JP5971032B2 - 用紙後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

用紙後処理装置及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP5971032B2
JP5971032B2 JP2012188100A JP2012188100A JP5971032B2 JP 5971032 B2 JP5971032 B2 JP 5971032B2 JP 2012188100 A JP2012188100 A JP 2012188100A JP 2012188100 A JP2012188100 A JP 2012188100A JP 5971032 B2 JP5971032 B2 JP 5971032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
binding
sheet
processing apparatus
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012188100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014043339A (ja
Inventor
健児 開
健児 開
宏尚 林
宏尚 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012188100A priority Critical patent/JP5971032B2/ja
Publication of JP2014043339A publication Critical patent/JP2014043339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5971032B2 publication Critical patent/JP5971032B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、金属針を用いずに用紙束を綴じ処理することが可能な用紙後処理装置に関する。
従来、金属針によって用紙束を綴じ処理する用紙後処理装置が知られている。しかし、このように金属針によって綴じ処理された冊子を原稿とする場合には、用紙束を綴じている金属針を取り除かねばならず作業性が悪いと共に、用紙をリサイクルする際にも用紙と金属針とを分別しなければならず、手間がかかるといった問題点があった。そこで、金属針を用いることなく用紙の綴じ処理を行う技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。
「特許文献1」の構成を示す図13において、加圧ロッド55の下端面と固定ブロック58の上端面には互いに噛合するように形成された多数の微小歯60,61がそれぞれ形成され、各微小歯60,61間に2つ折りされた記録紙53の折り目とは反対側の端部51が挿入される。そして、記録紙53を挟んで各微小歯60,61が噛み合うことで2枚の記録紙53に歯型が形成され、各歯型が互いに絡み合って2枚の記録紙53が圧着される。
しかし、上述の構成では重ねられた2枚の記録紙53の外側から各微小歯60,61が押し当てられており、記録紙53が複数枚重ね合わされた場合には図14に示すように内側に位置する記録紙53ほど歯型形状がなだらかとなり、結果として記録紙53間で歯型同士が絡み合いづらくなり、十分な綴じ力が得られないという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、金属針を用いることなく用紙が剥がれ落ちにくい十分な綴じ力によって冊子を形成することが可能な用紙後処理装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、画像形成がなされた用紙に後処理を行う用紙後処理装置であって、金属針を用いることなく複数枚の用紙を綴じ処理して冊子を作製する用紙綴じ手段と、用紙を集積する集積トレイと、前記集積トレイ上の用紙枚数を計数する計数手段とを有し、前記集積トレイ上に最終紙が積載される前に仮綴じ動作を行い、前記集積トレイ上に最終紙が積載された後に本綴じ動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、最終紙の集積前に仮綴じ動作を行うことにより、用紙に用紙綴じ手段の形状が癖付けされて用紙への用紙綴じ手段形状の転写が容易となるため、用紙同士を絡み易くすることができ用紙束の綴じ力を強固にすることができる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成システムの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる用紙後処理装置が内蔵する制御部のブロック図である。 