JP6308013B2 - 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents
用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6308013B2 JP6308013B2 JP2014103608A JP2014103608A JP6308013B2 JP 6308013 B2 JP6308013 B2 JP 6308013B2 JP 2014103608 A JP2014103608 A JP 2014103608A JP 2014103608 A JP2014103608 A JP 2014103608A JP 6308013 B2 JP6308013 B2 JP 6308013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- binding
- processing apparatus
- sheet
- post
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
本発明に係る用紙束綴じ装置を備えた画像形成装置の全体構成を図1〜図6を参照して説明する。
図1に示す画像形成システム1は、画像形成装置2が用紙処理装置としての用紙後処理装置3を備えて構成されている。画像形成装置2と用紙後処理装置3とは、相互に通信可能に接続されている。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成し、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れて、受け入れた用紙に各種の用紙処理を施す。各種の後処理は、例えば、端部綴じ処理、中折り処理等である。中折り処理は中綴じ処理を含む。本実施形態では、端部綴じ処理および中綴じ処理において、用紙後処理装置3は、用紙束を、針を用いずに用紙束の一部を用いて綴じる。このような各種の後処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、端部綴じモードと、中折りモードと袋綴じモードを有している。
用紙後処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙5を受け入れて当該用紙を第1の排紙トレイ10に排出するための第1の搬送経路Pt1と、第1の搬送経路Pt1から分岐して用紙束6に端部綴じ処理等を施すための第2の搬送経路Pt2と、第2の搬送経路Pt2と接続していて用紙束6に中綴じ中折り処理または袋綴じ処理を施すための第3の搬送経路Pt3と、が設けられている。各搬送経路Pt1〜Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
圧着綴じは凹凸がある圧着(上凹凸歯、下凹凸歯)を用紙束に対し対向する位置に配置している(図3(a))。どちらか一方の圧着歯(もしくは両方)を動かし、力を掛ける(図3(b)、(c))。加圧力を大きくしていくと、用紙に凹凸形状が転写され綴じが完了する(図3d)。この圧着綴じでは、凹凸の嵌合や、用紙間の繊維の絡まりや固着により用紙を綴じることが可能となる。この圧着歯の凹凸形状には任意の角度の斜面部を持っている。
この機構としては、上(下)歯アーム111(112)に上(下)圧着歯が配置してあり、下歯アーム112はアーム回転中心113を中心として回転する。回転動作は、不図示の駆動源により、ギヤ114を回転させることでカム駆動ギヤ115が回転し、そこに固定した歯押しカム116が非線形の回転運動をすることで上圧着歯101の反対側を押し下げる。結果、上圧着歯101は下方向に動き下圧着歯102と接触する形となっていることで圧着歯斜面部での用紙束圧着を行う。また、上圧着歯101を元の位置に戻すために戻しバネ117が設置されている。
折紙袋綴じ部49は一対の押圧ローラ(図1に符号39、40で示す)の下流に配置してあり、中折された用紙の搬送方向と平行な用紙端部を綴じる平行綴じ部121、122と用紙の搬送方向と垂直な用紙端部に綴じを行う垂直綴じ部123とを備える。綴じは先に述べた圧着綴じにて綴じる。用紙の綴じた跡としては、平行綴じ部で綴じた跡がe、fで示した様になり、垂直綴じ部で綴じた跡がgとなる。この平行綴じ部121、122と垂直綴じ部123は独立して動作を行い、搬送されてくる用紙の搬送を止めずに綴じ動作を行う。平紙綴じ部についても、綴じ部の構成は同様である。
圧着中綴じ部16は加工部の一例であり、凹凸形状の歯で圧着綴じを行う垂直綴じ部を備えており、綴じ方は後述する。用紙の綴じた跡としては、図中に符号hで示したようになる。
垂直綴じ部161は回転体であり、回転体の円周上に圧着歯を備える。歯スジは搬送方向に平行な方向163を向いている。圧着歯は垂直綴じ部161の上方から見ると垂直綴じ部161の回転中心162に対し数個の固まりで傾斜して配置されている。また圧着歯が斜めに配置されていることで、位相をずらした加圧を行うことが可能である。
垂直綴じ部161は回転体であり、回転体の円周上に圧着歯を備える。歯スジ172は搬送方向に平行な方向171を向いている。圧着歯は回転体上方から見ると回転体の回転中心162に対し数個の固まりで傾斜してVの字に配置されている。圧着歯が斜めに配置されていることで、位相をずらした加圧を行うことが可能である。垂直綴じ部161の上圧着歯161aと下圧着歯161bの一対のローラであり、図9A〜図9Cと同様の駆動構成である。
歯スジ172は搬送方向と平行な方向を向いている。圧着歯は垂直綴じ部161の上方から見ると垂直綴じ部161の回転中心162に対し数個の固まりで傾斜してVの字に配置されている。用紙への圧着は用紙の中央から行うようV字の形に配置されている。用紙の中央から外側へ向けて圧着することで、綴じ力が向上する。
図12、図13に垂直綴じ部の圧解除の構成を示す。図13は図12のCの拡大図である。
図9A〜図11では圧着歯を回転体である垂直綴じ部161の半周ほどに配置することで、圧解除機構なしに搬送隙間を設けたが、圧着歯を回転体の全周に備え、圧解除機構を備えても良い。
図14に図8の他の構成例を示す。
垂直綴じ部161は回転体であり、その回転中心の軸線は搬送中心から所定の角度(θ1)を持って傾いている。このことで、回転体である垂直綴じ部161自体は搬送方向に移動せずに、用紙を搬送しながら圧着綴じを行うことができる。この垂直綴じ部161に備える圧着歯の配列は回転中心軸に対して斜めに(θ2の角度を持って)配置されている。このことで、圧着歯への荷重を搬送方向へ位相をずらして掛けることができる。
