、バッテリ充電装置1は,ランプ駆動電源10を有しており、このランプ駆動電源10は、LEDランプ111,112,113の点灯の制御を交流電圧VAの負相側の電圧のみで行うことができる。
また、ランプ駆動電源10は、コンデンサC1の充電電圧Vcと、電流検出抵抗R3に発生する電圧Viの両方を監視して第2サイリスタ13の導通タイミングを制御する。
これにより、ランプ駆動電源10は、通常動作時において、LEDランプ111,112,113を定電流で駆動できる。また、ランプ駆動電源10は、LEDランプ点灯装置100内のLEDランプ111,112,113の何れかのLEDランプに故障(断線)が発生し、LEDランプ111,112,113に電流を流せなくなった場合に、LEDランプ点灯装置100に供給する電圧を一定の電圧まで上昇させて保持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここで、本発明と上述した実施形態との対応関係について補足して説明する。
すなわち、本発明におけるLEDランプ点灯装置は、LEDランプ点灯装置100が対応し、本発明におけるランプ駆動電源は、ランプ駆動電源10が対応する。また、本発明における第1のランプ回路は、LEDユニット110内のLEDランプ111が対応し、本発明における第2のランプ回路は、LEDランプ112及び113が対応し、本発明におけるランプ故障検出回路は、ランプ故障検出回路123が対応する。また、本発明における第1のスイッチ回路は、LEDランプ点灯装置100内のサイリスタ121と抵抗R11とが対応し、主には、サイリスタ121が対応する。また、本発明における第2のスイッチ回路は、スイッチ部20が対応し、本発明における第3のスイッチ回路は、ダイオードD110が対応する。
(1)そして、上記実施形態において、LEDランプ点灯装置100は、ランプ駆動電源10から電流の供給を受け、該電流により直列に接続された複数のLEDランプを駆動するLEDランプ点灯装置100であって、1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第1のランプ回路(LEDランプ111)と、第1のランプ回路に直列に接続されるランプ回路であって、1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)と、第2のランプ回路に故障が発生し、該第2のランプ回路にランプ駆動電源10から電流を流せなくなった場合に、該第2のランプ回路の故障を、第1のランプ回路又は第2のランプ回路中の何れかの点の電位の変化により検出するランプ故障検出回路123と、ランプ故障検出回路123により第2のランプ回路の故障が検出された場合に、第2のランプ回路を迂回してランプ駆動電源10から第1のランプ回路に電流を流す第1のスイッチ回路(サイリスタ121)と、を備える。
このような構成のLEDランプ点灯装置100であれば、LEDランプ点灯装置100は、第1のランプ回路(LEDランプ111)と、第1のランプ回路に直列に接続される第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)と、を備える。そして、第2のランプ回路が故障し、第2のランプ回路にランプ駆動電源10から電流を流せなくなった場合に、ランプ故障検出回路123は、この第2のランプ回路の故障を、第1のランプ回路又は第2のランプ回路中の何れかの点(例えば、ノードNA)の電位の変化により検出する。そして、第2のランプ回路の故障が検出された場合は、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)により、第2のランプ回路を迂回して、ランプ駆動電源10から第1のランプ回路に電流を流す。
これにより、複数のLEDランプを含むLEDランプ回路における消費電流を低減するとともに、LEDランプ回路中の何れかのLEDランプが故障した場合においても、LEDランプが全消燈になることを回避することができる。
(2)また、上記実施形態において、ランプ駆動電源10は、定電圧制御機能と定電流制御機能を有して構成されており、第1のランプ回路及び第2のランプ回路中の何れかのLEDランプに電流を流せる場合には、定電流制御機能により、LEDランプに定電流を流し、第1のランプ回路及び第2のランプ回路中の何れのLEDランプにも電流を流せない場合には、定電圧制御機能により、出力電圧を所定の電圧まで上昇させて一定の電圧に制限する。
このような構成のLEDランプ点灯装置100であれば、ランプ駆動電源10は、LEDランプ点灯装置100の通常動作時、つまり、LEDランプ点灯装置100内の何れかのLEDランプに電流を流せる場合に、該LEDランプ点灯装置100に一定の電流を供給する。また、ランプ駆動電源10は、LEDランプ点灯装置100内の第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)における故障発生時、つまり、LEDランプ点灯装置100内の何れのLEDランプにも電流を流せない場合に、出力電圧を所定の電圧まで上昇させて保持する。
そして、LEDランプ点灯装置100は、ランプ駆動電源10の出力電圧が上記の所定の電圧まで上昇したことを回路内の電圧(例えば、ノードNAの電圧)の変化により検出し、第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)において故障が発生したことを検出する。そして、LEDランプ点灯装置100は、第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)において故障が生したことを検出した場合に、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)をオン状態にし、この第1のスイッチ回路(サイリスタ121)介して、ランプ駆動電源10から第1のランプ回路(LEDランプ111)に電流を流す。
