JP2014118300A - 用紙処理装置、画像形成システム及び中折り製本方法 - Google Patents

用紙処理装置、画像形成システム及び中折り製本方法 Download PDF

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Abstract

【課題】針無し綴じで中折り製本を可能とする。
【解決手段】用紙束PBを積載する第2の用紙束形成部36と、第2の用紙束形成部36に積載された用紙束PBに中綴じ部35で針無し綴じを行う綴じ具STと、第2の用紙束形成部36に積載された用紙束PBに中折り部34折り処理を行う折りプレート38及び押圧ローラ39,40(折り手段)と、を備えた用紙後処理装置3において、前記の用紙束形成部36が用紙束PBの端部PBaを傾斜した状態で保持可能な整合板37を備え、中綴じ部35では、用紙束PBの中央折り位置PB1とは異なる位置で綴じ具STによって綴じ処理を行う。
【選択図】図13

Description

本発明は、用紙処理装置、画像形成システム及び中折り製本方法に係り、特に用紙、転写紙、シートなどのシート状記録媒体(以下、本明細書では、特許請求の範囲を含め「用紙」と称する。)に対して綴じ処理を実行する用紙処理装置、この用紙処理装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらのうち少なくとも2つの機能を複合して有するデジタル複合機などの画像形成装置とを備えた画像形成システム、及び用紙処理装置において実行される中折り製本方法に関する。
複写機、プリンタあるいはデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)などの画像形成装置で画像が形成された後、穴開け処理、整合処理、綴じ処理、仕分け処理などを行う用紙後処理装置、所謂フィニッシャが広く知られている。このような装置で綴じ処理を行う場合、画像形成装置の外部に排出された用紙を集積トレイに一旦集積し、整合した後、金属針を使用するステープラで綴じる方式が多く採用されている。
このような機能を有するフィニッシャは、画像形成後の用紙に対して無人で、自動的に多数部の綴じ処理を実行するので、利便性に富み、効率的であることから広く普及している。
一方、金属製の綴じ針を使用しないで複数枚の用紙を綴じ込むことができる綴じ装置も知られている。このような綴じ針を使用しない装置は、省資源性に優れていることから、昨今注目が集まっている。
このような綴じ針を使用しない用紙後処理装置として、例えば特開平7−165365号公報(特許文献1)に記載された発明が公知である。
この特許文献1には、加圧ロッドの下端面と固定ブロックの上端面には、互いに噛み合うように形成された多数の微小歯がそれぞれ形成され、これらの歯の間に、記録紙の折り目と反対側の端部が位置している。そして、記録紙が所定の位置に停止すると、ソレノイドが付勢される。これにより、そのプランジャが所定の位置の上方に移動するので、該プランジャに連結リンクを介して連結された加圧ロッド側に移動し、該ロッドの下端面と固定ブロックの上端面が、記録紙の端部を介して互いに強く圧接する。このとき、記録紙を挟んで上下の微小歯が噛み合い、2枚の紙部分に歯型が形成され、これらが互いに絡み合って圧着する。そして、これを半抜き加工と称している。
また、半抜き加工とは、一般のステープラ(ホッチキス)などに用いられる針や、クリップなどの綴じ部片を用いることなく、重ね合された複数の紙同士を圧着し、その紙同士を絡み合せて複数の紙を綴じ合せる加工方法である。上述した方法のほかに、重ね合された複数の紙の一部を切断して舌片を形成し、かかる舌片を、その根元部のところから反転させ、舌片の近くの紙部分に形成したスリットに、反転させた舌片を係入させ、これによって複数の紙同士を綴じ合せる半抜き加工方法なども公知である。
また、特開2006‐240870号公報(特許文献2)には、綴じ針を使用して用紙束の中央に綴じ処理を施し、中折りする用紙後処理装置が開示されている。この発明では、ステープルトレイで用紙を揃えた後、用紙搬送方向を突き当てる突き当て部材の当接状態を解除し、用紙束を中綴じ位置又は中折り位置まで搬送し、中綴じ又は中折り処理を施す用紙処理装置において、用紙束を中綴じ位置又は中折り位置まで搬送する搬送手段の圧解除と、前記突き当て部材の綴じ手段の移動を妨げない位置への退避動作を同一タイミングで行うことを特徴としている。
そして、このように前記搬送手段の圧解除と、前記突き当て部材の退避を同一タイミングで行うことにより、生産性の低下を招くことなく、揃え品質を良好とすることができるという効果を奏している。