本発明の一実施形態に用いられる第1の綴じ部を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる第1の綴じ部が有する凹凸歯形状を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる第1の綴じ部を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる第1の綴じ部の用紙綴じ動作を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられる第1の綴じ部を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態に用いられる第1の綴じ部を説明する概略図である。 本発明の第4の実施形態における第1の綴じ部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施形態における第1の綴じ部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第6の実施形態における第1の綴じ部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第6の実施形態に用いられる仮綴じ枚数数値を示す図表である。 従来の用紙後処理装置における用紙綴じ動作を説明する概略図である。 従来の用紙後処理装置における問題点を説明する概略図である。
図1は、本発明の一実施形態が適用可能な画像形成システムを示している。同図において画像形成システム1は、画像形成装置2と用紙後処理装置3とを備えており、画像形成装置2と用紙後処理装置3とは相互に通信可能となるように接続されている。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成した後、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れ、受け入れた用紙に各種の後処理を施す。ここで各種の後処理とは、例えば端部綴じ処理、中綴じ処理を含む中折り処理等である。本実施形態では、用紙後処理装置3は端部綴じ処理及び中綴じ処理において金属針を用いることなく用紙の一部を用いて用紙束を綴じる。このような各種の後処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして排出モード、端部綴じモード、中折りモード等を有している。
画像形成装置2はフルカラー複写機であり、その内部にはそれぞれ図示しない複数個の感光体ドラム、帯電器、現像装置、除電機、クリーニング装置、中間転写ベルト、1次転写ローラ、2次転写ローラ、光書込装置、定着装置等の周知の画像形成手段、及び画像形成手段に向けて記録紙を給送する給紙装置等が設けられており、画像形成がなされた記録紙は図示しない排紙ローラによって画像形成装置2の機外へと排出される。また画像形成装置2には両面搬送路も設けられており、用紙の片面あるいは両面への画像形成が可能である。
用紙後処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙を受け入れてこの用紙を第1の排紙トレイ10に排出するための第1の搬送経路Pt1、第1の搬送経路Pt1から分岐して用紙束に端部綴じ処理を施すための第2の搬送経路Pt2、第2の搬送経路Pt2に連続していて用紙束に中綴じ中折り処理を施すための第3の搬送経路Pt3が設けられている。各搬送経路Pt1,Pt2,Pt3は、例えば図示しないガイド部材等によって形成されている。
第1の搬送経路Pt1には、その用紙搬送方向上流側から下流側に向けて入口ローラ11、搬送ローラ12,13、排紙ローラ14がこの順で配設されており、各ローラ11,12,13,14は図示しないモータによって回転駆動されて用紙を搬送する。入口ローラ11の用紙搬送方向上流側には入口センサ15が配設されており、入口センサ15は用紙が用紙後処理装置3内に搬入されたことを検知する。搬送ローラ12の用紙搬送方向下流側には分岐爪17が回動自在に配設されており、分岐爪17はその位置を切り替えることにより用紙を第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側または第2の搬送経路Pt2の何れか一方へ選択的に案内する。分岐爪17は、例えばモータやソレノイド等によって回動される。
排出モード時において、画像形成装置2から第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙は各ローラ11,12,13,14によって搬送され、第1の排紙トレイ10に排出される。一方、端部綴じモード時及び中折りモード時においては、第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙は各ローラ11,12によって搬送され、分岐爪17によって進行方向を変更されて第2の搬送経路Pt2に搬送される。
第2の搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24、用紙綴じ手段としての端部綴じ部である第1の綴じ部25が配設されている。各ローラ20,21,22は図示しないモータによって回転駆動されて用紙を搬送し、第1のジョガーフェンス24は図示しないモータによって変位される。用紙集積トレイ23の用紙搬送方向下流側には回動自在な分岐爪26,27が配設されており、各分岐爪26,27は回動してその位置を変位することにより用紙を第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側または第3の搬送経路Pt3の何れか一方へ選択的に案内する。各分岐爪26,27は例えばモータやソレノイド等によって回動される。
端部綴じモード時において用紙は順次用紙集積トレイ23上に集積され、これにより複数枚の用紙が積層された用紙束が作成される。このとき、用紙はその後端が用紙集積トレイ23に設けられた図示しない第1の可動基準フェンスに当接して用紙搬送方向位置が揃えられると共に、第1のジョガーフェンス24によって幅方位置が揃えられる。ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24、及び第1の可動基準フェンスにより複数枚の用紙を束ねて用紙束を作成する第1の束化部28が構成されており、第1の束下部28は第1のジョガーフェンス24を駆動する図示しないモータや第1の可動基準フェンスを駆動する図示しないモータをも含む。
第1の綴じ部25では、図3に示すように凹凸形状を呈した1対の圧着歯101,102が用紙束6を介して対向配置されている。そして、用紙束6が存在する状態で一方の圧着歯を他方の圧着歯に圧接させることにより用紙束6が綴じられる。なお、用紙束6の綴じ方についてはその詳細を後述する。
第1の綴じ部25において端部が綴じられた用紙束6は、第1の可動基準フェンスによって第1の搬送経路Pt1に搬送され、その後に搬送ローラ13及び排紙ローラ14によって搬送されて第1の排紙トレイ10上に排出される。排紙ローラ14は、第1の綴じ部25によって綴じられた用紙束6を排出する排紙部の一例である。一方、中折りモードでは、第2の搬送経路Pt2に搬送された用紙は搬送ローラ20,21,22及び第1の可動基準フェンスによって第3の搬送経路Pt3へと搬送される。
第3の搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32と中綴じ折り部33とが配設されている。各ローラ31,32は図示しないモータによって駆動されて用紙を搬送し、中綴じ折り部33は中折り部34、中綴じ部である第2の綴じ部35、第2の束化部36等を有している。中綴じ折り部33は綴じ形成部の一例である。第3の搬送経路Pt3に搬送された用紙は、搬送ローラ、31,32によって順次第2の束化部36に集積され、これにより複数枚の用紙が積層された用紙束6が作成される。つまり第2の束化部36は、搬送部30によって搬送された複数枚の用紙を重ねて用紙束6とする。このとき、用紙はその前端が第2の可動基準フェンス37に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられると共に図示しない第2のジョガーフェンスによって幅方向位置が揃えられる。そして用紙束6は、第2の綴じ部35によって用紙搬送方向の中央部近傍が綴じられる(中綴じされる)。中綴じされた用紙束6は第2の可動基準フェンス37によって中折り位置まで戻される。第2の可動基準フェンス37は、図示しないモータによって駆動される。
中折り位置に戻された用紙束6は、中折り部34によって用紙搬送方向のほぼ中央部において中折りされる。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束6の用紙搬送方向中央部と対向するブレード38が図示しないモータの駆動によって図1において右方から左方へと移動し、用紙束6の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら1対の押圧ローラ39,40間に押し込む。折り曲げられた用紙束6はそれぞれ図示しないモータによって駆動される1対の押圧ローラ39,40によって上下から押圧され、折り曲げられた用紙束6は押圧ローラ39,40及び排紙ローラ41によって第2の排紙トレイ42上に排出される。
上述の構成において、入口ローラ11、各搬送ローラ12,13,20,21,22,31,32、各排紙ローラ14,41は、それらを駆動するそれぞれ図示しないモータと共に搬送部30を構成している。また各分岐爪17,26,27は、それらを駆動するそれぞれ図示しないモータまたはソレノイドと共に経路切替部29を構成している。
用紙後処理装置3は、図2に示す制御部44を備えている。制御部44は、CPU、ROM及びRAM等を有する記憶部、通信インタフェース等を有するコンピュータであり、記憶部にはCPUが実行するプログラム等が格納されている。制御部44には、入口センサ15、後処理加工を行う加工部16,49、第1の束化部28、中綴じ折り部33、搬送部30、及び経路切替部29等が接続されている。制御部44は記憶部に記憶されているプログラムに従って用紙後処理装置3の各部位を駆動制御しており、また制御部44は画像形成装置2の図示しない制御部とデータ通信可能に接続されている。
次に、図3を用いて本発明の一実施形態に適用可能な圧着綴じ方法を説明する。圧着綴じ部である第1の綴じ部25は、図3(a)に示すように、凹凸を有する圧着歯である下凹凸歯101と上凹凸歯102とを用紙束6を介して対向する位置に配置されている。そして、図3(b),(c)に示すように何れか一方の圧着歯または双方の圧着歯を変位させて力を掛け加圧力を大きくしていくと、図3(d)に示すように用紙束6に凹凸形状が転写されて綴じ処理が完了する。この圧着綴じでは、凹凸の嵌合や用紙間の繊維の絡まりや固着によって用紙同士を綴じることができる。
図4に示すように、各圧着歯101,102の凹凸形状には任意の角度の斜面部が形成されており、各凹凸形状の頂点部及び谷部の形状は異なっていて各圧着歯101,102が噛合した際に、例えば上圧着歯102の頂点部と下圧着歯101の谷部とが接触しないようにそれぞれ形成されている。これにより、斜面部のみで用紙束6を圧着することとなり、効率よく綴じ処理を行うことができる。
図5は、本発明の第1の実施形態に用いられる第1の綴じ部25を示している。この構成では、上歯アーム104に上凹凸歯102が、下歯アーム103に下凹凸歯101がそれぞれ配置されており、下歯アーム103はアーム回転中心部103aを中心として回転する。下歯アーム103の回転動作は、図示しない駆動手段によってギヤ105を回転させることによりカム駆動ギヤ106が回転し、カム駆動ギヤ106に偏心固定されたカム107の回転運動により下歯アーム103のカム当接部位が押し下げられる。その結果、下凹凸歯101が上方に移動して上凹凸歯102に対して噛合する。また、各凹凸歯101,102を離間した状態に保持するための戻しばね108と、上述した各部材を支持する台座109とが設けられている。
次に、本発明の第1の実施形態における綴じモード時での第1の綴じ部25の動作について説明する。この綴じモードでは、図6に示すように、用紙5が順次用紙集積トレイ23上に集積されて用紙束6が形成される。形成された用紙束6は、第1の可動基準フェンスと第1のジョガーフェンス24とによって整合された後に圧着綴じ処理が行われる。この第1の実施形態における圧着綴じ処理は、最終紙が積載される前に行われる仮綴じ動作と、最終紙が集積された後に行われる本綴じ動作とがある。つまり、図6(b),(c)に示すように、用紙集積トレイ23上に用紙5が集積される過程で仮綴じ動作が複数回なされ、最終紙が集積・整合後に本綴じ動作が行われて綴じ処理動作が完了する。このようにして綴じられた用紙束6は、各凹凸歯101,102の形状が用紙5の1枚1枚にくっきりと転写され、用紙5同士が絡み易く結果として強い綴じ力を得ることができる。なお用紙5の集積枚数の管理は、制御部44に設けられた図示しないカウンタの計数に基づいて行われる。
上述の構成によれば、最終紙の集積前に仮綴じ動作を行うことにより、用紙5に各凹凸歯101,102の形状が癖付けされて用紙5への凹凸歯形状の転写が容易となるため、用紙5同士を絡み易くすることができ用紙束6の綴じ力を強固にすることができる。
図7は、本発明の第2の実施形態に用いられる第1の綴じ部7を示している。この第1の綴じ部7は、上述した第1の実施形態における第1の綴じ部25と比較すると、カム107に代えてカム110を用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
カム110はそれぞれ外径が異なる凸部110a,110bを有しており、各凸部110a,110bは互いの位相が180度ずれて配置されている。凸部110aの外径Raと凸部110bの外径RbとはRa>Rbの関係にあり、凸部110aの圧接力Faと凸部110bの圧接力FbとはFa>Fbの関係にある。本実施形態において、カム110を図7において時計回り方向に回転させると凸部110aが下歯アーム103に圧接し、カム110を図7において反時計回り方向に回転させると凸部110bが下歯アーム103に圧接する。この構成において、仮綴じ動作時には用紙5の集積枚数が少ないために用紙綴じ力が弱い凸部110bで圧着を行い、本綴じ動作時には用紙5の集積枚数が多くなるために用紙綴じ力が強い凸部110aで圧着を行う。
上述の構成によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、仮綴じ動作時における用紙綴じ手段の用紙綴じ力を本綴じ動作時に比して軽減することにより、消費電力を低減することができコストダウンを図ることができる。
図8は、本発明の第3の実施形態に用いられる第1の綴じ部8を示している。この第1の綴じ部7は、上述した第1の実施形態における第1の綴じ部25と比較すると、カム107に代えてカム111を用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
カム111はそれぞれ形状が異なる凸部111a,111bを有しており、各凸部111a,111bは互いの位相が180度ずれて配置されている。凸部111aの外周長さLaと凸部111bの外周長さLbとはLa>Lbの関係にあり、カム111を一定の角速度で回転させつつ下歯アーム103を加圧すると、外周長さが短い凸部107bは凸部107aに比して圧接時間が短くなる。本実施形態において、仮綴じ動作時には用紙5の集積枚数が少ないために用紙綴じ時間が短い凸部111bで圧着を行い、本綴じ動作時には用紙5の集積枚数が多くなるために用紙綴じ時間が長い凸部111aで圧着を行う。駆動源には、駆動負荷に応じて出力を変化することが可能なDCモータを用いる。
上述の構成によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、仮綴じ動作時における用紙綴じ手段の用紙綴じ時間を本綴じ動作時に比して短くすることにより、消費電力を低減することができコストダウンを図ることができる。
図9は、本発明の第4の実施形態における第1の綴じ部25,7,8の動作を示すフローチャートである。同図において、用紙5の綴じ枚数が所定値である閾値n1以下の場合には、仮綴じ動作を行うことなく本綴じ動作1回のみで綴じ処理を完了する。ここで閾値n1は、各凹凸歯101,102の最大綴じ枚数に対して十分に少ない枚数に設定されており、制御部44に予め登録されている。制御部44は綴じ枚数を閾値n1と比較して仮綴じ動作の有無を決定する。この構成によれば、第1の綴じ部25,7,8の動作回数を減少させることにより第1の綴じ部25,7,8の動作時に消費される電力を低減することができ、コストダウンを図ることができる。
図10は、本発明の第5の実施形態における第1の綴じ部25,7,8の動作を示すフローチャートである。綴じ動作時に用いられる用紙5の種類が普通紙であれば、第4の実施形態で示したように少枚数時において仮綴じ動作を行わなくとも十分な綴じ力を得ることができるが、用紙5として繊維が細かく絡み合いにくい再生紙や、曲げ剛性が高く凹凸歯形状が転写されにくい厚紙のような特殊紙が用いられる場合には、少枚数であっても十分な綴じ力を得ることが難しい。そこで、このような紙種の用紙5を綴じる場合には、ジョブ指定された枚数に拘わらず用紙集積トレイ23上に集積される用紙5の全数に対して仮綴じ動作を行うことによって綴じ力を確保する。なお紙種の判定については、画像形成装置2の操作部からユーザによって入力された情報や、画像形成装置2内部に設けられた紙種検知センサからの検知情報に基づいて制御部44が判定する。この構成によれば、全ての用紙5に対して仮綴じ動作を行うことで歯型形状を形成することにより、全ての用紙5間で歯型形状が形成された用紙5同士が絡み合い易くなり、綴じ力を強固にすることができる。
図11は、本発明の第6の実施形態における第1の綴じ部25,7,8の動作を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて第6の実施形態を説明する。先ず、集積トレイ23上の用紙5が1枚増えると、制御部44に内蔵されたカウンタにより集積枚数Sに1を加算する(ステップST1)。そして、集積トレイ23上に最終紙が集積済みであり用紙束6が形成されていれば(ステップST2)、本綴じ動作が行われて(ステップST13)動作が完了する。ステップST2において集積トレイ23上に最終紙が集積されていない場合には、集積トレイ23上の集積枚数に応じて仮綴じ動作を行う用紙の枚数n2を選定する(ステップST3〜ST7)。ここで、仮綴じ枚数n2は何枚毎に仮綴じ動作を行うのかを示しており、複数回の仮綴じ動作を行う場合には新たに仮綴じ動作を行う用紙5を仮綴じ済みの用紙束6と重ねた状態で仮綴じ動作を行う。
ステップST3,ST4で集積枚数Sと比較する閾値α,βはそれぞれ最大積載枚数未満の枚数に設定されており、α<βの関係にある。またステップST5,ST6,ST7にて仮綴じ枚数n2に代入される数値x,y,zは仮綴じ動作を何枚毎に行うかを示す数値であり、図12に示すように予め制御部44に記憶されていて集積枚数Sに応じて選択される。x,y,zの関係はx≧y≧zとすることが好ましく、その理由は集積枚数Sが増加するに連れて用紙束6の厚みが厚くなり後から仮綴じされる用紙ほど凹凸歯形状が転写されにくくなるからである。つまりx≧y≧zとして集積枚数Sが増加するに連れて仮綴じ動作の間隔を短くすることにより、用紙5間の綴じ力が用紙束6内において強く均一に保たれるためである。
仮綴じ枚数n2の選定後は、集積枚数Sが仮綴じ枚数n2に達していない場合(ステップST8〜ST10)にはステップST1に戻って集積を継続する。仮綴じ枚数に達していれば仮綴じ動作が行われ(ステップST11)、さらに次の用紙5を受け入れる(ステップST12→ST1)。この一連の動作を繰り返し、最終紙が集積された後に本綴じ動作が行われて(ステップST13)全ての動作が完了する。この構成により、第4の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第6の実施形態の変形例について説明する。制御部44に内蔵された図示しないカウンタで集積枚数Sをカウントし、集積枚数Sが所定枚数n3以下の場合には仮綴じ動作を行わず、所定枚数n3に達した時点から仮綴じ動作を開始する。そして、所定枚数n3以降の仮綴じ動作を全数に対して行うか、所定枚数毎とするかは上述した実施形態と同様である。この構成とすることにより、第1の綴じ部25,7,8の動作回数を必要最小限に止めることで綴じ動作に消費される電力を低減することができ、コストダウンを図ることができると共に必要な綴じ力も確保することができる。
上記実施形態では画像形成装置2としてフルカラー複写機を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置はこれに限られず、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、これ等の複合機等の画像形成装置にも本発明は適用可能である。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 用紙後処理装置
5 用紙
7,8,25 用紙綴じ手段(第1の綴じ部)
23 用紙集積トレイ
特開平7−165365号公報

Claims (10)

  1. 画像形成がなされた用紙に後処理を行う用紙後処理装置であって、
    金属針を用いることなく複数枚の用紙を綴じ処理して冊子を作製する用紙綴じ手段と、用紙を集積する集積トレイと、前記集積トレイ上の用紙枚数を計数する計数手段とを有し、前記集積トレイ上に最終紙が積載される前に仮綴じ動作を行い、前記集積トレイ上に最終紙が積載された後に本綴じ動作を行うことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 請求項1記載の用紙後処理装置において、
    前記仮綴じ動作時における前記用紙綴じ手段による用紙綴じ力が前記本綴じ動作時におけるそれよりも弱いことを特徴とする用紙後処理装置。
  3. 請求項1記載の用紙後処理装置において、
    前記仮綴じ動作時における前記用紙綴じ手段による用紙綴じ時間が前記本綴じ動作時におけるそれよりも短いことを特徴とする用紙後処理装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の用紙後処理装置において、
    綴じ枚数が所定値以下の場合には前記仮綴じ動作を行わないことを特徴とする用紙後処理装置。
  5. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の用紙後処理装置において、
    前記集積トレイ上に用紙が1枚積載される毎に前記仮綴じ動作が行われることを特徴とする用紙後処理装置。
  6. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の用紙後処理装置において、
    前記集積トレイ上の用紙積載枚数に応じて前記仮綴じ動作を行う用紙の枚数を変化させることを特徴とする用紙後処理装置。
  7. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の用紙後処理装置において、
    前記集積トレイ上の用紙積載枚数が所定値以下の場合には前記仮綴じ動作を行わないことを特徴とする用紙後処理装置。
  8. 請求項7記載の用紙後処理装置において、
    前記集積トレイ上の用紙積載枚数が所定値に達した後、前記集積トレイ上に用紙が1枚積載される毎に前記仮綴じ動作が行われることを特徴とする用紙後処理装置。
  9. 請求項7記載の用紙後処理装置において、
    前記集積トレイ上の用紙積載枚数が所定値に達した後、前記集積トレイ上の用紙積載枚数に応じて前記仮綴じ動作を行う用紙の枚数を変化させることを特徴とする用紙後処理装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか1つに記載の用紙後処理装置と、用紙に対して画像形成を行う画像形成手段を備えた画像形成装置とを有することを特徴とする画像形成システム。
JP2012188100A 2012-08-28 2012-08-28 用紙後処理装置及び画像形成システム Active JP5971032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188100A JP5971032B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 用紙後処理装置及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188100A JP5971032B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 用紙後処理装置及び画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014043339A JP2014043339A (ja) 2014-03-13
JP5971032B2 true JP5971032B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=50394907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012188100A Active JP5971032B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 用紙後処理装置及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5971032B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6497904B2 (ja) * 2014-11-25 2019-04-10 キヤノン株式会社 後処理装置及び画像形成システム
US10093121B2 (en) * 2016-07-14 2018-10-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet binding device and sheet post-processing apparatus
CN109476170B (zh) * 2016-07-14 2021-06-29 富士胶片商业创新有限公司 装订设备和图像处理设备