これにより、LEDランプ点灯装置100は、第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)において故障が発生した場合に、ランプ駆動電源10の出力電圧が上昇したことを検出して、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)を作動させ、この第1のスイッチ回路(サイリスタ121)を介して、ランプ駆動電源10から第1のランプ回路に電流を流すことができる。
(3)また、上記実施形態において、LEDランプ点灯装置100は、第1のランプ回路中のLEDランプ111の点灯又は消燈を選択するためのスイッチ回路であって、ランプ駆動電源10から供給される電流を、第1のランプ回路(LEDランプ111)を通して流すか、又は第1のランプ回路(LEDランプ111)を迂回して流すかを選択する第2のスイッチ回路(スイッチ部20)を備えるとともに、第1のランプ回路(LEDランプ111)と第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)との間に挿入されるスイッチ回路であって、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)から第2のスイッチ回路(スイッチ部20)に電流が流れることを抑止する第3のスイッチ回路(ダイオードD110)を備えることを特徴とする。
このような構成のLEDランプ点灯装置100であれば、第2のスイッチ回路(スイッチ部20)により、例えば、車両のヘッドランプのハイビームとロービームとを切り替えることができる。
また、第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)において故障が発生し、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)から第1のランプ回路(LEDランプ111)に電流が流れる場合に、第3のスイッチ回路(ダイオードD110)により、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)から第2のスイッチ回路(スイッチ部20)に電流が流れて電源短絡が発生することを抑止できる。
(4)また、上記実施形態において、LEDランプ点灯装置100は、ランプ駆動電源10の高電位側の端子と、第1のランプ回路(LEDランプ111)又は第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)中の何れかの点との間の電位差が所定の基準電圧以上になったことがランプ故障検出回路123により検出された場合に、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)が導通を開始する
このような構成のLEDランプ点灯装置100では、第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)において故障が発生したことを、ランプ駆動電源10の高電位側の端子とノードNA(LEDランプ111とダイオードD110の接続点)との間の電位差が基準電圧以上に上昇したことにより検出し、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)の導通を開始させる。
これにより、第2のランプ回路(LEDランプ112及び113)において故障が発生したことを簡易な方法により検出できる。
(5)また、上記実施形態において、LEDランプ点灯装置100は、ランプ駆動電源10の低電位側の端子にカソード端子が接続される第1のLEDランプ111と、第1のLEDランプ111のアノード端子にカソード端子が接続されるダイオードD110と、ダイオードD110のアノード端子にカソード端子が接続される第2のLEDランプ112と、第2のLEDランプ112のアノード端子にカソード端子が接続され、アノード端子がランプ駆動電源10の高電位側の端子に接続される第3のLEDランプ113と、ダイオードD110のカソード端子と第1のLEDランプ111のアノード端子との接続点(ノードNA)に一端が接続される第1の抵抗R11と、第1の抵抗R11の他端にカソード端子が接続され、アノード端子がランプ駆動電源10の高電位側の端子に接続されるサイリスタ121と、第1の抵抗R11の他端とサイリスタ121のカソード端子との接続点に一端が接続され、他端がサイリスタ121のゲート端子に接続される第2の抵抗と、第2の抵抗R12の他端とサイリスタ121のゲート端子との接続点に一端が接続される第3の抵抗R13と、第3の抵抗R13の他端にアノード端子が接続され、カソード端子がランプ駆動電源10の高電位側の端子に接続されるツェナーダイオード122と、を備える。
このような構成のLEDランプ点灯装置100では、第2のLEDランプ112又は第3のLEDランプ113のいずれか又は両方が故障した場合に、第1のスイッチ回路(サイリスタ121)をオン状態にし、この第1のスイッチ回路(サイリスタ121)を介して、ランプ駆動電源10から第1のランプ回路(LEDランプ111)に電流を流すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変形可能である。
例えば、図1に示す例では、LEDユニット110内のハイランプをハイランプ111が1個、ローランプがローランプ112及び113の2個の例を示したが、ハイランプは2個以上のLEDランプが直列に接続されたものであってもよく、また、ローランプは、1個であってもよく、また、3個以上のLEDランプが直列に接続されたものであってもよい。
また、図1に示す例では、ランプ故障検出回路123が、ノードNAの電位の変化によりLEDランプ112又は113の故障を検出するようにしているが、ランプ故障の検出は、例えば、ノードNBの電位の変化を検出する回路により行うようにしてもよい。
また、LEDランプ点灯装置100内のランプ故障制御部120では、サイリスタ121をスイッチング素子として用いたが、スイッチング素子としては、パワートランジスタや、FET(Field Effect Transistor)や、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の種々の種類のスイッチング素子を用いることができる。