しかしながら、特許文献2に記載の用紙束中央に特許文献1の針無し綴じを適用すると、中折りによる内側の用紙と外側の用紙のズレにより、綴じ部の締結力が低下する。結果として、綴じが解けてしまい、中折り製本の形態を取ることができなくなる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、綴じ部の締結力を低下させることなく針無し綴じで中折り製本を可能とすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、用紙束を積載する積載手段と、前記積載手段に積載された用紙束に針無し綴じを行う針無し綴じ手段と、前記積載手段に積載された用紙束に折り処理を行う折り手段と、を備えた用紙処理装置において、前記積載手段が、前記用紙束の端部を用紙搬送方向に対して傾斜した状態で保持可能な整合板を備え、前記針無し綴じ手段は、前記用紙束の中央の折り位置とは異なる位置で綴じ処理を行うことを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかになる。
本発明によれば、綴じ部の締結力を低下させることなく針無し綴じで中折り製本を行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図である。 図1における用紙後処理装置の制御構成を示すブロック図である。 本実施形態における圧着綴じの綴じ方法を示す説明図である。 圧着歯の凹凸の歯の噛み合い状態を示す説明図である。 綴じ具における圧着歯の動作機構の一例を示す図である。 本発明の実施形態における第2の用紙束生成部における整合板の状態を示す図である。 図6における傾斜角度θが90°の場合の例である。 用紙搬送方向に対して垂直な傾斜角度で先端を揃えて綴じたときの用紙束の状態を示す図である。 用紙束搬送方向の先端部の整合板を傾斜角度θ傾斜させて綴じ処理及び折り処理を行った後の状態を示す図である。 圧着綴じで中綴じを行った用紙束の折りを開いた状態の一例を示す図である。 整合板の角度を変更する角度変更機構を示す図である。 用紙束の用紙枚数と用紙束の外側の綴じ位置から中央折り位置の距離の関係を示す図である。 第2の用紙束形成部に積載される用紙枚数に応じて、綴じ位置と折り位置との間の距離を変更する動作を示す図である。 整合板の昇降機構の概略構成を示す図である。
本発明は、用紙束中央の折り位置とは異なる位置に綴じ処理を施し、綴じ位置と重ならない用紙束中央で折り処理を行うことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図である。同図において、画像形成システム1は、画像形成装置2及び用紙処理装置としての用紙後処理装置3を備えている。画像形成装置2と用紙後処理装置3は、相互に通信可能に接続されている。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成し、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れ、受け入れた用紙に各種の後処理を施す。各種の後処理は、例えば、端部綴じ処理、中折り処理等である。中折り処理は中綴じ処理を含む。本実施形態では、用紙後処理装置3は、端部綴じ処理及び中綴じ処理において、用紙束6を、針を用いずに所定の個所を綴じる。このような各種の後処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして、排出モード、端部綴じモード及び中折りモードを有する。
画像形成装置2は電子写真方式、液滴吐出方式、活字方式、その他の公知の作像方式で画像を形成するものであればよい。一例として電子写真方式の作像部を有するカラー画像形成装置として構成することができる。電子写真方式の作像部を有する画像形成装置2では、例えば、制御部、作像部、光書き込み部、給紙部、給紙搬送路、画像読取部、中間転写部、定着部、排紙搬送路、及び両面搬送路等(いずれも図示せず)が設けられ、用紙の両面又は片面に画像を形成する。
用紙後処理装置3には、第1ないし第3の搬送経路Pt1,Pt2,Pt3が設けられている。第1の搬送経路Pt1は、画像形成装置2から排出された用紙5を受け入れて当該用紙を第1の排紙トレイ10に排出するための搬送経路である。第2の搬送経路Pt2は、第1の搬送経路Pt1から分岐して用紙束に端部綴じ処理等を施すための搬送経路である。第3の搬送経路Pt3は、第2の搬送経路Pt2と接続され、用紙束に中綴じ中折り処理を施すための搬送経路である。これら第1ないし第3の搬送経路Pt1,Pt2,Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
第1の搬送経路Pt1には、入口ローラ11、搬送ローラ12,13、排紙ローラ14が第1の搬送経路Pt1の上流部から下流部に向けて順に配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14は、モータによって回転駆動されて用紙を搬送する。入口ローラ11の上流には、入口センサ15が配置されている。入口センサ15は、用紙5が用紙後処理装置3内へ搬入されたことを検知する。上流側の搬送ローラ12と下流側の搬送ローラ12との間には例えばパンチを行う加工部49が設けられている。加工部49は例えばパンチ49aとダイス49bからなる。搬送ローラ12の下流には、第1の分岐爪17が配置されている。第1の分岐爪17は、支軸を中心に揺動して第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の下流側の部分と第2の搬送経路Pt2とのいずれか一方へ用紙5を選択的に案内する。第1の分岐爪17は、例えばモータあるいはソレノイドなどによって駆動される。
排出モードでは、画像形成装置2から第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14によって搬送されて、第1の排紙トレイ10に排出される。一方、端部綴じモード及び中折りモードでは、第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11及び搬送ローラ12によって搬送され、第1の分岐爪17で進行方向を変えられて第2の搬送経路Pt2へ搬送される。
第2の搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24及び端綴じ部(第1の綴じ部)25が配置されている。搬送ローラ20,21,22は、モータによって駆動されて用紙を搬送する。第1のジョガーフェンス24は、モータによって駆動され、用紙の幅方向を整合する。また、用紙集積トレイ23の下流には、第2及び第3の分岐爪26,27が配置されている。第2及び第3の分岐爪26,27は、第1の分岐爪17と同様に支軸を中心に揺動し、第1の搬送経路Pt1における第1の分岐爪17の下流側の部分と第3の搬送経路Pt3のいずれか一方へ用紙を選択的に案内する。第1及び第3の分岐爪26,27は、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される。
端部綴じモードでは、用紙は、用紙集積トレイ23上に順次集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が用紙集積トレイ23上に形成される。その際、用紙は、その後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1の可動基準フェンス(図示せず)に当接し、用紙搬送方向の位置が揃えられるとともに、第1のジョガーフェンス24によって幅方向の位置が揃えられる。第1の可動基準フェンスは、モータによって駆動される。ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24及び第1の可動基準フェンスは、複数の用紙を重ねて用紙束とする第1の用紙束形成部28を構成している。第1の用紙束形成部28は、第1のジョガーフェンス24を駆動するモータ及び第1の可動基準フェンスを駆動するモータを含む。そして、用紙集積トレイ23の用紙束は、第1の可動基準フェンスによって用紙集積トレイ23の下側に位置する端綴じ部25へ搬送される。
端綴じ部25では、凹凸形状をした一対の圧着歯が用紙束を挟んで配置されている。用紙束がある状態で、一方の圧着歯を他方の圧着歯の方向に力を掛ける圧着綴じ方法により、用紙束は綴じられる。なお、綴じ方法についての詳細は後述する。
端綴じ部25で端部が綴じられた用紙束6は、第1の可動基準フェンスによって押し上げられ、第1の搬送経路Pt1に搬送される。その後、搬送ローラ13、排紙ローラ14によって搬送され、第1の排紙トレイ10に排出される。他方、中折りモードでは、第2の搬送経路Pt2に搬送された用紙は、搬送ローラ20,21,22及び第1の可動基準フェンスによって、第3の搬送経路Pt3へ搬送される。
第3の搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32及び中綴じ中折り部33が配置されている。搬送ローラ31,32は、モータに駆動されて用紙を搬送する。中綴じ中折り部33は、中折り部34、中綴じ部(第2の綴じ部)35及び第2の用紙束形成部36を有する。第3の搬送経路Pt3に搬送された用紙は、搬送ローラ31,32によって、順次、第2の用紙束形成部36に集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。言い換えれば、第2の用紙束形成部36は、搬送部51によって搬送された複数の用紙を重ねて用紙束6とする。その際、用紙は、その前端が第2の可動基準フェンス37に突き当たり、用紙搬送方向の位置が揃えられるとともに、第2のジョガーフェンス(図示せず)によって幅方向の位置が揃えられる。第2の可動基準フェンス37は前述のように用紙搬送方向の位置を揃える(整合する)板状の部材であることから、以下、整合板と称す。そして、用紙束6、中綴じ部35で用紙搬送方向の中央部近傍が綴じられ、中綴じされる。中綴じされた用紙束は、整合板37によって中折り位置まで戻される。整合板37は、後述する搬送方向駆動機構(図14参照)により第3の搬送経路Pt3の搬送方向に沿って駆動モータによって駆動される。なお、整合板37の整合位置は、後述の制御部61のCPUによって制御される。
整合板37によって戻され、中折り位置に位置した用紙束は、中折り部34で用紙搬送方向の中央部が折られ、中折りされる。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束の用紙搬送方向中央部と対向する中折りプレート38が、図1において右から左へ移動して用紙束の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押圧ローラ39,40のニップ間に押し込む。中折りプレート38はモータによって駆動される。前記一対の押圧ローラ39,40のニップに押し込まれた用紙束は前記押圧ローラ39,40によって上下から押圧される。この押圧力は、図示しないスプリングなどの弾性部材によって付与されている。また、一対の押圧ローラ39,40の搬送方向の駆動は、モータによって行われる。このようにして折り曲げられた用紙束は、押圧ローラ39,40と排紙ローラ41とよって、第2の排紙トレイ42上に排紙される。排紙ローラ41の駆動もモータによって行われる。
なお、前記搬送部51は、入口ローラ11、搬送ローラ12,13,20,21,22,31,32、排紙ローラ14,41及び前記各ローラを駆動するモータを含む。また、第1ないし第3の分岐爪17,26,27は、それらを駆動するモータ又はソレノイドとともに、経路切替部52を構成している。
図2は本実施形態における用紙後処理装置の制御構成を示すブロック図である。同図に示すように、用紙後処理装置3は、制御部61を備えている。制御部61は、CPU、記憶部、通信インターフェース等を有するコンピュータである。制御部61の記憶部は、ROM、RAM等によって構成されており、ROMにはCPUが実行するプログラム等が格納され、RAMはデータバッファ及びワークエリアとして機能する。制御部61には、入口センサ15、加工部49、第1の用紙束形成部28、中綴じ中折り部33、搬送部51及び経路切替部52等が接続されている。制御部61(CPU)は、ROMに記憶されているプログラムに従ってRAMをワークエリアとして使用しながら用紙後処理装置3の各部を駆動制御する。また、制御部61は、画像形成装置の制御部とデータ通信可能に接続されている。
図3は本実施形態における圧着綴じの綴じ方法を示す説明図である。圧着綴じは圧着歯100によって行われる。圧着歯100は、上圧着歯101及び下圧着歯102からなり、図3(a)に示すように対となる凹凸面101a,102aを有する上圧着歯101と下圧着歯102を対向させて配置したものである。上圧着歯101及び下圧着歯102は、一方を固定側、他方を可動側に、あるいは両方とも可動側に設定し、可動側の圧着歯を互いに近接する方向に動かし、用紙束PBを両者間に挟んで力を掛ける(図3(b)〜(c))。加圧力を大きくしていくと、用紙束PBに凹凸面101a,102aの凹凸形状が転写され、綴じが完了する(図3(d))。
この圧着綴じでは、互いに嵌め合う形状に形成された対となる凹凸面101a,102a間の圧力により、用紙束PBが絞られ、この絞りにより用紙間の繊維が絡まり、さらには固着して用紙束PBを綴じることができる。なお、圧着歯100の凹凸面101a,102aの凹凸形状では、両者が面的に密着可能な任意の角度の斜面部101b,102bとなっている。また、凹凸形状の頂点部101c,102c、谷部101d,102dの形状は異なって、圧着歯100が噛み合ったときに、例えば、斜面部101b,102bは密着し、上圧着歯101の頂点部と下圧着歯102の谷部が接触しないようになっている。
この状態を図4に示す。図4は圧着歯の凹凸の歯の噛み合い状態を示す説明図である。図4(a)は圧着歯100が噛み合ったときの状態を示す図、図4(b)は図4(a)のA部を拡大して示す図である。同図に示すように、上圧着歯101と下圧着歯102が噛み合ったときには、斜面部101b,102bは密着し、凹凸形状の頂点部101c,102cは谷部102d,101dと対向するが、両者間にはそれぞれ隙間103が形成される。これにより、斜面部101b、102bのみで用紙束PBを圧着することになり、効率よく絞り込んで綴じることができる。なお、凹凸形状の頂点部101c,102c、谷部101d,102dによって用紙束PBの折曲部が形成され、この折曲部の方向(図3(d)において紙面に垂直な方向)が歯筋先端部の直線形成方向となる。
図5は綴じ具における圧着歯の動作機構の一例を示す図である。
綴じ具STは圧着歯100を備え、圧着歯100は図5に示す動作機構によって用紙束PBを綴じることができる。圧着歯100の動作機構は、上歯アーム104、下歯アーム105、台座106、支軸107、駆動機構108および戻しバネ109からなる。上歯アーム104は先端部104aに上圧着歯101を備え、基端部104bは台座106の基端部106bに固定されている。下歯アーム105は上歯アーム104のほぼ中央部で支軸107を介して当該上歯アーム104に揺動可能に連結されている。下歯アーム105の先端部105aの前記上圧着歯101と対向する位置には下圧着歯102が取り付けられている。また、下歯アーム105先端部105aと台座106の先端部106aとの間には戻しバネ109が取り付けられ、下歯アーム105の先端部105aが上歯アーム104の先端部104aに対して常時離間する方向に弾性力を付与している。戻しバネ109はここでは、引張りバネによって構成されている。
駆動機構108は、駆動モータ108a、駆動ギヤ108b、従動ギヤ108c及び下歯押しカム108dを含んで構成されている。駆動モータ108aの駆動軸108eには駆動ギヤ108bが同軸に取り付けられ、駆動ギヤ108bは従動ギヤ108cに噛み合い、駆動ギヤ108bの回転駆動力を従動ギヤ108cに伝達する。従動ギヤ108bの軸108fには、下歯押しカム108dが偏心した状態で固定されている。下歯押しカム108dは、下歯アーム105の基端部105bを駆動するカムであり、前記軸108fを中心に偏心した状態で回転し、偏心カムとして機能する。
これにより、前記軸108fと下歯アーム105との接触点108gとの間の距離が最大のときに下歯アーム105の先端部105aが上歯アーム104の先端部104aから最も近接した位置に位置し、上圧着歯101に対する下圧着歯102の加圧力が最大となる。また、前記距離が最小のときに、下歯アーム105の先端部105aが上歯アーム104の先端部104aから最も離間した位置に位置し、上圧着歯101と下圧着歯102との間の距離が最大となり、用紙束PBを両者間に挿入しやすい位置となる。
すなわち、前記駆動機構108では、下歯アーム105が支軸107をアーム回転中心として揺動することができる。揺動動作は、駆動モータ108aを駆動源として駆動ギヤ108bを回転させ、この回転に従動して従動ギヤ108cが回転する。従動ギヤ108cの回転により、従動ギヤ108cの軸108fと一体に回転する下歯押しカム108dが非線形の回転運動を行い、下歯アーム105の基端部105b側を押し下げる(矢印R1方向)。その結果、下圧着歯102が上方向(矢印R2方向)に動き、上圧着歯101に接触し、さらには加圧することができる。また、戻しバネ109は下圧着歯102を上圧着歯101から離間した初期位置に戻すためのものである。
なお、針無しステープル手段としては、前記圧着歯による圧着綴じ手段以外に接着剤綴じ手段、半抜き綴じ手段、トナー方式綴じ手段、テープを使用して綴じるもの、紙を使用して綴じるものなどがある。
図6は本実施形態における第2の用紙束生成部における整合板の状態を示す図である。本実施形態では、第3の搬送路Pt3は垂直(重力作用)方向に設置され、整合板37は第3の搬送路Pt3の搬送経路を遮るようにその傾斜角度θを変更可能に設けられている。
前記傾斜角度θは、図6では、第3の搬送路Pt3の用紙束折り方向下流側の搬送路壁面Pt3aと前記整合板37の下面との間の角度θとして示している。このときの傾斜角度θは、
0°<θ≦90°
の範囲で設定される。
なお、前記傾斜角度θは、用紙先端が整合板37に突き当たった状態で、用紙と整合板37の用紙束折り方向下流側の上面との間の角度に相当する。また、傾斜としては、整合板37に用紙束PBの先端が突き当たった状態で、用紙束折り方向下流側37Dが上流側37Uよりも高くなるような傾斜である。
図7は図6における傾斜角度θが90°の場合の例である。この傾斜角度θ=90°が従来から実施されている角度であり、本実施形態において用紙束PBを整合するときの初期状態に対応する。このように整合板37の第3の搬送路Pt3に対する傾斜角度θを90°に設定すると、用紙束PBは用紙束PBの端面が第3の搬送路Pt3に対して垂直の状態で揃えられることになる。通常、この状態で、用紙搬送方向下流側の中綴じ部35で綴じ具STによって綴じられ、中折り部34で折りプレート38を使用した折り処理が施される。
図8は、この垂直な角度で先端を揃えて綴じたときの用紙束の状態を示す図である。図8から分かるように、用紙束PBの整合板37に突き当たった側の端面PBは用紙束PBの紙面に対してほぼ垂直な状態となっている。これに対し、突き当たっていない自由端側の端面PBbは、斜めの状態となっている。この状態は、用紙束PBの内側Biと外側PBoの用紙間にズレが生じ、そのズレが大きくなっていることを示す。この状態になると、ズレによって生じる応力が綴じ部PBsに及んでしまい、綴じ部PBsにおける用紙束PBへの締結力が低下する。その結果、綴じ部PBsで用紙束PBの綴じが解けてしまうことがある。
図9は、図6に示したように用紙束搬送方向の先端部の整合板37を傾斜角度θで傾斜させて綴じ処理及び折り処理を行った後の状態を示す図である。図6に示したように傾斜角度θを傾けた状態に設定して綴じ処理及び折り処理を行うと、用紙束PBの端部PBa,PBbは図9に示すように同じような傾斜角となる。
この状態では、用紙束PBの内側Biと外側PBoの用紙間のズレは小さく、また、各用紙間のズレ量も均等である。すなわち、前記予め設定された傾斜角度θで整合板37を傾斜させることにより、用紙束PBの内側PBiと外側PBoのズレを予め設定することができ、このズレ量が同等なので、ズレによって生じる応力が綴じ部PBsに及ぶことがない。その結果、綴じ部PBsにおける用紙束PBへの締結力の低下を防止することができ、用紙束PBの綴じが解けてしまうことがない。
そこで、本実施形態では、まず、図7の状態、すなわち傾斜角度θ=90°に設定した状態で、用紙束SBの全用紙の先端部を整合し、その後、整合板37を所定の傾斜角度θまで傾斜させる。このときの傾斜角度θは用紙束PBの厚さによって設定される。その際、用紙束PBの厚さと傾斜角度θとの関係を予め実験室でデータとして取っておく。そして、そのデータをテーブル化して制御部61の図示しないROMに格納しておく。CPUは傾斜角度θを設定する場合、画像形成装置2側から送信されてくる用紙束PBの厚さ情報と前記テーブルを参照して傾斜角度θを設定する。
なお、図10は、圧着綴じで中綴じを行った用紙束の折りを開いた状態の一例を示す図である。綴じは2個所綴じで、綴じ部PBsは用紙束PBの中央の折り線PBtから少し外側にずれた位置に設定される。これは、綴じ部PBs上で綴じると、折り処理時に加わる力により綴じが解けてしまうからである。この綴じ位置は、用紙束PBの厚さ、用紙の紙種(厚さ)等によって適宜設定される。
図11は、整合板の角度を変更する角度変更機構を示す図である。前述のように整合板37の角度は予め設定されるが、この設定量は用紙束PBの厚さ、用紙の紙種(厚さ)等によって任意に変更することができる。
図11において、角度変更手段としての角度変更機構110は、駆動モータ121、駆動ギヤ121a、軸37a、従動ギヤ120、位置検知センサ122及び検知板(フィラー)37bを備えている。軸37aには、整合板37が取り付けられ、また、この軸37aと同軸に従動ギヤ120が設けられている。従動ギヤ120は、駆動モータ(以下、傾斜モータと称する。)121の駆動軸に固定された駆動ギヤ121aと噛み合い、従動ギヤ121aの回転に同期して整合板37を回転させる。この回転量によって前記傾斜角度θが変更され、所望の傾斜角とすることができる。
傾斜角度θは、軸37aに一体に取り付けられた検知板37bを位置検知センサ122で検出することにより設定される。位置検知センサ122は例えば光透過式のセンサ(フォトインタラプタ)が使用される。位置検知センサ122はホームポジション検知センサとして機能し、例えば検知端37bの一端部を検知した位置をホームポジションとして、この位置から傾斜モータ121の駆動ステップ数により、整合板37の傾斜角度θを設定する。
このような角度変更機構110により整合板37の傾斜角度θを任意に設定若しくは変更することができる。これにより、用紙束PBを第2の用紙束形成部36に積載し、用紙束PBの先端を揃える際、整合板37を用紙束PBに対して垂直(θ=90°)に設定して整合性を向上させることができる。さらに、整合後に整合板37を所望の傾斜角度θに傾斜させ、用紙束PBを折る際の用紙の内側と外側のズレによって生じる綴じ部PBsへの影響を防止することができる。
図12は用紙束の用紙枚数と用紙束の外側の綴じ位置から中央折り位置の距離の関係を示す図である。同図(a)は用紙束の用紙枚数が多い場合、同図(b)は少ない場合をそれぞれ示す。
図12(a)及び(b)から分かるように用紙束PBの用紙枚数が増えるに従って中折り部34で折り処理される用紙束PBの中央折り位置PB1から、中綴じ部35で綴じられた綴じ位置PB2までの用紙束外側の距離Lが、L2からL1へと増加する。そのため、例えば図12(a)のように用紙枚数が増加しても図12(b)の距離L2のままで中折りすると、前記図8を参照して説明したように用紙間のズレが大きくなり、綴じ部PBsにおける用紙束PBへの締結力が低下する。
そこで、本実施形態では、図13に示すように第2の用紙束形成部36に積載される用紙枚数に応じて、綴じ位置PB2と折り位置PB1との間の距離L1,L2を変更する。距離L1,L2の変更は、第2の用紙束形成部36で用紙束先端が突き当たって保持された整合板37の位置を変更することによって行う。すなわち、用紙枚数が多い場合には用紙束外側の綴じ位置から中央折り位置の距離を長くしてL1とし、用紙枚数が少ない場合には、前記距離を短くしてL2とする。この距離制御は前記制御部61のCPUによって行われる。
この場合も、前記距離L1、L2は用紙束PBの厚さによって設定されるが、用紙束PBの厚さと前記距離L1、L2との関係も予め実験室でデータとして取っておく。そして、そのデータをテーブル化して制御部61の図示しないROMに格納しておく。CPUは前記距離L1,L2を設定する場合、画像形成装置1側から送信されてくる用紙束PBの厚さ情報と前記テーブルの情報を参照して距離L1、L2を設定する。
なお、図10は、圧着綴じで中綴じを行った用紙束の折りを開いた状態の一例を示す図である。綴じは2個所綴じで、綴じ部PBsは用紙束PBの中央の折り線PBtから少し外側にずれた位置に設定される。これは、綴じ部PBs上で綴じると、折り処理時に加わる力により綴じが解けてしまうからである。この綴じ位置は、用紙束PBの厚さ、用紙の紙種(厚さ)等によって適宜設定される。
このように用紙束PBの中綴じ部35で中綴じした位置から、用紙束PBを押し上げて中折り部34の折りプレート38のエッジ先端まで搬送する際の搬送距離を制御することにより、常に用紙束の中央折り位置で折り処理を施すことができる。