US10358313B2 (en) * 2016-07-14 2019-07-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet processing device and image forming system
US10173387B2 (en) * 2016-07-14 2019-01-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet binding device
JP7073629B2 (ja) * 2017-03-22 2022-05-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 綴じ処理装置および画像形成システム
JP2018158782A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 富士ゼロックス株式会社 記録材綴じ装置
JP7073631B2 (ja) * 2017-03-23 2022-05-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 綴じ処理装置および画像形成システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003189057A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Canon Inc シート処理装置及び画像形成装置
JP4044416B2 (ja) * 2002-09-10 2008-02-06 シャープ株式会社 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP5544969B2 (ja) * 2010-03-26 2014-07-09 富士ゼロックス株式会社 記録材後処理装置および画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014043339A (ja) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5971032B2 (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP6288543B2 (ja) シート処理装置、画像形成システム及び画像形成装置
JP5907408B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP7371457B2 (ja) 後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP2008214104A (ja) 用紙処理装置
JP6032556B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2009029523A (ja) 折り処理装置とこれを備えた装置、及び折り処理方法
JP2014168890A (ja) シート処理装置および画像形成システム
JP2011001165A (ja) 紙折り装置、およびこれを用いた後処理装置
JP5098942B2 (ja) 後処理装置
CN108689213B (zh) 装订处理装置
JP6233679B2 (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2013086881A (ja) シート処理装置、画像形成システム及びシート処理方法
JP2014156349A (ja) 用紙綴じ具、後処理装置及び画像形成システム
JP2011201652A (ja) 記録材処理装置および画像形成システム
JP6065659B2 (ja) 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙束綴じ方法
JP6252265B2 (ja) 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP5796453B2 (ja) 画像形成システム
JP2010173758A (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
JP4404134B2 (ja) 製本システム
JP2014047013A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP2016098094A (ja) 画像形成装置、後処理装置及び画像形成システム
JP5920511B1 (ja) 用紙処理装置および画像形成システム
JP2013249199A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP6428299B2 (ja) 記録材綴じ処理装置、記録材揃え装置、および画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5971032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151