10・・・ランプ駆動電源、20・・・スイッチ部(第2のスイッチ回路)、
21・・・スイッチ、100・・・LEDランプ点灯装置、
110・・・LEDユニット、111・・・LEDランプ(第1のランプ)、
112・・・LEDランプ(第2のランプ)、
113・・・LEDランプ(第3のランプ)、
120・・・ランプ故障制御部、121・・・サイリスタ(第1のスイッチ回路)、
122・・・ツェナーダイオード、123・・・ランプ故障検出回路、
D110・・・ダイオード(第3のスイッチ回路)、
R11・・・抵抗(第1の抵抗)、R12・・・抵抗(第2の抵抗)、
R13・・・抵抗(第3の抵抗)

Claims (6)

  1. ランプ駆動電源から電流の供給を受け、該電流により直列に接続された複数のLEDランプを駆動するLEDランプ点灯装置であって、
    1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第1のランプ回路と、
    前記第1のランプ回路に直列に接続されるランプ回路であって、1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第2のランプ回路と、
    前記第2のランプ回路に故障が発生し、該第2のランプ回路に前記ランプ駆動電源から電流を流せなくなった場合に、該第2のランプ回路の故障を、前記第1のランプ回路又は前記第2のランプ回路中の何れかの点の電位の変化により検出するランプ故障検出回路と、
    前記ランプ故障検出回路により前記第2のランプ回路の故障が検出された場合に、前記第2のランプ回路を迂回して前記ランプ駆動電源から前記第1のランプ回路に電流を流す第1のスイッチ回路と、
    を備えることを特徴とするLEDランプ点灯装置。
  2. 前記ランプ駆動電源は、
    定電圧制御機能と定電流制御機能を有して構成されており、
    前記第1のランプ回路及び第2のランプ回路中の何れかのLEDランプに電流を流せる場合には、前記定電流制御機能により、前記LEDランプに定電流を流し、
    前記第1のランプ回路及び第2のランプ回路中の何れのLEDランプにも電流を流せない場合には、前記定電圧制御機能により、出力電圧を所定の電圧まで上昇させて一定の電圧に制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載のLEDランプ点灯装置。
  3. 前記第1のランプ回路中のLEDランプの点灯又は消燈を選択するためのスイッチ回路であって、前記ランプ駆動電源から供給される電流を、前記第1のランプ回路を通して流すか、又は第1のランプ回路を迂回して流すかを選択する第2のスイッチ回路を
    備えるとともに、
    前記第1のランプ回路と前記第2のランプ回路との間に挿入されるスイッチ回路であって、前記第1のスイッチ回路から前記第2のスイッチ回路に電流が流れることを抑止する第3のスイッチ回路を
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLEDランプ点灯装置。
  4. 前記ランプ駆動電源の高電位側の端子と、前記第1のランプ回路又は前記第2のランプ回路中の何れかの点との間の電位差が所定の基準電圧以上になったことが前記ランプ故障検出回路により検出された場合に、前記第1のスイッチ回路が導通を開始する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のLEDランプ点灯装置。
  5. 前記ランプ駆動電源の低電位側の端子にカソード端子が接続される第1のLEDランプと、
    前記第1のLEDランプのアノード端子にカソード端子が接続されるダイオードと、
    前記ダイオードのアノード端子にカソード端子が接続される第2のLEDランプと、
    前記第2のLEDランプのアノード端子にカソード端子が接続され、アノード端子が前記ランプ駆動電源の高電位側の端子に接続される第3のLEDランプと、
    前記ダイオードのカソード端子と前記第1のLEDランプのアノード端子との接続点に一端が接続される第1の抵抗と、
    前記第1の抵抗の他端にカソード端子が接続され、アノード端子が前記ランプ駆動電源の高電位側の端子に接続されるサイリスタと、
    前記第1の抵抗の他端と前記サイリスタのカソード端子との接続点に一端が接続され、他端が前記サイリスタのゲート端子に接続される第2の抵抗と、
    前記第2の抵抗の他端と前記サイリスタのゲート端子との接続点に一端が接続される第3の抵抗と、
    前記第3の抵抗の他端にアノード端子が接続され、カソード端子が前記ランプ駆動電源の高電位側の端子に接続されるツェナーダイオードと、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のLEDランプ点灯装置。
  6. ランプ駆動電源から電流の供給を受け、該電流により直列に接続された複数のLEDランプを駆動するLEDランプ点灯装置の制御方法であって、
    1又は複数のLEDランプを直列に接続して第1のランプ回路を構成する手順と、
    1又は複数のLEDランプが直列に接続されて構成される第2のランプ回路を、前記第1のランプ回路に直列に接続する手順と、
    前記第2のランプ回路が故障が発生し、該第2のランプ回路に前記ランプ駆動電源から電流を流せなくなった場合に、該第2のランプ回路の故障を、前記第1のランプ回路又は前記第2のランプ回路中の何れかの点の電位の変化により検出するランプ故障検出手順と、
    前記ランプ故障検出手順により前記第2のランプ回路の故障が検出された場合に、前記第2のランプ回路を迂回して前記ランプ駆動電源から前記第1のランプ回路に電流を流す手順と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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