図15は図14の構成において、圧着歯の配列が異なる他の例を示す(請求項6)。
圧着歯の歯スジは搬送方向に対して平行であり、圧着された用紙への綴じ跡が図15の左図のようになる。
用紙への圧着綴じを行った後で、ユーザーが綴じ部を剥がす場合、
用紙の端から中央へ向けてめくる。このとき、歯スジ方向と平行なめくり方向の方が綴じ力は強い。
このため、しっかりとした綴じが必要な場合には、垂直綴じ部の歯スジは搬送方向と平行(図15)の方がよい。
図16に図8の構成のさらに他の構成例を示す。
垂直綴じ部161は円弧状の湾曲板190の外周面に沿って複数の湾曲板状の上圧着歯181を備え、加圧ユニット182と加圧レール183を備える。加圧ユニット182は加圧レール183上を移動する。加圧ユニット182が斜めに奥側から手前側へ移動することで、複数の湾曲板状の圧着歯に順次加圧を行い、加圧の位相をずらして圧着歯へ圧をかける。
湾曲板状の上圧着歯181には移動ガイド184を備え、加圧ユニット182が移動してくると、移動ガイド184の傾斜部が水平になることで湾曲板状の上圧着歯181が回転中心185を中心にして回動する。この回転中心の軸線は搬送方向に搬送中心から所定の角度(θ3)傾いている。湾曲板状の上圧着歯181には元の位置に戻すための戻しバネ187が設置されており、加圧ユニット182が通り過ぎると湾曲板状の上圧着歯181は元の位置に戻る。
図17に加圧ユニット182の構成例を示す。
加圧ユニット182は移動を案内するガイド184を備える。このガイド184が加圧レール183内の溝にて案内され、移動を行う。加圧ユニット182はベルトホルダ189にてタイミングベルト186と連結し、モータ188の駆動によりタイミングベルト186を介して移動する。
2 :画像形成装置
3 :用紙後処理装置
5 :用紙
6 :用紙束
10 :第1の排紙トレイ
11 :入口ローラ
12 :搬送ローラ
13 :搬送ローラ
14 :排紙ローラ
15 :入口センサ
16 :加工部
17 :分岐爪
20 :搬送ローラ
21 :搬送ローラ
22 :搬送ローラ
23 :用紙集積トレイ
24 :第1のジョガーフェンス
25 :加工部
26 :分岐爪
27 :分岐爪
28 :第1の束化部
29 :第1の可動基準フェンス
31 :搬送ローラ
32 :搬送ローラ
33 :折り部
34 :中折り部
36 :第2の束化部
37 :第2の可動基準フェンス
38 :ブレード
39 :押圧ローラ
40 :押圧ローラ
41 :排紙ローラ
42 :第2の排紙トレイ
49 :加工部
51 :搬送部
52 :センサ
61 :制御部
101 :上圧着歯
102 :動き下圧着歯
111 :歯アーム
112 :下歯アーム
113 :アーム回転中心
114 :ギヤ
115 :カム駆動ギヤ
116 :歯押しカム
117 :戻しバネ
126 :円形状上圧着歯
126a :回転中心
127 :円形状下圧着歯
128 :圧解除カム
128a :回転中心
129 :バネ
130 :回転中心
161a :上圧着歯
161b :下圧着歯
162 :回転中心
163 :方向
164 :圧着歯領域
165 :モータ
166 :ギヤ
167 :支持部材
168 :ラック
169 :ギヤ
171 :方向
172 :歯スジ
175 :上圧着歯上下動カム
176 :回転軸
177 :圧縮スプリング
181 :上圧着歯
182 :加圧ユニット
183 :加圧レール
184 :移動ガイド
185 :回転中心
186 :タイミングベルト
187 :戻しバネ
188 :モータ
189 :ベルトホルダ
190 :湾曲板
Claims (9)
- 凹凸形状の歯を噛み合わせて折り紙または用紙束を綴じる綴じ部を備え、
該綴じ部により前記折り紙または用紙束の所定の領域を綴じる用紙後処理装置において、
前記折り紙または用紙束を搬送して移動させながら、該搬送方向に垂直な用紙端部または用紙中央に綴じを行う垂直綴じ部を備え、
該垂直綴じ部への荷重を、前記搬送方向に位相をずらして掛ける、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項1の用紙後処理装置において、
前記垂直綴じ部が回転可能で、該回転の中心の軸線が前記搬送方向と垂直であり、
前記凹凸形状の歯は、
円弧状に前記回転可能な綴じ部の外周面に設けられ、
前記回転の中心の軸線に対して傾斜させて配列してあり、
回転しながら前記搬送方向へ移動する、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項1の用紙後処理装置において、
前記垂直綴じ部が回転可能で、該回転の中心の軸線が前記搬送方向と垂直であり、
前記凹凸形状の歯は、
円弧状に前記回転可能な綴じ部の外周面に設けられ、
前記折り紙または用紙束の搬送の中心から用紙側端部に向けて斜めにかつ左右対称に配列してあり、
回転しながら前記搬送方向に移動する、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項3の用紙後処理装置において、
前記凹凸形状の歯は、
前記搬送の中心から用紙側端部に向け斜めにかつ左右対称に配置されており、
用紙の中央から綴じを開始するよう配置されている、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項1の用紙後処理装置において、
前記垂直綴じ部が回転体であり、
該垂直綴じ部の回転中心の軸線が前記搬送方向に対して直行する方向から所定角度をもって配置されており、
前記凹凸形状の歯は、回転体である前記垂直綴じ部に円弧状に斜めに並んでいる、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項5の用紙後処理装置において、
前記凹凸形状の歯の歯スジ方向は、前記搬送方向と平行に配置されている、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項1から6の何れか一つに記載の用紙後処理装置において、
前記垂直綴じ部への荷重は、加圧部材が移動することにより位相をずらして圧を掛ける、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項1から7の何れか一つに記載の用紙後処理装置において、
前記折り紙または用紙束の搬送方向に平行な用紙端部を綴じる綴じ部を備えた、