図14は整合板の昇降機構の概略構成を示す図である。同図において位置変更手段としての昇降機構130は、図11に示した角度変更機構110を図示しない側板の外側でユニット123化したものとなっている。そして、そのユニット123にタイミングベルト124が取り付けられ、駆動プーリ125及び従動プーリ126間に架け渡されている。駆動プーリ125には、図示しない搬送方向移動モータが例えば減速機構を介して連結されており、パルス制御により搬送方向の移動が可能となっている。なお、図示しないがユニット123には、ホームポジション検知センサが設けられ、このホームポジション検知センサによって検知されたホームポジションを基準にパルス数に応じて搬送距離が設定される。これにより、前記距離L1,L2を精度よく設定することができる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1)本実施形態では、用紙束PBを積載する第2の用紙束形成部36(積載手段)と、第2の用紙束形成部36に積載された用紙束PBに中綴じ部35で針無し綴じを行う綴じ具ST(針無し綴じ手段)と、第2の用紙束形成部36に積載された用紙束PBに中折り部34折り処理を行う折りプレート38及び押圧ローラ39,40(折り手段)と、を備えた用紙後処理装置3において、前記の用紙束形成部36が用紙束PBの端部PBaを傾斜した状態で保持可能な整合板37を備え、中綴じ部35では、用紙束PBの中央折り位置PB1とは異なる位置で綴じ具STによって綴じ処理を行うことを特徴とする。
このように構成すると、用紙束PBの中央折り位置PB1とは異なる位置に綴じ部PBsを設定して綴じ処理し、かつ、第2の用紙束形成部36に積載された用紙束PBの端部PBaを整合板37に突き当てて整合板37を傾斜させることができる。これにより折りによる内側の用紙PBiと外側の用紙PBoの間のズレ量を第2の用紙束形成部36に積載する際に設定することが可能となる。そのため折り込んだときに前記ズレに起因する応力の発生を小さく抑えることが可能となり、折りによる綴じ部の締結力が低下し、綴じが解けてしまうことを防止することができる。
その結果、針無し綴じで中折り製本が可能となる。また、中折り製本したときに用紙束PBの端部PBa,PBbの形状が揃うので、製本後の見栄えも向上する。
2)前記整合板37の傾斜は、当該整合板37に前記用紙束PBの端部PBaが突き当たった状態で、用紙束折り方向下流側37Dが上流側37Uよりも高くなるような傾斜であるので、用紙束PBを折ったときに外側と内側のズレ量を少なくすることができる。これにより、締結力の低下防止を図ることができる。
3)前記整合板37の傾斜角度θを変更する角度変更機構110(角度変更手段)を備えたので、用紙束PBを第2の用紙束形成部36に積載するときは、用紙束PBを用紙搬送方向Dに対し垂直な状態で整合し、整合後傾斜させることができる。
なお、角度変更機構110は、用紙束の用紙枚数に応じて傾斜角度θを
0°<θ≦90°
の範囲で変更可能である。また、角度変更機構110は、まず、積載された用紙束PBの全用紙の端部(先端部PBa)を用紙搬送方向に対して垂直な方向で整合する。そして、整合した後、傾斜角度θを変更するようになっている。これにより確実に用紙束PBを整合した後、用紙間のズレが小さくなるように用紙先端部PBaの支持角を調整することができる。
さらに、角度変更機構110は、用紙束PBの用紙枚数が大きいほど用紙搬送方向Dに対して鋭角となるように前記傾斜角度θを設定する。これにより、折りによる綴じ部SBsの締結力が低下し、綴じが解けてしまうことを防止することができる。また、用紙束PBの整合性も確保することができる。
4)前記整合板37の用紙搬送方向Dの位置を変更する昇降変更機構130(位置変更手段)手段を備えたので、常に用紙束PBの中央折り位置で折り処理を施すことができる。
その際、昇降変更機構130は、用紙束PBの用紙枚数に応じて綴じ部35で綴じ具STによって綴じられた綴じ位置PB2と、折り部34において折りプレート38と押圧ローラ39,40によって折られる折り位置PB1との間の距離を変更する。この変更では、用紙束PBの用紙枚数が大きいほど距離を大きくするように設定されている。なお、この距離は、常に用紙束PBの中央折り位置PB1で折り処理を施すことができる位置である。
5)前記針無し綴じ手段は、圧着綴じ装置、半抜き綴じ装置、接着剤綴じ装置、トナー綴じ装置のうちの1つであるので、通常用いられている針無し綴じ装置を使用することができる。
なお、圧着綴じ装置は本実施形態において図5に示したような圧着歯を使用して綴じる綴じ装置である。また、半抜き綴じ装置は、前述したように重ね合された複数の紙同士に圧を加え、その紙同士を絡み合せて複数の紙を綴じ合せる加工方法である。あるいは、重ね合された複数の紙の一部を切断して舌片を形成し、かかる舌片を、その根元部のところから反転させ、舌片の近くの紙部分に形成したスリットに、反転させた舌片を係入させ、これによって複数の紙同士を綴じ合せる加工方法である。
さらに、接着剤綴じ装置は、綴じ部を接着剤で綴じる綴じ装置である。トナー綴じ装置は、画像形成時に予め接着用のパターンも印刷しておき、定着装置で加熱したときに溶融させ、隣接するシート面を接着する綴じ装置である。
なお、特許請求の範囲における用紙束は本実施形態では符号PBに、積載手段は第2の用紙束生成部36に、針無し綴じ手段は綴じ具STに、折り手段は折りプレート38及び押圧ローラ39,40に、用紙処理装置は用紙後処理装置3に、用紙束PBの端部はPBa,PBbに、用紙搬送方向は矢印D方向に、整合板は符号37(第2の可動基準フェンス)に、傾斜角度は符号θに、角度変更手段は角度変更機構110に、位置変更手段は昇降機構130に、綴じ位置は符号PB2に、折り位置は符号PB1に、綴じ位置と折り位置との距離はL1,L2に、画像形成システムは符号1に、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 画像形成システム
3 用紙後処理装置
36 第2の用紙束生成部
37 整合板(第2の可動基準フェンス)
37D 用紙折り方向下流側
37U 用紙折り方向上流側
38 折りプレート
39,40 押圧ローラ
110 角度変更機構
130 昇降機構
θ 傾斜角度
D 用紙搬送方向
L1,L2 綴じ位置と折り位置との距離
PB 用紙束
PB1 折り位置
PB2 綴じ位置
PBa,PBb 用紙束の端部
ST 綴じ具
特開平7−165365号公報 特開2006−240870号公報

Claims (10)

  1. 用紙束を積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載された用紙束に針無し綴じを行う針無し綴じ手段と、
    前記積載手段に積載された用紙束に折り処理を行う折り手段と、
    を備えた用紙処理装置において、
    前記積載手段が、前記用紙束の端部を用紙搬送方向に対して傾斜した状態で保持可能な整合板を備え、
    前記針無し綴じ手段は、前記用紙束の中央の折り位置とは異なる位置で綴じ処理を行うこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  2. 請求項1に記載の用紙処理装置において、
    前記整合板の傾斜は、当該整合板に前記用紙束の端部が突き当たった状態で、用紙束折り方向下流側が上流側よりも高くなるような傾斜であること
    を特徴とする用紙処理装置。
  3. 請求項2に記載の用紙処理装置において、
    前記整合板が、前記用紙搬送方向に対して傾斜した角度を変更する前記角度変更手段を備え、
    前記角度変更手段は、前記整合板に積載された前記用紙束の全用紙の端部を用紙搬送方向に対して垂直な方向で整合し、整合後、傾斜角度を変更すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  4. 請求項3に記載の用紙処理装置において、
    前記角度変更手段は、前記用紙束の用紙枚数が大きいほど前記傾斜角度が鋭角となるように前記角度を変更すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙処理装置において、
    前記整合板の用紙搬送方向の位置を変更する位置変更手段を備えたこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  6. 請求項5に記載の用紙処理装置において、
    前記位置変更手段は、前記用紙束の用紙枚数に応じて前記針無し綴じ手段によって綴じられた綴じ位置と、前記折り手段によって折られる折り位置との間の距離を変更すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  7. 請求項6に記載の用紙処理装置において、
    前記位置変更手段は、前記用紙束の用紙枚数が大きいほど前記距離が大きくなるように前記距離を変更すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の用紙処理装置において、
    前記針無し綴じ手段は、圧着綴じ装置、半抜き綴じ装置、接着剤綴じ装置、トナー綴じ装置のうちの1つであること
    を特徴とする用紙処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の用紙処理装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  10. 用紙束を積載手段に積載する積載工程と、
    前記積載手段に積載された用紙束に針無し綴じ手段により綴じ処理を施す綴じ工程と、
    前記積載手段に積載された用紙束に折り手段により折り処理を施す折り工程と、
    を備えた用紙処理方法において、
    前記積載工程では、整合板によって前記用紙束の端部を用紙搬送方向に対して垂直な方向で整合し、整合後、傾斜させて保持し、
    前記綴じ工程では、前記保持された状態で用紙束の中央の折り位置とは異なる位置で綴じ処理を行い、
    前記折り工程では、前記綴じられた状態で折り位置まで移動し、前記用紙束の中央の折り位置で折り処理を行うこと
    を特徴とする中折り製本方法。
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