ことを特徴とする用紙後処理装置。 - 請求項1から8の何れか一つに記載の用紙後処理装置を画像形成装置と組み合わせて備えたことを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103608A JP6308013B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103608A JP6308013B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015218043A JP2015218043A (ja) | 2015-12-07 |
JP6308013B2 true JP6308013B2 (ja) | 2018-04-11 |
Family
ID=54777748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014103608A Expired - Fee Related JP6308013B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6308013B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8261518B2 (en) * | 2005-07-22 | 2012-09-11 | Pitney Bowes Inc. | In-line deformation binding apparatus |
JP5326740B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-10-30 | コニカミノルタ株式会社 | 穿孔装置、後処理装置及び画像形成システム |
JP2013129477A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Ricoh Co Ltd | 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙処理方法 |
JP6057601B2 (ja) * | 2012-08-10 | 2017-01-11 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
-
2014
- 2014-05-19 JP JP2014103608A patent/JP6308013B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015218043A (ja) | 2015-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6703760B2 (ja) | 綴じ装置、及び、画像形成装置 | |
JP6288543B2 (ja) | シート処理装置、画像形成システム及び画像形成装置 | |
JP6171407B2 (ja) | シート処理装置および画像形成システム | |
JP5971032B2 (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP7371457B2 (ja) | 後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム | |
JP6010860B2 (ja) | 用紙後処理装置、および画像形成システム | |
US10357988B2 (en) | Paper-made staple and paper-made staple assembly | |
JP6032556B2 (ja) | 用紙処理装置及び画像形成システム | |
JP2016037379A (ja) | 綴じ装置、及び、画像形成装置 | |
JP6089675B2 (ja) | 用紙処理装置、画像形成システム及び中折り製本方法 | |
JP2015127116A (ja) | 用紙綴じ装置及び画像形成装置 | |
JP6233679B2 (ja) | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム | |
JP6308013B2 (ja) | 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム | |
JP6102335B2 (ja) | シート処理装置および画像形成システム | |
JP4839735B2 (ja) | 用紙集積装置、製本装置及び画像形成システム | |
JP6252265B2 (ja) | 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2009018492A (ja) | 製本装置及び画像形成システム | |
JP2007176684A (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP2014177056A (ja) | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、及び画像形成システム | |
JP6065659B2 (ja) | 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙束綴じ方法 | |
JP6179764B2 (ja) | 綴じ装置、及び、画像形成装置 | |
JP6274521B2 (ja) | 用紙処理装置、及び、画像形成装置 | |
JP2009119770A (ja) | 製本システム | |
JP2014047013A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP2023084988A (ja) | 中綴じ折り装置および中綴じ折り方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170428 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20170714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180226 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6308013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |